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Nintendo Switch

【メトプラ4】買うのを悩んでる人へ!買うべき人・やめるべき人を徹底解説|メトロイドプライム

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編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、18年ぶりの復活を遂げた『メトロイドプライム4 ビヨンド』が気になっているものの、購入に踏み切って良いものか、それとも自分には合わないのではないかと悩んでいることと思います。

この記事を読み終える頃には、本作があなたにとって「買うべき神ゲー」なのか、それとも「見送るべき作品」なのか、その疑問が完全に解決しているはずです。

この記事の要約
  1. メディアの「革新性」重視とユーザーの「体験」重視のズレ
  2. 「ソルバレイ」エリアに見るオープンワールド構造の是非
  3. 開発難航による「継ぎ接ぎ感」とクラシックな仕様の弊害
  4. それでもファンが高く評価する「メトロイドらしさ」の正体

 

それでは解説していきます。

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  1. 18年の沈黙を破ったシリーズの正統進化と開発背景
  2. 「探索」に特化した独自のゲームシステムと新要素の徹底分析
  3. 次世代機Switch2にも対応した技術的スペックの検証
  4. 性格やプレイスタイル別に見る「買うべき人・やめるべき人」の明確な基準
Contents
  1. メトロイドプライム4 ビヨンドの基本情報と開発背景
    1. 18年ぶりの復活までの長い道のりと開発体制
    2. 物語の導入と舞台となる惑星ビューロス
    3. 価格設定と次世代機への対応状況
  2. 本作を構成する3つの革新的な特徴
    1. 没入感を極めた「ファーストパーソン探索」の真髄
    2. 探索の概念を変える新要素「サイキック能力」
    3. 機動力を飛躍させる相棒「高機能バイク バイオラ」
  3. 美しくも過酷な惑星ビューロスの環境分析
    1. 次世代の映像美で描かれる多彩なバイオーム
    2. 異形の原生生物と宿敵サイラックスとの対峙
  4. ハードウェアによる体験の違いと操作性
    1. Switch2版がもたらす圧倒的な没入感
    2. 初心者への配慮とアクセシビリティ
  5. 購入をおすすめする人の5つの特徴
    1. ①メトロイドプライムシリーズのファンである人
    2. ②探索と謎解きのプロセスを楽しめる人
    3. ③没入感のあるSF世界観に浸りたい人
    4. ④自分のペースでじっくりゲームを進めたい人
    5. ③Switch2の性能をフルに体感したい人
  6. 購入をやめるべき・注意が必要な人の4つの特徴
    1. ①3D酔いが激しく、一人称視点が極端に苦手な人
    2. ②派手なコンボアクションや即時的な爽快感を求める人
    3. ③濃厚なムービーやドラマチックな演出を重視する人
    4. ④攻略サイトを見ずにプレイするのが苦痛な人、すぐに答えが欲しい人
  7. まとめ

メトロイドプライム4 ビヨンドの基本情報と開発背景

18年ぶりの復活までの長い道のりと開発体制

2007年に発売された『メトロイドプライム3 コラプション』から、実に約18年もの歳月が流れました。

当時のゲーマーたちが待ち焦がれたナンバリング最新作が、202X年12月4日、ついにそのベールを脱ぎました。

この長い空白期間は、単なる時間の経過ではなく、シリーズの品質を極限まで高めるための苦闘の歴史でもありました。

特に注目すべきは、2017年の最初の発表から2019年にかけて行われた、劇的な開発体制の変更です。

当初は別の開発会社によって進行していたプロジェクトでしたが、任天堂の品質基準を満たすために「白紙撤回」という異例の決断が下されました。

そして、開発はシリーズの生みの親とも言える「レトロスタジオ」へと託されました。

この経緯は、ファンにとっては不安要素ではなく、むしろ「本気度」の証明として受け止められています。

シリーズを一貫して手掛けてきた田辺賢介プロデューサーが指揮を執り、オリジナルスタッフが再集結して作り上げた本作は、まさにシリーズのDNAを色濃く受け継いだ正統な後継作と言えるでしょう。

