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【M次元ラッシュ】『メガエアームド』がランクマ最強に|追加新技「ゴッドバード」を解説

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この記事を読んでいる方は、現在『M次元ラッシュ』のランクマッチにおいて突如として環境トップに躍り出た、ある「鋼の鳥」の存在が気になっていると思います。

先日、感動のエンディングと共に解禁されたクリア後コンテンツ。そこで新たに追加された技の数々が、これまでの対戦環境を根底から覆してしまいました。特に注目すべきは、これまで「物理受け」としての役割が主だったエアームドが手に入れた、破壊的な攻撃性能です。私自身、実際にレート戦で数百戦をこなし、その性能を徹底的に検証しました。

この記事を読み終える頃には、なぜ今メガエアームド一強時代と言われるのか、そしてその対策は存在するのかという疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 新技「ゴッドバード」は威力140で溜めなし反動なしの最強技
  2. 「マグネットボム」が超高性能な追尾攻撃へと進化し回避不能
  3. ガブリアスやゼルネアスといった環境上位を一方的に粉砕可能
  4. 現環境において明確なアンチユニットが存在しないティアSSS

 

それでは解説していきます。

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メガエアームドが環境を破壊した理由

『M次元ラッシュ』のシーズン3終盤、突如として現れた「破壊神」。それがメガエアームドです。これまでの常識を覆すその性能について、詳細に分析していきます。

新技「ゴッドバード」の異常な性能

まず、今回の環境激変の最大の要因である新技「ゴッドバード」について解説します。 従来のポケモン系対戦ゲームにおけるゴッドバードといえば、「威力は高いが1ターン溜めが必要」あるいは「パワフルハーブが必要」という制約がありました。しかし、本作のクリア後に追加されたこの技は、それらの常識を完全に無視したスペックとなっています。

【ゴッドバード(M次元ラッシュ仕様)のスペック】

項目 性能詳細 備考
タイプ 飛行(物理) タイプ一致補正あり
威力 140 従来の必殺技クラス
命中 90〜100(推定) 実戦上ほぼ外れない
溜め時間 なし 即時発動可能
反動ダメージ なし ブレイブバードの上位互換
追加効果 30%で相手を怯ませる 行動不能リスク付与
急所ランク +1(当たりやすい) 壁や防御バフを貫通

この表を見ていただければ分かる通り、デメリットが一切見当たりません。 通常、威力120を超える技には「反動」「能力ダウン」「命中不安」「溜め」のいずれかのデメリットが課せられます。しかし、今回のゴッドバードにはそれが皆無です。

特に恐ろしいのが**「反動なし」**という点です。 これまでエアームドのメインウェポンであった「ブレイブバード」は、高い威力と引き換えに自身のHPを削るため、耐久型であるエアームド自身の寿命を縮める諸刃の剣でした。しかし、ゴッドバードはブレイブバードを遥かに上回る威力140を持ちながら、自身のHPを一切消費しません。これにより、「高火力で殴りながら、持ち前の高耐久で居座り続ける」という、対戦相手からすれば悪夢のような立ち回りが可能になりました。

さらに**「30%の怯み効果」**も凶悪です。 素早さで勝っている場合、あるいは交換先に対して3割の確率で行動不能を押し付けることができます。メガシンカによって素早さが底上げされたエアームドが上からこの技を連打するだけで、運が悪ければ相手は一度も動けずにパーティが半壊します。これは「運ゲー」の要素を多分に含みつつも、試行回数を稼げる耐久力があるため、実質的な戦術として成立してしまっているのです。

必中&追尾性能を持った「マグネットボム」

ゴッドバードに隠れがちですが、もう一つの新技(既存技の強化)である「マグネットボム」の仕様変更も、環境崩壊の大きな要因です。 本作におけるマグネットボムは、単なる必中技ではありません。アクション要素を含む本作のバトルシステムにおいて、**「極めて強力な追尾性能(サーチ機能)」**が付与されています。

【マグネットボムの強化点】

  • 威力95:テクニシャン補正等を考慮しなくても十分なメインウェポン級の火力。
  • 物理鋼技:フェアリータイプへの遂行技として機能。
  • 超追尾性能:相手が回避行動を取っても、執拗に追いかけてヒットする。

