編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、待望のランクマッチ「M次元ラッシュ」で、最強の特殊アタッカーとして名高いメガリザードンYをどう育てれば良いのか、その最適解が気になっていると思います。
この記事を読み終える頃には、あなたのメガリザードンYが戦場で無双するための努力値調整と、立ち回りの疑問が解決しているはずです。
- 特攻種族値159を活かす「ひかえめ」と「おくびょう」の選択基準
- 素早さ100族の激戦区を抜けるための具体的なS調整ライン
- 4倍弱点の岩技を耐えるための耐久調整と「まもる」の重要性
- 仮想敵に合わせた技構成と「ひでり」を活かした立ち回り
それでは解説していきます。
メガリザードンYがM次元ラッシュで最強格である理由
『ポケモンレジェンズZ-A(ZA)』のランクマッチ、通称「M次元ラッシュ」において、なぜこれほどまでにメガリザードンYの使用率が高いのか。
まずはその根本的なスペックと、環境における優位性を徹底的に分析していきます。
単なる「火力が高い」という言葉だけでは片付けられない、計算され尽くした強さがそこにはあります。
特攻種族値159という圧倒的な破壊力
メガリザードンYの最大の魅力は、何と言っても特攻種族値159という数値です。
これは全ポケモンの中でもトップクラスの数値であり、伝説のポケモンたちと肩を並べる、あるいはそれをも凌駕する水準です。
通常のランクマッチ環境において、受け出しを許さないほどの火力を叩き出せるのは、この種族値があってこそです。
実際に数値を見てみましょう。
| 項目 | 数値 | 順位 | 評価 |
|---|---|---|---|
| HP | 78 | 165位 | 平均的 |
| 攻撃 | 104 | 135位 | 両刀も視野 |
| 防御 | 78 | 223位 | 物理には脆い |
| 特攻 | 159 | 19位 | 超高水準 |
| 特防 | 115 | 42位 | 特殊受け可能 |
| 素早さ | 100 | 93位 | 激戦区 |
| 合計 | 634 | 33位 | 600族超え |
この表を見ても分かる通り、特攻と特防が突出しています。
特に特攻159から繰り出される「ひでり(天候が晴れになる)」状態での炎技は、半減タイプであっても受け切るのが困難なほどのダメージソースとなります。
特防115がもたらす特殊対面での安定感
見落とされがちですが、特防種族値115という数値も非常に優秀です。
昨今の環境では、ハバタクカミやテツノツツミ(パラドックスポケモンが解禁されている場合)のような高速特殊アタッカーが多いですが、メガリザードンYはこの高い特防のおかげで、等倍の特殊技であれば余裕を持って耐えることができます。
これにより、「相手の攻撃を一発耐えて、返しのオーバーヒートやだいもんじで倒す」という対面処理が可能になります。
この「撃ち合い性能の高さ」こそが、ランクマッチで安定して勝てる要因の一つです。
天候「ひでり」によるシナジー効果
メガシンカ特性「ひでり」は、場に出た瞬間に天候を「晴れ」にします。
これにより、以下の恩恵を受けられます。
- 炎技の威力が1.5倍になる
- 水技の威力が0.5倍になる
- ソーラービームが溜めなしで撃てる
- 「こうごうせい」や「あさのひざし」の回復量が増える
特攻159×タイプ一致(1.5倍)×晴れ補正(1.5倍)の炎技は、実質的な威力が凄まじいことになります。
また、弱点である水技の威力を半減できるため、実質的に水タイプへの耐性を得ているとも言えます。
これにより、本来不利な水タイプに対しても、ソーラービームと合わせて返り討ちにできるポテンシャルを秘めています。
ランクマ用おすすめ努力値調整:基本のCSぶっぱ型
まずは、最もスタンダードかつ、初心者から上級者まで幅広く使われている「CSぶっぱ型(特攻・素早さ特化)」について解説します。
