編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は2026年2月26日に発表された新作「ポケットモンスター ウィンド&ウェーブ」の対応ハードが気になっていると思います。
圧倒的な映像美のトレーラーを見て、現在所有しているSwitchで本当に遊べるのか、不安に感じた方も多いのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃にはウインド&ウェーブがSwitch1で発売されるのかという疑問が解決しているはずです。
- 新作の対応プラットフォームは現状公式から未発表
- 圧倒的な映像美から次世代機専用の可能性が極めて濃厚
- 現行のSwitch1での動作はパフォーマンス的に困難と推測
- リリース時期はポケモン30周年を跨ぐ2027年と決定
それでは解説していきます。
結論:ウインド&ウェーブの対応ハードは公式発表待ち
Switch1での発売は厳しいと推測される理由
結論から申し上げますと、現時点において「ポケットモンスター ウィンド&ウェーブ」の対応ハードについて、株式会社ポケモンからの正式なアナウンスは一切行われておりません。
しかしながら、公開されたファーストトレーラーの映像クオリティを冷静にゲーム攻略ライターの視点で分析すると、現行のNintendo Switch(以下、Switch1)で快適に動作させるのは非常に困難であると推測せざるを得ません。
前作にあたる「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」では、シリーズ初の完全オープンワールド化を実現しましたが、ハードウェア性能の限界が見え隠れする場面があったのも事実です。
例えば、広大なフィールドの描画や、水辺での多数のポケモンたちの処理において、フレームレートの著しい低下やテクスチャの読み込み遅延などが発生していました。
特にオージャの湖のような水と陸が入り組む広大なエリアでは、処理落ちによってプレイヤーの没入感が削がれてしまうという課題が残されていました。
今回発表された「ウィンド&ウェーブ」の映像では、それらの課題を完全に克服したかのような、高精細なテクスチャ、複雑な光源処理、そして滑らかなアニメーションが確認できました。
特に「水」や「風」といった、ゲーム開発において最も処理負荷が高いとされる自然現象の表現が、かつてないレベルで克明に描写されています。
これだけの高度なグラフィックを、広大なオープンワールドの規模でシームレスに処理するためには、Switch1のスペックでは明らかに力不足だと言えます。
したがって、開発陣が目指すクオリティを妥協なくユーザーに届けるためには、より高い処理能力を持つ次世代機への完全移行が不可欠であると考えるのが自然な流れです。
映像美が示唆する次世代機専用の可能性
トレーラー内で描かれた「リアルな海」の表現は、これまでのポケモンシリーズの常識を根底から覆すものでした。
水面の複雑な反射、風によって生まれる波のうねり、そして水中へ潜るかのようなダイナミックなカメラワークは、レイトレーシング技術や高度な物理演算を用いている可能性を強く示唆しています。
また、登場するポケモンたちのモデリングそのものも過去作から大幅にブラッシュアップされていました。
風になびく毛並みの一本一本や、太陽の光を反射する鱗の質感までが、非常にリアルかつ魅力的に表現されていました。
背景に広がる都市の造形も緻密であり、建物のディテールや遠景のぼかし方(被写界深度)、空気感の演出など、現代の最先端AAAタイトルに引けを取らない映像表現が盛り込まれています。
これらの要素を総合的に判断すると、本作は任天堂の次世代機(いわゆるSwitch2)のローンチタイトル、あるいはハードの普及を牽引する絶対的なキラータイトルとして開発されている可能性が極めて濃厚です。
仮にSwitch1との縦マルチ(両世代機での同時発売)となった場合、ベースとなるゲームシステムやグラフィックの最低基準を旧世代機に合わせる必要が出てきます。
そうなれば、せっかくの次世代機の圧倒的な性能をフルに活かしきれないというジレンマに陥り、ファンが期待する「真の次世代ポケモン」の体験が損なわれる危険性があります。
ゲームフリークが「完全新作」としてナンバリング相当のビッグタイトルを打ち出す以上、ハードウェアの制約による妥協は避けるはずであり、次世代機専用タイトルとしてリリースされる公算が大きいと私は見ています。
過去のポケモンのハード移行タイミングとの比較
