編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、新弾「ニンジャスピナー」で登場するメガゲッコウガexの性能や、なぜそこまで騒がれているのかが気になっていると思います。 SNSや動画サイトでも「ぶっ壊れ」「環境破壊」という言葉が飛び交っており、その真偽を確かめたい方も多いですよね。 実際の対戦環境でどのように機能するのか、対策はあるのか、詳しく知りたいという声も届いています。
この記事を読み終える頃には、メガゲッコウガexの強さの秘密と、それを活かしたデッキ構築の疑問が解決しているはずです。
- 特性「ひっさつしゅりけん」による盤面制圧力の高さ
- 「連撃インテレオンVMAX」を彷彿とさせるテクニカルな戦術
- スボミーやなみのりビーチを組み合わせたロック性能
- 耐久と火力を両立させる回復カードとのシナジー
それでは解説していきます。
メガゲッコウガexの基本性能と評価
まずは、今回の主役であるメガゲッコウガexの基本的なスペックについて、詳しく見ていきましょう。 新弾「ニンジャスピナー」の目玉カードとして登場したこのポケモンですが、単なるアタッカーにとどまらない、非常に器用で強力な能力を持っています。 多くのプレイヤーが注目しているのは、その攻撃性能だけでなく、盤面全体に影響を及ぼす特性の存在です。
特性「ひっさつしゅりけん」の驚異的な強さ
メガゲッコウガex最大の特徴であり、環境破壊と言われる所以はこの特性「ひっさつしゅりけん」にあります。 効果は「自分の番に1回、手札から基本水エネルギーを1枚トラッシュすることで、相手のポケモン1匹にダメカンを6個乗せる」というものです。 一見すると地味に見えるかもしれませんが、この効果が持つ意味は計り知れません。 ワザを使わずに、特性だけでダメージを与えられるという点は、ポケカにおいて非常に強力なアドバンテージとなります。 例えば、バトル場にいるポケモンだけでなく、ベンチに逃げた手負いのポケモンを追撃して気絶させることが可能です。 また、HPの低い進化前のたねポケモンであれば、この特性だけで倒してしまうことも珍しくありません。 しかも、「ダメージを与える」のではなく「ダメカンを乗せる」という処理であるため、ベンチバリアのような「ベンチポケモンへのダメージを防ぐ」効果を貫通します。 マナフィなどがいても関係なく、狙った獲物を確実に削ることができるのです。 この「防ぎようのない60ダメージ」が毎ターン飛んでくる圧力は、対戦相手にとって凄まじいストレスとなります。
ワザ「ニンジャスピナー」の火力とコストパフォーマンス
特性だけでなく、ワザの性能も非常に優秀です。 「ニンジャスピナー」は水エネルギー2個で使用でき、素点は120ダメージです。 これだけでは少し物足りないように感じるかもしれませんが、追加効果が強力です。 「このポケモンについている水エネルギーを手札に戻すことで、80ダメージを追加する」というもので、合計200ダメージを叩き出します。 2エネで200ダメージというコストパフォーマンスは、現環境の基準で見ても破格の性能と言えるでしょう。 さらに重要なのは、エネルギーを手札に戻すという行為がデメリットになっていない点です。 戻したエネルギーは、次の番に特性「ひっさつしゅりけん」のコストとして再利用することができます。 つまり、攻撃しながら次のターンの特性使用コストを確保するという、自己完結した動きが可能になっているのです。 この無駄のないエネルギー循環こそが、メガゲッコウガexの強さを支える根幹となっています。
HPと逃げるエネルギーのバランス
メガゲッコウガexは2進化(メガ進化)ポケモンであるため、HPも高く設定されています。 具体的な数値はデッキ構築や対面によりますが、一撃では倒されにくい耐久力を持っています。 この耐久力を活かし、相手の攻撃を一度耐えてから、後述する回復カードで全回復するという戦術が取れるのも強みです。 また、逃げるエネルギーについても注目が必要です。 多くの高耐久ポケモンは逃げるエネルギーが重く設定されがちですが、ゲッコウガ系統は伝統的に身軽であることが多いです。 この機動力を活かして、バトル場とベンチを行き来しながら戦うスタイルが基本となります。 特に今回のメガゲッコウガexは、ベンチに下がっても特性で仕事ができるため、バトル場に居座り続ける必要がありません。 傷ついたらベンチに下がり、新品のメガゲッコウガexが前に出て戦う、という波状攻撃が可能なのです。
