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【ポケチャン】初心者必見!メガリザードンY軸の対面構築を徹底解説|ポケモンチャンピオンズ

編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は2026年4月8日にリリースされる「ポケモンチャンピオンズ」でメガリザードンYを軸とした対面構築の詳しい内容が気になっていると思います。

リリース直後の環境において、どのような構築を使えば勝率を安定させることができるのか、悩んでいる方も多いはずです。

過去の世代でも猛威を振るったメガリザードンYの強さを、本作でも存分に引き出すための知識を網羅しました。

この記事を読み終える頃にはメガリザードンY軸の対面構築に関する疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 対面構築の基本概念と初心者への適性
  2. メガリザードンYの圧倒的火力と強み
  3. 相性補完に優れた構築メンバーの役割
  4. 選出パターンと実践的な立ち回り手順

 

それでは解説していきます。

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対面構築の基礎知識とメガリザードンYの圧倒的強み

対面構築 : 初心者におすすめの理由と基本概念

対面構築とは、ポケモンバトルにおける基本的な戦術の一つであり、目の前の相手に対して有利な技を選択し続けることを主軸とした考え方です。

サイクル戦のように何度も交代を繰り返して有利な対面を作り出すのではなく、現在対峙しているポケモン同士の1対1の撃ち合いに勝つことを最優先とします。

この戦術の最大のメリットは、プレイヤーの行動の選択肢がシンプルになる点にあります。 交代を読むといった高度な駆け引きが少なくなるため、プレイングのブレが発生しにくくなります。

そのため、ゲームを始めたばかりの初心者の方でも非常に扱いやすい構築構造になっていると言えます。

対面構築において重要になるのは、各ポケモンが単体でどれだけ高い戦闘能力を持っているかという点です。 いわゆる「行動保証」と呼ばれる、相手の攻撃を一度耐えて確実に自分の攻撃を通す能力が求められます。

きあいのタスキやばけのかわ、あるいは圧倒的な素早さと火力がこの行動保証に直結します。

サイクル構築と比較すると、不利な対面を作られた際のリカバリーが難しいという弱点が存在します。 交代先のポケモンが相手の攻撃を受けきれない場合、そのままパーティーが崩壊してしまう危険性があるからです。

しかし、それを補って余りあるほどの制圧力を押し付けることができるのが、対面構築の魅力でもあります。

特にリリース初期の環境では、相手の構築が読みにくいため、自分のやりたい行動を押し付ける対面構築は非常に強力に作用します。

今回紹介する構築は、そのような対面構築の基本に忠実でありながら、相手の受けを許さない圧倒的な火力を備えています。 1ターンの行動が試合の勝敗を大きく左右するため、技の選択は慎重に行う必要があります。

初心者の方は、まずはこの構築を使って「どのポケモンがどのポケモンに勝てるのか」という対面の相性を体で覚えていくことを推奨します。

経験を積むことで、対面構築特有の「相手の行動を縛る」という感覚が掴めるようになるはずです。

メガリザードンY : 特性ひでりによる超火力と受けにくさ

メガリザードンYは、本作における最強クラスの特殊アタッカーとして君臨する存在です。 その圧倒的な強さの根源は、メガシンカしたターンに発動する特性「ひでり」にあります。

この特性により、5ターンの間、天候が「にほんばれ」状態となり、炎タイプの技の威力が1.5倍に跳ね上がります。 さらに、メガリザードンY自身の特攻種族値は159という破格の数値を誇ります。

この高い特攻数値と天候補正、そしてタイプ一致補正が合わさることで、炎技の火力は常軌を逸したレベルに到達します。

半端な耐久力のポケモンであれば、タイプ相性で半減されたとしても一撃で吹き飛ばすほどの破壊力を持っています。

そのため、相手はメガリザードンYの攻撃を安定して受け止めることができるポケモンを選出することが非常に困難になります。

後出しから安全に受けられるポケモンが環境に極端に少ないこと、これがメガリザードンYの「受けにくさ」の正体です。

また、相手視点からすると、リザードンがメガシンカするまで、物理型の「メガリザードンX」なのか、特殊型の「メガリザードンY」なのかを判別することができません。

メガリザードンXは特性「かたいツメ」による強力な物理攻撃を主体とするため、受けられるポケモンが全く異なります。

物理受けのポケモンを安易に後出しすればメガリザードンYの特殊技で焼かれ、特殊受けのポケモンを出せばメガリザードンXの物理技で突破されるという地獄の二択を強いることができます。

