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Nintendo Switch 2

【エアライダー】小ネタ集|ロードトリップの元ネタを徹底解説|星のカービィ

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編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、本作『エアライダー』のストーリーモード「ロードトリップ」に隠された、あまりにもマニアックな過去作へのオマージュや小ネタの元ネタが気になっていると思います。プレイ中に「あれ?この敵どこかで見たことあるな」とか「この演出、過去作の再現じゃないか?」と感じたことは一度や二度ではないはずです。

実はこのゲーム、開発者の「カービィ愛」が異常なほど深く、歴代シリーズから選りすぐりのマイナーキャラやレアな演出が大量に詰め込まれているのです。

この記事を読み終える頃には、ロードトリップに登場する分岐キャラの元ネタや、背景に隠された秘密まですべて理解し、明日からのプレイがより一層楽しくなる疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  1. ロードトリップの「分岐キャラ」全エリアの元ネタを完全網羅
  2. 新旧ファンが唸る「原作再現」と「オリジナル要素」の違い
  3. ステージごとの「ご当地グルメ」に隠された開発者のこだわり
  4. 伝説のマシン「ギガンテス」に刻まれた衝撃の隠し要素

 

それでは解説していきます。

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ロードトリップとは?分岐キャラの重要性

『エアライダー』のメインコンテンツの一つであるストーリーモード「ロードトリップ」。このモードの最大の特徴は、旅の道中に現れる「分岐キャラ」の存在です。

プレイヤーが選んだキャラクターによって、その先に進むルートやステージが変化するというシステムですが、単なるルート分岐ではありません。ここで登場するキャラクターたちの演出(アクション)には、歴代『星のカービィ』シリーズをプレイしてきたファンであれば思わずニヤリとしてしまう、あるいは「そこを持ってくるか!」と驚愕するような元ネタが仕込まれています。

私が実際にプレイし、徹底的に検証した結果判明した、全ステージ・全キャラクターの元ネタを詳細に解説していきます。

「始まりの草原」エリアの分岐キャラ解説

冒険のスタート地点となるこのエリアでは、カービィシリーズの基本とも言えるキャラクターたちが、意外な形で登場します。

ゴルドーとウィスピーウッズの因縁

まずはシリーズの顔とも言える「ウィスピーウッズ」が登場するルートです。ここでキーとなるのは、初代『星のカービィ』から登場している無敵の敵キャラクター「ゴルドー」です。

  • アクション概要 ウィスピーウッズに対して、あろうことかゴルドーを投げつけます。するとウィスピーが怒り狂い、なんと謎の木を急成長させます。その木を伝って「メキメキジャングル」へと進むルートが開かれます。
  • 元ネタ・考察 初代から続く「絶対に倒せない無敵のトゲトゲ」であるゴルドーを、投擲アイテムとして扱う大胆さが光ります。ウィスピー、ゴルドー、そしてカービィという「初代御三家」とも言える三つ巴の構図がここで完成しています。怒らせて道を切り開くというプロセスは、ある意味でシリーズ伝統のウィスピーへの理不尽な扱いを象徴しているとも言えます。

フレンズハートと甘味ストリート

次は『星のカービィ スターアライズ』で登場したシステムを元にした演出です。

  • アクション概要 ウィスピーウッズに対して「フレンズハート」を投げつけます。すると、敵対していたはずのウィスピーが洗脳…いえ、友達になり、隠し持っていた大量のお菓子をプレゼントしてくれます。これにより「甘味ストリート」への道が開かれます。
  • 元ネタ・考察 これは『スターアライズ』のシステムそのものです。原作でも、倒した後のウィスピーウッズにフレンズハートを投げつけることで、回復アイテムやポイントアイテムをドロップする仕様がありました。まさに原作再現と言えるでしょう。しかし、あんな巨体の中に大量のお菓子を隠し持っていたとは、ウィスピーの身体構造はどうなっているのでしょうか。

ポピーブロスJr.による環境破壊

初代から登場する爆弾魔、ポピーブロスJr.の演出は爽快かつ残酷です。

  • アクション概要 笑顔で爆弾を投げつけ、道を塞ぐ巨大な大木をシンプルに焼き尽くします。障害物がなくなったことで、その先の「大輪の花畑」へと進めるようになります。
  • 元ネタ・考察 ポピーブロスJr.といえば、楽しそうな笑顔で爆発物を扱うサイコパスな一面が魅力(?)ですが、本作でもそのキャラクター性は健在。「環境破壊が気持ちよすぎる」と言わんばかりの容赦ない爆破は、見ていて清々しさすら感じます。

