編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、DLC「M次元ラッシュ」を攻略し、念願の幻のポケモン「フーパ」を手に入れたものの、その特殊なステータスやフォルムチェンジの仕様を前に、どのように育成すれば最強のポテンシャルを引き出せるのか、具体的な努力値配分や性格補正の正解がどこにあるのか気になっていると思います。 フーパは非常に尖ったステータスをしており、適当に育ててしまうと器用貧乏になりがちです。
この記事を読み終える頃には、あなたのパーティやプレイスタイルに合致した、対戦環境で無双できる最強のフーパの努力値調整と運用の疑問が解決しているはずです。
- 圧倒的な特攻種族値を活かすCSぶっぱとHC調整の使い分け
- フォルムチェンジによる物理・特殊の役割変化と技構成
- 激戦区の素早さラインを見極めた性格「おくびょう」の重要性
- 4倍弱点をカバーするためのテラスタイプと味方の連携
それでは解説していきます。
M次元ラッシュにおけるフーパの基礎能力と役割徹底解剖
『ポケモンレジェンズZ-A』の大型DLC「M次元ラッシュ」において、クリア後の目玉報酬として登場するフーパ。 その存在感は圧倒的ですが、対戦や高難度レイドで活躍させるためには、まずこのポケモンが持つ「異質な数値」を深く理解する必要があります。 私が実際に使い込んだ使用感と、解析されたデータを元に、まずはフーパというポケモンの骨格を紐解いていきましょう。
圧倒的な特殊火力と紙耐久のアンバランスさ
フーパ(いましめられしすがた)の種族値をご覧になったことはあるでしょうか。 HP80、攻撃110、防御60、特攻150、特防130、素早さ70。 この数値の並びが意味することは明白です。 それは「特殊受けを許さない破壊神」でありながら「物理技に触れられた瞬間に沈む儚き存在」であるということです。
特攻150という数値は、伝説のポケモンたちの中でもトップクラスに位置します。 例えば、メガシンカを使わない状態のミュウツーですら特攻は154です。 フーパは持ち物や性格補正を加えることで、このミュウツーに匹敵、あるいは凌駕する火力を叩き出すことが可能です。 一方で、防御60という数値は、進化前のポケモン並みの脆さです。 不一致の「とんぼがえり」や「ふいうち」といった、対戦環境で飛び交う物理技を受けるだけで致命傷になりかねません。
この極端なステータス配分こそが、フーパの育成方針を決定づける最大の要因となります。 「耐えて殴る」のか、「やられる前にやる」のか。 この二択を迫られるのがフーパというポケモンの面白さであり、難しさでもあります。
フォルムチェンジ「ときはなたれし姿」への変貌
サイドミッションで入手できる「いましめのツボ」を使用することで、フーパは真の姿を取り戻します。 この「ときはなたれしフーパ」になると、攻撃種族値が跳ね上がり、攻撃160、特攻170という、物理・特殊両刀可能な化け物へと変貌します。 素早さも80へと上昇し、激戦区である80族ラインに並びます。
しかし、ここで注意が必要なのがタイプ相性の変化です。 いましめられし姿(エスパー・ゴースト)は、「ゴースト」「あく」が4倍弱点です。 対して、ときはなたれし姿(エスパー・あく)は、「むし」が4倍弱点となり、「フェアリー」が2倍弱点となります。 耐性がガラリと変わるため、どちらのフォルムで運用するかによって、努力値の振り方、特に耐久調整のラインが根本的に変わってきます。 この記事では、基本となる「いましめられし姿」の特殊アタッカー運用を軸にしつつ、応用編として「ときはなたれし姿」の両刀運用についても触れていきます。
特殊アタッカーとしての適性
今回のDLC環境において、フーパの最もメジャーかつ強力な運用は「特殊アタッカー」です。 理由は単純で、習得する特殊技の範囲が広く、そして種族値150から放たれるタイプ一致技の火力が凄まじいからです。 物理技も「ダストシュート」や「れいとうパンチ」など優秀なサブウェポンを覚えますが、物理耐久の低さから接触技を使用するリスク(相手の「さめはだ」や「ゴツゴツメット」のダメージ、カウンター技など)を負うよりも、非接触の特殊技で遠距離から制圧するスタイルの方が安定します。