この「選出段階からの型誤認」を誘発できる点も、メガリザードンが対面構築において最強格である理由の一つです。

今回の構築では、性格を「おくびょう」にし、努力値を特攻と素早さに振り切ったCSベースで採用しています。

「ひかえめ」にして火力を極限まで高める型もポピュラーですが、今回は環境に多い素早さの高いポケモンを意識しました。

特に、環境に一定数存在すると予想される、パワフルハーブを持たせたCS振りのブリジュラスの上を取るための素早さ設定です。

素早さで上回っていれば、相手が行動する前に超火力で制圧することが可能となり、対面構築における安定感が飛躍的に向上します。

比較データ : メガリザードンXとメガリザードンYの性能差

メガリザードンを運用する上で、XとYの性能差を正確に理解しておくことは非常に重要です。 以下の表に、それぞれの種族値と主要な特徴をまとめました。

形態 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 特性 主な役割
リザードン(通常) 78 84 78 109 85 100 もうか / サンパワー メガシンカ前の起点
メガリザードンX 78 130 111 130 85 100 かたいツメ 物理エース、積みエース
メガリザードンY 78 104 78 159 115 100 ひでり 特殊エース、天候始動

この表から分かるように、メガリザードンXは攻撃と防御が大きく上昇し、特性「かたいツメ」によって接触技の威力が上がります。

剣の舞や竜の舞といった強力な積み技を駆使し、物理アタッカーとして全抜きを狙う運用が主となります。

タイプも炎・ドラゴンに変化するため、耐性が大きく変わり、水技や電気技を等倍で受けられるようになります。

一方、メガリザードンYは特攻と特防が劇的に上昇し、特性「ひでり」による炎技のゴリ押しを得意とします。

素早さ種族値はどちらも100であり、メガシンカ前後で変化しないという特徴があります。 この素早さ100というラインは、激戦区と呼ばれる多くの強力なポケモンがひしめく速度帯です。

そのため、性格による素早さ補正や努力値振りが、同速対決を制する上で極めて重要な要素となります。

Yの場合は特防が115とかなり高くなるため、特殊アタッカー同士の撃ち合いにおいては無類の強さを発揮します。

相手は選出画面でリザードンの姿を見た際、この2つの全く異なる脅威に対する回答を用意しなければなりません。

物理受けと特殊受けの両方を選出枠に割くことを強要できるため、相手の構築の自由度を大きく奪うことができます。

これが、メガリザードンというポケモンが環境に存在するだけで発揮される強力な圧力です。

自分の構築がY軸であることを相手に悟らせないようなプレイングや選出誘導も、上位レートを目指す上では必須のテクニックとなります。

ダメージ計算 : オーバーヒートの圧倒的な制圧力

メガリザードンYの代名詞とも言えるのが、威力130の炎属性特殊技「オーバーヒート」です。 この技は使用後に自身の特攻が2段階下がるという強烈なデメリットを持っていますが、その分威力は凄まじいものがあります。

特性「ひでり」による天候補正(1.5倍)、タイプ一致補正(1.5倍)が乗ったオーバーヒートは、あらゆるポケモンを消し炭にします。 ここでは、具体的なダメージ計算を通してその制圧力を確認していきます。

例えば、耐久力に優れた物理受けとして有名なカバルドンに対して、メガリザードンYのオーバーヒートを撃った場合を想定します。

HPと特防に最大まで努力値を振った特化カバルドンであっても、この攻撃を耐えることは非常に困難です。 乱数次第では一撃で倒すことが可能であり、少しでもHPが削れていれば確定一発となります。

