編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、「仁王3」の2周目(難易度・地獄)に入り、敵の硬さや火力の高さに絶望しつつ、効率的な装備集めや強化方法が気になっていると思います。特に、新要素である「地獄武器」の仕様や、どの武技が最強なのか、そして複雑化した鍛冶システムの最適解を知りたいのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、最序盤で最強の地獄武器を揃え、鍛冶システムを完全理解し、サクサクと攻略を進めるための全ての疑問が解決しているはずです。
- 地獄武器の入手場所は「侵略すること火のごとく」の地獄エリアが最適解
- 「愛用度」を最大にすることで固有武技(地獄技)の付け替えが可能になる
- 鍛冶屋での「魂合わせ」と「改造」が火力底上げの最重要ポイント
- 最強武技は刀の「相まくり」と手甲の「羅号拳」で決まり
それでは解説していきます。
2周目以降の必須装備「地獄武器」とは何か
「仁王3」のエンドコンテンツとも言える2周目以降の攻略において、避けては通れないのが「地獄武器」の存在です。これは単なる高ステータス武器ではなく、ゲーム性を根底から覆す強力な特性を持っています。まずはその基本仕様と、なぜこれほどまでに重要視されているのかを解説します。
地獄マップ限定ドロップの特別仕様
地獄武器は、マップ上に「地獄」と表記されているエリア、もしくはフィールド内に「地獄仏(じごくぼとけ)」が設置されている特定のエリアでのみドロップします。これらは通常のドロップアイコンとは異なり、禍々しいオーラを放つ専用アイコンで表示されるため、一目で判別が可能です。
最大の特徴は、以下の3点に集約されます。
- 固有武技(地獄技)の所持 通常の武器には存在しない、あるいは既存の武技の強化版とも言える強力な専用アクションが付与されています。これらは非常に強力なモーションや特性を持っており、通常武器の武技とは一線を画します。
- 愛用度MAXでのスキル継承 この地獄武器を使い込み「愛用度」を最大まで上げると、その強力な固有武技を他の同種武器に付け替える(継承する)ことが可能になります。つまり、一度入手してしまえば、ビルドが変わってもその技を使い続けることができるのです。これにより、好きな見た目の武器に最強の技を組み込むといったカスタマイズが可能になります。
- 緑色の強力なオプション効果 「武器ダメージ+8%」や「地獄武器ドロップ率+10%」といった、通常の打ち直しでは付与されない緑色の強力な固定オプションがランダムで付与されています。これらのオプションは厳選要素の一つであり、理想の構成を追い求めるハクスラ要素の真髄と言えます。
「浸食」デメリットとそれを上回るメリット
地獄武器には強力な力の代償として「浸食」というデメリット効果が付与されています。これは、敵から攻撃を受けた際に、最大HPが一時的に減少していくという呪いのような効果です。ダメージを受けるたびに最大HPのバーそのものが短くなっていくため、回復薬を使っても回復できる上限が減ってしまいます。
一見すると高難易度の「仁王3」において致命的に思えますが、実は攻撃を当て返すことで減少した最大HPは急速に回復します。つまり、「やられる前にやる」「攻め続ける」というプレイスタイルを推奨する武器であり、高火力の地獄技と相まって、アグレッシブな立ち回りを可能にします。この仕様は「ブラッドボーン」のリゲインシステムを彷彿とさせ、よりスリリングな戦闘を楽しめるようになっています。
ただし、一撃死のリスクは高まるため、ボス戦などでは慎重な立ち回り、あるいは「変わり身の術」などの保険が必要になる場面もあるでしょう。それでもなお、付与される緑色オプションの恩恵(例:近接ダメージ7.6%UPなど)は計り知れません。
効率的な地獄武器の集め方と周回場所
「どこで集めるのが一番効率が良いのか?」という質問が非常に多いですが、結論から言えば、最序盤のミッションを活用するのが時間対効果において最強です。無理に先のステージに進むよりも、効率の良いポイントを周回して装備を整えるのが近道です。
「侵略すること火のごとく」での周回メソッド
おすすめの周回スポットは、第一章の終盤ミッション「侵略すること火のごとく」です。一見すると通常のミッションですが、中ボスである「厨(くりや)」を撃破し、少し進むとフィールドの雰囲気が一変し、「地獄仏」が設置された地獄エリアへと突入します。
