編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、話題沸騰中の新弾「ロケット団の栄光」のパック重量や、レアカードが出るサーチラインが気になっていると思います。
特に今回は、往年のファンにはたまらない「悪いポケモン」たちが復活したとあって、コレクション需要も非常に高まっていますよね。私が実際に足を運んで入手したボックスの検証結果をもとに、具体的な数値をお伝えします。
この記事を読み終える頃には、あなたが手にしたパックが「当たり」なのかどうか、重量の観点から判断できるようになり、レア抜きなどの被害回避や、自身の開封の楽しみが増しているはずです。
- レアカードが出る重量の目安は8.70g以上
- 8.73gのパックからSRランスが排出された
- 8.67gから8.69gはRやRRの可能性が高い
- 抽選販売の現場は非常に混乱しており入手難易度は高い
それでは解説していきます。
【ロケット団の栄光】レアカードが出るパック重量は何グラム以上?
みなさん、こんにちは。自称リーリエの旦那、ポケカ攻略ライターの橋本ユアです。
今回は、待ちに待った強化拡張パック「ロケット団の栄光」の開封レビューと、皆さんが一番気になっているであろう「重量サーチ検証」の結果を報告しちゃいます。
私、今回も気合を入れてビッグカメラさんや、あの大混雑だったイトーヨーカドーさんの抽選に参加して、なんとか4箱分確保してきました。いやあ、本当に大変だった…。
総課金額1,000万円超えの私の経験と、今回の実測値を合わせて、かなり精度の高い情報をお届けできると思います。
スマホでサクッと読めるようにまとめたので、ショップでバラパックを見つけた時や、フリマアプリでの購入検討時などの参考にしてくださいね。
レアカード封入パックの重量境界線
結論から言っちゃいますね。 今回の「ロケット団の栄光」において、SR(スーパーレア)以上のカードが封入されている可能性が極めて高い重量ライン、それは**「8.70g以上」**です。
私が実際に精密なデジタルスケールで計測した結果、明確な重量差が出ました。
特に、8.73gを記録したパックからは、見事にSR枠が排出されました。 一方で、8.60g後半のパックは、光ってはいるもののR(レア)やRR(ダブルレア)止まりという結果に。
この「0.01g」の差が、天国と地獄を分けるんです。ポケカは本当に繊細な世界ですよね。
通常パックと当たりパックの重量比較表
百聞は一見に如かず。 私が計測したパックの重量と、実際に排出されたレアリティの関係を表にまとめました。 これを保存して、開封時の参考にしてください。
| 重量 (g) | 予想レアリティ | 実際の排出結果 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 8.73g | SR以上 (大当たり) | SR (ランス) | 今回の最重量値。確実な当たりライン。 |
| 8.70g | SRの可能性あり | – | 今回は排出なしだが、境界線と思われる |
| 8.69g | RR / AR | – | 期待値は高いが、スカの可能性も残る |
| 8.68g | RR (ダブルレア) | RR (ロケット団のファイヤー) | ここまでが「光り物」の標準ライン |
| 8.67g | R (レア) | R (サクラビス) | レア枠だが、高レアリティは期待薄 |
| 8.66g以下 | ノーマル / U | – | 基本的に期待できない重量 |
この表を見ても分かる通り、8.70gという壁を超えられるかどうかが最大のポイントです。
8.68g前後でもRRなどのキラカードは出ますが、SRやSAR(スペシャルアートレア)を狙うなら、やはり8.70g台後半の数値が欲しいところですね。
サーチ行為に対する注意喚起と考察
ここで一つ、私からのお願いというか、注意点をお伝えしておきます。
今回のように重量情報を公開するのは、あくまで「自分で購入したボックスを開封する際の楽しみ」や「悪質なサーチ済みパックを購入しないための自衛」のためです。
店舗で陳列されている商品を片っ端から計量したり、パックを揉んだりする行為は、お店への迷惑行為になるだけでなく、カードを傷つける原因にもなります。
絶対にやめましょうね。
また、フリマアプリなどで「高重量パック!」として売られているものも注意が必要です。 私の検証では8.73gが当たりでしたが、パックの製造ロットや使われている糊の量によって、全体的な重量ベースが0.05g〜0.1gほどズレることがよくあります。
「8.73gだから絶対SR!」と過信せず、あくまで目安として楽しむのが、賢いポケカプレイヤーの嗜みですよ。
ロケット団の栄光の当たりカードと封入率
