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【ポケモンZA】ランクマ用メガミュウツーYの努力値の振り方|おすすめの調整方法を徹底解説

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編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられている質問に、実体験とデータに基づいてお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、待望のDLC第3弾『幻影の覇者』でついに解禁された「メガミュウツーY」をランクマッチでどのように使えば最強になれるのか、特に努力値の調整や技構成の正解が気になっていると思います。

『ポケモンレジェンズ Z-A(ZA)』の現在のランクマッチ環境は、まさに「物理アタッカーの戦国時代」。ガブリアスやドリュウズといった高火力の物理ポケモンが猛威を振るっており、伝説のポケモンといえども、適切な育成と調整をしなければ、戦場に出た瞬間に一瞬で溶かされてしまうシビアなバランスとなっています。 せっかく苦労して入手したミュウツーが、何もできずに倒されてしまう……そんな悔しい思いをしたトレーナーも多いのではないでしょうか?

この記事を読み終える頃には、現在の物理偏重環境に最適化したメガミュウツーYの「最強の努力値調整」のロジックと、それを活かす立ち回りの疑問が完全に解決しているはずです。

この記事の要約
  • 物理偏重の現環境に適した「防御特化」努力値調整の数学的根拠
  • 専用技サイコブレイクと他エスパー技の性能比較・命中率とDPSの相関
  • 必須サブウェポン「だいちのちから」の仮想敵とダメージ計算
  • 高い移動速度と「わるだくみ」を活かしたヒット&アウェイ戦術の極意

 

それでは解説していきます。

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メガミュウツーYの基本性能と現状の評価:なぜ今「Y」なのか

ついに『ポケモンレジェンズ Z-A』のランクマッチ環境に、最強の遺伝子を持つポケモン「ミュウツー」が降り立ちました。 昨晩配信されたDLC最新情報第3弾に合わせて追加された高難易度サイドミッション「プロジェクトコードM」。 このミッションは、これまでのレイドバトルとは一線を画す難易度で、多くのプレイヤーが苦戦を強いられたことでしょう。私自身も攻略班と共に数時間挑み続け、ようやくクリアして入手することができました。 そうして手に入るミュウツーは、リザードンと同様にメガシンカXとYの2形態を持つ特別な存在です。 第1弾DLCでのディアンシー解禁以来の伝説追加とあって、ランクマッチはすでにミュウツーのお祭り騒ぎとなっています。

まずは、このポケモンがなぜこれほどまでに注目され、そして「最強」の名をほしいままにしているのか、そのスペックを詳細に分析していきましょう。

脅威の特攻種族値194がもたらす破壊力

メガミュウツーYを語る上で避けて通れないのが、その圧倒的な「特攻(C)」のステータスです。 種族値にして194という数値は、全ポケモンの中でも群を抜いたトップクラスの値を誇ります。 これは、伝説のポケモンたちがひしめく禁止級環境においても異次元の数値です。通常のミュウツーですら特攻種族値154と十分に高いですが、メガシンカすることによってプラス40され、特殊アタッカーとしての頂点に君臨します。

わかりやすくダメージ感覚で例えるなら、このC194という数値は、性格補正ありの「こだわりメガネ」を持ったラティオスと同等以上の火力を、持ち物の縛りなしで(メガストーン枠は消費しますが)常時叩き出せることを意味します。 さらに本作『レジェンズ Z-A』のアクション要素において、特殊攻撃は遠距離からの弾幕として機能するため、近づくリスクを負わずに相手の体力を削り取ることが可能です。 耐久無振りのアタッカーであれば、等倍の技であっても「サイコキネシス」一発で確定1発、あるいは乱数1発で沈めることが可能なほどの火力を有しており、受け出しを許さない圧倒的な圧力(プレッシャー)を持っています。

物理耐久の低下と対策必須のステータス変化

一方で、メガミュウツーYへの進化には明確なデメリットも存在します。光があれば影があるように、圧倒的な火力の代償として失ったものがあります。 それは「防御(B)」種族値の低下です。 通常ミュウツーの状態よりも防御の数値が下がるため、物理攻撃に対して非常に打たれ弱くなります。