ここで、これまでのポケモンシリーズ(完全新作)と任天堂ハードの移行タイミングを振り返ってみましょう。
過去の歴史を論理的に紐解くことで、今回の「ウィンド&ウェーブ」の立ち位置と戦略がより鮮明になります。
| 世代 | タイトル | 発売年 | 対応ハード | ハード発売年 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1世代 | 赤・緑 | 1996年 | ゲームボーイ | 1989年 | ハード末期に登場 |
| 第2世代 | 金・銀 | 1999年 | ゲームボーイカラー | 1998年 | 新ハード普及を牽引 |
| 第3世代 | ルビー・サファイア | 2002年 | ゲームボーイアドバンス | 2001年 | 新ハード専用へ完全移行 |
| 第4世代 | ダイヤモンド・パール | 2006年 | ニンテンドーDS | 2004年 | ダブルスクリーンを活かした革新 |
| 第5世代 | ブラック・ホワイト | 2010年 | ニンテンドーDS | 2004年 | 同一ハードで2度目の新世代 |
| 第6世代 | X・Y | 2013年 | ニンテンドー3DS | 2011年 | 初の完全3D化 |
| 第7世代 | サン・ムーン | 2016年 | ニンテンドー3DS | 2011年 | 3DS成熟期のタイトル |
| 第8世代 | ソード・シールド | 2019年 | Nintendo Switch | 2017年 | 据え置き・携帯の統合 |
| 第9世代 | スカーレット・バイオレット | 2022年 | Nintendo Switch | 2017年 | 初のオープンワールド |
上記の表から分かる通り、ポケモンシリーズの完全新作は、概ね新ハードの発売から1〜2年後にリリースされ、そのハードの爆発的な普及の牽引役となるケースが多いです。
しかし、現行のSwitchは2017年の発売からすでに長期間が経過しており、第8世代、第9世代と2つの完全新作を既に受け入れてきました。
同一ハードで3つの世代(第10世代)を展開した例は、ポケモンの長い歴史において過去に一度もありません。
この歴史的な観点からも、「ウィンド&ウェーブ」が現行のSwitch1で発売される可能性は極めて低く、次世代機のライフサイクルに合わせて満を持して投入されると考えるのが最も論理的です。
2027年発売という時期が意味するもの
発表トレーラーの最後で提示された「2027」という数字は、多くのポケモンファンに驚きと様々な憶測を与えました。
これまでのポケモン完全新作は、概ね3年周期という非常にハイペースでリリースされてきた歴史があります。
前作のスカーレット・バイオレットが2022年発売であったため、従来のペースであれば2025年、遅くとも2026年には第10世代となる新作が登場すると予想されていました。
しかし、本作はあえて2027年という、通常よりも長い開発期間を設ける決断を下しています。
この異例とも言える開発スケジュールには、2つの大きな理由があると考えられます。
1つ目は、言うまでもなく次世代機への対応と最適化に膨大な時間がかかるためです。
新しい開発環境において、シリーズの根幹をなすシステムを再構築し、オープンワールドとしての完成度を極限まで高めるためには、かつてない規模の開発体制とリソースが必要となります。
2つ目は、ポケモン30周年という記念すべき大きな節目にふさわしい「圧倒的な品質」を担保するためです。
スケジュールを優先して急いでリリースし、バグや粗が目立つ結果になるよりも、ファンが心の底から納得できる究極のクオリティに仕上げることを優先したのでしょう。
2027年という発売時期は、ゲームフリークの本気度と、次世代機という新たなキャンバスに対する並々ならぬ決意の表れだと私は確信しています。
クロスジェン(縦マルチ)展開の可能性はあるのか
先ほど「次世代機専用の可能性が濃厚」と述べましたが、クロスジェン(Switch1と次世代機の両方で発売)の可能性が完全にゼロというわけではありません。
任天堂はこれまで、据え置き機の移行期において「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス(GC/Wii)」や「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(Wii U/Switch)」のように、新旧両ハードで大型タイトルをリリースした実績があります。
現行のSwitch1は全世界で驚異的な普及台数を誇っており、ビジネス的な観点だけで見れば、この巨大なインストールベースを完全に切り捨てるのは企業として大きなリスクを伴います。
