編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、モンハンワイルズ(MHWs)の高難易度クエスト「歴戦王ジン・ダハド」の攻略に苦戦し、簡単に倒せる方法や装備構成が気になっていると思います。
この記事を読み終える頃には、歴戦王ジン・ダハドを10分台前半で安定して周回するための具体的な装備構成、必須スキル、そして目からウロコの立ち回りの疑問が解決しているはずです。
- 歴戦王ジン・ダハド攻略には火属性片手剣と破壊王Lv3が最適解
- 第2エリアでの「奇襲」と「落石」コンボが大ダウンへの鍵
- 頭・腰・尻尾の部位破壊後に背ビレを壊すと劇的に弱体化する
- ガンマチケットが一気に5枚ドロップすることもあるため周回必須
それでは解説していきます。
歴戦王ジン・ダハド攻略の全体像と基本戦略
今回ご紹介するのは、本日実装されたばかりの最高難易度コンテンツ「歴戦王ジン・ダハド」を、アクションが苦手な方でも驚くほど簡単に、かつ安全に狩猟するための攻略ガイドです。 私自身、実装初日から朝から晩まで周回を重ね、最適解とも言える装備構成と立ち回りを確立しました。 実際にこの方法を使えば、11分〜12分台でのクリアが可能であり、運が良ければ貴重な「ガンマチケット」を一度に5枚も入手できる可能性があります。
なぜ「歴戦王ジン・ダハド」は強いのか
通常のジン・ダハドと異なり、歴戦王個体は攻撃力が大幅に強化されているだけでなく、特殊なギミックへの対処が求められます。 特に、全身に纏った氷の鎧のような部位(トゲ)をいかに効率よく処理するかが攻略の鍵を握ります。 多くのハンターがここで躓き、時間切れや3乙を喫していますが、今回紹介する「破壊王」と「特定の順序での部位破壊」を組み合わせた戦術を用いれば、相手をただの「的」に変えることが可能です。
今回の攻略のコンセプト「生存と火力の両立」
今回のコンセプトは「死なないこと」と「効率よく部位破壊を行うこと」の2点に集約されます。 ジャストガード(ジャスガ)を多用する立ち回りを基本としつつ、被弾しても自動回復やダメージ軽減スキルでカバーする、まさに鉄壁の要塞スタイルです。 使用武器は機動力とガード性能を兼ね備えた「片手剣」。 特に火属性に特化させることで、ジン・ダハドの弱点を突き、スムーズな攻略を実現します。
おすすめ装備構成:火属性特化型片手剣
攻略の要となる装備構成について詳細に解説します。 今回のビルドは、既存のテンプレ装備とは一線を画す、対ジン・ダハド専用の特化構成です。
武器選択:アーティア製火属性片手剣
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 武器名 | アーティア・フレイム(仮) | アーティア派生の火属性武器 |
| 属性 | 火属性 | 基礎攻撃力強化×3、属性化カスタム |
| 必須OP | 撃流の黙示録 or グラビモスのシリーズスキル | どちらかが付与されていることが理想 |
武器はアーティア派生の片手剣推奨です。 重要なのは、武器の強化方針です。基礎攻撃力強化を3つ積み、さらに属性化タイプで強化することで、物理と属性の両面でダメージを稼げるように調整してください。 また、武器に付与されるシリーズスキルとして「撃流の黙示録」または「グラビモスのシリーズスキル」がついているものを選びましょう。 これにより、防具側の自由度が大幅に向上します。
防具構成:ゴグマ・ムクナル・グラビドのハイブリッド
防具は、生存能力と攻撃性能を最大化するためのキメラ構成(異なるシリーズの組み合わせ)を採用しています。
| 部位 | 防具名 | 理由・役割 |
|---|---|---|
| 頭 | ゴグマルファヘルム | 基礎ステータスの高さとスロット優秀さ |
| 胴 | ムクナルメイルβ | 必須スキルの確保 |
| 腕 | ゴグマルファアーム | 攻撃的なスキル構成の要 |
| 腰 | グラビドコイルβ | ガード性能と耐久力向上 |
| 脚 | ゴグマルファグリーヴβ | 全体的なバランス調整 |
| 護石 | 混合護石 | 心眼3・破壊王1・耐震1・武器スロ空き |
もし武器に「グラビモスのシリーズスキル」が付与されている場合は、腰防具を「ゴグマコイル」に変更することを強くおすすめします。 これにより、「連撃」スキルがさらに1レベル上昇し、手数の多い片手剣との相性が抜群によくなります。 グラビモスのシリーズスキル効果で「体力満タン時に受けるダメージ20%軽減」が発動するため、後述するフルチャージの維持が容易になります。
発動スキル詳細解説
今回のビルドで発動させるスキルの一覧と、それぞれの採用理由です。
攻撃系スキル
- 火属性攻撃強化 Lv3
- ジン・ダハドの最大の弱点である火属性を強化します。物理ダメージよりも属性ダメージの通りが良い部位が多いため、Lv3まで積むことで総ダメージ量が飛躍的に向上します。
