編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、M次元ラッシュのサブ任務で、手塩にかけて進化させた「サーフゴー(箱入り)」を元の持ち主に返すかどうか、まさに今、選択肢の前でコントローラーを握りしめて悩んでいることだと思います。
「せっかく進化させたのに手放すのは惜しい」 「でも返さないとストーリーが進まないのでは?」 「返した時の報酬がショボかったら立ち直れない」
そんな葛藤が手に取るようにわかります。 私も実際にプレイした際、この選択肢で一度手を止め、コーヒーを淹れながら長考しました。
この記事を読み終える頃には、サーフゴーを返すことの本当のメリットとデメリット、そして「返さない」という選択をした場合に何が起こるのか、その全ての疑問が解決しているはずです。
- サーフゴーを「返す」ことで得られる報酬とイベント変化
- 「返さない(待って)」を選んだ場合のシナリオ分岐と注意点
- M次元でのコレクレーのコイン集めと再入手の難易度分析
- 結局どちらがお得なのか?ガチ勢視点の最終結論
それでは解説していきます。
「箱入り」サーフゴーを巡る究極の選択
『ポケモンレジェンズ Z-A(ゼットエー)』のやり込み要素の一つである「M次元ラッシュ」。 その中で発生するサブ任務において、あるおじさんトレーナーから「コレクレー(箱入り)」を預かることになります。
この任務のフローは以下の通りです。
- おじさんから「箱入り」のニックネームがついたコレクレーを預かる
- おじさんが既に集めていたコイン400枚も譲り受ける
- プレイヤーが残りのコインを集め、サーフゴーへ進化させる
- 進化後、おじさんに報告に行くと「返してほしい」と言われる
ここで多くのプレイヤーが足を止めます。 なぜなら、サーフゴーへ進化させるための「コレクレーのコイン999枚」を集めるのは、今作においても非常に骨の折れる作業だからです。
おじさんから400枚貰ったとはいえ、残りの約600枚を集めるためにM次元を奔走したのはあなた自身。 愛着が湧くのも無理はありません。
ここでは、この選択がプレイヤーにどのような影響を与えるのか、詳細に解説していきます。
返却イベントの発生条件とタイミング
まず前提として、このイベントはコレクレーを進化させた状態で、ミアレシティの特定の場所にいる依頼主(おじさん)に話しかけることで発生します。
進化させずに持っているだけではイベントは進行しません。 また、手持ちに入れている必要があります。
会話が進むと、おじさんは感極まった様子で「立派になったな…」と語りかけ、プレイヤーに対して「そのサーフゴーを私に返してくれないか?」と提案してきます。
ここで表示される選択肢は以下の2つに近いニュアンスのものです。
- 「はい、返します」(素直に渡す)
- 「ちょっと待って」(渡すのを保留する・断る)
この選択が、その後の「箱入り」サーフゴーの運命を決定づけます。
サーフゴーを「返す」メリットと報酬
まずは、多くのプレイヤーが選ぶであろう「返す」選択をした場合のメリットについて深掘りします。 情報ソースや実際のプレイ感を元に、具体的な報酬と変化をまとめました。
報酬:金の王冠と9,999円
サーフゴーをおじさんに返却した場合、お礼として以下のアイテムと通貨が貰えます。
- 金の王冠 × 1個
- お金 9,999円
正直に言います。 「えっ、それだけ?」と思った方もいるでしょう。
今作の経済バランスにおいて、約1万円という金額は、ボールや回復アイテムを買い込めばすぐに消えてしまう額です。 「金の王冠」は個体値を最大にする貴重なアイテムですが、レイドバトルや高難易度のM次元探索でも稀に入手可能です。
苦労してコインを集めた対価としては、物質的な面では「少し物足りない」というのが本音かもしれません。
街の景観変化とフォトスポット
物質的な報酬以上に価値があるのが、この「景観の変化」です。 サーフゴーを返却すると、おじさんとサーフゴーはその後もミアレシティの街角に残り続けます。
- 街に金色のサーフゴーが常駐する
- 話しかけると専用のセリフが聞ける
- ツーショット写真を撮ることができる
殺風景になりがちな街並みに、ピカピカと輝くサーフゴーがいる光景は、プレイヤーに「良いことをした」という達成感を与えてくれます。 特に今作はフォトモードが充実しているため、映えスポットが一つ増えるというのは、探索勢にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
