編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、仁王3の中盤以降の難易度上昇に苦戦している、あるいはボス戦で安定して勝てるビルド構築が気になっていると思います。特に、アクションが少し苦手で「死にゲー」特有のリトライ地獄から抜け出したいと考えているのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、ボスを一方的に拘束し、驚異的な回復力で立ち回る「無限影縫い回復ビルド」の疑問が解決しているはずです。
- ボス行動を強制停止させる影縫い
- 攻撃するほど回復する耐久システム
- 忍術ゲージを無限に回す係水の法
- 厳選不要で再現性の高い装備構成
それでは解説していきます。
仁王3における「無限影縫い回復ビルド」の全体像
今回ご紹介するのは、忍術スキル「影縫い」を軸にした、中盤以降からエンドコンテンツの手前まで活用できる非常に強力なスタータービルドです。このビルドの最大の特徴は、「敵の動きを完全に止める」ことと「攻撃しながら回復し続ける」ことを両立している点にあります。
一般的に「忍者ビルド」というと、遠距離からクナイや手裏剣を投げてダメージを稼ぐ、紙装甲(防御力が低い)だが高火力なスタイルを想像される方が多いかもしれません。しかし、今回解説するビルドは全く異なります。近接攻撃でガンガン殴り合いながら、敵が攻撃モーションに入った瞬間に時を止めるかのように拘束し、さらに殴り続けるという、非常にアグレッシブかつ安全な立ち回りが可能です。
影縫いによる行動阻害の絶対的アドバンテージ
このビルドの核心となるのが「影縫い」という忍術です。 影縫いの性能について詳しく解説すると、**「クナイを投げてヒットした敵の動きを短時間完全に止める」**という効果を持っています。
特筆すべきは、この効果が雑魚敵だけでなく、強敵(中ボス級)や、ステージの最後に待ち受けるボスモンスターにまで有効であるという点です。仁王シリーズにおいて、ボスの動きを強制的にキャンセルさせる手段は非常に限られていますが、影縫いはそれを低コストで実現します。
例えば、ボスが大技を放とうと振りかぶった瞬間に影縫いを当てれば、そのモーションのまま硬直します。これにより、本来であれば回避やガードに専念しなければならないターンを、一方的な攻撃チャンス(俺のターン)に変えることができるのです。これをループさせることで、ボスに何もさせずに完封することも夢ではありません。修正が懸念されるほどの性能ですが、現状の仕様では最強クラスの拘束手段と言えるでしょう。
係水の法による忍術ゲージの高速回転システム
影縫いが強力であることは前述しましたが、通常、忍術には使用回数制限があります。しかし、このビルドでは「係水の法(けいすいのほう)」というスキルを組み合わせることで、実質的に無限に影縫いを投げ続けることを可能にしています。
係水の法の特徴は以下の通りです。
- メリット:忍術ゲージの加算量が85%増加する。
- デメリット:時間経過とともに忍術ゲージが徐々に減り続ける。
一見するとデメリットが重そうに見えますが、実戦では「敵を殴り続ける」ことでメリットがデメリットを遥かに上回ります。攻撃をヒットさせる、あるいは敵の攻撃を見切る(回避する)ことで忍術ゲージがモリモリと回収され、減っていく速度を上回るペースでゲージが回復します。 つまり、「殴ってゲージを溜める」→「影縫いで止める」→「止まっている間に殴ってゲージを溜める」→「また影縫いを投げる」という永久機関が完成するのです。
初心者から上級者まで推奨できる汎用性の高さ
このビルドの素晴らしい点は、再現性の高さにあります。 「特定の揃え効果(セットボーナス)を7つ揃えないと機能しない」とか、「神宝クラスのレア装備が必要」といった高いハードルがありません。
必要なものは、特定のスキルと、鍛造(クラフト)で作成可能な装備、そして入手しやすい魂代のみです。装備の厳選を行わなくても機能するため、ストーリー攻略の中盤で詰まっている方や、ビルド構築の入門編として最適です。まずはこのビルドで攻略を進め、より強力な装備がドロップする高難易度ミッションへ挑む足掛かりにしてください。
必須装備の選定とステータス振りの最適解
このビルドを機能させるためには、適切な武器選びとステータスの配分が重要になります。ここでは、なぜその武器を選ぶのか、どのステータスを優先すべきかを論理的に解説します。
武器選択:多素の旋棍(たそのせんこん)を選ぶ理由
武器種としては「旋棍(せんこん)」を強く推奨します。さらに具体的に言えば、「多素の旋棍」という武器がベストです。
なぜ旋棍なのか?