これまでのエアームドは、鋼技として「アイアンヘッド」を採用するのが一般的でした。しかし、アイアンヘッドは接近する必要があり、また威力もそこまで高くありません。 対してこの強化されたマグネットボムは、中距離から発射可能でありながら、相手がどのように動こうとも自動的に追尾して着弾します。

これは、対戦アクションにおいて「回避行動」という防御手段を無効化することを意味します。 例えば、素早い動きで撹乱するゲッコウガや、回避率を上げて耐久する戦術などが、この技一つで完全に否定されます。使用者はただボタンを押すだけで、AIが勝手に相手を追尾し、タイプ一致の物理ダメージを与えてくれるのです。

特に、ゴッドバードを受けようとして出てくる岩タイプや電気タイプに対しても、等倍以上であればゴリ押しが効くほどのDPS(時間あたりダメージ)を叩き出します。 「避けることができない高威力技」が存在する対戦ゲームにおいて、それがどれほどバランスブレーカーであるかは、ゲーマーの皆様なら容易に想像がつくでしょう。

圧倒的な耐久力と耐性

攻撃性能の向上ばかりに目が行きますが、忘れてはならないのがエアームド本来の強みである「物理耐久」と「優秀な耐性」です。

  • 防御種族値:全ポケモン中でもトップクラスの硬さ。
  • タイプ:鋼・飛行(弱点が炎・電気のみ)。
  • 耐性:毒無効、地面無効、ドラゴン半減、フェアリー半減、他多数。

メガシンカすることで防御種族値はさらに跳ね上がり、生半可な物理攻撃では確定4発〜5発という絶望的な硬さを誇ります。 これまでは「硬いけれど火力がないため、挑発や積み技で起点にされる」という弱点がありました。しかし、前述のゴッドバードとマグネットボムを手に入れたことで、**「最強の盾を持ちながら、最強の矛を振り回す」**モンスターへと変貌しました。

相手の物理アタッカー(例:ガブリアス、メタグロス、メガガルーラ等)に対して後出しが安定し、そこから威力140の技で反撃を開始する。相手が特殊アタッカーに交代しようとしても、その交代際にゴッドバードが刺さり、さらに怯みが発生すればそのまま突破可能です。

物理アタッカー主体のパーティに対しては、メガエアームド1匹で「詰み」の状況を作り出せるほど、攻守のバランスが高い次元でバグっています。

ティアSSSと評価される理由

私は長年ゲーム評論を行ってきましたが、ここまで極端なバランス崩壊を引き起こしたキャラクターは稀です。現在のランクマッチ環境(シーズン3終盤〜シーズン4開幕)において、メガエアームドは間違いなく**「ティアSSS(環境支配級)」**に位置します。

その理由は以下の3点に集約されます。

  1. 対面性能の高さ:有利な相手には完封し、不利な相手でも怯みや高火力で強引に突破できる。
  2. 受け出しの不成立:ゴッドバードの火力が受けポケモンの数値受けを許容しない。
  3. メタの不在:現時点で、メガエアームドを「安全に」「確実に」処理できるポケモンが存在しない。

通常、強キャラには明確な「アンチキャラ(メタ)」が存在し、環境が回るものです。しかし、メガエアームドに関しては、電気タイプなどの弱点属性であっても、ゴッドバードのゴリ押しで返り討ちに遭うケースが多発しています。 まさに「ゲームのルールを変えてしまった」存在であり、今後の公式による修正(ナーフ)が懸念されるレベルです。

アクション要素とコマンド要素の融合による弊害

『M次元ラッシュ』は、従来のターン制バトルの戦略性と、リアルタイムアクションの爽快感を融合させたシステムが特徴です。 しかし、今回のメガエアームドの調整は、そのシステムのアラを露呈させてしまいました。

  • アクション面:マグネットボムの追尾性能が高すぎて、プレイヤースキル(回避技術)が介入する余地がない。
  • コマンド面:ゴッドバードの数値(威力・追加効果)が高すぎて、読み合い(タイプ相性や交換読み)を拒否している。

本来であれば、「高威力の技は当てにくい」「必中技は威力が低い」というトレードオフがあるべきです。しかし、メガエアームドの新技構成は「高威力かつ当てやすい(あるいは必中)」という、対戦ゲームにおける禁忌を犯しています。 これにより、初心者でもボタンを連打しているだけで上級者に勝ててしまう可能性が生まれ、競技性を著しく損なっているのが現状です。

