編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2026年3月13日に発売を控えている(または店頭で見かけた)拡張パック「ニンジャスピナー」を購入すべきか、将来的に値上がりするのかが気になっていると思います。
この記事を読み終える頃には、ニンジャスピナーの投資価値や開封すべきかどうかの疑問が解決しているはずです。
- メガゲッコウガex収録によりプレイヤー・コレクター双方から需要が爆発的に高い
- 初動の二次流通価格は高騰必至だが、再販量次第で一時的に落ち着く可能性がある
- 「寝かせる」投資法としては、ゲッコウガ人気と「MEGA」シリーズ初弾の影響で5年スパンなら超有望
- シュリンク詐欺が横行しているため、フリマアプリでの購入は避け、正規店での購入を徹底するべき
それでは解説していきます。
ニンジャスピナーとは?メガゲッコウガexが切り開く新時代
まずは、このパックの基本情報と、なぜこれほどまでに注目されているのかを整理しましょう。
拡張パック「ニンジャスピナー」の基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ポケモンカードゲーム MEGA 拡張パック「ニンジャスピナー」 |
| 発売日 | 2026年3月13日(金) |
| 希望小売価格 | 1パック 180円(税込) / 1BOX 5,400円(税込) |
| 収録枚数 | 1パック5枚入り / 1BOX 30パック |
| メインポケモン | メガゲッコウガex、マフォクシー、ブリガロン |
| 注目レアリティ | SAR(スペシャルアートレア)、UR(ウルトラレア) |
「MEGA」シリーズの幕開けとポケモンZ-Aとの連動
今作の最大のトピックは、タイトルにもある通り『Pokémon LEGENDS Z-A』との完全連動による「メガシンカ」ギミックの本格導入です。
これまでの「ex」環境に、新たに「メガシンカex」というカテゴリーが加わりました。特にパッケージを飾る「メガゲッコウガex」は、国内外で不動の人気No.1を誇るゲッコウガの強化形態です。
過去のデータを見ても、「ゲッコウガ」がメインのパックは例外なく高騰しています。たとえば、かつての「ナイトユニゾン」や「バトルリージョン」など、ゲッコウガ関連カード(特にCSRやかがやくゲッコウガ)が含まれるセットは、長期的に見てボックス価格が安定して上昇する傾向にあります。
今回は単なる「ゲッコウガ」ではなく、ゲーム新作で話題の「メガゲッコウガ」です。話題性、カードパワー、そしてイラストのアドバンテージ。すべてにおいて「買い」の要素が揃っていると言えるでしょう。
収録カードの魅力とメタゲームへの影響
プレイヤー目線で見ても、このパックは無視できません。
- メガゲッコウガex
- 特性「ひっさつしゅりけん」:手札の水エネをトラッシュしてダメカンをばら撒く効果は、かつての「月光手裏剣」を彷彿とさせつつ、より小回りの効く性能になっています。
- ワザ「ニンジャスピナー」:エネ戻しによる打点アップは、長期戦にも強く、まさに環境トップを狙えるスペックです。
- 大漁ネット
- トラッシュから水ポケモンとエネを回収できるグッズ。これが「グッズ」である点が非常に強力で、水デッキの必須パーツになることは間違いありません。
- ホミカ SAR(リーク情報含む)
- 毒ギミックの強化とともに、人気トレーナー「ホミカ」のSAR化が噂されています。もし収録されれば、コレクター需要はさらに跳ね上がるでしょう。
店頭で売っていたら買うべき?目的別判断ガイド
「コンビニで見かけたけど買うべき?」「カードショップで定価で売ってるけど…」 そんな状況に出くわした時、どう判断すべきか。私の経験則から、目的別にアドバイスします。
プレイヤーの場合:迷わず「買い」
あなたが現役のプレイヤーなら、迷う必要はありません。即購入です。
理由は単純で、「水デッキの環境入りが確定しているから」です。メガゲッコウガexはもちろん、汎用グッズである「大漁ネット」や「バブル水エネルギー」は、今後数年間(レギュレーション落ちまで)使われ続ける可能性が高いです。
シングル買いで揃えるのも手ですが、発売直後の主要パーツは高騰しがちです。BOXを開封して、必要なパーツを自引きしつつ、余った高レアリティカードを売却して資金にするのが、最も効率的な立ち回りになるでしょう。
コレクターの場合:シュリンク付きなら即確保
コレクション目的、あるいは「開封してSARを当てたい」という場合も、定価で購入できるなら絶対に買うべきです。
特に「メガゲッコウガex」のSAR(スペシャルアートレア)は、初動価格で5万円〜10万円クラスになるポテンシャルを秘めています。イラストレーターにもよりますが、和風テイストや忍者モチーフのイラストは海外人気も凄まじく、PSA鑑定品などは将来的にとんでもない価格になる可能性があります。
