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ポケモンカードゲーム

【インフェルノX】レアカードが出るパック重量は何グラム以上?重量サーチ検証結果|ポケカ

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編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、最新弾「インフェルノX」のレアカードを効率よく引き当てたい、サーチの重量ラインが気になっていると思っているはずです。

この記事を読み終える頃には、具体的な重量ボーダーラインやボックス開封の挙動についての疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  1. レア枠の重量ラインは8.58g付近が濃厚
  2. SR枠は8.55gという意外な数値で出ることもある
  3. ビックカメラ等の量販店ではシュリンクなし箱の取扱いに注意
  4. 朝一の店舗行列は新作ソフトの配布イベントと重複して激化傾向

 

それでは解説していきます。

【ポケモンカード】自衛のためのサーチ方法まとめ|重量測定・光透過・手の触感などそれぞれ解説この記事を読んでいる方は、バラパックからレアカードが全く出ず、「もしかしてサーチされているのでは?」という不安や疑念が気になっていると思います。 この記事を読み終える頃には、サーチ品を見抜く眼力が養われ、安心してポケカを楽しめるようになるための疑問が解決しているはずです。...

インフェルノXのパック重量サーチ検証を行う前の準備と心構え

ポケモンカードにおける重量サーチの基礎知識とメカニズム

皆さんは「重量サーチ」という言葉を聞いて、どのようなイメージを持ちますか?少しズルいことのように感じる方もいるかもしれませんが、これは物理学に基づいた純粋な検証作業でもあります。ポケモンカードゲームにおいて、レアリティの高いカード、特にSR(スーパーレア)やSAR(スペシャルアートレア)、そしてキラカード(ホログラム加工が施されたカード)は、通常のノーマルカードに比べて特殊な加工が施されています。

この加工には、光を反射させるためのホログラムフィルムや、表面の凹凸を作り出すための特殊なインクが使用されています。これらの素材は、ごく微量ではありますが、紙だけのノーマルカードよりも重さがあります。この「ごく微量な差」を精密な電子天秤(スケール)を使って計測し、パックを開封する前に中身のレアリティを予測するのが重量サーチの基本的なメカニズムです。

通常、1パックには5枚(またはそれ以上)のカードが入っていますが、そのうちの1枚がキラカードである場合、パック全体の重量は0.05gから0.1gほど重くなる傾向があります。たったこれだけの差?と思うかもしれませんが、0.01g単位まで測定できるスケールを使えば、この差は明確な数値として現れます。

ただし、パッケージ自体の接着剤の量や、紙の湿気具合によっても誤差が生じるため、絶対的な正解があるわけではありません。だからこそ、今回のような検証データが非常に重要になってくるのです。私のように1,000万円以上課金してきても、やはりパックを開ける瞬間のドキドキと、サーチが当たった時の快感は別格なんですよね。

検証に使用する精密機器と環境設定の重要性

今回の「インフェルノX」の検証にあたっても、私は愛用の精密デジタルスケールを使用しています。これから重量サーチを試してみたいと考えている方にアドバイスですが、キッチンスケールのような1g単位でしか測れないものでは意味がありません。必ず「0.01g」または「0.001g」まで計測できる業務用に近いスケールを用意してください。Amazonなどで数千円で購入可能です。

また、計測する環境も重要です。風が吹いている場所や、振動がある場所では数値が安定しません。エアコンの風が直接当たらない、平らで安定したテーブルの上で計測を行うのが鉄則です。私の場合は、すべてのパックを一度テーブルに並べ、同じ条件で素早く計測していくスタイルをとっています。

さらに、今回の検証では、私の体調も要素の一つとして記録しておきます。実は最近、季節の変わり目で夜が涼しくなってきたせいか、体がまだ気温差に適応できておらず、非常に疲れやすく眠気が取れない状態が続いています。検証を行ったのは夕方の3時頃。本来ならお昼寝をしたい時間帯ですが、皆様にいち早く情報をお届けするために、眠い目をこすりながらスケールと向き合いました。このような極限状態(?)での検証だからこそ、研ぎ澄まされた直感が働くこともあるのです。

インフェルノX開封検証!重量と封入率のリアルな関係

ビックカメラでの購入体験とシュリンクなしBOXの謎

今回、私が検証に使用した「インフェルノX」は、大手家電量販店のビックカメラさんで購入したものです。ここで一つ、非常に興味深い、そして注意すべき点がありました。通常、ボックスで購入する場合、薄いビニール状の「シュリンク」で箱全体が覆われているのが一般的です。しかし、今回私が受け取ったボックスは、なんとシュリンクが剥がされた状態、つまり「箱ごと」渡されたのです。