M次元ラッシュの環境初期においては、まずこの調整から入ることを強く推奨します。
性格と努力値配分
- 性格:おくびょう(素早さ↑ 攻撃↓) または ひかえめ(特攻↑ 攻撃↓)
- 努力値:特攻252 / 素早さ252 / 特防4(または防御4)
- 実数値(Lv.50想定):
- おくびょう:H153 / A111 / B98 / C211 / D136 / S167
- ひかえめ:H153 / A111 / B98 / C232 / D136 / S152
おくびょう(最速)を選ぶメリット
私が現在ランクマッチで使用しているのは、この「おくびょう」型です。
最大の理由は、素早さ種族値100族という激戦区に位置しているからです。
このラインには、強力なライバルが多数存在します。同速勝負で先手を取れるかどうかは、勝敗に直結します。
- ミラー対決(相手もメガリザードンY):先制して「エアスラッシュ」で怯ませる、あるいは「げんしのちから」等のサブウェポンで弱点を突くために最速は必須です。
- 100族付近のポケモン:ボーマンダ、ウルガモス、サンダーなど、環境に多いポケモンたちと同速、あるいは直下にいます。これらを確実に抜くためには、補正をかける必要があります。
M次元ラッシュでは行動順が非常に重要であり、先手を取って高火力を押し付けることこそが、メガリザードンYの役割遂行において最も理にかなっています。
ひかえめ(火力特化)を選ぶメリット
一方で、「ひかえめ」を選ぶメリットも大きいです。
特に、受けループ(耐久ポケモンで固めたパーティ)を崩壊させるためには、ひかえめの火力が不可欠な場面があります。
- 乱数の確定数が変わる:おくびょうでは乱数1発(運次第で倒せる)の相手が、ひかえめなら確定1発になるケースが多々あります。
- サイクル戦での負荷:交代先にかける負担が大きくなり、相手のサイクルを崩しやすくなります。
「おいかぜ」や「トリックルーム(非推奨だが)」などの素早さ操作サポートがある場合、あるいはスカーフ持ち以外の高速アタッカーを他のポケモンで見れる場合は、ひかえめを選択する余地が大いにあります。
ランクマ用おすすめ努力値調整:耐久調整HCベース型
次に紹介するのは、行動保証を持たせるための「耐久調整型」です。
環境に高速物理アタッカーが増えてきたり、ステルスロックが撒かれる頻度が高い場合に有効な調整です。
性格と努力値配分案
- 性格:ひかえめ(特攻↑ 攻撃↓)
- 努力値:HP236 / 防御116 / 特攻156 / 特防4 / 素早さ4
- 狙い:
- HP:16n-1調整(定数ダメージ最小化)。ステルスロックや天候ダメージ、火傷ダメージなどを考慮。
- 物理耐久:ガブリアスの「がんせきふうじ」や、不一致「いわなだれ」を耐えるラインまで確保。
- 火力:削った分を維持しつつ、H振りポケモンを確1にできるラインを維持。
この調整が活きる場面
M次元ラッシュでは、メガリザードンYを見ると、相手は高確率で「岩技」を持った物理アタッカーを選出してきます。
特に注意すべきは、スカーフを持ったバンギラスや、ガブリアス、ランドロスなどです。
CSぶっぱ型では、これらのポケモンの岩技(4倍弱点)を受けると即死してしまいますが、耐久に振ることで「不一致岩技」や「威力60程度の岩技」であれば耐える可能性が生まれます。
一発耐えて、返しの「ソーラービーム」や「めざめるパワー(氷 ※存在する場合)」で反撃する。この動きができるのが耐久型の強みです。
ただし、4倍弱点はやはり痛いので、過信は禁物です。基本的には「やられる前にやる」か「引く」が正解ですが、居座らざるを得ない場面での保険として機能します。
M次元ラッシュで採用すべき「技構成」の最適解
努力値と同じくらい重要なのが、技構成です。
ここでは、提供されたデータソースにある技リストに基づき、ランクマッチで優先度の高い技をピックアップして解説します。
確定技:炎技の選択