18年という時間は、技術の進化とともに、開発者たちの熟成されたアイデアを詰め込むための必要な期間だったのです。

物語の導入と舞台となる惑星ビューロス

本作の物語は、銀河連邦軍の施設への襲撃事件から幕を開けます。

主人公であるバウンティハンター「サムス・アラン」は、救援要請を受けて研究所へ向かいますが、そこで宿敵「サイラックス」率いるスペースパイレーツ軍の襲撃に遭遇します。

予期せぬ事故により、サムスは銀河連邦兵たちと共に、未知の惑星「ビューロス」へと転送されてしまうのです。

この惑星ビューロスこそが、本作のメインステージとなります。

そこにはかつて栄えた古代文明「ラモ族」の遺跡が静かに眠り、手つかずの自然と危険な原生生物が待ち受けています。

プレイヤーはサムスとなり、散り散りになった連邦兵たちと協力しながら、惑星からの脱出を目指すことになります。

しかし、単なる脱出劇ではありません。

ラモ族が残した遺産の謎、そしてサイラックスとの因縁の対決が複雑に絡み合い、物語は深みを増していきます。

シリーズ特有の「孤独な探索」というテーマに加え、今回は連邦兵との共闘や、文明の謎を解き明かす考古学的な側面も強化されており、SFミステリーとしての完成度も非常に高いものになっています。

