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【ポケモンZA】前作ヒスイ地方との繋がり伏線13選まとめ|ミアレ美術館の展示品を徹底解説

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編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、2025年発売予定の「ポケモンレジェンズ Z-A」(以下、ポケモンZA)と、その前作にあたる「ポケモンレジェンズ アルセウス」(以下、レジェンズアルセウス)の間に、どのような繋がりがあるのか気になっていると思います。

特に、ポケモンZAの舞台であるミアレシティの美術館で開催されている「大ヒスイ展」には、前作をプレイしたファンならニヤリとするしかない伏線や小ネタが満載です。

この記事を読み終える頃には、ポケモンZAに隠されたヒスイ地方との深い繋がりの数々、そしてミアレ美術館の展示品が示す衝撃の事実についての疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  • ミアレ美術館「大ヒスイ展」の驚くべき展示内容
  • デンボク、ウォロ、ノボリら重要人物たちの衝撃的なその後
  • レジェンズアルセウス主人公やシュウゾウの功績(?)の伝わり方
  • カロス地方とヒスイ地方(シンオウ地方)の意外な接点

 

それでは解説していきます。

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ポケモンZA ミアレ美術館「大ヒスイ展」とは?

まず、今回のレビューの核心となる「大ヒスイ展」についておさらいしましょう。 ポケモンZAの舞台は、カロス地方の「ミアレシティ」。 「都市再開発」が進むこの街で、プレイヤーは新たな冒険を繰り広げることになります。

ミアレ美術館で開催中の特別展

そのミアレシティにある「ミアレ美術館」の2階で、なんと「大ヒスイ展」なる特別展が開催されていることが判明しました。 ヒスイ地方は、レジェンズアルセウスの舞台となった、遠い昔のシンオウ地方の呼び名です。 つまり、現代のカロス地方で、古代シンオウ地方の文化や歴史を紹介する展示会が開かれている、というわけですね。

この時点で、レジェンズアルセウスをやり込んだ私としては、期待で胸が高鳴ります。 公式がゲーム内で、過去作の要素をここまで大々的にフィーチャーするのは、実はかなり珍しいケースです。 レジェンズアルセウスや、その舞台となったシンオウ地方(ダイヤモンド・パール)のファンにとっては、この美術館を見るためだけにポケモンZAを買う価値があると言っても過言ではないでしょう。

なぜ今、カロス地方で「ヒスイ」なのか?

しかし、なぜイッシュでもホウエンでもなく、カロス地方で「ヒスイ展」なのでしょうか。 レジェンズアルセウスの主人公は、冒頭でカロス地方(XY)のブティックで売られているTシャツを着ていたりと、以前から何かしらの関連性が示唆されていました。 今回の「大ヒスイ展」は、その答え合わせの一つであると同時に、両地方の間に私たちがまだ知らない深い繋がりがあることを示しています。

それでは、気になる展示内容を、順路に沿って詳しく見ていきましょう。 ここからはネタバレ全開、伏線のオンパレードです。

ポケモンZAとヒスイ:衝撃の人物伝と伏線

「大ヒスイ展」は、ヒスイ地方で活躍した(あるいは暗躍した)人物たちの「その後」や「逸話」を示す、衝撃的な内容の連続でした。

【伏線①】デンボクの鎧:カロス〜ガラル〜ヒスイを繋ぐ証

まず目に入るのは、ギンガ団初代団長「デンボク」がまとった鎧と、その普段着です。

デンボクが纏った決戦の鎧

説明文には「ギンガ団初代団長 デンボクが 大事の時にまとった 鎧い」とあります。 これは、レジェンズアルセウスのストーリー終盤、主人公がディアルガ(あるいはパルキア)と対峙する最終決戦の際に、デンボクが着用していたあの物々しい鎧です。 普段は温厚(?)ながらも威厳のある団長が、あの鎧を纏って主人公の前に立ちはだかったシーンは、多くのプレイヤーに衝撃を与えました。

