編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、現在『オクトパストラベラー0(以下、オクトラ0)』をプレイ中で、取り返しのつかない要素や、隠された強力なアイテムを見逃していないか気になっていると思います。本作は非常に自由度が高い反面、ガイドに表示されないクエストや、特定の期間を過ぎると回収不能になる要素が数多く存在します。
この記事を読み終える頃には、初見プレイでは9割の人が見落としてしまう隠し要素の場所や解決方法、そして最強クラスの装備入手手順についての疑問が解決し、後悔のない冒険進められるようになっているはずです。
- クエストガイドに載らない「未返却本」の完全回収ルートを解説
- 最強キャラの一角「ハイドネ」を仲間にするための時限フラグを網羅
- クリア後の隠しタウン「アガペア」と最強育成要素の解放条件
- 開発室「スタッフルーム」へ入るための複雑な手順と報酬一覧
それでは解説していきます。
見落とし厳禁!探索系サブストーリーの罠「未返却本を探せ」
『オクトラ0』の魅力の一つに、膨大な数のサブストーリーがありますが、その中でも特に「初見殺し」として有名なのが「未返却本を探せ」というクエストです。多くのプレイヤーがこのクエストの存在自体には気づくものの、クリアできずに放置してしまうケースが後を絶ちません。なぜなら、このクエストはゲーム内の「ガイド機能」が全く役に立たない仕様になっているからです。ここでは、その詳細と解決策を深掘りしていきます。
クエストの受注場所と発生タイミングの落とし穴
まず、このクエストが「いつ」「どこで」発生するかを正確に把握しているでしょうか。多くのプレイヤーがストーリーの進行に夢中で、このクエストの発生フラグを見落としています。
このサブストーリーは、学問の都「アトラスダム」の王城前にある図書館内で発生します。依頼主は、少々神経質そうな「司書メルセデス」。彼女に声をかけることでクエストが開始されますが、ここで一つ大きな罠があります。それは、このクエストを受注するための前提条件として「名声を授けし者 2章」をクリアしていなければならないという点です。
序盤に図書館を訪れた際は何も起きず、「ここはただの背景施設だな」と判断して二度と訪れないプレイヤーも多いでしょう。しかし、物語が中盤に差し掛かったタイミングで再度訪問しなければ、このクエストは永遠に埋もれたままになります。まずは、ご自身の進行状況を確認し、条件を満たしているならアトラスダムへ直行してください。
ガイド機能が使えない?「総当たり」が必要な理由
このクエストが「鬼畜」と呼ばれる最大の理由は、探すべき3冊の「未返却本」を持っているNPCの位置が、マップ上のガイドやオレンジ色のマーカーで一切表示されない点にあります。
近年の親切なRPGに慣れていると、クエストを受ければ目的地のアイコンが表示されるのが当たり前と思いがちです。しかし、このクエストに関しては、司書メルセデスから具体的なヒントすらもらえません。「貸し出した本が返ってこない」という事実だけを突きつけられ、プレイヤーは広大な世界に放り出されます。
解決方法はただ一つ、「世界各地にいるNPCの所持品を一人ひとり確認する」という、いわゆるローラー作戦のみです。これは非常に骨の折れる作業であり、攻略情報を知らなければ数時間を無駄にすることになります。私自身、初見プレイ時はこの仕様に気づかず、大陸中を彷徨い歩き、全く関係のないダンジョンまで探索してしまいました。この徒労感を皆さんには味わってほしくありません。
1冊目:スフラタルジャの「王様と先」
それでは、具体的な本のありかについて解説していきます。まず1冊目の本『王様と先』ですが、これは砂漠の都「スフラタルジャ」にあります。
ターゲットとなるNPCは「慈悲深き富豪」。名前からしていかにも金持ちそうなNPCですが、彼がこの本を持っています。入手するためには、フィールドコマンドの「ねだる」や「盗む」、「買い取る」などを使用する必要がありますが、ここでは「ねだる」などのコマンドで入手可能です。
スフラタルジャは広く、建物の中にもNPCが点在しているため見落としがちですが、富豪の屋敷周辺や街の中心部を重点的に探してください。「王様と先」というタイトルは、権力者である彼がいかにも好みそうな内容であり、ある意味でヒントにはなっていますが、ノーヒントでこれに気づくのは至難の業です。
