編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、シーズン3で解禁された御三家の専用技が、ランクマッチの環境をどのように破壊しているのか。
そして具体的にどのポケモンを使えば勝てるのかが気になっていると思います。
特に「ブラストバーン」や「メテオビーム」といった超火力技の飛び交う現環境において、立ち回りに迷走している方も多いのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、マフォクシーやアマルルガといった注目ポケモンの真の強さを理解し、明日からのランクマッチで勝ち抜くための具体的な戦術と、環境に対する疑問が解決しているはずです。
- マフォクシーの「ブラストバーン」は広範囲・超火力で環境トップの制圧力を持つ
- アマルルガの「メテオビーム」は発動時特攻上昇の仕様により遠距離砲台として覚醒した
- 水御三家技「ハイドロカノン」は挙動に難があり、炎・草技に比べて採用率が低い
- 環境にはガブリアスやゼルネアスが多いが、新技を活用することで十分に渡り合える
それでは解説していきます。
M次元ラッシュにおける「究極技」の衝撃と環境変化
シーズン3で訪れた「破壊」の波
『ポケモンレジェンズZ-A』(以下、ポケモンZA)のランクマッチ、通称「M次元ラッシュ」もシーズン3を迎え、プレイヤーたちの熱気は最高潮に達しています。
これまでのシーズン1、シーズン2では、基本的な立ち回りやポケモンの基礎スペックが勝敗を分ける要因となっていました。
しかし、今回のアップデートで解禁された「御三家専用技」の実装は、これまでの慎重な読み合い主体の環境を一変させました。
まさに「破壊」と呼ぶにふさわしい火力のインフレーションが起きています。
私が今回、特に注目しているのは、これまでのバランス型の環境を根底から覆すような、一撃必殺級の大技の応酬です。
多くの方が「ランクマが無双ゲーになった」「技を撃ったもん勝ち」という感想を抱くのも無理はありません。
しかし、この混沌とした状況こそが、本作のアクション性を極限まで高めているとも言えます。
これまでは温存されがちだったゲージやリソースを、いかにして強力な「究極技」に変換し、相手を盤面から消し去るか。
その駆け引きの面白さは、シリーズを通しても随一と言えるでしょう。
なぜ今、御三家技がこれほどまでに注目されるのか
これまでの環境を支配していたのは、いわゆる「600族」や「伝説のポケモン」たちでした。
高い種族値を背景にした安定した強さは、確かに脅威です。
しかし、今回解禁された御三家の究極技――「ブラストバーン」「ハイドロカノン」「ハードプラント」――は、威力150という破格の数値を誇ります。
これは、単純なステータスの差を技の威力だけで覆せる可能性を秘めていることを意味します。
特に本作のアクション要素と相まって、技の「範囲」や「挙動」が勝敗に直結するようになりました。
単に威力が高いだけでなく、画面の半分を覆うような攻撃判定や、相手の回避を許さない追尾性能など、技ごとの個性が際立っています。
開発陣が意図的に「御三家を環境の主役にしよう」という強い意志を持って調整したことが伺えます。
伝説ポケモンたちが闊歩する戦場で、旅のパートナーである御三家たちが必殺の一撃を放ち、神々を屠る。
このカタルシスこそが、今シーズンの最大の魅力であり、多くのプレイヤーが御三家育成に走る理由なのです。
アクションバトルにおける「溜め技」のリスクとリターン
本作のバトルシステムにおいて、「溜め技(チャージスキル)」は常にハイリスク・ハイリターンな存在でした。
足を止めることは、すなわち死を意味するからです。
しかし、今回追加された究極技たちは、その「溜め」のリスクを補って余りあるリターンを持っています。
例えば、溜め動作中に発生するアーマー判定や、発動後の硬直をキャンセルできるテクニックなど、プレイヤーの技量次第でリスクを最小限に抑えることが可能です。
また、味方のサポート――例えば「リフレクター」や「ひかりのかべ」、あるいは状態異常による足止め――と組み合わせることで、安全に溜め時間を確保する「陣形」の概念が重要になってきました。
単独で無双するのではなく、チーム全体で「誰に究極技を撃たせるか」を組み立てる戦略性が求められています。
