編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、ストーリーをクリアして「最強装備である八尺瓊勾玉(カニタマ)をどうやって手に入れるのか」「クリア後の新要素には何があるのか」が気になっていると思います。
この記事を読み終える頃には、八尺瓊勾玉の入手ルートの確率と、クリア後のエンドコンテンツの遊び方の疑問が解決しているはずです。
- 揃え効果必要数マイナス1の恩恵解説
- クリア後難易度「将軍の旅路」の詳細
- 新レアリティ「神器」と「恩寵」の仕組み
- 魑魅の加護を活用した効率的な周回方法
それでは解説していきます。
仁王3における「八尺瓊勾玉」の性能と必須級である理由
シリーズ通してのファンにはお馴染みですが、『仁王3』においても「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」、通称「カニタマ」は最強のビルドを構築する上で絶対に欠かせないアクセサリーです。
まずは、なぜこのアイテムがこれほどまでに重要視されているのか、その性能と具体的なメリットについて深掘りしていきます。
唯一無二の特殊効果「揃え効果の必要装備品数-1」
八尺瓊勾玉が最強と呼ばれる所以は、固定で付与される特殊効果**「揃え効果の必要装備品数-1」**にあります。
これは文字通り、防具や武器に設定されている「揃え効果」を発動させるために必要な装備数を1つ減らしてくれるという、ルールブレイカーな性能を持っています。
具体的な発動例とメリット
例えば、今回の『仁王3』で強力な軽装ビルドとして人気のある「鳶加藤(とびかとう)」シリーズを例に挙げてみましょう。
本来、鳶加藤シリーズの最強効果である「6つ揃え」の効果を発動させるには、武器や防具を含めて合計6箇所の装備枠を鳶加藤シリーズで埋める必要があります。しかし、八尺瓊勾玉を装備している場合、以下のようになります。
| 項目 | 八尺瓊勾玉「なし」 | 八尺瓊勾玉「あり」 |
|---|---|---|
| 必要な装備数 | 6箇所 | 5箇所 |
| 空きスロット | 0箇所 | 1箇所 |
| 発動効果 | 6つ揃えまで発動 | 6つ揃えまで発動 |
このように、5箇所装備するだけで6つ揃えの効果がフル発動します。これにより、装備枠が1つ自由になるという絶大なメリットが生まれます。
複数の揃え効果を重複させる「複合ビルド」が可能に
装備枠が1つ空くことで、何ができるようになるのでしょうか。 それは、**「別の揃え効果を持つ装備を混ぜる」**という高度なカスタマイズです。
空いた1枠に、全く別のシリーズ防具(例えば重装の盾無シリーズなど)を装備したとします。通常であれば1つ装備しただけでは何も起きませんが、八尺瓊勾玉の効果は「全ての揃え効果」に適用されるため、1つ装備しただけで「2つ揃え」の効果が発動します。
- メインの揃え効果(6つ揃え):フル発動
- サブの揃え効果(2つ揃え):発動(体力増強やダメージカットなど)
このように、八尺瓊勾玉があるだけで、キャラクターのステータス底上げや、攻撃力特化、防御力特化といったビルドの幅が劇的に広がります。これが、仁王3において八尺瓊勾玉が「人権装備」や「必須装備」と呼ばれる理由です。
八尺瓊勾玉自体にも「恩寵」が付与される
さらに今作『仁王3』の強力な点は、八尺瓊勾玉自体にもランダムで**「恩寵(おんちょう)」**と呼ばれる特殊な揃え効果が付与されることです。
私のデータでは「大黒天の恩寵」が付与された八尺瓊勾玉を入手しました。 恩寵システムについては後述しますが、これにより「カニタマ自体が持つ恩寵効果」+「カニタマの-1効果」が組み合わさり、装備構成のパズルがより奥深く、楽しいものになります。
八尺瓊勾玉の入手方法と厳選ルート
性能を理解したところで、最も重要な入手方法について解説します。 結論から言うと、八尺瓊勾玉は1周目のストーリー中には入手できません。
エンディングを見た後の「クリア後要素」として解禁されるため、まずはメインストーリーを完走させることがスタートラインとなります。