店員さんが間違えて剥がしてしまったのか、それとも転売対策として店舗の方針が変わったのかは定かではありませんが、シュリンクがない状態での購入となりました。これには少し驚きましたね。シュリンクがないということは、極端な話をすれば、中身のパックが入れ替えられている可能性もゼロではないと疑ってしまうのが、私たちコレクターの悲しい性です。

しかし、そこは信頼できる大手量販店。箱の形状や封入状態を確認する限り、不正な操作が行われた形跡はありませんでした。今回はこの「シュリンクなしボックス」を含めた計5箱(シュリンク付き2箱、シュリンクなし3箱)のデータをもとに検証を進めていきます。ちなみに、ゲオでの抽選は外れてしまいましたが、珍しく「晴れる屋」さんの抽選に当選した分も含まれています。複数の店舗で購入したボックスを混ぜて検証することで、店舗ごとの偏りをなくし、より平均的で信頼性の高いデータをお届けできると考えています。

測定結果公開:レアカード確定のボーダーラインはここだ

それでは、待ちに待った測定結果の発表です。5箱分のパックをすべて計測し、その中から特徴的な数値をピックアップして開封していきました。その結果、明確な「境界線」が見えてきました。

まず、結論から申し上げます。「インフェルノX」において、レアカード(R以上)が封入されている可能性が高い重量ライン、いわゆる「ヘビーパック」の基準値は、8.58g以上であると推測されます。

私が計測した中で、明らかに軽かったパックの数値群は8.51g付近に集中していました。この重量帯のパックを開封したところ、ほとんどがノーマルカードのみの構成でした。つまり、8.51g〜8.54gあたりは「ハズレ枠」あるいは「ノーマル枠」と見て間違いなさそうです。

一方で、8.58gを超えてくるパックに関しては、手に持った瞬間に「あ、これ入ってるな」という独特の厚みと重みを感じることができます。これまでのシリーズの傾向と比較しても、この8.5g後半のラインがレアリティの分岐点になっていることは確実でしょう。特に今回は、8.60gに迫るような個体があれば、SAR(スペシャルアートレア)などの上位レアリティが潜んでいる可能性が極めて高いと言えます。

【表1:インフェルノX 重量別開封結果目安】

重量範囲 予想される内容 信頼度
8.50g – 8.54g ノーマルカードのみ(ハズレ)
8.55g – 8.57g グレーゾーン(R、または稀にSR)
8.58g – 8.64g キラカード(RR, AR, SR, SAR)確定ライン
8.65g以上 激熱ライン(2枚箱、SAR等の可能性大) 最高

8.55gの衝撃!SR「ギンマ」が出現した例外ケースの分析

しかし、ここで皆様にお伝えしなければならない「例外」が発生しました。これは重量サーチの奥深さであり、同時に恐ろしさでもあります。

私が計測作業中に「8.55g」という数値を示したパックがありました。先ほどの基準で言えば、ノーマル枠よりは重いものの、確実にレアが入っていると言える8.58gには届かない、非常に中途半端な数値です。私は正直、「これは計測ミスか、あるいは単なる製造誤差の範囲内のノーマルパックだろう」と高を括っていました。

ところが、開封してみると中から光り輝くカードが現れたのです。それはなんと、**サポートSRの「ギンマ」**でした。

これは予想外の事態です。通常、SRのようなフルアート加工のカードはインク量が多く、もっと明確に重くなるはずです。なぜ8.55gという比較的軽い数値でSRが出現したのか。考えられる理由はいくつかあります。

  1. カード自体の個体差: 同じSRでも、印刷の工程やホログラムの貼り付け具合によって、微細な重量差が生じることがあります。
  2. パックの糊付け量: パックを封印するための接着剤の量がたまたま少なかったため、総重量が軽く出た可能性があります。
  3. 封入されている他のカード: 同封されているノーマルカードがたまたま軽い個体だった場合、SRの重さが相殺されてしまった可能性があります。

この結果から言えることは、「8.58g以下だからといって、絶対にSRが入っていないとは言い切れない」ということです。特に8.55g付近は「捨てパック」にするには危険なゾーンであり、見落としがちな「お宝」が眠っている可能性があることを、今回の「ギンマ」が教えてくれました。まあ、個人的にはSRを引くなら女性キャラクターの「ヒカリ」が良かったのですが、贅沢は言えませんね。

期待を裏切る「8.58g」の正体とは?