もしクロスジェン展開が採用された場合、Switch1版は解像度やフレームレートが大幅に制限され、テクスチャの品質が落とされるなどの最適化調整が必ず入るでしょう。
一方、次世代機版は高解像度、高フレームレート、ロード時間の劇的な短縮など、上位互換の極上な体験が提供されるはずです。
しかし、ゲームの根幹であるフィールドの複雑な構造や、画面内に同時出現するポケモンの数などは、処理能力の低い旧世代機に合わせざるを得なくなります。
私としては、ポケモンというブランドの進化を阻害しないためにも、制約を取り払った完全な次世代機専用タイトルとしてのリリースを強く期待したいところです。
現状の公式情報を改めて整理
ここで、2026年2月27日のポケモンデーにおいて発表された「ウィンド&ウェーブ」に関する公式情報を改めて細かく整理してみましょう。
まず、タイトルは『ポケットモンスター ウィンド』『ポケットモンスター ウェーブ』の2バージョンでの展開となります。
これはシリーズ伝統のパッケージ分割を踏襲したものであり、バージョンによって出現するポケモンや、一部のシナリオが異なる仕様になると予想されます。
発売時期は「2027年」と明記されており、具体的な日付までは言及されていません。
映像で確認できた要素としては、海や水辺をフィーチャーした広大なオープンフィールド、初代から登場しているお馴染みのポケモンたちの躍動する姿です。
そして何より注目を集めたのが、新たな冒険のパートナーとなる3匹のポケモンのシルエットおよびデザインのお披露目でした。
しかし、対応ハード、世界観の深い設定、登場する新ポケモンの総数、対戦環境を揺るがす新たなバトルギミックの有無など、核心に迫る情報はすべてベールに包まれたままとなっています。
現状は「歴代最高の映像美で描かれる、全く新しいポケモンの世界が2027年にやってくる」という事実のみが確定しています。
今後の追加発表はいつ頃になるのか
では、世界中のファンが待ち望んでいる対応ハードの発表や、ゲームシステムの詳細に関する続報はいつ頃になるのでしょうか。
過去のプロモーション展開を踏まえると、次に大きな情報が公開されるのは、任天堂が次世代機の正式発表を行うタイミングと同時、あるいはその直後になる可能性が非常に高いです。
次世代機のスペックやコンセプトが明らかになって初めて、「ウィンド&ウェーブ」がそのハードでどのように動作するのか、ハードの特性を活かしたどのような新しい遊びを提供するのかを具体的にアピールできるようになるからです。
早ければ2026年の夏頃から秋にかけて、任天堂の単独ダイレクト等で次世代ハードの大々的な発表が行われ、そこに「ウィンド&ウェーブ」がキラータイトルとして名を連ねるというシナリオが想定されます。
その後は、冬から2027年の発売に向け、徐々に新ポケモンや舞台となる地方の名前、登場キャラクターなどの情報が小出しにされていくプロモーション戦略が取られるでしょう。
現状は静かに公式の動きを見守りつつ、様々な考察を巡らせながら期待を膨らませておく時期と言えます。
ウインド&ウェーブの現在判明している最新情報まとめ
冒険の舞台は広大な海?映像から読み解く新地方
タイトルである「ウィンド(風)」と「ウェーブ(波)」、そして映像の大半を占めていた海や水辺の描写から、今回の新地方は「海」や「島々」をテーマにした地域になることは間違いありません。
第7世代の舞台となったアローラ地方(ハワイモチーフ)や、第3世代のホウエン地方も海に囲まれた地域でしたが、映像を見る限り、今回はより広大でシームレスな「大海原」そのものが冒険の主要な舞台となる気配を感じます。
プレイヤー自身がヨットや船のような乗り物を操縦して島々を巡ったり、あるいは特定のポケモンに乗って波を切り裂いて進むような、爽快感のある移動手段が用意されているのではないでしょうか。
また、実況者の反応にもあったように「水中」の描写が存在したとすれば、第3世代以来となる「ダイビング」のようなシステムが、現代のグラフィックで完全復活する可能性もあります。
色鮮やかなサンゴ礁の間を泳いだり、光の届かない深海に潜む未知のポケモンを探索したりと、陸上とは全く異なる生態系や地形を堪能できるのであれば、オープンワールドの可能性はさらに大きく広がります。
タイトルに「風」が含まれている点も重要で、上昇気流を利用したパラセールのような滑空や、風向きがバトルや移動速度に直接影響を与えるような、天候・環境ギミックが組み込まれていることも十分に考えられます。
新たなパートナー候補(御三家)の特徴
