編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、待望の新作『仁王3』を始めたものの、「敵が強すぎて進めない」「システムが複雑で何をすればいいかわからない」「序盤で効率よく強くなる方法が知りたい」といった悩みで手が止まっているのではないかと思います。死にゲー特有の難易度に心が折れそうになっている方もいるかもしれません。
この記事を読み終える頃には、ゲーム設定の最適化から戦闘の基礎、探索のコツまでを完全に理解し、落命を繰り返していた序盤のステージをサクサクと攻略できるようになっているはずです。
- 初期設定で劇的に変わる操作性と画面情報の最適化
- 探索効率を最大化するマップ活用と守護霊選び
- 戦闘が楽になる「斧」のすすめと基本テクニック
- 知らないと損する「魂代(たましろ)」と「地獄武器」の仕組み
それでは解説していきます。
仁王3を始める前に絶対にやっておくべき設定の最適化
『仁王3』のような高難易度アクションRPG(死にゲー)において、プレイヤースキルと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが「ゲーム設定(コンフィグ)」です。 デフォルトの設定のままプレイしている初心者が非常に多いのですが、実は初期設定は必ずしも「最適解」ではありません。
多くの熟練プレイヤーは、ゲームを開始して最初に時間をかけて設定を自分好みにカスタマイズします。 なぜなら、ほんの数フレームの反応速度や、画面から得られる情報の視認性が、生死を分けるからです。
ここでは、私が実際にプレイして検証した「序盤を快適にするための必須設定」を項目別に解説します。
画面表示とHUDのカスタマイズで視認性を向上させる
まず最初に見直すべきは、画面上の情報量です。 『仁王3』は美麗なグラフィックが魅力ですが、戦闘中は敵の動きに集中する必要があります。余計な情報はノイズになりかねません。
1. 体力・気力ゲージの数値化 デフォルトではバー表示のみですが、設定で「数値表示」をオンにしましょう。 具体的には「体力」のみを数値化することをおすすめします。 気力や妖力まで数値化すると画面がごちゃごちゃしてしまいますが、自分のHPが具体的にあと何ポイント残っているかを知ることは、回復薬(仙薬)を使うタイミングを判断する上で非常に重要です。
2. ダメージ表記の整理 攻撃が当たった時のダメージ数値表示も、細かく設定可能です。 自分がどれくらいのダメージを出しているか把握するのは楽しいですが、あまりに数字が飛び交うと敵のモーション(予備動作)を見逃す原因になります。 自分へのダメージ、敵へのダメージのみを表示し、他はオフにするなど、シンプルさを心がけましょう。
3. 頭防具の非表示 これは完全に好みですが、設定で頭装備のグラフィックだけを消すことができます。 自キャラの表情が見えることで没入感が高まりますし、カットシーン(ムービー)中のみ非表示にする設定も可能です。
操作設定の変更でアクションの暴発を防ぐ
次に操作周りです。ここが最も重要と言っても過言ではありません。 特に注目すべきは「アイテムの自動取得」と「ボタン長押しの判定時間」です。
1. アイテム自動取得を「有効」にする デフォルトでは「無効」になっていることが多いこの設定ですが、必ず「有効」に切り替えてください。 敵を倒してドロップした素材や装備を、いちいちボタンを押して拾うのは時間の無駄ですし、乱戦中に拾おうとして隙を晒すリスクもあります。 近づくだけで勝手にインベントリに入ってくる快適さを一度味わうと、もう戻れません。
2. 長押し時間の設定を「短く」する 扉を開ける、宝箱を開ける、NPCと話すといったアクションで求められる「ボタン長押し」。 この判定時間をデフォルトの「3」から「1(最短)」に変更しましょう。 これだけで、探索のテンポが劇的に良くなります。コンマ数秒の短縮ですが、数千回繰り返すアクションなので、チリも積もれば山となります。
