編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、まもなく開催される「ホリデー2025」イベントにおいて、どのフィールドを選ぶべきか、あるいは新ポケモンの性能がどのようなものか気になっていると思います。
特に今回は「若草本島」と「若草本島EX」という選択肢があり、夢のかけらの倍率アップや新ポケモンの出現など、要素が盛り沢山で迷ってしまうのも無理はありません。
この記事を読み終える頃には、あなたの進行度や目的に合わせた最適なフィールド選びと、イベント期間中にやるべき立ち回りの疑問が解決しているはずです。
- 新ポケモンのトゲデマル・アルクジラ系統の性能と評価
- 若草本島と若草本島EXのどちらを選ぶべきかの判断基準
- 夢のかけらを最大化するための具体的なスケジュール管理
- アメブーストやドリームギフトを活かした育成戦略
それでは早速紹介していきます!
ホリデー2025イベントの全貌と新要素の徹底分析
毎年恒例となっているホリデーイベントですが、2025年の開催は過去最大級のボリュームとなっています。まずは情報の整理と、今回新たに追加された要素について、ゲーム評論家の視点から深く掘り下げて解説していきます。
今回のイベントは単なる季節イベントではなく、今後のゲーム環境(メタゲーム)に影響を与える可能性のある新スキルや、リソース管理の重要性が問われる内容となっています。
新ポケモン「トゲデマル」「アルクジラ」の可能性
まず注目すべきは、新たに実装されるポケモンたちです。今回追加されるのは以下の3匹です。
- トゲデマル(でんきタイプ)
- アルクジラ(こおりタイプ)
- ハルクジラ(こおりタイプ)
彼らの実装は、単に図鑑が埋まるというだけでなく、特定のフィールド攻略やチーム編成において重要な役割を果たす可能性があります。
特に注目したいのはトゲデマルです。
トゲデマルはでんきタイプですが、発表されたメインスキル「ほっぺすりすり(元気エール)」が非常にユニークかつ強力な可能性を秘めています。
トゲデマルのスキル:ほっぺすりすり(元気エール)の詳細
このスキルは、基本的には「元気エール」として機能し、ランダムでチームのポケモン1匹の元気を回復させます。しかし、重要なのはここに追加効果がある点です。
「運が良ければそのポケモンがメインスキル発動可能ボーナスを得ます」
これは革命的です。つまり、トゲデマルのスキルが発動した対象が、例えば「デデンネ」や「サーナイト」だった場合、回復に加えてもう一度スキルを発動できる権利を得るということです。
もしデデンネ(料理チャンスS)にこの効果が付与されれば、実質的にデデンネのスキル発動回数が1回増えることになります。これは料理エナジーを爆発的に稼ぐための新たなトリガーとなり得ます。
ただし、この「運が良ければ」という確率がどの程度に設定されているかが鍵となります。強力なスキルを持つポケモン(伝説やヒーラーなど)に対しては確率が調整されるという記述もあるため、一概に「ぶっ壊れ」とは言えませんが、運用の幅が広がることは間違いありません。
一方、アルクジラ・ハルクジラ系統に関しては、現時点で詳細は不明な部分も多いですが、こおりタイプの食材タイプである可能性が高いと推測されます(「オイル」や「肉」を持ってくるという情報もあります)。
ウノハナ雪原の攻略において、トドゼルガ一強だった環境に新たな選択肢が入ることは歓迎すべきことです。特に食材面での貢献が期待できるなら、デザート週などにおけるウノハナ攻略がグッと楽になるでしょう。
夢のかけら3倍デーの衝撃とスケジュール
今回のイベントの目玉の一つが、夢のかけら獲得量の増加です。
通常、ホリデーイベントでは夢のかけら獲得量が2倍になるボーナスがつきますが、今回は特定の日程で3倍になります。
- 12月25日(水):夢のかけら3倍
- 12月28日(土):夢のかけら3倍
- それ以外の日程:夢のかけら2倍
この「3倍」という数字は驚異的です。
普段のリサーチで得られる夢のかけらが、例えば3,000個だった場合、単純計算で9,000個になります。ここに「こううんのおこう(2倍)」を使用すれば、なんと18,000個。
さらに、もし伝説のポケモン(ライコウ、エンテイ、スイクン)のおこうを使用して、星3寝顔を出せた場合、その獲得量は数万〜十数万個単位に跳ね上がります。
このチャンスを逃す手はありません。特にレベル60キャップ解放や新料理の実装などで、多くの上級プレイヤーが夢のかけら不足(カケラ難民)に陥っています。このイベントは、まさにその救済措置であり、ここでどれだけ稼げるかが今後の育成スピードを左右すると言っても過言ではありません。
アメブースト機能の仕様変更と注意点