物理アタッカーを止めるために選出されたカバルドンを、何もさせずに突破できるという事実は、対面構築において計り知れないアドバンテージをもたらします。

また、炎技を半減で受けられる水タイプのポケモンに対しても、その火力は脅威となります。

耐久に振っていない一般的なアタッカー型の水ポケモンであれば、半減であってもHPの半分以上を消し飛ばすことができます。

さらに、特性「ひでり」の効果によって相手の水技の威力は半減されているため、返しの攻撃でメガリザードンYが倒されるリスクも低減されています。

これに加えて、草タイプの強力な特殊技である「ソーラービーム」を天候効果により溜め無しで撃つことができるため、水ポケモンに対する隙はほぼ存在しません。

行動保証を持たないポケモンに対しては、この圧倒的な火力で上から制圧し続けることが基本戦術となります。

特攻が下がった後は隙が生まれるため、後続のポケモンに交代するか、あるいは倒されることを前提とした捨てのプレイングが求められます。

しかし、1対1の対面で確実に相手を1体葬ることができるという点は、対面構築の理念にこれ以上なく合致しています。

このオーバーヒートの火力を押し付けるタイミングを見極めることが、メガリザードンYを使いこなすための最大の鍵となります。

弱点克服 : ステルスロック対策の重要性

圧倒的な強さを誇るメガリザードンYですが、明確な弱点も存在します。 それが、相手によって場に展開される設置技「ステルスロック」の存在です。

ステルスロックは、交代で場に出てきたポケモンに対して、岩タイプの相性に応じたダメージを与えるという効果を持っています。 リザードンは炎・飛行タイプであるため、岩タイプの技は4倍弱点となります。

つまり、ステルスロックが撒かれた状態の場にリザードンを繰り出すと、最大HPの半分ものダメージを無条件で受けてしまうのです。

HPが半分削れた状態では、本来耐えられるはずの攻撃も耐えられなくなり、対面構築において最も重要な「行動保証」が完全に失われてしまいます。

先制技圏内に入ってしまうことも多く、何もできずに倒されてしまう最悪の展開を招きかねません。 そのため、メガリザードンYを運用する上で、ステルスロック対策は絶対に怠ってはならない必須項目となります。

ステルスロックを防ぐためのアプローチとしては、大きく分けて2つの方法があります。 1つ目は、相手にステルスロックを撒かせる前に、超火力でステルスロック要員を倒してしまうという攻撃的なアプローチです。

メガリザードンYを先発で繰り出し、相手のカバルドンやディンルーといったポケモンを上からオーバーヒートで焼き払う戦法がこれに該当します。

しかし、相手がきあいのタスキを持っていた場合や、特性「がんじょう」で耐えられた場合は、確実にステルスロックを撒かれてしまうというリスクが伴います。

2つ目のアプローチは、撒かれたステルスロックを解除できる技を持つポケモンを構築に組み込むことです。 「こうそくスピン」や「きりばらい」、そして後述する「キラースピン」といった技がこれに当たります。