3. 画面振動(カメラシェイク)を「無効」にする 迫力を出すためにデフォルトでは画面が揺れる設定になっていますが、攻略の観点からは邪魔でしかありません。 画面が揺れると敵の攻撃を見切りにくくなる上に、長時間プレイしていると3D酔いの原因にもなります。 私は基本的にすべての振動・揺れ設定をオフにしています。
不要な装備を自動で処理する機能の活用
ハクスラ要素のある本作では、膨大な量の装備品が手に入ります。 これらを一つ一つ手動で整理していたら、プレイ時間の半分がメニュー画面になってしまいます。
設定手順
- 自動処分の対象: 「白(コモン)」と「黄色(アンコモン)」を指定。
- 処分の方法: 序盤は「奉納(アムリタに変換)」、中盤以降は「分解(素材に変換)」または「売却(お金に変換)」。
この設定をしておくことで、インベントリがゴミ装備で溢れかえるのを防ぎつつ、自動的に経験値や素材、お金を稼ぐことができます。 特に序盤はレベル上げが重要なので、「奉納」にしておくことで、気づかないうちに大量のアムリタが溜まっていることでしょう。
マップ探索を100%楽しむための基礎知識
『仁王3』はオープンワールド的な要素を取り入れており、探索の自由度が高いのが特徴です。 しかし、ただ闇雲に歩き回るだけでは、重要な強化アイテムを見逃してしまいます。 ここでは、マップを効率よく埋め、キャラクターを強化するための探索テクニックを紹介します。
コンパスとアイコンの見方
画面右上に表示されるミニマップ(コンパス)の設定も見直しましょう。 おすすめは「北向き固定」です。 自分が向いている方向に合わせてマップが回転すると、方向感覚を失いやすくなります。北を固定することで、自分がエリアのどの位置にいるのかを把握しやすくなります。
マップ画面では、R2ボタンでタブを切り替えることで、そのエリアの「収集状況」を確認できます。
- 木霊(こだま)の収集数
- 宝箱の回収率
- 重要アイテムの取得状況
これらが「15/20」のように数値化されているため、取り逃がしがないか一目でわかります。 特に「木霊」は見つけることで仙薬(回復アイテム)の最大所持数が増えたり、ドロップ率が上がったりする恩恵があるため、エリアごとのコンパスを確認しながら根こそぎ見つけていきましょう。
序盤におすすめの守護霊「神鹿(しんろく)」
ゲーム開始直後、あるいは特定のミッションクリア後に選択できる守護霊の中に「神鹿(しんろく)」がいます。 もし選択可能なら、迷わずこれをセットしてください。 (※進行度によって入手時期が異なる場合がありますが、探索用として非常に優秀です)
神鹿の能力:「木霊・魑魅・すねこすり感知」 この能力があると、近くにいる収集対象(木霊など)がコンパス上に表示されるようになります。 これがあるのとないのとでは、探索の効率が段違いです。 壁の裏や崖の下など、目視では見つけにくい場所に隠されていることも多いため、レーダーのように使えるこの能力は初心者にとって最強のサポートツールとなります。
マーキング機能で二度手間を防ぐ
広大なマップを探索していると、「今は通れない扉」や「強すぎて勝てない敵」、「後で取りに来たいアイテム」に出くわすことがあります。 そんな時は、マップ画面を開いて「マーキング(目印設置)」を行いましょう。 最大50個程度まで置けるので、気になった場所にはとりあえずピンを立てておくのが正解です。 「ここに素材あり」「ここに強敵あり」といった自分だけのメモを残すことで、後の周回プレイや再探索がスムーズになります。
戦闘で生き残るための必須テクニックと武器選び
「死にゲー」と呼ばれるジャンルにおいて、戦闘は最大の壁です。 しかし、がむしゃらにボタンを連打するのではなく、システムを理解して立ち回れば、勝率は確実に上がります。 ここでは、初心者が陥りがちなミスを防ぎ、確実に敵を倒すためのメソッドを伝授します。
序盤最強武器「斧」の圧倒的アドバンテージ
『仁王3』には刀、槍、二刀など多彩な武器種が存在します。 どれを使えばいいか迷っているなら、私は断然「斧」をおすすめします。
なぜ斧なのか?
