編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、現在開催されている特殊レギュレーション「チャンピオンシップ2025シリーズカップ」でどのポケモンを使えば勝てるのか、環境トップのメタゲームがどうなっているのかが気になっていると思います。 特殊なルールゆえに、普段のスーパーリーグとは全く異なる環境が形成されており、対策なしでは勝ち抜くのが難しい状況です。
この記事を読み終える頃には、環境を支配する最強ポケモンたちの強みと対策、そして連勝を狙える構築済みの最強パーティについての疑問が解決しているはずです。
- 悪タイプと岩タイプ禁止によりエスパータイプの通りが劇的に向上
- 電気タイプ不在のため水タイプと飛行タイプが止まりにくい環境
- ヤレユータとジュゴンを中心としたメタゲームの対策が勝利の鍵
- シャドウ禁止ルールを前提とした高耐久ポケモンの選出が重要
この記事を読めば、きっと問題が解決できるはず。
チャンピオンシップ2025のルールと環境特徴
まずは今回の「チャンピオンシップ2025シリーズカップ」の特殊なレギュレーションについて、詳しく整理しておきましょう。 ルールを正しく理解することが、勝利への第一歩です。
参加可能タイプと禁止制限の詳細
今回のカップは、以下の5つのタイプを含むポケモンのみが参加可能です。
- こおり
- ひこう
- エスパー
- ゴースト
- ドラゴン
これら5つのタイプのいずれかを持っていれば参加資格があります。 しかし、ここからさらに厳しい「禁止条件」が加わります。
【禁止タイプ】
- あく
- いわ
たとえ参加可能タイプを持っていても、複合タイプとして「あく」または「いわ」を持っているポケモンは参加できません。 例えば、「バンギラス(いわ・あく)」はもちろん、「ヤミカラス(あく・ひこう)」や「メテノ(いわ・ひこう)」なども使用不可となります。
【禁止カテゴリ】
- 伝説のポケモン
- 幻のポケモン
- ウルトラビースト
- シャドウポケモン(※注)
さらに、特定の強力なポケモン(トリデプスやガラルマッギョなど、タイプ条件で弾かれるものも多いですが)が排除されることで、CP1500以下のスーパーリーグ帯でありながら、普段とは全く異なる顔ぶれが並ぶことになります。
※注:開催直後に不具合でシャドウポケモンが参加できてしまう現象が確認されていましたが、本来の公式ルールでは「シャドウポケモンは使用禁止」です。 この記事では、公式ルールに則り、通常個体(リトレイン含む)での運用を前提に解説を進めます。 もしバグが修正された場合、シャドウを使っているとマッチングできなくなるリスクもあるため、通常個体を用意しておくのが賢明です。
悪・岩タイプ不在がもたらす環境変化
この「悪・岩禁止」というルールが、環境に劇的な変化をもたらしています。
まず、悪タイプがいないことで、エスパー技の通りが異常なほど良くなっています。 通常、エスパータイプの天敵である悪タイプが存在しないため、エスパー技を「いまひとつ」で受けることができるのは、同タイプのエスパーか、鋼タイプのみとなります。 しかし、鋼タイプでスーパーリーグ級のポケモンはこのレギュレーション下では数が限られており(メタングやドーミラー程度)、実質的にエスパー技が一貫しやすい環境と言えます。
次に、岩タイプがいないことで、飛行タイプや氷タイプ、炎タイプへの牽制が弱まっています。 特に飛行タイプは、電気タイプも(複合タイプとして条件を満たさない限り)ほぼ存在しない環境であるため、弱点を突かれにくく、のびのびと動けるようになっています。
エスパーと水・飛行が支配する理由
上記の理由から、環境の中心は「通りが良いエスパー」と「弱点の少ない水・飛行」になります。
具体的には、以下の構図が成り立ちます。
- エスパーの台頭:悪技による反撃を恐れず、高火力の「ねんりき」などでゴリ押しが可能。
- 水・飛行の安定感:電気・岩という二大弱点がほぼ消滅しているため、ギャラドスやマンタインなどの水・飛行複合が非常に動きやすい。