これらの技を使用することで、自陣のステルスロックを撤去し、メガリザードンYを安全に着地させる環境を整えることができます。

今回の構築では、この2つ目のアプローチを採用し、ステルスロック解除と自身の展開を両立できる優秀なポケモンを採用しています。

環境考察 : ポケモンチャンピオンズにおける立ち位置

ポケモンチャンピオンズがリリースされた直後の環境において、メガリザードンYはどのような立ち位置になるのでしょうか。

リリース初期は、プレイヤーの戦術がまだ固まっておらず、強力な種族値を持つポケモンによる力押しが流行する傾向にあります。

特に、分かりやすく強力な物理アタッカーや、単体性能の高いポケモンが多く選出されるスタンパ(スタンダードパーティ)が環境の中心になると予想されます。

このような環境において、メガリザードンYの超火力は、相手のサイクルを崩壊させるのに十分すぎるポテンシャルを秘めています。

また、新システムや新ポケモンの追加によって、過去作とは異なるメタゲームが展開される可能性も十分にあります。

しかし、メガリザードンYの「天候を操作し、上から超火力を押し付ける」という基本戦術の強さは、環境の変化に左右されにくい普遍的なものです。

対面構築という扱いやすい構造と相まって、リリース直後のレート戦において最速で上位を目指すための最適解の一つになり得ると断言できます。

環境に多いと予想される鋼タイプやフェアリータイプのポケモンに対しても、炎技の通りが良いため、非常に有利に立ち回ることができます。

一方で、天候を書き換えてくるバンギラスやペリッパーといった天候始動要員には警戒が必要です。

天候を奪われると炎技の火力が落ち、ソーラービームも1ターン溜めが必要になってしまうため、メガリザードンYの強みが完全に機能停止してしまいます。

これらのポケモンが相手の構築に見えた場合は、メガリザードンYの選出を控えるか、天候を奪い返すための立ち回りが求められます。

環境の推移を見極めながら、構築の細部を調整していくことが、長く勝ち続けるための秘訣となります。

環境が進むにつれて、メガリザードンY対策となる耐久ポケモンや、上から一撃で倒してくるこだわりスカーフ持ちのポケモンも増加していくでしょう。

しかし、そうした対策が講じられること自体が、メガリザードンYが環境の中心にいるトップメタであることの証明でもあります。

相手の対策をさらに上回るプレイングや、裏のポケモンによるカバーリングを身につけることで、どんな環境でも戦い抜くことができるはずです。

本作においても、リザードンは間違いなくチャンピオンの座にふさわしい活躍を見せてくれるでしょう。

メガリザードンY軸対面構築のメンバー詳細と選出・立ち回り

キラフロル : 必須のステルスロック除去要員

構築の2体目として採用しているのが、岩・毒タイプのキラフロルです。 このポケモンの最大の役割は、前述したメガリザードンYの天敵である「ステルスロック」の対策です。

キラフロルは専用技である「キラースピン」を習得することができます。 この技は、相手にダメージを与えつつ毒状態にし、さらに自陣に撒かれたステルスロックや設置技を全て解除するという破格の性能を持っています。

性格は「おくびょう」、努力値は特攻と素早さに振り切ったCSベースとし、持ち物には「きあいのタスキ」を持たせています。

きあいのタスキを持たせることで、相手のどんな強力な攻撃でも必ずHP1で耐えるという「行動保証」を得ることができます。

これにより、先発で出し負けた場合でも、最低限キラースピンでステルスロックを解除したり、相手のタスキを削ったりといった仕事が確実にこなせます。 対面構築においては、この「確実に1回は行動できる」という点が非常に重要になります。

さらに、キラフロルの特性「どくげしょう」は、物理技を受けた際に相手の場にどくびしを撒くという強力な効果を持っています。

先発で対面した物理アタッカーの攻撃をタスキで耐えつつ、どくびしを展開し、返しの攻撃やキラースピンで負担をかける動きが基本となります。

どくびしが展開されていれば、相手がポケモンを交代するたびに毒状態にさせることができるため、サイクル戦を仕掛けてくる相手に対して強烈な牽制となります。

相手がどくびしを嫌って居座ってくれば、そのまま対面での撃ち合いで有利に立つことができます。

また、キラフロル自身の特攻種族値も130と高水準であるため、単なるサポート要員にとどまらないアタッカーとしての活躍も見込めます。

タイプ一致のヘドロウェーブやパワージェムは十分な火力を持ち、多くのポケモンに致命傷を与えることができます。

CSタスキ型のキラフロルは、環境に多いCS振りの先発ブリジュラスに対しても強く出られるという利点があります。

メガリザードンYが苦手とする状況を一人で覆すことができる、この構築において絶対に外せない重要なピースと言えます。

ブリジュラス : 物理アタッカーを完封する物理受け

構築の3体目は、鋼・ドラゴンタイプのブリジュラスです。 メガリザードンYは特殊耐久は高いものの、物理耐久は平均的であり、強力な物理アタッカーの攻撃を受け切ることはできません。

そこで、相手の物理アタッカーに対して圧倒的な詰ませ性能を誇るブリジュラスを採用し、構築の防御面を補強しています。 性格は防御が上がる「ずぶとい」、努力値はHPと防御に特化したHBベースで育成しています。