なぜ「ぶっ壊れ」と言われるのか?環境破壊の理由
「強い」を通り越して「ぶっ壊れ」とまで言われるには、明確な理由があります。 単体性能の高さだけでなく、現在のカードプールや環境との噛み合いが良すぎるのです。 ここでは、なぜメガゲッコウガexが環境を破壊すると危惧されているのか、その要因を深掘りしていきます。
ドラパルトexとの決定的な違い
よく比較対象として挙げられるのが、現在環境トップの一角であるドラパルトexです。 ドラパルトexも「ファントムダイブ」によってダメカンをばら撒くことができますが、メガゲッコウガexとは似て非なるものです。 以下の表で、両者の特徴を比較してみましょう。
| 項目 | メガゲッコウガex | ドラパルトex |
|---|---|---|
| ダメカン発生源 | 特性(ワザ権消費なし) | ワザの効果 |
| ダメージ量 | 任意の1匹に6個 | バトル場200+ベンチに6個 |
| コスト | 手札の水エネ1枚 | 炎・超エネ |
| 役割 | システム兼アタッカー | メインアタッカー |
ドラパルトexはワザを使わなければダメカンを乗せられませんが、メガゲッコウガexは特性で乗せることができます。 つまり、メガゲッコウガexは「攻撃の手数」が圧倒的に多いのです。 バトル場以外からも攻撃が飛んでくるため、相手は常に盤面全体を警戒しなければなりません。 「サイド3枚取られるのにファントムダイブと同じようなものだから微妙では?」という意見もありましたが、実際は「毎ターン特性でファントムダイブのベンチ攻撃部分を行える」と考えれば、その異常さが分かります。
連撃インテレオンVMAXの再来と呼ばれる理由
古参のプレイヤーであれば、かつて環境を支配した「連撃インテレオンVMAX」を思い出す方も多いでしょう。 実は、メガゲッコウガexの使用感は、ドラパルトexよりもこの連撃インテレオンVMAXに非常に近いと言われています。 連撃インテレオンVMAXも、特性「ダブルシューター」で手札からエネルギーを捨ててダメカンを乗せていました。 メガゲッコウガexは、まさにこの「ダブルシューター」を内蔵したアタッカーなのです。 しかも、当時は「回収ネット」などの強力なグッズがありましたが、現在はそれに代わるスタジアムやサポートが存在します。 かつての連撃インテレオンVMAXと同様に、相手の計算を狂わせ、細かいダメージ調整でサイドを複数枚取りしたり、HPの高いポケモンを射程圏内に入れたりする動きが得意です。 「インテレオンの再来」と呼ばれるのは、そのテクニカルで支配的なプレイスタイルが継承されているからに他なりません。
ベンチ狙撃とダメカンばら撒きの制圧力
メガゲッコウガexが複数体並んだ時の制圧力は、絶望的と言っても過言ではありません。 例えば、場に3体のメガゲッコウガexがいれば、特性だけで1ターンに18個(180ダメージ分)のダメカンを好きなように配置できます。 これに加えて、バトル場のポケモンがワザ「ニンジャスピナー」を使えば、合計で380ダメージ分の火力を出力することになります。 これは、現環境のほとんどのポケモンを一撃で倒せる数値です。 さらに恐ろしいのは、この18個のダメカンを分散させられることです。 HP60のたねポケモン3体を特性だけで気絶させ、サイドを一気に3枚取るという芸当も可能です。 進化前のポケモンを徹底的に狙い撃ちすることで、相手の盤面完成を阻止し、ゲームそのものを成立させない「詰め」の性能を持っています。
サポート「モミ」との凶悪なシナジー