「甘味ストリート」エリアの分岐キャラ解説

お菓子で彩られたこのステージでは、比較的新しい作品からの出典が目立ちます。

クロコガブルの捕食

『星のカービィ ディスカバリー』で初登場した雑魚敵、「クロコガブル」が登場します。

  • アクション概要 道を塞いでいる巨大なジェリービーンズを、その大きな口で丸呑みにして道を開けてくれます。その先は湖ステージである「涼風レイク」へと繋がります。
  • 元ネタ・考察 クロコガブルは原作でも水辺に生息するワニのような敵でした。大きな口を開けて噛み付こうとするモーションは原作そのもの。また、食べた後に水上を移動して去っていく姿も、水陸両用の生態をしっかり表現しています。最新作のキャラをいち早く取り入れるフットワークの軽さが伺えます。

ビビッティアの虹の架け橋

『スターアライズ』でアーティスト能力を持つ中ボスとして登場した「ビビッティア」です。

  • アクション概要 巨大なゼリービーンズの上に、絵筆で虹を描きます。プレイヤーはその虹を登って「レインボー道路」へと進みます。
  • 元ネタ・考察 実は原作において、ビビッティアが「虹をかけて道を作る」という具体的な技はありません。しかし、アーティストという能力のイメージ、そして姉妹キャラであるペインシアやドロシアの系譜を考えると、絵筆で足場を作るという行為は非常にキャラクター性に合致しています。「マリオカート」のレインボーロードを彷彿とさせる展開ですが、違和感のないオリジナル演出と言えるでしょう。

ブレイドナイトの斬撃

『夢の泉の物語』から長きにわたりソード能力の提供元として活躍する「ブレイドナイト」。

  • アクション概要 シンプルに障害物を剣で切り裂き、破壊します。その先は「プリズムツリーの園」へと続きます。
  • 元ネタ・考察 ここで注目したいのはアクションよりもデザインです。本作のブレイドナイトは、通常のデザインとは異なり、メタナイトのような肩パッドやベルト、足の装飾品が増えた「リニューアルデザイン」になっています。近年の一部の作品で見られる、より騎士らしい装飾が施されたバージョンが採用されている点は、モデリング担当者のこだわりを感じさせます。

「大輪の花畑」エリアの分岐キャラ解説

美しい花畑ステージですが、ここでの分岐演出は「理不尽」かつ「バイオレンス」なものが多いのが特徴です。

ファッティバッファーの放水

『星のカービィ Wii』のレベル3ボス、「ファッティバッファー」が登場。

  • アクション概要 口から強力なウォーターキャノンをぶっ放し、道を塞ぐ「ラブリー(花)」を消し飛ばします。プレイヤーはその水流に乗って「涼風レイク」へ移動します。
  • 元ネタ・考察 原作のボス戦でも使用してきた、画面奥から手前、あるいは回転しながら水を噴射する攻撃の再現です。可愛らしい見た目のラブリーが水圧で吹き飛ぶ様は少々心が痛みますが、原作再現度は高いです。

ワドルディカーズのひき逃げ

『星のカービィ ロボボプラネット』のレベル2で登場した、車に乗ったワドルディたちです。

  • アクション概要 車に乗ったワドルディたちが、ラブリーを容赦なく轢き殺して進みます。さらにプレイヤーもその車に乗って(あるいは轢かれて?)移動します。行き先は「メトロポリス」。
  • 元ネタ・考察 「酷すぎて草」と言わざるを得ない演出です。ロボボプラネットの世界観では機械化が進んでおり、交通安全の概念が薄いのでしょうか。ちなみに、ワドルディカーズには複数種類が存在しますが、今回登場しているのはおそらくバスタイプのものだと思われます。ソニックのようなスピード感で走り抜ける姿はシュールです。

ペインシアのバラバラ殺人

『トリプルデラックス』のレベル2ボス、「ペインシア」が登場。姉妹キャラのビビッティアに続いての参戦です。

  • アクション概要 虹を描きながら体当たりを行い、ラブリーをバラバラにします。生首だけ残るという、任天堂ゲームにあるまじきグロテスクな描写が一瞬入ります。行き先は「レインボー道路」。
  • 元ネタ・考察 原作でもグライドアタックや、画面奥からの突進などアクロバティックな体術を使用していました。優雅な動きとは裏腹に、やっていることはかなり凶悪。吸い込みが効かない地味に厄介な雑魚敵ラブリーをここまで徹底的に破壊するのは、プレイヤーの鬱憤を晴らすためかもしれません。

