編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2026年最初の大型拡張パック「ムニキスゼロ」の開封結果や、噂されているゴッドパックの存在、そして封入率の変動が気になっていると思います。特に今回は「メガシンカ」の復活や、新たなレアリティ「MUR(メガウルトラレア)」の登場で、ボックスを買うべきかシングル買いで済ませるか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、120箱という大量開封データに基づいた正確な確率を知り、ムニキスゼロに対する疑問が解決しているはずです。
- ムニキスゼロの1BOX全パック重量測定結果の公開
- レアリティ別パック重量の境界線と傾向の分析
- SRやURなど高レアリティ枠が出る具体的数値
- 重量サーチを行う際の注意点と確率の検証
それでは解説していきます。
ムニキスゼロの全貌とメガシンカの復活
ついに発売されましたね、ポケモンカードゲーム新弾「ムニキスゼロ」。2026年の幕開けを飾るこのパック、皆さんはもう手に取られましたか?
今回の目玉はなんと言っても「メガシンカ」の本格的な再来です。表紙を飾るジガルデをはじめ、伝説のポケモンたちがメガシンカの姿でカード化されています。ただ、前評判では「新ポケモンやマイナーなメガシンカが多くて人気が出るか不安」といった声も聞かれていました。しかし、蓋を開けてみれば、対戦環境を大きく揺るがすような強力なテキストを持ったカードが多く、プレイヤー視点では見逃せないパックとなっています。
特に注目なのが、パック名にもなっている「ムニキスゼロ」というキーワードと、それに関連するメガジガルデEXの性能です。HP310という破格の耐久力に加え、ベンチ攻撃やダメージ軽減など、これまでの常識を覆すようなスペックを持っています。
また、今回はレアリティの構成にも変化が見られます。以前から噂されていた「トレーナーズSRの封入増加」や「特殊エネルギーのレアリティ変更」など、コレクターにとってもプレイヤーにとっても、これまでの感覚でパックを剥くと痛い目を見るかもしれない、そんな波乱含みの新弾となっているようです。
ここでは、実際に120箱(10カートン)という膨大な数のパックを開封して得られたデータを元に、その封入率の真実を丸裸にしていきたいと思います。「1箱買えば揃うだろう」という甘い考えは、今回のムニキスゼロでは通用しないかもしれませんよ。
ゴッドパックの都市伝説と現実の確率
さて、皆さんが一番気になっているであろう「ゴッドパック」についてです。 「1パックのカードが全てキラカード」「SR以上が複数枚入っている」など、夢のようなパックの存在が毎回話題になりますよね。
今回の120箱開封の検証において、いわゆる「1パック全てがレアカードで構成されたゴッドパック」の出現については、非常にシビアな結果となりました。結論から申し上げますと、通常の拡張パックにおけるゴッドパック(全レアなど)の確率は、天文学的な低さである、もしくは「ハイクラスパック以外では実装されていない」可能性が高いと言わざるを得ません。
しかし、落胆するのはまだ早いです。今回の検証では「3枚箱」と呼ばれる、SR以上の高レアリティカードが1箱から複数枚出る現象が確認されています。
通常、1ボックス(30パック)を開封すると、SR以上のカードは基本的に1枚確定というのが通例です。しかし、運が良いボックスでは、このSR以上枠が2枚、あるいは3枚出現することがあります。
今回の120箱開封データによると、この「3枚箱」の出現は10カートン(120箱)中、わずか1箱でした。確率に直すと約0.8%です。これは非常に低い数字ですが、ゼロではありません。もしあなたが買ったボックスからSR、SAR、そしてURなどがザクザク出てきたら、それは実質的な「ゴッドボックス」と言っても過言ではないでしょう。
120箱(10カートン)開封から見る詳細な封入率データ
それでは、ここからは具体的な数字を見ていきましょう。 「感覚的に出にくい気がする」ではなく、120箱を開けた結果どうだったのか。その冷徹なまでの数字は、これからパックを購入する際の重要な指針になるはずです。
今回の検証では、特に「レア(R)枠の特殊エネルギー」と「新レアリティMUR(メガウルトラレア)」の出にくさが際立つ結果となりました。