「ミニアメブースト」機能も使用可能になりますが、仕様を再確認しておきましょう。
- アメ1個あたりの経験値獲得量:2倍
- アメ1個あたりの夢のかけら消費量:5倍
- 1日あたりの使用上限:アメ500個まで
以前のイベントでは消費量が4倍だったこともありましたが、今回は5倍とやや燃費が悪化しています。
しかし、1日500個までという上限は非常に緩く、一気に育成を進めるチャンスであることに変わりはありません。
ここで重要なのは「誰に使うか」です。
消費かけら量が5倍になるため、高レベルのポケモン(Lv40→50など)に使おうとすると、膨大な夢のかけらが一瞬で溶けてしまいます。
評論家としての推奨は、低レベル帯(Lv1〜30)の育成に充てることです。
新しく捕まえたトゲデマルやアルクジラを即戦力にする、あるいは食材解放のためにLv30まで一気に上げる、といった使い方が最もコストパフォーマンスが良いでしょう。
若草本島か若草本島EXか?フィールド選びの決断
今回のイベント最大の悩みどころは、開催フィールドが2箇所あることです。
- 若草本島
- 若草本島EX
どちらを選ぶべきか、多くのプレイヤーが頭を抱えていることでしょう。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを比較し、明確な判断基準を提示します。
若草本島を選ぶべきプレイヤーの特徴
通常の「若草本島」を選ぶメリットは、安定感とミッション達成の容易さにあります。
若草本島は、基本のエナジー効率こそEXに劣る可能性がありますが、出現するポケモンの種類が豊富で、かつ星3寝顔を出すためのカビゴンエナジーのハードルが比較的低く設定されています。
【若草本島がおすすめな人】
- ゲームを始めたばかりの初心者
- フィールドボーナスがまだ育っておらず、エナジーを盛るのが難しい場合、無理にEXに行くよりも通常フィールドで着実に図鑑を埋める方が良いでしょう。
- 特定の好みのきのみに依存しない編成をしたい人
- 若草本島は好みのきのみがランダムです。もし強力なきのみタイプが揃っていない場合、EXの固定きのみ(こおり・はがね)に縛られるよりも、チケットを使って得意なきのみを引く方がエナジーが伸びる可能性があります。
- 伝説のポケモンのおこうを持っていない人
- 後述しますが、EXの最大の魅力は伝説星3寝顔による夢のかけら大量獲得です。おこうがない場合、その恩恵は半減します。
若草本島EXを選ぶべきプレイヤーの特徴
一方、「若草本島EX」は、上級者向け、あるいはハイリスク・ハイリターンを狙うプレイヤー向けのフィールドと言えます。
EXの特徴は、好みのきのみが「こおり(チーゴのみ)」と「はがね(ベリブのみ)」に固定されている点、そして出現ポケモンごとの夢のかけら基礎値が高い傾向にある点です。
【若草本島EXがおすすめな人】
- 夢のかけらを極限まで稼ぎたい人
- EXフィールドは、同じねむけパワーであっても、通常フィールドより夢のかけらの獲得量が1.5倍〜2倍近く多くなる傾向があります。これは出現する寝顔のランクやポケモンの種類によるものです。
- 強力なこおり・はがねタイプを所持している人
- トドゼルガ(きのみS)やハガネールなどを育成済みであれば、固定きのみの恩恵を最大限に受け、エナジーを爆発的に伸ばせます。
- 伝説のポケモンのおこう(特にスイクン)を所持している人
- ここが最重要ポイントです。
伝説の星3寝顔を狙うための壁
ここで、冷静な数値比較をしてみましょう。
伝説のポケモン(例:スイクン)の星3寝顔を出すために必要なエナジーラインです。
- 若草本島:約275万エナジー(※推定値)
- 若草本島EX:約636万エナジー(※推定値)
この数字を見ていただければ分かる通り、EXで伝説の星3を出すには、異次元のエナジーが必要になります。636万エナジーというのは、重課金プレイヤーでも到達が困難な数値です。
「それならEXに行っても意味がないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、EXには「そもそも星1・星2の寝顔でもかけら量が多い」という特性があります。
無理に星3を狙わなくても、EXで星2の伝説寝顔を出した方が、通常の若草で星2を出すよりも結果的にかけらが多くなるケースが多いのです。
さらに、通常の若草本島では、エナジーを盛りすぎると低いランクの寝顔が出にくくなり、かけら獲得量が頭打ちになる(キャップがかかる)現象が早めに訪れます。対してEXは天井が高いため、盛れば盛るほどかけらが増える構造になっています。
判断のためのフローチャート
結論として、どちらに行くべきか迷っている方は以下の基準で選んでください。
- 週末までにエナジー350万に到達できる自信があるか?