2冊目:ベルケインの「温泉療法」
2冊目の本『温泉療法』は、雪国「ベルケイン」にあります。ここでのターゲットは「温泉に憧れる実業家」というNPCです。
ベルケインはその寒冷な気候から温泉文化が根付いていそうなイメージがありますが、この実業家はそのさらに上を行く温泉マニアの設定のようです。彼に対してフィールドコマンドを使用し、アイテム欄を確認すると『温泉療法』を持っています。
この本に関しては、街の雰囲気に合っているため比較的見つけやすい部類かもしれません。しかし、ベルケインの街自体が入り組んだ構造をしているため、隅々まで探索していないとこのNPCに出会うことすらありません。特に、建物の影やマップの端に配置されているNPCは見落としやすいため、カメラアングルを変えながら慎重に探索することをお勧めします。
3冊目:ドニエスクの「大河にたゆたう」
最後の3冊目、これが最も難易度が高いと言われています。本の名は『大河にたゆたう』。場所は「ドニエスク」です。
まず、ドニエスクにある民家の中にいる「とある老人」に話しかける必要があります。この老人は直接本を持っているわけではありません。彼との会話からヒントを得て、その後、実際にアイテムが落ちている場所へ向かうという2段階の工程が必要になります。
具体的な場所は、「霧明かりの滝窟」マップの南東の角です。ここに青いキラキラ(隠しアイテムポイント)が出現しており、それを調べることでようやく入手できます。NPCから盗むのではなく、フィールドに配置されるタイプであるため、コマンド入力だけで解決しようとすると永遠に見つかりません。また、老人に話しかけるというフラグを立てていないとキラキラが出現しない可能性もあるため、手順を飛ばさないように注意が必要です。
報酬「司書のお守り」の性能と評価
これら3冊の本をすべて回収し、アトラスダムの図書館にいるメルセデスに報告するとクエストクリアとなります。苦労に見合うだけの報酬があるのかと疑問に思う方もいるでしょうが、安心してください。報酬として手に入るアクセサリー「司書のお守り」は非常に優秀です。
| 項目 | 性能・数値 |
|---|---|
| 名称 | 司書のお守り |
| 装備タイプ | アクセサリー |
| 効果1 | 最大SP +120 |
| 効果2 | 属攻 +120 |
この数値を見ていただければ分かる通り、SPと属性攻撃力を同時に、しかも大幅に底上げできる装備です。特に魔法アタッカーにとっては、終盤まで装備候補に入る一級品です。本作はスキルによるSP消費が激しいため、最大SPが増える恩恵は計り知れません。また、属攻+120という数値は、中盤の武器1個分に相当する火力アップにつながります。
「苦労した割にポーション1個」というような悲しい結末ではなく、確実に戦力を強化できるアイテムですので、是非とも回収しておくことを強く推奨します。
バトル関連の隠し要素と重要アイテム「禁忌の神殿」
次に紹介するのは、バトルや探索に関連する隠し要素です。特にボス戦後のエリア探索は、多くのプレイヤーが「ボスを倒した=探索終了」と考えてファストトラベルで帰還してしまうため、非常に見落としやすいポイントになっています。
ボス撃破後の再訪問が鍵
物語の終盤、「名声を授けし者」編で訪れることになる「禁忌の神殿」。ここには強力なストーリーボスが待ち構えており、激闘を繰り広げた記憶がある方も多いでしょう。
通常、ボスを倒した後はイベントが発生し、自動的に場面転換するか、あるいはそのままダンジョンを出ることになります。しかし、ここで「待った」をかけたいのです。ボスを倒した後、一度ダンジョンを出てから、もう一度その「ボスがいた部屋」に戻ってみてください。
何もいないはずの空間ですが、実はここに隠しアイテムが存在します。これはガイドやヒントが一切ない、完全な隠し要素です。私も最初は確認のために何気なく戻っただけでしたが、そこでアイテムを見つけた時は我が目を疑いました。開発者が用意した、探索好きなプレイヤーへのご褒美と言えるでしょう。
隠しアクセサリー「地の精」の驚異的な性能
再訪問によって入手できるアイテム、それが「地の精」というアクセサリーです。名前だけ聞くと地味な印象を受けるかもしれませんが、その効果はアタッカーにとって必須級の性能を誇ります。
【地の精の効果】
- ブレイク中の敵へのダメージ増加