ステータス 通常ミュウツー メガミュウツーY メガミュウツーX 増減(Y)
HP (H) 106 106 106 ±0
攻撃 (A) 110 150 190 +40
防御 (B) 90 70 100 -20
特攻 (C) 154 194 154 +40
特防 (D) 90 120 100 +30
素早さ (S) 130 140 130 +10

上記の表をご覧ください。特防(D)は90から120へと大きく上昇するため、特殊攻撃との撃ち合い(例:対カイオーガ、対ゼルネアス戦)には滅法強いです。しかし、防御(B)は90から70まで低下します。 B種族値70というのは、一般ポケモンで言うと「オオタチ」や「デリバード」と同程度の数値です。腐っても伝説のポケモンであるミュウツーが、耐久面においてこれほど脆くなるというのは衝撃的な事実です。

これは、現在の『レジェンズZA』のランクマッチ環境が「物理超環境」であることと非常に噛み合わせが悪いです。 環境トップの使用率を誇るガブリアス、メタグロス、ドリュウズ、ハッサムといった強力な物理アタッカーが跋扈する環境下では、この物理耐久の低さが致命的な弱点となり得ます。 特に本作ではアクション性が高まったことで、先制技である「バレットパンチ」や「かげうち」、「しんそく」といった必中・高速着弾技の回避が難しく、これらで縛られやすい点も運用難易度を上げる要因の一つです。

圧倒的な移動速度による制圧力

しかし、その耐久面の脆さを補って余りあるのが「移動速度」の速さです。 本作『レジェンズ Z-A』のバトルシステムにおいて、素早さステータスは単なる行動順だけでなく、技のクールダウン速度(CT)、そしてフィールド上の移動速度にも直結します。 通常ミュウツーの時点でも130族というトップクラスの脚力を持っていますが、メガミュウツーYになるとさらにその速度が向上し、種族値140相当のスピードを手に入れます。

メガシンカによって体が小さくなっているため視覚的な当たり判定の縮小も相まって、その動きは目で追うのが困難なレベルです。 熟練のプレイヤーが操作するメガミュウツーYは、フィールドを縦横無尽に駆け巡り、相手の攻撃を紙一重でかわし続けます。 この圧倒的な機動力を活かし、敵の攻撃範囲外(アウトレンジ)から一方的に高火力を押し付けることが可能となります。 特殊アタッカーにとって「敵に触れられないこと」こそが最大の防御であり、メガミュウツーYはその理想を体現できるポテンシャルを秘めています。

【結論】ランクマ用おすすめ努力値調整:B振り耐久型

さて、ここからが本題である「努力値調整」についてです。 一般的なアタッカーの育成論では、長所を伸ばすために特攻(C)と素早さ(S)に極振り(252振り)し、残りをHP(H)に振るのがセオリーとされています。 しかし、メガミュウツーYにおいて現在私が提唱し、実際に高レート帯で結果を残している「最強調整」は、少し特殊なアプローチを取ります。

それは、HPではなく防御(B)に努力値を多めに割くという調整です。

なぜHぶっぱではなくB振りなのか:耐久指数のマジック

「耐久を上げるならまずはHPに振るのが基本ではないか?」 「HPが高い方が、物理・特殊両方の耐久が上がってお得なのでは?」 そう疑問に思う方も多いでしょう。確かにHPは総合耐久の基盤となる重要なステータスです。 しかし、ポケモンの耐久力計算には、ある「黄金の法則」が存在します。

それは、**「HPが高く、防御・特防が低いポケモンは、HPに振るよりも防御・特防に振ったほうが硬くなる」**という法則です。

これを理解するために、「耐久指数」という概念を使います。耐久指数とは「HP × 防御(または特防)」で算出される、そのポケモンの実質的な硬さを表す数値です。 メガミュウツーYの種族値を見てみましょう。

  • HP:106
  • 防御:70

このようにHPに対して防御が極端に低いバランスになっています。 長方形の面積を最大化する問題を思い出してください。縦と横の長さの合計が同じなら、正方形に近いほど面積(=耐久指数)は大きくなります。 つまり、すでに高いHPをさらに伸ばすよりも、凹んでいる防御を補強してあげたほうが、効率よく「物理耐久指数」を伸ばすことができるのです。

