編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、3月13日に発売される新弾「ニンジャスピナー」に収録されるカードや、特に目玉となっているメガゲッコウガexの強さ、そしてその性能を最大限に引き出すための組み合わせが気になっていることと思います。 新しいパックが発売されるたびに、どのカードが環境入りするのか、自分のデッキはどう強化できるのか、ワクワクしながらも悩みますよね。
この記事を読み終える頃には、メガゲッコウガexを中心とした新カードの使い方が明確になり、デッキ構築の疑問が解決しているはずです。
- メガゲッコウガexは特性「必殺手裏剣」と高HPを活かした継戦能力が魅力
- 「なみのりビーチ」や「力の砂時計」との組み合わせで特性とワザの回転率を高める
- サブアタッカーには「プロトーガ」を採用しグッズロックや後半の火力を補完
- ブリガロンやマフォクシーなど御三家2進化も強力な特性を持って収録
それでは解説していきます。
【ニンジャスピナー】メガゲッコウガexの性能と評価|圧倒的HPと特性
まずは、今回の新弾「ニンジャスピナー」の顔とも言える、メガゲッコウガexの性能について深掘りしていきましょう。 これまでのポケモンカードゲームの歴史の中でも、2進化のexポケモンは強力なカードが多いですが、今回のメガゲッコウガexは頭一つ抜けた性能を持っていると言えます。
HP350という規格外の耐久力
まず注目すべきは、そのHPの高さです。 HP350という数値は、これまでの2進化exポケモンと比較してもトップクラスの耐久力を誇ります。 現環境で猛威を振るっている高火力のアタッカーたち、例えばリザードンexなどの攻撃であっても、一撃で倒すことは非常に困難です。 この「一撃で倒されない」という安心感は、対戦において非常に大きなアドバンテージになります。
相手視点からすると、HP350のポケモンを倒すためには、少なくとも2回、場合によっては3回の攻撃が必要になります。 その間にこちらは、回復カードを使ったり、ベンチで次のアタッカーを育てたりと、余裕を持った立ち回りが可能になります。 特に、今回のメガゲッコウガexは、自分から攻撃を仕掛けるだけでなく、特性による妨害やダメージの蓄積も得意としているため、場に長く居座ること自体が相手への圧力となります。
特性「必殺手裏剣」による盤面制圧
メガゲッコウガexの最大の武器と言えるのが、特性「必殺手裏剣」です。 この特性は、バトル場にいるときに手札から基本水エネルギーを1枚トラッシュすることで、相手のポケモン1匹にダメカンを6個乗せるという効果を持っています。 「ダメカン6個」つまり60ダメージを、相手の場の好きなポケモンに飛ばせるというのは、非常に強力です。
例えば、相手のベンチに控えている進化前のたねポケモン(HP60〜70ライン)を狙い撃ちにして、進化される前にきぜつさせることができます。 また、相手のメインアタッカーにあらかじめダメージを与えておき、こちらのワザの圏内に入れるといった使い方も可能です。 この特性の優れた点は、「ワザを使わずにダメージを与えられる」ことです。 サポート権を使ったり、ワザを使って番を終わる前に、確実に相手の計算を狂わせることができます。
さらに、この特性は「1ターンに1回」という制限がありますが、名称ターン1(「必殺手裏剣」は自分の番に1回しか使えない、という記述)ではない場合、ポケモンを入れ替えることで複数回使用できる可能性があります。 ここに、メガゲッコウガexデッキの構築の面白さが詰まっています。
既存のゲッコウガexとの差別化と共存
すでにカードプールには、テラスタルのゲッコウガexが存在します。 あちらはワザ「しのびのやいば」によるサーチ能力や、「ぶんしんれんだ」によるベンチ狙撃が強力ですが、今回のメガゲッコウガexは、より「単体での制圧能力」に特化している印象です。
しかし、これらは競合するだけではありません。 同じ「ゲッコウガ」ラインとして、デッキ内で共存させることも十分に可能です。 例えば、序盤はテラスタルのゲッコウガexで手札を整えつつ相手に圧力をかけ、中盤以降にメガゲッコウガexに進化(あるいはメガシンカのルールに則って場に出す)して、圧倒的なHPで盤面を制圧するという動きが考えられます。 進化ラインを共有できるため、状況に応じて使い分ける柔軟な戦術が取れるのも、このカードの魅力の一つでしょう。
