編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、高難易度ミッションでの「回復薬不足」や、敵の体力を削りきれずにジリ貧になってしまう「火力不足」が気になっていると思います。
特に『仁王3』は敵の攻撃が激しく、一瞬の隙が命取りになる場面も多いですよね。「アムリタ回復だけでは追いつかない」「もっと安全に、かつ高火力で敵を溶かしたい」という悩みは、初心者から上級者まで共通の課題です。
この記事を読み終える頃には、回復アイテムを一切使わず、攻撃し続けるだけで体力が全回復する「最強の回復手段」と、敵を瞬時に無力化する「超汎用混沌ビルド」の全貌を理解し、攻略の悩みが解決しているはずです。
- 物理30%属性60%の脅威的な吸収率を誇る最強陰陽術
- 攻撃力と術威力の意外な相関関係と隠れたダメージ計算式
- 忍術と斧を使い分ける超汎用型混沌付与ビルドの構築法
- 遠近両用で隙がない立ち回りとボス戦での完封パターン
それでは解説していきます。
意外な真実|ダメージと回復量の隠された仕組み
皆さんは、『仁王3』におけるダメージ計算や回復量の決定プロセスをどこまで正確に把握していますか?
「陰陽術の威力は『呪』のステータスを上げればいい」「忍術は『忍』を上げればいい」
そう考えているプレイヤーが大多数だと思います。もちろん、それは間違いではありません。しかし、検証の結果、それだけでは説明がつかない「隠れた要素」が存在することが判明しました。
まずはビルド紹介の前に、この重要な基礎知識について解説します。これを知っているかどうかで、最終的な火力が数千、数万単位で変わってきます。
術ダメージは「武器攻撃力」に依存する
驚くべきことに、陰陽術、忍術、そして妖怪技(魂代)のダメージは、現在装備している武器の攻撃力に大きく依存します。
実際に検証を行ったデータをご覧ください。同じ陰陽術(符)を使用し、攻撃力だけを変えた場合のダメージ比較です。
| 条件 | 武器攻撃力 | 術ダメージ |
|---|---|---|
| 高攻撃力装備 | 2583 | 1334 |
| 低攻撃力装備 | 1981 | 1223 |
このように、武器の攻撃力が約600下がると、術のダメージも100以上低下しています。
これは「特殊効果」による変動ではありません。純粋にステータス上の攻撃力が術の威力計算式に組み込まれていることを示しています。つまり、キャスター特化のビルドであっても、手に持つ武器のレベルや強化値を疎かにしてはいけないということです。
陰陽術スロットの「魂代レベル」の罠
さらに盲点となりがちなのが、陰陽術の支度(インの座)にセットしている「魂代」のレベルです。
支度画面では、プレイヤーのステータス反映値がグレーアウトしているため、「ここはレベルに関係なく、効果だけで選べばいい」と勘違いしがちです。しかし、ここにも落とし穴があります。
【魂代レベルによる術ダメージの変動】
- レベル130の魂代:ダメージ 1334
- レベル79の魂代:ダメージ 1164
レベル差によって、ダメージに約170もの差が生じました。 「たかが170」と思うかもしれませんが、高難易度コンテンツでこれを何十発も撃つことを考えれば、総ダメージ量には大きな差が出ます。
メインで使用する陰陽術に関連する魂代は、妥協せずにレベルを上げておくことが、最強ビルドへの第一歩です。
「護身符」と「呪」ステータスの密接な関係
おまけとして、防御の要である「護身符」についても触れておきましょう。 「護身符」は一定量のダメージを無効化するバリアを張る術ですが、この耐久値もステータスに依存します。
- 呪 40:バリアが割れやすい
- 呪 99:体感で分かるほど耐久値が向上
さらに、「ぬっぺふほふ」などの自動回復効果を持つ魂代の回復量も、「呪」のステータスが高いほど増加します。 つまり、中途半端にステータスを振るよりも、特化させた方が攻守ともに恩恵が大きいというわけです。
アムリタ回復は不要|最強の回復陰陽術「人魚の魂の廊」
さて、ここからが本題です。 今作において「仙薬」や「アムリタ吸収回復」を過去のものにする、革命的な陰陽術が存在します。
その名は**「人魚の魂の廊(ろう)」**です。