- それらを追う氷タイプ:飛行タイプやドラゴンタイプに強く出られる氷タイプも、岩や格闘(カウンター使い)が少ないため、防御面での不安が解消されています。
このように、特定のタイプが極端に有利になる歪な環境だからこそ、メタ(対策)のメタまで考慮したパーティ構築が求められるのです。
環境トップ!絶対抑えるべきおすすめポケモン10選
それでは、この特殊環境で勝利を掴むために必須となる、おすすめポケモン10選を詳細に解説していきます。 採用理由や技構成のポイントもしっかり押さえておきましょう。
【ヤレユータ】環境の中心!圧倒的耐久と技範囲
間違いなく本環境のトップメタに君臨するポケモンです。 ノーマル・エスパーという優秀な複合タイプを持ち、弱点は「あく」と「むし」のみ。 しかし、この環境には「あく」タイプが存在しません。つまり、実質的な弱点は「むし」タイプのみとなり、等倍以上でダメージを通すことが非常に困難な要塞と化しています。
- おすすめ技構成
- ノーマルアタック:ねんりき
- スペシャルアタック:ぶんまわす / くさわけ
今シーズンから強化された「ねんりき」の採用が一般的です。 チャージ効率が向上したことで、強力なスペシャルアタックを高頻度で放つことが可能になりました。 特に「ぶんまわす」は、悪タイプの技であるため、同族であるヤレユータ同士の対面(ミラーマッチ)において抜群を突ける貴重な打点となります。 また、「くさわけ」は自身の攻撃力を確定で上げるバフ効果があり、居座り性能の高いヤレユータと相性抜群。 さらに、環境に多い水タイプ(ジュゴンなど)への対抗策としても機能します。 ヤレユータ対策をしていないパーティは、この1匹に詰まされる可能性すらある、まさに環境の王です。
【ジュゴン】電気不在で止まらない!最強の水・氷枠
ヤレユータと双璧をなす、環境トップ2の一角です。 水・氷タイプであるジュゴンは、通常であれば電気、草、岩、格闘と弱点が多いのですが、このレギュレーションではそれらの天敵がほぼ全滅しています。 電気タイプはほぼ皆無、草タイプも少なく、岩タイプは出禁、格闘タイプもカイリキー等のメジャーどころがいません。
- おすすめ技構成
- ノーマルアタック:こおりのつぶて
- スペシャルアタック:こごえるかぜ / ドリルライナー
耐久力が非常に高く、「こごえるかぜ」による確定攻撃ダウンのデバフを撒き散らす動きが凶悪です。 相手の攻撃を下げつつ、自分は高耐久で耐え抜くという戦法が、対抗手段の少ないこの環境では猛威を振るいます。 さらに、サブウェポンの「ドリルライナー」が優秀すぎます。 本来苦手とする鋼タイプ(メタングなど)や、環境に増えている炎タイプ(バクガメス)に対して弱点を突けるため、死角がほとんどありません。 「こおりのつぶて」のチャージ速度も相まって、安定した試合運びが可能です。
【ギャラドス】弱点が突かれない高火力アタッカー
水・飛行タイプを持つギャラドスも、この環境の恩恵を最大限に受けているポケモンです。 二重弱点である電気タイプが存在しないため、実質的に弱点が岩(禁止)以外に見当たらないという、驚異的な耐性を手に入れました。
- おすすめ技構成
- ノーマルアタック:りゅうのいぶき
- スペシャルアタック:アクアテール / かみくだく
通常技の「りゅうのいぶき」は、ドラゴンタイプ以外には等倍以上で通りやすく、削り性能が高いです。 そして何より重要なのが「かみくだく」の存在。 環境トップのヤレユータや、その他エスパー・ゴーストタイプに対して弱点を突ける悪技を持っている点は、この環境において計り知れないアドバンテージとなります。 さらに「アクアテール」は回転が早く、相手のシールドを剥がすのにも有効です。 シャドウが使えないため火力は少し落ちますが、その分耐久力が確保されており、場持ちが良いのもメリットと言えるでしょう。
【バクガメス】大幅強化で環境入り!対エスパーの切り札
今シーズンの技調整で大幅に強化され、一気に環境入りを果たした炎・ドラゴンタイプです。 ヤレユータやメタングといった環境上位に対して強く出られるポテンシャルを秘めています。
- おすすめ技構成
- ノーマルアタック:ひのこ(推奨) または やきつくす