また、今回は「ホミカ」や「AZ(エーゼット)」といった、キャラクター人気の高いトレーナーも収録されています。彼らのSARもまた、コレクション価値が非常に高いです。
転売・せどり目的の場合:利益は出るが「薄利」の可能性も
ここが一番気になるポイントかもしれませんね。結論から言うと、定価(5,400円)で買えるならプラスにはなりますが、爆益とは限らないという見立てです。
- プラス要素: ゲッコウガ人気、新シリーズ第1弾、強力なカード性能。
- マイナス要素: ポケモンカード全体の生産量が増加しており、発売直後は市場に供給が溢れる可能性がある。
メルカリ等の二次流通でのBOX相場は、発売直後で7,500円〜9,000円程度と予想されます。送料や手数料(10%)を引くと、1BOXあたりの純利益は1,000円〜2,000円程度。労力に見合うかは微妙なラインです。
ただし、「寝かせる」ことを前提とするなら話は別です。これについては後述の「長期投資」の項目で詳しく解説します。
メルカリ等で定価以上で売れるのか?二次流通価格の考察
発売日直後の市場動向をシミュレーションしてみましょう。
初動価格の予想(発売日〜1週間)
「ニンジャスピナー」は、これまでの「変幻の仮面」や「ステラミラクル」などの通常拡張パックと比較しても、注目度が段違いです。
| 状態 | 予想価格帯 | 備考 |
|---|---|---|
| 未開封BOX(シュリンク付) | 8,000円 〜 9,500円 | 初動はプレ値安定。需要過多。 |
| 未開封BOX(シュリンク無) | 6,000円 〜 7,000円 | 詐欺警戒で価格は伸びにくい。 |
| メガゲッコウガex SAR | 45,000円 〜 60,000円 | イラスト評価次第で10万超えも。 |
| ホミカ SAR | 30,000円 〜 50,000円 | キャラ人気に依存。 |
このように、定価(5,400円)以上で売れる可能性は極めて高いです。特にシュリンク付きの未開封BOXは、プレイヤーよりも「投資家」や「コレクター」が欲しがるため、常に定価を上回る価格で取引されるでしょう。
価格が下落するタイミング
注意が必要なのは、発売から2週間後〜1ヶ月後のタイミングです。 ポケモンカードは現在、発売後に大規模な「再販」が行われる傾向にあります。コンビニや家電量販店に再入荷が始まると、フリマアプリ上の在庫が急増し、価格競争が起きます。
この時期には、BOX価格が6,000円台まで落ち込むこともあります。もし「すぐに売り抜けて現金化したい」のであれば、発売日当日〜3日以内が勝負です。それを過ぎると、再販の波に飲まれて利益が出なくなるリスクがあります。
すぐに売らずに寝かせるべき?長期投資の視点
私の見解としては、この「ニンジャスピナー」に関しては、「即売り」よりも「寝かせ」を強く推奨します。その理由を深掘りしていきましょう。
理由①:ゲッコウガという最強のIP
ポケモンカード投資において、「人気ポケモン」のパックは裏切りません。 リザードン、ピカチュウ、イーブイ、そしてゲッコウガ。この4種は別格です。
過去の例を見てみましょう。ゲッコウガがパッケージを飾ったパックや、ゲッコウガ関連のサプライは、数年経過後に軒並み高騰しています。 例えば、数年前に発売されたコンセプトパックなどは、現在定価の5倍〜10倍で取引されています。ゲッコウガは海外(特に北米・欧州)での人気が異常に高く、円安の影響も相まって、海外バイヤーが根こそぎ買っていく現象が起きています。
理由②:新シリーズ「MEGA」の初弾補正
ポケカの歴史において、「新シリーズの第1弾」や「新ギミックの初出パック」は、後になって価値が見直されることが多いです。 「ニンジャスピナー」は、おそらく「MEGA」というロゴが入った最初の拡張パックになるでしょう。数年後、MEGAシリーズが終了した時に、「伝説の始まりのパック」として未開封BOXの希少価値が跳ね上がります。
理由③:絶版後の高騰曲線
ポケモンカードの拡張パックは、発売から約2年〜3年で「絶版(生産終了)」となります。 投資としてのうまみが出るのは、まさにこの絶版後です。
- 1年後: 再販が続き、価格は定価〜定価ちょい上(6,000円前後)で横ばい。
- 3年後: 絶版が確定。市場から在庫が消え、15,000円〜20,000円へ上昇。
- 5年後: 完全に骨董品扱い。人気パックなら30,000円〜50,000円の可能性も。
もし余剰資金があり、自宅に保管スペース(防湿庫など)があるのであれば、数箱確保して5年間忘れておくのが、最も賢い「ニンジャスピナー」との付き合い方かもしれません。
買う際の注意点!シュリンクと詐欺の実態
「よし、買おう!」と思ったあなた。ちょっと待ってください。 どこで買うかによって、天国と地獄が分かれます。特に最近のポケカ界隈は、詐欺の手口が巧妙化しています。
絶対に「シュリンク付き」を買うこと