メインウェポンとなる炎技は必須です。以下の3つから選択になります。
- だいもんじ(威力110 / 命中85)
- 推奨度:SS
- 最もバランスが良い選択肢です。威力と命中のバランスが取れており、晴れ下での火力は凄まじいものがあります。迷ったらこれを採用しましょう。
- かえんほうしゃ(威力90 / 命中100)
- 推奨度:A
- 命中安定を重視する場合に採用します。特にランクマッチ終盤の詰め筋として、技を外して負けるリスクをゼロにしたいプレイヤー向けです。ただし、火力不足で倒しきれない場面も出てきます。
- オーバーヒート(威力130 / 特攻2段階ダウン)
- 推奨度:S
- 「撃ち逃げ」を基本とするスタイルなら最強の技です。初手で対面した相手を強制的に持っていく威力があります。連発できないため、サイクル戦向けの技です。
準確定技:ソーラービーム
- ソーラービーム(威力120 / 命中100)
- 推奨度:SS
- メガリザードンYのアイデンティティとも言える技です。
- 本来苦手な「水タイプ」「岩タイプ」「地面タイプ」への強烈な打点となります。
- 特にウォッシュロトム、スイクン、バンギラス(天候を取り返せれば)などへの対策として外せません。
- 注意点:相手に天候を変えられる(バンギラスの後出し、カバルドンの登場など)と、溜めターンが発生してしまうため、天候管理が重要になります。
選択技:サブウェポンと補助技
残りの2枠は、パーティ構成や仮想敵に合わせてカスタマイズします。
| 技名 | おすすめ度 | 解説 |
|---|---|---|
| エアスラッシュ | A | 一致飛行技。炎技が通らないドラゴンや炎タイプへの打点。30%の怯み効果が、Sの高いリザードンYと相性抜群です。 |
| きあいだま | B | 命中不安(70%)ですが、バンギラスやヒードランへの最高打点。当たれば最強、外せば負けのギャンブル技。 |
| りゅうのはどう | B | ガブリアスやカイリューなどのドラゴンタイプへの安定した打点。一貫性は高いですが、威力は控えめ。 |
| げんしのちから | C | ミラー対策(相手のリザードン)や、ファイアロー対策。全能力アップの追加効果も魅力。 |
| まもる | S | ダブルバトルでは必須。シングルでも、相手の様子見、こだわり解除、天候ターンの調整、毒ダメージ稼ぎなどに非常に有効。ソースにも記載がある通り、岩技持ちかどうかの確認に使えます。 |
| はねやすめ | A | 高速回復技。耐久振り型であれば、サイクルを回すために採用価値が高いです。飛行タイプが消える仕様をうまく使うと、岩技を等倍で受けられる瞬間を作れます。 |
筆者のおすすめ構成(シングル): だいもんじ / ソーラービーム / エアスラッシュ / まもる(または ニトロチャージ)
筆者のおすすめ構成(ダブル): ねっぷう / ソーラービーム / まもる / エアサスラッシュ ※ダブルでは範囲攻撃の「ねっぷう」が最強です。
具体的な立ち回りと注意点
努力値を振り、技を揃えたら、実際のバトルでの運用方法を確認しましょう。
初手性能の高さ
メガリザードンYは初手出し性能が非常に高いです。
特性「ひでり」によって天候を書き換えることができるため、相手のカバルドンやユキノオーなどの天候始動要員に対して有利に立てます。
ただし、素早さが相手より遅い場合、相手の天候特性が後に発動し、天候を取られることには注意が必要です。 (例:最遅バンギラスと対面した場合、リザードンYのひでりが先発動→バンギラスのすなおこしが後発動→結果は「砂嵐」になる)
この仕様があるため、天候特性持ちとの対面では、一度引くか、「とんぼがえり」などで後続に繋ぐ動きも重要になります。
岩技への警戒レベルを最大に
リザードンは「ほのお/ひこう」タイプのため、岩タイプが4倍弱点です。
これは、不一致の「がんせきふうじ」程度でも致命傷になり、一致「ストーンエッジ」や「いわなだれ」なら確実に行動不能になります。