価格設定と次世代機への対応状況

本作の販売形態は、現在の任天堂ハードウェアの過渡期を象徴するものとなっています。

Nintendo Switch版の価格は7,980円(税込)ですが、注目すべきは次世代機である「Switch2」版の存在です。

こちらの価格は8,980円(税込)と設定されていますが、特筆すべきはアップグレードパスの存在です。

Switch版を購入したユーザーは、わずか1,000円の追加費用でSwitch2版へのアップグレードが可能となっています。

これは、ハードの買い替えを検討しているユーザーにとって非常に良心的な設定と言えるでしょう。

現行機で遊び始め、将来的に次世代機を手に入れた際に、より高品質な環境で再度プレイするという楽しみ方ができるのです。

このクロスジェネレーション展開は、本作が任天堂にとっていかに重要な戦略タイトルであるかを物語っています。

本作を構成する3つの革新的な特徴

没入感を極めた「ファーストパーソン探索」の真髄

多くの人が誤解しやすい点ですが、『メトロイドプライム』シリーズは、一般的なFPS(ファーストパーソン・シューター)とは根本的に異なるゲームジャンルに属します。

開発チームはこれを「ファーストパーソン・アドベンチャー(FPA)」と定義しています。 この違いを理解することが、本作を楽しむための最大の鍵となります。

画面構成こそFPSと同様の主観視点ですが、その目的は「敵を撃ち倒すこと」よりも「世界を探索し、理解すること」に重きが置かれています。

プレイヤーはサムスのバイザーを通して世界を見つめ、気になった物体や生物、遺跡の文字などを「スキャン」していきます。

スキャンによって得られる情報は膨大で、敵の弱点から古代文明の歴史、施設の稼働状況まで多岐にわたります。

この「情報を集めて世界観を補完する」というプロセスこそが、本シリーズ最大の醍醐味です。

アクションゲームでありながら、考古学者のようにフィールドを調査し、パズルのようなギミックを解き明かしていく知的な楽しさがあります。

もちろん戦闘も存在しますが、それは反射神経を競うものではなく、スキャンで判明した弱点に対して適切な武器を選択するという、戦略的なパズル要素を含んだ戦闘です。

視界を覆うバイザーへの映り込みや、環境による曇りなどの演出も、プレイヤーが「パワードスーツを着ている」という感覚を強烈に高めてくれます。

探索の概念を変える新要素「サイキック能力」

本作『メトロイドプライム4 ビヨンド』における最大の革新の一つが、サムスが新たに手にする「サイキック能力」です。

物語の途中で継承することになるラモ族のこの力は、従来の物理的な武装とは異なるアプローチで探索と戦闘を変革しました。

具体的には、離れた場所にある重い物体を動かして道を作ったり、隠されたスイッチを起動させたりといった、念動力のような使い方が可能です。

さらに戦闘においては、ビームの軌道を自在にコントロールして遮蔽物の裏にいる敵を攻撃したり、敵の動きを封じたりといった応用が利きます。

また、「サイキックバイザー」と呼ばれる新たな視覚モードも追加されました。

これを使用することで、通常では見えないエネルギーの流れや、隠された痕跡を可視化することができ、探索の深度が一段階深まっています。

これにより、「物理的には届かないが、サイキックなら干渉できる」という新しいレイヤーの謎解きが生まれ、プレイヤーの思考をより柔軟にすることが求められます。

機動力を飛躍させる相棒「高機能バイク バイオラ」

もう一つの目玉となる新要素が、シリーズ初となるビークル「バイオラ」の導入です。

これはラモ族の技術によって作られた高機能バイクであり、広大な惑星ビューロスのフィールドを高速で移動するための手段です。

従来のシリーズでは、徒歩での移動が基本であり、広大なエリアを行き来することに多少のストレスを感じる場面もありました。

しかし、バイオラの登場により、オープンワールド的な広がりを見せるフィールドを爽快に駆け抜けることが可能になりました。

バイオラの役割は移動だけにとどまりません。 戦闘用の兵器としても極めて優秀で、ブースト加速を利用した体当たりで敵を弾き飛ばしたり、パワースライドを使って広範囲の敵を薙ぎ払ったりと、ダイナミックなアクションが楽しめます。

また、特定の地形やギミックを突破するためにバイオラのパワーが必要になる場面もあり、単なる乗り物以上の「探索のための拡張装備」として機能しています。

徒歩での緻密な探索と、バイオラによる高速移動のメリハリが、ゲームプレイのテンポを劇的に向上させています。

美しくも過酷な惑星ビューロスの環境分析

次世代の映像美で描かれる多彩なバイオーム

舞台となる惑星ビューロスは、エリアごとに全く異なる表情を見せる多彩なバイオーム(生態系)によって構成されています。

灼熱の溶岩が流れる地帯、極寒の氷雪地帯、古代の機械文明が残る遺跡エリア、そして謎めいた研究所など、視覚的な飽きさせない工夫が随所に凝らされています。

特筆すべきは、その環境表現の緻密さです。

レトロスタジオが得意とする質感表現は本作でも健在で、金属の冷たさ、植物の瑞々しさ、岩肌の粗さなどが、圧倒的な解像度で描かれています。

環境ごとのギミックも豊富で、例えば寒冷地では氷を溶かすための熱源を探し、遺跡エリアでは古代の装置を作動させるための動力を確保するなど、その土地ならではの謎解きが用意されています。

これらの美しい景色は、単なる背景ではなく、すべてが探索の対象であり、何らかの意味を持っています。

「あの遠くに見える場所には何があるのだろう?」というプレイヤーの知的好奇心を常に刺激し続けるレベルデザインは、まさに職人芸と言えるでしょう。

異形の原生生物と宿敵サイラックスとの対峙

美しい景観とは裏腹に、ビューロスは極めて危険な惑星です。

そこに生息する原生生物たちは、独自の進化を遂げた異形の姿をしており、中には生理的な嫌悪感を催すような不気味なデザインの敵も存在します。

これはシリーズの伝統的なホラーテイストを受け継ぐものであり、孤独な探索における緊張感を高めるスパイスとなっています。

敵キャラクターのAIも進化しており、単調な攻撃を繰り返すだけでなく、こちらの動きに合わせて回り込んだり、集団で連携をとったりと、一筋縄ではいかない挙動を見せます。

そして、物語の中核を担う宿敵サイラックスとスペースパイレーツの存在が、探索に緊迫感を与えます。

彼らは単なるモンスターとは異なり、明確な知性と悪意を持ってサムスを狙ってきます。

特にサイラックスとの因縁は、過去作『メトロイドプライム ハンターズ』や『フェデレーションフォース』から示唆され続けてきたものであり、本作でどのよう決着が描かれるのかは、シリーズファンにとって最大の関心事の一つです。