以下に、120箱開封時の主なレアリティごとの出現数と、1箱あたりの期待値をまとめました。
| レアリティ | 120箱合計出現数 | 1箱あたりの期待値 | 確率の目安 |
|---|---|---|---|
| MUR (メガUR) | 2枚 | 0.016枚 | 約60箱に1枚 |
| SAR (スペシャルアート) | 4枚 | 0.033枚 | 約30箱に1枚 |
| SR (スーパーレア) | 安定して出現 | 1.0枚 | 1箱に1枚確定 |
| AR (アートレア) | 360枚 | 3.0枚 | 1箱に3枚確定 |
| RR (ダブルレア) | 多数 | 4〜5枚 | 1箱に4-5枚 |
| R (特殊エネルギー) | 87枚 | 0.725枚 | 1箱に1枚未満 |
この表を見て、何か違和感を感じませんか? そうです。一番下の「R(特殊エネルギー)」の数字です。これについては後ほど詳しく解説しますが、今回のパックの最大の「罠」はここにあると言っても過言ではありません。
MUR(メガウルトラレア)の驚愕の低確率
今回から新設された、あるいは注目されている「MUR(メガウルトラレア)」。表紙を飾るメガジガルデEXなどがこのレアリティに該当しますが、その封入率は極めて渋い結果となりました。
120箱、つまり3,600パックを開封して、出現したのはたったの2枚です。 確率にして約0.05%(パック単位)、ボックス単位で見ても約1.6%です。
これは「1カートン(12箱)買えば1枚は出るだろう」という甘い期待を粉々に打ち砕く数字です。単純計算で6カートン(72箱)開けてようやく1枚出るかどうか、というレベルの確率になります。もちろん運が良ければ数箱で引けることもありますが、狙って引ける確率ではありません。
コレクターの方々にとっては、このMURのコンプリートは修羅の道となるでしょう。特にメガジガルデEXのMURは、そのイラストの迫力やカードパワーも相まって、シングル価格が高騰する要因になりそうです。「自引きできたら奇跡」くらいの気持ちで挑むのが、精神衛生的には良いかもしれませんね。
SAR(スペシャルアートレア)の美しさと希少性
続いてSAR(スペシャルアートレア)です。 今回の検証では、120箱から合計4枚のSARが出現しました。 30箱に1枚、つまり2.5カートンに1枚程度の確率です。
出現したSARの内訳としては、サポートの「ゆかり様」などが確認されています。SARはイラストの人気によって価格が大きく変動しますが、この封入率の低さは、人気カードの価格を高止まりさせる十分な理由になります。
特に、今回のパックは「トレーナーズSR」の種類が増えている分、相対的に狙ったSARやSRを引くのが難しくなっている印象を受けます。箱を開ける楽しみは増えましたが、ピンポイントで推しのSARを狙うのは、以前にも増して至難の業と言えるでしょう。
安定のARとSR、しかし油断は禁物
一方で、AR(アートレア)に関しては、1箱につき3枚という枠が固定されているようです。 120箱全てにおいてブレることなく3枚出現しているため、ここに関しては安心して開封を楽しめるポイントですね。
今回のARは、全体的に「見上げるような構図」が多いという特徴があるようです。ポケモンたちの巨大さや迫力を表現するための、公式の新しいイラスト指示なのかもしれません。ファイアローやチゴラスなど、生き生きとしたポケモンの姿が描かれたARは、集めてファイリングするだけでも十分な満足感が得られそうです。
SRに関しても、基本的には1箱に1枚は封入されています。 ただし、ここで注意したいのが「トレーナーズSR」の存在です。最近のパックの傾向として、トレーナーズやグッズのSRが出る確率が上がっており、その分、ポケモンのSRが出る枠を圧迫している可能性があります。
実際、今回の検証でも「エネルギーリサイクル」などのグッズSRが出現しており、SR枠を消費しています。「サポートのSRか、看板ポケモンのSRが欲しい!」と思って開けたら、グッズのSRだった……というパターンも十分にあり得ますので、過度な期待は禁物です。
衝撃の事実!特殊エネルギーが入手困難な理由
今回のムニキスゼロ開封検証で、最も衝撃的だった事実をお伝えしなければなりません。 それは、プレイヤーにとって必須級となる「特殊エネルギー」の封入率が、異常なほど低いということです。