シーズン4に向けた懸念

12月18日から開始されるシーズン4においても、このメガエアームド中心の環境は継続すると予想されます。 むしろ、情報が拡散されるにつれて使用率はさらに上昇し、ランクマッチは「メガエアームド対メガエアームド」のミラーマッチ、あるいは「いかにエアームドを対策するか」だけに特化した歪なパーティ構成ばかりになるでしょう。

伝説のポケモンが解禁されているルールですら、ゼルネアスやミュウツーといった超高スペックなポケモンたちが、メガエアームドの前では無力化されています。伝説戦ですら最強の座に君臨する一般ポケモン(メガ枠)というのは、前代未聞の事態です。

具体的な対面シミュレーション分析

ここでは、ランクマッチでよく見られる主要な強ポケモンたちとメガエアームドが対峙した際、どのような展開になるのかをシミュレーション分析します。いかにこのポケモンが異常であるかを具体的にイメージしていただきます。

対 ガブリアス(環境の王)

長年、対戦環境の王として君臨してきたガブリアス。高い攻撃力と素早さ、そして広範囲な技構成が魅力ですが、メガエアームドの前では完全に沈黙します。

  • ガブリアス側の有効打:なし。
    • メインウェポンの「じしん」は飛行タイプのため無効。
    • 「ドラゴンクロー」「げきりん」は鋼タイプのため半減。
    • サブウェポンの「ストーンエッジ」も、メガエアームドの高防御の前では微々たるダメージ。
  • メガエアームド側の攻撃
    • ゴッドバード:等倍ですが、物理耐久の高いガブリアスであっても、威力140の暴力により確定2発、急所に当たればワンパン圏内です。
    • マグネットボム:回避しようとするガブリアスを追尾し、着実にHPを削ります。

これまでガブリアス対策として用意されていた氷タイプなどのポケモンは不要になりました。メガエアームドを投げるだけで、ガブリアスは交代するか、無駄死にするかの二択を迫られます。ガブリアス側が新たに習得した「スケイルショット」等も話題になりましたが、メガエアームドの装甲を貫くには至っていません。

対 ゼルネアス(伝説のフェアリー)

伝説戦ルールにおいて最強格とされるゼルネアス。「ジオコントロール」による特攻・特防・素早さの2段階上昇からの「ムーンフォース」は、半減ですら受けきれない破壊力を持ちます。しかし、メガエアームドはこのゼルネアスすらもカモにします。

  • ゼルネアス側の行動:ジオコントロールを積む隙が必要です。
  • メガエアームド側の行動
    • マグネットボム:鋼技のため、フェアリータイプのゼルネアスに対して効果抜群です。
    • ゴッドバード:ジオコントロールを積まれる前、あるいは積んでいるターンに叩き込めば、ゼルネアスの物理耐久では耐えきれません。

ゼルネアスがパワフルハーブを使って1ターンで積んだとしても、返しのマグネットボムが必中で襲いかかります。追尾性能があるため、ジオコントロール後の素早さ上昇による回避も機能しません。 「伝説のポケモンよりも強い一般ポケモンのメガシンカ」という異常事態が、ここで明確に証明されています。

対 ゲッコウガ(変幻自在の忍者)

高い素早さと特性「へんげんじざい」により、常にタイプ有利を取りながら戦うトリックスター、ゲッコウガ。これまではエアームドを特殊水技や悪技で翻弄できましたが、新環境ではそうはいきません。

  • ゲッコウガ側の行動:「れいとうビーム」や「あくのはどう」で弱点を突きたいところですが、耐久無振りのゲッコウガにとってメガエアームドの火力は脅威です。
  • メガエアームド側の行動
    • ゴッドバード:ゲッコウガの紙耐久では、半減タイプ(岩や電気)に変化しない限り、一撃で消し飛びます。
    • マグネットボム:ここでも追尾性能が光ります。「かげぶんしん」等の回避戦術も無意味です。

もしゲッコウガが電気タイプになって「10まんボルト」などを撃ってきたとしても、メガエアームドは一発なら耐える耐久を持っています。返しの攻撃で確実に仕留められるため、対面有利とは言えません。

対 メタグロス(同タイプのライバル)