敵ごとに設定された「弱点属性」を見極め、ビームやミサイルを瞬時に切り替えて戦うテクニカルな戦闘は、アクションゲームとしての手応えも十分に提供してくれます。

ハードウェアによる体験の違いと操作性

Switch2版がもたらす圧倒的な没入感

本作は現行のNintendo Switchでも十分に美しく動作しますが、次世代機であるSwitch2でプレイすることで、その真価を発揮します。

情報ソースによれば、Switch2版では最大120fpsのフレームレートと4K出力に対応しています。

ファーストパーソン視点のゲームにおいて、フレームレートの高さは極めて重要です。 滑らかな視点移動は、没入感を高めるだけでなく、3D酔いの軽減にも直結します。

120fpsの滑らかさで描かれる惑星探索は、まるでプレイヤー自身がその場にいるかのようなリアリティを生み出します。

また、マウス操作にも対応しているという点は、PCゲームに慣れ親しんだユーザーにとっては朗報です。 精密なエイミングと素早い視点移動が可能になることで、より直感的なプレイフィールが得られるでしょう。

もちろん、従来のコントローラー操作でも「ZLボタンによる注目機能」が実装されており、エイムアシストも充実しているため、FPS操作が苦手な人でも安心して遊べる設計になっています。

初心者への配慮とアクセシビリティ

「メトロイドプライムは難しそう」というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、本作は間口を広げるための工夫が随所に見られます。

難易度設定はゲーム中でも変更可能であり、アクションが苦手な人でもストーリーや謎解きに集中できるモードが用意されています。

また、レーティングが「CERO B(12歳以上対象)」となっていることからも分かるように、過度な残酷描写は抑えられており、幅広い年齢層が楽しめる内容になっています。

操作系に関しては、ボタン配置や感度の調整も可能で、自分に合ったプレイスタイルを構築できます。

特に、新しい移動手段であるバイオラの操作感は爽快そのもので、複雑な操作を要求せずにスピード感を味わえるよう調整されています。

これらは、コアなファンだけでなく、新規プレイヤーを歓迎しようとする開発側の強い意志の表れと言えます。

購入をおすすめする人の5つの特徴

①メトロイドプライムシリーズのファンである人

これは言うまでもありませんが、18年間この時を待ち続けたファンにとって、本作は「必修科目」です。

レトロスタジオと田辺プロデューサーが作り上げた世界は、ファンの期待を裏切らない、あるいはそれ以上の完成度で応えてくれます。

過去作のオマージュや、長年の伏線回収など、ファンであればあるほど楽しめる要素が満載です。

②探索と謎解きのプロセスを楽しめる人

本作の本質は「謎解きパズル」です。

目の前に立ちはだかる障害に対し、周囲を観察し、情報を集め、手持ちの装備や能力を組み合わせて解決策を見つけ出す。 この試行錯誤のプロセスに喜びを感じる人にとって、本作は最高の遊び場となります。

「ゼルダの伝説」シリーズのダンジョン攻略が好きな人には、特に親和性が高いと言えるでしょう。 「シューティング版ゼルダ」とも形容される独自のゲーム性は、他のFPSでは味わえない知的興奮をもたらします。

③没入感のあるSF世界観に浸りたい人

硬派なSF設定、未知の惑星の生態系、古代遺跡のロマン、そしてパワードスーツというメカニカルな要素。 これらに魅力を感じる人には強くおすすめできます。

ストーリーテリングは言葉数少なめですが、スキャンによって得られるテキスト情報(ログ)を読み解くことで、背景世界が驚くほど緻密に構築されていることが分かります。

自ら情報を能動的に取りに行くことで世界が広がる、環境ストーリーテリングの傑作です。

④自分のペースでじっくりゲームを進めたい人

本作は、反射神経で敵をなぎ倒していくようなハイスピードなゲームではありません。

もちろん戦闘はありますが、それ以上に「立ち止まって考える」時間が重要になります。

美しい景色を眺めたり、怪しい場所を隅々まで調べたりと、プレイヤーのペースで探索を進められます。 オンライン対戦ゲームのような競争要素もないため、一人でじっくりと世界に没頭したい人に向いています。

③Switch2の性能をフルに体感したい人

もしあなたがSwitch2の購入を予定しているなら、最初の1本として本作を選ぶのは賢明な選択です。

4K解像度と120fpsで描かれる映像美は、次世代機のパワーをデモンストレーションするのに最適な素材です。

ハードの進化がゲーム体験をどう変えるのか、その衝撃を最初に味わうことができるでしょう。

購入をやめるべき・注意が必要な人の4つの特徴

①3D酔いが激しく、一人称視点が極端に苦手な人

どんなに名作であっても、体質的に合わない場合は楽しむことができません。

本作は視点移動の揺れを抑える工夫や、フレームレートの向上などで対策はされていますが、それでも根本的には「一人称視点で動き回るゲーム」です。

特に、探索中は上や下を見回す動作が多くなるため、FPSで酔いやすい人は注意が必要です。 視野角(FOV)の変更機能がないという情報もあるため、過去に一人称視点のゲームで挫折した経験がある場合は、慎重に検討すべきでしょう。

