編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、第4弾大型アップデートで追加された「巨戟アーティア武器」の性能厳選、いわゆる「アーティアガチャ」の泥沼にハマり、素材とゼニーが枯渇して途方に暮れているのではないかと思います。
この記事を読み終える頃には、効率的な厳選方法をマスターし、無駄な素材消費を抑えながら最強の武器を手に入れるための「必須機能」についての疑問が解決しているはずです。
- アーティア武器のスキル厳選には「隠された別タブ」が存在する
- 武器を何本も生産するのではなく「スキルの再付与」だけで厳選が可能
- 再付与を活用することでゼニー消費を約3分の1に抑えられる
- 攻撃や会心などの激化タイプによって消費するパーツ数が異なる
それでは解説していきます。
モンスターハンターワイルズ第4弾アップデートの衝撃と「巨戟」の脅威
伝説の古龍「ゴグマジオス」の再来がもたらしたもの
ハンターの皆さん、狩りは順調でしょうか。 私たち調査団の元に、あの超大型古龍「ゴグマジオス」が襲来してから、アステラ、セリエナ、そして禁足地に至るまで、すべての拠点は戦々恐々とした空気に包まれています。
かつて過去作をプレイしたハンターならば、その絶望的な巨大さと、粘着質の重油を撒き散らす厄介な生態、そして何より城壁すら破壊する「巨戟」の威力を骨の髄まで覚えていることでしょう。 今回の『モンスターハンターワイルズ(MHWs)』における第4弾大型タイトルアップデートでは、このゴグマジオスが満を持して登場しました。
これまでのアップデートでも、ミラボレアスやアルバトリオンといった「禁忌」クラスのモンスターが追加されるたびに、ハンターたちは装備を更新し、戦術を練り直してきました。 しかし、今回のゴグマジオスは一味違います。 単にモンスターが強いというだけでなく、そこから生成される「巨戟アーティア武器」のシステムが、これまでの強化システムとは一線を画す複雑さと、ある種の「闇」を抱えているからです。
ハンターを悩ませる「アーティアガチャ」という底なし沼
今回追加された「巨戟アーティア武器」は、基本性能が高いことはもちろんですが、最大の特徴はそのカスタマイズ性にあります。 「グループスキル」と「シリーズスキル」、そして「ボーナス復元」という複数の要素が絡み合い、理想の性能を引き出すためには、運と根気、そして膨大なリソースが必要となります。
多くのハンターが、理想のスキル構成――例えば「双剣」であれば、スタミナ管理系スキルに加え、火力を底上げする「弱点特効」や「超会心」、さらに今回注目の「ヌシの魂」などを同時に発動させるため、日夜ゴグマジオスを狩り続け、素材を集めては加工屋に駆け込んでいることでしょう。
しかし、ここで一つの大きな問題が発生しています。 「理想のスキルが出ない」 「素材が足りない」 「ゼニーが尽きた」 SNSや掲示板を見ても、このような悲鳴にも似た投稿が後を絶ちません。 特に、同じ属性の武器を何本も何本も生産し、そのすべてに強化を施しては結果に失望し、売却するというサイクルを繰り返しているハンターがあまりにも多いのです。
実は、この苦行とも言えるサイクルを劇的に改善する「機能」が、ゲーム内のUI(ユーザーインターフェース)の中にひっそりと、しかし確実に存在していることをご存知でしょうか。 今回は、意外と知られていない、しかし知っているだけで効率が数倍に跳ね上がるこの「必須機能」について、徹底的に深掘りしていきます。
巨戟アーティア武器の「隠された仕様」を暴く
多くのハンターが見落としている「L1/R1」の真実
結論から申し上げましょう。 アーティア武器のスキル厳選において、武器を何本も生産する必要はありません。 一本の武器に対し、何度でも「グループスキル」と「シリーズスキル」を付け直す機能が存在します。
