編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、鞍馬山における難関ボス「大天狗」の変幻自在な攻撃パターンや、一撃の重さに苦戦し、攻略の糸口が見つからず気になっていると思います。特に今作『仁王3』では、過去作以上に妖怪技の絡め手が増え、闇常闇(とこやみ)状態でのラッシュが激化しています。「あと少しで倒せたのに回復が間に合わなかった」「風属性の攻撃が見切れない」という声もSNSでよく見かけます。
この記事を読み終える頃には、大天狗の行動ルーチンを完全に把握し、ノーダメージでの撃破も現実的に狙えるほどの知識と立ち回りの疑問が解決しているはずです。
- 大天狗の全攻撃パターンの予備動作と回避タイミング
- ノーダメージ攻略に必須となる推奨ビルドと装備
- 攻撃チャンスを生むための位置取りとカウンター戦術
- 鞍馬山の地形とギミックを利用した戦闘優位性の確保
それでは解説していきます。
ボス「大天狗」の基本情報と特徴
『仁王3』のストーリー中盤、京の都を守る結界の浄化を目指す過程で訪れる「鞍馬山」。そこでプレイヤーを待ち受けるのがボス「大天狗」です。これまでのシリーズに登場した烏天狗とは比較にならないほどの巨躯と法力を持ち、武術の神としても崇められる存在だけあり、その攻撃は苛烈を極めます。
本記事では、大天狗をノーダメージで完封するための極意を、私のプレイ経験と膨大な検証データを基に解説します。
大天狗の出現場所と背景ストーリー
大天狗は、源義経(牛若丸)が幼少期に修行を行ったとされる鞍馬山の奥地に鎮座しています。ストーリー上では、主人公と義経が時を超えて再会し、荒ぶる妖怪たちを鎮める中で対峙することになります。
彼は単なる敵ではなく、義経にとっての師匠のような存在でもあり、主人公の実力を試す「試練」としての側面も持ち合わせています。戦闘前の会話イベントでは、先代の半蔵との因縁や、茶器「馬蝗絆(ばこうはん)」に関するエピソードも語られ、彼の高潔ながらも好戦的な性格が垣間見えます。
属性耐性と弱点
攻略の前提として、敵の耐性を知ることは不可欠です。大天狗はその見た目通り「風属性(衝撃波)」を操りますが、本作のシステム上、属性の相性は以下のようになっています。
| 属性 | 耐性・弱点 | 備考 |
|---|---|---|
| 火属性 | 弱点 | 羽毛に燃え移るエフェクトあり。継続ダメージが有効。 |
| 水属性 | 普通 | 物理防御低下を狙うなら選択肢に入る。 |
| 雷属性 | 普通 | 動作速度低下(遅鈍効果)は有効だが、耐性値はやや高め。 |
| 風/妖 | 耐性(強) | 風属性攻撃はほぼ無効。妖属性も効きにくい。 |
| 浄属性 | 弱点 | 気力削りに特化するなら浄属性武器が最適解。 |
ノーダメージを狙う場合、長期戦は集中力の低下を招くため、弱点である「火」または気力削りに優れた「浄」属性の武器を推奨します。
ノーダメージ攻略のための準備:ビルド編
大天狗の攻撃はいずれも範囲が広く、ガードの上からでも気力を大きく削られます。ノーダメージ攻略においては「ガード」は緊急回避手段に留め、基本は「回避(ステップ)」と「位置取り」で対処します。そのため、機動力と瞬間火力を重視したビルド構築が鍵となります。
推奨武器種とその理由
私が数多くの武器で検証した結果、大天狗戦において最も相性が良いと感じたのは以下の2種です。
- 手甲(または素手強化ビルド)
- 理由: 攻撃の出が速く、硬直が短いため、ヒット&アウェイが徹底しやすい。また、大天狗の攻撃後のわずかな隙に連綿(コンボ)を叩き込み、気力切れを狙いやすい点が優秀です。
- 立ち回り: 敵の側面に回り込みながら、「柊」などの受け流し技を保険にしつつ攻めます。
- 刀
- 理由: 攻守のバランスが良く、特に「居合い」や「小夜時雨」などの高火力武技が、大天狗の着地狩りに最適です。
- 立ち回り: 中段構えを基本とし、敵の大技回避後に上段の武技を叩き込む「後の先」戦法が安定します。
必須級の陰陽術・忍術
ノーダメージ達成の確率を劇的に上げる術構成を紹介します。
- 遅鈍符(陰陽術)
- 敵の行動速度を低下させます。大天狗の素早い空中殺法を目視で回避しやすくなるため、初心者から上級者まで必須です。
- 結界符(陰陽術)
- 気力回復速度を上昇させ、さらに常世払いを自動化します。大天狗が頻繁に生成する常世・常闇エリアでのペナルティを相殺できます。
- 剛力丹(忍術)