- 破壊王 Lv3
- 本攻略の最重要スキルです。
- ジン・ダハド攻略のキモは「頭・腰・尻尾の装甲破壊」→「背ビレ破壊」による弱体化ギミックです。
- 部位耐久値を素早く削ることで、ダウン回数を増やし、被弾のリスクを減らすことができます。
- フルチャージ(MAX)
- 体力が満タンの時に攻撃力が大幅に上昇します。
- 後述する「超回復力」や「グラビモスのシリーズスキル(バリア)」とのシナジーにより、戦闘中でも高い維持率を誇ります。
- 攻めの守勢
- ジャストガード成功時に攻撃力が上昇します。
- 今回の立ち回りはガード主体となるため、ほぼ常時発動している状態を作れます。
- 心眼
- 硬い部位に攻撃が弾かれるのを防ぎます。
- ストレスフリーな立ち回りが可能になるだけでなく、弾かれモーションによる隙を晒すリスクをゼロにします。意外と火力貢献度も高いスキルです。
- 連撃
- 攻撃を当て続けることで攻撃力が上昇します。
- 片手剣の手数であれば即座に最大効果を発揮します。Lv1でもコスパが良いので採用しています。
- 砂塵刺激(新採用枠)
- アップデートで強化されたスキルです。
- 傷口を破壊することでダウンを取りやすくなる効果が見込めます。
- ジン・ダハドは前脚か後脚の傷口破壊でダウンするため、このスキルとの相性が非常に良いです。
- もしこのスキルが肌に合わない場合は「力の解放」などに変更しても構いません。
生存・補助系スキル
- ガード強化 Lv3
- 必須スキルです。
- これがないとガードできない攻撃(特定のブレスや大技)が存在します。Lv3まで積むことで、削りダメージも最小限に抑えられます。
- 業物 Lv3
- 片手剣の激しい切れ味消費を抑えます。継戦能力を高めるために必須級です。
- 超回復力 Lv1
- 体力が自動で回復していきます。
- 削りダメージを受けても、納刀して薬を飲むことなく、攻め続けながらフルチャージの発動ラインまで回復できる点が強力です。
- 氷属性やられ無効(または耐性)
- ジン・ダハドの攻撃には氷属性やられが付与されるものが多いです。
- スタミナ管理が厳しくなる氷やられを防ぐことで、ガードや回避の安定性を確保します。
- 高速変形・耐震など
- 護石や余りスロットで調整してください。耐震はあると事故が減ります。
実戦立ち回り:フェーズごとの完全攻略チャート
ここからは、実際にクエストに出発してからの動きを時系列順に解説します。 動画などで紹介されている一般的な攻略とは少し異なる、「とかげ流」の最適化された立ち回りです。
【フェーズ1】第1エリア:開幕の儀式と早期撤退
開幕の行動パターン
多くのプレイヤーは開幕に隠れ身の装衣などを着て奇襲攻撃を仕掛けがちですが、私の攻略法では第1エリアでの奇襲は行いません。
- 即乗り攻撃
- クエスト開始直後、乗れる位置にモンスターが居た場合は、迷わずジャンプ攻撃で乗りを狙います。
- または、スリンガー等で即座にダウン(落とし)を奪います。
- 頭部へのジャストラッシュ
- ダウン中は頭部に張り付き、片手剣の最大火力コンボである「ジャストラッシュ」を叩き込みます。
- この段階で頭部の部位耐久値をある程度削っておくことが、後の展開を楽にします。
- ガード主体の立ち回り
- 無理に回避しようとせず、全ての攻撃をガード(ジャストガード)で捌きます。
- ガード性能とガード強化を積んでいるため、削りダメージは微々たるものです。
第1エリアは体力があまり多く設定されていないため、この攻防を数回繰り返すだけですぐに移動を開始します。深追いは禁物です。
【フェーズ2】第2エリア:奇襲と環境利用のコンボ
ここが本クエストの最重要ポイントです。第2エリアのギミックを使いこなせるかどうかで、クリアタイムが数分変わります。
奇襲攻撃のセットアップ
- エリア侵入時の位置取り
- モンスターが第2エリアに移動したら、すぐに追いかけます。
- モンスターから見て「左足」側、プレイヤー視点だと右側後方から回り込むように接近します。
- 奇襲攻撃の発動
- ここで初めて「奇襲攻撃」を仕掛けます。
- 重要なのは**「落石ポイントに向かってモンスターを押し込むように」**攻撃することです。
- イメージとしては、奇襲の衝撃でモンスターを落石の真下に吹っ飛ばす感覚です。
落石ギミックの発動
- 落石ヒット
- 位置取りが完璧なら、奇襲後の硬直やダウン中に頭上の落石を起動(スリンガーや攻撃で刺激)し、直撃させることができます。
- これにより数千単位のダメージと長時間のダウンを奪えます。
- 部位破壊の優先順位
- ダウン中は以下の順番で破壊を狙います。
- 頭部の鎧(トゲ)
- 腰の鎧
- 尻尾の鎧
- 破壊王Lv3のおかげで、サクサクと壊れていくはずです。
- ダウン中は以下の順番で破壊を狙います。
弱体化のトリガー「背ビレ破壊」