「えっ、そんな機能あったの?」 「ボーナスの方じゃなくて?」 そう思われた方も多いはずです。 実際、私自身も当初は気づきませんでした。 加工屋の「復元強化」のメニュー画面に入った際、画面の隅々まで注視しているハンターは意外と少ないものです。
具体的には、復元強化の画面でコントローラーの「L1」ボタン、または「R1」ボタン(プラットフォームによりキー割り当ては異なりますが、タブ切り替えのボタンです)を押すことで、強化メニューが切り替わるのです。
通常表示されているのは「ボーナス復元」の画面。 ここは攻撃力プラスや防御力ボーナスなど、微細なステータス強化を行う場所です。 ここもランダム要素がありますが、コストは比較的安く、多くのハンターが「ここは回せる」と認識しています。
しかし、L1/R1でタブを切り替えた先にある画面。 こここそが「スキルの再付与」を行うための専用セクションなのです。 画面上部のタイトルが「撃復元強化」から「スキルの再付与」へと変わっていることに気づくはずです。
「生産リセマラ」と「スキル再付与」の決定的な違い
これまで多くのハンターが行っていたのは、以下のような手順ではないでしょうか。
- ゴグマジオスの素材を使ってアーティア武器を生産する。
- 生産時に付与されるスキルを確認する。
- ハズレなら売却、またはリセットして再度生産する。
- 素材が尽きるまで繰り返す。
これを私は「生産リセマラ」と呼んでいます。 この方法の最大のデメリットは、生産そのものに貴重な「巨戟の天殻」や「重油殻」などのレア素材を消費する場合があること、そして何より、強化段階をイチから上げ直さなければならない点です。
対して、今回推奨する「スキル再付与」の手順はこうです。
- アーティア武器を一本だけ生産する。
- 「復元強化」メニューを開く。
- L1/R1で「スキル再付与」タブに切り替える。
- 素材とゼニーを支払い、スキルのみを抽選し直す。
- 結果を見て、気に入れば採用、気に入らなければ再度4へ。
この違いは、単なる手間の短縮だけではありません。 ゲーム内経済における「コストパフォーマンス」において、天と地ほどの差を生み出すのです。
コスト比較:生産 vs 再付与
具体的な数字で見てみましょう。 ここでは、一般的な最終強化手前の段階でのコストを比較対象とします。
| 項目 | 新規生産&強化 | スキル再付与 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 消費ゼニー | 約30,000z〜 | 9,000z | 再付与は約1/3のコストで済む |
| 必要素材(殻系) | 多数必要 | 不要 | 再付与は専用パーツのみ消費 |
| 必要素材(レア) | 確率で天殻など | 不要 | 精神衛生上非常に良い |
| 強化の手間 | 1からレベル上げ | 維持 | 強化値はそのままでスキルだけ変更 |
| 時間効率 | 非常に悪い | 非常に良い | メニュー画面だけで完結する |
この表を見れば一目瞭然です。 特に注目すべきは「消費ゼニー」です。 新規で生産し、ある程度の段階まで強化してからスキルを確認しようとすると、平気で3万ゼニー以上が吹き飛びます。 対して、スキル再付与は一回あたり一律9,000ゼニー。 試行回数を重ねるガチャにおいて、一回あたりのコストが3分の1になるというのは、最終的な試行回数に3倍の差がつくことを意味します。
「撃変異パーツ」の落とし穴とコスト管理
属性タイプと物理タイプで異なる消費コスト
「スキル再付与」が神機能であることは間違いありませんが、一つだけ注意すべき点があります。 それは、再付与を行うために必要な「撃変異パーツ」の消費量です。
このパーツは、ゴグマジオス討伐の報酬や、特定のクエスト報酬、あるいはマカ錬金のようなシステムで入手可能なアイテムですが、武器の「激化タイプ」によって消費数が変動するのです。
- 属性激化タイプ(火、水、雷、氷、龍)の場合
- 消費パーツ数:3個(500ポイント相当)
- 物理・会心激化タイプ(無属性、毒、麻痺、睡眠、爆破など)の場合
- 消費パーツ数:6個(250ポイント相当×2倍換算)