新しい地方での冒険において、プレイヤーの最初のパートナーとなる3匹のポケモン(通称:御三家)の姿も映像内で確認でき、大きな反響を呼んでいます。
現時点ではユーザーコミュニティを中心に以下の呼称で呼ばれており、それぞれの特徴から対戦環境での活躍を見据えた様々な考察が飛び交っています。
草タイプ:ハブローの特徴と進化予想
草タイプのポケモンは、フクロウのような鳥をモチーフにした愛らしいデザインで、コミュニティでは「ハブロー」と呼ばれています。
モクロウ(第7世代)を彷彿とさせる丸みを帯びたフォルムが特徴ですが、頭部に葉っぱの飾りのようなものがあり、どことなく賢そうで知的な印象を与えます。
鳥モチーフであることから、進化の過程で「ひこう」タイプが追加されるのはほぼ確実視されており、素早さの高いアタッカーになるか、サポート寄りの性能になるか意見が分かれています。
最終進化形では、風を自在に操るようなスタイリッシュな猛禽類へと成長するのか、あるいは知性を活かしたトリッキーな戦い方をするポケモンになるのか、想像が膨らみます。
タイトルが「ウィンド」であることを考えると、追い風や暴風といった風に関連する強力な技を数多く覚える、本作の象徴的な存在になるかもしれません。
隠れ特性として、風技を受けるとステータスが上がるような新特性が与えられるのではないかと、攻略ライターとしては密かに期待しています。
炎タイプ:ポムケンの特徴と進化予想
炎タイプのポケモンは、ポメラニアンのような小型犬をモチーフにしており、「ポムケン」という愛称で親しまれています。
フワフワの体毛と人懐っこそうな表情が特徴で、発表直後から早くも一番人気との声も上がるほど愛らしいデザインが世界中のファンを虜にしています。
犬モチーフの炎タイプといえばガーディやデルビルなどがいますが、この「ポムケン」はより愛玩犬に近いキュートなアプローチとなっています。
進化予想としては、炎タイプ単体で突き進む王道パターンのほか、その愛らしさから「フェアリー」タイプが複合される可能性も高く指摘されています。
最終進化では、モフモフの大型犬になり、プレイヤーを背中に乗せてフィールドを駆け抜けるような、頼もしい相棒へと成長してくれることを期待してしまいます。
対戦面では、「いかく」や「もらいび」といった優秀な特性をもらい、高い素早さから強力な炎技を叩き込む速攻アタッカーとしての活躍が予想されます。
水タイプ:ミオリーの特徴と進化予想
水タイプのポケモンは、トカゲなどの爬虫類や両生類を思わせるスマートなデザインで、「ミオリー」と呼ばれています。
少し斜に構えたようなクールな目つきが印象的で、メッソン(第8世代)の系統を感じさせるスタイリッシュな立ち位置のポケモンと言えそうです。
「波」をテーマにした本作において、水タイプの御三家はストーリー上でも対戦上でも非常に重要な役割を担うはずです。
進化の過程で、海中を自在に泳ぎ回る海竜のような姿になるのか、あるいはスナイパーのように水を打ち出す戦闘特化の姿になるのか、非常に興味深いです。
「みず・あく」や「みず・どく」といった、少しダークでテクニカルな複合タイプへの進化を予想する声も多く、相手を翻弄するような戦い方が得意そうです。
ゲッコウガの「へんげんじざい」のような、環境を定義するほどの強力な隠れ特性が与えられ、対戦環境においても独自の立ち位置を築きそうなポテンシャルを感じさせます。
過去作のポケモンも多数登場を確認
トレーラー映像では、完全新作の新ポケモンだけでなく、過去の世代で登場したお馴染みのポケモンたちが、圧倒的なグラフィックで躍動する姿も確認できました。
映像内では、モンジャラ、トロピウス、ホエルオー、スバメといったポケモンたちの姿がはっきりと確認されています。
特に巨大なホエルオーが雄大に海を泳ぐ姿は圧巻の一言であり、オープンワールドならではのスケール感を強く印象付けていました。
これまでの作品ではサイズ感がデフォルメされることが多かったですが、本作では図鑑設定に基づいたリアルなサイズ感で描かれる可能性が高そうです。
モンジャラが茂みに隠れている様子や、スバメの群れが風に乗って空を舞う姿など、生態系がリアルに息づいている表現は素晴らしいの一言です。
まるで「New ポケモンスナップ」のような観察する楽しさも兼ね備えていることを示しており、フィールドを歩いているだけでも飽きない作りになっていると予想されます。
これらの過去作ポケモンの選出から推測するに、水辺や温暖な気候を好むポケモンが多く登場する「南国」や「海洋」の生態系が構築されていると考えられます。
今後、どのポケモンが本作に内定するのか判明していく過程も、新作発表時の大きな楽しみの一つです。