上記の3箇所(頭・腰・尻尾)の鎧を破壊すると、最後に破壊すべきターゲットとして**「背ビレ」**が露出、または破壊可能になります。 この背ビレを破壊することこそが、ジン・ダハドを無力化する最大のギミックです。
- 背ビレ破壊後: モンスターが大幅に弱体化します。攻撃の激しさが減り、肉質が軟化し、ただの「大きな的」と化します。
- 注意点: 背ビレを壊すまでは油断禁物です。
集中弱点攻撃と傷口システム
- 傷口作成: 「砂塵刺激」スキルの効果もあり、前足や後ろ足に傷をつけるとダウンを取りやすくなります。
- 集中弱点攻撃: ワイルズ特有のシステムである集中弱点攻撃を積極的に狙い、大ダメージとダウンを量産しましょう。
- 回しブレス対策: ジン・ダハドが回転しながら吐くブレスは、頭の内側(懐)に入り込むことで完全に回避できます。外側に逃げると被弾します。
【フェーズ3】最終エリア:大技対策とフィニッシュ
最終エリアでは、フィールドギミックと敵の大技への対処が求められます。
つらら攻撃の対処法
地面から氷のつららが生えてくる攻撃や、天井から降ってくる攻撃があります。
- 地面からのつらら:
- 下手に動かず、その場でガードボタンを押し続けてください。
- オートでジャストガード判定になり、攻めの守勢が発動します。
- 天井からのつらら(大技予兆):
- ジン・ダハドが天井に張り付き、3回ブレスを吐いた後、4回目の行動で特大のつららを落としてきます。
- 対処法: 上を見上げず、地面に表示される影や予兆を見て走り回って回避します。
- 4回目のブレス直後、スリンガー等で天井のつららを撃ち落とすことで、モンスターごと叩き落とすことが可能です(タイミングがシビアですが狙う価値あり)。
フィールドギミック「巨大落石」
最終エリアには、非常に大きな落石ポイントが存在します。 モンスターが突進などを仕掛けてきたタイミングで誘導し、これを当てることで大ダメージを与えられます。 もし当てられなくても、ここまで追い詰めていれば討伐は目前です。
ラストスパート
弱ったジン・ダハドは動きが鈍りますが、最後まで油断せずガード主体で。 特に傷ついた足への攻撃を集中させ、転倒ハメに近い状態に持ち込みましょう。 ここまで来れば、破壊王の効果で全身ボロボロになっているはずです。
攻略のQ&A:よくある詰みポイント
ここでは、読者から想定される疑問点に対して、先回りして回答しておきます。
Q1. ジャストガードが苦手です。普通のガードでも大丈夫?
A. 問題ありません。 今回の装備は「ガード強化Lv3」に加え、「グラビドコイル」等の高い防御性能を持っています。 普通のガードでも削りダメージは発生しますが、「超回復力」と「フルチャージ」のシナジー、そしてヒーラーオトモがいれば十分にリカバリー可能です。 無理にジャスガを狙って被弾するより、ガッチリガードを固める方が安定します。
Q2. 破壊王は必須ですか?
A. タイム短縮と生存のために強く推奨します。 ジン・ダハドは「背ビレ破壊による弱体化」が攻略の肝です。 破壊王なしでも倒せますが、弱体化させるまでの時間が長引き、その分危険な通常状態の攻撃にさらされる時間が増えます。 結果として事故率が上がるため、慣れるまではLv3積むことをおすすめします。
Q3. 「サ人刺激(砂塵刺激)」がない場合は?
A. 「力の解放」や「見切り」で代用可能です。 砂塵刺激はあくまで「ダウンを取りやすくする」ための補助火力スキルです。 クリティカル率を上げるスキル構成に変えても、十分な火力が出せます。
まとめ:歴戦王ジン・ダハドは装備で8割決まる
今回のレビューのポイントをまとめます。
- 装備選びが勝敗を分ける
- 火属性特化の片手剣と、ガード強化・破壊王・各種生存スキルを積んだ専用装備を組むだけで、難易度が劇的に下がります。
- 手順を守った部位破壊
- 第2エリアでの奇襲&落石コンボからスタートし、頭・腰・尻尾の鎧を剥がし、背ビレを折る。この手順を徹底してください。
- ガンマチケット大量獲得のチャンス
- 今回のクエストは報酬が豪華です。一度に5枚ものガンマチケットが手に入ることも確認しています。
- 装備の限界突破や、挑戦の護石作成、オトモ装備にと大量に消費するため、この周回メソッドで効率よく集めましょう。
今回紹介した立ち回りは、一見複雑に見えるかもしれませんが、「ガードして隙を見て切る」「特定の場所で落石を当てる」というシンプルな動作の積み重ねです。 特に11分台というタイムは、プロハンターでなくとも、装備と手順さえしっかりしていれば十分に手が届く範囲です。
まだクリアできていない方、周回に疲れている方は、ぜひこの装備セットを作成して挑んでみてください。 モンハンワイルズの世界が、また一つ快適になることを約束します。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。