ブリジュラスの強さの核となるのが、特性の「じきゅうりょく」です。 この特性は、相手から攻撃技を受けるたびに自身の防御ランクが1段階上昇するという非常に強力な効果を持っています。

物理技だけでなく、特殊技を受けた場合でも防御が上がるため、発動機会が非常に多いのが特徴です。 連続技を受けた場合は、そのヒット数だけ防御が上昇するため、あっという間に要塞と化します。

この特性と組み合わせて使用するのが、変化技の「てっぺき」です。 てっぺきを使用することで防御ランクを一気に2段階上昇させることができ、持久力の発動と合わせれば物理アタッカーからのダメージを極限まで抑え込むことができます。

持ち物には毎ターン最大HPの1/16を回復する「たべのこし」を採用し、居座り性能をさらに高めています。 相手の選出が物理アタッカーに偏っていた場合、このブリジュラス1体で完全に完封勝利を収めることも珍しくありません。

攻撃技としては、「ドラゴンテール」と「10まんボルト」を採用しています。 ドラゴンテールは、相手にダメージを与えつつ、相手のポケモンを強制的に控えと交代させる効果を持っています。

これにより、相手が剣の舞などで攻撃力を上げて突破を図ろうとしても、それを無効化して盤面をリセットすることができます。

10まんボルトは、ブリジュラスが苦手とするヘイラッシャなどの高耐久水ポケモンに対する有効打として採用しており、ダメージレースで優位に立つための重要なウェポンとなります。

イダイトウ : イバンのみを活用した対面性能の鬼

構築の4体目には、水・ゴーストタイプのイダイトウを採用しました。 通常、対面構築におけるイダイトウはきあいのタスキを持たせることが多いですが、今回はタスキをキラフロルに譲っているため、異なる型での採用となります。

持ち物は「イバンのみ」を持たせ、努力値は攻撃と防御に振ったABベースで育成しています。 このイバンのみを活用した戦術が、対面での撃ち合いにおいて絶大な威力を発揮します。

イバンのみは、ポケモンのHPが最大値の1/4以下になった際に発動し、次のターンの自分の行動を一度だけ優先度に関わらず先制で行えるようにする木の実です。

この発動条件を能動的に満たすために、変化技の「こらえる」を採用しています。 こらえるは、そのターンに相手から受けるどんな致命的な攻撃でも必ずHP1で耐えることができる技です。

相手の攻撃を受けてHPが減った状態でこらえるを使用し、HP1で耐えつつイバンのみを発動させるというのが基本的なコンボとなります。

イバンのみが発動した状態のイダイトウは、相手の素早さに関係なく上から強力な一撃を叩き込むことができます。 特に強力なのが、専用技の「おはかまいり」です。

この技は、自分のパーティーの瀕死になっているポケモンの数が多いほど威力が上昇するという特性を持っています。

瀕死のポケモンが2体いる終盤の状況であれば、その威力は凄まじいものとなり、イバンのみによる先制攻撃と合わさることで、相手の残りのポケモンを一掃する最強のスイーパーとなります。

また、イダイトウは元々のHP種族値が非常に高いため、AB振りにすることで物理方面の耐久力がかなり高くなります。 相手の半端な攻撃であれば、こらえるを使わずとも1発耐えて反撃し、相手を倒すことができます。

1匹を対面で倒した後、次の相手の攻撃に対してこらえるを使用し、イバンおはかまいりでもう1匹に致命傷を与えるという「1.5匹分の働き」を安定してこなすことができます。

メガリザードンYが苦手とする水タイプの相手にも強く出られるため、構築の補完として非常に優秀なアタッカーです。

メガゲンガー : 受けループを崩壊させる滅びの歌

構築の5体目は、ゴースト・毒タイプのメガゲンガーです。

対面構築は、単体性能の高いポケモンを並べているため、ハピナスやドヒドイデ、グライオンといった高耐久のポケモンで固められた「受けループ」や「受けサイクル」と呼ばれる構築を非常に苦手とします。

相手の徹底的な回復と防御の前に火力が足りず、じりじりと削られて負けてしまう展開に陥りがちです。 その受け系の構築に対する強烈なメタ(対策)として採用しているのが、このメガゲンガーです。