メガゲッコウガexと相性の良いカード|盤面を回すキーパーツ
メガゲッコウガex単体でも強力ですが、その真価を発揮するためには、相性の良いカードとの組み合わせが不可欠です。 ここでは、特にシナジーの高いカードをいくつかピックアップして解説します。
「なみのりビーチ」で特性を連打する動き
情報ソースでも触れられていた「なみのりビーチ」というカード。 これはおそらくスタジアムカードか、あるいは特定のポケモンの特性などを指している可能性がありますが、文脈から推測するに「入れ替え」をスムーズにする効果を持っていると考えられます。 メガゲッコウガexの特性「必殺手裏剣」はバトル場にいる必要があります。 つまり、特性を使った後に一度ベンチに下がり、別のメガゲッコウガexをバトル場に出すことができれば、1ターンに2回、合計120ダメージものダメカンをばら撒くことが可能になります。
この動きを実現するために、「なみのりビーチ」の効果で逃げるエネルギーを軽減したり、スムーズな入れ替えを行うことが重要になります。 もしスタジアムであれば、スタジアムを張り替えるだけで戦術が大きく変わるため、デッキに複数枚採用したいカードです。 2体のメガゲッコウガexをくるくると入れ替えながら、相手の盤面を崩壊させていく動きは、想像するだけで強力ですし、対戦相手からすれば悪夢のような展開でしょう。
「トコ(仮称)」などのサーチ・支援システム
デッキの安定感を高めるために必要なのが、システムポケモンの存在です。 情報の中で触れられていた「トコ」と呼ばれるカードですが、これはエネルギーを持ってきつつ、進化ポケモンもサーチできるような効果を持っているようです。 メガゲッコウガexは2進化ポケモン(あるいはメガシンカポケモン)であるため、どうしても手札にパーツを揃えるハードルが高くなります。 そこで、必要なパーツを確定で持ってこられるサーチ能力は必須級です。
エネルギーを持ってくる能力も重要です。 特性「必殺手裏剣」はコストとして水エネルギーをトラッシュする必要があります。 毎ターン手札からエネルギーを供給し続けるには、単なるドローだけでは追いつかない場合があります。 「トコ」のようなカードで毎ターン確実にエネルギーを確保できれば、特性の発動を途切れさせることなく、常に相手に圧力をかけ続けることができます。 もし「トコ」がピジョットexのような「好きなカードを持ってくる」能力に近いものであれば、ふしぎなアメやボスの指令など、その局面で最強のカードを持ってくることができるため、デッキの対応力が格段に上がります。
「ノコッチ」&「ノココッチ」によるドローソース
サーチだけでなく、純粋な手札補充も重要です。 そこで名前が挙がるのが「ノコッチ」と、その進化系である「ノココッチ」です。 ノコッチ自体も優秀なカードが多いですが、進化後のノココッチが持つ特性(おそらくドロー系)によって、手札リソースを回復できます。
特に注目したいのは、今回のセットに収録される「ケロマツ」のHPが70であるという点です。 HP70のたねポケモンは、「なかよしポフィン」などの展開グッズに対応している場合とそうでない場合がありますが、もしノコッチと展開手段を共有できるのであれば、序盤の盤面作りが非常にスムーズになります。 ドローソースとしての役割はもちろん、逃げるエネルギーが0だったり、特定の耐性を持っていたりと、デッキの潤滑油として機能してくれるでしょう。
攻撃性能を最大化するサブアタッカーとグッズ
メガゲッコウガexだけで戦い抜くことも可能ですが、弱点分散や、サイドレース(サイドの取り合い)を有利に進めるために、優秀なサブアタッカーやサポートグッズの採用も検討しましょう。
「プロトーガ」:グッズロックをすり抜ける火力
サブアタッカーとして注目の「プロトーガ」。 このポケモンが持つワザ「たいこのきず(太古の傷?)」は、相手のトラッシュにあるグッズの数×30ダメージを与えるというものです。 これは非常に面白い性能をしています。 現代のポケモンカードゲームにおいて、グッズを使わないデッキはほぼ存在しません。 対戦が中盤、終盤に進むにつれて、相手のトラッシュには自然とグッズが溜まっていきます。