これは「ハピナス」や「シャワーズ」の育成論でもよく語られる理論ですが、実はメガミュウツーYもこの「HP過多・防御不足」のケースに当てはまります。 Bに努力値を振ることで、実数値に対する上昇率がH振りよりも高くなり、結果として物理攻撃を受けた際のダメージ割合(%)を大きく抑えることができます。

物理偏重環境への回答としてのB調整

もちろん、防御に努力値を割くことで、特殊攻撃に対する耐久力(特殊耐久)はHP振りの場合よりも低下します。 しかし、以下の3つの理由から、現環境ではB振りが最も合理的であると断言できます。

  1. 環境の物理アタッカー率の高さ(約7割が物理) 現在のランクマッチ上位の使用率ランキングを見てください。 1位:ガブリアス(物理) 2位:メガガルーラ(物理) 3位:ファイアロー(物理) 4位:ギルガルド(両刀だが物理技「かげうち」採用率高) …といった具合に、物理アタッカーが極めて多いです。 これらの攻撃を「耐えて反撃する」あるいは「不意の被弾を耐えて逃げる」ことができるかどうかが、勝敗を分けるシーンが頻発します。
  2. 元々の特殊耐久の高さ メガミュウツーYは特防種族値が120に上昇するため、無振りでも特殊攻撃に対してはある程度の耐性を持っています。 例えば、不一致の「れいとうビーム」や「10まんボルト」程度なら、努力値を振らなくても余裕を持って耐えることができます。 そのため、限られた努力値を割くべき優先度は、明らかに不足している物理耐久の方です。
  3. 不意の物理技への保険 本来特殊型であるゼルネアスなどが、意表を突いて物理技(インファイトやメガホーンなど)を採用しているケースも見受けられます。 また、特殊受けとして出てきたハピナスやラッキーが「ちきゅうなげ」ではなく物理技を採用している変則型もあります。 そうした「事故」を防ぐ意味でも、B振りは安定感を高める選択肢となります。

おすすめ調整案の詳細(努力値配分)

具体的な数値は個体値(基本は31の6V想定)や性格補正によりますが、イメージとしては以下のような配分を推奨します。

【性格】 おくびょう(素早さ↑ 攻撃↓) 最速140族の強みを捨てる理由はありません。同速対決(ミラーマッチ)や、スカーフ持ち準速ポケモンを抜くためにも最速は必須です。

【努力値配分例】

  • HP (H): 0 ~ 4(基本的に無振り。定数ダメージ意識で奇数になるよう調整)
  • 攻撃 (A): 0(不要。イカサマ対策で個体値0が理想)
  • 防御 (B): 204 ~ 252(ここがポイント。ガブリアスの無補正逆鱗耐えラインなどを意識して厚く振る)
  • 特攻 (C): 0 ~ 52(余りを振る。種族値が高いので無振りでも実数値214を確保可能)
  • 特防 (D): 0
  • 素早さ (S): 252(ぶっぱ)

【実数値(31-0-31-31-31-31想定)】

  • H: 181
  • A: –
  • B: 122(無振りだと90。32もの差が出る)
  • C: 220(少し振った場合)
  • D: 140
  • S: 211

このB122という数値は、無振りのメガミュウツーX(B120)とほぼ同等の硬さです。 これにより、本来なら確定1発で落とされるような物理技を、ギリギリで耐える(確定2発にする)乱数が劇的に変動します。 あくまでこれは「物理耐久を最大化して事故死を防ぐ」ための一例であり、Cに252振り切って火力を優先するスタイルも当然強力です。 しかし、現在の物理環境で「安定して連勝したい」「不意の事故でレートを溶かしたくない」のであれば、この「B振りメガミュウツーY」を一度試してみる価値は大いにあります。