「メキメキジャングル」エリアの分岐キャラ解説

ジャングルエリアでは、原作での役割が少し特殊だったキャラクターたちが選出されています。

デルによる照明

ゲームキューブ版『カービィのエアライド』に登場した、スカキャラ(能力を持たない敵)の「デル」です。

  • アクション概要 電球のように頭を光らせて、暗いジャングルの行くべき道を照らします。
  • 元ネタ・考察 まさかの本家『エアライド』からの出演です。原作ではプランテスやコルダといったコースの洞窟エリアなどに配置されており、確かに「明るいライト」としての役割を担っていました。エアライドファンにとっては涙が出るほど嬉しい選出です。

ビルドトータロスの整地

『ディスカバリー』に登場した、建築現場にいそうなカメの敵「ビルドトータロス」。

  • アクション概要 原作では三角コーンなどを被って上から潰してくる敵でしたが、今作ではその巨体による「踏みつぶし」で障害物を破壊します。しかも、彼の甲羅の中が次のステージへの入り口になっているという謎空間が展開されます。
  • 元ネタ・考察 甲羅の中がワープゾーンになっているという設定は完全な本作オリジナル。しかし、「障害物を退かす」という役割において、工事現場モチーフの彼は適役だったのでしょう。新しい使い方がされていて面白い一例です。

「レインボー道路」エリアの分岐キャラ解説

ここでは謎のオリジナル要素と、デザイン変更された既存キャラが入り混じります。

謎のキノコとホイール

  • 謎のキノコ これに関しては、どの原作を探しても該当するキャラクターがいません。完全なオリジナル要素だと思われます。「知らん」と切り捨てるしかないほどの謎キャラです。
  • ホイール コピー能力の「ホイール」そのものが登場し、無敵突進で先へ進みます。
  • デザイン考察(クラッコ) ここで注目したいのはマップ画面に登場する「クラッコ」のデザインです。よく観察すると、トゲの色が緑、黄色、オレンジとカラフルになっています。これは『トリプルデラックス』以降のデザインに近い特徴です。しかし、雲の質感は『スーパーデラックス(SDX)』に近い。 さらに興味深いことに、別モード「シティトライアル」のイベントで出現するクラッコは、SDX準拠の巨大なデザインです。同じゲーム内でデザインの異なる2種類のクラッコを使い分けている点は、開発者の異常なこだわりを感じさせます。

「涼風レイク」エリアの分岐キャラ解説

水と氷のステージでは、懐かしい敵と超レアな敵が登場します。

チリーのカラーリング

『夢の泉』からのお馴染み、氷の能力を持つ「チリー」。

  • アクション概要 「こちこち」と息を吹きかけ、水を凍らせて道を作ります。その先は「シバレル雪原」へ。
  • デザイン考察 ここでのチリーのデザインに注目してください。最近の主流である「帽子が緑、首飾りが赤」というアニメ版準拠のカラーではなく、本作では「帽子が青、首飾りが紫」という、初期のレアなデザイン(あるいは『カービィのエアライド』準拠のデザイン)に回帰しています。古参ファンへの配慮が光ります。

ポイズンマッシュの採用理由

キノコの敵といえばキャピィなどが有名ですが、ここで登場するのは「ポイズンマッシュ」。

  • アクション概要 胞子を飛ばしてキノコを大量発生させます。行き先は「キノコ渓谷」。
  • 元ネタ・考察 こいつの元ネタは『ウルトラスーパーデラックス』のモード「大王の逆襲」にのみ登場する雑魚敵です。これまで一度も再登場したことのない、超がつくほどのレアキャラです。「なぜこいつを選んだ?」という会議の議事録を読みたくなるほどのマニアックなチョイスです。

「メトロポリス」エリアの分岐キャラ解説

都会的なステージでは、スピード感のあるキャラクターや機械的なキャラクターが選ばれています。

ウィリーの疾走

『夢の泉』から登場するホイールの敵「ウィリー」。

  • アクション概要 イメージ通り、タックルで障害物を破壊します。次のステージが「全開スピードウェイ」なのも納得の繋がりです。

ミスター・フロスティの滑走

お馴染みの中ボス「ミスター・フロスティ」。

  • アクション概要 アイスブロックを滑らせて道を切り開きます。
  • デザイン考察 フロスティも作品によってデザインが異なりますが、本作のものはボタンや足の色から推測するに『トリプルデラックス』系列のデザインに近いようです。3DS時代の高解像度化されたデザインがベースになっているのでしょう。