- 手数の多さ:旋棍は全武器種の中でトップクラスの手数を誇ります。後述する「アムリタ吸収による回復」や「忍術ゲージの回収」は、攻撃ヒット数に依存するため、手数の多い武器ほど相性が良いのです。
- 気力削り性能:敵の気力を削り切る能力が高く、影縫いで止めた後に一気に気力を削り、組み討ちや追い打ちへ繋げやすい特徴があります。
なぜ「多素の旋棍」なのか? この武器には固有効果として**「近接攻撃で体力吸収」**が付与されています。 単に敵を殴るだけで体力が回復していくため、生存率が飛躍的に向上します。回復量は劇的に多いわけではありませんが、塵も積もれば山となるの諺通り、手数の多い旋棍で殴り続けることで、無視できない回復ソースとなります。
この武器は、鍛造で作成可能です。「紫」のレアリティで作れば十分機能します。作成に必要な製法書や素材を集めるためのミッション「追の波紋」は少し難易度が高いですが、それに見合う価値があります。もし素材が足りない場合は、青色のレアリティでも構いません。まずは「多素の旋棍」を持つことから始めましょう。
ステータス配分:「体」特化による耐久と火力の両立
忍術を使うビルドと聞くと、「忍」のステータスを上げるべきだと思うかもしれません。しかし、今回のビルドでは忍術のダメージ(術力)自体は重要ではありません。影縫いはダメージソースではなく、あくまで拘束手段だからです。
そのため、ステータスは**「体」に極振り**します。
「体」に振るメリット:
- 体力の最大値が上昇:シンプルにHPが増えるため、敵の攻撃を耐えられる回数が増えます。
- 旋棍の攻撃力が上昇:旋棍は「体」のステータスによって攻撃力が大きく伸びる武器です。「体」を上げることは、耐久力を上げると同時に、火力を上げることにも直結します。
この相乗効果により、「HPが高くて死ににくい上に、攻撃力も高い」という非常に安定したキャラクターが完成します。残りのステータスポイントは、装備品の要求ステータスに合わせて最低限振り分け、余った分は気力管理のために「心」や「勇」、あるいはサブウェポンに合わせて調整してください。私の場合は、余剰分を「技」などに振って火力の底上げを図っていますが、基本は「体」最優先で間違いありません。
影縫いと係水の法の入手場所(平安時代エリア)
ビルドの核となるスキル、「影縫い」と「係水の法」は、どちらもDLCエリアである平安時代のマップにある宝箱から入手する必要があります。これらはスキルツリーで習得するものではなく、遺髪のようにアイテムとして入手して習得する形式です。
- 影縫いの入手場所:平安時代の「佐野(さの)」エリアにある特定の宝箱。
- 係水の法の入手場所:同じく平安時代の「六波羅(ろくはら)」エリアにある宝箱。
これらを取り逃がしているとビルドが成立しないため、未入手の方は必ず回収に向かってください。特に係水の法は、忍術ビルド以外でもリソース回復手段として優秀なので、取っておいて損はありません。
不死身の立ち回りを支える「超回復」システム
このビルドが「初心者でも簡単に勝てる」と謳う最大の理由は、その異常なまでの生存能力にあります。単なる防御力ではなく、攻撃しながら回復するシステムを構築することで、回復薬(仙薬)が尽きる心配から解放されます。
アムリタ吸収で体力回復のメカニズム
仁王シリーズには「アムリタ」という経験値リソースが存在しますが、これを戦闘中の回復ソースとして利用します。具体的には、装備品や小物(アクセサリー)に付く特殊効果**「アムリタ吸収で体力回復」**を利用します。
この効果は、アムリタを一つ吸収するたびにHPが指定数値分回復するというものです。 武器にこの効果が付けばベスト(数値が大きく、約16〜30程度回復)ですが、厳選が難しい場合は、胴防具や小物に焼き直し(リフォージ)で付けることを目指しましょう。数値が低くても、大量のアムリタを発生させれば、一瞬で体力を全回復させることも可能です。