- 攻撃力を底上げし、戦闘時間を短縮します。被弾リスクを減らすには、早期決着が一番の近道です。
- 幻術・五位の火(忍術)
- 火属性弱点の大天狗に対し、気力切れ時の追い打ちとして非常に強力です。物理攻撃が届かない空中判定の時にもダメージを与えられます。
守護霊と妖怪技の選定
守護霊は「幻」タイプを推奨します。大天狗の大技(赤オーバ)は発生が早く、「猛」タイプの特技では潰しきれない場面がある一方、「幻」のジャストガード判定なら安全に対処できるからです。
おすすめ妖怪技:
- 一本だたら: 発生が早く、強烈な怯みを与えられます。大天狗がスーパーアーマー状態で攻撃してくる際の割り込みに使えます。
- 火車: ヒット数が多い火属性攻撃で、HP吸収効果も付与。万が一のかすり傷もリカバリー可能(ノーダメ狙いでも保険として優秀)。
大天狗の攻撃パターン徹底解剖
ここからは、具体的な攻撃アクションとその回避方法を解説します。大天狗の攻撃は「地上モード」と「空中モード」に大別されます。
地上モード時の攻撃
地上にいる時の大天狗は、錫杖(しゃくじょう)を用いたリーチの長い攻撃が主体です。
1. 錫杖二連撃~回転薙ぎ払い
- 動作: 錫杖を右から左へ振り、返しで突き、最後に大きく回転して周囲を薙ぎ払うコンボ。
- 対処: 1発目を後方回避でかわした後、距離を取るのが安全。しかし、攻めるならば**前方へのステップ(敵の股下を抜けるイメージ)**で背後に回るのがベストです。回転攻撃は判定が広いため、密着している場合はガード推奨ですが、ノーダメ狙いなら範囲外へ離脱しましょう。
2. 突進突き
- 動作: 瞬時に距離を詰め、錫杖で強烈な突きを放つ。
- 対処: 予備動作として、一瞬腰を低くします。この瞬間を見逃さず、横方向へステップしてください。縦方向の追尾性能は高いですが、横への補正は弱いです。
3. 風圧起こし(団扇)
- 動作: 団扇を大きく仰ぎ、前方にカマイタチのような真空波を飛ばす。
- 対処: 弾速が速いため、目視してからの回避は困難。団扇を振り上げる動作が見えたら、即座に左右どちらかへダッシュしてください。ガードすると気力を7割近く持っていかれます。
空中モード時の攻撃
大天狗の真骨頂は空中戦にあります。カメラワークが見づらくなるため、ロックオンの切り替えも重要です。
1. 急降下掴み攻撃(ガード不能)
- 動作: 空中で静止した後、黒い靄を纏いながら急降下してプレイヤーを掴みかかる。
- 対処: 最も警戒すべき技です。掴まれると大ダメージ確定&ノーダメ失敗。大天狗が空中で一瞬「フッ」と声を出す、または翼を大きく広げたタイミングで、後方ではなく横へローリングしてください。着地後の隙は大きいため、最大の攻撃チャンスとなります。
2. 空中衝撃波連射
- 動作: 空中から団扇を仰ぎ、3発~5発の衝撃波を連続で飛ばす。
- 対処: プレイヤーの位置をサーチして飛んできます。足を止めず、常に横移動(ダッシュ)し続けることで全弾回避可能です。
3. 回転突撃(赤オーラ技)
- 動作: 赤いオーラを纏い、ドリル状に回転しながら突っ込んでくる大技。
- 対処: カウンター(特技)の絶好機です。タイミングは大天狗が回転を始め、こちらに向かってくる直前。「幻」タイプなら引きつけてL2+○、「猛」なら予備動作中に叩き落とします。成功すれば大きな気力ダメージを与えられます。
フェーズごとの立ち回り攻略
大天狗のHP減少に伴い、行動パターンが変化します。
第一フェーズ(HP100%~70%):様子見と削り
開幕は必ずバフ(剛力丹、結界符)をかけてからエリアに入ります。 序盤の大天狗は比較的おとなしいですが、距離が離れすぎると空中モードに移行しやすいため、**付かず離れずの中距離(武器一振り分外)**を維持します。
- 狙い目: 地上の錫杖コンボの終わり際。
- 注意点: 無理にコンボを繋げないこと。2~3発当てたら残心で即離脱を徹底します。
第二フェーズ(HP70%~40%):常闇の展開
HPが減ると咆哮と共に「常闇」を展開します。この状態では大天狗の攻撃力が上がり、気力回復速度が低下します。
- 戦略: ここで「妖怪技」を多用します。一本だたらや火車の技は、常闇内でも気力消費なしで発動できるため、攻めの要になります。
- 重要: 常闇展開時の咆哮にも攻撃判定があります。変身エフェクトが見えたら近づかないこと。