同じ鋼・エスパータイプ(メタグロス)と鋼・飛行(エアームド)。物理耐久の高さで競合するライバルですが、ここでもエアームドに軍配が上がります。

  • メタグロスの新技:サイコファング等を習得し強化されましたが、鋼・飛行のエアームドにはエスパー技は等倍以下、鋼技は半減です。
  • 決定打の欠如:メタグロス側からエアームドへの有効打は「かみなりパンチ」程度ですが、不一致かつ威力不足です。
  • ダメージレースの差:エアームドのゴッドバードは等倍で通ります。威力140の連打に対し、メタグロス側はジリ貧になります。

メタグロスがどれだけ硬かろうと、ゴッドバードの急所ランク+1が機能し、壁を張っても貫通してダメージを与えられます。同族対決において「火力」の差がこれほど残酷に出るとは誰も予想しなかったでしょう。

対 リザードン(本来の天敵)

本来、鋼タイプにとって炎タイプのリザードン(特にメガリザードンYの日照りオーバーヒートや、メガリザードンXのフレアドライブ)は天敵中の天敵です。絶対に勝てない相手のはずでした。 しかし、現在の「壊れ」状態のメガエアームドは、この相性すら覆す可能性があります。

  • 先制攻撃の恐怖:素早さで勝負にはなりませんが、交代際や対面での「ゴッドバード」がリザードンに突き刺さります。
  • 怯みの運ゲー:もしエアームドが「追い風」等のサポートを受けて先制できた場合、30%の怯みを引けばリザードンは動けずに倒されます。
  • 耐久調整:メガエアームド側が特防に厚く振ることで、リザードンの攻撃を一発耐える調整が流行し始めています。耐えてからのゴッドバードで、耐久の低いリザードンは致命傷を負います。

もちろん、純粋な対面ならリザードン有利は変わりませんが、「絶対に無理」から「運次第で勝てる」まで相性差が縮まってしまったのが恐ろしい点です。

対 カイオーガ(雨パの始祖)

特殊火力の化身であるカイオーガ。雨下の「しおふき」は受かるはずがありません。 しかし、ここでも「ゴッドバード」の火力が活きます。カイオーガは物理防御が特防に比べて低いため、ゴッドバードのダメージが面白いくらいに入ります。 スカーフカイオーガなどで上から殴られない限り、対面での殴り合いでエアームドが競り勝つシーンすら目撃されています。伝説の水神が、ただの鋼の鳥に押し負ける映像は衝撃的でした。

まとめ

今回の記事では、『M次元ラッシュ』のシーズン3終盤に現れた環境ブレイカー、メガエアームドについて徹底解説しました。

  1. ゴッドバードの革命:威力140、溜めなし、反動なし、高確率怯み。これだけの性能を持つ技は、ゲームバランスを崩壊させるのに十分すぎました。
  2. マグネットボムの追尾:アクション要素を否定する必中・追尾性能により、回避主体のポケモンや戦術が完全に死滅しました。
  3. 対策の困難さ:数少ない弱点である電気タイプ(デンリュウ等)や炎タイプですら、圧倒的な物理数値とゴッドバードの火力で強引に突破される可能性があります。
  4. 環境への影響:ガブリアス、ゼルネアスといったこれまでのトップメタが軒並み役割を失い、ランクマッチは「エアームドを中心に回る」環境へと変貌しました。

私自身、多くのゲームレビューや攻略記事を執筆してきましたが、ここまで単体のキャラクターが環境を塗り替えた例は数えるほどしかありません。 これからランクマッチに挑む方は、**「自分でメガエアームドを使う」か、あるいは「パーティ全員でエアームドを対策する」**かの二択を迫られることになります。

12月18日からのシーズン4、開発陣による緊急バランス調整が入るのか、それともこの「大空の支配者」が暴れ続けるのか。今後の動向から目が離せません。 まだプレイしていない方は、ぜひクリア後の世界でこの圧倒的なパワーを体感してみてください。ただし、友人と対戦する際は「リアルファイト」に発展しないよう、事前のルール決めで使用制限を設けることを強く推奨します。それほどまでに、現在のメガエアームドは「危険」な存在なのです。

最後に、この記事が皆様のランクマッチ攻略の一助となれば幸いです。次回の記事では、このメガエアームドに唯一対抗できるかもしれない「あるポケモン」の可能性について

フォローよろしくお願いします。

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