編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、オクトパストラベラー0(ゼロ)における難敵「レイメ」の攻略に苦戦しており、特にレベル差があって勝てない、あるいは低レベルでも安定して倒せる方法がないかと気になっていることと思います。
この記事を読み終える頃には、レベル40代という低レベルでも、敵の攻撃を無力化し、驚くほど安定してレイメを完封するための具体的な手順と、その背後にあるロジックまですべての疑問が解決しているはずです。
- フェンの必殺技ループを活用したダメージ無効化戦法
- 必要なアクセサリ「極意」系アイテムの入手場所全網羅
- 速度調整とBP管理による完全なターン制御の手順
- レベル40代・ナッツ強化なしでも勝てる再現性の高さ
それでは解説していきます。
レイメ攻略の核心:フェンの無限必殺技戦法とは
低レベル攻略における「防御」の重要性
オクトパストラベラー0において、強敵「レイメ」はその圧倒的な攻撃力でプレイヤーの前に立ちはだかります。通常、RPGにおけるボス攻略は「レベルを上げて物理で殴る」のが正攻法ですが、今回のテーマは「レベル40代」という、本来であれば瞬殺されかねないステータスでの攻略です。
ここで重要になるのが、「いかにしてダメージを受けないか」という発想の転換です。HPを盛るのではなく、被ダメージそのものをコントロールする。そのための核心的なキャラクターが「フェン」です。
フェンが持つ必殺技には、特筆すべき効果があります。それは「被ダメージを大幅に軽減する(あるいは無効化する)」というものです。この効果は絶大ですが、通常は必殺技ゲージが溜まるまでの時間が長く、戦闘中に何度も連発できるものではありません。しかし、今回紹介する「無限必殺技戦法」は、特定のアクセサリとサポートアビリティ、そしてパーティメンバーの連携を組み合わせることで、このフェンの必殺技効果を「常時発動し続ける」ことを可能にします。
なぜレベル40代で勝てるのか
この戦法の最大のメリットは、ステータス依存度が極めて低いことにあります。 通常の攻略では、敵の攻撃に耐えるためのHPや防御力、敵を削り切るための高い攻撃力が求められます。しかし、フェンの必殺技でダメージをカットし続ける限り、こちらのHPがどれだけ低くても関係ありません。「死ななければ負けない」という理屈です。
また、攻撃面においても、メインアタッカー(今回はオルベリクを採用)以外の火力はそれほど重要ではありません。時間がかかっても、防御が鉄壁であればいずれ勝てます。ドーピングアイテムである「ナッツ」を一切使用せず、レベル40代という育成途中の段階で勝利できる理由は、このシステム上の穴を突いたような完全な防御体制にあります。
必殺技ループのメカニズム解説
この戦法を成立させるためのメカニズムは以下の通りです。
- フェンの必殺技発動: ダメージ軽減効果を展開。
- 他メンバーによるゲージ回収: ハイドネやスキアといったサポート役が、アビリティやサポート効果でフェンの必殺技ゲージを加速させる。
- 効果時間の延長: 必殺技の効果が切れる前に、再びゲージを溜めきり、上書きまたは持続させる。
- 速度調整: 敵(レイメ)が動く前に、こちらの防御体制を整えるための素早さ調整。
これらが歯車のように噛み合った時、レイメの攻撃はすべて無意味なものとなり、一方的な蹂躙劇が始まります。次項からは、このシステムを構築するために必要な準備について、詳細に解説していきます。
攻略に必要な準備とアイテム入手場所
必須アイテム:必殺上昇量アップの極意
この攻略の要となるのが「極意」と呼ばれる特殊効果を持ったアクセサリやアイテムです。これらを集めることが、スタートラインとなります。まずは「必殺上昇量アップの極意」です。これは文字通り、必殺技ゲージの蓄積量を増加させるアイテムで、2つ用意するのが理想的です。
1つ目の入手場所は「ビクターホロウ」です。ここには「剣闘士に憧れる少女」というNPCが存在します。彼女からメダル交換、あるいはフィールドコマンド(聞き出す、探る等)を使用して入手可能です。ビクターホロウは闘技場があり、猛者たちが集う街ですが、街の入り口付近や広場を丁寧に探してみてください。