さて、もう一つの興味深い事例を紹介しましょう。私が計測した中で「これは間違いなく当たりだ!」と確信した、しっかりと重い数値が出たパックがありました。8.58gを超え、手触りも良好。私は内心、「これはリザードンSARが来たか!?少なくともSAR枠は堅いだろう」と期待に胸を膨らませました。

震える手でパックの上部をカットし、カードを慎重にずらしていきます。しかし、現れたのはリザードンの勇姿でもなければ、ヒカリの愛らしい笑顔でもありませんでした。そこにあったのは、通常のレア(R)である**「レシラム」**でした。

「えっ、ただのR?」と思わず声が出てしまいました。確かにレシラムは伝説のポケモンですし、イラストもかっこいいのですが、重量サーチの観点からすると、通常のRでここまで重い数値が出るのは珍しいケースです。

考えられる要因としては、このレシラムのカード加工が今回の弾では特別に厚めに作られているか、あるいは「イグニッションエネルギー」のような特殊エネルギーカード、もしくはAR(アートレア)などのホイル加工カードが同時に封入されていたわけでもないのに重かったという点です。もしかすると、私のスケールのキャリブレーション(調整)が狂っていたのか、あるいは単純にパックの袋自体が重かったのか。

このように、重量サーチは「重ければ100%大当たり」というわけではないのが面白いところです。「重い=キラカードが入っている」まではほぼ確定ですが、それがSR以上の高レアリティなのか、それとも通常のRなのかまでは、開けてみるまで分からないのです。この「ぬか喜び」も含めて、パック開封の醍醐味と言えるでしょう。

インフェルノX収録カードの魅力と狙い目

環境トップを狙う「リザードンSAR」の実力と美しさ

今回の「インフェルノX」における最大の目玉、そして私が喉から手が出るほど欲しいカード、それが**「リザードンSAR」**です。

ポケカプレイヤーなら誰もが知る通り、リザードンというポケモンは常に環境のトップメタに君臨し続けています。今回のリザードンも例外ではありません。高いHP、圧倒的な火力、そして戦況を一変させる強力な特性。デッキに採用するだけで勝率がグッと上がると言っても過言ではないスペックを持っています。

しかし、私が注目しているのはその強さだけではありません。SAR(スペシャルアートレア)としてのイラストの美しさが尋常ではないのです。炎の激しさと、王者の風格を漂わせる構図。背景の書き込みも緻密で、コレクターアイテムとしての価値も計り知れません。重量サーチをする人々の多くが、このリザードンSARが入った「極重パック」を探し求めていることでしょう。今回の私の開封結果には残念ながら姿を見せてくれませんでしたが、諦めずに追い求めたい一枚です。

イラストアドが高すぎる!「ヒカリSAR」と「ギンマSR」

ポケカの相場を大きく左右するのが、可愛らしい女性トレーナー、いわゆる「女の子SR」の存在です。今回収録されている**「ヒカリ」**は、その筆頭と言えるでしょう。

ダイヤモンド・パール世代の主人公として絶大な人気を誇るヒカリ。今回のSARイラストは、彼女の冒険の一幕を切り取ったような、情緒あふれる素晴らしい仕上がりになっています。光の表現、表情の愛らしさ、どれをとっても一級品。私が自称「リーリエの旦那」であることは周知の事実ですが、このヒカリには少し浮気心が芽生えてしまいそうなほどの魅力があります。

そして、私が今回引き当てた**「ギンマSR」。彼もまた、独特の渋い魅力を持つキャラクターです。悪の組織のボス的な風格と、大人の余裕を感じさせるイラストは、男性ファンからの支持も厚いでしょう。さらに忘れてはいけないのが「カブ」**さんです。「火吹き野郎」なんて愛称で呼ばれることもありますが、ジムリーダーとしての威厳ある姿がカード化されています。今回のサポート枠は、ヒカリ、ギンマ、カブと、キャラクターの個性が際立ったラインナップになっていますね。

AR(アートレア)枠に見る隠れた名作たち

SRやSARに目が行きがちですが、AR(アートレア)のクオリティの高さも見逃せません。今回私が開封した中では、以下のカードたちが特に印象に残りました。

  • ポッチャマAR: ヒカリのパートナーとしてもお馴染みのポッチャマ。日常のワンシーンを描いたようなほのぼのとしたイラストで、見ているだけで癒やされます。絶対に手に入れたい一枚でしたが、今回は縁がありませんでした。
  • マメバッタAR: 小さな体で一生懸命生きる姿が描かれており、昆虫好きにはたまらない一枚。
  • ワンパチAR: あの愛くるしいお尻と、元気いっぱいに走り回る様子がカード全体から伝わってきます。コーギー好き必見です。
  • カルボウAR: 最近のパックで非常に出番が多いカルボウ。「またお前か!」と思う方もいるかもしれませんが、進化先のグレンアルマやソウブレイズを含め、優遇されているのは人気がある証拠でしょう。
  • ザシアンAR: 伝説のポケモンがAR枠で登場するのは豪華ですね。静謐な森の中で佇む姿など、神々しさを感じさせます。
  • ルンパッパAR: 陽気なリズムが聞こえてきそうなイラスト。見ているだけで元気をもらえます。