この点が、単なる「ぶっ放しゲー」に留まらない、本作の奥深さを生み出しているのです。
炎の支配者マフォクシーと「ブラストバーン」の脅威
画面を焼き尽くす「威力150」の制圧力
今回、私が最も高く評価し、実際にランクマッチで愛用しているのがマフォクシーです。
そして、その強さの根源にあるのが炎の究極技「ブラストバーン」です。
この技の特筆すべき点は、何と言ってもその異常なまでの攻撃範囲の広さにあります。
テキストベースの表現では伝わりにくいかもしれませんが、実際に画面で見ると、発動した瞬間に「あ、これは逃げられない」と悟るレベルです。
少し長めの詠唱モーションの後、ターゲットした対象の周辺一帯を紅蓮の炎が包み込みます。
その判定は、従来の範囲攻撃技である「なみのり」や「じしん」と比較しても一回り以上大きく、画面の端にいる相手すら巻き込むことがあります。
威力150の範囲攻撃が、回避困難な広さで襲ってくる。
これは集団戦において最強の兵器となります。
敵が固まっている場所に撃ち込めば、それだけで戦況がひっくり返るポテンシャルを秘めています。
「めいそう」とのコンボが生む確殺ラインの変化
マフォクシーの恐ろしさは、単発の火力だけではありません。
彼女(彼)は優秀な積み技である「めいそう」を習得します。
特攻と特防を同時に一段階上昇させるこの技と、威力150のブラストバーンを組み合わせた時の火力指数は、まさに破壊的です。
具体的なダメージ計算を行ってみました。
環境に多い、耐久無振りのゼルネアスに対し、瞑想1積みからのブラストバーンを撃ち込んだ場合、乱数で一撃(約42%の確率で瀕死)となります。
あの高耐久かつフェアリーオーラで特殊耐久も底上げされがちなゼルネアスを、等倍相性で吹き飛ばす可能性があるのです。
さらに、ミュウツーのような耐久が並程度の伝説ポケモンであれば、瞑想を積んでいればほぼ間違いなく確定一撃で沈めることができます。
遠距離から安全に、かつ一撃で敵のエースを排除できるスナイパーのような運用が可能なのです。
これは、これまでの炎タイプアタッカーであるリザードンやシャンデラには真似できない、マフォクシーだけの特権と言えるでしょう。
「熱風」との使い分けによる死角なき立ち回り
もちろん、ブラストバーンにも弱点はあります。
それはクールダウン(CT)の長さと、発動後の硬直です。
連発がきかないため、外した時のリスクは甚大です。
そこで重要になるのが、サブウェポンとして採用される「ねっぷう」の存在です。
熱風はブラストバーンほどの威力はありませんが、クールダウンが短く、小回りが利きます。
また、本作の熱風は座標指定型の攻撃となっており、敵の位置をサーチして攻撃判定が発生するため、動き回る相手に対しても当てやすいという特徴があります。
私のプレイスタイルとしては、普段は熱風で牽制しつつ相手の体力を削り、相手が隙を見せたり、回避リソースを吐いた瞬間に本命のブラストバーンを叩き込む、という運用をしています。
「小回りの熱風」と「必殺のブラストバーン」。
この二つの炎技を使い分けることで、マフォクシーは近距離から遠距離まで、あらゆるレンジで敵に圧力をかけ続けることができるのです。
メガ進化の「無敵時間」を利用した攻防テクニック
ブラストバーンを当てる上で、最も警戒すべきは相手の「メガ進化」です。
本作では、メガ進化を行う瞬間に短い無敵時間が発生します。
上級者は、相手の大技に合わせてメガ進化を行い、ダメージを無効化するというテクニックを駆使してきます。
特にガブリアスやルカリオといった、接近戦を得意とするポケモンの使い手は、このタイミングを見極めるのが非常に上手いです。
こちらがブラストバーンチャージのモーションに入ったのを見てから、メガ進化で突っ込んでくる。
これをやられると、こちらは硬直中に手痛い反撃を受けることになります。
対策としては、あえてブラストバーンを見せ技として使い、相手のメガ進化を誘発させてから、味方にカバーしてもらう、あるいはキャンセル可能なタイミングでフェイントを入れるといった高度な読み合いが必要になります。
しかし、裏を返せば、相手に「メガ進化を切らせる」圧力をかけられるということでもあります。
存在自体が相手のリソースを削る、それが今のマフォクシーなのです。
意外な伏兵アマルルガと「メテオビーム」の革命
特殊岩アタッカーとしての唯一無二の価値
マフォクシーと並んで、今シーズン私が強く推したいのがアマルルガです。