さて、重量の話が終わったところで、今回の収録カードについても触れていきましょう。 「ロケット団」というテーマだけあって、往年のファンにはたまらないラインナップになっていますよね。
私が個人的に狙っているカードや、世間的な注目カードについて、プレイヤー視点とコレクター視点の両方から解説します。
狙いはやっぱりミュウツーとサカキ
私が今回の開封で絶対に引きたかったのは、以下のカードたちです。
- ミュウツー ex (SAR)
- ロケット団のファイヤー (SAR)
- サカキ (SAR)
やっぱり「ロケット団」といえばミュウツーですよね。 今回のミュウツーは、悪の組織によって作られた悲哀と強さを感じるイラストで、どうしても手元に置いておきたい一枚です。
そして、我らがボス、サカキ様。 今回のSARのイラスト、見ました? 渋すぎる…。あの威圧感、まさに悪のカリスマです。 SRのデザインも良いですが、やっぱり背景まで描き込まれたSARが欲しいところ。
ちなみに、ファイヤーに関しては、SRのデザインよりもSARの方が好みです。 SRだとロケット団幹部が一緒に描かれているんですが、個人的にはポケモン単体のかっこよさが際立つSARや、あるいは通常のRRのデザインの方が好きだったりします。 (ファイヤーのSRは正直…いらないかな、なんて笑)
AR枠のニャースとソーナンスが熱い
高レアリティだけじゃありません。 今回はAR(アートレア)のイラストも素晴らしいんです。
特に注目なのが**「ニャース」と「ソーナンス」**。
アニメ版のロケット団を彷彿とさせるような、ちょっとコミカルで愛らしい日常が描かれています。 ロケット団って、悪役だけどどこか憎めない、そんな人間味(ポケモン味?)が魅力じゃないですか。 その雰囲気がARのイラストにしっかり落とし込まれていて、これを見るだけでご飯3杯はいけます。
私の開封結果でも、無事にニャースのARを引くことができました! サカキとニャースのツーショットみたいな構図で、本当に可愛い。 あとはソーナンスが来てくれれば、ロケット団パーティの完成だったんですけどね。
実際の開封結果と排出カード詳細
では、私の4箱(およびバラパック)の戦績を少し詳しくお話ししますね。
先ほどお伝えした8.73gのパック。 緊張の一瞬…。 ハサミを入れる手が少し震えました(嘘です、慣れっこです)。
カードをずらして確認すると、独特のレリーフ加工が。 「SR枠確定!」 ここで狙いのサカキかミュウツーが来れば勝ち確…。
結果は……**「ランス SR」**でした!
うーん、ランスかあ…。 いえ、もちろんロケット団幹部としてカッコいいですし、当たりなんですけどね。 個人的にはサカキ様が欲しかったので、喜び度は70点くらいでしょうか。
その他の8.68g前後のパックからは、 「ロケット団のファイヤー (RR)」 「バンギラス (R)」 「サクラビス (R)」 「ヘルガー (R)」 などが排出されました。
特にロケット団のファイヤーは、ワザの性能が面白くて、対戦環境でもワンチャンあるんじゃないかと睨んでいます。 「ダメカンが2個以上乗っているなら、ダメージ+120」って、条件付きとはいえ280ダメージ出せるのは破格ですよね。 最近のポケカはHPインフレが進んでいますが、それでも280ラインを出せればVSTARポケモンなどをワンパンできる可能性が出てきます。
購入困難が続くポケカ市場の現状
ここからは、少し真面目な「市場環境」の話をさせてください。 今回の「ロケット団の栄光」、入手するのに本当に苦労しました…。
みなさんも、朝早くから並んだり、抽選に応募しまくったりと、涙ぐましい努力をされているのではないでしょうか。
イトーヨーカドーでの過酷な抽選体験
私が今回参加した、某イトーヨーカドーでの当日抽選販売。 これがもう、本当にカオス(混沌)でした。
朝10時に到着したんですが、その時点でものすごい長蛇の列。 最後尾がどこなのか全く分からないんです。
店員さんの誘導も追いついていなくて、 「最後尾はこちらです」という案内もないまま、とりあえず人の流れについていくしかない状況。 おもちゃ売り場のある階から階段を降りて、下の階へ、さらに下の階へ…。 結局、1階の外まで列が伸びていました。
あとで聞いた話だと、なんと1500人以上が並んでいたそうです。 たった数ボックスのために、1500人ですよ? ポケカ人気、恐るべしです。
しかも、抽選券をもらうだけで1時間半待ち。 さらに酷かったのが、当選発表の段取りです。 予定時刻を30分過ぎても発表されず、売り場は人でごった返し、殺気立った雰囲気に…。
やっと番号が発表されたと思ったら、今度は「どこに並べばいいのか」の指示がない。 当選者がレジに殺到して、一般のお客さんの会計列と混ざってしまい、 「こっちじゃないです!あっちに並び直してください!」 なんて怒号が飛び交う始末。