プリズムツリーの園の謎

このエリアの分岐キャラには明確な元ネタが存在しません。再び謎のオリジナルキノコが登場したり、謎のレースフラッグが守ってくれたりと、カオスな状況です。金平糖のようなものを投げている新キャラもいますが、正体不明。「プリズムツリー」という場所自体が本作特有の異空間なのかもしれません。

「潮風パールライン」&「ユナギビーチ」の分岐キャラ解説

海エリアでは、かつての仲間やマイナーな岩石キャラが活躍します。

カインの登場

『星のカービィ2』の仲間、マンボウの「カイン」。

  • アクション概要 波と共に現れ、邪魔なブリッパーたちを洗い流します。そのまま「ユナギビーチ」へ。
  • 元ネタ・考察 陸上ではポンコツ扱いされることも多いカインですが、ここではしっかりと見せ場が用意されています。優遇されていると言っていいでしょう。

ツイスターの竜巻

『夢の泉』からのトルネード敵「ツイスター」。

  • アクション概要 回転してブリッパーを吹き飛ばします。竜巻が落ち葉を巻き上げるイメージからか、次のステージは「落葉の山道」へと繋がります。

ガレブの跳躍

「ユナギビーチ」で登場する岩石キャラ「ガレブ」。

  • アクション概要 重い体でボンボンと跳ね回り、大穴を開けて進路を作ります。
  • 元ネタ・考察 この「ガレブ」、かなりマイナーです。初登場はなんと未発売のゲーム『星のカービィGC(仮)』のPV映像でした。その後、正式にゲームに登場したのは『鏡の大迷宮』。ストーンやファイター、ホイールをコピーできる便利な敵でしたが、知名度は低め。『スマブラX』のフィギュアにもなっていましたが、ここで採用されるとは驚きです。

デラフの謎の能力

『あつめて!カービィ』にしか登場しない雲の敵「デラフ」。

  • アクション概要 「ふっ」と息を吹いて砂を消してくれます。
  • 元ネタ・考察 原作ではアイテムを持ってふわふわ浮いているだけのキャラでした。息を吹くなんて技は原作にはありません。「なぜこの子が選ばれたし」枠の筆頭です。

「落葉の山道」&「灼熱の荒野」の分岐キャラ解説

自然の厳しさを感じるエリアでは、属性攻撃を持つ中ボスたちが登場します。

ウォーターガルボロスの消火

『星のカービィ Wii』の中ボス「ウォーターガルボロス」。

  • アクション概要 水をバシャバシャして山火事を消火してくれます。
  • 元ネタ・考察 原作にも「ぶるぶる水しぶき」という類似技が存在します。おそらくそれを参考にしているのでしょう。非常に頼りになります。

サンドマン(砂男?)の活躍

『星のカービィ64』に登場したスカキャラ。名前は「サ」でしょうか(※原作では「サンドマン」や「サ」と呼ばれる土塊のような敵)。

  • アクション概要 砂に潜むチンアナゴのように大量発生し、砂を使って火消しを行います。
  • 元ネタ・考察 原作の64では、リフトアップしただけで崩れてしまうあまりにも貧弱な存在でした。「塵も積もれば山となる」ということでしょうか、集団で山火事を消せるほど成長した姿に感動すら覚えます。次のステージが「灼熱の荒野」なので、砂繋がりでの採用だと思われます。

アクシデントキャラ:バタファイア

ここではアクシデントとして「バタファイア」が登場します。『鏡の大迷宮』のバーニング中ボスですが、原作に比べて顔がだいぶ整形(リファイン)されており、現代風のキリッとした顔立ちになっています。

「お先真っ暗」&「静寂の街」の分岐キャラ解説

暗闇とデジタルの世界では、異色作からの参戦が目立ちます。

エリーヌの筆跡

『タッチ!カービィ スーパーレインボー』のヒロイン、筆の妖精「エリーヌ」。

  • アクション概要 虹のラインを描いて次のステージへ導きます。虹を描く際は筆形態に変身するという細かいこだわりも。
  • 元ネタ・考察 原作は粘土(クレイ)調のグラフィックが特徴でしたが、本作では普通の質感のエリーヌが見られます。これはある意味非常に貴重です。原作再現度は完璧と言えます。

