編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、モンハンワイルズをプレイしたいけれど、現在はSwitchしか持っておらず、次世代機(スイッチ2)での発売や、その画質・スペックが気になっていると思います。
現状のPS5やPC版は非常に負荷が高く、「本当に携帯機で動くのか?」「画質はボロボロになるのではないか?」という不安もあるでしょう。
この記事を読み終える頃には、スイッチ2版の発売可能性、具体的な画質設定、そしていつ頃遊べるようになるのかという疑問が解決しているはずです。
- 解析によりスイッチ2版の存在と画質設定がほぼ確定
- DLSS技術の採用によりドックモードで1080p/30fpsを実現予定
- ローカル通信によるマルチプレイ機能が復活する可能性
- 発売時期は「完全版」として2026年以降になる公算が高い
それでは解説していきます。
スイッチ2版モンハンワイルズの解析情報と現状
「nsw2UpgradeEdition」ファイルの発見
2025年に入り、モンハンワイルズ(MHWs)のアップデートファイル内から、衝撃的なデータが発見されました。
それは「nsw2UpgradeEdition」という名称のファイル群です。
これまで噂の域を出なかった「任天堂次世代機(通称:スイッチ2)」への移植ですが、このファイル名の発見により、カプコン内部ですでに具体的な開発が進んでいることがほぼ確実となりました。
多くのハンターが抱いていた「ハイスペック機専用タイトルだから、任天堂ハードには来ないのではないか?」という懸念は、この解析結果によって大きく覆されたと言っていいでしょう。
特に重要なのは「UpgradeEdition(アップグレードエディション)」という名称です。
これは単なる移植ではなく、既存のバージョン(無印)に対して何らかの追加要素や調整を加えた「完全版」あるいは「拡張版」としてのリリースを示唆しています。
過去のモンハンシリーズの例を見ても、無印版の発売から1年〜2年後に、G級(現在のマスターランク)相当の拡張コンテンツを含んだパッケージが任天堂ハードで発売されるという流れは定石です。
今回のファイル名は、その歴史がワイルズでも繰り返される可能性を強く示唆しています。
内部データが示す本気度
発見されたのはファイル名だけではありません。
プログラムコードの中には、具体的なグラフィック設定のプリセットが含まれていました。
これは単なるプレースホルダー(仮置き)ではなく、実機での動作を想定した具体的なパラメータ調整の跡が見受けられます。
例えば、NPC(ノンプレイヤーキャラクター)の描画距離に関する設定です。
通常、PC版やPS5版では「100」と設定されている描画距離の数値が、スイッチ2向けの設定ファイルでは「50」に制限されている記述が見つかりました。
これは、広大なフィールドと多数の群れを表現するワイルズにおいて、CPU負荷を軽減するための非常に具体的な「最適化」の痕跡です。
単に解像度を下げるだけでなく、ゲーム体験を損なわないギリギリのラインで、オブジェクトの表示数や距離を調整しようとしているカプコンエンジニアの苦労が読み取れます。
なぜ今、スイッチ2版の情報が出てきたのか
ワイルズは発売当初、特にPC版において最適化不足が指摘され、ハイスペックなマシンでもフレームレートが安定しないという問題を抱えていました。
そのような状況下で、さらにスペックが劣ると思われる携帯機への移植を進めていることに対して、一部のファンからは疑問の声も上がっています。
しかし、これはビジネス的な観点から見れば必然と言えます。
PS5の本体価格高騰や、PCゲーミング環境構築のハードルの高さにより、ワイルズのプレイヤー層はこれまでのシリーズに比べて限定的になりつつあります。
日本国内において圧倒的なシェアを誇る任天堂ハードの次世代機で展開することは、モンハンというIPを維持・拡大するために必要不可欠な戦略なのです。
アップデートファイルにこれだけ具体的なデータが混入していたということは、社内ではすでに実機、あるいはそれに準ずる開発キットでのテストプレイが相当進んでいると考えて間違いないでしょう。
次世代機(スイッチ2)での画質とスペック詳細
驚異のDLSS対応と1080p出力
今回判明した情報の中で最も注目すべきは、「DLSS(Deep Learning Super Sampling)」への対応です。
DLSSとは、NVIDIA社が開発したAI(人工知能)を活用した超解像技術のことです。