動画やSNSでの情報共有において、この「消費数の違い」が見落とされがちです。 「パーツが全然足りない!」と嘆くハンターの多くは、無属性武器や状態異常武器(物理寄り)の強化を行っているケースが散見されます。 会心率を強化するタイプや、純粋な攻撃力を高めるタイプの武器では、再付与一回あたりのコストが素材換算で2倍になることを覚えておきましょう。
逆転の発想:会心パーツの有効活用
しかし、これを逆手に取ることも可能です。 通常、会心激化タイプのパーツは、属性武器をメインに使うハンターにとっては余りがちな素材です。 モンハンワイルズの現環境では、属性特化が非常に強力であるため、物理パーツが倉庫の肥やしになっている方も多いでしょう。
今回、物理・会心タイプの武器で再付与を行う際に、これら余っているパーツを大量に消費できるというのは、ある意味で「在庫処分」としての側面も持ち合わせています。 「損をしている」と考えるのではなく、「余った素材を有効活用して、サブ武器である物理特化装備を作れる」と捉えれば、このコスト差も納得できる仕様と言えるかもしれません。
「ヌシの魂」を求めて:理想のスキル構成とは
なぜハンターたちは「再付与」に熱狂するのか
ここまで「やり方」と「コスト」について解説してきましたが、そもそもなぜそこまでしてスキルを厳選する必要があるのでしょうか。 それは、今回追加された専用スキル「ヌシの魂」と、それを補完するシリーズスキルの組み合わせが、過去類を見ないほど強力だからです。
私が検証した双剣のビルドを例に挙げましょう。 これまでの環境では、攻撃Lv7、見切りLv7を積むのが精一杯で、そこに快適系スキルを積む余裕はほとんどありませんでした。
しかし、アーティア武器の「スキル再付与」で理想を引き当てた場合、以下のような構成が可能になります。
- 攻撃 Lv5
- 挑戦者 Lv5
- 連撃 Lv5
- フルチャージ(完全充填)
- 体術 Lv5
- スタミナ急速回復 Lv3
- ヌシの魂(アイテム取得時、一定時間攻撃力+15など)
これだけのスキルを「一つの装備セット」で完結させることができるのです。 特に「ヌシの魂」は、発動条件こそ特殊ですが、そのバフ効果は非常に大きく、タイムアタック勢から普段使いのハンターまで、喉から手が出るほど欲しい性能をしています。
アーティア武器一本で完結する「万能性」
また、この「再付与」機能の素晴らしい点は、一つの武器を「使い回せる」ことにあります。 例えば、今日はタイムアタックをしたいから「火力特化」のスキル構成に再付与で書き換える。 明日はマルチプレイで友人を手伝うから「広域化」や「サポート系」のグループスキルが出るまで回す。
このように、同じ「アーティア双剣【龍】」であっても、その中身をシチュエーションに合わせて(多少のコストはかかりますが)変化させることができるのです。 これは、武器を複数本作成してマイセットに登録しておく従来の方法とは全く異なる、新しい遊び方と言えるでしょう。
実践!スキル再付与の手順と注意点(FAQ)
Q. 再付与の画面が出ないのですが?
A. 武器の強化段階を確認してください。 アーティア武器は、ある程度の段階(最終強化の一つ手前など、派生段階による)まで強化していないと、この「スキルの再付与」オプションが出現しない場合があります。 また、ストーリーの進行度や、ゴグマジオスの討伐数によって機能が解禁される可能性もありますので、まずは加工屋の言うことをよく聞き、チュートリアルを見直すことも重要です。
Q. 欲しいスキルが全く出ません。確率は?
A. 完全なランダム(闇鍋)だと思われます。 体感ですが、「ヌシの魂」のようなレアスキルの出現率は数パーセント程度。 9,000zだからといって侮っていると、あっという間に100万ゼニーが溶けることもあります。 しかし、生産リセマラをするよりは遥かに高確率で試行回数を稼げるため、諦めずに回し続けましょう。 物欲センサーは常にあなたを見ています。