具体的な周回手順
- ミッション「侵略すること火のごとく」を開始し、中盤まで進める。
- 地獄エリアに入ったら、「地獄仏」を見つける。
- 仏の近くにあるアイテム**「血闘図(けっとうず)」**を使用する。
- 現れた敵ウェーブを殲滅する。
この「血闘図」を使用する方法は、通常の敵を散策して倒すよりも圧倒的に地獄武器のドロップ率が高いことが検証で判明しています。敵を倒し尽くしたら、一度地獄仏を拝んでリセットし、再度「血闘図」を探して使用するループが可能です。このエリアの敵は比較的弱く、かつ密集しているため、範囲攻撃で一掃しやすく、短時間で大量のドロップを狙えます。
ドロップ率を上げるためのビルド構成
効率を最大化するためには、装備品のオプション構成も重要です。以下の優先順位でオプションを積みましょう。
| 優先度 | オプション名 | 付与部位/入手方法 | 効果 |
|---|---|---|---|
| S | 地獄武器ドロップ率+10% | 武器(緑OP)、小物 | 地獄武器そのもののドロップ判定を増やす |
| A | 装備品ドロップ率UP | 防具、小物、守護霊 | 全体的なドロップ母数を増やす |
| B | 幸運 | 小物、茶器 | レアリティ(紫以上)の排出率を高める |
特に「地獄武器ドロップ率」は、地獄武器自体に付与されている緑色オプションか、レベル10前後の「勾玉」などの小物に付いていることが多いです。これを持っているかどうかで、1時間の周回効率が段違いになります。見つけたら絶対に売らずにロックしておきましょう。
フィルタリング活用のススメ 大量のドロップ品から地獄武器を選別するために、メニューのフィルタリング機能を活用しましょう。
- 条件:以下の「いずれか」を満たす
- 効果1:地獄武器ドロップ率
- 効果2:装備品ドロップ率
この設定をしておけば、必要な装備を見逃すことなく、効率的に厳選作業が行えます。不要な装備は後述する「魂抜き」や分解に使用するため、一括売却などは避けてください。
鍛冶屋システムの完全理解と強化フロー
「仁王3」の鍛冶屋は前作以上に複雑化していますが、理解すればこれほど面白い要素はありません。特に「魂抜き」と「改造」は、2周目攻略の生命線です。
「魂抜き」と「気魂」によるレベルアップ
トヨのサブミッション「強き音を求めて」をクリアすると解放される「魂抜き」。これは不要な装備品から、その装備の力を抽出するシステムです。
- 気魂(きこん): 装備を魂抜きすることで得られる素材。
- 魂合わせ: 「気魂」を消費して、ベースとなる装備のレベルを現在の強化上限(進行度依存)まで引き上げる。
これにより、序盤で手に入れたお気に入りの低レベル地獄武器も、一瞬で現行レベルまで引き上げることができます。ドロップ品をただ売るのではなく、魂抜きを行って「気魂」をストックしておくことが、後半の攻略を楽にするコツです。お金よりも気魂の方が枯渇しやすいため、レアリティの低い装備でもこまめに魂抜きを行いましょう。
「+1装備」と「改造」による特化育成
非常に稀ですが、ドロップ品の中に装備名の横に「+1」と記載されたアイテムが混ざることがあります。これはただの強化値ではありません。
- 碧へき(へきへき): +1装備を分解することで入手できる青い石のような希少素材。
- プラス値強化: 魂合わせで+1装備を素材にするか、「碧へき」を使用することで、ベース装備を+1にする。
- 改造の解放: 装備が+1になると、「改造」が可能になる。
改造のメリット 改造を行うと、武器のステータス反映能力(攻撃力がどのステータスに依存するか)を変更できます。例えば、通常は「心」に依存する刀を、「勇」特化に変更することで、気力回復速度を重視したビルドでも刀を高火力で運用できるようになります。 また、タコ助氏の検証によれば、+1にして改造を行っておくだけで、ステータスをオール22などのフラットな構成にしても十分な火力が保証されるため、ビルドの自由度が飛躍的に向上します。これにより、一つのステータス構成で複数の武器種を使い回すことが容易になります。
「髄材」と「加工」について
分解時に稀に入手できる「髄材(ずいざい)」は、「加工」という項目で使用します。これは地獄武器のオプションを強制的に書き換える強力な機能ですが、素材コストが重く、最序盤ではあまり出番がありません。 ただし、地獄武器の緑色オプション(固定枠)が気に入らない場合、この加工によって理想の構成に近づけることが可能になります。これはさらに先の難易度、あるいはエンドコンテンツを見据えた機能と言えるでしょう。