謎のテレビとコンセ

  • テレビ 「真夜中のテレビ」に吸い込まれて「デジタルハイウェイ」へ進む演出がありますが、これの元ネタは不明。完全オリジナルか、あるいは『ペルソナ4』のような異世界転移モノのパロディかもしれません。
  • コンセ 『64』のスパーク雑魚敵「コンセ」。地面にコンセントを差し込んで電流を流し、シャドバ(シャドウバイト)を追い払います。次のステージが「電飾プロムナード」であることへの伏線です。ジャンプ攻撃の動きは『64』や『スターアライズ』の動きを再現しています。

ホログラフ防衛システムズの描画

『ロボボプラネット』のボス「ホログラフ防衛システムズ」。

  • アクション概要 サイバー空間を描き出し、シャドバをデータのように上書きして消去します。
  • 元ネタ・考察 原作ではホログラムで歴代ボスを召喚してくる敵です。『64』のピクスが元ネタの機械ですが、ここでは「デジタル空間の創造主」のような振る舞いをしています。

シャドウバイトの恐怖

お邪魔キャラとして登場する「シャドウバイト」は『あつめて!カービィ』の敵。原作では倒すことができず、ひたすら追いかけてくるトラウマ級の敵でした。ここでもその怖さは健在です。

「灼熱ファクトリー」周辺の分岐キャラ解説

バトルウィンドウズの守護

『スーパーデラックス』の「洞窟大作戦」ボス、「バトルウィンドウズ」。

  • アクション概要 原作はターン制RPG風バトルを行う敵ですが、今回はウィンドウ(画面)そのものが身を挺して物理的にプレイヤーを守ります。エラーを吐きながらも守り抜く姿は健気です。というか、ウィンドウの中に入れたんですね。

シミラの反射

『スーパーデラックス』のミラー敵「シミラ」。

  • アクション概要 「リフレクトフォース」で飛び道具を反射し、太陽(ミスター・ブライト)を追い払います。顔が隠されている鬱憤を晴らすかのような活躍です。
  • 考察 レーザーを出してくる太陽は「ミスター・ブライト」ですが、見た目の元ネタは『あつめて!カービィ』のサブゲーム「空中探検隊EOS」で再登場したメカニカルなデザインに近いです。背景に月(ミスター・シャイン)もカメオ出演しているのが芸が細かい。

「電飾プロムナード」の分岐キャラ解説

デアイストンのハイブリッド説

『あつめて!カービィ』の「デアイストン」。

  • アクション概要 プレス攻撃でディメンションメテオを除去します。
  • マニアック考察 こいつの挙動はややこしいです。見た目は「デアイストン(大きい)」ですが、原作のデアイストンはジャンプせず、サイコロのように転がります。ジャンプしてプレスするのは、小さい方の「アイストン」の技です。つまり、**「見た目はデアイストン、動きはアイストン」**というハイブリッド融合個体なのです。

ヴォルゲロムの吸引と噴水

『トリプルデラックス』のボス、カエルの「ヴォルゲロム」。

  • アクション概要 メテオを吸い込み、その後マグマを噴水のように放出します。
  • 元ネタ・考察 原作では舌を伸ばして捕食していましたが、今回は吸い込みに変更されています。しかし、その後の「炎の噴水」は原作の「ファウンテン・オブ・ファイア」という技の再現。マクドナルドのロゴのようにマグマを撒き散らすあの技です。

ピコハンマシンの救済

『64』の工場ステージに登場するトラウマギミック「ピコハンマシン」。

  • アクション概要 信じられない速度でメテオをぺしゃんこにします。
  • 元ネタ・考察 原作では即死級のトラウマギミックでしたが、味方になるとこれほど頼もしいとは。『ファイターズ』シリーズなどでも背景ギミックとして愛されているキャラです。

「デジタルハイウェイ」〜「ボイラー通り」の分岐キャラ解説

インベイドアーマーとクリスタル

  • インベイドアーマー 『ロボボプラネット』のハルトマンワークスカンパニー製の兵器。足場を用意してくれます。
  • クリスタル 『64』の重要アイテム。キャラクターではありませんが、クリスタルの足場を生成し「結晶回廊」へと導く、神聖な役割を果たしています。

