編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、ポケカの抽選応募や、ポケセンオンラインの規約について気になっていると思います。特に、どうしても手に入れたい人気商品があるために複数応募を検討してしまったり、あるいは家族で応募する際に「ブラックリスト」に入ってしまわないか不安を感じているのではないでしょうか。絶対に失敗したくないですよね。
この記事を読み終える頃には、抽選システムのリスク管理やブラックリストの仕組みに関する疑問が解決しているはずです。
- ポケセンオンラインのブラックリスト入りすると、今後一切の抽選に当選しなくなるリスクがある
- 同一住所や同一IPからの複数応募は、システム側で厳格に検知されているため対策が必要である
- 家族での応募であっても、端末や決済情報の管理を誤ると不正とみなされる場合がある
- 安全に抽選に参加するための正しい知識を持つことが、結果的に当選への近道となる
それでは解説していきます。
ポケセンオンラインのブラックリストと抽選システム
ここからは少し怖いけれど知っておかなければならない、「ブラックリスト」についてのお話です。超人気商品は、店頭で並んで買える保証はなく、ポケモンセンターオンライン(以下、ポケセンオンライン)での抽選販売が主戦場となります。
そこで多くの人が考えるのが「当たる確率を上げたい」ということ。しかし、その気持ちが先行するあまり、運営が定めたルールのラインを超えてしまい、知らず知らずのうちに「ブラックリスト」入りしてしまうケースが後を絶ちません。ここでは、その実態と対策について詳しく解説します。
ブラックリスト(BL)の定義と実態
まず、「ブラックリスト」という言葉ですが、これは公式が公に「ブラックリストがあります」と発表しているものではありません。あくまでユーザー間での通称です。しかし、長年のポケカプレイヤーや転売対策を研究している界隈の間では、その存在は「公然の秘密」として扱われています。
具体的には、「抽選に応募しても100%落選し続ける状態」のことを指します。通常、どれだけ倍率が高い商品であっても、長期間応募し続けていれば、人気のないサプライ品や、在庫が潤沢なスタートデッキなどは当選するものです。しかし、ブラックリスト認定されたアカウントは、新弾のBOXはもちろん、誰もが当選しているような在庫過多の商品でさえも、すべて「落選」となります。
さらに恐ろしいのは、一度この状態になると、解除されるまでの期間が不明確であること、あるいは永久に解除されない可能性があることです。公式に問い合わせても「抽選の結果につきましては個別の回答は控えさせていただきます」という定型文が返ってくるのみで、自分がブラックリストに入っているかどうかを確認する術はありません。ただ、結果だけが残酷に「落選」を示し続けるのです。
重複アカウント作成による検知システム
ブラックリスト入りする最大の原因、それが「複数アカウント(複垢)の作成」です。 「家族の名前を使えばいいだろう」「住所の表記を少し変えればバレないだろう」と安易に考えるのは非常に危険です。現代のECサイトの不正検知システムは、私たちが想像している以上に高度で精密です。
ポケセンオンラインのシステムは、以下のような要素を複合的に分析して「同一人物」を特定していると言われています。
- 氏名と住所の完全一致:これは基本中の基本です。
- 電話番号:携帯電話番号の重複は即アウトとなる可能性が高いです。
- メールアドレス:当然ながら、同じアドレスでの登録はできません。
- IPアドレスと端末情報:ここが盲点です。同じWi-Fiルーターから、同じスマホやPCを使って複数のアカウントにログインし、応募操作を行うと、IPアドレスやブラウザのCookie情報、User Agentなどから「同一端末からの操作」と判定されます。
- クレジットカード情報:名義が異なっていても、同一のカード番号が複数のアカウントに紐付いていれば、それは同一家計、あるいは同一人物の管理下にあるとみなされます。
例えば、4人家族だからといって、お父さんのスマホ(Wi-Fi接続)を使って、お父さん、お母さん、子供2人分のアカウントを作成し、連続で切り替えて応募操作をしたとします。これはシステム側から見れば「1つのIPアドレスから短時間に4つの異なるアカウントでの応募があった」という異常行動としてログに残ります。これが「組織的な買い占め行為」と誤検知(あるいは正しく検知)され、4つのアカウント全てが共倒れでブラックリスト入りするリスクがあるのです。
同一住所・決済情報の紐付けリスク
「住所」に関する判定も非常にシビアです。よくある裏技として「1-1-1」を「1丁目1番1号」と書いたり、マンション名を省略したりして表記揺れを作る手法が噂されますが、これらは「住所正規化(ノーマライゼーション)」という技術で簡単に見破られます。システムは住所を標準的なフォーマットに変換してから照合を行うため、小手先の表記変更は無意味どころか、不正を試みた証拠として悪印象を与える可能性があります。