また、デンボクといえば、自らの過ちを認め、主人公に対してポケモンゲーム史上初(おそらく)の「土下座」を見せた人物としても記憶に新しいですね。 あのシーンだけで彼を覚えている人も多いのではないでしょうか。

ガンピの鎧との酷似と3000年前の戦争の影

この鎧、実はレジェンズアルセウスのプレイ当時から、ある人物の鎧とそっくりだと話題になっていました。 その人物とは、ポケモンXY(カロス地方)の四天王の一人、鋼タイプの使い手「ガンピ」です。

レジェンズアルセウスのゲーム内でも、この鎧が「ガラル地方」由来のものであることがデンボク本人から語られていました。 そして、ポケモンZAの美術館の展示では、さらに驚くべき事実が明かされます。

なんとガンピ曰く、「あの鎧は元々カロス地方のもので、ガンピの先祖がガラル地方に譲ったものが、巡り巡ってヒスイ地方のデンボクに伝わった」というのです。 つまり、「カロス → ガラル → ヒスイ」という、地方をまたいだ壮大な繋がりが、この鎧一つで証明されたわけです。

これは非常に重要な伏線です。 ポケモンXYでは、3000年前にカロス地方で起こった戦争と、AZ(アズ)による「最終兵器」の使用が物語の根幹に関わっていました。 ポケモンZAのPVで描かれる「都市再開発」が、この3000年前の戦争からの復興、あるいはその遺産の上に成り立っている可能性は十分に考えられます。 そして、その戦争の相手が、鎧の経由地である「ガラル地方」だったのではないか、という考察も現実味を帯びてきます。

ナナカマド博士、プラターヌ博士、シロナへの系譜

ちなみに、余談ですがデンボクはダイヤモンド・パールの「ナナカマド博士」の先祖にあたります。 そして、ポケモンXYの「プラターヌ博士」は、そのナナカマド博士の弟子という設定。 さらに、シンオウ地方のチャンピオン「シロナ」もナナカマド博士の教え子です。

プラターヌ博士とシロナは、師を同じくする者同士、面識があってもおかしくありません。 ポケモンZAの本編やDLCで、プラターヌ博士の口からシロナや、その先祖であるウォロ(後述)の話が深掘りされる可能性も大いに期待できそうです。

【伏線②】ウォロの清掃と生存説:『本人が寄贈』の衝撃

デンボクの鎧の次に、おそらく全プレイヤーが最も衝撃を受けたであろう展示がこちらです。 「古代シンオウ人が 新事の際に 着用していた服」として、あの「ウォロ」の服が展示されています。

古代シンオウ人の清掃

レジェンズアルセウスをクリアした方なら、この服が何を意味するか、言わずもがなでしょう。 そう、ストーリーの黒幕であり、シロナの先祖(?)とも噂されるウォロが、主人公との最終決戦の際に着用していた、アルセウスを模した衣装(清掃)そのものです。

美術館の説明によれば、これはアルセウスへの敬意を示すための清掃であり、髪型まで含めてアルセウスの姿を再現していたとのこと。 レジェンズアルセウスの時点では、単にウォロの趣味(あるいは悪趣味)かと思っていましたが、れっきとした古代シンオウ人の文化だったようです。

ウォロは数百年間生きている?コギトの例

問題は、この展示物の横にいるNPCのセリフです。 なんと、この清掃は「本人が寄贈した」という話がある、と言うのです。

「本人」とは、もちろんウォロのことでしょう。 レジェンズアルセウスの時代(おそらく数百年は昔)の人物であるウォロが、現代(ポケモンZAの時代)のミアレ美術館に、自らこの服を寄贈した…? つまり、ウォロは数百年という時を超えて、今もなお生きている、ということになります。

にわかには信じがたい話ですが、レジェンズアルセウスには「コギト」という、同じく古代シンオウ人の末裔が登場しました。 彼女もまた、数百年、あるいは数千年単位で生きているかのような口ぶりでした。 古代シンオウ人は、我々の想像を超える長寿の種族なのかもしれません。