必須級から選択枠まで!技構成の最適解を考察

ステータス調整が決まれば、次は戦術の要となる「技構成」です。 ミュウツーは覚える技の範囲(技範囲)が非常に広く、どの技を採用するかで対応できる相手が大きく変わります。 ここでは、現環境で最も勝率を安定させるための「黄金の技構成」を考察します。

エスパー技の選択:ブレイク・キネシス・ショック論争

まずはタイプ一致のメインウェポンであるエスパー技の選択です。 候補となるのは以下の3つですが、それぞれ一長一短があります。

1. サイコブレイク(専用技)

  • 威力: 100 / 命中: 100 / 分類: 特殊
  • 効果: 相手の「防御」でダメージ計算を行う。
  • 解説: ミュウツーのアイデンティティとも言える専用技です。特殊技でありながら物理ダメージとして計算されるため、「ジオコントロール」を積んで特防がお化けになったゼルネアスや、ハピナス等の特殊受けを突破しやすいのが最大のメリットです。 しかし、本作『レジェンズZA』においては**「弾速」と「弾道」**の問題があります。サイコブレイクは発射から着弾までにわずかなラグがあり、偏差撃ち(相手の移動先を予測して撃つこと)が必要です。 高速で動き回るランクマッチの環境では、この「当てづらさ」が致命的な隙を生むことがあり、採用を見送るプレイヤーも増えています。

2. サイコキネシス

  • 威力: 90 / 命中: 100 / 分類: 特殊
  • 効果: 10%の確率で特防ダウン。
  • 解説: 基本にして王道の技。本作ではオートエイム性能が高く、射程内であればほぼ必中で吸い込まれるようにヒットします。 遠距離から確実にダメージを蓄積できるため、移動速度の速いメガミュウツーYの「引き撃ち」戦法と最も相性が良いです。 威力はブレイクに劣りますが、外すリスクがない安定感は、レート戦において何よりも代えがたい価値があります。

3. サイコショック

  • 威力: 80 / 命中: 100 / 分類: 特殊
  • 効果: 相手の「防御」でダメージ計算を行う。
  • 解説: サイコブレイクの廉価版のような性能ですが、こちらはキネシス同様に命中精度が高い仕様になっています。 特殊受けを崩したいが、ブレイクの当てにくさを嫌う場合の中間択として採用されます。 しかし威力が80と低く、等倍相手への押し込み不足を感じる場面も多いです。

【結論】 現状のランクマおすすめは**「サイコキネシス」**です。 専用技のサイコブレイクはロマンがありますが、必中性能を持つサイコキネシスの「ストレスフリーな立ち回り」には敵いません。 まずはサイコキネシスで運用し、どうしても特殊受け(ハピナス等)に詰まされると感じた場合にのみ、サイコショックやブレイクへの変更を検討しましょう。

必須サブウェポン「だいちのちから」

エスパー技以外で、まず間違いなく採用すべきなのが**「だいちのちから」**です。 この技は以下の理由から、外す理由がないほどの必須級サブウェポンとなっています。

  • 鋼タイプへの打点: エスパー技を半減以下にする鋼タイプは、ミュウツーの天敵です。特にメジャーな「メタグロス」「ドリュウズ」「ギルガルド」「ヒードラン」に対し、弱点を突いて大ダメージを与えられます。
  • バンギラス対策: エスパー無効の悪タイプであり、砂嵐補正で特防が1.5倍になるバンギラス。彼に対してエスパー技は無力ですが、地面技なら抜群を取れます。 「きあいだま」という選択肢もありますが、命中難(70%)の不安があるため、安定感のある「だいちのちから」が優先されます。
  • 範囲攻撃: 本作の「だいちのちから」は足元から噴出する範囲攻撃判定があるため、乱戦時に複数の相手を巻き込みやすいのもメリットです。

環境メタ「れいとうビーム」と「10まんボルト」

残りの攻撃技枠ですが、ここは環境の流行(メタ)によって使い分けるべき選択枠(フレックス枠)となります。

れいとうビーム(推奨度:S)

