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【ポケモンZA】ランクマ用グレンアルマの努力値の振り方|おすすめの調整方法を徹底解説

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編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、ポケモンレジェンズZAのDLC「M次元ラッシュ」におけるランクマッチで、グレンアルマをどう活躍させるべきか、具体的な努力値調整に悩んでいることと思います。

この記事を読み終える頃には、現在の環境に刺さるグレンアルマの最適な育成論と運用方法の疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 特性「くだけるよろい」を活かした高速アタッカー運用が最強
  2. 環境トップのメガセグレイブ対策としての物理耐久調整が鍵
  3. 専用技「アーマーキャノン」と「サイコショック」の使い分けが勝率を左右する
  4. テラスタル廃止環境下でのタイプ一致火力の押し付けが重要

 

それでは解説していきます。

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グレンアルマの基礎ステータスと「M次元ラッシュ」環境での立ち位置

ポケモンZAのDLC「M次元ラッシュ」が配信され、ランクマッチの環境は激変しました。 特にメガシンカポケモンの再来により、火力のインフレが加速しています。 その中で、パルデア地方出身のグレンアルマがなぜ今、注目されているのか。 まずは基礎データを分析し、この過酷な環境での強みを再確認します。

種族値から見るグレンアルマのポテンシャル

グレンアルマの種族値は以下の通りです。

ステータス 数値 順位 評価
HP 85 104位 平均的だが、工夫次第で耐えるライン。
攻撃 60 366位 不要。A0個体を粘るのが理想。
防御 100 96位 物理耐久は高水準。これが現環境で生きる。
特攻 125 77位 非常に高い。特殊アタッカーとして一級品。
特防 80 206位 平均的。過信は禁物。
素早さ 75 222位 激戦区。調整次第で抜ける範囲が変わる重要ライン。
合計 525 153位 無駄のない配分。

特筆すべきは特攻125防御100です。 物理偏重のメガシンカ勢が多いZA環境において、物理攻撃を一度耐えてから反撃、あるいは特性を発動させて全抜きを狙うスタイルが確立されています。 素早さ75族という数値は、決して速くはありませんが、スカーフや特性、トリックルームといったギミックと組み合わせることで、環境を支配するスペックを秘めています。

特性「くだけるよろい」と「もらいび」の選択

グレンアルマには非常に強力な特性が存在します。 ランクマッチでの採用率は「くだけるよろい」が圧倒的ですが、パーティ構築によっては「もらいび」も候補に入ります。

  • くだけるよろい(隠れ特性)
    • 効果: 物理技を受けると、防御が1段階下がり、素早さが2段階上がる。
    • 評価: 本作のランクマにおけるメインウェポン。
    • 物理耐久100を活かして一発耐え、Sを2段階上昇(実数値2倍)させて上から制圧する動きが基本です。
    • 「じゃくてんほけん」や「きあいのタスキ」との相性が抜群です。
  • もらいび
    • 効果: 炎技を受けるとダメージを無効化し、自分の炎技の威力が1.5倍になる。
    • 評価: 炎技の一貫性を切るためのサイクル戦向け。
    • コータスなどの晴れパ運用や、相手のメガリザードンY(仮定)などの炎技読みで後出しする場合に採用されます。

【決定版】ランクマ用グレンアルマのおすすめ努力値調整

ここからは、実際に私がランクマッチで使用し、好成績を収めている具体的な努力値(きそポイント)の配分を紹介します。 仮想敵や運用方法に合わせて、以下の3つの型から選択してください。

① くだけるよろい特化:CSぶっぱ型(初心者〜中級者向け)

最もシンプルかつ強力な、対面性能と抜き性能を重視した型です。 「きあいのタスキ」や「じゃくてんほけん」を持たせ、物理アタッカーに対して後出し、あるいは対面から展開します。

【性格・努力値配分】

項目 内容 詳細
性格 ひかえめ (特攻↑ 攻撃↓) 火力絶対主義。
HP (H) 4 奇数調整。
攻撃 (A) 0 イカサマ対策で低いほど良い。
防御 (B) 0
特攻 (C) 252 極振り。
特防 (D) 0
素早さ (S) 252 極振り。+2で最速ドラパルト抜きまで意識。

【調整の意図】 何も考えずに強いのがこの構成です。 性格を「おくびょう(素早さ↑)」にするか「ひかえめ(特攻↑)」にするかが議論になりますが、「くだけるよろい」発動後はSが2倍になるため、性格補正なしでも実数値250を超えます。 これは、環境に存在するほぼ全てのポケモンのスカーフ持ちすら抜ける数値です。 そのため、火力を最大化できる「ひかえめ」を推奨しています。