オクトラシリーズの戦闘システムにおいて、「ブレイク」中にどれだけのダメージを叩き出せるかが勝敗を分けます。このアクセサリーは、その最も重要なタイミングでの火力を底上げしてくれるのです。具体的な倍率は検証中ですが、体感できるレベルでダメージが跳ね上がります。
物理アタッカー、魔法アタッカー問わず恩恵を受けられるため、パーティのメイン火力担当には必ず装備させたい一品です。もし既に取り逃してしまっている場合は、今すぐに禁忌の神殿へ引き返してください。ボスはいませんが、最強への切符が落ちています。
取り返しのつかない要素:キャラクター加入と新エリア
RPGにおいて最も恐ろしいのが「取り返しのつかない要素」です。特に、プレイアブルキャラクター(仲間)が一人減ってしまうというのは、戦力ダウンだけでなく、ストーリー体験としても大きな損失です。ここでは、絶対にミスをしてはいけない「ハイドネ」の加入条件について詳細に解説します。
最強キャラ「ハイドネ」の加入条件と時限フラグ
「ハイドネ」は、本作における最強キャラの一角と評される強力なキャラクターです。しかし、彼女を仲間にするまでの道のりは長く、かつ非常に不親切な設計になっています。
彼女を仲間にするプロセスは以下の通りです。
- サンシェイド参道でハイドネと遭遇・戦闘
- フレイムグレース雪道でハイドネと遭遇・戦闘
- サブクエスト「命の価値」を受注
- 「吸血ことハイドネ」をクリア
問題なのは、ステップ1と2です。通常のキャラクター加入イベントであれば、マップ上にオレンジ色の吹き出しアイコンが表示され、「ここに重要人物がいる」と教えてくれます。しかし、ハイドネに関しては、最初のサンシェイドとフレイムグレースの時点では一切のアイコン表示がありません。
つまり、プレイヤーは何も知らずに道を歩いていて、突然強力なNPCと遭遇しなければならないのです。しかも、彼女は序盤で話しかけると到底勝てないような強さを持っています。「今は勝てないから後回しにしよう」と考えて放置し、そのまま忘れてしまうプレイヤーが続出しています。
「指輪」消失による加入不可のバッドエンド
さらに恐ろしいのが、このイベントには「期限」があることです。ハイドネは物語の根幹に関わる「指輪」を狙って主人公に接触してきます。しかし、ストーリーが進み「新エンド」ルートに入ると、あるイベントを経て主人公の手元から指輪がなくなってしまいます。
指輪がなくなるとどうなるか。ハイドネは主人公を襲う理由を失います。つまり、戦闘イベントが発生しなくなり、仲間にするフラグが完全に消滅するのです。
この「期限」は、新エンドへ向かうラストダンジョンの一歩手前です。ここを超えてしまうと、そのセーブデータでは二度とハイドネを仲間にできません。「あとで回収しよう」と思ってストーリーを進めてしまい、気づいた時には手遅れだったという悲劇が、SNS上でも数多く報告されています。彼女は機械特効を持つ貴重なキャラですので、必ず期限内にフラグを回収してください。
賢者の島へ行くための「招待状」作成ガイド
船を入手した後に行けるようになる「賢者の島」。ここもまた、強力な仲間とアイテムが眠る重要スポットですが、上陸するためには「招待状」というアイテムを作成する必要があります。そして、その素材となる「手紙の切れ端」集めが、これまた一筋縄ではいきません。
意外な場所にある「手紙の切れ端」全5枚の場所
招待状を作るには、世界各地に散らばる「手紙の切れ端」を5枚集める必要があります。探索好きのプレイヤーなら4枚までは自力で見つけられるかもしれませんが、最後の1枚が非常に厄介です。
以下に全5枚の入手場所をまとめました。
| 番号 | 入手場所 | 詳細・入手方法 |
|---|---|---|
| 1 | シアトポリス | 街中の宝箱から入手 |
| 2 | ため水の洞窟 | 洞窟内の青いキラキラを調べる |
| 3 | アトラスダム | 「高貴な猫」からフィールドコマンドでねだる |
| 4 | ジュフの砂丘 | 「白銀の泉」にある青いキラキラ |
| 5 | 魔物闘技場 | 「人食い花」の捕獲依頼中に回収 |
最難関!魔物闘技場の罠
表を見ていただければ分かる通り、1〜4枚目は通常の探索やフィールドコマンドで入手可能です。しかし、5枚目だけは「魔物闘技場」というコンテンツ内の、しかも特定の依頼受注中に入手しなければなりません。