これらのARカードは、対戦で使うだけでなく、ファイルに並べて鑑賞するのにも最適です。重量サーチで「そこそこ重い」パックから出てくることが多いので、ARコンプリートを目指すのも楽しいですよ。

ポケカ購入戦争の現状:トイザらスでの出来事

早朝の行列の正体とは?色違い伝説ポケモンの配布

今回の「インフェルノX」発売日、私は朝一番で池袋のトイザらスへ向かいました。開店は10時ですが、少し早めに到着するように地下通路を歩いていました。ついでに近くのポケモンセンターにも寄って、再販分のパックでも買おうかなと考えていたのです。

しかし、そこで目にしたのは驚愕の光景でした。「なんだこれは?」と思わず呟いてしまうほどの長蛇の列。まるで数年前のポケカブーム全盛期、抽選販売が導入される前の殺伐とした並びを彷彿とさせるものでした。

「まさか、ただの再販パックにここまで並ぶのか?」と疑問に思いましたが、トイザらスに到着してその理由が判明しました。この日は、Nintendo Switchソフト『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』向けの特別なプレゼントキャンペーンの開始日でもあったのです。

対象となっていたのは、色違いの伝説ポケモン**「ミライドン」と「コライドン」**。ゲーム内でコードを入力すると受け取れるこの色違い個体を目当てに、多くの親子連れやゲームファンが朝から並んでいたのです。ポケカの発売日と、ゲームの大型配布イベントが重なったことで、かつてないほどの混雑が発生していたわけですね。

疲れ切った体での開封作業とライターとしての使命

そんなこんなで、あちこちの店舗を駆け回り、人混みに揉まれながら5箱を回収してきたわけですが、帰宅した頃にはもうヘトヘトでした。冒頭でも触れましたが、季節の変わり目による自律神経の乱れも相まって、体は鉛のように重く、強烈な眠気が襲ってきていました。

お昼ごはんを食べた後の血糖値スパイクも加わり、「もう寝てしまいたい」という誘惑と戦いながらの開封作業。動画を撮りながら、パックを測り、一喜一憂する。端から見れば楽しそうな作業に見えるかもしれませんが、これにはかなりのエネルギーを使います。

それでも私がこうして記事を書いているのは、待ってくれている読者の皆様がいるからです。「橋本さんの記事のおかげでレアが引けました!」「重量サーチの参考になりました!」という声が、私の原動力になっています。まあ、今回はリザードンSARは引けませんでしたが、ギンマSRという渋い結果もまた、リアルな開封レポートとして楽しんでいただければ幸いです。

まとめ

今回の「インフェルノX」の開封検証、いかがでしたでしょうか。体調不良と戦いながらの検証でしたが、いくつかの重要なデータが得られました。

  1. 重量の境界線: レアカードを狙うなら8.58gが一つの目安。ただし、8.55g付近にもSRが潜んでいる可能性があるため、過度な絞り込みは禁物。
  2. 量販店の対応: ビックカメラ等ではシュリンクなしでの販売が増えている可能性がある。購入時は箱の状態を確認し、納得した上で購入すること。
  3. イベントの重複: ポケカの発売日とゲームのイベントが重なると、店舗が極端に混雑する。次回以降の購入計画を立てる際は、ゲーム側のスケジュールもチェックしておくとスムーズに行動できる。
  4. 個人的な引き: リザードンSARは引けず、ギンマSRという結果に。物欲センサーは健在でした。

これから「インフェルノX」を開封される方は、ぜひ今回の8.58gというラインを参考にしてみてください。もちろん、スケールの精度や環境によって誤差は出ますので、あくまで一つの目安として楽しんでいただければと思います。

私も少し仮眠をとって体力を回復させたら、また次のパック、次のレアカードを求めて街へ繰り出すつもりです。1,000万円以上課金しても尽きないポケカへの愛と情熱で、これからも有益な情報をお届けしていきます。皆さんの神引きを心から祈っています!

筆者情報

橋本ユア フリーランスのトレカ攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いトレカに携わるが、主にポケカ、遊戯王、ワンピ、デュエマを得意とする。特にポケカが好きで、総課金額は1,000万円以上。自称リーリエの旦那。柔らかい語り口ながら、データに基づいた鋭い分析には定評がある。最近は季節の変わり目に弱く、睡眠不足気味。

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