また、専用技「いじげんラッシュ」は物理技ですが、防御が下がるデメリットがあります。 もともと低い防御がさらに下がるのは致命的であるため、ストーリー攻略やレイドバトルでは、デメリットのない特殊技連打の方が使い勝手が良い場面が多いのです。
素早さ種族値「70」と「80」の壁
努力値を振る上で最も悩ましいのが「素早さ」です。 いましめられしフーパの素早さは70。 これは対戦環境において「中速」と呼ばれる帯域で、キノガッサやメタグロスといった強力なポケモンたちと同速、あるいは激戦区の直下に位置します。 最速(性格補正あり+努力値252振り)にすることで、無補正の80族付近まで抜けるようになりますが、それでも現環境の高速アタッカーたちには上を取られてしまいます。
一方で、全く素早さに振らないと、本来有利なはずの鈍足耐久ポケモンに先手を取られ、変化技を入れられて機能停止する恐れがあります。 この「素早さにどれだけ割くか」が、フーパ育成の生命線となります。
特防130を活かした特殊受けの可能性
忘れがちですが、フーパは特防種族値が130もあります。 これは特殊攻撃に対しては、伝説級の硬さを誇ることを意味します。 HPに努力値を振るだけで、生半可な「シャドーボール」や「あくのはどう」(4倍弱点でなければ)を耐えることが可能です。 「とつげきチョッキ」を持たせて特殊アタッカーとの撃ち合いを制する型も、上級者の間では検討されています。 攻撃一辺倒ではない、奥深い調整が可能なのもフーパの魅力と言えるでしょう。
【最適解1】高速特殊アタッカー型(CSぶっぱ)
ここからは具体的な努力値配分(通称:振り方)について解説していきます。 まず紹介するのは、最もシンプルかつ強力な「高速特殊アタッカー型」です。 初心者から上級者まで、迷ったらまずはこの調整にすることをおすすめします。 対人戦はもちろん、M次元ラッシュの高難度ミッションやレイドバトルでも汎用性が高い型です。
努力値配分と性格
- 性格:おくびょう(素早さ↑ 攻撃↓)または ひかえめ(特攻↑ 攻撃↓)
- 特性:マジシャン
- 持ち物:こだわりスカーフ / きあいのタスキ / いのちのたま
- 努力値:
- 特攻 (C):252(最大まで振る)
- 素早さ (S):252(最大まで振る)
- HP (H) または 防御 (B):4(余り)
これが俗に言う「CSぶっぱ」です。 何も考えずに特攻と素早さに全振りします。 なぜこの単純な振りが推奨されるのか、その理由を深掘りします。
「おくびょう」推奨の理由
性格は基本的に「おくびょう」を推奨します。 理由は、素早さ70族という激戦区において、先手を取れる範囲を1匹でも多く広げるためです。 性格を「ひかえめ」(火力特化)にした場合、火力は1.1倍になりますが、素早さが伸びません。 すると、同じ70族のライバルたちや、少し下の60族〜65族の最速調整をしているポケモンたちに抜かれてしまいます。 フーパは物理耐久が紙のように薄いため、「先手を取られて物理技を受ける=即死」というリスクが常に付きまといます。 1%でも生き残る確率を上げるためには、先手を取って「やられる前にやる」ことが最大の防御になるのです。 特にこだわりスカーフを持たせる場合は、おくびょう最速にすることで130族(サンダースやプテラなど)すら抜き去ることが可能になり、奇襲性能が格段に上がります。
「ひかえめ」を選ぶメリットとデメリット
もちろん、「ひかえめ」がダメなわけではありません。 「トリックルーム」を使用するパーティや、相手の素早さを操作するサポート(「でんじは」や「こごえるかぜ」)がいる前提であれば、「ひかえめ」の超火力は魅力的です。 特攻150からの性格補正込みの一撃は、半減タイプであろうと強引にねじ伏せるパワーがあります。 受けループ(耐久ポケモンで固めたパーティ)を崩壊させる役割を持たせるなら、素早さを捨てて火力に特化するのも一つの正解です。 しかし、単体での運用やストーリー攻略、汎用性を考えるなら、やはり「おくびょう」に軍配が上がります。
技構成のコンセプト
この型における技構成は、広範囲を攻撃できるフルアタ(フルアタック)構成が基本です。