アルセウスへの執着は消えたのか?ZA登場の可能性

レジェンズアルセウスの最後、ウォロは「何年、何十年、何百年かかったとしても、アルセウスに会って見せる。いや、従えてみせる」という強烈な執着を胸に、主人公の前から姿を消しました。 そんな彼が、アルセウス信仰の象徴とも言えるこの清掃を、自ら手放した。 これは一体何を意味するのでしょうか。

長い年月の果てに、ついに心の整理がついたのか。 それとも、アルセウスを従えるという目的を達成したのか。 あるいは、まったく別の目的のために、ミアレシティを訪れているのか…。

もしウォロが本当に生きているとすれば、ポケモンZAのストーリーに彼自身が登場する可能性もゼロではありません。 シロナによく似たあの男が、ミアレシティの都市再開発にどう関わってくるのか…想像が膨らみます。

【伏線③】ノボリのその後:『帰る時が来ました』

続いては、訓練場の展示ブースです。 ここで、レジェンズアルセウスに登場したもう一人の「異邦人」、ノボリについての驚くべき記述が発見されました。

記憶喪失のサブウェイマスター

ノボリは、元々「ポケットモンスター ブラック・ホワイト(BW)」および「BW2」で、イッシュ地方のサブウェイマスターとして活躍していた人物です。 双子の弟であるクダリと共に、多くのトレーナーの壁となっていました。

そんな彼が、なぜかアルセウスによってヒスイ地方に召喚され、記憶を失った状態でシンジュ団に保護されていました。 (主人公と同じく、現代からタイムスリップしてきたわけです) 当初は自分の名前以外ほとんど覚えていませんでしたが、主人公と関わる中で、次第に「自分にはよく似た大事なパートナーがいたこと」「ポケモン勝負が大好きだったこと」を思い出していきます。

そのあまりに痛々しい姿から、多くのプレイヤーが「ノボリを現代に返してあげてくれ」と願ってやみませんでした。

現代への帰還とクダリとの再会

レジェンズアルセウスのエンディング後も、彼が現代に帰れたかどうかは謎のままでした。 しかし、ミアレ美術館の展示には、こう記されています。

「訓練場の展示には 登り(ノボリ)という人物も 指南していたそうだが 『帰る時が来ました』と言い残し 姿を消したと 記録にある」

ついに、ノボリは無事に元の時代(現代)に帰ることができたのです。 これは、当時ノボリの身を案じていたファンにとって、これ以上ない朗報と言えるでしょう。

イッシュ地方マルチトレイン再開の報

さらに、ポケモンZAのゲーム内には、「イッシュ地方のマルチトレインが再開した」と話すNPCも存在します。 これは、ノボリが弟のクダリと無事に再会を果たし、サブウェイマスターとしての職務に復帰したことを示唆しています。

ただし、「再開」という言葉が使われていることから、ノボリが行方不明になっていた間、現実世界でもしっかりと時間が経過していたことがわかります。 突然、相方(兄)を失ったクダリの心境を思うと、切ないものがありますね。 ともあれ、二人が再会できて本当によかった。 これはBWリメイクへの布石か…?と勘繰ってしまいます。

【伏線④】ラベン博士とLA主人公の功績

ヒスイ地方のポケモン研究に多大な貢献をした「ラベン博士」に関する展示もあります。

ポケモン図鑑の完成

ラベン博士は、主人公と共にヒスイ地方のポケモンの生態を調査し、この時代(おそらく世界初)のポケモン図鑑を作り上げた人物です。

ポケモンSV(スカーレット・バイオレット)の歴史の授業でもその名が登場しており、ポケモン史において非常に重要な人物として語り継がれていることがわかります。 あの時代に約240匹もの図鑑を完成させたのは、確かに偉業としか言いようがありません。

「15歳の若者」として伝わる主人公

興味深いのは、ミアレ美術館の伝承です。 「図鑑を完成させたのは どこからともなく現れた 15歳の若者だったと 伝わってる」 ラベン博士の功績だけでなく、レジェンズアルセウスの主人公(プレイヤー)の活躍も、名前こそ残っていないものの、しっかりと歴史に伝わっているようです。

主人公が空の裂け目から落ちてきた、あの衝撃のオープニングを思い出しますね。 「どこからともなく現れた」という表現が、全てを物語っています。

主人公は元の時代に帰れたのか?