守護霊と武家による回復効果の底上げ
装備の特殊効果だけに頼らず、システム面からも回復能力を強化します。
- 武家「豊臣」への移籍: 隠世の茶室で所属できる武家を「豊臣」にしてください。豊臣の加護には、デフォルトで「アムリタ吸収で体力回復」の効果が付与されています。しかもその数値は高く、装備品の効果と合算されるため、回復効率が劇的に向上します。まだ別の武家に所属している場合は、すぐに移籍することをおすすめします。
- 守護霊の選択: 基本的には攻撃タイプやプレイヤーの好みに合わせて構いませんが、アムリタ吸収効率を上げる、あるいは防御性能を高める守護霊を選ぶとより盤石です。
最重要魂代「餓鬼大将」と「奪霊符」のシナジー
ここで疑問が生まれます。「どうやって戦闘中に大量のアムリタを発生させるのか?」 通常、敵を倒した時や宝箱を開けた時にしかアムリタは出ません。しかし、陰陽術と魂代のスキルを使えば、攻撃を当てるだけでアムリタが出るようになります。
- 陰陽術「奪霊符(だつれいふ)」: これを使用すると、攻撃をヒットさせるたびにアムリタが放出されるようになります。旋棍のような手数の多い武器で攻撃すれば、文字通りアムリタのシャワーを浴びることになり、その一粒一粒がHP回復に変換されます。
- 魂代「餓鬼大将」: もし奪霊符のコストが重い、あるいは術容量が足りない場合は、妖怪技や魂代の効果で補完することも可能です。しかし、最も効率が良いのはやはり奪霊符の使用です。
回復の連鎖イメージ: 奪霊符を使用 → 旋棍で攻撃(多段ヒット) → 大量のアムリタ発生 → アムリタ吸収で体力回復(武器効果+豊臣加護) → HPがモリモリ回復。
このシステムが完成すれば、ボスの攻撃を多少受けても、直後に殴り返すだけですぐにHPが満タンまで戻ります。「肉を切らせて骨を断つ」どころか、「肉を切らせて即再生し、一方的に骨を断つ」戦法が可能になります。
実戦におけるループコンボとボス攻略法
装備と理論が揃ったところで、実際の実戦での立ち回りを解説します。操作は驚くほどシンプルで、複雑なコマンド入力は必要ありません。
基本ループ:攻撃と影縫いのサイクル
戦闘が始まったら、以下の手順を繰り返します。
- 準備:戦闘前に「奪霊符」を使用する。
- 接敵:敵に接近し、旋棍で攻撃を開始(強攻撃→弱攻撃などの基本コンボ)。
- ゲージ回収:数発殴ることで、係水の法の効果により忍術ゲージが溜まります。
- 影縫い発動:敵が攻撃モーションに入った瞬間、あるいは適当なタイミングで「影縫い」を投げます。
- 拘束&追撃:敵が停止します。止まっている敵の背後に回り込み(背面ダメージボーナス狙い)、再び攻撃を叩き込みます。
- ループ:攻撃している間にまた忍術ゲージが溜まるので、敵が動き出そうとしたら再度「影縫い」を投げます。
このループに入れば、敵はずっと止まったまま、こちらは回復しながら殴り続ける状態になります。操作が忙しく感じるかもしれませんが、やることは「殴る」と「投げる」の2つだけです。
混沌属性やられの付与とダメージ倍増
火力をさらに伸ばしたい場合、「混沌(こんとん)」という属性やられを狙います。 混沌やられ状態になった敵は、被ダメージが50%増加するという強烈なデバフ(弱体化)を受けます。
混沌にする条件は、「2種類以上の異なる属性やられを同時に付与すること」です。
- 手順例:
- 水属性:陰陽術の「水弾符」や、武器に水属性を付与する「召水符」を使用。水を付与すると敵の防御力が20%下がるため、最優先で付与したい属性です。
- 風(または雷)属性:忍術の「風弾」や陰陽術の「雷弾符」などを使用。特に風属性は敵の気力回復を阻害するため、妖怪系の敵に有効です。
影縫いで止めている間に、これらの属性攻撃を当てて混沌状態にし、そこから旋棍のラッシュを叩き込むことで、ボスのHPバーを一気に溶かすことができます。