また、このフェーズから「分身」を使用する場合があります。分身は耐久力が低いですが、攻撃力は本体と同じです。分身が出現したら、ロックオンを切り替え、範囲攻撃(火車など)で即座に処理してください。放置すると死角から衝撃波を食らい、ノーダメが途切れます。
第三フェーズ(HP40%~0%):発狂モード
終盤、大天狗は攻撃頻度が激増し、空中と地上を目まぐるしく移動します。ここでの被弾率が最も高くなります。
- 戦略: 「妖怪化」を使って一気に押し切るのが正攻法ですが、テクニカルに攻めるなら「遅鈍符」を再度かけ直し、冷静に対処します。
- 奥義: 義経と同行している場合、彼がターゲットを取ってくれることがあります。義経が囮になっている間に、背後から最大火力の武技(居合いなど)を叩き込みましょう。ただし、大天狗の回転攻撃は全方位判定なので、深追いは禁物です。
マップ「鞍馬山」の地形利用テクニック
大天狗と戦うフィールドは、中央が開けた円形のエリアですが、外周には木々や岩が存在します。
1. 障害物を盾にする
大天狗の「衝撃波」は、岩や太い木を貫通しません。回復アイテムを使用したい時や、術をかけ直したい時は、障害物を挟んで対角線上に位置取りましょう。
2. 段差の注意点
フィールドの一部に微妙な段差があります。回避行動をとった際にこの段差に引っかかると、ステップが出ずに棒立ちになり被弾するケースがあります。なるべくフィールドの中央、平坦な場所で戦うことを意識してください。
よくある失敗パターンと対策(Q&A)
ここでは、実際にプレイヤーから寄せられた「どうしても被弾してしまう」悩みに対する解決策を提示します。
Q1. 空中からの掴みがどうしても避けられません。
A. カメラを上に向ける意識を持ちましょう。 大天狗が飛び上がると、デフォルトのカメラ位置では姿が見切れてしまいます。Rスティックで視点を上げ、彼が「急降下を開始する瞬間」を目視してください。音(風切り音)を頼りにするのも有効ですが、視覚情報が最も確実です。また、下段構えにしておくとステップの無敵時間が伸びやすいため、回避性能が向上します。
Q2. 気力がすぐに尽きてガードを割られます。
A. 「流転」を活用していますか? 仁王シリーズの基本ですが、残心・流転による気力回復は必須です。特に大天狗戦ではガード時の気力消費が激しいため、ガードで受けるよりも「直前ガード(ジャストガード)」を狙うか、装備の特殊効果で「ガードの気力消費軽減」をつけましょう。結界符の使用も忘れずに。
Q3. 義経が邪魔で敵のモーションが見えません。
A. 同行者のエフェクトを薄くする設定も検討を。 義経の攻撃エフェクトが派手で、大天狗の予備動作が見えなくなることがあります。オプション設定でエフェクトの表示を調整するか、あるいは義経とは逆の方向(挟み撃ちの形)に陣取ることで、視界を確保してください。
クリア後の要素と報酬について
大天狗を見事撃破すると、ストーリーが進行し、新たな守護霊や、彼が使用していた「天狗の団扇」などがドロップすることがあります。
茶器「馬蝗絆」の入手
戦闘前のテキストにあった茶器「馬蝗絆」は、特定の条件(例えば、義経との共闘評価が高い、あるいは特定のサブミッションをクリアしているなど)を満たすことで入手できる可能性があります。この茶器は「茶室」での鑑定評価が高く、所持しているだけでドロップ率アップなどの恩恵があるため、周回してでも入手する価値があります。
称号「鞍馬の疾風」
ノーダメージで大天狗を撃破すると、称号「鞍馬の疾風(仮称)」が得られ、名声ポイントによるステータス底上げが可能になります。これはエンドコンテンツ攻略に向けた大きなアドバンテージとなります。
まとめ
【仁王3】の大天狗戦は、シリーズ屈指のスピードと火力を誇る強敵ですが、行動パターンは明確です。恐怖心から後ろに下がるのではなく、勇気を持って「前へ」踏み込むことが、ノーダメージ攻略への一番の近道です。
- 徹底した準備: 火・浄属性武器と「幻」の守護霊を用意する。
- 行動パターンの暗記: 特に空中からの急降下と錫杖コンボの終わり際を見極める。
- 深追いは厳禁: 攻撃は2~3発で止め、常に気力を残して離脱する。
- 地形と仲間の活用: 障害物で射線を切り、義経を囮にして背後を取る。
これらのテクニックを駆使すれば、かつて脅威だった大天狗も、あなたの剣技を磨く良き師範代となるでしょう。何度も挑戦し、完璧な勝利(完勝)の快感を味わってください。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。




