プレイヤーの心理的満足感
情報ソースとなったトレーナーたちの声を集計すると、返却した理由の多くは「道徳的・感情的」なものでした。
- 「元々おじさんのポケモンだし、泥棒するみたいで気が引ける」
- 「ニックネームが『箱入り』で、親の愛情を感じたから」
- 「おじさんの隣でニコニコしているサーフゴーを見て安心した」
ストーリーへの没入感を重視するなら、ここで返却することで得られる「物語としての綺麗な完結」は、何者にも代えがたい報酬となります。 「箱入り」という、少しダサいけれど愛嬌のあるニックネームのまま、元の親と過ごす未来を選んであげる。 これぞRPGの醍醐味と言えるでしょう。
サーフゴーを「返さない」メリットとリスク
一方で、「返さない」という選択、あるいは「待って」を選び続けることにはどのような意味があるのでしょうか。 実利的な面で見ると、こちらも無視できないメリットがあります。
即戦力の「サーフゴー」が手元に残る
最大のメリットはこれに尽きます。 サーフゴーは、対戦環境でも常に上位に食い込む強力なポケモンです。
- 特性「おうごんのからだ」:変化技を受けない最強クラスの特性
- 専用技「ゴールドラッシュ」:高火力の全体攻撃技
- 優秀なタイプ耐性:はがね・ゴーストの複合タイプ
M次元ラッシュの高難易度ステージを攻略する上で、サーフゴーがいるかいないかは難易度を大きく変えます。 特に、状態異常を多用してくる敵が多いエリアでは、特性「おうごんのからだ」が神がかった強さを発揮します。
この強力なポケモンを、改めてコイン集めをすることなく、即座に自軍の戦力として運用できる。 これは攻略効率を最優先するプレイヤーにとっては、非常に大きな魅力です。
「箱入り」という限定ニックネーム
このイベントで入手する個体には、「箱入り」というデフォルトのニックネームが付いています。 通常、他人から譲り受けたポケモンのニックネームは変更できません(親名が自分ではない場合)。
もし、この「箱入り」という響きに愛着を感じたり、レアリティを感じるのであれば、手元に残す唯一の手段となります。 対戦で繰り出した際、「箱入り」という名前が表示されることで、相手に「ああ、あのイベントの個体を使っているんだな」と認知させることもできます。
「待って」を選択した際のリスク
ここで注意が必要なのが、選択肢の「罠」です。 多くのプレイヤーが陥りがちなのが、「今は手持ちに入れたいから『待って』を選んでおこう。後で返せるだろう」という思考です。
しかし、一部の報告によると、この「待って」という選択肢が、事実上の「拒否」として処理されるケースや、その後の会話フラグが消滅して二度と渡せなくなる(あるいは渡す気になれなくなる雰囲気の会話になる)パターンが確認されています。
- おじさん:「そうか…残念だが、君がそこまで気に入ってくれたなら…」
といった展開になり、結果的に「借りパク」のような状態になってしまうことがあります。 「自前の子を用意できたら返すから、それまで保留」というつもりで断ると、おじさんが諦めてしまい、後味の悪い結果になる可能性があるのです。
M次元での再入手難易度とコイン集め
「返してしまったら、もうサーフゴーは手に入らないの?」 これが一番の懸念点でしょう。
結論から言うと、手に入ります。しかし、修羅の道です。
コイン999枚の集め直しという苦行
サーフゴーを返却した後、自分用のサーフゴーを入手するには、以下の手順が必要です。
- M次元内で野生の「コレクレー(徒歩フォルム)」を探す
- または、M次元の宝箱からコインを集める
- コインを0枚から999枚まで集め直す
イベント時はおじさんが400枚を負担してくれましたが、2体目以降は完全に自力で999枚を集める必要があります。 M次元内でのコイン入手量はランダム性が高く、数枚〜数十枚単位でコツコツ集める必要があります。
「異次元をほっつき歩いていれば勝手に貯まる」という意見もありますが、意識して集めようとすると数時間は軽く吹き飛ぶ作業量です。
野生コレクレーの出現率と捕獲率
さらに問題なのが、進化元となるコレクレー自体の確保です。 SV(スカーレット・バイオレット)とは異なり、今作のM次元におけるコレクレーは出現率が低めに設定されています。
- 出現場所が限定的