ステルスロックが撒かれている状態で場に出ると、HPの半分(50%)が削れます。これは絶対に避けなければなりません。
そのため、パーティには必ず「こうそくスピン」や「きりばらい」を使えるポケモン、あるいはマジックミラー持ちを入れて、ステルスロック対策を万全にする必要があります。
「ニトロチャージ」による全抜きエース化
ソースにある技マシン技「ニトロチャージ(威力50 / 素早さ1段階上昇)」を採用する型も、実は非常に強力です。
これは、削れた相手をニトロチャージで倒しつつ、素早さを1.5倍にする動きです。
素早さが1段階上がったメガリザードンY(S実数値250相当)を止められるポケモンは、環境にほとんど存在しません。スカーフ持ちすら抜き去り、上から超火力の「だいもんじ」を連打するだけでゲームが終わります。
この型を使う場合は、努力値をCSぶっぱにし、性格を「ひかえめ」にして火力を底上げするのがおすすめです。
メガストーンの入手と金策について
これから育成を始める方のために、準備についても触れておきます。
ソース情報によると、メガリザードンYに進化するための「リザードナイトY」は、メインミッション10クリア後に「いしや」で100,000円で購入可能です。
10万円という金額は、ストーリークリア直後には高額に感じるかもしれません。
効率的な金策方法
- 換金アイテムの売却:探索で入手した「きんのたま」や「すいせいのかけら」は惜しみなく売りましょう。
- トレーナーとの再戦:M次元ラッシュの準備段階として、各地のトレーナーと再戦してお金を稼ぎます。
- ミッション報酬:サイドミッションをこなすことで、高額な報酬が得られる場合があります。
メガシンカはこのゲームの根幹をなすシステムですので、最優先でリザードナイトYを入手しましょう。
相性の良い味方ポケモン(構築例)
メガリザードンYを活かすためのパートナー候補を紹介します。
1. 古代・未来のパラドックスポケモン(ハバタクカミ・トドロクツキ等)
もしパラドックスポケモンが使用可能なルールであれば、古代のポケモンたちは特性「こだいかっせい」を持っています。
これは晴れ下で一番高い能力が上がる特性なので、メガリザードンYが晴れにするだけで、味方のステータスを強化できます。特にハバタクカミやトドロクツキとの相性は抜群です。
2. カバルドン・ラグラージ(ステロ・あくび展開)
リザードンYが苦手な岩・電気技を受けられ、ステルスロックやあくびで場を整えられるポケモンです。
カバルドンは砂嵐を起こしてしまいますが、あくびで相手を眠らせて対面操作をし、安全にリザードンを着地させる動きが強力です。
3. フシギバナ(葉緑素)
いわゆる「リザバナ」構築です。 晴れ下で素早さが2倍になる特性「ようりょくそ」を持つフシギバナは、リザードンYの最高の相棒です。
リザードンが苦手な水や岩タイプをフシギバナが処理し、フシギバナが苦手な鋼や炎タイプをリザードンが焼き払う。この補完性は芸術的です。
まとめ:メガリザードンYは調整次第で環境を支配できる
メガリザードンYは、単に種族値が高いだけでなく、天候操作という強力な特性を持った、ランクマッチの覇者となりうるポケモンです。
しかし、4倍弱点という明確なアキレス腱も抱えています。
だからこそ、思考停止で使うのではなく、今回解説したような「素早さ調整」や「耐久調整」、そして「技構成」の吟味が重要になります。
あなたのパーティに足りない要素は何か? ・素早さでの制圧ならおくびょうCS。 ・サイクル戦での崩しならひかえめHC。 ・全抜きを狙うならニトロチャージ型。
自分に合ったスタイルを見つけて、M次元ラッシュの頂点を目指してください。
この圧倒的な火力を一度体験すれば、もう他のポケモンには戻れないかもしれません。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。




