一見すると、岩・氷というタイプは弱点が多く(格闘・鋼が4倍)、ランクマッチでは使いにくい印象を持つかもしれません。
しかし、彼女にはそれを補って余りある強力な武器が与えられました。
それが「メテオビーム」です。
岩タイプの特殊高威力技であるメテオビームをタイプ一致で撃てるポケモンは、現環境ではアマルルガとキラフロルくらいしか存在しません。
物理偏重になりがちな岩タイプの中で、特殊アタッカーとして運用できる点は非常に貴重です。
特に、環境に多い飛行タイプ(イベルタル、サンダー、ファイアローなど)に対して、物理受けを許さずに大ダメージを通せる点は、構築の補完枠として非常に優秀です。
「発動時特攻上昇」という仕様の悪用
メテオビームの恐ろしさは、その追加効果にあります。
「1ターン溜めて、2ターン目に攻撃すると同時に特攻(C)が上がる」というのが本来の仕様ですが、本作のアクションバトルにおいては、「技の発動モーションに入った時点でC上昇判定が発生する」という仕様になっています。
これが何を意味するか。
つまり、相手が攻撃を回避しようが、防御しようが、あるいは技が中断されようが、撃つ動作さえすれば自身の火力が上がるということです。
これにより、アマルルガは「撃てば撃つほど強くなる固定砲台」として機能します。
初弾を外しても、次弾は上がった特攻から繰り出されるため、相手にとっては避けても避けても状況が悪化していくという悪夢のような展開を強いることができます。
また、射程距離も非常に長く、スナイパーライフル並みの遠距離から一方的に攻撃可能です。
相手の視界外から飛んでくる高威力の岩石は、回避困難な初見殺し技としても機能します。
4倍弱点を克服する「壁張り」戦術の重要性
とはいえ、アマルルガの耐久面、特に耐性の脆さは無視できない課題です。
ガブリアスの「アイアンヘッド」や、ルカリオの「インファイト」を食らえば、どんなに耐久に振っていても一撃で蒸発します。
そこで必須となるのが、「リフレクター」と「ひかりのかべ」の採用です。
アマルルガ自身がこれらの壁技を覚えるため、初手で壁を展開し、自身の耐久を擬似的に倍増させてから殴り合うというスタイルが確立されています。
また、味方に壁を張れるポケモン(例えばクレッフィやニャオニクス)を入れて、アマルルガを介護する構築も強力です。
「弱点が多いなら、受けるダメージを減らせばいい」というシンプルな発想ですが、壁下のアマルルガは驚くほどしぶとく、相手の計算を狂わせることができます。
特に物理環境である現シーズンにおいて、リフレクターの恩恵は計り知れません。
対イベルタル最終兵器としてのポテンシャル
今シーズン、多くのプレイヤーを苦しめているのが伝説のポケモン「イベルタル」です。
その高い耐久と吸収技「デスウイング」によるゾンビ性能は、半端な火力では突破不可能です。
しかし、アマルルガはこのイベルタルに対して「完全回答」を持っています。
氷技(フリーズドライやれいとうビーム)で弱点を突けるだけでなく、岩技(メテオビーム)でも弱点を突けます。
さらに、イベルタルの主力である悪・飛行技をアマルルガは等倍以下で受けることができるため、タイプ相性において圧倒的な有利を誇ります。
実際にランクマッチでイベルタルと対面した際も、相手が逃げ回る中、メテオビームで撃ち落とすシーンが多々ありました。
「イベルタルに親を殺されたのか」と言われるほどの執拗なメタ性能を持っています。
イベルタル対策に困っている方は、ぜひアマルルガを育成してみてください。
御三家技3種の比較と「ハイドロカノン」の悲劇
炎:最強の範囲制圧「ブラストバーン」
前述の通り、ブラストバーンは「範囲」「威力」「当てやすさ」の三拍子が揃った最強の技です。
熱風との組み合わせで隙がなく、現状の御三家技の中では頭一つ抜けた性能を誇ります。
使用感としても、敵をまとめて焼き払う爽快感が強く、初心者から上級者まで幅広くおすすめできる技です。
草:堅実な収束攻撃「ハードプラント」
草タイプの御三家(ブリガロンやジュカインなど)が使用できる「ハードプラント」も、ブラストバーンに次いで優秀な技です。
この技は、発動すると巨大な植物の根が地面から突き出し、円錐状に収束しながら敵を攻撃します。
ブラストバーンほどの広範囲ではありませんが、攻撃判定の密度が高く、一度捕らえた敵を逃がさない拘束力があります。