カパーとカブー

  • カパー 『3』や『64』のカッター敵。カッターを投げますが、水が溢れて溺れてしまいます。シュールで可愛いです。
  • カブー 初代からの定番キャラですが、デカブーよりデカいサイズで登場。口の中が次のステージへ繋がっているという謎構造です。

「結晶回廊」〜「深海」エリアの分岐キャラ解説

ガブリエルとロックハンド

  • ガブリエル 『鏡の大迷宮』のサメ型ボス。エリア全体を水で埋め尽くし、深海へ案内します。魚キャラなら誰でも良さそうな役回りですが、久しぶりの再出演は嬉しい限り。
  • ロックハンド 『あつめて!カービィ』の敵。巨大な岩の拳で、プレイヤーを握りつぶす…のではなく、握ってどこかへ連れ去ります。原作では「ドクロタワー」でカービーたちをパンチしてくる危険な敵だったので、優しく運んでくれるギャップに驚きます。

キングゴーレムとファッティホエール

  • キングゴーレム 『鏡の大迷宮』エリア1ボス。道を塞ぐ溶岩を自ら盾となって防いでくれます。口の中が異空間になっているのは、原作で口から雑魚敵を吐き出していた設定の拡大解釈かもしれません。ウィスピーウッズの代役的存在だった彼が、今回共演しているのは感慨深いです。
  • ファッティホエール 『スーパーデラックス』のボス。勢いよく飛び跳ねて辺り一面を水浸しにします。この飛び跳ねる時の動きと向きは、原作での初動大ジャンプ攻撃を完全に再現しています。素晴らしいこだわりです。

ステージごとの「ご当地グルメ」の秘密

ロードトリップ中のお題「グルメレース」などで拾える食べ物アイテムにも、実は法則があります。

ステージ特性 出現する食べ物(例) 特徴
甘味ストリート カップケーキ、チョコ、ソフトクリーム、キャンディ、コーラ、パンケーキ 糖分たっぷりのお菓子系で統一。
ウエライド流れる等の海系 かき氷、スイカ、ジュース 夏や海を連想させる食べ物で統一。

このように、ステージの雰囲気に合わせて落ちているアイテムが厳選されています。単なるランダム配置ではない、細やかな世界観作りが見て取れます。

伝説のマシン「ギガンテス」の隠し要素

最後に、新たな伝説のエアライドマシン「ギガンテス」に隠された衝撃の小ネタを紹介します。カメラモードを使ってじっくり観察しないと気づかないレベルの秘密です。

1. 操縦席のパイロット

ギガンテスの頂上付近、コックピット部分をズームして見ると、なんと現在ギガンテスを操作しているキャラクターがちょこんと乗っています。あんな巨大なマシンを、ちゃんと操縦席で操作していたのです。細かすぎます。

2. 足場に浮かび上がる「あの戦士」の顔

ギガンテスの2階部分にある広い足場を上空から見下ろしてみると、その床の模様があるキャラクターの顔に見えてきます。 それは、最強の戦士**「ギャラクティックナイト」**の仮面の模様です。

「私が作りました」という刻印なのか、あるいは彼を封印するための装置の一部なのか…。さらに強化版である「ハイパーギガンテス」になると、この模様がより顕著に浮かび上がります。今作は至る所に隠れ要素がありますが、これは考察勢にとって最大の燃料と言えるでしょう。

まとめ

『エアライダー』のロードトリップモードは、単なるレースゲームの枠を超えた「カービィシリーズの歴史博物館」のような側面を持っています。

  • マイナーキャラの救済: 『あつめて!カービィ』や『タッチ!カービィ』、『鏡の大迷宮』などのキャラが大量に採用されている。
  • 原作再現とオリジナルの融合: 技の再現だけでなく、キャライメージに合ったオリジナルアクションも秀逸。
  • 細部へのこだわり: 食べ物の配置からマシンの模様まで、開発者の狂気的な作り込みが光る。

次にプレイする際は、ぜひタイムを競うだけでなく、背景やキャラクターの挙動に目を凝らしてみてください。きっと新たな発見があるはずです。

以上、編集デスクの桐谷シンジがお届けしました。この記事があなたのエアライダー生活をより豊かにすることを願っています。

フォローよろしくお願いします。

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サブカルチャー情報を総合的に発信しています。主にポケモンGOの攻略情報、おすすめゲームソフトの紹介、雑誌・漫画のサブスクリプションの情報を取り扱います。
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