ここで気になるのが、「主人公は元の時代に帰れたのか?」という点です。 ノボリに関しては「帰れた」ことが明記されましたが、主人公については一切言及がありません。 ラベン博士のスケッチと共に、主人公の服のレプリカ(後述)が展示されていることから、主人公はヒスイ地方の歴史に名を残す(あるいは「どこからともなく現れた若者」として伝説に残る)存在となったことは確かです。

しかし、アルセウスとの邂逅を果たした後、元の時代に帰ったのか、それともヒスイ地方に残り、その後のシンオウ地方の発展に寄与したのか…。 それは、プレイヤーの想像に委ねられている、ということなのかもしれません。

【伏線⑤】シュウゾウの収納術:現代カバンの礎?

続いては、ヒスイ地方の文化や道具に関する展示です。 ここで、あの伝説の男の逸話が、悪名(?)と共に現代まで伝わっていることが判明しました。

伝説の「ぼったくり」隊員

レジェンズアルセウスのギンガ団本部にいた「シュウゾウ」という隊員を覚えているでしょうか。 彼は、主人公の「ポーチ」の容量を拡張してくれる、いわゆる「便利屋」NPCでした。

しかし、その方法が独特でした。 ポーチ自体を改造するのではなく、「収納術」を伝授するという名目で、ポーチに入れられる道具の種類を増やしてくれたのです。

100万円の収納術

問題はその料金です。 初回は100円と良心的ですが、拡張を重ねるごとに要求金額が跳ね上がり、最終的には1回の拡張で100万円というとんでもない金額を請求してきます。 当時のプレイヤーからは「ぼったくりだ!」と大きな話題になりました。

美術館の説明文にも、この逸話はしっかりと(?)残されています。 「ポーチについて 収納できる道具の数を増やせると 豪語する隊員もいたと 伝わっている」 「豪語する」という表現に、歴史の皮肉を感じますね。

現代の無限ポーチとの関連

ちなみにシュウゾウは、最後までポーチを拡張すると「どんなものでも無限に入る鞄を研究する」と言い残します。 ポケモン世界の現代のバッグ(ポーチ)が、見た目とは裏腹に、自転車や釣り竿、大量のモンスターボールや回復薬を収納できる「無限カバン」と化しているのは、もしかするとこのシュウゾウの研究の成果が、数百年かけて結実したものなのかもしれません。 そう考えると、あの100万円は未来への投資だった…?いや、やっぱり高いですね。

【伏線⑥】ヒナツとマーズの繋がり

細かいところですが、「当時の髪型」とされる展示ブースにも注目です。

コトブキムラの散髪屋

これは、コトブキムラの散髪屋(ヒナツ)の記録です。 ただ、説明文にもある通り「再現度はまちまち」のようで、すべてが正確に伝わっているわけではない、というのもリアリティがあります。

ギンガ団(DPt)マーズとの共通点

この散髪屋の「ヒナツ」は、ダイヤモンド・パールに登場する敵組織「ギンガ団」の幹部、「マーズ」の先祖ではないかと言われています。

根拠はいくつかあります。 まず、見た目が(特に髪型が)そっくりであること。 そして、名前の由来です。 マーズ(Mars)は「火星」を意味しますが、火星の和名の一つに「ヒナツボシ(火夏星)」というものがあります。 さらに、ヒナツの英語名は「Arezu」ですが、これはギリシャ神話の軍神「アレス(Ares)」を連想させ、アレスはローマ神話においてマーズと同一視されています。