クリア後のドロップ解禁条件
ストーリーをクリアすると、ドロップするアイテムのレアリティテーブルが変化し、新たな最高レアリティ**「神器(じんぎ)」**(緑色の文字)がドロップするようになります。
八尺瓊勾玉は、この「神器」レアリティの小物としてドロップします。 しかし、ただ漫然と敵を倒しているだけでは、そのドロップ率は極めて低く設定されています。私が実際に2周目をプレイした感触でも、普通に進めていては数十時間で1個出るか出ないかというレベルです。
そこで重要になるのが、今作からの新システムである**「魑魅(すだま)の加護」**です。
「魑魅の加護」によるドロップ率アップ
クリア後、神社のメニューに**「魑魅の加護」**という項目が追加されます。 これは、特定のアイテムや装備シリーズを指定することで、そのアイテムのドロップ率を意図的に引き上げることができる画期的なシステムです。
八尺瓊勾玉を狙う設定手順
- 神社のメニューから「魑魅の加護」を選択する
- ターゲット設定画面を開く
- 小物カテゴリから「八尺瓊勾玉」を選択してセットする
この設定を行うことで、敵からのドロップや宝箱から八尺瓊勾玉が出現する確率が目に見えて向上します。 もちろん、それでも「ボロボロ落ちる」というわけではありませんが、設定しない場合と比べると雲泥の差があります。2周目を開始したら、まず最初にこの設定を行うことを強く推奨します。
「記憶の再戦」を利用した周回ファーミング
今作では、一度クリアしたボスの拠点や、「達人ミッション(修行ミッション)」を、専用アイテムを消費して即座に再戦できる機能が追加されています。
- 消費アイテム:悔恨の砂(達人用)、陰気の赤砂(拠点・ボス用)
- 入手方法:2周目の「遺戦巻き(ミッション報酬)」などで入手
特に「陰気の赤砂」を使用して敵拠点のボスを強化状態で呼び覚まし、再戦するルートがおすすめです。強化されたボスはドロップ品質が高くなる傾向にあり、ここで「魑魅の加護」の効果を最大限に活かすことができます。
リセマラの小ネタ(自己責任で)
ボスを倒してアイテムがドロップした瞬間、もし目当ての八尺瓊勾玉や欲しい神器が含まれていなかった場合、オートセーブが挟まる前に素早くタイトル画面に戻ることで、消費アイテム(赤砂)を消費せずに再戦できる場合があります。 (※アップデート等で修正される可能性もあるため、あくまで小ネタとして捉えてください)
クリア後要素1:新難易度「将軍の旅路」
ここからは、八尺瓊勾玉以外のクリア後要素について徹底解説していきます。 エンディング後に解放される最大のコンテンツが、新難易度**「将軍の旅路」**です。
マップと探索度の仕様変化
デフォルトの難易度「四木の旅路」に加え、マップ画面でいつでも「将軍の旅路」に切り替えが可能になります。
- ストーリー:1から再スタート
- ファストトラベル:解放済み
- 探索度:リセットされ「将軍の旅路の探索度」として新規追加
特筆すべきはファストトラベルが解放されたままである点です。 従来の死にゲーでは2周目も徒歩で移動が必要なケースが多いですが、今作では最初から目的地近くへ飛べるため、ボスラッシュのような感覚でスピーディーにストーリーを進めることができます。
収集要素の復活と報酬の変化
1周目で回収済みの「地地子(木霊のような収集要素)」や宝箱も、2周目のマップではある程度復活しています。
- 1周目で入手済みの場合:2周目では「素材」や「消費アイテム」が入手可能
- 1周目で未入手の場合:通常通り収集可能
これにより、探索を再度楽しむメリットが用意されています。「将軍の旅路の探索度」を上げることで「幸運+10」などの永続バフが得られるため、トレハン効率を上げるためにも探索は避けて通れません。
クリア後要素2:新レアリティ「神器」と「恩寵」
先ほど少し触れましたが、装備掘りのメインとなるのが新レアリティ**「神器(じんぎ)」**です。 1周目の最高レアリティ「最上大名物(紫)」の上位にあたる、緑色の輝きを放つ装備品です。
神器の主な特徴