- スペシャルアタック:ぶんまわす / ドラゴンクロー
新規習得した「ぶんまわす」が最大の武器。 これにより、ヤレユータに対して抜群を取れるようになり、対策枠として機能します。 通常技は、小回りの利く「ひのこ」がおすすめですが、高威力でチャージ重視の「やきつくす」も選択肢に入ります。 「ひのこ」であれば、相手のHPをミリ残しした際の処理がスムーズで、技の発動タイミングも調整しやすいです。 「ドラゴンクロー」は回転率が高く、等倍範囲も広いため、メインウェポンとして活躍します。 炎タイプでありながらドラゴン複合のおかげで水技が等倍になるため、対ジュゴンなども(ドリルライナーさえ気をつければ)ある程度戦えます。
【オニゴーリ】氷の通りが良い環境の万能株
純粋な氷タイプとして、環境に多い飛行タイプやドラゴンタイプを牽制できる重要なポジションです。 全体的に氷の通りが良く、明確な不利対面が少ないのが強みです。
- おすすめ技構成
- ノーマルアタック:こなゆき
- スペシャルアタック:ゆきなだれ / シャドーボール
「こなゆき」による高速チャージから、タイプ一致の高火力技「ゆきなだれ」を連発できます。 また、サブウェポンの「シャドーボール」が非常に偉い。 これにより、ヤレユータやメタング、ヨノワールといった、氷技が通りにくい相手に対しても大きな打点を持てます。 特にジュゴン対面では、相手の氷技を今ひとつで受けつつ、こちらはシャドーボールで等倍以上の削りを入れられるため、ダメージレースで優位に立てる場面も多いです。 (※ソースには「こごえるかぜ」の言及もありましたが、オニゴーリの役割遂行速度を考えると「ゆきなだれ」の採用が一般的かつ強力です。ただし、デバフ重視なら「こごかぜ」もありです。)
【メタング】トップメタ対策の筆頭!鋼タイプの耐性
この環境で数少ない、まともな鋼枠です。 鋼・エスパーという優秀な耐性を活かし、環境トップのヤレユータやジュゴンに対して有利に立ち回れる「メタ(対策)」ポケモンとして輝きます。
- おすすめ技構成
- ノーマルアタック:れんぞくぎり
- スペシャルアタック:サイコショック / ジャイロボール(またはラスターカノン)
特筆すべきは通常技の「れんぞくぎり(虫技)」。 これにより、ヤレユータに対して弱点を突き続けることができます。 また、鋼タイプのおかげで、ヤレユータの「ねんりき」やジュゴンの「こおりのつぶて/こごえるかぜ」を全て今ひとつで受けられます。 ジュゴンの「ドリルライナー」には注意が必要ですが、それを差し引いても耐性の優秀さは魅力的です。 「サイコショック」は回転が早く、扱いやすいメインウェポン。 環境初期は特にヤレユータ・ジュゴン構築が多いため、それらをカモにできるメタングは刺さりまくっています。
【トゲキッス】ドラゴン・格闘を封殺するフェアリー枠
フェアリー・飛行タイプを持つトゲキッスは、ドラゴン技を二重耐性で無効化(GOでは三重軽減)できるため、ヌメルゴンやギャラドスの「りゅうのいぶき」を完全に封殺できます。
- おすすめ技構成
- ノーマルアタック:あまえる
- スペシャルアタック:げんしのちから / はどうだん
通常技は「あまえる」による高火力ゴリ押しが強力ですが、ゲージ技の回転を重視するなら「エアスラッシュ」も一考の余地あり。しかし、この環境では「あまえる」の削り性能が脅威です。 「はどうだん」を持っているのが偉く、苦手な鋼タイプ(メタング)や氷タイプ(オニゴーリ、ジュゴン)に対して強烈な一撃を見舞うことができます。 また、「げんしのちから」は能力上昇のチャンスがあるだけでなく、飛行タイプ同士の対面(対ギャラドス等)で抜群を突ける有効打となります。 耐久力はそこまで高くありませんが、役割対象に対しては圧倒的な強さを誇ります。
【ヌメルゴン】雷パンチで水・飛行を狩るドラゴン
純ドラゴンタイプでありながら、豊富な技範囲を持つ万能アタッカーです。 チルタリスやハクリューといった競合もいますが、ヌメルゴンはこの環境に刺さるサブウェポンを持っています。
- おすすめ技構成
- ノーマルアタック:りゅうのいぶき
- スペシャルアタック:アクアテール / かみなりパンチ