特にブリガロンのような耐久型のポケモンが使う場合、相手の動きを制限しつつ大ダメージを与える手段として重宝します。
ただ、草タイプ自体が通りにくい環境(飛行や炎が多い)であるため、技の性能は良いものの、環境的な向かい風を受けているのが現状です。
水:なぜ選ばれないのか?「ハイドロカノン」の現状
一方で、水タイプの御三家(ゲッコウガやカメックスなど)が使う「ハイドロカノン」は、残念ながら現状では「ハズレ技」という評価を下さざるを得ません。
ブラストバーンやハードプラントが「座標指定型」や「範囲発生型」であるのに対し、ハイドロカノンはなぜか「弾道型」の挙動をしています。
巨大な水球を前方に発射するのですが、その挙動はまるで「巨大なダストシュート」のようです。
弾速が遅く、見てから回避が容易である上に、着弾点での爆風範囲もそこまで広くありません。
動いている相手に直撃させるのは至難の業です。
ゲッコウガのような高機動ポケモンで、足を止めて当てにくい水球を撃つという行為自体が噛み合っていません。
「なみのり」や「ハイドロポンプ」の方が使い勝手が良い場面が多く、せっかくの専用技が採用されないという悲しい事態になっています。
今後のアップデートで、弾速の向上や追尾性能の付与などの修正が待たれるところです。
ランクマ環境考察:トップメタへの回答
「ガブゼルネグロス」環境の正体
現在のM次元ラッシュ上位帯は、通称「GZG(ガブリアス・ゼルネアス・メタグロス)」と呼ばれる3体が中心に回っています。
- ガブリアス: 高い機動力と火力、メガ進化による突破力。
- ゼルネアス: 「ジオコントロール」による全抜き性能。
- メタグロス: 圧倒的な物理耐久と鋼タイプの耐性。
この3体は非常に完成された強さを持っていますが、今回紹介したマフォクシーとアマルルガは、この環境に風穴を開ける可能性を持っています。
マフォクシーはメタグロスを焼却でき、ゼルネアスとも撃ち合えます。
アマルルガはガブリアスに対して4倍弱点の氷技(フリーズドライ等)で圧力をかけられます(ただし逆に4倍弱点を突かれるので、壁やタスキが必須)。
環境トップに対して、一方的に不利を取るのではなく、「読み合い次第で勝てる」あるいは「役割破壊ができる」という立ち位置にいるのが、今のこの2体の面白さです。
ミミッキュ「ばけのかわ」弱体化の影響
シーズン3のもう一つの大きな変更点は、ミミッキュの特性「ばけのかわ」の仕様変更です。
これまでは一定時間経過で復活していた「ばけのかわ」が、「1試合につき1回のみ発動」という制限が課せられました。
これにより、とりあえずミミッキュを出しておけば安心、という思考停止プレイは通用しなくなりました。
この変更は、高火力技を「一度だけ」確実に防ぐストッパーとしての役割をミミッキュに残しつつ、過度な生存能力を削ぐ良調整だと感じます。
結果として、ミミッキュに頼りきりだったパーティが減少し、より多様なアタッカーが活躍できる土壌が整いました。
マフォクシーのブラストバーンも、皮さえ剥がせばミミッキュを消し炭にできます。
バイバニラ等、マイナーポケモンの意外な台頭
環境の変化に伴い、意外なポケモンが評価を上げています。
例えばバイバニラ。
これまでネタ枠と思われがちでしたが、「ラスターカノン」を持たせてフェアリー(ゼルネアス)対策をしたり、「まもる」を駆使して相手のブラストバーンやメテオビームを透かすといった、テクニカルな運用で結果を残すプレイヤーが現れています。
特にアマルルガ対策として、鋼技を持つバイバニラが機能する場面も見られました。
「強い技には、それを透かす動きで対抗する」。
この基本が徹底されているプレイヤーが、マイナーポケモンでも上位に食い込んでいます。
ランクマッチは単なる種族値の暴力ではなく、知恵と工夫の場であることを再認識させられます。
| ポケモン | 主力技 | 環境での役割 | 有利な相手 | 不利な相手 |
|---|---|---|---|---|
| マフォクシー | ブラストバーン | 特殊範囲アタッカー | メタグロス、ゼルネアス | ガブリアス、バンギラス |
| アマルルガ | メテオビーム | 特殊固定砲台 | イベルタル、サンダー | メタグロス、ルカリオ |
| ガブリアス | 地震/ドラクロ | 万能物理エース | マフォクシー、アマルルガ | トゲキッス、クレセリア |