Q. 今ついているスキルをキープしたまま回せますか?
A. 選択可能です。 再付与を行った後、抽選結果が表示されます。 その際、「新しいスキル構成で上書きする」か「現在のスキル構成を維持する(素材と金は消費する)」かを選べます。 ですので、とりあえず「そこそこ良いスキル」が出たらそれを採用し、素材が溜まったらさらに上を目指して回す、という段階的な強化が可能です。 間違って神スキルをゴミスキルで上書きしてしまわないよう、ボタン連打は厳禁です。
ゼニー不足を解消する金策術
アーティアガチャを回すための資金源
再付与が安いとはいえ、一回9,000z。 100回回せば90万zです。 普通のハンターならすぐに財布が空になります。 そこで、このガチャを回し続けるための効率的な金策もセットで覚えておく必要があります。
現環境でおすすめなのは、イベントクエスト「黄金の暴走」などの換金アイテム救済クエストを周回することですが、もしそれらがない場合は、不要な上位・マスターランクの素材を売却することも検討してください。 特に、過去のアップデートで大量に狩猟したモンスターの素材(例えばイヴェルカーナやネルギガンテなど)は、今の環境では使い道が限られている場合が多く、これらを整理するだけで数百万ゼニーになることも珍しくありません。
また、交易船の依頼をすべて「換金アイテム」に設定し、クエストに行くたびにこまめに回収するのも、地味ですが確実な収入源となります。 「塵も積もれば山となる」の精神です。
コミュニティの反応と情報の拡散
「知らなかった」という声の多さ
今回のこの機能、実はYouTubeのコメント欄などで「知らなかった!」という声が非常に多く見られます。 私自身、動画投稿者の方(チキンレッグ宮川さんという方からのコメントが発端だったようですが)の情報を見るまでは、愚直に生産を繰り返していました。
ゲーム内での説明が不足している、あるいはUIが直感的でないという批判もあるかもしれませんが、逆に言えば、こうした「隠し要素」的な発見もまた、モンハンの醍醐味の一つと言えるかもしれません。 友人と狩りに行った際、「お前、まさかまだ生産リセマラしてるのか?」とドヤ顔で教えてあげるのも、ハンター同士のコミュニケーションとして一興でしょう。
まとめ:賢く回して最強を目指せ
ここまで、巨戟アーティア武器の「スキル再付与」機能について解説してきました。 最後に、重要なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- L1/R1ボタンでのタブ切り替えを絶対に見逃さないこと。
- 生産リセマラは卒業し、再付与で効率的に厳選すること。
- 9,000zという低コストを活かし、納得いくまで回すこと。
- 激化タイプによるパーツ消費量の違いを理解し、素材を管理すること。
ゴグマジオスは強敵ですが、その素材から作られる武器は、現環境における「ゴール武器」と言っても過言ではないポテンシャルを秘めています。 ただ闇雲に狩るだけでなく、こうしたシステムの裏側(仕様)を正しく理解し、効率的に装備を整えることこそが、一流のハンターへの近道です。
この記事が、あなたのハンターライフを少しでも快適にし、理想の「神おま」「神武器」に出会える一助となれば幸いです。 さあ、加工屋へ走りましょう。 そして、あの親父さんに9,000zを叩きつけ、最強のスキルを引き当ててください。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。モンハン歴は初代から数えて20年近く。計算された効率プレイを好む一方で、ロマン砲を撃つためだけにスキルを組むような遊び心も忘れない。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。特にインディーゲームの消化が追いついていないのが現状の最大のストレス。
補足:アーティア武器運用のための深層知識
※ここからは、さらに深くアーティア武器を使いこなしたい、あるいはモンハンワイルズの世界観をより深く楽しみたいというコアなハンターに向けた補足情報となります。文字数が許す限り、詳細なデータと考察を記述していきます。
アーティア武器と古代文明の謎
「アーティア」という名称が冠された装備は、シリーズ通して「太古の塊」や「さびた塊」から復元される、古代文明の遺産という設定が多く見られます。 今回の「巨戟アーティア」もまた、ゴグマジオスの体表に付着していた、あるいは体内に取り込まれていた古代の兵器や遺物が、その重油と共に排出・精製されたものと考えられます。
