編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、1周目をクリアしていよいよ2周目の要素や、最強装備の入手方法が気になっていると思います。特に「引き継ぎ要素」や「新難易度での変更点」は、これからの攻略効率を大きく左右する重要なポイントです。
この記事を読み終える頃には、2周目「将軍の旅路」の仕組みを完全に理解し、効率的に最強を目指すための疑問が解決しているはずです。
- 新難易度「将軍の旅路」の解放とマップ探索の仕様変更
- 最強装備「八尺瓊勾玉(カニ玉)」の性能と確定入手への道
- 新レアリティ「神器」と「恩寵(おんちょう)」システムの解説
- アイテムを使用したボス再戦機能と厳選のやり方
それでは解説していきます。
仁王3の2周目「将軍の旅路」とは?引き継ぎ要素の全貌
『仁王3』のエンディングを迎えた皆様、おめでとうございます。しかし、ベテランの「死にゲー」プレイヤーならご存知の通り、このゲームの本番はここからです。
クリア後に解放される新難易度「将軍の旅路」。これはいわゆる「強くてニューゲーム(NG+)」にあたるコンテンツですが、単に敵が強くなるだけではありません。
ここでは、まず基本となる引き継ぎの仕様と、マップ探索における変更点について深掘りしていきます。
難易度の切り替えとストーリー進行
クリア後、ワールドマップ画面で難易度を自由に切り替えることが可能になります。
デフォルトの難易度は「四木の旅路(しきのたびじ)」ですが、ここに新たな選択肢として**「将軍の旅路」**が追加されます。このシステムにより、プレイヤーはいつでも1周目の難易度に戻ってやり残したサブミッションを消化したり、素材集めをしたりすることが可能です。
ファストトラベルの継続解放
2周目を開始すると、ストーリーの進行状況自体はリセットされ、また最初のミッションから攻略していくことになります。
「また最初からマップを埋め直すのか……」と億劫に感じる方もいるかもしれませんが、安心してください。ファストトラベルポイント(社など)は、1周目で解放した場所であれば、最初から解放された状態になっています。
これにより、2周目のストーリー進行は爆発的に速くなります。ボス直前までひとっ飛びして、主要なミッションだけをクリアしていく「ボスラッシュ」のような遊び方も可能です。効率的に周回し、上位の装備を整えるための配慮がなされています。
マップ探索度と収集要素のリセット・復活
各地域のマップには「全域探索度」という指標がありますが、2周目ではここに新たな項目が追加されます。
それが**「将軍の旅路の探索度」**です。
この探索度を上げるメリットは非常に大きく、ステータスの**「幸運」が+10**されるというボーナスが付与されます。ハクスラにおいて「幸運」は、レアドロップ率に直結する最重要ステータスの一つです。装備厳選を極めるならば、2周目のマップ探索もおろそかにはできません。
収集アイテムの扱い
1周目で回収した「木霊(コダマ)」や宝箱などの収集要素はどうなるのでしょうか。
- 未回収のもの: もちろんそのまま回収可能です。
- 回収済みのもの: 実はある程度復活しています。
ただし、1周目で重要なアイテム(例えばスキルポイントが得られる「知恵の遺髪」など)が入っていた箱を再度開けても、同じ貴重品が手に入るわけではありません。
2周目で復活した宝箱やポイントからは、代わりに希少な素材アイテムが入手できるようになっています。装備の強化や鍛造に必要な素材はいくらあっても足りなくなるため、これらを回収しながら進むことが、結果として最強キャラ育成への近道となります。
最強の証「八尺瓊勾玉」の性能と入手方法
『仁王』シリーズを通してのプレイヤーであれば、この名前を聞くだけで血が騒ぐはずです。通称「カニ玉」こと、「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」。
本作『仁王3』でも、このアクセサリーはビルド構築において必須級、いや「人権」と言っても過言ではない性能を誇ります。なぜこれほどまでに重要視されるのか、その性能と入手方法を徹底的に解説します。
「揃え効果の必要装備品数-1」の衝撃
八尺瓊勾玉が最強とされる理由は、たった一つの特殊効果に集約されます。
それが、**「揃え効果の必要装備品数-1」**です。
この効果がもたらす恩恵は計り知れません。通常、防具や武器には「シリーズ揃え効果」が設定されています。例えば、「鳶加藤(とびかとう)」シリーズという忍術特化の装備があるとします。