| バイバニラ | フリドラ/ラスカ | 特定メタ/攪乱 | ガブリアス、ゼルネアス | 炎タイプ全般 |
実践!勝率を上げるための立ち回り講座
クールダウン管理とフォーカスシステムの極意
このゲームで勝つために最も重要なのは、技のクールダウン(CT)管理です。
特にブラストバーンのような大技はCTが長いため、撃った後の数秒間は無防備になります。
「今、相手の主力技はCT中か?」を常に意識し、相手が技を撃ち尽くした瞬間に攻め込むのが鉄則です。
また、本作特有の「フォーカスシステム(ロックオン)」も重要です。
ブラストバーンや熱風は、フォーカスした相手を中心に発生します。
混戦の中で、的確に狙いたい相手(例えば瀕死に近い敵や、回復役)にフォーカスを切り替える技術が求められます。
近づきすぎると被弾のリスクが増えますが、マフォクシーの場合、「近づかないとブラストバーンの範囲に捉えられないが、近づくと危険」というジレンマがあります。
この距離感、「死のライン」を見極める嗅覚を養うことが、ランクアップへの近道です。
状態異常「やけど」の重要性が増した背景
DLCでの「ねっとう」追加や、炎技の採用率上昇により、「やけど」状態にする機会が増えました。
やけどはスリップダメージだけでなく、物理攻撃力を半減させる効果があります。
ガブリアスやメタグロスといった物理環境において、この効果は絶大です。
マフォクシーを使う際は、積極的にやけどを狙っていく立ち回りが有効です。
「おにび」を採用するスペースは厳しいかもしれませんが、熱風やブラストバーンの追加効果で運よくやけどを引ければ、その時点で物理アタッカーを機能停止に追い込めます。
「状態異常は見逃しがち」というプレイヤーも多いですが、HPバーの下に表示されるアイコンを常にチェックし、やけど状態の敵には強気に前に出る、といった判断ができるようになりましょう。
おすすめ構築例:マフォクシー×アマルルガ軸
最後に、私が現在使用している構築の一例を紹介します。
- マフォクシー(エース1): ブラストバーン / ねっぷう / めいそう / まもる
- 持ち物:たつじんのおび or いのちのたま
- 役割:範囲殲滅。瞑想を積んでからの破壊担当。
- アマルルガ(エース2): メテオビーム / フリーズドライ / リフレクター / まもる
- 持ち物:きあいのタスキ or じゃくてんほけん
- 役割:対飛行、対ドラゴン。壁張りサポート兼サブアタッカー。
- ガブリアス(遊撃): じしん / ドラゴンクロー / つるぎのまい / アイアンヘッド
- 持ち物:ガブリアスナイト
- 役割:物理枠。マフォクシーたちが苦手な特殊受けを崩す。
この3体の相性補完は非常に優れています。
アマルルガが苦手な鋼・格闘はマフォクシーが受け持ち、マフォクシーが苦手な水・岩・地面はアマルルガ(フリドラ)やガブリアスがカバーします。
特にアマルルガのリフレクターがあることで、マフォクシーが瞑想を積む隙を作りやすくなるシナジーが強力です。
「相性補完の良い2体+最強の物理エース」という構成は、シンプルながら非常に奥が深く、使いこなせばランクマ上位も夢ではありません。
まとめ
M次元ラッシュのシーズン3は、まさに「大怪獣バトル」の様相を呈しています。
繊細な読み合いも大切ですが、時には圧倒的な火力で全てをねじ伏せる爽快感も、このゲームの醍醐味です。
マフォクシーの「ブラストバーン」で敵チームを壊滅させた時の高揚感。
アマルルガの「メテオビーム」で遥か彼方の敵を撃ち落とした時の達成感。
これらは、今シーズンでしか味わえない特別な体験です。
今回の記事のポイントをまとめます。
- ブラストバーンは瞑想と合わせることで伝説すら一撃で葬るポテンシャルを持つ
- メテオビームは撃つだけで特攻が上がる仕様により長期戦で無類の強さを発揮する
- アマルルガ運用時はリフレクター等の壁技で4倍弱点をケアすることが必須である
- 水御三家のハイドロカノンは現状不遇であり今後のアップデートに期待したい
環境は日々進化しています。
今日紹介した戦術が明日には対策されているかもしれません。
しかし、その対策をさらに超えていくのがゲーマーの性というものです。
皆さんも、ぜひ自分だけの「最強の御三家」を育成し、ランクマッチの戦場へと飛び込んでみてください。
戦場でお会いしましょう。
それでは、良きM次元ライフを!