2つ目は「フレイムグレース」です。雪深い聖地であるこの街の「貢献品」としてリストアップされている場合があります。もし手に入らない場合でも、1つあれば攻略は可能ですが、2つあると必殺技の回転率が上がり、事故率が大幅に下がります。安定を目指すなら妥協せずに回収しましょう。
必須アイテム:石のブローチ
次に必要なのが「石のブローチ」です。これは地味な名前ですが、今回の攻略においてはフェンの耐久性や状態異常耐性、あるいはステータス調整において重要な役割を果たします。
入手場所は「スフラタルジャス道」にある宝箱です。スフラタルジャスは砂漠地帯や荒野をイメージさせる過酷な環境のマップです。道中の敵もそれなりに強力ですが、「逃げる」を駆使してでも宝箱までたどり着く価値があります。マップの隅々、特に岩陰や隠し通路の先にある宝箱を見逃さないようにしてください。
必須アイテム:盛り手の極意
3つ目は「盛り手の極意」です。これはサポート役(スキア等)に装備させることで、パーティ全体の支援能力を底上げする効果が期待できます。必殺技ゲージの増加やBPの管理に関わる重要な要素です。
場所は「アーギュストの別邸」です。劇作家アーギュストに関連するこの場所は、内部が入り組んでおり探索が大変ですが、屋敷内の一室にある宝箱から入手できます。物語の進行度によっては敵が出現しない場合もあるため、比較的安全に回収できるかもしれません。
必須アイテム:防壁のオーラの極意
4つ目は「防壁のオーラの極意」です。これは防御面をさらに盤石にするためのものです。フェンの必殺技だけでなく、サポート役がこのオーラを展開することで、万が一の切れ目や貫通ダメージを防ぎます。
入手場所は「サレイの遺跡」です。遺跡内には「シンボルエネミー」と呼ばれる強力な魔物が徘徊しています。この極意を入手するためには、特定のシンボルエネミーを撃破し、その背後にある宝箱を開ける必要があります。レベル40代であれば苦戦する可能性もありますが、弱点を突いてブレイクし、一気に畳み掛ければ勝機はあります。ここでの戦闘自体が、レイメ戦への予行演習とも言えるでしょう。
必須アイテム:チャージパターの極意
5つ目は「チャージパターの極意」です。これは味方の必殺技ゲージを直接的に増加させるアビリティ、あるいは効果を付与するものです。ハイドネが使用することで、フェンのゲージを即座にリチャージするために必須となります。
入手場所は再び「スフラタルジャ」です。街の中にいる「絵描きの女性」というNPCが持っています。彼女からメダル交換などで入手してください。芸術家肌のNPCは特殊なアイテムを持っていることが多いのがこのゲームの特徴です。
パーティ編成の最適解
準備編の仕上げとして、パーティメンバーの選定について解説します。今回の攻略は「役割」が明確に分担されています。
- タンク役:フェン(固定)
- 彼の必殺技こそが全てです。絶対に外せません。
- メインアタッカー:オルベリク(推奨)
- 剣士としての高い攻撃力と、単体火力の高さが魅力です。レイメのHPを削る主砲となります。もしオルベリクがいない場合は、手持ちの中で最も火力の出る物理アタッカーを採用してください。ただし、剣弱点を突けるキャラが望ましいです。
- サポート兼ゲージ加速役:ハイドネ & スキア
- この2人は攻撃には参加しません。徹底してフェンのサポートに回ります。彼らの速度調整が鍵を握ります。
- 後衛メンバー(バックパック)
- 後衛には、前衛にいるだけで効果を発揮するサポートアビリティ(相互作用)を持つキャラを配置します。例えば「後方射撃の極意」を持つ弓使いや、斧キャラなどです。今回は「シアーシャ」「グッドウィン」「名もなき主人公(斧/扇装備)」などを採用します。
装備・ステータス調整の具体的数値
前衛共通装備:スピードヘルムとエレメントライトアーマー
この攻略で最も繊細な調整が必要なのが「行動速度」です。レイメに先手を取られ、必殺技を展開する前に強力な攻撃を食らっては元も子もありません。また、味方内での行動順序も重要です。
そのため、前衛メンバーには共通して以下の装備を推奨します。
- 頭:スピードヘルム
- 入手場所:シェパードロックの武器屋(7,200リーフ)
- 効果:防御力だけでなく、行動速度が上昇します。
- 体:エレメントライトアーマー
- 入手場所:サンシェードの武器屋(16,800リーフ)