- 一撃の火力が高い: 敵を倒すのに必要な攻撃回数が少なくて済む=被弾のリスクが減る。
- 気力削りが強い: 強攻撃(三角ボタン)を当てるだけで敵のガードを崩しやすい。
- スーパーアーマー: 攻撃モーション中に敵の攻撃を受けても怯みにくい(ゴリ押しが効く)。
刀や二刀はスタイリッシュでかっこいいですが、手数が必要なため、操作が忙しくなりがちです。 また、敵に張り付く時間が長くなるため、その分反撃を受ける可能性も高まります。 斧であれば、「敵の攻撃を避ける」→「強攻撃を一発叩き込む」→「離脱する」というシンプルなヒット&アウェイ戦法で、序盤のボスも驚くほどあっさり倒せることがあります。 操作に慣れていないうちは、斧の圧倒的なパワーに頼ってみてください。
「残心」と「常世払い」を体に叩き込む
仁王シリーズの戦闘における心臓部、それが「残心(ざんしん)」です。 攻撃後にタイミングよくR1ボタンを押すことで、消費した気力(スタミナ)を瞬時に回復する技です。
残心のメリット
- 気力回復: 攻撃を継続できる、または回避用の気力を確保できる。
- 常世払い: 敵(妖怪)が発生させる「常世(とこよ)」という黒いモヤを消すことができる。
妖怪が生み出す「常世」のエリア内では、プレイヤーの気力回復速度が極端に遅くなります。 この状態で戦うのは圧倒的に不利です。 「攻撃したらR1」を呼吸するように行えるようになるまで、雑魚敵で練習しましょう。 敵がモヤを出したら、その中で残心をしてモヤを消す(常世払い)。これができれば、ボス戦の難易度は半分以下になります。
「大技」へのカウンター(特技)
敵が赤く光って繰り出してくる強力な攻撃、通称「大技」。 これはガード不能だったり、ガードしても大ダメージを受けたりする危険な攻撃ですが、最大のチャンスでもあります。
R2ボタン + 各種入力によるカウンター 敵が赤く光った瞬間にタイミングよくカウンター技(特技)を決めると、敵に大ダメージを与えつつ、気力を大きく削ってダウン状態に持ち込むことができます。 これを成功させられるかどうかが、強敵との戦いにおける勝敗を分けます。 失敗すると痛いですが、恐れずに狙っていきましょう。 設定で「大技の出し分け」を有効にしておくと、R2短押しで即座にカウンターが出るようになり、成功率が上がります。
コントローラー設定の「タイプB」がおすすめ
操作設定(キーコンフィグ)にはいくつかのタイプがありますが、アクションが苦手な方には「タイプB」が推奨されることが多いです。 タイプBは、攻撃ボタンと回避ボタンの配置が、他の一般的なアクションゲームに近い配置になっていることが多く、直感的に操作しやすいという特徴があります。 また、特定のコンボや武技が出しやすくなるメリットもあるため、デフォルトのタイプAでしっくりこない場合は、一度タイプBを試してみてください。
キャラクターステータスの振り方とビルドの考え方
レベルアップ時に得られるポイントをどの能力値に振るか、これは永遠の課題です。 しかし、序盤においては「正解」に近い振り方が存在します。
各ステータスの意味と優先度
| ステータス | 主な影響 | 初心者の優先度 |
|---|---|---|
| 体 (Body) | 体力(HP)の上昇 | 最優先 (S) |
| 心 (Heart) | 気力(スタミナ)の上昇 | 優先 (A) |
| 剛 (Stamina) | 装備重量の上限アップ | 重要 (A) |
| 武 (Strength) | 重い武器(斧など)の威力 | 武器による (B) |
| 技 (Skill) | 軽い武器の威力、技術 | 武器による (B) |
| 忍 (Dexterity) | 忍術の威力・容量 | スタイルによる (C) |
| 呪 (Magic) | 陰陽術の威力・容量 | 重要 (A) |
| 霊 (Spirit) | 守護霊の能力解放 | 必要分だけ (B) |
初心者の黄金ルール
- まずは「体」に振る: 死ににくさは正義です。HPが増えれば、即死攻撃を耐えられる可能性が上がります。
- 次に「呪」と「忍」を少し振る: 忍術や陰陽術(バフ・デバフアイテム)を使えるようになると、攻略の幅が広がります。特に回復薬を増やす「薬術」や、敵の動きを遅くする「遅鈍符」などは強力です。
- 装備の要求値を満たす: 防具や守護霊には「体10以上」「剛12以上」といった特殊効果発動の条件があります。これらを満たすために最低限のポイントを振ります。
振り直し(リセット)は気軽にできる
「変なステータスにしてしまったらどうしよう」と悩む必要はありません。 ゲームを進めると、専用のアイテムを使うことでステータスの振り直しが可能になります。 また、スキルポイントに関しても、メニュー画面からL3ボタンなどで簡単にリセットできる場合が多いです。 まずは「斧特化」で進めて、途中で「やっぱり刀が使いたい」と思ったら、その時に振り直せば良いのです。 失敗を恐れずに、今の自分に必要なステータスに投資しましょう。