正直、もうあそこの店舗の抽選には行きたくないなって思っちゃいました。 精神的にすり減るんですよね、こういうトラブルって。
ビックカメラやAmazonは比較的安定
一方で、ビックカメラさんやAmazon(招待リクエスト)での購入は比較的スムーズでした。 やはり大手家電量販店やECサイトは、システムがしっかり構築されている分、ストレスが少ないですね。
特にAmazonは、招待リクエストを送っておけば、忘れた頃に「購入できますよ」という通知が来るので、精神衛生上とても良いです。 転売価格で買うのは絶対にNGですが、公式販売元の定価購入なら安心です。
また、意外な穴場だったのが「ゲオ」と「古本市場(ふるいち)」。 こちらも抽選販売が多いですが、倍率が大手スーパーほどエグくない印象があります。 私も今回はゲオさんで1箱当選しました。
これからのポケカライフ、店舗選びも重要な戦略の一つになりそうです。 ストレスなく、楽しくポケカを買うためには、 「運営オペレーションがしっかりしている店舗」を選ぶのが、私の推奨する自衛策ですね。
今後のポケカ投資とコレクションの展望
最後に、これからの「ロケット団の栄光」およびポケカ市場の展望について、私なりの分析をお伝えします。
「ロケット団」ブランドの強さ
今回のパック、間違いなく後からジワジワと価値が上がってくるタイプです。 理由は明確。「ロケット団」というブランド力です。
ポケモンカードの歴史において、初代「ロケット団」シリーズや、過去の「ロケット団の逆襲」などは、今でも高値で取引されています。 「わるい○○」というネーミングや、ダークな雰囲気のイラストは、通常のカードにはない独特の魅力があり、コアなコレクター層からの支持が厚いんです。
特に今回のSAR系は、美術品としての完成度も高い。 サカキやミュウツーはもちろんですが、今後もし「ロケット団のピカチュウ」みたいなプロモカードなどが関連して出てきたりすると、相乗効果でボックス自体の価値も跳ね上がる可能性があります。
プレイヤー視点での需要
プレイヤー視点で見ても、今回のパックは無視できません。 先ほど紹介したファイヤーのような高火力アタッカーや、トリッキーな動きをするトレーナーズカードが多く収録されています。
現環境(スタンダードレギュレーション)に、ロケット団のギミックがどう食い込んでくるか。 もし大会で上位入賞するようなデッキに採用されれば、シングルカードの価格も一気に高騰するでしょう。
今はまだ発売直後で価格が乱高下していますが、 「イラストが気に入ったカード」や「強そうだと思うカード」は、早めに4枚セットで揃えておくのが吉です。 後になって「あの時買っておけばよかった…」と後悔するのは、ポケカあるあるですからね(笑)。
まとめ:賢く楽しくポケカライフを
長くなりましたが、今回の検証結果とレビューはいかがでしたでしょうか?
重量サーチという少しマニアックな話題から入りましたが、結局のところ、ポケカの魅力は「パックを開ける瞬間のドキドキ」に尽きます。
8.73gの重みを感じた時の高揚感。 ハサミを入れる瞬間の緊張感。 そして、狙いのカードが出た時の爆発的な喜び。
これを味わうために、私たちは今日もパックを求めて街を彷徨うわけです。 (たとえイトーヨーカドーで1時間半待たされようとも…!)
みなさんの手元にも、素敵なカードが舞い降りることを祈っています。 もしこの記事が参考になったら、ぜひ次回の開封時に「重量」を意識してみてくださいね。 それでは、また次の記事でお会いしましょう!
まとめ
今回の記事の要点を改めてまとめます。
- SR以上確定ラインは8.73g 今回の検証では8.73gが最高値であり、そこからSRが排出されました。8.70g以上あれば、SRやSARの期待値は非常に高いと言えます。
- R・RRの目安は8.67g〜8.68g 8.60g台後半は、レアやダブルレアが出るゾーンです。ノーマルのみのパックよりは重いですが、過度な期待は禁物です。
- イトーヨーカドー等の抽選は激戦 店舗によっては運営が混乱し、購入までに数時間を要することも。ストレスを避けるなら、Amazonや家電量販店のWeb抽選をメインにするのがおすすめです。
- ロケット団カードは将来性あり イラスト人気、キャラクター人気ともに高いテーマです。コレクションとして寝かせておくのも、デッキパーツとして集めるのも、どちらも正解と言えるでしょう。
筆者情報
橋本ユア フリーランスのトレカ攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いトレカに携わるが、主にポケカ、遊戯王、ワンピ、デュエマを得意とする。特にポケカが好きで、総課金額は1,000万円以上。自称リーリエの旦那。