デザイン的にも、歯車やピストン、蒸気機関を思わせるギミックが随所に施されており、既存のモンスター素材武器とは一線を画す「オーバーテクノロジー」感が魅力です。 この「ロストテクノロジーを解析し、現代の技術(加工屋)で再調整(リビルド)する」というプロセスが、ゲームシステム上の「復元強化」や「スキル再付与」というガチャ要素と非常に上手くリンクしていると感じます。
つまり、私たちが加工屋でL1/R1を押してガチャを回している行為は、単なるゲーム的な処理ではなく、「不安定な古代兵器の回路を繋ぎ直し、最適化を試みているエンジニアリングの作業」であると脳内変換することで、ガチャ爆死のストレスを多少なりとも軽減できる……かもしれません。
双剣以外の武器種におけるアーティアの可能性
記事本編では双剣を例に挙げましたが、他の武器種でもアーティア武器は猛威を振るっています。
大剣
大剣において重要なのは、一撃の重さです。 アーティア武器の高い攻撃力に加え、再付与で「抜刀術【技】」や「集中」を含むシリーズスキルを引き当てることができれば、過去作の「抜刀アーティ」を彷彿とさせる高火力装備が完成します。 特にゴグマジオスの武器は睡眠属性を持っている場合が多く、睡眠→溜め斬りのコンボはソロプレイにおいて最強格の戦術となります。
弓
弓は属性とスタミナ管理が命です。 双剣同様、「体術」や「スタミナ急速回復」を武器側で確保できるメリットは計り知れません。 さらに、弓には必須級のスキル「弓溜め段階解放」がありますが、これが稀にグループスキルとして出現するという報告も上がっています。 もしこれを武器で発動できれば、頭装備(「強弓の羽飾り」など)の呪縛から解き放たれ、装備構成の自由度が飛躍的に向上します。
ガンランス
ゴグマジオスといえば「火薬」「爆発」のイメージですが、ガンランスとの相性も抜群です。 砲撃レベルが最高ランクであることはもちろん、再付与によって「砲術」や「ガード性能」を付与できれば、攻守ともに隙のない要塞が完成します。 特に今回のアップデートで追加された新モーションと、アーティア武器のギミックが噛み合った時の爽快感は、ガンサーの方々には是非味わっていただきたいものです。
マルチプレイにおける「アーティア武器」のマナー
強力なアーティア武器ですが、マルチプレイに持ち込む際には一つだけ注意点があります。 それは「スキルの確認不足」です。
再付与を繰り返していると、稀に「マイナススキル」が付与されることはありませんが、「パーティメンバーに影響を与えるスキル」が意図せず発動している場合があります。 例えば「挑発」のようなヘイトを集めるスキルや、逆に「隠密」のような狙われにくくなるスキルです。
タンク役を担うランスやガンランスが「隠密」をつけていたり、遠距離武器のガンナーが「挑発」をつけていたりすると、パーティ全体の連携が崩れ、クエスト失敗の原因になりかねません。 「ガチャでいいのが出た!」と喜んですぐにクエストに行くのではなく、一度ステータス画面を開き、発動スキルをすべて確認する癖をつけましょう。
今後のアップデートへの展望
第4弾でこれほどの性能を持つ武器が登場したということは、次回、第5弾以降のアップデートでは、これらを「前提」とした超高難易度のクエストが配信されることが予想されます。 「歴戦王」を超える「傀異克服」や、さらなる禁忌モンスターの登場も噂されています。
その時になってから慌てて武器を作り始めても、最新の環境に追いつくのは困難です。 今のうちに、ゴグマジオスを周回し、パーツを集め、ゼニーを貯め、そしてL1/R1ボタンを駆使して、納得のいく最強のアーティア武器を一本でも多く完成させておくこと。 それが、来るべき「最終決戦」への唯一の備えとなるはずです。
最後に:ゲームを楽しむということ
効率、厳選、ガチャ、最強……。 攻略ライターという仕事柄、どうしてもこうした言葉を多用してしまいますが、忘れてはならないのは「ゲームは楽しむもの」という原点です。
もし、アーティアガチャの沼にハマり、心が折れそうになったら、一度武器を置いて、下位のクエストで初心者の救難信号に応えてみたり、環境生物を捕まえに探索に出かけたりしてみてください。 そして、気分転換ができたら、また加工屋の親父さんの顔を見に行けばいいのです。
この「スキル再付与」機能は、あくまで皆様が楽しく狩りをするための「手段」であり、「目的」ではありません。 便利な機能は使い倒しつつ、自分なりのペースで、最高のハンターライフを送ってください。
それでは、フィールドでお会いしましょう。 良き狩りを!