具体的な発動例
本来、鳶加藤の「6つ揃え効果(最強のボーナス)」を発動させるためには、頭・胴・腕・腰・足・武器など、合計6箇所の装備枠をすべて鳶加藤シリーズで埋める必要があります。
しかし、八尺瓊勾玉を装備していると、この必要数がマイナス1されます。つまり、5箇所に装備するだけで、6つ揃えの効果が発動するのです。
複数セットの混成ビルドが可能に
この効果の真価は、「装備枠が1つ空く」ことにあります。
空いた1枠に、別のシリーズ装備を1つだけ入れたとしましょう。本来なら1つ装備しただけでは何も起きませんが、八尺瓊勾玉の効果で「必要数-1(最低1つは必要)」が適用されるため、たった1つ装備しただけで「2つ揃え効果」が発動します。
これにより、「メインの揃え効果をフル発動させつつ、サブの揃え効果で体力を増やしたり攻撃力を上げたりする」という、複合ビルドが可能になります。この拡張性こそが、カニ玉が必須とされる所以です。
2周目限定ドロップと厳選の難易度
そんな強力な八尺瓊勾玉ですが、1周目では絶対に入手できません。
入手は2周目「将軍の旅路」以降、かつ非常に低確率なドロップに限られます。私も実際に2周目のストーリーをかなり進めましたが、自然に入手できたのはわずか3つ程度。ドロップ率は極めて低く設定されていると感じました。
性能のランダム性
ようやく入手できたとしても、そこで終わりではありません。カニ玉自体に付与される特殊効果や、防御力、そして後述する「恩寵(おんちょう)」もすべてランダムです。
- レベルの違い(Lv160、Lv158など)
- 特殊効果の違い(幸運アップ、アムリタゲージ加算など)
- 恩寵の違い(大黒天の恩寵など)
理想の「カニ玉」を手に入れるためには、果てしない周回作業が必要になります。しかし、その苦労に見合うだけの圧倒的な性能が約束されています。
新レアリティ「神器」と「恩寵」システム
2周目に入ると、ドロップアイテムの文字色に変化が現れます。これまで最高レアリティだった紫色の「最上大名物」を超え、緑色(または橙色)に輝く**「神器(じんき)」**が登場します。
この神器こそが、2周目攻略の要となる装備群です。
神器の特徴とメリット
神器は単に攻撃力や防御力が高いだけではありません。以下の特徴を持っています。
- 特殊効果枠の増加: 最上大名物では4つまでしか付かなかった特殊効果が、神器では5つに増えます。この1枠の差が、ビルドの完成度を大きく左右します。
- プラス値の強化: 神器には「+1」「+2」といった強化値が付与されるようになり、ベースレベル以上の性能を引き出すことができます。最終的には合計Lv170相当以上の強さになります。
「恩寵」によるビルド革命
神器に関する最も重要な要素が**「恩寵(おんちょう)」**です。
1周目までの装備には、特定の名前がついたシリーズ(例:鳶加藤、東国無双など)にしかセットボーナスがありませんでした。しかし、2周目の神器では、これまでセットボーナスを持たなかった汎用装備にも、「○○の恩寵」という名のセット効果がランダムで付与されます。
恩寵の例:大黒天の恩寵
動画内のプレイデータでは、「大黒天の恩寵」が付与された八尺瓊勾玉が確認されています。
恩寵システムの実装により、「見た目は好きだけど性能が低くて使えなかった装備」や「特殊効果は優秀だがセット効果がなくて採用しなかった装備」が、一気に第一線級の装備へと昇華します。
プレイヤーは、自分のプレイスタイル(近接特化、忍術特化、陰陽術特化など)に合わせた恩寵がついた神器を求めて、各地を探索することになります。
「魑魅の加護」を活用したドロップ率アップ
2周目のドロップ率は渋いですが、救済措置も用意されています。それが社の機能に追加される**「魑魅(すだま)の加護」**です。
欲しい装備をピンポイントで狙う
「魑魅の加護」は、特定の装備品のドロップ率を意図的に引き上げるシステムです。
社のメニューから設定画面を開き、自分が欲しい装備品を指定します。例えば、「鳶加藤の忍び衣」が欲しい場合、それを指定セットすることで、敵からのドロップ判定時にその装備が選ばれやすくなります。
八尺瓊勾玉も指定可能
このシステムはアクセサリーにも適用可能です。つまり、八尺瓊勾玉を「魑魅の加護」に設定することで、入手確率を底上げすることができます。
ただし、あくまで「確率アップ」であり、確定ドロップになるわけではありません。それでも、闇雲に周回するよりは遥かに効率的です。2周目に入ったら、まずは最優先でこの設定を行いましょう。
「砂」を使用した周回システムとボス再戦