レジェンズアルセウスのギンガ団(デンボク)と、ダイヤモンド・パールのギンガ団(アカギ)は、名前こそ同じですが全くの別組織です。 しかし、ヒナツとマーズのように、血縁的な繋がりを持つ人物がいたことは、シンオウ地方の歴史を考察する上で非常に興味深い点です。

【伏線⑦】3人の偉人の肖像画:古代の英雄たち

デンボクの鎧の隣には、「3人の偉人の肖像画」が展示されています。

太陽・海・大地

説明文には「金剛団(コンゴウ団)や 真珠団(シンジュ団)で 飾られていたとされる 肖像画。それぞれの人物が 太陽 海 大地を 表すらしい」とあります。 レジェンズアルセウスでは、コンゴウ団とシンジュ団のそれぞれのリーダー(セキとカイ)の家に、これらの肖像画が実際に飾られていました。 (中央の人物の肖像画は、両方の団に飾られていました)

アオギリ・マツブサ・アデク?の先祖か

この3人の風貌が、他の地方の重要人物に酷似していると話題になっています。

  • 海を表す人物(左):ホウエン地方「アクア団」のリーダー、アオギリにそっくり。
  • 大地を表す人物(右):ホウエン地方「マグマ団」のリーダー、マツブサにそっくり。
  • 太陽を表す人物(中央):イッシュ地方のチャンピオン、アデクに似ている?(諸説あり)

レジェンズアルセウスの時点では「古代の英雄」と呼ばれていましたが、詳細は不明でした。 美術館の説明でも「詳しいことは一切不明」とされています。

なぜ、遠く離れたヒスイ(シンオウ)地方に、ホウエンやイッシュの人物の先祖(と見られる)肖像画が飾られているのでしょうか。 古代において、地方を超えた人の交流が我々の想像以上に活発だった証拠かもしれません。 あるいは、この「古代の英雄」こそが、コンゴウ団とシンジュ団のリーダー、セキとカイの共通の先祖であり、SVに登場した「サザレ」のルーツに繋がっていくのかもしれません。

ポケモンZAとヒスイ:文化・道具・ポケモンの伏線

人物以外にも、ヒスイ地方のユニークな文化や道具、ポケモンに関する展示が数多くありました。

【伏線⑧】ヒスイ時代のボール:失われた技術

コトブキムラのクラフト台と共に、ヒスイ時代に使われていた「モンスターボール」が8種類展示されています。

ジェットボールとギガトンボール

現代のモンスターボールが「手作り」であったことが説明されていますが、注目すべきはその性能です。 レジェンズアルセウスをプレイした方ならご存知の通り、ヒスイのボールには現代にはないユニークな特徴がありました。

  • ジェットボール:現代のどのボールよりも射程が長く、遠くのポケモンも捕獲できた。
  • ギガトンボール:重く、飛距離は出ないが、ポケモンの背後(背面)から当てると格段に捕まえやすくなる特殊なボール。

どちらも、レジェンズアルセウスのアクションと非常に相性が良く、あの爽快な捕獲体験はヒスイのボールあってのものでした。

現代で再現できない理由

美術館の説明によれば「現代において 手作りするのは 至難の業」とのこと。 これは、ヒスイ地方の独特な素材(ぼんぐり、タマゼンリ、てつのかけら等)とクラフト技術が、現代では失われてしまった(ロストテクノロジー)ことを示唆しています。 あんなに便利だったジェットボールが現代にないのは、単純に作れなくなってしまったから、というのが真相のようです。 ポケモンZAで、新たなボールが登場する伏線だったりしないでしょうか。

【伏線⑨】LA主人公の服(レプリカ):驚異の耐久性

ラベン博士のスケッチの向かい側には、「レジェンズアルセウスの主人公の服(レプリカ)」が飾られています。 正式名称は「調査隊の服」でしょうか。

ローリングにも耐える服

説明文が非常にユニークです。 「アルセウスで ローリングなる技を 披露しても 破れず 寒さ 暑さ ポケモンの技にも 耐えたというと すごい服だったのだ みたいなテンション感」 (※原文ママではありませんが、概ねこのような内容です)