多くのプレイヤーが見落としがちなこの術ですが、その効果は「ドレイン(吸収)」です。しかし、ただのドレインではありません。回復係数が異常なほど高く設定されているのです。
物理30%・属性60%という驚異の回復率
「人魚の魂の廊」の効果を詳細に検証しました。 術を敵に当てるとデバフが付与され、その敵を攻撃するたびに自身の体力が回復します。
その回復量は以下の通りです。
| ダメージ種類 | 回復割合 | 実数値例(与ダメ→回復) |
|---|---|---|
| 物理ダメージ | 30% | 4000ダメ → 1200回復 |
| 属性ダメージ | 60% | 4600ダメ → 2770回復 |
ご覧ください。属性ダメージに至っては、与えたダメージの半分以上が回復量として還元されます。
例えば、斧の上段攻撃や「大旋風」のような高火力技を当てれば、一撃でHPが1000〜2000回復するのは当たり前。 さらに恐ろしいのは、遠距離からの「忍術(火車剣など)」や「陰陽術弾」でも回復する点です。
敵に近づかずに火の玉を投げているだけで、減った体力がモリモリ回復し、瞬く間に最大値まで戻ります。これさえあれば、アムリタ回復特化装備を組む必要すらなくなります。
効果時間と入手場所の解説
【性能スペック】
- 効果時間:約48秒(呪99時)
- 使用回数:6回(地獄好きスキル等で強化時)
- 特徴:回復量はステータス依存ではなく固定(序盤でも恩恵特大)
【入手場所】
- 平安時代エリア「八条」の西側
- 拠点を制圧して解放されるファストトラベルポイントからさらに西へ進んだ水辺
- そこにいる人魚型の敵を倒すことでドロップ(確率)
この術は、ゲームの進行度に関わらず、入手した瞬間から「物理30%・属性60%」の恩恵を受けられます。見つけたら絶対に確保しておくべき逸品です。
決定版|超汎用混沌回復ビルドの全貌
それでは、「人魚の魂の廊」を核とした、最強の混沌(こんとん)付与&超回復ビルドの詳細を紹介します。
このビルドのコンセプトは**「忍術でデバフと混沌を撒き、斧で粉砕し、ダメージは即座に回復する」**というものです。 メイン武器は斧を採用していますが、この枠は皆さんの好きな武器に変更可能な「汎用性」も魅力です。
装備構成:忍者スタイル(デバフ&状態異常)
まずは、敵を弱体化させる「忍者」側の装備構成です。「カニ玉(八尺瓊勾玉)」を装備し、セット効果の必要装備数を-1にしている前提で解説します。
【武器・防具】
- メイン武器:京の剣
- 防具(全部位):京の演奏外勢セット
- 7つ揃え効果(霊力天縁):これが最重要です。敵に属性ダメージを与える際、妖力を消費して「与ダメージ」と「状態異常蓄積量」を大幅に増加させます。
【第2武器】
- 武器:早鷹(ハヤタカ)
- 2つ揃え効果:忍術ゲージ加算量 +15%。これを挿すだけで忍術の回転率が劇的に向上します。
【遠距離・小物】
- 恩寵:大黒天の恩寵(4つ揃え)
- 効果:防御反映(忍術威力)B-。忍術ビルドの脆さをカバーします。
- ※補足:もし「弁才天の恩寵」を持っているなら、そちらの「攻撃動作中の被ダメージ -6%」の方が防御性能は高いです。
【守護霊】
- メイン:真・長老(雷属性)
- 理由:守護霊技(瞬)の発動が早く、ほぼ全ての敵を一撃で「雷やられ」にできるため、混沌の起点として最適です。
装備構成:侍スタイル(メイン火力)
次に、敵を物理で粉砕する「侍」側の構成です。
【武器・防具】
- メイン武器:怪童のまさかり
- 防具:怪童丸セット(2箇所)
- 4つ揃え効果:溜め攻撃中に怯まない(ハイパーアーマー)、攻撃動作中の被ダメージ -10.2%。
- 斧の「大旋風」をゴリ押しで当てるために必須の性能です。
【恩寵】
- 稲神(イナガミ)の恩寵:残りの枠すべて
- 5つ揃え&7つ揃え:雷状態の敵へのダメージアップ、混沌状態の敵へのダメージアップ。
- さらに、属性をまとわせた武器のダメージ+28%という破格の性能を持ちます。
ビルドの核心となる特殊効果
装備を揃えるだけでなく、焼き直しや継承で以下の特殊効果を優先的に付けてください。
- 攻撃動作中の被ダメージ軽減:合計で-50%近くを目指します。斧で殴り合う際の生命線です。
- 気力回復速度・攻撃の気力消費軽減:大旋風を回し続けるスタミナ確保のため。
- 被ダメージで妖力加算:被弾前提の立ち回りになるため、妖力回収効率を上げます。