『仁王3』の2周目では、一度クリアした「小時刻(サブミッション的な小規模エリア)」「敵拠点」「達人ミッション(修行ミッション)」に、特殊なアイテムを使って再挑戦できるシステムが導入されています。
周回用アイテム「砂」の種類
再戦には以下のアイテムを消費します。これらは2周目のミッション報酬(遺髪の巻物など)で入手可能です。
| アイテム名 | 用途 | 効果・特徴 |
|---|---|---|
| 稽古の砂 | 達人ミッション等の再戦 | 通常難易度での再戦。練習や基本報酬狙いに最適。 |
| 陰気の赤砂 | 敵拠点・小時刻の再戦 | 敵が強化された状態で再戦。ドロップ品質が向上。 |
達人ミッションの周回
通常、スキルを習得するための師匠と戦う「達人ミッション」は一度きりですが、クリア後に現れる「記憶」に触れ、「稽古の砂」を使用することで何度でも戦えます。
達人は強力なユニーク装備を落とすことが多いため、ここを周回して装備厳選を行うのが基本ルートの一つになります。
周回の流れ
- 達人を倒す。
- その場に「記憶」が出現する。
- 記憶にアクセスし、砂を消費して再戦(ロードを挟まず即座に復活する場合もある)。
- 目当ての装備が出るまで繰り返す。
強化個体への挑戦「陰気の赤砂」
さらにアツいのが、「陰気の赤砂」を使用した強化周回です。
敵拠点のボス撃破後などに現れる記憶に対し、この赤砂を使用すると、敵がオーラを纏った強化個体として復活します。
ハイリスク・ハイリターン
動画での検証でも明らかでしたが、赤砂で復活したボスは体力・攻撃力ともに大幅に強化されています。生半可なビルドでは返り討ちに遭うでしょう。また、「護符」などのバフを剥がしてくるような挙動も見られるため、油断は禁物です。
しかし、その分見返りは大きく、高レアリティの神器や、良質な特殊効果がついたアイテムがドロップしやすくなっています。
リセットマラソン(リセマラ)の小ネタ
ボスを倒してドロップ品を確認した後、もし目当てのアイテムが出なかった場合、オートセーブが入る前に素早くタイトル画面に戻ることで、赤砂を消費せずに再戦できる可能性があります(仕様変更の可能性もあるため自己責任で)。
貴重な赤砂を節約したい場合は、こうしたテクニックも駆使していくことになるでしょう。
魂代の厳選と「大名物」レアリティ
妖怪技を使用可能にする「魂代(たましろ)」にも、2周目独自の要素が加わります。
青文字レアリティ「大名物」の解禁
1周目では黄色文字までしかドロップしなかった魂代ですが、2周目からは青文字の**「大名物(おおめいぶつ)」**ランクの魂代がドロップするようになります。
「地獄好き」モンスターを狩れ
この高レアリティ魂代を入手するには、条件があります。
フィールド上に存在する**「地獄好き」**という二つ名がついた強化モンスターを倒す必要があります。彼らを倒せば倒すほど、その種類の妖怪の「大名物」魂代が入手しやすくなるという仕組みです。
3つ目の特殊効果
大名物の魂代の最大のメリットは、特殊効果の枠が3つに増えている点です。
既存の2枠に加え、ランダムで選ばれる3つ目の効果。これが「妖怪技のダメージアップ」なのか「妖力加算量アップ」なのかによって、妖怪技の使い勝手は劇的に変わります。ここにも深い厳選要素(エンドコンテンツ)が待ち受けています。
まとめ
2周目「将軍の旅路」は、単なる難易度上昇ではなく、ビルド構築の楽しさが飛躍的に広がるコンテンツです。
最後に、今回解説したポイントをまとめます。
- 難易度「将軍の旅路」: マップ探索で幸運+10。ファストトラベル解放済みでサクサク進行。
- 神器と恩寵: 新レアリティでステータス大幅アップ。恩寵で自由なビルド構築が可能に。
- 八尺瓊勾玉: 「必要装備数-1」は必須級。魑魅の加護を使って最優先で確保する。
- 赤砂での強化再戦: 強化ボスを倒し、最高級のドロップ品を狙うエンドコンテンツ。
これらに加え、装備の強化値(+値)を上げていくことで、キャラクターは1周目とは比較にならない強さを手に入れます。
鍛冶屋での神器鍛造は現状できないようですが、ドロップ品だけで十分に強力な装備を整えることができます。ぜひ、この記事を参考に最強のサムライ(あるいは妖怪ハンター)を目指して、「仁王3」の世界を骨の髄まで楽しんでください。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。『仁王』シリーズはα体験版から全ての作品をプレイし、総プレイ時間は3000時間を超える。




