- シャドーボール:タイプ一致の安定メインウェポン。特防ダウンの追加効果も優秀。
- サイコキネシス / サイコショック:タイプ一致のエスパー技。サイコショックは特殊受け(ハピナスなど)対策に有効。
- きあいだま:4倍弱点を突いてくる悪タイプへの対抗策。命中に難ありですが、必須級。
- 10まんボルト / エナジーボール:水や飛行、地面や岩への打点。環境に合わせて選択。
この構成により、等倍以上でダメージを通せる範囲を最大化し、高い特攻を押し付けていくのが基本戦術となります。
運用時の注意点
この型最大の弱点は、「先制技」と「スカーフ持ちの物理アタッカー」です。 HPと防御に全く振っていないため、「かげうち」や「ふいうち」といった先制技で縛られやすいです。 相手のパーティに先制技持ちがいる場合は、選出を控えるか、サイコフィールドを展開できる味方(カプ・テテフやイエッサンなど)と組ませて先制技を無効化するなどの工夫が必要です。
【最適解2】重戦車型(HC調整)
次におすすめするのが、素早さをある程度切り捨て、耐久と火力に特化した「重戦車型」です。 これは特に「トリックルーム」軸のパーティや、サイクル戦(ポケモンの交代を多用する戦い方)を好む玄人向けの調整となります。 また、レイドバトルのような「相手の攻撃を耐えながら数ターン殴り続ける」必要があるコンテンツでは、こちらの方が安定します。
努力値配分と性格
- 性格:れいせい(特攻↑ 素早さ↓)または ひかえめ(特攻↑ 攻撃↓)
- 持ち物:とつげきチョッキ / オボンのみ / くろいてっきゅう
- 努力値:
- HP (H):252(耐久底上げ)
- 特攻 (C):252(火力最大)
- 防御 (B):4(物理耐久の気休め)
こちらは「HCぶっぱ」と呼ばれる形です。 素早さを捨てる代わりに、HPに全振りすることで総合的な耐久力を高めます。
特防お化けの誕生
HPに252振ることで、元々高い特防130がさらに活きてきます。 この状態のフーパは、特殊攻撃であれば「効果抜群」の技でも一発耐えることが多くなります。 例えば、相手の特殊アタッカーが出してきた「あくのはどう」や「シャドーボール」をギリギリで耐え、返しの高火力技でワンパンする、という「肉を切らせて骨を断つ」戦法が可能になります。 特に「とつげきチョッキ」を持たせた場合の特殊耐久は要塞クラスとなり、特殊主体の伝説ポケモンとも殴り合えるようになります。
トリックルームエースとしての運用
この型が最も輝くのは「トリックルーム」下です。 素早さが逆転する空間であれば、フーパの鈍足(S70)は逆にメリットになります。 さらに、性格を「れいせい」にして個体値の素早さを「ダメかも(0)」に厳選することで、実数値をおよそ67まで下げることができ、多くのポケモンに対して先制できるようになります。 (※今作では「すごいとっくん」で個体値を上げることはできますが、下げるアイテムは貴重あるいは存在しない場合があるため、厳選難易度は高いです。妥協して「ひかえめ」でも十分機能します)
トリックルーム下で先制を取り、C150からの超火力を無傷で叩き込む。 これこそが重戦車型フーパの真骨頂です。 専用技「いじげんラッシュ」を使いたい場合は攻撃に下降補正をかけない性格にする必要がありますが、基本は特殊技主体なので特攻アップの性格で問題ありません。
物理耐久への過信は禁物
HPに振ったからといって、物理耐久は相変わらず低いです。 H252振りでも、一致等倍の強力な物理技を受ければ簡単に倒れます。 あくまで「特殊技への耐性が盤石になった」だけであり、「物理技も耐えられるようになった」とは考えないでください。 物理アタッカー対面では素直に引くか、リフレクター等のサポートが必須です。
【応用編】ときはなたれしフーパの両刀破壊神型
ここで、DLCクリア後に解禁される「ときはなたれし姿」での運用についても触れておきましょう。 攻撃160、特攻170という狂気的な数値を持つこの形態では、物理と特殊を織り交ぜた「両刀型」が可能になります。
努力値配分と性格
- 性格:うっかりや(特攻↑ 特防↓)または さみしがり(攻撃↑ 防御↓)
- ※素早さを下げない性格を選びます。耐久を下げる性格を選ばざるを得ません。