表の項目でも少し触れましたが、今回のパックには3種類の特殊エネルギー(テレポート超エネルギー、ロックエネルギー、グロー草エネルギーなど)が収録されています。しかし、これらは全て「R(レア)」枠での収録となっています。
「Rならすぐ集まるでしょ?」と思われた方、大間違いです。 120箱開封して、特殊エネルギーの合計出現数はわずか87枚でした。 これは、1箱開けても特殊エネルギーが1枚も出ない箱が多数存在することを意味しています。
1箱買ってもエネルギーが揃わない異常事態
具体的に計算してみましょう。 1箱に特殊エネルギーが平均0.7枚しか入っていないということは、もしあなたがデッキに4枚採用したいと思った場合、期待値だけで計算すると約6箱(3万円以上)購入しなければならないことになります。
特に「テレポート超エネルギー」のような、効果が強力で多くのデッキに採用されそうなカードの場合、この封入率の低さは致命的です。手札からつけるだけで山札からたねポケモンを展開できるような強力な効果を持つエネルギーが、120箱開けても数枚しか手に入らない……これはプレイヤーにとっては悪夢のような仕様変更です。
これまでのシリーズでは、特殊エネルギーはアンコモン(U)などで収録されることが多く、比較的集めやすいカードでした。しかし、今回あえてR枠に格上げされ、さらに他のRカード(ポケモン)の種類も多いため、狙ったエネルギーを引く確率が極端に下がってしまっています。
この仕様変更は、今後のシングルカード価格にも大きな影響を与えるでしょう。通常、Rのカードは数十円〜百円程度で取引されることが多いですが、今回の特殊エネルギーに関しては、数百円、あるいはそれ以上の価格がつく可能性があります。「エネルギーだし、あとで買えばいいや」と思っていると、気付いた時には高騰していて手が出せない……なんてことになりかねませんので、早めの確保をお勧めします。
メガシンカ環境におけるエネルギーの重要性
なぜ今回、ここまでエネルギーのレアリティが上げられたのでしょうか。 推測するに、メガシンカポケモンの強力なワザや特性とバランスを取るため、あるいはエネルギー自体のカードパワーが上がっているためと考えられます。
例えば「ロックエネルギー」は、つけているだけで相手のワザの効果を受けなくなるという、非常に強力な耐性を付与します。また、「グロー草エネルギー」はHPを底上げする効果を持っています。
これらのエネルギーは、単なるエネルギー供給源ではなく、実質的な「装備カード(ポケモンのどうぐ)」のような役割を果たしています。そう考えると、Rというレアリティ設定も納得できなくはないのですが、プレイヤーの財布に優しくない仕様であることは間違いありません。
注目カードの性能と環境への影響を徹底レビュー
ここからは、120箱開封の中で出てきた主要カードたちの性能について、プレイヤー視点でレビューしていきたいと思います。 封入率の低さを乗り越えて手に入れる価値があるのか、環境でどう活躍するのか、一緒に見ていきましょう。
メガジガルデEX:運命を左右する「ムニキスゼロ」
まずは表紙を飾る「メガジガルデEX」。 HP310という、2進化ポケモンも顔負けの耐久力が魅力です。 そして何より話題なのが、下ワザ「ムニキスゼロ」。
相手のポケモン全員に対してコインを投げ、オモテなら150ダメージ。 ベンチにも飛ぶ、弱点・抵抗力を計算しない、という破格の全体攻撃です。 もし相手の場に6匹ポケモンがいて、全てオモテが出れば、合計900ダメージという驚異的な数値を叩き出します。
しかし、これは「運ゲー」要素が非常に強い技でもあります。 日本人のプレイヤーは、確実性のないランダム要素を嫌う傾向にありますが、このメガジガルデEXに関しては、そのリスクを背負ってでも使う価値があるほどの破壊力を秘めています。
3エネルギーで200ダメージを与えつつダメージ軽減をする上ワザ「ガイアウェーブ」も堅実に強く、運に頼りたくない場面ではこちらをメインに戦うことも可能です。 「自分で使うとウラばかり出るけど、相手に使われると全部オモテが出る」 そんな理不尽さを味わうことになるかもしれませんが、一発逆転のロマンを求めるプレイヤーにはたまらない1枚となるでしょう。
メガスターミーEX:見た目はシュールでも性能はガチ
次に紹介するのは、一部で「アンチショ(何かの間違い?)」とも呼ばれている「メガスターミーEX」。 SRのイラストでは、背景のビルと相まってまるで特撮ヒーロー(ウルトラマン?)のような佇まいを見せていますが、その性能は決してネタではありません。