- YES → 間違いなく若草本島EXへ行きましょう。夢のかけら効率が段違いです。
- NO → 次の質問へ。
- 「こおり」「はがね」タイプの強力なポケモンが2体以上いるか?
- YES → 若草本島EXがおすすめ。固定きのみボーナスで、想定以上のエナジーが出せるはずです。
- NO → 次の質問へ。
- リスクを取ってでも夢のかけらを最大化したいか、安定を取りたいか?
- リスクテイク → 若草本島EX。失敗しても通常より少し多い程度、成功すれば大勝利です。
- 安定志向 → 若草本島。確実にミッションをこなし、イベントの雰囲気を楽しみましょう。
個人的な見解としては、ある程度長くプレイしている中級者以上(リサーチランク50以上目安)の方は、迷わず若草本島EXに挑戦すべきだと考えます。イベントは「祭り」です。最高効率を目指して挑戦することこそ、このゲームの醍醐味だからです。
イベント期間中の具体的な立ち回り戦略
フィールドが決まったら、次は1週間の立ち回りです。特に夢のかけら3倍デーに向けた準備が勝敗を分けます。
夢のかけらゲットS持ちポケモンの運用
今回のイベントでは「夢のかけらゲットS」のスキル効果量が2倍になります。
対象となるポケモンは主にマルノーム、ルカリオ、リオルなどです。
通常時はあまり注目されないスキルですが、効果量2倍となれば話は別です。
スキルレベル別・イベント期間中の期待値(概算)
以下は、スキルレベルごとの1回発動あたりの獲得量(2倍適用後)の目安です。
| スキルレベル | 通常時(Lv60想定) | イベント時(2倍) |
|---|---|---|
| Lv 1 | 約 400 | 約 800 |
| Lv 4 | 約 1,300 | 約 2,600 |
| Lv 7 | 約 3,500 | 約 7,000 |
もしスキルレベル7のマルノームを使っていて、1日に3回発動したとします。 7,000 × 3 = 21,000個。 これを7日間続ければ、スキルだけで約14万〜15万個の夢のかけらを稼げる計算になります。
これは、リサーチで稼ぐかけら量に匹敵、あるいは凌駕する数値です。
運用のコツ
- 若草本島EXに行く場合:エナジー盛りが重要になるため、週の前半(月〜水)はきのみタイプや料理タイプでエナジーを稼ぎ、エナジーに余裕が出てくる週の後半(特に土日)にマルノームなどを投入するのが良いでしょう。
- 通常の若草本島に行く場合:エナジー上限に達しやすい(頭打ちになりやすい)ため、週の初めからマルノームやルカリオを常駐させ、スキルによるかけら稼ぎに特化するのも面白い戦略です。
料理と食材の備蓄計画
イベント期間中は、カビゴンの評価を上げるために料理も重要です。
特に若草本島EXでは、好みのきのみが固定されているため、きのみエナジーは計算しやすいですが、料理は毎週のカビゴンのリクエスト(カレー・サラダ・デザート)に左右されます。
事前の準備
イベント開始前の週(つまり今週)のうちに、高エナジー料理を作れる食材をバッグに詰め込んでおきましょう。
- デリバード・ユキノオー:卵、リンゴ
- トドゼルガ:オイル
- メタモン:オイル、ネギの尻尾
これらの食材は、高ランク料理(例:ワカクササラダ、ぜったいねむりバターカレーなど)に頻繁に使用されます。
特にトドゼルガが持ってくる「ピュアなオイル」は、サラダ週やデザート週で大量に消費する可能性があります。トドゼルガ艦隊を組む予定の人は、オイルが溢れることを見越して、オイル消費の激しい料理レシピを予習しておくと良いでしょう。
3倍デー(水曜・土曜)の過ごし方
12月25日(水)と28日(土)は、夢のかけら3倍デーです。この日に全力を注ぎます。
- 「こううんのおこう」は必須