- 注意点:購入するには、武器屋の前に立っている「とある出身の兵士」から「武器屋の商品追加情報」を聞き出す必要があります。これを忘れると店頭に並ばないので注意してください。
これらを装備させることで、レベル40代でも敵の上を行く速度を確保します。
アタッカー(オルベリク)の装備戦略
オルベリクは火力が命です。彼がダメージを出せないと戦闘が永遠に終わりません。 武器はできれば「歴戦の剣」が理想です。これはゲーム内でも最高峰の武器の一つですが、もし入手できていない場合は、ショップで購入できる最強の剣や、ダンジョンの宝箱から拾った攻撃力の高い剣で代用可能です。ただし、戦闘時間は伸びます。
アクセサリに関しても、攻撃力(物攻)を上げるものを優先して装備させてください。速度は他のメンバーとの兼ね合いで調整が必要ですが、基本は火力特化で問題ありません。
サポート役(ハイドネ・スキア)の速度調整
ここが非常に重要です。ハイドネとスキアは攻撃に参加しないため、武器の強さは関係ありません。初期装備のボロボロの武器でも構いません。
重要なのは**「フェンよりも早く動けるか」、あるいは「フェンの必殺技ループに最適なタイミングで動けるか」**です。 基本的には、ハイドネやスキアの速度がフェンを上回るように調整します。もしレベル差や個体値の関係でフェンの方が早くなってしまう場合は、彼らに「速度アップのリング」などのアクセサリをつけるか、速度調整用のナッツを使って数値を微調整してください。 逆に、ハイドネが早すぎる場合は、あえて重い防具をつけて速度を落とすといった調整も視野に入れますが、今回は「先手を取ってフェンをサポートする」のが目的なので、基本は高速化を目指します。
フェンの装備と役割
フェンには先ほど入手した「石のブローチ」を装備させます。これにより耐久力を底上げします。また、彼の役割は「耐えること」と「必殺技を撃つこと」なので、SP管理やBP管理ができる装備があればなお良しです。
アビリティセットの最終確認
戦闘に入る前に、各キャラクターのアビリティ構成を再確認しましょう。ここを間違えると作戦が崩壊します。
- オルベリク
- アクティブ:特になし(「ためる」や高火力技があればOK)
- サポート:「ブースト強化の極意」「極限の力の極意」など、とにかく火力を上げるもの。
- ハイドネ
- アクティブ:「オフェンスダウン」「ディフェンスダウン」「チャージパターの極意」
- サポート:「必殺技上昇量アップの極意」
- 備考:デバフとゲージ供給が仕事です。
- スキア
- アクティブ:「防壁のオーラ」
- サポート:「盛り手の極意」「ラストアクトの極意」
- 備考:「ラストアクト」は確率で再行動できる強力なアビリティです。これが発動すると必殺技ゲージ溜めが加速します。
- フェン
- アクティブ:「急速の舞」「BPパサーの極意」
- サポート:「必殺技上昇量アップ」「リフレッシュの極意」
- 備考:「BPパサー」は余裕がある時にアタッカーへBPを供給するために使います。
- 後衛メンバー
- サポート:「後方射撃の極意」
- 備考:前衛が攻撃した際、追撃を行ったりシールドを削る効果を期待します。
実践:レイメ完封のターン別行動チャート
戦闘開始直後の動き(セットアップ)
さあ、いよいよレイメとの戦闘です。緊張の一瞬ですが、準備は完璧です。冷静にコマンドを入力しましょう。
まず最初にやるべき小技があります。 「後衛の武器を斧と扇に変更してから、後衛に戻す」 これは「後方射撃」などのアシスト攻撃が、装備している武器属性に依存する場合があるためです。レイメの弱点に合わせて(あるいはシールドを削りやすいように)武器種を調整しておくのです。
【1ターン目】
- ハイドネ: アイテム「BP必殺地服のジャム」をフェンに使用します。これにより、フェンのBPと必殺技ゲージを一気に満タンにします。これが開幕のロケットスタートです。
- スキア: 「防壁のオーラ」を使用。パーティ全体の防御力を上げます。以降、スキアはずっとこれを使い続けます。
- オルベリク: 「ためる」を使用し、次ターンの火力を上げます。もしBPに余裕があればブースト攻撃でも構いません。
- フェン: 必殺技(レベル3)を発動。これで鉄壁の要塞が完成します。
この1ターン目を凌げば、レイメの攻撃ダメージは劇的に減少します。「カキン、カキン」という心地よい音と共に、本来なら即死級のダメージが微々たる数値に抑え込まれる様子を確認してください。