- 特殊効果枠の増加 最上大名物では4つまでしか付かなかった特殊効果が、神器では5つ目が追加されることがあります。これにより、より特化した性能を作り出すことが可能です。
- 基本性能の底上げ 攻撃力や防御力の基礎値が大幅に上昇しています。2周目の敵は非常に強力なため、早めに全身を神器に換装することが攻略の鍵となります。
- 「+値」による強化 神器には「レベル160(+1)」のようにプラス値が付与されます。同じプラス値を持つ装備を「魂合わせ」することで強化値を伸ばし、装備レベル170以上相当の性能へと育て上げることができます。
揃え効果を持たない装備を救済する「恩寵」システム
これがハクスラ要素の真骨頂です。 通常、特定のセット装備(例:赤鬼の鎧など)には固定の揃え効果がありますが、汎用装備にはありませんでした。 しかし、クリア後の神器には、そういった汎用装備にランダムで**「〇〇の恩寵」**という揃え効果が付与されます。
- 稲荷の恩寵:属性攻撃力アップ
- 大黒天の恩寵:ドロップ率や幸運アップ
- 弁才天の恩寵:多芸多才(技を当てるごとに攻撃力アップ)
八尺瓊勾玉にもこの恩寵が付くため、「全身を違う防具で固めているのに、恩寵の効果で統一された強力なシナジーを発揮する」という構築が可能になります。
クリア後要素3:強化された敵と「大名物の魂代」
妖怪技を使用するために必要な「魂代(たましろ)」にも、クリア後の拡張要素があります。
青文字レアリティ「大名物」の解禁
1周目では黄色文字までしか落ちなかった魂代ですが、2周目からは青文字の**「大名物」レアリティ**がドロップするようになります。
「地獄好き」モンスターの討伐が鍵
ただし、大名物の魂代を入手するには特殊な条件があります。 それは、各マップに出現する**「地獄好き」**の二つ名を持つ強化個体を倒すことです。
- 条件:対象の妖怪の「地獄好き」個体を一度でも倒す
- 効果:その妖怪の大名物魂代がドロップテーブルに追加される
- ボーナス:同種の地獄好きを倒せば倒すほど、大名物のドロップ率が上昇する
例えば「砂かけ婆」の大名物魂代が欲しければ、マップを探索して「地獄好きの砂かけ婆」を見つけ出し、討伐する必要があります。
3つ目の特殊効果
大名物の魂代には、通常よりも多い3つの特殊効果が付与されます。 この3つ目の枠は完全にランダムで決定されるため、「妖怪技のダメージアップ」や「妖力加算量アップ」など、理想のオプションが付いた魂代を求めて何百回も妖怪を狩り続ける……という、終わりのないやり込み沼が待っています。
効率的なプレイサイクルの提案(まとめ)
ここまで解説した要素を組み合わせた、クリア後の効率的なプレイサイクルを提案します。
- 難易度変更:「将軍の旅路」に変更する。
- 設定:神社で「魑魅の加護」に「八尺瓊勾玉」と「欲しい恩寵の装備(例:鳶加藤)」をセットする。
- 攻略:ファストトラベルを活用し、効率よくミッションを進めて「神器」を集める。
- 素材集め:ミッション報酬で「悔恨の砂」「陰気の赤砂」を集める。
- 厳選:赤砂を使い、ボス拠点を「強化状態」で周回して、高レベル・良オプションの八尺瓊勾玉や神器を狙う。
- 魂代:道中で「地獄好き」を見つけたら必ず倒し、大名物魂代のドロップを解禁させる。
このサイクルを回すことで、キャラクターは飛躍的に強くなります。 特に仁王3では、鍛冶屋での「神器の鍛造」はクリア直後の段階では解禁されていないようなので(筆者プレイ時点)、ドロップによる厳選がメインとなります。
まとめ
仁王3のクリア後要素は、まさにここからが本番と言えるほどのボリュームがあります。 特に「八尺瓊勾玉」の入手は、ビルド構築のスタートラインです。「将軍の旅路」での厳しい戦いを勝ち抜くためにも、まずは魑魅の加護を設定し、カニタマ掘りから始めてみてはいかがでしょうか。
最強の装備を作り上げ、さらに凶悪になった妖怪たちをなぎ倒す爽快感は、このゲームでしか味わえない最高の体験です。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。




