カテゴリ別・最強地獄武器(武技)徹底解説
ここからは、実際に使用して強さを確認した「おすすめ地獄武器」をカテゴリ別に解説します。各武器の特性を理解し、自分のプレイスタイルに合った一本を見つけてください。
刀:最強の万能武器「交流我」
刀カテゴリーにおける地獄武器は、攻守のバランスが崩壊レベルで優秀です。迷ったらまずはこれを作成することをお勧めします。
武技:相まくり(そうまくり)
- 性能: ガード判定付きの広範囲連続斬り。
- 評価: SS
- 解説: 刀を振り回しながら移動する技ですが、特筆すべきは「攻撃動作中にガード判定がある」こと。さらにスタミナ(気力)がある限り、敵の攻撃を弾きつつ一方的にダメージを与えられます。範囲も広く、空中判定のある敵にもヒットするため、雑魚敵の群れに突っ込んで適当に発動するだけで殲滅完了します。 操作設定を「Bタイプ」にしておくと、ガード+△ボタンで即座に出せるため、緊急回避兼攻撃として非常に重宝します。初心者から上級者まで幅広くおすすめできる、まさに最強の一角です。
武技:無双剣(むそうけん)
- 性能: スーパーアーマー付きの歩き斬り。
- 評価: S
- 解説: ゆっくりと歩きながら、目にも留まらぬ速さで斬撃を繰り出します。発動中はスーパーアーマー(怯み無効)が付与され、敵の小攻撃を無視して体力を削り取ります。「相まくり」で気力を削りきったボスへの追撃や、ガードの固い人型ボスをゴリ押しする際に真価を発揮します。歩く時間に応じて威力が上昇するため、長時間当て続けることでDPSは全武器中トップクラスになります。被弾前提の運用になるため、重装鎧との相性が抜群です。
手甲:ボスキラー「羅号拳」
対ボス戦において、これ以上の爽快感と火力を出せる武器は存在しないかもしれません。
武技:羅号拳(らごうけん)
- 性能: デンプシーロール状の左右連打からアッパー。
- 評価: S+
- 解説: 上段構えから繰り出されるこの技は、まさにボクシングのデンプシーロール。リーチは極端に短いですが、一度懐に入れば怒涛のラッシュで敵の体力を蒸発させます。 特筆すべきは「技の途中で『気(スタミナ)』が無制限状態になる」という隠し仕様(あるいはバグ級の仕様)。これにより、スタミナ切れを気にせず「幕の内モード」に入り、ひたすら殴り続けることが可能です。大型ボスに対して密着して放てば、相手は何もできずに沈むでしょう。
二刀:手数と属性の鬼「相当山」
ヒット数が多く、属性付与や状態異常を狙うビルドと相性が抜群です。
武技:相当山(そうとうざん)
- 性能: 前進しながらの回転乱舞。
- 評価: A
- 解説: 下段構えから繰り出すシンプルな回転斬りですが、ヒット数が凄まじいことになります。「火属性付与」などのエンチャント系スキルと組み合わせると、一瞬で敵を状態異常に追い込めます。前進しながら攻撃するため、バックステップで逃げる敵や、図体の大きい敵に対しても吸い付くようにヒットし続けます。雑魚殲滅能力も高く、扱いやすい武技です。
大太刀:空中殺法の覇者「滝きツ」
重量級武器の弱点である「隙」を消し、立体的な機動力を手に入れた大太刀です。
武技:滝きツ(たききつ)
- 性能: ジャンプからの落下衝撃波攻撃。
- 評価: A
- 解説: 通常の大太刀にもジャンプ攻撃はありますが、こちらは溜めることで滞空し、落下時に強力な衝撃波を発生させます。高低差のあるマップや、敵の足元への範囲攻撃として非常に優秀。大太刀特有の「一撃の重さ」を維持しつつ、回避行動を兼ねた攻撃ができる点が魅力です。
武技:掛け取り(かけとり)
- 性能: シンプルで素早いコンボ技。
- 評価: B+
- 解説: 大太刀のかっこいいが大振りな技が多い中で、実用性に特化したコンパクトな連撃。スタミナ消費は激しいですが、確実にダメージを積み重ねたい場面で輝きます。隙が少ないため、ボスの僅かな硬直に差し込むのに適しています。
鎖鎌:トリッキーな達人向け「滝落とし」
操作難易度は高いものの、決まった時の威力とスタイリッシュさは随一です。
武技:滝落とし(たきおとし)
- 性能: ジャストガード(直前ガード)からの投げ技。
- 評価: B(玄人向け)
- 解説: 敵の攻撃を受ける直前にL1で発動。人型の敵を掴んで地面に叩きつけます。「パリィ」に近い挙動ですが、成功すれば大ダメージ+ダウンを奪えるため、人型ボス戦での切り札になります。タイミングがシビアなため練習が必要ですが、使いこなせれば無敵の強さを誇ります。