例えば、相手のトラッシュにグッズが10枚あれば、それだけで300ダメージが出ます。 これがたねポケモン、あるいは1進化ポケモンで、しかも少ないエネルギー(おそらく1エネ)で出せる火力だとしたら、破格の性能です。 メガゲッコウガexが倒された後の返しの一手として、あるいはメガゲッコウガexで削った相手を低コストで倒しきるフィニッシャーとして、非常に優秀な働きをしてくれるはずです。 また、相手は「グッズを使えば使うほど、プロトーガの火力が上がる」というプレッシャーを感じるため、グッズの使用を躊躇させるという心理的なロック効果も期待できます。
「大量ネット」によるリソース回復
水ポケモン専用の強力なサポートカードとして「大量ネット」が登場します。 効果は「トラッシュから水ポケモンと基本水エネルギーをそれぞれ3枚まで選び、相手に見せて山札に戻して切る」というもの。 合計6枚ものカードを山札に戻せるというのは、まさに「大量」です。
メガゲッコウガexデッキでは、特性で水エネルギーをトラッシュに送るため、どうしてもエネルギーが枯渇しがちです。 また、きぜつしたゲッコウガラインを再利用したい場面も多々あります。 「すごいつりざお」などの既存の回収カードよりも、戻せる枚数が多い、あるいはポケモンとエネルギーを同時にケアできる点で、このデッキにおける優先度は非常に高くなります。 山札に戻すことで、前述の「トコ」などのサーチカードで再び手札に加えたり、ドローで引いたりすることが可能になり、長期戦にも強くなります。
「力の砂時計」でエネルギー循環
ポケモンのどうぐとして紹介されている「力の砂時計」も相性が抜群です。 詳しいテキストは確認が必要ですが、「ワザを使った後にエネルギーを手札に戻す」あるいは「トラッシュからエネルギーをつける」といった効果が推測されます。 特に、今回のメガゲッコウガexのワザ(あるいはセット名の「ニンジャスピナー」に関連するワザ)が、「エネルギーを手札に戻す」というデメリット、あるいはコストを持っている場合、この砂時計がその隙を埋めてくれます。
例えば、ワザを打つために必要なエネルギーを確保しつつ、次のターンの特性「必殺手裏剣」のコストとして手札にエネルギーを温存する、といった動きが可能になります。 エネルギー管理がシビアなデッキにおいて、こうしたサポートグッズの存在は勝敗を分ける鍵となります。 「必殺手裏剣」で捨てたエネルギーを、砂時計の効果で何らかの形で回収・再利用できれば、息切れすることなく攻撃を続けられるでしょう。
ニンジャスピナー収録の他カード|御三家2進化の逆襲
「ニンジャスピナー」には、ゲッコウガ以外にも魅力的なカードが多数収録されています。 特に、カロス地方の御三家である「ブリガロン」や「マフォクシー」の2進化ラインにも注目です。
ブリガロン:カウンター性能の鬼
草タイプの2進化ポケモン「ブリガロン」は、特性「ニードルアーマー」を持っています。 この特性は「バトル場で相手からワザのダメージを受けた時、ついている草エネルギーの数×3個分のダメカンを相手に乗せる」という、強力なカウンター能力です。 いわゆる「反射」系の能力ですが、ついているエネルギーの数に依存するため、エネルギーを加速すればするほど、相手はうかつに攻撃できなくなります。
相性が良いのは、やはり草タイプのエネルギー加速を得意とするポケモンたちです。 例えば、過去のシリーズに登場したメガニウムや、現在使える草タイプの支援カード(ナタネの活気など)を組み合わせることで、ブリガロンに大量のエネルギーをつけ、要塞化させることができます。 HPの高い2進化ポケモンが、攻撃を受けるたびに反撃してくる状況は、相手にとって非常に厄介です。 環境に多い悪タイプ(リザードンexなど)に対して弱点を突けるわけではありませんが、物理的な反射ダメージで対抗できる点は評価できます。
マフォクシー:炎デッキの新たなドローエンジン