- 持ち物:こだわりハチマキ / こだわりメガネ / いのちのたま
- 努力値:
- 攻撃 (A):調整(役割対象に合わせて)
- 特攻 (C):252
- 素早さ (S):調整(最速80族抜きなど)
両刀型のメリットは「受け出しを許さない」ことです。 特殊受け(ハピナスなど)が出てくれば、専用技「いじげんラッシュ」や「ダストシュート」で物理ダメージを与えて粉砕。 物理受け(エアームドなど)が出てくれば、「サイコキネシス」や「10まんボルト」で焼却。 相手のパーティを見てから技を使い分けることで、受けサイクルを崩壊させることができます。
いじげんラッシュの採用価値
ときはなたれしフーパの代名詞「いじげんラッシュ」は、威力100の悪タイプ物理技で、必中かつ「まもる」貫通というインチキじみた性能を持っています。 使用後に防御が1段階下がるデメリットがありますが、元々紙耐久のフーパにとって、防御ダウンはそこまで痛手ではありません(どうせ当たれば死ぬからです)。 この技を採用するために、Aに努力値を振る価値は十分にあります。 例えば、Aに少し振るだけで、H振り程度の耐久ポケモンなら確1で持っていける火力を得られます。
技構成の詳細解説と採用理由
ここでは、上記で紹介した型に組み込むべき技について、その採用理由と強みを詳細に解説します。 ゲーム内の技マシンや教え技で習得可能なものを中心にピックアップしています。
必須級のメインウェポン
- サイコキネシス(特殊・エスパー・威力90)
- 解説:安定した一致メインウェポン。命中100が偉い。特防ダウンの追加効果も引ければ、受けポケモンを強引に突破できる可能性があります。
- サイコショック(特殊・エスパー・威力80)
- 解説:ダメージ計算を相手の「防御」で行う特殊技。ハピナスやカビゴンといった「特防は高いが防御は低い」ポケモンへの対抗策として採用されます。環境に特殊受けが多いならこちらを優先。
- シャドーボール(特殊・ゴースト・威力80)
- 解説:いましめられしフーパのもう一つのメインウェポン。ゴースト技は半減されにくく、一貫性が非常に高いです。とりあえず撃っておけば負担をかけられる便利な技。
- あくのはどう(特殊・あく・威力80)
- 解説:ときはなたれしフーパのメインウェポン。20%の怯み効果があり、素早さ操作と組み合わせると相手を動かさずに倒せることも。
補完に優れたサブウェポン
- きあいだま(特殊・格闘・威力120)
- 解説:悪タイプへの打点として必須。フーパの悪技やゴースト技を半減してくる悪タイプに対して、抜群を突けます。ただし命中70という不安定さが玉に瑕。ここぞという場面で外すと負けに直結しますが、ハイリスクハイリターンのロマン砲。
- 10まんボルト(特殊・電気・威力90)
- 解説:飛行タイプや水タイプへの打点。特にギャラドスやテッカグヤといった厄介な相手に刺さります。
- エナジーボール(特殊・草・威力90)
- 解説:ラグラージやトリトドンといった、「電気無効の水・地面タイプ」へのピンポイント対策。これがあるだけで詰み状況を回避できることがあります。
- ダストシュート(物理・毒・威力120)
- 解説:対フェアリー用の最終兵器。ときはなたれしフーパで採用検討。カプ系やニンフィアを一撃で葬り去る火力が出ます。
戦況を覆す変化技
- わるだくみ(特攻2段階上昇)
- 解説:崩しの要。相手の交代際や、有利対面で積むことができれば、特攻が一気に2倍になります。C150からの2倍火力は、半減だろうがなんだろうが全てを消し飛ばす破壊光線と化します。受けループ対策には必須。
- トリック(持ち物交換)
- 解説:こだわりアイテム(スカーフやメガネ)を相手の耐久ポケモンに押し付け、機能停止させる高度な戦術。特性「マジシャン」とのシナジーもあります。
- みちづれ(自分を倒した相手を瀕死にする)
- 解説:素早さが高い場合や、スカーフ運用時の隠し球。HPが残りわずかになった時に使い、相手のエースと1:1交換を狙います。
フーパと相性の良い味方ポケモン
フーパ単体では、その低すぎる物理耐久と中途半端な素早さを補いきれません。 最強のフーパを完成させるには、最強のパートナーが必要です。 M次元ラッシュの環境で入手しやすく、相性の良いポケモンを紹介します。