「かみなりパンチ」を覚えるのが最大の採用理由です。 これにより、環境に蔓延るギャラドス、ジュゴン、トゲキッス、マンタインといった水・飛行系のポケモンに対して抜群を取ることができます。 特にギャラドスやトゲキッスに対して打点を持てるドラゴンというのは非常に貴重です。 また、耐久力も高水準で、泥試合になっても粘り強く戦えます。 「アクアテール」は小回りが利くため、ブラフや削りに便利ですが、高火力を求めるなら「りゅうせいぐん」や「ヘドロばくだん」を採用する型も意表を突けて面白いでしょう。
【ヨノワール】ゴースト技の通りが良い隠れた実力者
普段はあまり見かけないポケモンですが、ノーマルタイプがヤレユータ(と一部)しかいないこの環境では、ゴースト技の一貫性が非常に高いです。
- おすすめ技構成
- ノーマルアタック:たたりめ
- スペシャルアタック:シャドーパンチ / ポルターガイスト(または サイコキネシス等)
「シャドーパンチ」の回転率が良く、シールド剥がし性能に優れています。 また、サブウェポンも豊富で、環境に合わせてカスタマイズが可能。 ヤレユータにはゴースト技が二重軽減されてしまうため圧倒的に不利ですが、それ以外の相手に対しては等倍以上でゴリゴリ削っていけます。 特にメタングに対してはゴースト技で弱点を突けるため、メタング対策としても機能します。 耐久力もそこそこあり、中堅どころのポケモンたちに対して強く出られる「いぶし銀」な活躍が期待できます。
【ネンドール】対エスパー・電気に強い地面枠
地面・エスパータイプという独特の組み合わせを持つポケモンです。 この耐性が、特定のメタに対して非常に有効に機能します。
- おすすめ技構成
- ノーマルアタック:どろかけ
- スペシャルアタック:がんせきふうじ / シャドーボール
「どろかけ」が強化されたことで、地面技の圧力が格段に増しています。 エスパー複合のおかげで、ヤレユータの「ねんりき」を今ひとつで受けつつ、こちらは等倍の「どろかけ」で削ることが可能です。 また、メタングに対しては耐性こそ不利ですが、地面技で二重弱点を突けるため、シールド次第では返り討ちにできます。 「がんせきふうじ」を持っていれば、天敵となりうる飛行タイプ(ギャラドス、トゲキッス)に対しても打点を持てる上、確定で素早さを下げるデバフ効果も優秀。 ジュゴンやオニゴーリなどの氷タイプには滅法弱いため、そこをカバーできる相方と組ませるのが必須です。
勝率アップ!おすすめ最強パーティ編成例
個々のポケモンの強さを理解したところで、それらを組み合わせた実践的なパーティ構築を紹介します。 相性補完を意識し、弱点をカバーし合える構成になっています。
【バランス型】ヤレユータ・ジュゴン軸の安定構築
- 初手:ヤレユータ
- 交代先(クッション):ジュゴン
- エース(締め):ギャラドス(またはバクガメス)
【解説】 環境トップの2体、ヤレユータとジュゴンを並べた「結論パ」に近い構成です。 初手のヤレユータは、出し負けが少なく、多くの相手と互角以上に渡り合えます。 もし苦手な虫技持ち(メタングなど)が来た場合は、ジュゴンに引きます。 ジュゴンは耐久が高く、「こごえるかぜ」で相手を弱体化させながら場を荒らすことができるため、安全な交代先として機能します。 ラストのギャラドスは、ヤレユータとジュゴンが苦手とする格闘(少ないですが)や地面、炎などを処理しつつ、全抜きを狙います。 この3体は個々のパワーが高いため、初心者でも扱いやすく、プレイングミスをカバーしやすいのが特徴です。
【攻撃型】ギャラドス起点の制圧パーティ
- 初手:ギャラドス
- 交代先:ヤレユータ
- エース:バクガメス
【解説】 初手にギャラドスを置くことで、相手の初手によく来るバクガメスやネンドール、メタングなどを起点にします。 ギャラドスは「りゅうのいぶき」の削り性能が高く、相手にシールドを使わせる圧力をかけられます。 もし相手がジュゴンなどの苦手な相手だった場合は、即座にヤレユータに引きます。 ヤレユータが呼び寄せる鋼タイプや悪技持ちを処理した後、裏からバクガメスを通してフィニッシュを狙う攻撃的な構築です。 バクガメスはジュゴンさえ処理してしまえば、残りのポケモンには滅法強いため、いかにジュゴンをギャラドスかヤレユータで消耗させるかが鍵となります。