メガゲンガーの最大の特徴は、メガシンカ後の特性「かげふみ」にあります。 かげふみは、相手のポケモンを交代できなくするという、ポケモンバトルにおいて最も凶悪とも言える特性の一つです。

相手の受けポケモンは、不利な対面を作られた際に有利なポケモンに交代することで防御陣形を保っていますが、かげふみはその前提を完全に崩壊させます。

逃げられなくなった相手のポケモンを、確実に仕留めるための戦術が「ほろびのうた」です。

ほろびのうたは、使用したターンを含めて3ターン後に、その技を聞いたすべてのポケモンを瀕死状態にするという特殊な技です。

メガゲンガーでほろびのうたを使用し、相手をかげふみでロックしたまま3ターン耐え抜けば、どれほど耐久力の高いポケモンであっても問答無用で倒すことができます。

メガゲンガー自身は素早さが非常に高いため、上からみがわりや「まもる」を使用することで、相手の攻撃をやり過ごしつつターンを稼ぐことが可能です。

そして3ターン目の終わりにメガゲンガーだけが交代することで、相手のポケモンだけを確実に葬り去るという極悪なコンボが完成します。

性格は「おくびょう」、努力値はHPと素早さに振ったHSベースとしています。 受けループのポケモンは総じて素早さが低いため、上を取ることは容易ですが、不意の攻撃で倒されないように耐久面を補強しています。

この滅びの歌型のメガゲンガーが構築に存在しているだけで、相手は安易な受け選出ができなくなります。

受け構築以外の相手にも、どうしても突破できない相手を無理やり道連れにするという最終手段として機能するため、選出画面でのプレッシャーは計り知れません。

ミミッキュ : 壁展開を阻害する万能ストッパー

構築の最後の1枠を埋めるのは、ゴースト・フェアリータイプのミミッキュです。 ミミッキュは過去の世代から常に対戦環境のトップに君臨し続けている、対面構築の申し子とも言えるポケモンです。

その強さの理由は、専用特性の「ばけのかわ」による絶対的な行動保証にあります。 ばけのかわは、相手からの攻撃ダメージを一度だけ完全に防ぎ、自身の最大HPの1/8のダメージを受ける身代わりとなってくれる特性です。

この特性により、相手がどれほど強力な積み技を使用して攻撃力を上げていようとも、確実に1回は行動することができます。 そのため、相手の全抜きエースを止めるストッパーとしての役割を完璧にこなすことができます。

性格は攻撃を特化させる「いじっぱり」、努力値は攻撃と素早さに振ったASベースとし、持ち物には技の威力を1.3倍にする「いのちのたま」を持たせています。

ばけのかわで攻撃を耐えつつ、高火力の「じゃれつく」や「シャドークロー」、そして先制技の「かげうち」で相手を確実に処理するのが基本の動きです。

今回の構築において、ミミッキュにはもう一つ重要な役割を与えています。 それが、相手の「壁展開」に対するメタとしての役割です。

オーロンゲなどのポケモンが「リフレクター」や「ひかりのかべ」を展開して後続のエースをサポートする戦術に対して、ミミッキュの変化技「のろい」が非常に刺さります。

ゴーストタイプのミミッキュが使用するのろいは、自身の最大HPの半分を削る代わりに、相手に毎ターン最大HPの1/4のダメージを与えるという強力な定数ダメージ技です。

のろいのダメージは、リフレクターやひかりのかべによるダメージ軽減を完全に無視して入ります。 さらに、相手がみがわりを使用していた場合でも、みがわりを貫通して本体に直接ダメージを与えることができます。

相手の壁展開要員や、壁を盾にして居座ろうとする積みエースに対してのろいを入れることで、相手の目論見を完全に崩壊させることが可能です。

対面性能の高さと壁構築への対策を両立した、非常に汎用性の高いアタッカーとして活躍してくれます。

基本選出 : 迷ったときの強力な3体の選び方

対面構築を使用する上で、選出画面での3体の選び方は勝敗に直結する非常に重要なプロセスです。 相手の構築を見て、どのポケモンが最も通りが良いか(相手に負担をかけられるか)を素早く判断しなければなりません。