  • Sラインの目安:
    • 準速(S252振り)実数値:127
    • 特性発動後(+2):254
    • これにより、最速メガプテラやスカーフガブリアスの上を取れます。

② 耐久調整:HBベース弱点保険型(上級者向け)

環境に多い「メガセグレイブ」や「メガガルーラ」などの物理アタッカーの攻撃を確実に耐え、返しの一撃で葬るための調整です。 「CSぶっぱだと、等倍の高火力物理技で即死する」という事故を防ぎます。

【性格・努力値配分】

項目 内容 詳細
性格 ひかえめ (特攻↑ 攻撃↓)
HP (H) 164 16n-1調整(定数ダメージ最小化)。
攻撃 (A) 0
防御 (B) 148 メガセグレイブの地震確定耐え調整。
特攻 (C) 196 余りを火力へ。H252振りサーフゴー確1ライン確保。
特防 (D) 0
素早さ (S) 0 特性発動で補うため無振り。

【調整の意図】 この調整の肝は、物理耐久を厚くすることで「くだけるよろい」の発動機会を確実に作り出すことです。 HPと防御に割くことで、本来なら倒されてしまう「タイプ不一致の地震」や「ストーンエッジ」を耐えることができます。 被弾して特性発動→弱点保険発動→C2段階上昇・S2段階上昇という「白い悪魔」が誕生します。

③ トリックルーム始動&エース型(変則運用)

グレンアルマは素早さ種族値75と中途半端ですが、これを逆手に取った「冷静(素早さ↓)」最遅運用も強力です。 特にダブルバトルや、高速環境へのアンチテーゼとして機能します。

【性格・努力値配分】

項目 内容 詳細
性格 れいせい (特攻↑ 素早さ↓) 最遅個体(S個体値0)推奨。
HP (H) 252 ぶっぱ。
攻撃 (A) 0
防御 (B) 4
特攻 (C) 252 ぶっぱ。
特防 (D) 0
素早さ (S) 0 最遅。

【調整の意図】 自身で「トリックルーム」を展開し、そのまま「アーマーキャノン」や「ワイドフォース(サイコフィールド下)」で制圧します。 この場合、特性は「くだけるよろい」ではなく「もらいび」の方が安定します(物理を受けてSが上がるとトリル下で先制できなくなるため)。

グレンアルマの技構成と採用理由の深掘り

努力値調整が決まったら、次は技構成です。 M次元ラッシュの環境に適応するための優先順位を解説します。

確定枠(ほぼ必須)

  1. アーマーキャノン (炎 / 特殊 / 威力120 / 命中100)
    • 解説: 専用技にして最強のメインウェポン。
    • 使用後に防御・特防が下がりますが、このデメリットは「どうせ倒される前に倒す」「タスキで耐える」前提なら無視できます。
    • 命中100の威力120技というのは破格の性能です。「オーバーヒート」と違い連発が可能ですが、耐久ダウンには注意が必要です。
  2. サイコキネシス (エスパー / 特殊 / 威力90 / 命中100) or サイコショック
    • 解説: タイプ一致のサブウェポン。
    • 選択基準:
      • サイコキネシス: 安定した高火力。Dダウンの追加効果も優秀。
      • サイコショック: 特殊受け(ハピナス、ラッキー、チョッキヌメルゴン)を意識するならこちら。相手の防御でダメージ計算を行うため、特殊アタッカーでありながら物理方面への打点を持てます。環境に特殊受けが多い現在は「サイコショック」の優先度が高いです。

準確定枠(環境に合わせて選択)

  1. はどうだん (格闘 / 特殊 / 威力80 / 必中)
    • 解説: 炎・エスパーの範囲を補完する最高のサブウェポン。
    • 悪タイプ(サザンドラ、ドドゲザン)や岩タイプ(バンギラス)への打点として必須級です。
    • 特に「きあいだま」と違い必中である点が、安定を求めるランクマでは評価されます。
  2. めいそう (変化技)
    • 解説: 特攻と特防を1段階上げる積み技。
    • 有利対面で積み、崩し性能を底上げします。H振り型や壁構築と相性が良いです。

選択枠(ギミック・補完)

  • こらえる: 「くだけるよろい」+「じゃくてんほけん」や「イバンのみ」のコンボを確実に決めるために採用されます。ダイマックスがない今作では、相手のダイウォールを透かす必要がないため、純粋な延命・発動用として機能します。
  • みちづれ: 読まれにくい変化球。S上昇後に、相手の切り札を無理やり持っていく動きが凶悪です。タマゴ技である点に注意。
  • エナジーボール: 重い水タイプ(ラグラージ、トリトドン、ロトム)への打点。
  • ワイドフォース: イエッサン♂♀と組ませる場合(サイコフィールド下)は、サイコキネシスの代わりに確定枠に入ります。威力・範囲ともに最強クラスです。