新たなバトルシステムやギミックの考察
ポケモンシリーズでは、世代ごとにバトル環境を大きく一変させる新ギミックが登場してきました。
第6世代のメガシンカ、第7世代のZワザ、第8世代のダイマックス、第9世代のテラスタルと進化を続けてきましたが、「ウィンド&ウェーブ」でも全く新たなバトルシステムが導入されるのは確実でしょう。
タイトルから連想するに、「フィールドの環境変化」がバトルの勝敗を直接左右するような、ダイナミックなギミックが導入されるのではないかと私は考察しています。
例えば、リアルタイムで変わる風向きによって特定の技の威力が上がったり、波の満ち引きによって出現するポケモンや使える技が変化したりといった具合です。
これまでの「天候(晴れ・雨など)」や「フィールド(エレキフィールドなど)」ギミックをさらに発展させた、立体的かつ動的な環境システムが組み込まれれば、対戦の奥深さは計り知れないものになります。
次世代機のグラフィックの進化によって、こうした複雑な環境変化を視覚的にもわかりやすく表現できる強みもあるはずです。
歴代最高峰のグラフィックがもたらす没入感
繰り返しになりますが、本作における最大のトピックは、その「圧倒的な映像美」と、それがもたらす究極の「没入感」です。
これまでのポケモンシリーズは、アニメ調のデフォルメされた表現を基調としてきましたが、「ウィンド&ウェーブ」はよりリアルな物理表現や光源処理を大胆に取り入れています。
ピカチュウの毛並みの表現一つをとっても、これまでのどのタイトルとも一線を画す凄まじい作り込みがなされていました。
このグラフィックの進化は、単に見栄えが良くなるというだけでなく、プレイヤーの「ゲーム世界への没入感」を極限まで高める絶大な効果があります。
VRに対応していなくとも、本当にその世界に自分が入り込み、ポケモンたちと一緒に呼吸し、生活しているかのような感覚を味わえるはずです。
広大なフィールドの果てしない探索、ポケモン同士の迫力あるバトル、そして活気あふれる街並みの風景など、あらゆる要素が「最高の体験」としてプレイヤーの心に深く刻まれることでしょう。
さらに、映像だけでなく、波の音や風の音といった環境音も3Dオーディオ等で劇的に進化していると予想され、五感で楽しめる作品になることが期待されます。
30周年記念作品としての位置づけ
「ウィンド&ウェーブ」が2027年発売であるということは、ポケモンシリーズ誕生30周年の期間を締めくくる、あるいは新たな10年の幕開けを飾る超特大タイトルとしての使命を帯びています。
1996年の「赤・緑」から始まり、世界規模の巨大コンテンツへと成長したポケモンの集大成であり、同時に未来へのマイルストーンとなる歴史的な作品です。
株式会社ポケモンおよびゲームフリークが、この記念碑的なタイトルに対して中途半端なものを出してくるはずがありません。
彼らがこれまでに培ってきた開発ノウハウのすべてを注ぎ込み、次世代のハードウェアの性能を限界の限界まで引き出した、まさに「究極のポケモン」を目指して開発が進められているはずです。
過去の全地方へのアクセス権がDLCで追加されるのではないか、あるいは全ポケモンが登場するのではないかといった、夢のような予想も飛び交っています。
我々ユーザーは、この歴史的瞬間に立ち会える期待感を胸に、さらなる続報を心待ちにするしかありません。
関連発表タイトルのおさらい
今回のポケモンデーの放送では、メインとなる完全新作以外にも、多岐にわたる魅力的なタイトルや大型アップデート情報が多数発表されました。
ここでは、特に注目すべき情報をピックアップし、攻略ライターの視点で詳細な解説を加えます。
ポケモンチャンピオンズの展開時期と対応ハード
対戦に特化した新作タイトルとして以前から話題を集めていた「ポケモンチャンピオンズ」について、ついに詳細なリリース時期が判明しました。
Nintendo Switch版が先行して4月にリリースされ、その後、夏にスマートフォン版が配信開始となることが決定しました。
このタイトルは、既存のメインシリーズとは異なる独立した対戦環境を提供するものと見られており、今年のポケモンワールドチャンピオンシップス(WCS)でも競技タイトルとして採用されることが早くも決定しています。
Switchとスマートフォンの両方でプレイ環境が提供されることは、eスポーツとしての敷居を下げ、より多くのプレイヤーが気軽に対戦の世界に足を踏み入れるきっかけとなるでしょう。
クロスプラットフォーム対戦やデータの共有などが実装されれば、競技人口は爆発的に増加し、ポケモン対戦の新たなスタンダードになる可能性を大いに秘めています。