ループ突入:2ターン目以降の展開
ここからは「維持」のフェーズに入ります。
- ハイドネの動き:
- 必殺技ゲージが1レベル溜まるたびに、「チャージパター」をフェンに使用します。
- 「ラストアクト」が発動して再行動できた場合は、さらにチャージパターを使うか、暇ならレイメに「オフェンスダウン」「ディフェンスダウン」を入れて弱体化させます。
- スキアの動き:
- ひたすら「防壁のオーラ」。思考停止で構いません。オーラを切らさないことが事故防止に繋がります。
- オルベリクの動き:
- 「ためる」→「MAXブースト攻撃(または必殺技)」の繰り返し。彼がダメージソースの全てです。
- フェンの動き:
- 「急速の舞」をブーストして使用し、自身の行動速度を上げつつ回避率等を高めます。
- 必殺技ゲージが溜まったら、効果が切れる前に再発動。
- 重要テクニック: フェンの盾効果(必殺技効果)が切れる前に、追加で必殺技を撃つこと。これを「上書き」あるいは「延長」といいます。
- テストプレイでは、必殺技の効果が切れるよりも早くゲージがレベル2〜3まで溜まることが確認されています。盾の残りターン数が「9」などと表示されていれば成功です。
勝利への詰め:事故を回避するために
順調にループが回っていれば、レイメのHPは徐々に、しかし確実に減っていきます。 しかし、油断は禁物です。以下の点に注意してください。
- 必殺技ゲージの枯渇: 何らかの理由(敵の行動阻害など)でゲージ回収が間に合わない場合、「BP必殺地服のジャム」を惜しみなく使ってください。アイテムはエリクサー症候群にならず、ここで使うのが正解です。
- SP/BP不足: 長期戦になるとSPが尽きてきます。フェンがBPパサーを使ったり、アイテムでSPを回復したりして、リソース切れを防ぎましょう。特にオルベリクのSP切れは火力ダウンに直結します。
- フェンの盾ターン確認: 常にバフの残りターン数を確認してください。これが「0」になった瞬間、レベル40代のパーティは消し飛びます。残りターン数が3を切ったら、攻撃よりもゲージ溜めを最優先に行動してください。
このパターンに入れば、レイメがどれだけ強力な全体攻撃を放とうが、どれだけ凶悪な連続攻撃をしてこようが、すべて涼しい顔で受け流せます。5回ほど試行しましたが、危なげなく全勝できました。
低レベル攻略の意義とまとめ
なぜこの攻略法が優れているのか
今回紹介した方法は、単なる「ハメ技」ではありません。ゲーム内に用意されたシステム(必殺技の仕様、極意アイテム、サポートアビリティ)を深く理解し、それらをパズルのように組み合わせた結果生まれた、極めて論理的な攻略法です。
通常のプレイでは「レベルを上げて耐える」ことを選びがちですが、オクトパストラベラー0のような戦略性の高いRPGでは、知識こそが最大の武器になります。レベル40代でのレイメ撃破は、プレイヤーとしての知識の証明でもあります。
また、今回は分かりやすくするために「必殺回復のジャム」を使用しましたが、実は戦闘開始前に宿屋などで必殺技ゲージをMAXにしておけば(あるいはレベル1以上にしておけば)、ジャムを節約することも可能です。リソース管理の面でも優秀な戦法と言えるでしょう。
今後の冒険に向けて
レイメを倒すことで、新たなエリアへの道が開かれたり、強力な装備が手に入ったりすることでしょう。この攻略で得た「ダメージ軽減ループ」の考え方は、レイメ以外の強敵にも応用が効くはずです。
「敵の攻撃を受けきれないなら、無効化してしまえばいい」 「火力が足りないなら、死なないようにして時間をかければいい」
この柔軟な思考を持って、オクトパストラベラー0の世界をさらに深く楽しんでいただければ幸いです。
まとめ
- フェンの必殺技ループを使えば、レベル40代でもレイメの攻撃を無効化できる。
- 各種「極意」アイテム(必殺上昇、盛り手など)の収集が攻略の鍵。
- 速度調整(スピードヘルム等)で先手を取り、完全な防御体制を維持する。
- ハイドネ・スキアのサポートでゲージを回転させ、オルベリクで削り切る。
以上、「【オクトラ0】レイメの安定攻略方法|低レベルでの倒し方を徹底解説」でした。 もしこの記事が役に立った、あるいは実際に倒せたという方は、ぜひSNS等でシェアしていただけると嬉しいです。それでは、良き旅を!