仮想敵:ガブリアス、ワルビアル、ジガルデ、メガボーマンダ 現在ランクマッチで大量発生しているガブリアスに対し、4倍弱点を突いて一撃で葬り去るために極めて重要です。 B振りをしているとはいえ、ガブリアスの攻撃を受けるのはリスクが高いです。「やられる前にやる」ための最強の回答がこれです。 また、ミュウツー対策として採用されやすい悪タイプの「ワルビアル」に対しても、弱点を突ける数少ない手段となります。 ガブリアスの遭遇率が異常に高い今の環境では、優先度が最も高いサブウェポンと言えます。

10まんボルト(推奨度:A)

仮想敵:エアームド、シャワーズ、ブロスター、イベルタル、ファイアロー 物理受けとして強固なエアームドや、高耐久の水タイプを崩すのに必須です。 特にエアームドは「はがね/ひこう」タイプであり、エスパー・地面・氷のすべてを等倍以下で受けてくる要塞です。10まんボルトがないと突破が困難になり、TOD(Time Over Death)判定で負ける可能性があります。 また、飛行タイプのイベルタルに対しても有効ですが、イベルタル対面は「ふいうち」の存在もありそもそも不利なので、基本は逃げの一手となります。

かえんほうしゃ / だいもんじ(推奨度:B)

仮想敵:ハッサム、ナットレイ 4倍弱点を突ける相手には強力ですが、彼らは「だいちのちから」でも等倍以上で押せることが多く、技スペースの関係で優先度は下がります。 ハッサムの「バレットパンチ」がどうしても辛い場合のみ採用を検討してください。

補助技の選択:「わるだくみ」対「めいそう」

最後に補助技(積み技)の選択です。 特攻と特防を1段階上げる「めいそう」か、特攻を一気に2段階上げる「わるだくみ」か。

結論としては、**「わるだくみ」**を強く推します。 メガミュウツーYの耐久(特に物理)は心もとなく、悠長に瞑想を積んで耐久合戦をする余裕はありません。 それよりも、圧倒的な素早さから一瞬で火力を2倍に引き上げ、相手が体勢を整える前に破壊する「速攻スタイル」の方が合っています。

また、「わるだくみ」による特攻大幅アップの恩恵は凄まじく、一度積んでしまえば、本来確2の相手を確1に、確3の相手を確2に変えることができます。 これは「敵を倒すまでの時間(Time to Kill)」を大幅に短縮し、結果として敵からの被弾回数を減らすこと(攻撃は最大の防御)につながります。 B振りの耐久調整と合わせ、「一発耐えて、悪巧みからのカウンターで全抜き」というシナリオを描きやすいのも魅力です。

実戦での立ち回りと注意すべき対策ポケモン

最強のステータスと理論的な調整を持っていても、ただ正面からボタンを連打して殴り合うだけでは勝てません。 メガミュウツーYの真価を発揮するための立ち回り(プレイヤースキル)と、天敵への対処法を解説します。

高い移動速度を活かしたヒット&アウェイ(引き撃ち)

メガミュウツーYの最大の武器は、C194の火力以上に**「移動速度」**にあると言っても過言ではありません。 FPSやMOBA用語で言うところの「カイト(Kite)」戦術を徹底してください。

  1. 間合い管理: 敵の攻撃範囲ギリギリの距離(クリティカルディスタンス)を常に保ちます。
  2. 攻撃: こちらの必中技(サイコキネシス)を撃ち込みます。
  3. 離脱: 敵が近づいてきたら、攻撃硬直の隙を消すように即座に後退または横移動します。

物理アタッカーの多くは、接近しなければダメージを出せません。 その接近を許さないほどのスピードでフィールドを駆け回り、相手に「攻撃したいのに届かない」というストレスを与え続ける動きこそが、メガミュウツーYの理想的な立ち回りです。 技のクールダウン中は無理に攻めず、回避に専念することで、低い物理耐久を完全にカバーできます。 障害物(壁や岩)を挟んで対角線上に位置取り、相手が回り込んでくるところを狙い撃つテクニックも有効です。

天敵ガブリアス・ワルビアルへの対処法

対ガブリアス(危険度:★★★★★)