具体的には、闘技場の依頼で「人食い花」の捕獲クエストを受けている最中に、そのダンジョン内にある青いキラキラを調べる必要があります。探索メインで遊んでいたプレイヤーにとって、闘技場はスルーしがちなコンテンツです。しかも、「なぜ手紙の切れ端が闘技場に?」という脈絡のなさも相まって、これに気づくのは至難の業です。
この島で仲間になる「猫(アイラ)」は、後述する隠し要素やエンドコンテンツにも関わる超重要キャラです。闘技場を敬遠している方も、この切れ端のためだけに一度は挑戦してください。
住民アビリティ「猫の気まぐれ」の真価
賢者の島で仲間になる「猫(アイラ)」ですが、彼女が持つ住民アビリティ「猫の気まぐれ」を軽視していないでしょうか。
初期評価を覆す「ウィザードロッド」
加入当初、アイラは「木イチゴ」や「SP回復のプラム」といった、比較的安価な消費アイテムばかりを拾ってきます。そのため、「癒やし枠だが実用性は低い」と判断してパーティから外してしまうプレイヤーも多いです。
しかし、彼女を連れ歩き続けると、ある日突然とんでもないものを拾ってきます。それが「ウィザードロッド」という武器です。
【ウィザードロッドの性能】
- 物理攻撃力:+113
- 属性攻撃力:+300
- 追加効果:攻撃時、確率で対象に「毒」を付与
中盤において、属性攻撃力300という数値は破格です。さらに毒の追加効果は、HPの高いボス戦でじわじわと効いてきます。この武器が「無料」かつ「無限」に手に入る可能性があるというのは、バランスブレイカーと言っても過言ではありません。アイラのアビリティは、根気よく使い続けることで真価を発揮する「大器晩成型」の能力なのです。
クリア後のやりこみ:隠しダンジョンと最強装備「アガペア」
ストーリーをクリアしても、『オクトラ0』の冒険は終わりません。むしろ、ここからが本番と言えるでしょう。その象徴となるのが、隠しタウン「アガペア」です。
隠しタウンへの入り口は「本」
アガペアは、通常のマップ移動では絶対にたどり着けません。行き方は非常に特殊的です。
ラストダンジョンである「巨影の虚空」。このおどろおどろしいダンジョンの道中に、ポツンと一冊の「本」が落ちている場所があります。周囲の風景に溶け込んでおり、非常に見つけにくいのですが、この本を「調べる」ことで初めてアガペアへのフラグが立ちます。
この本を調べるとイベントが発生し、その案内に従って移動することで、地図にはない島「アガペア」へと上陸することができます。この一連の流れはクエストガイドに一切表示されません。「ラストダンジョンで本を読む余裕なんてない」というプレイヤー心理を逆手に取った、意地悪かつ巧妙な隠し要素です。
「肉球のニャイシスト」によるドーピング育成
苦労してアガペアにたどり着いたプレイヤーを待っているのは、本作最強の育成コンテンツです。この街にいる「肉球のニャイシスト」というふざけた名前のNPCから情報を聞き出すと、街の噴水にキラキラが出現します。
ここから入手できるのが「増強ナッツの種」です。これを「シュベールの畑」という場所に植えて育てると、ステータスを永続的に上昇させる各種「増強ナッツ」が収穫できるようになります。
つまり、時間をかければお気に入りのキャラクターのステータスをカンスト(最大値)まで上げることが可能になるのです。「推しキャラを最強にしたい」というプレイヤーにとって、アガペアへの到達は必須条件となります。
サザントスの隠しサブストーリー「不滅の炎」
アガペアに関連して、もう一つ重要なサブストーリーがあります。それが人気キャラクター「サザントス」に関連する「不滅の炎」です。
用のない場所に再訪させる鬼畜仕様
このクエストは、クリア後にサザントスを仲間にし、フィールドコマンド「もっと聞き出す」を行うことでヒントが得られます。「不滅の炎」というキーワードが出てきますが、これもまた具体的な場所の指示がありません。
正解は、先ほど紹介した隠しタウン「アガペア」です。しかし、ここで問題が発生します。サザントスを仲間にできるのはゲームクリア後。アガペアに行くための本を見つけるのはラストダンジョン攻略中。
もし、プレイヤーが一度アガペアの探索を終えてしまっていた場合、「もう用はない」と思って二度と行かない可能性があります。しかし、このクエストを進めるには、サザントスを連れて再びアガペアを訪れ、そこにいるNPC「ミサ」と会話をする必要があります。
「用が済んだ隠しマップに、特定のキャラを連れて戻る」という導線は非常に気づきにくく、多くのプレイヤーがここで詰まります。