ステータスとスキルの最適解
レベル200前後を想定した、無駄のないステ振りとスキル選択を解説します。
ステータス振りの優先順位
- 呪(99):最優先。術の威力、持続時間、容量に直結します。
- 体・剛・技:装備の要求ステータスを満たす最低限(10〜20程度)。
- 忍:忍術容量確保のため適量。
- 余り:技や武など、攻撃力に反映されるステータスへ。
必須級のおすすめスキル
【陰陽スキル】
- 切な(せつな):術の動作短縮。必須です。
- 陰の長久:術の効果時間延長。
- 陰陽の妙法:約30%の確率で術を消費せずに使用可能。継戦能力が段違いです。
【侍・武器スキル】
- 一鉄の法:攻撃動作中の被ダメージ10%減。
- 技と発動中の被ダメージ15%減:これらを重ね掛けすることで、驚異的な硬さを実現します。
- 順風の法:状態異常の敵への近接ダメージ増加。
【忍者スキル】
- 死の心得:状態異常蓄積量 +24%。混沌にする速度が変わります。
- 竜渡の法:忍術を当てると「被属性ダメージ増加」を敵に付与。手裏剣一本投げるだけで、その後の術火力が跳ね上がります。
実践投入する術セット
【陰陽術】
- 人魚の魂の廊:今回の主役。
- 護身符:保険として常時展開。
- 極・雷符 / 極・水符 / 極・火符:設置型の属性攻撃。敵を瞬時にやられ状態にします。
- 召雷符などのエンチャント:武器に属性を付与し、稲神の恩寵効果を発動させます。
【忍術】
- 火車剣:火属性やられ付与とダメージソース。
- 幻術各種:遠距離からの回復(ドレイン)用。
- 大筒弾:ゲージが溜まった際のバーストダメージ用。
立ち回りと実戦テクニック
このビルドの真価を発揮するための、具体的な戦闘フローを解説します。 近距離パワー型と遠距離テクニカル型をスイッチして戦うのが最大の特徴です。
開幕〜接敵フェーズ(忍者スタイル)
- バフ展開:戦闘前に「護身符」と武器への属性エンチャント(召雷符など)を使用。
- デバフ付与:接敵と同時に「人魚の魂の廊」を敵に貼り付けます。
- 注意点:敵にしっかり当てる必要があります。回避される場合は、手裏剣等で怯ませてから撃ちましょう。
- 状態異常の起点:守護霊技(真・長老)を発動し、一撃で「雷やられ」にします。
- 混沌完成:「極・水符」や「極・火符」を重ねて撃ち、一瞬で2属性目を付与。「混沌(混乱)」状態へ持ち込みます。
攻撃フェーズ(侍スタイル)
- 武器切り替え:天身などのスキルを経由して侍(斧)スタイルへスムーズに移行。
- 大旋風(Spin to Win):あとは斧を振り回すだけです。
- 回復:攻撃がヒットするたびに、物理ダメージの30%が回復します。
- 防御:攻撃中は被ダメージが50%以上カットされ、スーパーアーマーで怯みません。
- 火力:混沌状態+稲神の恩寵効果で、とてつもないダメージが出ます。
危機管理・リカバリー(遠距離戦)
- 離脱と回復:スタミナが切れたり、護身符が割れたりしたら、すぐに忍者スタイルに戻して距離を取ります。
- 安全圏からの全回復:遠距離から忍術(火車剣など)を投げます。
- 「廊」の効果が残っていれば、属性ダメージの60%が回復するため、数発投げるだけでHPが全回復します。
- ループ:再度、バフをかけ直し、混沌を維持しながら斧で殴るフェーズへ戻ります。
まとめ
今回紹介した「超汎用混沌回復ビルド」は、DLCや高難易度周回を見据えた決定版とも言える構成です。
- 「人魚の魂の廊」による脅威のドレイン能力(物理30%/属性60%)
- 「攻撃動作中被ダメ減」を積んだ斧によるゴリ押し性能
- 忍術による遠距離からの安全なリカバリーと混沌付与
- 武器や恩寵の組み合わせ次第でカスタマイズ可能な汎用性
これらを組み合わせることで、もはや「死ぬ要素が見当たらない」ほどの安定感と高火力を両立できます。 特に、アムリタ回復に頼らない回復手段を確立できたことは、ビルドの自由度を大きく広げる革命的な発見と言えるでしょう。
ぜひ、このビルドを作成して、『仁王3』の過酷な戦場を「回復不要」の無双状態で駆け抜けてください。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。




