ランクマッチのシステムや、定期的なバランス調整がどのように行われるのか、対戦ガチ勢としては今後の情報から目が離せません。
レジェンズZ-Aの追加コンテンツ「メガジゲンラッシュ」
2025年の発売が予定されている「Pokémon LEGENDS Z-A(ゼットエー)」に関して、早くも有料追加コンテンツ「メガジゲンラッシュ」の存在が明らかになりました。
カロス地方のミアレシティを舞台にした本作では、メガシンカの謎に迫るストーリーが展開されますが、このDLCではさらなる未知のメガシンカポケモンが登場するようです。
映像内では、ガブリアスが新たな姿へとメガシンカした「メガガブリアスZ」の姿が確認でき、世界中の対戦勢に凄まじい衝撃を与えました。
従来のメガガブリアスは素早さが下がるという致命的な弱点がありましたが、この「メガガブリアスZ」が異なる性能を持っているとすれば、対戦環境を完全に支配する最強のポケモンになる可能性があります。
本編クリア後、異次元の歪みを通じてメガガブリアスZと対峙し、激闘の末に勝利することで「ガブリアスナイトZ」を入手できるという熱い展開が用意されています。
ミアレシティの更なる拡張エリアの探索など、やり込み要素としても申し分ない大ボリュームが期待できるDLCとなりそうです。
街づくりシミュレーション「ポコアポケモン」の魅力
全く新しいジャンルへの意欲的な挑戦として発表されたのが、街づくりシミュレーション「ポコアポケモン」です。
3月5日という直近の発売日が設定されており、驚きとともに多くのユーザーの期待を集めています。
モジャンボ博士や様々な姿に変身するメタモンたちと協力し、荒れ果てた土地を開拓して自分だけの理想の街を作り上げていくという、スローライフ的な要素が強く打ち出されています。
地形の自由な変更、建物の配置、ポケモンたちへの料理の提供など、「どうぶつの森」シリーズのような自由度の高いハウジングやコミュニケーションが存分に楽しめる内容となっているようです。
最大4人でのマルチプレイにも対応しており、フレンドの街に遊びに行って「かくれんぼ」を楽しんだり、一緒に開拓作業を行ったりと、対戦とはベクトルが異なる「癒し」のポケモン体験を提供してくれるでしょう。
メタモンが家具や橋などのオブジェクトに変身するという独自のシステムも非常にユニークで、プレイヤーのクリエイティビティを大いに刺激してくれそうです。
ポケモンXD ダークルギアのサプライズ配信
古参ファンを最も歓喜させたのが、2005年にゲームキューブで発売された名作「ポケモンXD 闇の旋風ダークルギア」の移植に関するサプライズ発表です。
オーレ地方を舞台に、心を閉ざされた「ダークポケモン」をスナッチ(強奪)し、リライブして浄化していくという、本編とは一線を画すダークで大人向けの世界観とストーリーが特徴の異色作です。
パッケージを飾る「ダークルギア」の圧倒的なカリスマ性とカッコよさは、現在でも多くのファンの記憶に鮮烈に刻まれています。
グラフィックが現代向けに高解像度化されている様子も確認でき、当時プレイした世代はもちろん、未体験の若い世代にとっても、ポケモンの歴史の奥深さを知る絶好の機会となるでしょう。
3月配信というスピード感も素晴らしく、春休みの期間を利用してじっくりとオーレ地方の過酷な冒険に浸りたいタイトルです。
本作で手に入れた特別な技を覚えたポケモンが、現代の最新作へ連れていけるのかどうかも、対戦勢としては非常に気になるところです。
まとめ
2026年のポケモンデーは、完全新作「ウィンド&ウェーブ」の発表を中心に、かつてないほどの凄まじい熱量と情報量で世界中のファンを熱狂の渦に巻き込みました。
対応ハードに関する明言はあえて避けられたものの、その圧倒的な映像表現は、次世代機という新たなステージの幕開けを強烈に予感させるものでした。
2027年の発売に向け、今後どのような驚きや感動が私たちを待っているのか、想像するだけで胸が高鳴ります。
また、対戦に完全特化した「チャンピオンズ」、のんびりスローライフを満喫できる「ポコアポケモン」、そして過去の名作「XD ダークルギア」の復活など、全方位のゲーマーに向けた隙のない完璧なラインナップは流石の一言です。
私たちユーザーは、次々と押し寄せるポケモンの波に乗り遅れないよう、しっかりと最新情報をキャッチアップしながら、それぞれのタイトルを全力で遊び尽くしていきましょう。
本レビューがお役に立てば幸いです。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。





