M次元ラッシュ環境における立ち回りと注意点

努力値と技が決まったところで、実戦での立ち回りをシミュレーションします。

対 メガセグレイブ・メガガルーラ(物理アタッカー)

環境トップの物理アタッカーに対しては、**「後出しは厳禁」**です。 いくらB100とはいえ、メガシンカポケモンの火力は受け出しできる数値ではありません。 基本は死に出し、または対面操作で無傷で場に出し、「タスキ」や「耐久調整」を盾に「くだけるよろい」を発動させる動きを徹底してください。 Sさえ逆転してしまえば、「アーマーキャノン」や「はどうだん」で上から処理が可能です。

テラスタルのない世界での役割

M次元ラッシュ(ZA)では、パルデアのようなテラスタルによるタイプ変更がありません(という想定の環境)。 つまり、**「4倍弱点を消すことができない」**というリスクが常に付きまといます。 グレンアルマの場合、水、地面、岩、ゴースト、悪と弱点はメジャーどころばかりです。 「相手がテラスタルしてくるかも」という読み合いが発生しない分、純粋な種族値とタイプ相性の知識、そしてダメージ感覚が勝敗を分けます。 「このHPなら地震を耐える」という確信を持てるかどうかが、先ほど紹介した耐久調整の真価です。

相性の良い味方(パートナー)

  1. イエッサン♂・♀:
    • 特性「サイコメイカー」でサイコフィールドを展開。
    • グレンアルマの「ワイドフォース」の火力を1.5倍×1.3倍にし、さらに先制技(ふいうち、かげうち)を無効化します。
    • グレンアルマにとって最大の天敵である先制技を封じられるのは大きすぎます。
  2. サザンドラ:
    • 相性補完に優れたパートナー。
    • グレンアルマが苦手なゴースト・悪をサザンドラが受け、サザンドラが苦手な格闘・フェアリーをグレンアルマが受ける関係(相性補完)が成立しています。
  3. オーロンゲ:
    • 「壁貼り」サポート。
    • リフレクター・ひかりのかべを展開することで、グレンアルマの耐久調整ラインを擬似的に引き上げ、強引に「めいそう」を積む隙を作ります。

ダメージ計算による実数値の確認

最後に、主要な仮想敵に対するダメージ計算を記載しておきます。 育成の際の指標にしてください。 ※個体値は全て最高(31)、Cは252振り補正ありで計算。

【攻撃面】

  • アーマーキャノン
    • H252 サーフゴー:確定1発 (135%〜)
    • H4 メガガルーラ:確定2発 (78%〜92%) ※おやこあい等考慮せず
    • H252 輝石ポリゴン2:乱数2発 (45%〜53%)
  • はどうだん
    • H252 バンギラス(砂嵐下):確定2発 (60%〜72%) ※4倍弱点だが砂補正で耐えられる可能性あり。
    • H4 サザンドラ:確定2発 (75%〜88%)
  • サイコショック
    • H252 ハピナス:乱数2発 (48%〜57%) ※ステルスロック込みで確定2発圏内。

【防御面】(HB調整個体の場合)

  • 被ダメージ
    • A252 陽気ガブリアス じしん:確定耐え (83%〜98%)
    • A252 意地っ張りメガガルーラ すてみタックル:確定耐え
    • C252 臆病ゲンガー シャドーボール:確定耐え (80%〜94%) ※D無振りでもHP振りのおかげで耐える場合がある。

まとめ

今回は、ポケモンZA「M次元ラッシュ」におけるランクマッチ用グレンアルマの努力値調整について解説しました。

  1. 特性「くだけるよろい」を軸にしたS操作が最強の勝ち筋。
  2. 努力値は「CSぶっぱ」か、環境メタの「HBベース」の二択。
  3. 技構成は「アーマーキャノン」「サイコショック」「はどうだん」が黄金比。
  4. 物理耐久を過信せず、死に出しからの全抜きを狙う運用を心がける。

グレンアルマは、見た目のカッコよさだけでなく、調整次第で環境トップメタすら狩れるポテンシャルを持っています。 ぜひ、この記事を参考に、あなただけの最強のグレンアルマを育成して、ランクマッチの頂点を目指してください。

戦場でお会いしましょう。

筆者情報

桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。

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