武技:摩可ずラ(まかずら)
- 性能: 空中回避からの分銅投げ。
- 評価: B
- 解説: 空中でスティック操作とともに分銅を投げつけ、ヒットすると敵に急接近します。高台にいる遠距離攻撃兵(銃持ちなど)に対して、一気に距離を詰められるため、攻略のテンポを崩さずに進めます。ただし、ロックオン性能に癖があり、慣れないと明後日の方向に飛んでいくことも。
手斧:移動用バフとして優秀「鬼源」
戦闘用というよりは、探索・周回効率を上げるためのサポーターとしての運用が光ります。
武技:鬼源(きげん)
- 性能: 防御力ダウンと引き換えに、攻撃力・移動速度UP。
- 評価: A(周回用)
- 解説: この武技の真価は「移動速度上昇」にあります。体感で1.2倍ほど足が速くなるため、広いマップの探索や、ボス部屋までのマラソン時間が大幅に短縮されます。効果時間も長いため、戦闘開始前にバフとしてかけ、戦闘中は別の武器に持ち替えるといった運用が賢いでしょう。手斧をメインに使わないプレイヤーでも、懐に一本忍ばせておく価値があります。
旋棍・仕込棍:使いやすさ重視の改良版
癖の強い既存武器を、マイルドかつ強力に調整したような性能を持っています。
仕込棍:五輪砕き(ごりんくだき)
- 性能: 範囲拡大可能な連続打撃。
- 評価: A
- 解説: 単発で完結している技ですが、ボタン長押しでリーチと範囲が拡大します。仕込棍特有の「カチカチ」というヒット音が心地よく、集団戦から単体戦まで幅広く対応可能。入門用として最適です。気力削り性能も高く、相手を圧倒し続けることができます。
薙刀鎌:是空祭(ぜくうさい)
- 性能: 鎌を投げつけない、直接攻撃型の乱舞。
- 評価: B+
- 解説: 既存の「三千風」などに似ていますが、鎌を投擲せず自身の周囲を切り刻むため、制御が効きやすく隙が少ないのが特徴。薙刀鎌の変形ギミックが苦手な人でも直感的に扱えます。
忍術ビルド向け:鉤爪(手甲鉤)と忍者二刀
今作から強化された「忍者スタイル」と相性抜群の空中コンボパーツです。
鉤爪:影踏み(かげふみ)&千手撃(せんしゅげき)
- 性能: 敵すり抜け&長時間滞空攻撃。
- 評価: A
- 解説: 「影踏み」で敵の背後に瞬時に回り込みつつ空中に飛び上がり、そのまま「千手撃」で空中に留まりながら連撃を浴びせます。この滞空時間の長さが重要で、空中で火力が上がる「滞空ダメージアップ」等のスキルと組み合わせることで真価を発揮します。敵の攻撃判定が届かない高度から一方的に攻撃できるため、一部のボスに対しては完封も可能です。
忍者二刀:天駆け(あまがけ)
- 性能: 空中ガード突進。
- 評価: A
- 解説: L1+□で発動。空中でガード判定を持ちながら突進します。ここから「切り独楽(きりごま)」などの派生技に繋げることで、地面に降りることなく華麗な空中コンボを継続できます。操作は忙しいですが、忍者プレイを極めたいなら必須の武技です。
まとめ:まずは「相まくり」と「羅号拳」を目指そう
2周目以降の「仁王3」は、地獄武器の有無で難易度が天と地ほど変わります。システムが複雑で最初は戸惑うかもしれませんが、以下のステップを踏めば間違いありません。
- **「侵略すること火のごとく」へ行き、地獄エリアで「血闘図」**を使い、紫色の地獄武器を乱獲する。
- 目当ては刀(相まくり)と手甲(羅号拳)。
- 要らない装備は**「魂抜き」**して気魂を溜める。
- 気に入った地獄武器の愛用度を上げ、武技をメイン武器に移植するか、そのまま強化して使う。
- 余裕があれば**「+1装備」を分解し、「改造」**でステータス反映を最適化する。
特に刀の「相まくり」は、そのガード性能と範囲攻撃のおかげで、アクションが苦手な方でも確実に生存率が上がります。まずはこの一本を作成し、地獄の業火が渦巻く戦場を生き抜いてください。
この記事が、あなたの「仁王3」攻略の一助となれば幸いです。もし、「実はこの武器のこの技がヤバい!」という情報があれば、ぜひSNSなどで教えてください。私もまだ見ぬ最強ビルドを探して、今日も地獄へ潜ります。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。「仁王」シリーズはα体験版から全ての作品をプレイし、総プレイ時間は3000時間を超える。死にゲーを愛し、死にゲーに愛された男。




