【メタ型】バクガメス・メタングで環境を刺す
- 初手:バクガメス
- 交代先:ジュゴン
- 裏:オニゴーリ
【解説】 環境に多い「ヤレユータ・ジュゴン」の並びを強烈に意識した構成です。 初手のバクガメスは、ヤレユータに対して「ぶんまわす」、メタングに対して炎技で有利を取れます。 もし相手がジュゴンやギャラドスなどの水タイプだった場合、こちらはジュゴンに引いて応戦します。 裏に控えるオニゴーリは、氷の通りが良いこの環境において、後半のスイーパーとして非常に優秀です。 ジュゴンとオニゴーリの「ダブル氷」選出にすることで、相手の飛行やドラゴンを完全に封殺し、バクガメスが苦手な地面技持ちなどを寄せ付けません。 ギミックパーティのような動きも可能で、ハマれば一方的な試合展開に持ち込めます。
立ち回りのコツと注意点
強力なポケモンやパーティを使うだけでは、勝率を維持し続けることはできません。 このレギュレーション特有の立ち回りや注意点を押さえておきましょう。
初手対面の有利不利を把握する
この環境は、使用できるポケモンの種類が限られているため、初手対面のパターンがある程度固定化されます。 「ヤレユータ対ヤレユータ」「ヤレユータ対ジュゴン」「バクガメス対メタング」など、主要な対面における立ち回りを事前にシミュレーションしておくことが重要です。 特にヤレユータミラーでは、お互いに「ぶんまわす」で弱点を突き合うことになるため、攻撃実数値を少し高めに調整して、同時発動(CMP)で勝てるようにしておくなどの工夫も有効です。
ゲージ管理とシールドの使いどころ
「こごえるかぜ(ジュゴン)」や「ぶんまわす(ヤレユータ)」など、優秀なデバフ技や高回転技が飛び交う環境です。 相手のゲージ技のタイミングを読み(いわゆるCCT:最適攻撃回数での発動)、無駄な被弾を避ける技術が求められます。 また、ヤレユータの「ねんりき」のような高火力通常技は、シールドを使っても防げないダメージソースです。 シールドを温存しすぎて通常技だけで倒されてしまっては意味がないため、早めの判断でシールドを切る勇気も必要です。 逆に、ジュゴンの「こごえるかぜ」などは、ダメージ自体はそこまで痛くない場合もあるため、デバフ覚悟でシールド温存という選択肢も常に頭に入れておきましょう。
シャドウポケモンに関する注意点
冒頭でも触れましたが、本来のルールではシャドウポケモンは禁止です。 しかし、不具合により参加できてしまうケースが報告されています。 もし相手がシャドウを使ってきた場合、攻撃力が高い分、防御が脆くなっています。 慌てずに通常技で削り切るプランに切り替えたり、シールドを1枚多めに使う前提で立ち回るなど、冷静な対処を心がけましょう。 また、自身がパーティを組む際は、バグ修正のリスクを避けるため、必ず「通常個体」で育成・登録することをおすすめします。
まとめ
チャンピオンシップ2025シリーズカップは、悪タイプと岩タイプの不在により、エスパータイプや飛行タイプが躍動する非常にユニークな環境です。
記事のポイントをおさらい
- 絶対王者ヤレユータ:対策必須の環境トップ。使う側も使われる側も熟知が必要。
- 耐久のジュゴン:デバフと優秀な耐性で場を支配する、もう一匹の王。
- メタのメタング・バクガメス:上位2匹を狩るための重要なピース。
- パーティ構築:ヤレユータ・ジュゴンを軸にするか、それらをメタる構成にするかの二択。
環境は日々変化しますが、この記事で紹介した10体のポケモンと3つのパーティ構成は、期間を通じて安定した強さを発揮するはずです。 手持ちのポケモンやアメの状況と相談しながら、自分に合った最強パーティを見つけて、ランキング上位を目指してください。
勝利の栄光が、あなたと共にありますように!
Champion Series Cup 2025 Guide この記事で紹介したバクガメスやメタングが実際に活躍している対戦動画は、立ち回りの参考として非常に役立ちます。