知っておくと差がつく応用システム
ここからは、チュートリアルではさらっと流されがちですが、実は非常に重要なシステムについて解説します。 これらを活用できれば、脱・初心者も目前です。
「魂代(たましろ)」の陰と陽
妖怪を倒すと手に入る「魂代」。これを守護霊にセットすることで、その妖怪の技を使えるようになりますが、実はセットする枠(スロット)によって効果が変わることをご存知でしょうか。
- 陽(よう)の座: 攻撃的な効果や、物理ステータスアップが発動しやすい。
- 陰(いん)の座: 特殊な効果や、生存能力アップ(「体力が0になっても一度だけ耐える」など)が発動しやすい。
同じ魂代でも、どちらの枠に入れるかで性能が変化します。 例えば、強力な妖怪技を持つ魂代は「陽」に入れて火力を底上げし、自動復活のようなパッシブスキルを持つ魂代は「陰」に入れるといった使い分けが重要です。 メニュー画面でプレビューを見ながら、どちらのスロットが自分のプレイスタイルに合っているか吟味しましょう。
「地獄武器」と愛用度システム
ドロップする武器の中には、禍々しい赤いオーバを纏った「地獄武器」と呼ばれるものが存在します。 これらは通常の武器よりも基礎性能が高いだけでなく、特殊なギミックがあります。
地獄武器の特徴
- 初期状態では真の力が封印されている: 特殊効果の一部がグレーアウトしている。
- 愛用度MAXでスキル習得: 使い込んで愛用度を最大まで上げると、その武器に秘められた専用の武技(スキル)や特殊効果が解放され、自分のスキルとして習得(他の武器でも使えるようになる場合も)できることがあります。
赤いオーラの武器を拾ったら、まずは装備して使い込みましょう。 強力な武技を覚えることで、戦闘のバリエーションが一気に広がります。
温泉を見つけたら必ず入る
マップの各地には隠された「温泉」があります。 入るとHPと気力が全回復し、一定時間リジェネ(自動回復)効果が付くというメリットがありますが、それだけではありません。
真のメリット:交換用アイテムの入手 初めて入る温泉では、「烏子の涙珠(かしのるいじゅ)」のような特殊なアイテムが入手できます。 これは、拠点の「魑魅(すだま)のショップ」で、貴重な製法書(鍛冶屋でアイテムを作るためのレシピ)やレアアイテムと交換するために必要な通貨となります。 温泉に入るだけで、キャラクターの強化に直結する重要なリソースが手に入るのです。 マップ探索中に湯気を見つけたら、敵を無視してでも入りに行きましょう。
「称号」の恩恵ポイントを割り振る
プレイ中に特定の条件(〇〇を100体倒す、特定の武器で勝利するなど)を満たすと「称号」が得られます。 これによって「名声点」のようなポイントが溜まるのですが、このポイントを使ってパッシブステータスを強化できることを忘れがちです。
- 阿行(あぎょう)の恩恵
- 吽行(うんぎょう)の恩恵
メニュー画面の「称号」から、これらの恩恵獲得画面に進めます。 「気力回復速度+1.0%」「獲得金+2.0%」など、一つ一つの効果は微々たるものですが、積み重なると馬鹿になりません。 定期的にここをチェックし、ポイントが溜まっていたら割り振る癖をつけましょう。
まとめ
ここまで『仁王3』の序盤を快適にするためのテクニックを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。 最後に、今回解説したポイントを改めて整理します。
- 設定を見直す: HUDの数値化、アイテム自動取得ON、ボタン長押し短縮は必須。
- 探索を極める: コンパスは北固定。守護霊「神鹿」で木霊を感知。マーキングを活用。
- 斧を使う: 序盤は斧の火力と強靭さに頼るのが正解。
- 残心と常世払い: 気力管理こそがこのゲームのすべて。
- ステータスは「体」優先: まずは死なない体を作る。
- 魂代の使い分け: 陰と陽のスロット効果を確認する。
- 地獄武器を育てる: 愛用度を上げて強力なスキルを吸い出す。
- 温泉に入る: 回復だけでなく、重要アイテムの入手源。
- 称号ポイントを振る: 地味だが確実な底上げ要素。
『仁王3』は確かに難しいゲームですが、理不尽な難しさではありません。 システムを理解し、準備を整えれば、必ず道は開けます。 今回紹介した小技を駆使して、ぜひ自分なりの攻略法を見つけてください。 あなたの侍(あるいは忍者)としての旅路が、実り多きものになることを祈っています。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。特に「死にゲー」ジャンルは全作品トロフィーコンプリートするほどの熱狂的ファン。




