現在の環境トップメタであり、最大の脅威です。 「ドラゴンダイブ」や「じしん」など高火力の物理技を持ち、耐久も高いため、一撃で倒しきれないと返り討ちに遭います。スカーフ持ちの場合は速度負けすることもあります。 対処法: やはり**「れいとうビーム」**が生命線です。遠距離から冷凍ビームを当てれば、B振りガブリアスでもない限り一撃で沈みます。 もし相手がスカーフの疑いがある場合(初速が異常に速い場合)は、無理に突っ込まず、味方の物理受けに交代するか、相手が技を外すのを祈りながら回避に専念してください。

対ワルビアル(危険度:★★★★☆)

エスパー技が無効の悪タイプでありながら、地面タイプを持つため「10まんボルト」も無効化してくる厄介な相手です。特性「いかく」で味方の物理アタッカーを腐らせるのも面倒です。 しかし、ワルビアルは特防があまり高くなく、氷技が弱点です。 対処法: ここでも「れいとうビーム」が刺さります。逆に言えば、冷凍ビームがない構成だとワルビアルに詰まされる可能性が高いため、マッチング画面で相手にワルビアルが見えたら選出段階で注意が必要です。 「きあいだま」があれば一撃ですが、採用率が低いため読まれにくいです。

対メタグロス(危険度:★★★★☆)

鋼・エスパータイプでエスパー技を1/4に軽減してくる難敵です。高い防御力と「バレットパンチ」による先制攻撃を持っています。 対処法: ここには**「だいちのちから」**が刺さります。メタグロスは移動速度があまり速くないため、距離を取りながらだいちのちからを連打すれば、比較的安全に処理できます。 ただし、「バレットパンチ」の射程内に入ると削り負けるので、常に一定の距離を保つことが重要です。

不遇なブリガロンにも救いを

余談ですが、御三家でありながら環境で見かけることが少ない「ブリガロン」(草・格闘タイプ)などは、メガミュウツーYにとって格好の的(カモ)です。 彼の自慢の物理耐久「ニードルガード」も特殊技には無力であり、特防は低く、エスパー技が抜群で入るため、対面した瞬間に勝負が決まります。 昨今の環境ではブリガロンを見かけること自体が稀ですが、もし遭遇したら美味しくいただきましょう。 彼らが環境で息をしていないのは、間違いなくミュウツーとファイアローのせいです。彼らに慈悲はありません。

まとめ:最強の遺伝子を使いこなせ

今回の記事では、解禁されたばかりのメガミュウツーYについて、ランクマッチで勝ち抜くための調整と運用法を、これでもかというほど詳細に解説しました。

  • 努力値はB(防御)振り推奨: 物理環境に適応するため、HPではなく防御に振って物理耐久指数を最大化する。これが現環境の最適解。
  • 技構成の軸: 安定と信頼の「サイコキネシス」、範囲補完の「だいちのちから」、対ドラゴンの決戦兵器「れいとうビーム」、崩しの切り札「わるだくみ」が黄金構成。
  • 立ち回り: 圧倒的な移動速度を活かし、被弾しない距離からの引き撃ち(カイト)を徹底する。近づかれたら即離脱。
  • 対策への回答: 技範囲を広げることで、ガブリアスやワルビアルといった天敵すらも役割対象にする。

メガミュウツーYは、その火力と速度で戦場を支配できるポテンシャルを持っています。 しかし、ただ強いだけでなく、繊細な耐久調整や適切なスキル回し、間合い管理が求められる奥深いポケモンでもあります。 「最強のポケモンを使えば勝てる」のではなく、「最強のポケモンを、最強のトレーナーが使って初めて勝てる」のが、ポケモンバトルの醍醐味です。

あと1週間もしないうちに次のDLC情報も控えていますが、今はこの「最強の力」に酔いしれ、ランクマッチで暴れ回ってみてはいかがでしょうか。 この記事が皆さんのレートを上げる一助になれば幸いです。

最後に、もしこの記事が役に立ったと思ったら、ぜひ周りのトレーナーにもシェアしてください。SNSでの拡散や、フレンドへの共有も大歓迎です。 それでは、ランクマッチの戦場でお会いしましょう!

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