簡単に言えば、低い解像度でゲーム画面をレンダリングし、AIの力を使って高解像度へ引き上げる技術です。
これにより、GPUへの負荷を大幅に下げつつ、見た目の画質をきれいに保つことが可能になります。
解析された設定ファイルによると、スイッチ2版ワイルズは、このDLSSを使用することで、ドックモード(テレビ出力時)において「1080p(フルHD)」での出力をターゲットにしていることが判明しました。
これは非常に大きな意味を持ちます。
もしDLSSがなければ、ワイルズのような重いゲームを携帯機ベースのハードで動かす場合、解像度を720p以下、あるいはもっと低く設定してボヤけた画質にせざるを得なかったでしょう。
しかし、DLSSが採用されるということは、スイッチ2のチップセットがNVIDIA製の新しいアーキテクチャを採用していることの裏付けともなります。
目標フレームレートは30fps
画質と並んで重要なのがフレームレート(fps)です。
解析データによると、ターゲットフレームレートは「30fps」に設定されています。
PS5やハイスペックPCで60fps以上のヌルヌルとした動作に慣れているプレイヤーからすると、30fpsは「カクカクしている」と感じるかもしれません。
しかし、携帯機で遊べるオープンワールドのハンティングアクションとして考えれば、30fpsでの安定動作は十分な合格点と言えます。
かつての「モンスターハンターワールド」がPS4で発売された際も、基本は30fps動作でした。
それでも世界中で大ヒットし、多くのプレイヤーが熱中した実績があります。
重要なのは「可変フレームレートでガクガクすること」ではなく、「30fpsに張り付いて安定すること」です。
DLSSと設定の最適化により、乱戦時でも30fpsを維持できるのであれば、プレイ体験としては決して悪くないものになるでしょう。
画質設定「Potato Mode」との比較
PC版ワイルズには、低スペックPC向けに画質を極限まで下げる、通称「Potato Mode(ポテトモード)」と呼ばれる設定が存在します。
今回の解析を行った海外ユーザーが、スイッチ2向けの設定値をPC版に適用してシミュレーションを行ったところ、興味深い結果が出ました。
スイッチ2版の画質は、PC版の「最低設定」よりも一部の項目で上回っていたのです。
特に「影(シャドウ)」の品質に関しては、PCの最低設定よりも一段階高い設定が割り当てられているようです。
これは、スイッチ2が決して「低スペックなだけのハード」ではないことを示唆しています。
最新のアーキテクチャを採用しているため、特定の処理においては古いPCよりも効率的に描画できる可能性があります。
もちろん、テクスチャの解像度や遠景の表示などは妥協が必要になるでしょうが、「見るに耐えない画質」にはならないという安心材料になります。
| 項目 | PS5 / PC (高設定) | Switch 2 (解析値) | 旧Switch (ライズ) |
|---|---|---|---|
| 解像度 | 4K / 1440p | 1080p (DLSS) | 720p ~ 1080p |
| fps | 60fps ~ | 30fps (目標) | 30fps |
| AA技術 | TAA / DLSS / FSR | DLSS | TAA |
| 描画距離 | 100 (基準) | 50 (制限) | – |
CPU負荷と「群れ」の表現への懸念
携帯機向けCPUの限界
GPU(グラフィック処理)に関してはDLSSのおかげで希望が見えましたが、課題として残るのがCPU(演算処理)の性能です。
ワイルズの最大の特徴は「群れ」の表現です。
画面内に数十体のモンスターが同時に出現し、それぞれのAIが自律的に動き、環境と相互作用します。
この処理はGPUではなく、主にCPUに重い負荷をかけます。
解析情報でも、GPU負荷は最適化で減らせているものの、CPUの負荷に関しては依然として厳しい状況であることが示唆されています。
スイッチ2がどのようなCPUを搭載するかは未発表ですが、携帯機である以上、バッテリー消費や排熱の観点から、デスクトップPCのような高性能CPUを積むことは物理的に不可能です。
NPC描画制限の影響
先述した「NPCの描画距離を半分にする」という設定は、まさにこのCPU負荷対策です。
遠くのモンスターの動きを簡略化したり、表示数を減らしたりすることで、CPUの計算量を減らそうとしています。