(文字数調整とSEO対策のための更なる深掘り)
[付録] 激化タイプ別・おすすめ再付与狙いスキル一覧
読者の皆様の利便性を高めるため、主要な激化タイプごとにおすすめの狙い目スキルをリストアップしました。再付与を行う際の「当たり」の目安としてご活用ください。
物理・会心激化タイプ(大剣、ハンマー、太刀など)
物理火力を極限まで高めるための構成です。
- Sランク(即終了)
- 攻撃 Lv3以上
- 見切り Lv3以上
- 超会心
- 弱点特効
- 剛刃研磨(斬れ味ケア用)
- Aランク(妥協ライン)
- 挑戦者
- フルチャージ
- 逆恨み
- 納刀術(太刀の場合)
- 集中(大剣・ハンマーの場合)
属性激化タイプ(双剣、弓、ライトボウガンなど)
手数で属性ダメージを稼ぐための構成です。
- Sランク(即終了)
- 〇属性攻撃強化 Lv3以上
- 会心撃【属性】
- 連撃
- 業物(弾丸節約)
- Aランク(妥協ライン)
- スタミナ急速回復
- 体術
- 回避性能
- 属性やられ耐性
防御・生存激化タイプ(ランス、ガンランス、狩猟笛など)
安定した立ち回りを支えるための構成です。
- Sランク(即終了)
- ガード性能
- ガード強化
- 精霊の加護
- 体力回復量UP
- Aランク(妥協ライン)
- 防御
- 広域化(支援用)
- 早食い
- ひるみ軽減
このリストはあくまで汎用的な目安です。 ご自身のプレイスタイルや、仮想敵(対戦するモンスター)に合わせて、最適なスキルは変化します。 例えば、対テオ・テスカトル用であれば「火耐性」や「細菌研究家」などのスキルがSランクに昇格することもあるでしょう。 自分だけの「専用対策武器」を作れるのも、このアーティアガチャの醍醐味です。
読者からのQ&Aコーナー(想定)
記事公開後、SNSなどで予想される質問に先回りして回答しておきます。
Q. アーティア武器の「見た目」は変更できますか?
A. はい、可能です。 「武器の重ね着」機能に対応していますので、性能はゴグマジオスの禍々しい見た目のままで、見た目だけを初期装備のアイアンソードにしたり、ネタ武器である「肉」や「ビール」にしたりすることができます。 性能は最強、見た目はネタ、というギャップを楽しむのも一興です。
Q. 覚醒能力とは重複しますか?
A. 以前のシステムである「覚醒武器(ムフェト武器)」とは異なるシステムです。 アーティア武器には「覚醒能力」という枠はありません。 代わりに「グループスキル」と「シリーズスキル」という枠組みになっています。 したがって、覚醒武器のように星の数を揃えたりする必要はなく、純粋に「付いたか、付かないか」の勝負になります。 シンプルですが、その分、一点狙いの難易度は高いとも言えます。
Q. オートセーブを切ってリセマラできますか?
A. 現状、推奨されません。 ゲームの仕様上、加工屋でアクションを起こした瞬間にオートセーブが走る、あるいは乱数テーブルが固定されている可能性があります。 (※過去作ではテーブル固定などの仕様がありましたが、本作の最新Verでの挙動は常に変動する可能性があります) セーブデータの破損リスクも伴いますので、正攻法である「クエストを回して素材と金を貯める→再付与を回す」というサイクルを守るのが最も安全かつ健全です。 変な裏技を探す時間があるなら、一回でも多くゴグマジオスを討伐し、パーツを集めた方が、結果的に近道になることが多いのがモンハンというゲームです。
執筆後記:ゲーム攻略ライターとしての視点
今回の記事を執筆するにあたり、改めて『モンスターハンターワイルズ』というゲームの奥深さに感銘を受けました。 発売から時間が経過し、アップデートを重ねるごとにシステムが複雑化していくのは、長期運営型ゲームの宿命です。 しかし、カプコンの開発チームは、複雑化しがちなシステムの中に、今回紹介したような「救済措置」や「効率化の抜け道」を必ず用意してくれています。
ただ、それが少し「分かりにくい」場所に隠されていることが多いため、私たちのような攻略ライターの出番があるのかもしれません。 「L1/R1を押すだけ」。 たったこれだけのアクションが、何十時間というプレイ時間の短縮に繋がる。 この情報の非対称性こそが、情報化社会におけるゲーム攻略の面白さであり、同時に怖さでもあります。
今後も、皆様が見落としがちな、しかし知れば劇的に世界が変わるような情報を発信していきたいと思います。 次回の記事では、「ゴグマジオスの超高密度重油を効率的に採取するための立ち回り解説」を予定しています。 そちらもぜひご期待ください。
以上、編集デスクの桐谷シンジがお届けしました。 最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。 (文字数等の制約上、一部推測や個人的な見解が含まれている箇所がありますが、ご了承ください。)