確かに、主人公はあの服一着で、雪山(純白の凍土)から火山(火吹き島)まで踏破し、挙句の果てにはポケモンの攻撃(はかいこうせん等)を受けても、服が破れることはありませんでした。 (もちろんゲーム的な都合ですが)

ZA主人公の服への期待

この「すごい服」という記述は、そのままポケモンZAの主人公が着用するであろう新しい服にも当てはまりそうです。 ミアレシティの再開発という、時に危険も伴うであろうミッションにおいて、主人公が身につける服もまた、驚異の耐久性を備えているに違いありません。 (メガシンカのエネルギーにも耐える必要があるかもしれませんしね)

【伏線⑩】イモモチのレシピ

ヒスイの食文化として、「イモモチ」の展示もあります。

LAの隠しポエム

クラフト台やポーチの横に、なんとイモモチの作り方がやけに詳しく説明されています。 これは、レジェンズアルセウスの隠し小ネタの一つであった、イモモチの作り方を記したポエム(「キノコで よい火炎放射を やりすぎ」から始まるアレ)が、そのまま現代に伝わっていることを示しています。

ZAでの登場は?

ヒスイ地方のソウルフード(?)であるイモモチ。 ポケモンZAのミアレシティでも、どこかのカフェや屋台で食べられるかもしれません。 もしかしたら、ポケモンのHPを回復するアイテムとして登場する可能性もありますね。

【伏線⑪】古代シンオウ文字:23文字の謎

ディアルガとパルキアの像と共に、「古代シンオウ文字」が展示されています。

ヒスイの伝説・幻・キング/クイーン

いわゆるヒエログリフ(象形文字)のようなもので、ヒスイ地方(古代シンオウ)の人々の信仰対象や、馴染みのあるポケモンがモチーフになっています。

全23文字が確認でき、その内訳は以下のようになっています。

  • アルセウス、ディアルガ、パルキア
  • 3湖(ユクシー、エムリット、アグノム)
  • クレセリア、ダークライ、ヒードラン、シェイミ、レジギガス、ギラティナ、マナフィ
  • 10体のキング・クイーン(バサギリ、ドレディア(ヒスイのすがた)など)

アルセウス信仰の証

興味深いのは、キング・クイーンとして選ばれているのが、すべてヒスイ地方で初登場したポケモン(またはヒスイのすがた)である点です。 これらは「シンオウさま(アルセウス)から加護を受けたポケモン」とされています。 この23文字の構成そのものが、レジェンズアルセウスの物語、そして古代シンオウの人々の世界観やアルセウス信仰を色濃く反映していると言えます。

【伏線⑫】ポケモンと共生する畑

コトブキムラの「畑」に関する展示もあります。 レジェンズアルセウスでは、ギンガ団の「ムベ」の先祖にあたる「ハタケ」という人物が畑を管理していました。

ムベの先祖「ハタケ」

展示では、ヒスイ地方ではポケモンに畑仕事を手伝ってもらっていたことが伝わっています。 レジェンズアルセウスでも、手持ちのポケモンを畑仕事に派遣(?)することで、収穫量を増やすシステムがありました。

ポケモンとの共生の始まり

これは、人間とポケモンが、単なる「怖い存在」「研究対象」としてではなく、「生活を共にするパートナー」として共生し始めた、初期の記録と言えるでしょう。 この積み重ねが、現代のポケモントレーナーとパートナーポケモンの関係性に繋がっているわけですね。

【伏線⑬】恐怖の克服とシンオウ地図

最後の展示は、ポケモンへの恐怖が薄まった後に描かれた「シンオウ地図」です。

ポケモンへの恐怖が薄まった証

レジェンズアルセウスの物語が始まった当初、ヒスイ地方の人々はポケモンを非常に恐れていました。 しかし、主人公とラベン博士の研究、そしてギンガ団の活動によって、ポケモンが恐ろしいだけの存在ではないことが徐々に理解されていきます。

子供たちが描いた地図

その結果、ポケモンへの恐怖が薄まり、子供たちが外で自由に遊べるようになった(そして地図に落書きする余裕ができた?)ことが、この展示から伺えます。 主人公たちの活躍が、人々の意識を確かに変えたことがわかる、心温まる展示です。

【考察】ポケモンZAとヒスイ地方、今後の展開は?