②派手なコンボアクションや即時的な爽快感を求める人

『デビルメイクライ』や『ベヨネッタ』のような、スタイリッシュなコンボアクションを期待すると、肩透かしを食らう可能性があります。

本作のアクションは「重厚」で「戦略的」です。

ボタン連打で敵を圧倒するのではなく、敵の動きを見て、避けて、弱点を突くという手順を踏む必要があります。 スピーディーな爽快感よりも、泥臭い攻略や探索の達成感に重きが置かれているため、純粋なアクションゲーマーにはテンポが悪く感じられるかもしれません。

③濃厚なムービーやドラマチックな演出を重視する人

本作は、いわゆる「ムービーゲー」ではありません。

カットシーンは存在しますが、それはあくまで探索のスパイスであり、長時間の映像を見せられることは稀です。

キャラクター同士の会話も必要最小限に抑えられており、主人公のサムスも無口です。 感情移入を促すドラマチックな演出や、手取り足取り教えてくれるストーリーガイドを求める人には、淡白で不親切に映る可能性があります。

物語は「語られる」ものではなく、「発見する」ものであるというスタンスを理解しておく必要があります。

④攻略サイトを見ずにプレイするのが苦痛な人、すぐに答えが欲しい人

本作は「迷うこと」がゲームプレイの一部に組み込まれています。

「次はどこへ行けばいいのか?」「この扉はどうやって開けるのか?」と悩み、あちこちを行き来することになります。

最近のゲームに多い、目的地へのガイドマーカーが常に表示され、自動的にルートを案内してくれるような親切設計ではありません(ヒント機能はありますが、万能ではありません)。

迷うことをストレスと感じる人や、最短ルートでクリアすることだけを目的とする人には、苦痛な時間が増える可能性があります。 自力で道を切り開くことにカタルシスを感じられない場合は、相性が悪いと言わざるを得ません。

まとめ

『メトロイドプライム4 ビヨンド』は、18年の沈黙を破るにふさわしい、圧倒的なクオリティとボリュームを持った傑作です。

レトロスタジオによる妥協なき作り込みは、シリーズファンを歓喜させると同時に、現代の技術水準に合わせた進化を見事に遂げています。

特に「サイキック能力」と「バイオラ」という新要素は、シリーズの伝統である探索の面白さを損なうことなく、新たな深みと爽快感を加えています。

また、Switch2への対応を含めた技術的なアプローチは、今後の任天堂タイトルのスタンダードを示すものとなるでしょう。

一方で、一人称視点特有のハードルや、探索重視のゲームデザインは、明確に人を選ぶ要素でもあります。

「万人に受けるゲーム」を目指すのではなく、「探索アドベンチャーを愛する人」に向けて全力で作られた尖った作品であることは間違いありません。

もしあなたが、未知の惑星にたった一人で降り立ち、知恵と勇気で謎を解き明かす冒険にロマンを感じるのであれば、迷わず購入することをおすすめします。

そこには、時間を忘れて没頭できる、極上のSF体験が待っています。 逆に、手軽なアクションや分かりやすいストーリーを求めているのであれば、一度立ち止まってプレイ動画などを確認することをお勧めします。

最終的に、このゲームは「プレイヤー自身の好奇心」が最大の武器となる作品です。 あなたのその好奇心が、惑星ビューロスの謎を解く鍵となることを願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。 あなたのゲームライフがより豊かになる選択の一助となれば幸いです。

項目 Switch版 Switch2版 備考
価格(税込) 7,980円 8,980円 アップグレードパス:1,000円
解像度/FPS スタンダード 最大4K/120fps Switch2は圧倒的な滑らかさ
操作 コントローラー マウス対応あり PCゲーマー向け機能充実
ロード時間 通常 超高速(推測) SSD恩恵による快適性向上

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