編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、ランクマッチシーズン5の開幕やDLC「M次元ラッシュ」の追加ポケモンによって激変した環境で、「結局、今の環境で一番強いポケモンは誰なのか?」「タイプ別に見ると、どのポケモンを育成すれば間違いないのか?」という点が気になっていると思います。
特に今回は伝説ポケモンが禁止されたことで、これまで隠れていた実力者たちがトップメタに躍り出ています。
この記事を読み終える頃には、各タイプにおける「最強」の結論と、なぜそのポケモンが選ばれるのかという疑問が解決しているはずです。
- 伝説禁止環境における各タイプの「真の最強」を選出
- 環境トップ「メガセグレイブ」に対抗しうるポケモンの詳細
- シーズン5の報酬「ジュカインナイト」の影響と草タイプの序列
- 採用率と勝率に基づく現環境のメタゲーム分析
それでは解説していきます。
現環境(シーズン5)における「最強」の定義
タイプ別の紹介に入る前に、まずこのシーズン5という特殊な環境において、何をもって「最強」とするかの基準を明確にしておきましょう。伝説・幻ポケモンが不在の今、求められるのは単なる数値の暴力ではありません。
伝説不在による「メガシンカ」への依存度
禁止級伝説がいない環境では、パーティのパワーバランスは「メガシンカ枠」をいかに強く使うかに集約されます。 メガシンカポケモンは、実質的に準伝説以上の種族値を持つため、彼らを軸(エース)にし、それを通すためのサポーター、あるいは相手のエースを止めるストッパーという図式が成り立ちます。
したがって、今回の選出基準は以下の3点を重視しています。
- 対面性能: 1対1での殴り合いに強いか。
- 環境適応力: メガセグレイブやハバタクカミといったトップメタに隙を見せないか。
- 汎用性: 特定の構築だけでなく、多くのパーティに組み込めるスペックがあるか。
物理アタッカー最強:破壊力の頂点
まずは物理火力で環境を粉砕する、物理アタッカー部門の最強ポケモンたちです。
ドラゴン・こおりタイプ:メガセグレイブ
現環境の物理アタッカーにおいて、間違いなく頂点に君臨するのがメガセグレイブです。
- 選出理由: シーズン4から引き続き、伝説不在のシーズン5では「止められるポケモンがほぼいない」という圧倒的な攻撃性能が理由です。攻撃種族値が極めて高く、専用技「きょけんとつげき」のリスクを考慮しても、一撃で相手を崩壊させる火力があります。
- 特徴:
- 特性「熱交換」: 炎技を受けると攻撃が上がるため、火傷による機能停止を恐れる必要がありません。
- 先制技「こおりのつぶて」: 鈍足になりがちな高火力アタッカーでありながら、縛り性能も高いです。
- 広範囲な技構成: 地震、つららばり、電気テラバースト(テラスタルありの場合)など、受け出しを許しません。
かくとう・ほのおタイプ:メガバシャーモ(※シーズン7解禁予定だが現環境ではバシャーモ)
メガシンカはまだ解禁されていませんが、通常個体のバシャーモも「かそく」による全抜き性能で最強の一角です。
- 選出理由: 「まもる」を挟むだけで素早さが上がり続ける特性「かそく」は、伝説不在の環境では最強の行動保証です。一度舞ってしまえば、高速紙耐久の多い今の環境を一人で壊滅させることが可能です。
- 特徴:
- 技範囲の優秀さ: フレアドライブ、インファイトの超火力に加え、かみなりパンチや地震も採用圏内。
- バトンタッチ: 自身がアタッカーとして無理な場合でも、加速した素早さを後続に託す柔軟な動きが可能です。
ノーマルタイプ:カイリュー
もはや説明不要の600族、カイリューです。
- 選出理由: 特性「マルチスケイル」による行動保証と、「しんそく」による縛り性能。どんな対面でも最低限の仕事をこなす安定感は、全ポケモン中ナンバーワンと言えます。
- 特徴:
- カスタマイズ性: 鉢巻アタッカー、竜の舞エース、ゴツメ耐久型と、型が読めないことが最大の強みです。
- 対面最強: HP満タンであれば、弱点を突かれても一発は耐えるため、対面処理能力が異常に高いです。
特殊アタッカー最強:搦め手と火力の両立
続いて、物理受けを突破し、戦況をコントロールする特殊アタッカー部門です。
ゴースト・フェアリータイプ:ハバタクカミ
パラドックスポケモンの中でも、頭一つ抜けた性能を持つハバタクカミ。
- 選出理由: ゴースト・フェアリーという攻守ともに優れた複合タイプと、圧倒的な素早さ・特攻種族値。メガシンカ枠を使わずにこの性能を出せる点が、採用率トップを維持する理由です。
- 特徴:
- 技の一貫性: ムーンフォースとシャドーボールだけで全範囲に等倍以上を取りやすく、受け出しが困難です。
- 変化技: 電磁波、挑発、甘える、痛み分けなど、アタッカー以外の仕事も器用にこなします。
ほのお・ゴーストタイプ:ラウドボーン
アタッカーでありながら、物理受けとしての側面も持つラウドボーン。