進化ポケモン特有の強みとして、サポート「モミ」との相性の良さが挙げられます。 モミは「進化ポケモンのHPを全回復する代わりに、ついているエネルギーを全てトラッシュする」という効果です。 通常のアタッカーであれば、エネルギーを失うデメリットが重く、使いどころが難しいカードです。 しかし、メガゲッコウガexは少ないエネルギーで稼働できる上に、ワザの効果でエネルギーを手札に戻すことができます。 つまり、攻撃した直後の自分の番にはエネルギーがついていない状態であることが多いため、モミのデメリットを実質的に踏み倒せるのです。 また、特性を使うだけのベンチ要員であれば、そもそもエネルギーを貼る必要がありません。 ダメージを負ったメガゲッコウガexをベンチに下げ、モミで全回復し、また特性で攻撃に参加する。 この「ゾンビ戦法」とも言える耐久ムーブが、相手の心を折る要因の一つとなっています。
相性の良いカードとデッキ構築のポイント
メガゲッコウガexの強さを最大限に引き出すためには、相性の良いカードを組み合わせたデッキ構築が不可欠です。 単体でも強力ですが、周りのサポートがあってこそ、その真価を発揮します。 ここでは、特に相性が良く、デッキの核となるカードたちを紹介します。
必須級スタジアム「なみのりビーチ」の活用法
このデッキにおけるキーカードの一つが、スタジアム「なみのりビーチ」です。 このスタジアムの効果は「おたがいの水ポケモン全員の逃げるためのエネルギーは、すべてなくなる」といった類の効果を持っていると考えられます。 (※情報ソースの文脈からの推測ですが、水ポケモン同士を入れ替えやすくする効果であることは間違いありません) このカードがあることで、メガゲッコウガexは自由自在にバトル場とベンチを行き来できます。 特性を使った後のゲッコウガを逃がし、新しいゲッコウガを出して特性を使う、といった動きがスムーズに行えます。 また、「バトルコロシアム」などの厄介なスタジアムを張り替える役割も担っています。 常に自分の有利な盤面を維持するために、このスタジアムの維持は最優先事項となります。 複数枚採用はもちろんのこと、スタジアムをサーチする手段も厚く積んでおきたいところです。
グッズロック要員「スボミー」とのコンボ
序盤の展開を支え、相手の動きを止める重要な役割を担うのが「スボミー」です。 ワザ「ムズムズかふん」などのグッズロック(相手はグッズを使えなくなる)効果を持つワザを使用することで、相手の展開を大幅に遅らせることができます。 メガゲッコウガexは2進化ポケモンであるため、進化するまでの準備期間が必要です。 その隙をスボミーが埋めてくれるのです。 しかも、スボミー自身はエネルギーなしでワザが使えるケースが多く、エネルギーをゲッコウガの育成に回せます。 さらに、スボミーがバトル場で相手をロックしている間も、ベンチのメガゲッコウガexは特性「ひっさつしゅりけん」で攻撃し続けられます。 「相手は何もできないのに、こちらだけ一方的にダメージを与えてくる」という理不尽な状況を作り出すことができるのです。 このコンボが決まれば、相手は成す術なく敗北を喫することになるでしょう。
ドローソースとしてのノココッチライン
安定感を高めるために採用したいのが、ノコッチ・ノココッチの進化ラインです。 特性によって山札を引くことができるシステムポケモンとしての役割が期待できます。 メガゲッコウガexデッキは、毎ターン手札からエネルギーをトラッシュするため、手札の消耗が激しいデッキです。 エネルギーを引き込むため、そして展開に必要なカードを揃えるために、継続的なドローソースは必須です。 また、逃げるエネルギーが0である点や、無色タイプであるため色事故を起こさない点も優秀です。 いざとなれば壁役としても機能し、デッキの潤滑油として非常に優秀な働きをしてくれます。
エーススペックの選び方(ネオアッパーエネルギー他)
デッキに1枚しか入れられない強力なカード「エーススペック」の選択も重要です。 情報ソースでは「ネオアッパーエネルギー」が推奨されています。 これは、1枚で2個分(あるいはそれ以上)のエネルギーとして働くため、つけた瞬間に「ニンジャスピナー」が使用可能になります。 モミで回復した直後のカウンターや、奇襲攻撃に非常に有効です。 一方で、相手の手札に干渉する「アンフェアスタンプ」も強力な候補です。 スボミーでのグッズロックに加え、手札干渉まで行えば、相手の動きを完全に停止させることができます。 また、HPの高いポケモンを一撃で倒すための「偉大な大樹」型の構築も考えられます。 自分のプレイスタイルや、環境に多いデッキに合わせて、最適なエーススペックを選択しましょう。