しかし、これをやりすぎるとワイルズの魅力である「生きた生態系」が損なわれる恐れがあります。
「遠くに見える群れが、近づくといきなり現れる(ポップイン現象)」や「群れの数がPS5版より明らかに少ない」といった違いが出る可能性は否定できません。
開発チームが、ゲームの面白さを損なわずにどこまで処理を間引けるか。
ここが移植の最大の難所であり、エンジニアの腕の見せ所となるでしょう。
独自機能:ローカルマルチプレイの復活
「持ち寄って遊ぶ」文化の再来
解析されたテキストデータの中に、ファンにとって涙が出るほど嬉しい記述がありました。
「Nintendo Switch 2本体を持ち寄り、ローカルワイヤレス通信でロビーを作成」 「最大4人までのプレイヤーが参加可能」
この一文は、ワイルズにおいて「ローカル通信マルチプレイ」が実装されることを意味しています。
PS4の「ワールド」以降、モンハンは据え置き機メインとなり、オンラインマルチプレイが標準となりました。
もちろんオンラインは便利ですが、PSP時代の「モンハンポータブル」シリーズのように、友人の家に集まったり、カラオケボックスやファミレスで顔を突き合わせて遊んだりする体験は失われていました。
スイッチ2版でローカル通信が復活すれば、あの頃の熱狂が再び戻ってくる可能性があります。
オンラインとの違いとメリット
ローカル通信の最大のメリットは「ラグ(遅延)の少なさ」と「コミュニケーションの密度」です。
インターネットを経由しないため、回線状況に左右されずに快適な同期ズレのない狩りが楽しめます。
また、隣にいる友人と「粉塵まいて!」「そこに罠置くよ!」と声を掛け合いながら遊ぶライブ感は、ボイスチャットとはまた違った楽しさがあります。
ワイルズの複雑な地形やギミックを利用した狩りにおいて、この密な連携は大きな武器になるはずです。
もしスイッチ2版が発売されれば、学生や社会人のコミュニティで、再び「リアル集会所」が形成される未来が想像できます。
発売時期と「完全版」としての可能性
発売は2026年以降が濃厚
では、このスイッチ2版はいつ発売されるのでしょうか?
現状の解析情報や開発状況、そしてハード自体の発売時期を考慮すると、「2025年後半」から「2026年」にかけての発売が現実的なラインです。
まず、スイッチ2自体の発売日がまだ正式に発表されていません(2025年内との噂が有力ですが)。
ハードのローンチ(発売同時)タイトルとして出る可能性もありますが、ワイルズのような超大作は、ハードの普及がある程度進んだタイミング、あるいはハードの牽引役として戦略的な時期に投入されることが多いです。
ワイルズG(マスターランク)相当か
ファイル名にあった「UpgradeEdition」という名称から推測するに、スイッチ2版は、現在PS5/PCで展開されているコンテンツに、さらなる追加要素を加えた「完全版」として登場する可能性が高いです。
いわゆる「モンハンワイルズG」や「モンハンワイルズ:アイスボーン」のような位置づけです。
- 無印版の全コンテンツ収録
- 多数のバグ修正とバランス調整適用済み
- 新モンスター・新フィールドの追加
- ローカル通信機能の追加
これらがワンパッケージになって発売されるとすれば、後発であることのデメリットを補って余りある魅力的な商品になります。
現在PS5版を遊んでいるプレイヤーであっても、「携帯機で遊べる」「ローカル通信ができる」「追加要素がある」という理由で、スイッチ2版を買い直す(あるいは買い足す)ケースは十分に考えられます。
解析で見つかった「ゴグマジオス」の痕跡
さらに興味深いことに、今回の解析ではモンスターデータの中に「ゴグマジオス」に関連すると思われる記述も見つかっています。
ゴグマジオスは「モンスターハンター4G」のラスボスとして登場した超大型モンスターです。
解析データには、既存の武器IDの間に不自然な空き番があり、さらに「アーティアシリーズ(太古の塊から作れる装備)」と関連するスキルデータの欠落が見つかりました。
これが「ゴグマジオス」の素材を使った装備、あるいはその強化個体である「歴戦ゴグマジオス」のような存在を示唆していると噂されています。
もしスイッチ2版の発売に合わせて、こうした過去作の人気大型モンスターが追加されるとすれば、シリーズファンにとってはたまらないサプライズとなります。
特にゴグマジオスのような超大型モンスターは、ワイルズの広大なフィールドやシームレスなマップ移動と相性が良い可能性があります。
スイッチしか持っていないユーザーへの提言
今すぐハードを買うべきか?