「ジェットブロー」で120ダメージを与えつつベンチに50狙撃。 そして「ネビュラビーム」は、相手にかかっている効果を貫通してダメージを与えます。 いわゆる「ミミッキュ」のような、特定のポケモンからのダメージを防ぐ特性を持った相手に対しても、問答無用でダメージを通せるのが強みです。
逃げエネが0である可能性も高く、盤面をクルクルと回転させながら、相手のベンチを崩壊させていく戦術が得意そうです。イラストのインパクトに騙されず、しっかりと確保しておきたい1枚です。
ジュナイパーEXとサポート「メイの励まし」
SRでも登場した「ジュナイパーEX」と「メイの励まし」。 ジュナイパーEXは特性「スナイパー」を持っており、相手の手札枚数に干渉するコントロール性能を持っています。相手の手札を4枚にするなどの妨害に加え、高火力のワザを持っているので、テクニカルな動きが好きな人には刺さる性能です。
そして「メイの励まし」。 自分のサイドが相手より多い時、つまりピンチの時にしか使えませんが、トラッシュから基本エネルギーを2枚加速できる強力な効果を持っています。 ただし「2進化ポケモン限定」という縛りがあるのがネックです。 2進化ポケモンを立てる手間と、負けている状況という条件が重なるため、使い所は難しいですが、決まれば一気に盤面をひっくり返せるポテンシャルがあります。SRのイラストも非常に可愛らしく、コレクション需要も高そうです。
ARの隠れた名カードたち
AR(アートレア)の中にも、光る原石があります。 例えば「ファイアロー」は、相手の手札を見てトラッシュさせるという強力なハンデス(手札破壊)効果を持っているようです。先行制圧型のデッキで悪さをしそうな予感がします。
また、「チゴラス」などの進化前ポケモンも、ARならではのストーリー性を感じるイラストで描かれており、進化後のガチゴラスと合わせてデッキを組みたくなりますね。ガチゴラス自体も、特殊エネルギーがついているとHPが330まで上がるという「ダイノガッツ」な性能を持っており、非ルールポケモン(EXではないポケモン)としては破格のスペックです。
結局、ムニキスゼロは箱買いすべき?シングル買いすべき?
ここまで、封入率やカード性能を見てきましたが、結局のところ「ムニキスゼロ」は箱で買うべきなのでしょうか。
私の結論としては、**「特殊エネルギーを揃えたいならシングル買い、夢を見たいなら箱買い」**です。
先述した通り、特殊エネルギーの封入率が絶望的に低いため、箱を開けて必要な枚数を揃えようとすると、莫大な資金が必要になります。エネルギーや特定の汎用トレーナーズだけが目当てなら、カードショップでシングル購入した方が、結果的に安く済む可能性が高いです。
しかし、このパックには「自引き」でしか味わえない興奮があります。 0.01%級の確率であるMUR(メガジガルデEX)を引いた時の脳汁が出るような感覚や、美しいSARを手に入れた時の喜びは、プライスレスです。 また、ARのクオリティも高く、開けていて楽しいパックであることは間違いありません。
もしお財布に余裕があるなら、1〜2箱運試しに買ってみて、足りないパーツをシングルで買い足す、というスタイルが一番賢い付き合い方かもしれませんね。
まとめ
今回の記事では、新弾「ムニキスゼロ」の120箱開封結果を元に、ゴッドパックの確率や封入率の真実について解説してきました。
- ゴッドパックの確率は極めて低い(今回の120箱では確認できず、3枚箱が約0.8%)
- 新レアリティMURは120箱で2枚(約1.6%)と超難関
- 特殊エネルギーがR枠になり、1箱に1枚も入っていないことが多々ある
- メガジガルデEXやメガスターミーEXなど、環境を変えるカードパワーは健在
2026年のポケカスタートダッシュを決める重要なパックですが、封入率という点では、コレクターにもプレイヤーにも厳しい「試練のパック」と言えるかもしれません。
特に、特殊エネルギーの確保は今後の対戦環境を生き抜く上で最重要課題となりそうです。「たかがエネルギー」と侮らず、早めに集めておくことを強くお勧めします。
皆さんの開封結果はどうでしたか? もし「ゴッドパックが出た!」「MURを1発で引いた!」という強運な方がいらっしゃいましたら、ぜひこっそり教えてくださいね。 それでは、良きポケカライフを!メガシンカの力で、勝利を掴み取りましょう!




