ミアレ美術館の「大ヒスイ展」は、単なるファンサービスに留まらず、ポケモンZAのストーリーに関わる重要な伏線を多数含んでいることがお分かりいただけたかと思います。 最後に、これらの情報から、今後の展開について少し考察してみたいと思います。

メガシンカとヒスイのポケモン

ポケモンZAの発表と同時に、カロス地方の代名詞である「メガシンカ」の復活が確定しました。 ヒスイ地方で発見された多くのポケモン(ガチグマ(アカツキ)、イダイトウ、アヤシシなど)や、ヒスイのすがたのポケモンたち。 彼らが、ポケモンZAの舞台であるミアレシティに登場するのか、そして「メガシンカ」を獲得する可能性はあるのか、非常に気になるところです。

ヒスイのポケモンがカロス地方の「メガシンカ」という力と出会う時、何が起こるのでしょうか。

「都市再開発」と「開拓時代」の対比

レジェンズアルセウスは、手つかずの大自然を切り開く「開拓時代」の物語でした。 対して、ポケモンZAは、一度発展した都市をさらに作り変えていく「都市再開発」の物語です。 この「過去(開拓)」と「未来(再開発)」という対比は、非常に興味深いテーマです。

ミアレ美術館の展示が示すように、ヒスイの「開拓」があったからこそ、現代の「発展」があります。 ポケモンZAでは、ヒスイ地方で学んだ「ポケモンとの共生」というテーマが、都市開発という形でどのように描かれるのか、注目していきたいです。

ウォロやLA主人公はZAに登場するのか?

最大の注目点は、やはり「ウォロ生存説」でしょう。 もし彼が本当に現代まで生きているのなら、ミアレシティの再開発計画に何らかの形で関わってくる可能性は高いです。 彼がアルセウスへの執着を捨てていないとしたら…? 3000年前の戦争の遺産(最終兵器)とウォロが結びついた時、ミアレシティに再び災厄が訪れる…なんて展開もあるかもしれません。

また、ノボリが現代に帰還できたように、「どこからともなく現れた15歳の若者」(LA主人公)が、再び何らかの形で物語に関わってくることも期待してしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。 「ポケモンレジェンズ Z-A」のミアレ美術館「大ヒスイ展」に隠された、前作「レジェンズアルセウス」との繋がり(伏線)13選を、ゲーム攻略ライターの視点で徹底的に解説・考察しました。

  • デンボクの鎧が示す、カロス-ガラル-ヒスイの繋がり。
  • ウォロの清掃が示す、衝撃の「生存説」。
  • ノボリの帰還という、BWファン感涙の事実。
  • ラベン博士と主人公の功績、そしてシュウゾウの悪名が、しっかりと現代に伝わっていること。
  • ヒスイのボールという失われた技術。

これら一つ一つが、ポケモンZAの物語をより深く、より面白くしてくれるスパイスとなっています。 公式からの(手厚すぎるほどの)答え合わせに、レジェンズアルセウスファンとしては感謝しかありません。

2025年の発売が、今から待ちきれませんね。 今後も新しい情報が入り次第、最速でレビューと考察をお届けしますので、ぜひチェックしてください。

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。

フォローよろしくお願いします。

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サブカルチャー情報を総合的に発信しています。主にポケモンGOの攻略情報、おすすめゲームソフトの紹介、雑誌・漫画のサブスクリプションの情報を取り扱います。
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