基本となる選出パターンは、「キラフロル + メガリザードンY + イダイトウ または ブリジュラス」です。

この選出は、相手の構築にステルスロック要員がいる場合や、全体的にメガリザードンYの炎技の通りが良い場合に特に有効です。

まず、先発にはキラフロルを繰り出します。

きあいのタスキを盾に行動保証を持たせ、相手の攻撃を耐えつつどくびしを展開するか、相手のステルスロック展開に合わせてキラースピンで盤面をリセットします。

キラフロルが倒された後は、満を持してメガリザードンYを死に出しします。 ステルスロックのない安全な場でメガシンカし、特性ひでりからのオーバーヒートで相手のポケモンを焼き払っていきます。

最後の1枠は、相手の構築の物理と特殊のバランスを見て決定します。 相手の残りのポケモンが物理アタッカーに偏っていると予想される場合は、ブリジュラスを選出します。

メガリザードンYが倒された後、ブリジュラスの持久力とてっぺきによる圧倒的な物理耐久で相手を完全に詰ませることを狙います。

逆に、相手の構築に通りが良い場合や、撃ち合いになることが予想される場合はイダイトウを選出します。 イダイトウのイバンこらえる戦術とおはかまいりの火力で、残った相手を全てスイープして試合を決定づけます。

この基本選出は、個々のポケモンの役割が明確であり、初心者の方でも非常に動かしやすいという利点があります。 それぞれのポケモンが1対1の対面で打ち勝つというシンプルな目標を持っているため、複雑な交代読みなどを必要としません。

まずはこの基本選出を軸にして数多くの対戦をこなし、各ポケモンのダメージ感覚や対面での相性を体感で学んでいくことが上達への最短ルートとなります。

選出に迷った際は、この基本パターンに立ち返ってみることを強くおすすめします。

応用戦術 : 相手の構築に合わせた柔軟な対応

基本選出だけでは対応しきれない特殊な構築に対しては、裏の選出パターンを用いて柔軟に対応していく必要があります。

対面構築は対応力が低いとされがちですが、採用しているポケモンの特性を活かすことで、様々なメタ構築に対しても十分な勝率を確保することが可能です。

ここでは、環境でよく見かけるいくつかの厄介な構築に対する選出と立ち回りの応用戦術を解説します。

相手の構築がハピナスやドヒドイデなどの高耐久ポケモンで固められた「受けループ」であった場合は、メガゲンガーを絶対選出します。 選出パターンは「メガゲンガー + イダイトウ + @1」となります。

先発からメガゲンガーを繰り出し、相手の受けポケモンをかげふみでキャッチしてほろびのうたで確実に1匹ずつ処理していきます。

メガゲンガーが倒された後は、イダイトウの圧倒的な火力で残りのポケモンを強行突破するか、相手のサイクルが崩壊した隙を突いて有利な展開に持ち込みます。

相手の構築がオーロンゲなどを起点とした「壁展開」や、強力な積み技を使用する「ギミック構築」であった場合は、ミミッキュの出番です。 選出パターンは「先発アタッカー + ミミッキュ + @1」とし、ミミッキュをストッパーとして裏に控えさせておきます。

相手が壁を貼ってきたり、エースポケモンを展開してきたタイミングでミミッキュを死に出しします。

ばけのかわを盾にしてのろいを入れ、相手のエースの機能を停止させるか、そのままじゃれつく等の攻撃技で処理を行います。

また、相手の構築にバンギラスやペリッパーといった、リザードンのひでりを上書きしてくる「天候始動要員」がいる場合は、細心の注意が必要です。

この場合、メガリザードンYの選出を控えることも一つの選択肢となります。 どうしても選出する場合は、相手の天候ポケモンを先に処理できる状況を作るか、天候を奪い返すための交代戦を強いられることになります。

相手の構築の意図を正確に読み取り、柔軟に選出を切り替える思考力を身につけることが、メガリザードンY軸の対面構築をマスターするための最終段階となります。

まとめ

筆者情報

筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。

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