また、意外と見落としがちなのが「決済情報」です。 例えば、未成年の子供のアカウントを作成し、支払いに親のクレジットカードを登録する場合。親自身も自分のアカウントで同じクレジットカードを使っていると、「同一の決済手段を持つ複数アカウント」として紐付けられます。
ポケセンオンラインの規約では、基本的に「お一人様1アカウント」が原則です。未成年の利用については保護者の同意が必要ですが、あくまで「利用者本人」の情報で登録することが求められます。決済手段が重複していることは、運営側から見れば「一人が複数の名義を使って買い占めようとしている」と判断できる十分な材料になってしまうのです。
過去のキャンセル履歴とペナルティ
不正アカウント作成以外でブラックリスト入りの要因となるのが、「当選後のキャンセル」や「受け取り拒否」です。
ポケセンオンラインの抽選販売規約には、当選後のキャンセルは原則不可と明記されていることが多いです。しかし、クレジットカードの残高不足による決済エラーや、コンビニ支払いの期限切れなどで、結果的にキャンセル扱いになってしまうことがあります。
1回や2回ならうっかりミスとして許容されるかもしれませんが、これが繰り返されると「購入意思のない悪質なユーザー」と認定されます。特に、コンビニ支払いを選択して当選したにもかかわらず、支払わずに流す行為は、運営側にとって在庫管理のコスト増大や、本当に欲しかった他のユーザーへの妨害行為となるため、非常に重いペナルティの対象となります。
「とりあえず応募して、当たってから入金するか考える」という軽い気持ちでの応募は、将来のアカウントの寿命を縮める行為です。本命の商品で当選するためには、日頃から「当選したら必ず購入する」という優良な履歴を積み重ねておくことが重要です。
アカウント停止(垢BAN)と復活の可能性
では、一度ブラックリスト入り、あるいはアカウント停止(垢BAN)処分を受けてしまった場合、復活の可能性はあるのでしょうか?
現状の観測範囲では、「非常に厳しい」と言わざるを得ません。 アカウント自体がログインできなくなる「垢BAN」の場合は、完全にアウトです。その個人情報(氏名、住所、電話番号)は不正利用者リストに登録され、二度と同じ情報で新規登録することはできなくなるでしょう。
一方で、ログインはできるが抽選に全く当たらない「サイレントブラックリスト」の状態であれば、数年単位の時間を空けることで、あるいは引っ越しなどで住所や電話番号、決済情報などの属性が完全に一新された場合に、再び当選するようになったという報告も稀にあります。しかし、これはあくまで「属性が変わったから別人と判定された」だけであり、ブラックリスト自体が解除されたわけではない可能性が高いです。
絶対に逃したくない商材を前にして、既存のアカウントを危険に晒すのは得策ではありません。今現在、普通に当選しているアカウントをお持ちであれば、欲張ってサブ垢を作ろうなどとは考えず、その「優良アカウント」を大切に守り抜くことが、結果的に勝利への近道となります。
安全に応募するためのチェックリスト
最後に、ポケセンオンラインでの抽選に向けて、ブラックリスト入りを避け、安全に応募するための具体的なチェックリストをまとめました。応募前に必ず確認してください。
- 1人1アカウントの原則を遵守する:自分用のアカウントは1つだけにする。
- 家族で応募する場合の回線管理:Wi-Fiを切って、各自のスマホの4G/5G回線を使って応募する。(IPアドレスを分ける)
- 端末の使い分け:家族の分を応募する際も、必ず「その家族本人の端末」から操作する。1台のスマホでログアウト・ログインを繰り返さない。
- 決済情報の分離:可能な限り、アカウント名義人本人のクレジットカード、あるいは個別の決済方法を用意する。
- 住所の正確な入力:小細工をせず、本人確認書類(免許証など)と同じ正確な住所を入力する。
- キャンセル歴を作らない:応募する際は、口座残高や利用限度額を確認し、確実に支払いができる状態にしておく。
これらは当たり前のことのように思えますが、争奪戦の熱狂の中ではつい判断が甘くなりがちです。「少しでも当選確率を上げたい」という焦りが、取り返しのつかない事態を招くことがあります。正攻法こそが、最強の攻略法であることを忘れないでください。
まとめ
今回は、ポケセンオンラインの「ブラックリスト」問題について解説しました。
人気商品はその内容の豪華さゆえに、過去類を見ないほどの高騰と争奪戦が予想されます。
しかし、だからこそ「ルールを守る」という基本が何よりも大切になります。一時の欲に駆られて不正な応募を行い、アカウントを失ってしまっては、今後のポケカライフ全てを棒に振ることになりかねません。
正しい知識と準備を持って挑めば、当選の女神はきっとあなたに微笑んでくれるはずです。今のうちからアカウントの状態をクリーンに保ち、これからのポケカライフを楽しみましょう。
筆者情報
橋本ユア フリーランスのトレカ攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いトレカに携わるが、主にポケカ、遊戯王、ワンピ、デュエマを得意とする。特にポケカが好きで、総課金額は1,000万円以上。自称リーリエの旦那。






