- 選出理由: 専用技「フレアソング」による特攻上昇と、特性「てんねん」による積み技無効化。特に物理偏重の環境において、相手のエースを止めつつ逆に起点にする動きが強力です。
- 特徴:
- 積みストッパー: 相手がどれだけ攻撃ランクを上げていても、「てんねん」で無視して攻撃を受けられます。
- 高耐久: 物理耐久が高く、回復技「なまける」も完備。居座り性能が非常に高いです。
エスパー・フェアリータイプ:カプ・テテフ
フィールドを展開し、火力を底上げするカプ・テテフ。
- 選出理由: 特性「サイコメイカー」により、先制技(しんそく、バレットパンチ、かげうち等)を無効化できる点が現環境に刺さっています。メガセグレイブの礫やカイリューの神速を封じつつ、高火力サイコキネシスを叩き込めます。
- 特徴:
- 火力お化け: フィールド補正の乗ったサイコキネシスは、半減でも受けきれないほどの破壊力を持ちます。
- スカーフ適正: こだわりスカーフを持たせることで、ハバタクカミやメガシンカ勢の上から攻撃可能です。
耐久・サポーター最強:要塞と起点作り
アタッカーを通すための場作りや、相手の攻めを受け流す最強の盾たちです。
はがね・みずタイプ:エンペルト
優秀な耐性と耐久力を持つエンペルト。
- 選出理由: ハバタクカミやメガセグレイブ(氷技)への受け出しが安定するタイプ耐性が評価されています。特にクイックターンによる対面操作が優秀です。
- 特徴:
- 特性「かちき」: 威嚇サイクルや能力ダウン技に対して強く出られます。
- ステルスロック: サイクル戦で有利になるステロ撒き要員としても一級品です。
くさ・どくタイプ:モロバレル
ダブルバトルだけでなく、シングルでも厄介極まりないモロバレル。
- 選出理由: 「キノコのほうし」による確定催眠は、対策していないパーティをそれだけで詰ませる力があります。再生力によるサイクル性能も高く、相手のダイマックス(※ZAにあれば)やメガシンカを枯らす動きが得意です。
- 特徴:
- イカサマ: 相手の攻撃力を利用して攻撃できるため、物理アタッカーに対して打点を持てます。
- クリアスモッグ: 相手の積み技をリセットできるため、起点回避要員として優秀です。
シーズン5注目の「ジョーカー」枠
最後に、シーズン5の環境変化によって評価が急上昇している、特定のタイプにおける最強ポケモンを紹介します。
くさ・ドラゴンタイプ:メガジュカイン
シーズン5の報酬で解禁されるメガジュカインは、環境を定義する存在になり得ます。
- 選出理由: 特性「ひらいしん」により、電気技を無効化しつつ火力を上げられる点。ボルトチェンジによるサイクル戦術を完全にカットできます。また、素早さが非常に高く、多くのドラゴンの上を取れる点も魅力です。
- 特徴:
- 対水・電気性能: ウォッシュロトムやサンダーといった環境に多いポケモンに対し、圧倒的に有利です。
- ドラゴン技: りゅうのはどう等で、メガセグレイブに対しても(耐久は低いですが)上から殴れば勝機があります。
みず・あくタイプ:メガゲッコウガ
報酬でメガストーンが配られ、使用者が急増しているメガゲッコウガ。
- 選出理由: 「へんげんじざい」が弱体化したとはいえ、メガシンカによる種族値の暴力と、技範囲の広さは健在。特に「きずなへんげ」型の爆発力は、一度倒せば止まらない抜き性能を誇ります。
- 特徴:
- 技のデパート: 水手裏剣、悪の波動、冷凍ビーム、ダストシュート、けたぐり等、何が飛んでくるかわからない恐怖があります。
- 高速アタッカー: ハバタクカミと同速、あるいはそれ以上の素早さ勝負ができる数少ないポケモンです。
まとめ
今回は、伝説禁止ルールであるシーズン5環境における、各タイプの最強ポケモンを解説しました。
- 物理の王:メガセグレイブ。これをどう通すか、どう止めるかが構築のスタートライン。
- 特殊の女王:ハバタクカミ。高い素早さと火力で、あらゆるパーティに入りうるスペック。
- 環境の盾:カイリューとエンペルト。行動保証と耐性で、安定した試合運びを支える。
- 新星:メガジュカイン。電気の一貫を切る新たな選択肢として、メタゲームを回す存在。
これらのポケモンは、単体スペックが高いだけでなく、お互いの弱点を補完し合える組み合わせでもあります。 例えば、「メガセグレイブを通すために、カプ・テテフで先制技を封じる」「ハバタクカミの物理耐久を補うために、モロバレルをクッションにする」といった構築単位でのシナジーを意識することで、勝率は飛躍的に向上するはずです。
手持ちの育成リソースと相談し、まずはこの中から2〜3体を育成して、ランクバトルの荒波に挑んでみてください。皆さんの健闘を祈ります。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。特に『ポケモン』シリーズは赤・緑から全てプレイしており、対戦環境の分析には定評がある。




