- この2日間は絶対に焚いてください。2倍×3倍=6倍にはなりませんが、基礎値の3倍に対しておこうの2倍がかかるため、実質的な獲得量は凄まじいことになります。
- 伝説のおこうの使用タイミング
- 手元にライコウ、エンテイ、スイクンのおこうが余っているなら、この2日間のどちらかで使うのがベストです。
- ただし、エナジーが十分に高まっている土曜日に使うのが最も期待値が高いです。水曜日はまだエナジーが育ちきっていない可能性があるため、星3寝顔が出る確率が低くなります。
- 「成長のおこう」との併用
- かけらだけでなく、リサーチEXPも稼ぎたい場合は併用もアリですが、優先順位は「こううんのおこう」が圧倒的に上です。
ピックアップポケモンの厳選優先度まとめ
イベント中は特定のポケモンの出現率がアップします。限られたサブレを誰に投げるべきか、優先度をまとめました。
最優先で確保したい(SSランク)
- トゲデマル
- 新ポケモンかつ、新スキル「メインスキル発動可能ボーナス」持ち。環境を変えるポテンシャルがあるため、まずは1体確保し、性能を検証したいところです。
- アローラロコン(キュウコン)
- こおりタイプ最強のサポーターとも言える存在。きのみS個体であればアタッカーも兼任できます。ウノハナ雪原攻略の要であり、今回のイベントでも大活躍間違いなしです。
- タマザラシ(トドゼルガ)
- 言わずと知れたウノハナの王。きのみS個体を持っていないなら、この機会に厳選を完了させましょう。食材(オイル)の優秀さも見逃せません。
余裕があれば確保したい(Sランク)
- ホリデーピカチュウ/タマザラシ
- 限定衣装はコレクション要素が強いですが、ピカチュウは「エナジーチャージS」で地味に強力です。タマザラシのホリデー版がどのような性能(スキル等)になるかは未知数ですが、記念に確保しておきたいです。
- アルクジラ
- 新ポケモン。性能次第ではSSランクに化けますが、現状は情報待ち。しかし、こおりタイプの層を厚くするために確保は必須です。
- デリバード
- 食材(卵・リンゴ)集めのスペシャリスト。最大所持数が少ないのが欠点ですが、食材ゲットSのスキル回転率は魅力。卵難民の方はぜひ。
特定の状況で輝く(Aランク)
- パモ(パーモット)
- でんきタイプのスキルタイプ。ライコウパのサブヒーラーとして優秀。
- ユキカブリ(ユキノオー)
- トマト・卵要員。食材タイプとしては優秀ですが、競合も多いため優先度はやや下がります。
まとめ
ホリデー2025イベントは、1年の中でも数少ない「リソースを大量に獲得できる」ボーナスタイムです。
今回の記事のポイントを改めて整理します。
- フィールド選びは、勇気を持って「若草本島EX」へ。
- 多少のリスクはありますが、夢のかけらのリターンが大きすぎます。迷ったらEXです。
- トゲデマルは確保必須。
- 新スキルがメタゲームを変える可能性があります。
- 12/25と12/28は全力投球。
- こううんのおこう、伝説のおこうを惜しみなく使いましょう。
- アメブーストは低レベル育成に。
- コストパフォーマンスを意識して、新ポケモンを一気に実戦投入レベルまで引き上げましょう。
ゲーム評論家としてアドバイスするならば、「守りに入らず、攻めの姿勢でイベントを楽しむこと」が、このポケモンスリープというゲームを長く楽しむコツです。
かけらが溢れれば、鍋の拡張ができ、新しい料理が作れ、さらにエナジーが伸びるという好循環が生まれます。
このホリデーイベントが、皆さんの睡眠リサーチライフをより豊かにするターニングポイントになることを願っています。
準備を万端にして、12月22日を待ちましょう。
それでは、良い夢を!