炎タイプの2進化「マフォクシー」は、特性「フレアマジック」を搭載しています。 効果は「手札から基本炎エネルギーを1枚トラッシュし、手札が7枚になるように山札を引く」というもの。 これは非常に強力なドロー特性です。 これまで炎デッキのドローソースといえば、かがやくゲッコウガや、サポートに頼ることが多かったですが、マフォクシーが立つだけで手札リソースの心配が激減します。
特に、手札消費の激しい炎デッキや、手札をトラッシュして火力を出すタイプのデッキ(メガリザードン、メガバシャーモ、メガバクーダなど)との相性は抜群です。 「手札が7枚になるように」という条件は、手札を減らしやすい炎デッキの戦術と噛み合っています。 また、トラッシュに送った炎エネルギーは、マグマの滝壺などで再利用できるため、無駄がありません。 「2進化を立てる」という手間はありますが、それに見合うだけのリターンがある特性と言えるでしょう。 ふしぎなアメを共有できる他の2進化ポケモンと組み合わせた構築も面白そうです。
デッキ構築のヒントとプレイングのコツ
ここまで紹介したカードを組み合わせて、実際にどのようなデッキを組むべきか、構築のヒントをまとめます。
水エネルギーの枚数配分
メガゲッコウガexデッキにおいて、最も重要なのは水エネルギーの枚数です。 特性で毎ターン1枚〜2枚消費し、ワザでも使用することを考えると、通常のデッキよりも多めに採用する必要があります。 目安としては、基本水エネルギーを10枚〜12枚程度、さらにそれを回収する手段(大量ネット、スーパーエネルギー回収など)を厚く積むのが良いでしょう。 特殊エネルギーについては、情報にあった「バブル水エネルギー」の性能次第ですが、特性のコストにできない(基本エネルギー指定の場合が多い)可能性があるため、基本エネルギーを優先するのが無難です。
進化ラインの安定化
2進化デッキの宿命として、いかに早く進化できるかが勝負の分かれ目となります。 「なかよしポフィン」でケロマツを展開し、ふしぎなアメで一気にメガゲッコウガexへ進化するルートを太くしましょう。 また、進化を妨害してくるデヴォリューション(退化させるワザマシン)などの対策として、あえて1進化のゲコガシラを経由するルートも用意しておくと安心です。 カイなどの水タイプ専用サポートを使えば、ポケモンとグッズを同時に持ってこれるため、ふしぎなアメへのアクセスが容易になります。
先行・後攻のプランニング
先行を取れた場合は、とにかく2ターン目にメガゲッコウガexを立てることを目指します。 前のターンに置いたケロマツを進化させ、特性「必殺手裏剣」で相手の展開を阻害しに行きましょう。 後攻になってしまった場合は、サポートを使って手札を整えつつ、テラスタルのゲッコウガexや、サブアタッカーのプロトーガで応戦する準備をします。 特に、相手が進化デッキの場合は、進化前のたねポケモンを「必殺手裏剣」で枯らす動きが非常に有効です。
まとめ
新弾「ニンジャスピナー」は、メガゲッコウガexを中心に、非常にテクニカルで強力なカードが多数収録されています。 単なる火力押しだけでなく、ダメカンばら撒きによるコントロール、グッズロックへのカウンター、リソース管理など、プレイヤーの腕が試される面白い環境になりそうです。
この記事で紹介した組み合わせや戦術を参考に、ぜひ自分だけの最強デッキを構築してみてください。 新しいカードを手に入れた時のワクワク感、そしてそれで勝てた時の喜びは、ポケモンカードゲームの醍醐味です。 メガゲッコウガexの圧倒的なHPと華麗な手裏剣さばきで、対戦相手を翻弄しましょう。
最後に、今回の記事の要点を振り返ります。
- メガゲッコウガexはHP350の高耐久と特性「必殺手裏剣」による狙撃が強力
- 「なみのりビーチ」などの入れ替え手段を活用し、特性を複数回使う動きを目指す
- リソース回復には「大量ネット」、サブアタッカーには「プロトーガ」が好相性
- マフォクシーやブリガロンなど、同時収録の2進化ポケモンも独自の強みを持つ
あなたのポケカライフが、ニンジャスピナーの登場でより充実したものになることを願っています。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。






