対ボス戦の具体的な立ち回り手順
実際のボス戦(地獄級ミッションなどを想定)での流れをシミュレーションします。
フェーズ1:開幕 ボス部屋に入る前に、奪霊符、召水符、その他バフを使用。 開幕と同時にボスに接近し、初手で属性攻撃(例:水弾符)を当てて水やられにします。
フェーズ2:拘束と削り ボスが最初の攻撃を繰り出そうとした瞬間に「影縫い」をヒットさせます。 ボスが静止したら、背後に回って旋棍コンボ(修羅連舞砕など)を叩き込みます。この時、もう一つの属性(風や雷)を当てて「混沌」やられにします。
フェーズ3:維持と回復 混沌状態でダメージが増加しているボスを殴り続けます。奪霊符の効果で、殴るたびに自身のHPは回復し続けます。 係水の法の効果で忍術ゲージが回収できたら、ボスの硬直が解ける直前に再び「影縫い」を使用。
フェーズ4:緊急回避 もし影縫いのタイミングが遅れて被弾しても、焦って距離を取る必要はありません。 こちらのHPが高く(体に振っているため)、防御力もあるため即死はしません。むしろ距離を取って回復薬を飲むよりも、そのまま殴り返してアムリタ吸収で回復した方が安全かつ迅速な場合があります。
この手順を徹底すれば、どんなに強力なボスであっても、何もさせずに倒す「ハメ」に近い状態を作り出すことが可能です。
他のビルドとの比較表
このビルドの特異性を理解するために、一般的な「純・忍術ビルド」と比較してみましょう。
| 特徴 | 無限影縫い回復ビルド(本記事) | 一般的な純・忍術ビルド |
|---|---|---|
| メインステータス | 体(耐久・旋棍火力) | 忍(術力・クナイ火力) |
| 主なダメージ源 | 近接攻撃(旋棍) | 遠距離攻撃(クナイ・幻術) |
| 耐久力 | 非常に高い(高HP+自動回復) | 低い(紙装甲、回避依存) |
| 対ボス安定度 | ◎(拘束による完封) | △(弾切れや回避ミスで事故る) |
| 操作難易度 | 低い(殴って止めるだけ) | 中〜高(距離管理とエイムが必要) |
| 装備厳選 | 不要(鍛造品でOK) | 必要(投擲ダメージOPの厳選など) |
表を見れば分かる通り、今回のビルドは「安定感」と「手軽さ」において圧倒的なアドバンテージを持っています。タイムアタックのような瞬間最高火力を競うなら純・忍術ビルドに分がありますが、攻略の安定化を目指すなら、無限影縫い回復ビルドが一択と言えるでしょう。
まとめ
今回は、仁王3の中盤以降で圧倒的な強さを誇る「無限影縫い回復ビルド」について解説しました。
- 影縫いでボスの時間を止め、一方的に攻撃する。
- 係水の法と近接攻撃のループで、忍術リソースを無限に確保する。
- 多素の旋棍とアムリタ吸収回復の組み合わせで、不死身に近い耐久力を得る。
- 体ステータス特化により、火力と耐久を効率よく両立する。
このビルドは、特別なプレイヤースキルを必要としません。「敵の動きを見て避ける」というアクションゲームの基本が難しいと感じる方こそ、ぜひ試していただきたい構成です。敵を止めてしまえば、避ける必要すらなくなるのですから。
ゲームのアップデートによって修正される可能性もゼロではありませんが、現状では救済措置レベルの強さを持っています。もし攻略に行き詰まっているなら、まずは平安時代のエリアで「影縫い」と「係水の法」を回収し、鍛冶屋で旋棍を作ってみてください。今まで苦戦していたボスが、嘘のように簡単に倒せるようになるはずです。
それでは、良き仁王ライフを!
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。仁王シリーズはα体験版から全ての作品をプレイし、総プレイ時間は3000時間を超える。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。




