聖剣フステラルダの性能
このクエストのボス「魔剣の呪い」を倒すと手に入るのが、「聖剣フステラルダ」です。
【聖剣フステラルダの性能】
- 物理攻撃力:+390
- 属性攻撃力:+390
- 特殊効果:戦闘開始時 BP+1
物理・属性ともに最高クラスの数値を持ちながら、さらに「BP+1」という強力なパッシブ効果がついています。これにより、開幕から強力なアビリティを放つことが可能になり、雑魚戦の周回効率やボス戦の初動が劇的に変わります。苦労して手に入れる価値は十分にあります。
開発者からの挑戦状:スタッフルームへの道
最後に紹介するのは、真のエンドコンテンツとも言える「スタッフルーム」です。昔のRPGにはよくあった「開発室」ですが、本作ではその入室条件が異常なほど複雑です。
手順1:不思議な家の建築とアイラの配置
まず、アガペアで入手できる「不思議な鍵」と、素材アイテム「木材×30」「上鉄材×20」を組み合わせて、「不思議な家」という施設を建築する必要があります。
家が完成したら、そこに先ほど紹介した猫のキャラクター「アイラ」を配置します。なぜアイラなのか。これについてのヒントは、家を建てた際に発生するチャットイベントでの一言のみ。「アイラが家について何か言及する」という些細な会話を見逃すと、誰を配置すべきか全くわからなくなります。
手順2:騒雲の法力を台座へ
次に、新エンド後の裏ボスを倒すことで入手できる「騒雲の法力」というアイテムが必要です。これを、不思議な家の中にある台座にはめ込みます。
これもまた、チャットイベントで「台座に何かはまるかも?」程度のヒントしか出ません。裏ボスドロップという超レアアイテムを、家の家具の一部として使うという発想に至るには、かなりの柔軟性が求められます。
報酬:シャットアウトリボンと開発者の想い
これら全ての条件を満たすと、隠し扉が開き「スタッフルーム」へと入ることができます。中では、本作の開発に携わったスタッフたち(NPC)が宴を楽しんでおり、プレイヤーへの感謝のメッセージを聞くことができます。
さらに、ここで入手できるアイテム「シャットアウトリボン」は、装備すると「敵とのエンカウントが完全に無くなる」という効果を持っています。これがあれば、未探索エリアの宝箱回収や、景色を楽しみながらの散歩がストレスフリーで行えます。また、ゲーム内の楽曲(BGM)も入手可能です。
まとめ
今回は、『オクトラ0』における初見では絶対に見落としてしまう8つの要素について解説しました。
- 未返却本を探せ:アトラスダムの図書館で受注。ガイド無効のため、世界中のNPCをチェック。報酬は「司書のお守り」。
- 禁忌の神殿:ボス撃破後に部屋に戻ると「地の精」を入手可能。
- 賢者の島:手紙の切れ端5枚目は魔物闘技場の依頼中に回収。
- 猫の気まぐれ:アイラが超強力な「ウィザードロッド」を拾ってくる。
- ハイドネ:新エンド突入前に必ず仲間にする。それ以降は加入不可。
- アガペア:ラスダンの本を調べて隠しタウンへ。ドーピングアイテムの栽培が可能。
- 不滅の炎:クリア後、サザントスを連れてアガペアへ。報酬は「聖剣フステラルダ」。
- スタッフルーム:不思議な家にアイラと騒雲の法力をセットして解禁。
本作は「旅」をテーマにしているだけあって、寄り道や無駄と思える探索にこそ、本当の宝物が隠されています。今回紹介した要素は、どれも一筋縄ではいかないものばかりですが、それを乗り越えた先には強力な装備や感動的な体験が待っています。
特に「ハイドネ」の加入期限や、「アガペア」への到達方法は、知らなければ確実に後悔するポイントです。今まさにプレイ中の方は、この記事を参考に進行状況を確認してみてください。もし既に見逃してしまっていたとしても、2周目のプレイや、まだ間に合うセーブデータがあれば諦めずに挑戦してみてください。
あなたの旅が、より充実したものになることを願っています。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。徹底的な検証とデータ収集に基づいた攻略記事には定評があり、特に「隠し要素」や「やりこみ解説」には並々ならぬ情熱を注いでいる。好きな言葉は「隠し通路」。
※本記事の内容は執筆時点でのゲームバージョンに基づいています。アップデート等により仕様が変更になる可能性がありますのでご了承ください。