カプ・テテフ(サイコメイカー)
フィールドを「サイコフィールド」に書き換える特性を持ちます。 このフィールド効果により、エスパー技の威力が1.3倍になり、さらに「先制技が無効」になります。 フーパの天敵である「ふいうち」や「かげうち」をシャットアウトしつつ、メインウェポンの火力を底上げできる、まさに最高のパートナーです。 ダブルバトルでは並べて出すだけで制圧力が増しますし、シングルでもテテフで場を整えてからフーパを着地させる動きが強力です。
メガハッサム / メガクチート
フーパの弱点である「ゴースト」「あく」「むし」を全て半減以下で受けられる鋼タイプのポケモンたちです。 特にメガハッサムは、とんぼがえりで対面操作ができ、フーパを安全に場に出すクッション役として機能します。 逆に、ハッサムが苦手な「炎」技はフーパ(ときはなたれし)であれば等倍で受けられなくもないですが、補完としてはヒードランなどの「もらいび」持ちを3匹目に添えると完璧な相性補完(通称:相性保管サイクル)が完成します。
オーロンゲ(いたずらごころ)
「リフレクター」と「ひかりのかべ」を先制で貼ることができるサポーター。 壁を貼ることでフーパの紙耐久を擬似的に補強し、本来耐えない物理技を耐えて「わるだくみ」を積む隙を作ることができます。 また、「でんじは」で相手の素早さを下げれば、フーパが上から攻撃できる範囲が広がり、全抜き体制を整えやすくなります。
入手から育成までのフローチャート
最後に、M次元ラッシュにおけるフーパの入手から、これまで解説した最強個体に仕上げるまでの具体的な手順をまとめます。 厳選ができない仕様のため、事後処理が重要になります。
1. ストーリークリアとサイドミッション
まず、DLC「M次元ラッシュ」のメインストーリーをクリアします。 その後、ストーリー12「最高の贈り物」を経て発生するサイドミッション196「ときはなたれし魔神」を受注します。 このミッションのクリア報酬としてフーパが手に入りますが、会話イベント後に即オートセーブが入るため、個体値や性格の厳選(リセットマラソン)は不可能です。 ここで「おっとり」や「のんき」といった微妙な性格が出ても泣かないでください。現代には科学の力があります。
2. ミントと王冠によるドーピング
入手したフーパのステータス画面を確認し、性格が「おくびょう」や「ひかえめ」でなければ、すぐにアイテムショップへ走りましょう。 「おくびょうミント」または「ひかえめミント」を使用して、性格補正を理想のものに変更します。 次に、フロンティア等の施設で入手できる「ぎんのおうかん」を使用し、特攻と素早さ(必要ならHP、防御、特防も)の個体値を最大(V)にします。 これで、生まれつきの才能に関係なく、最強のステータスを持ったフーパの素体が完成します。
3. 努力振り
ドーピングアイテム(タウリン、リゾチウムなど)とお金を大量に用意します。 「特攻252、素早さ252、余り4」にするために、リゾチウムを26個、インドメタシンを26個投与し、最後にHPにマックスアップを1個使えば完了です。 野生のポケモンを倒して微調整するのは時間がかかるため、DLCクリア後の潤沢な資金を使って薬漬けにするのが最も効率的です。
まとめ
フーパは、その可愛らしい見た目とは裏腹に、使い方を間違えれば即退場、ハマれば相手パーティを壊滅させるだけのポテンシャルを秘めた、まさに「魔神」の名に相応しいポケモンです。
- 基本はCSぶっぱ:特攻と素早さに極振りし、先手必勝を狙うのが最も扱いやすく強力。
- 性格はおくびょう:激戦区の素早さ競争に勝つため、最速仕様が推奨。
- 物理技には要注意:紙耐久であることを常に意識し、物理アタッカーとの対面は避けるか、味方のサポートを受ける。
- アイテムで理想個体へ:厳選不可のため、ミントと王冠を使って後天的に完璧な個体へ仕上げる。
M次元ラッシュの過酷なバトル環境において、この育成論で育てたフーパがあなたの心強い切り札となることを確信しています。 次元を超えた火力で、対戦相手を圧倒してください。 それでは、良きポケモンライフを!