- 近づくとすぐに逃げる
- 戦闘になっても逃走率が高い
「返したけど、結局異次元で一回も遭遇しないまま終わった」という嘆きの声も聞かれます。 捕獲用のボールや、逃走を封じる技(くろいまなざし等)を持ったポケモンを用意していないと、遭遇しても逃げられる可能性が高いのです。
情報ソースから見るプレイヤーたちのリアルな反応
ここで、実際にこのイベントを通過した先輩トレーナーたちの声を分析してみましょう。 「返す派」と「返さない派」の意見を比較表にまとめました。
プレイヤーの決断傾向と比較
| 派閥 | 主な意見・理由 | 心理的背景 |
|---|---|---|
| 即返却派 | 「ゴージャスボール以外ありえない」「おじさんのポケモンだから」「街に増えるのが嬉しい」 | こだわり・ロールプレイ重視 |
| 返さない派 | 「コイン集め直しが面倒」「戦力として必要」「箱入りが気に入った」 | 効率・実利重視 |
| 後悔派 | 「待ってを選んだら渡せなくなった」「返したけど再入手できなくて詰んだ」 | システム理解不足・見通しの甘さ |
| 聖人派 | 「自分用の色違いや親分個体は自力で捕まえるから、これは返す」 | 圧倒的やり込み精神 |
特に印象的だったのが、「街にピカピカのサーフゴーが増える。正直これだけで価値があると断言できる」という意見です。 効率を超えた「世界観への愛」を持つプレイヤーにとって、このイベントは最高のご褒美となっているようです。
一方で、「コイン1から集め直しだから強えーわ」という悲鳴も切実です。 999枚の壁は、ライト層にとってはあまりにも高くそびえ立っています。
筆者の結論:初心者は「返す」べきか?
ここまでメリット・デメリットを整理してきましたが、私、桐谷シンジとしての結論を述べさせていただきます。
結論:基本的には「返す」ことを推奨します
理由は以下の3点です。
- 取り返しのつかない要素は「おじさんとのイベント完了」のみ サーフゴー自体は、時間はかかりますが再入手可能です。しかし、おじさんにサーフゴーを返して街に定住させるイベントは、ここで「返す」を選ばないと二度と見ることができません。セーブデータに不可逆な変化をもたらすのは「返す」選択だけです。
- M次元の探索モチベーションになる 「自分用の最強サーフゴーを作る」という目標ができれば、単調になりがちなM次元でのコイン集めも、探索の目的の一つになります。どうせエンドコンテンツでM次元には潜り続けることになるので、コインはいずれ貯まります。
- 「借りパク」の罪悪感からの解放 ゲームとはいえ、NPCからの信頼を裏切って強力なポケモンを手元に置くのは、なんとなく居心地が悪いものです。スッキリとした気持ちで冒険を続けるためにも、ここは男気を見せて返却しましょう。
例外:「返さない」方がいい人
ただし、以下のようなプレイスタイルの方は、返さない(または進化させずに保留する)のも賢い選択です。
- プレイ時間が極端に少ない人:コイン999枚を集め直す時間が取れない場合、サーフゴーを図鑑に登録するチャンスを逃すことになります。
- 対戦ガチ勢で、個体値厳選をすぐに行いたい人:まずは手元の個体で運用し、環境が整ってから2体目を作成する方が効率的です。
- 「箱入り」というNN(ニックネーム)がどうしても気に入った人:これは交換不可能です。愛してあげてください。
まとめ
今回の記事では、ポケモンZAの「M次元ラッシュ」におけるサーフゴー返却イベントについて解説しました。
記事のポイントをまとめます。
- サーフゴーを返すと「金の王冠」と「9,999円」が貰え、街にサーフゴーが定住する。
- 返さない場合、即戦力のサーフゴーが手に入るが、イベントは未完のままとなる可能性がある。
- 再入手にはM次元での過酷なコイン集め(999枚)が必要となる。
- 基本的には「返す」推奨だが、プレイ時間やこだわりによってはキープも正解。
たかがゲームの選択肢、されどゲームの選択肢。 トレーナーであるあなたの倫理観と、サーフゴーへの愛が試されるイベントです。
もし私が友人に相談されたら、こう答えます。 「返してやれよ。その代わり、次は色違いのサーフゴーを目指そうぜ」と。
この記事が、あなたのM次元での冒険の一助となれば幸いです。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。




