「ワイルズをやりたいけど、スイッチ2版を待つべきか、今無理してPS5やPCを買うべきか」
この質問に対する私の回答は、以下のようになります。
1. 画質と没入感を最優先するなら、今すぐPS5かPCへ スイッチ2版がいかに最適化されても、4K解像度や60fps以上のヌルヌル動く映像美、遠くまで見渡せる描画距離は、PS5やハイエンドPCには敵いません。 ワイルズの世界観にどっぷりと浸かり、最高の環境で狩りをしたいなら、スイッチ2を待つのは得策ではありません。
2. 友達と集まって遊びたい、寝転がって遊びたいなら「待ち」 画質よりも「遊び方」を重視するなら、スイッチ2版を待つ価値は十分にあります。 特に、かつてのポータブルシリーズのように、持ち寄って遊ぶスタイルが好きだった人にとって、スイッチ2版は唯一無二の選択肢になります。 また、仕事や学校が終わった後、ベッドやソファでリラックスしながら一狩り行ける気軽さは、携帯機ならではの特権です。
3. コストパフォーマンス重視ならスイッチ2 PS5本体とソフト、あるいはゲーミングPC一式を揃えるとなると、10万円〜20万円以上の出費になります。 一方、スイッチ2本体の価格はまだ未定ですが、任天堂の過去の戦略から見て、5万円〜6万円程度に収まる可能性が高いです。 初期投資を抑えてワイルズを遊びたいのであれば、スイッチ2の発売を待って貯金をしておくのが賢い選択と言えるでしょう。
クロスプレイ・クロスセーブへの期待
もう一つ気になるのが、他機種版との連携です。
カプコンは近年、プラットフォームの垣根を超えた「クロスプレイ」に積極的です。 ワイルズもPS5/PC/Xbox間でのクロスプレイに対応しています。
スイッチ2版が発売された際、これら既存のプラットフォームのプレイヤーと一緒に遊べるかどうかは大きなポイントです。
技術的には、フレームレートの違い(30fps vs 60fps)や描画処理の同期ズレが課題となりますが、もし実現すれば、プラットフォームを問わずに友人と遊べる最強の環境が整います。
また「クロスセーブ」に対応していれば、家ではPS5で高画質プレイ、外ではスイッチ2で素材集め、といった夢のようなプレイスタイルが可能になります。 「UpgradeEdition」というファイル名からは、既存データからの引き継ぎや共有を想定しているようなニュアンスも感じ取れるため、期待して良いかもしれません。
まとめ
今回の解析情報から見えてきた「モンハンワイルズ Switch2版」の姿をまとめます。
- 開発は確実:ファイル名から、スイッチ2向けの最適化版が開発中であることは間違いない。
- 画質は健闘:DLSS対応により、携帯機ながら1080p/30fpsの実用的な画質を確保。
- 独自機能:ローカル通信マルチプレイの実装により、ポータブルシリーズの遊び心地が復活。
- 発売時期:2026年頃、「完全版」としてのリリースの可能性が高い。
「スイッチしか持っていないからワイルズは遊べない」と諦めていたハンターの皆さん、希望はあります。
それどころか、スイッチ2版は「携帯性」と「ローカルプレイ」という、他のハードにはない強力な武器を持った、ある意味で「最強のバージョン」になる可能性すら秘めています。
もちろん、発売まではまだ時間がかかるでしょう。 しかし、その待ち時間は決して無駄ではありません。 貯金をし、心の準備をし、過去作で腕を磨きながら、新たな狩猟解禁の時を待ちましょう。
このブログでは、今後もスイッチ2版ワイルズに関する続報が入り次第、徹底的に解析・レビューしていきます。 気になる方はぜひブックマークをして、最新情報をチェックしてください。
皆さんの良きハンターライフを願っています。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。




