実際の対戦での立ち回りと注意点
強力なデッキであっても、使いこなせなければ意味がありません。 ここでは、実際の対戦における立ち回りのコツや、注意すべきポイントを解説します。 ゲームプランを明確にすることで、勝率をグッと引き上げることができますよ。
序盤の盤面形成とスボミーの役割
対戦が始まったら、まずはスボミーをバトル場に出すことを目指します。 後攻1ターン目からグッズロックをかけることができれば、相手の「なかよしポフィン」や「ネストボール」といった展開札を封じることができます。 これだけで相手の動きが止まることも少なくありません。 その間に、ベンチではケロマツを並べ、着実に進化の準備を進めます。 「ふしぎなアメ」を使って一気にメガゲッコウガexへ進化させるのが理想ですが、スボミーが時間を稼いでくれるので、焦らず中間進化を経由しても良いでしょう。 大切なのは、盤面が完成するまでスボミーを倒されないように守ること、あるいは倒されても次のスボミーを用意しておくことです。
中盤以降のサイドレースとダメカン計算
メガゲッコウガexが並び始めたら、いよいよ反撃開始です。 特性「ひっさつしゅりけん」でどこにダメカンを乗せるかが、勝敗を分ける重要なポイントになります。 基本的には、以下の優先順位で狙うと良いでしょう。
- 相手のシステムポケモン(ビーダル、キルリアなど)
- 進化前のたねポケモン(ヒトカゲ、ドラメシヤなど)
- 手負いのメインアタッカー
相手のデッキのエンジンとなるポケモンを枯らすことで、息切れを狙います。 また、あえて倒さずに寸止めしておき、最後にまとめてサイドを取るという戦術も有効です。 こうすることで、「ナンジャモ」や「アンフェアスタンプ」などの手札干渉を受けても、盤面のダメカンは残るため、勝ち筋を消されにくくなります。 常に「あと何個乗せれば倒せるか」「次のターンに何ダメージ出せるか」を計算しながらプレイしましょう。
苦手なデッキタイプと対策
無敵に見えるメガゲッコウガexですが、苦手な相手も存在します。 例えば、雷タイプのデッキは弱点を突かれるため、一撃で倒されるリスクがあります。 しかし、これには「闘タイプのゲッコウガex」を採用することで対策可能です。 同じ進化ラインで弱点を分散させることで、相手に的を絞らせないようにします。 また、特性を消してくる「クレッフィ」や「ハバタクカミ」なども厄介です。 これらのポケモンに対しては、ワザ「ニンジャスピナー」で物理的に排除するか、呼び出し札を使ってベンチに下げるなどの対応が必要です。 さらに、手札のエネルギーが枯渇すると特性が使えなくなるため、「エネルギー回収」や「スーパーエネルギー回収」などのリソース管理カードの使用タイミングには細心の注意を払いましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 今回は、新弾「ニンジャスピナー」に収録されるメガゲッコウガexについて、その強さと環境破壊と言われる理由を詳しく解説しました。 特性による確定ダメージ、高火力かつ低燃費なワザ、そして豊富なサポートカードとのシナジー。 どれをとっても一級品の性能を持っており、今後のポケカ環境を大きく変える存在になることは間違いありません。
- 特性「ひっさつしゅりけん」は防ぎようのない強力なダメージソースである。
- ワザ「ニンジャスピナー」はエネルギー効率が良く、耐久戦術とも相性が抜群。
- スボミーやなみのりビーチと組み合わせることで、相手をコントロールしながら戦える。
- かつての連撃インテレオンVMAXのような、テクニカルで支配的なプレイが可能。
もしあなたが「強いデッキを使いたい」「テクニカルな動きで相手を翻弄したい」と考えているなら、メガゲッコウガexは間違いなくおすすめのデッキです。 発売前から対策が必須と言われるほどのカードパワーを、ぜひ実際に手にとって体感してみてください。 環境を読み、的確にダメカンを乗せていく快感は、一度味わうと病みつきになりますよ。
この記事が、あなたのポケカライフの参考になれば幸いです。 それでは、






