BOX投資をするなら、「シュリンク(外装ビニール)」がついていることが絶対条件です。 多くの家電量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラなど)やポケモンセンターでは、転売対策としてレジでシュリンクを剥がして販売されます。
シュリンクがないBOXは、以下の理由で価値が激減します。
- 中身のすり替えリスク: 箱を開けてレアパックだけ抜き取り、ノーマルパックを詰め直されている可能性がある。
- コレクション価値の低下: 未開封コレクターは、完全な新品状態(シュリンク付き)を求めるため、シュリンクなしの需要が低い。
自分で開封して楽しむならシュリンクなしでも問題ありませんが、保管目的や転売目的であれば、シュリンクなしBOXは避けるべきです。
フリマアプリでの「再シュリンク」詐欺に注意
「メルカリでシュリンク付きが売ってるから安心」ではありません。 最近では、一度開封して中身をサーチ(レアカードが入っているパックだけ抜く行為)した後、専用の機械を使って**新しくシュリンクをかけ直す「再シュリンク詐欺」**が横行しています。
見分け方は非常に困難ですが、以下の特徴がある場合は避けた方が無難です。
- 相場よりも明らかに安い。
- 出品者の評価数が少ない、または悪い評価がある。
- シュリンクのつなぎ目が汚い、空気が不自然に入っている。
安全に購入できる場所
私が推奨する「安全な購入ルート」は以下の通りです。
- コンビニ(セブンイレブン、ローソン等):
- 入荷数は少ないですが、店舗によってはシュリンク付きのまま渡してくれるオーナーさんもいます。深夜の入荷直後や予約ができる店舗を探しましょう。
- 個人経営のカードショップ:
- 大手チェーン店ではなく、地域密着型のショップはシュリンク付きで販売してくれることが多いです。
- オンライン抽選販売(ポケモンセンターオンライン等):
- 公式から届くものは100%本物ですが、当選確率は低いです。
- Amazon(販売元がAmazon.co.jpのもの):
- マケプレ(個人出品)ではなく、Amazon公式が販売しているものであれば、現在は招待リクエスト制ですが、当選すればシュリンク付きが届く可能性が高いです。
ニンジャスピナーと共に注目すべき関連商品
「ニンジャスピナー」を購入する際、合わせてチェックしておきたい関連商品やサプライについてもお話しします。これらもまた、値上がりの要因になり得ます。
ゲッコウガ関連のデッキシールド・プレイマット
パックの発売に合わせて、ポケモンセンター限定の「ゲッコウガ」デザインのサプライ(スリーブ、プレイマット)が発売されるはずです。 過去の傾向から、サプライ品はパック以上に生産数が限られており、売り切れた後の高騰スピードが早いです。 特に「墨絵列伝」シリーズのような和風デザインのサプライが出た場合は、迷わず確保してください。パックよりも高い利益率を叩き出すことがよくあります。
過去のゲッコウガカード
新弾でゲッコウガが強化されると、過去のゲッコウガカードにも注目が集まります。 特に「かがやくゲッコウガ」や、XY時代の「ゲッコウガBREAK」などは、コレクション需要だけでなく、ファンデッキを組みたい層からの需要でじわじわと値上がりする可能性があります。
まとめ:ニンジャスピナーは「攻め」も「守り」もできる優秀パック
長くなりましたが、結論をまとめます。 拡張パック「ニンジャスピナー」は、2026年のポケカ市場において、間違いなく主役級のパックになります。
【買うべき理由の総括】
- 強さ: メガゲッコウガexの性能が環境トップクラス。
- 人気: ゲッコウガ×忍者のテーマは世界的に大人気。
- 資産性: 初動からプレ値確実。寝かせれば数年後に化ける可能性大。
【橋本ユアの最終アドバイス】 もしあなたが店頭で「ニンジャスピナー」を見かけたら、お財布が許す限り確保することをお勧めします。たとえ開封して結果が振るわなくても、そのパックを開けるワクワク感はプライスレスですし、未開封で持っておけば、将来的にあなたを助ける資産になるかもしれません。
ただし、「生活費を削ってまで転売商品を買う」のだけはNGです。ポケカはあくまで趣味。余裕資金で楽しむのが、長く続けるコツであり、結果的に利益にもつながります。
皆さんが良きカードと巡り会えますように。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
筆者情報
橋本ユア フリーランスのトレカ攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いトレカに携わるが、主にポケカ、遊戯王、ワンピ、デュエマを得意とする。特にポケカが好きで、総課金額は1,000万円以上。自称リーリエの旦那。 日々の癒しは、防湿庫に並んだ未開封BOXを眺めながら飲むハイボール。最近は「寝かせる」だけでなく、しっかりと対戦環境の研究にも力を入れており、ジムバトルでの優勝経験も多数。






















