ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年11月20日に発売される待望の新作『星のカービィ エアライダー』、特にそのオンライン体験会「おためしライド」の参加方法や内容が気になっていると思います。
この記事を読み終える頃には、『星のカービィ エアライダー』の「おためしライド」に関する疑問が解決しているはずです。
- おためしライドの全開催日程と時間
- 体験会用ソフトのダウンロード方法
- Nintendo Switch Online加入の必要性
- 体験できる3つのモードと画面酔い対策
それでは解説していきます。
『星のカービィ エアライダー』とは? 22年の時を経て蘇る伝説のレースゲーム
2025年11月20日、Nintendo Switch向けに『星のカービィ エアライダー』が発売されます。 このタイトルを聞いて、胸が熱くなっている古参のゲームファンも多いのではないでしょうか。 私、桐谷シンジもその一人です。 まずは、本作がどのようなゲームなのか、その魅力の核心に迫ります。
2003年発売のGC版『カービィのエアライド』との関係
本作のルーツは、2003年にニンテンドーゲームキューブ(GC)で発売された『カービィのエアライド』にあります。 GC版『カービィのエアライド』は、そのシンプルながら奥深い操作性、そして何よりも「シティトライアル」という革新的なモードで、発売から20年以上経った今でも多くのファンに愛され続ける名作です。 「ボタンひとつでここまで多彩な操作ができるのか」と、当時衝撃を受けたのを鮮明に覚えています。
今回の『星のカービィ エアライダー』は、そのGC版から実に22年ぶりとなるシリーズ最新作として発表されました。 単なるリメイクやリマスターではなく、正当進化を遂げた完全新作という点に、開発陣の並々ならぬ覚悟と情熱を感じずにはいられません。
今作『エアライダー』の最大の特徴「ライダーシステム」
GC版では、操作するのは基本的に「エアライドマシンに乗ったカービィ」でした。 しかし、今作『星のカービィ エアライダー』の最大の特徴は、その名の通り「ライダー」を選べるシステムが搭載されたことです。
カービィはもちろん、デデデ大王やメタナイト、さらにはワドルディといったおなじみのキャラクターたちが「ライダー」として参戦します。 これまでの情報では、ライダーごとに性能や特性が異なる可能性が示唆されており、ゲームの戦略性を大きく広げる要素となりそうです。 例えば、デデデ大王はパワータイプで、メタナイトはスピードタイプといった特色があるかもしれません。
ライダーとマシンの自由な組み合わせ
「ライダーシステム」の導入に伴い、ゲームのもう一つの核である「マシン」との組み合わせが、今作の面白さを決定づけることになります。 GC版でも「ワープスター」「ウィリーバイク」「スリックスター」など、個性豊かなマシンが多数登場しましたが、今作でもそれらの人気マシンは健在のようです。
「スピード重視のメタナイト」に「最高速が伸びるスリックスター」を組み合わせるのか、あえて「パワー型のデデデ大王」に「テクニカルなデビルスター」を乗せてみるのか。 ライダーとマシンの相性や、コースとの適性を考えるだけで、今からワクワクが止まりません。 この「組み合わせの妙」こそが、今作の攻略の鍵を握るでしょう。
製品版の発売日と基本情報
改めて、製品版の情報を整理しておきます。
- タイトル: 星のカービィ エアライダー (Kirby Air Rider)
- 発売日: 2025年11月20日(木)予定
- プラットフォーム: Nintendo Switch
- 価格:
- パッケージ版: 6,578円(税込)
- ダウンロード版: 6,500円(税込)
- ジャンル: ライドアクション
- CERO: A(全年齢対象)
22年という長い沈黙を破って登場する本作。 まずは発売前に開催される「おためしライド」で、その進化の片鱗を体感しましょう。
オンライン体験会「おためしライド」の概要と参加方法
ここからは、本題であるオンライン体験会「おためしライド」について、参加方法や日程、注意点を徹底的に解説していきます。 この機会を逃さず、誰よりも早くプププランドの空(?)を駆け抜けましょう。
「おためしライド」とは? 発売前に新作を体験
「おためしライド」は、『星のカービィ エアライダー』の発売前(2025年11月20日)に、期間限定で開催されるオンライン体験会です。 製品版の一部機能を先行してプレイすることができ、特に今作の目玉であるオンライン対応の「シティトライアル」を体験できる貴重な機会となります。
ゲーム攻略ライターの視点から言わせてもらうと、こうした体験会は単なるお試し以上の価値があります。 発売と同時にスタートダッシュを切るため、基本操作の習熟はもちろん、マシンのクセやシティトライアルのマップ構造をいち早く掴む絶好のチャンスです。
おためしライドの全開催日程と時間
「おためしライド」は、11月8日から計6回、それぞれ異なる時間帯で開催されます。 各回6時間限定となっているため、ご自身の都合の良い日程をしっかりチェックしてください。
| 開催回 | 開催日 | 曜日 | 開催時間(日本時間) |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 11月8日 | 土曜 | 9:00 ~ 15:00 |
| 第2回 | 11月9日 | 日曜 | 9:00 ~ 15:00 |
| 第3回 | 11月12日 | 水曜 | 18:00 ~ 24:00 |
| 第4回 | 11月15日 | 土曜 | 12:00 ~ 18:00 |
| 第5回 | 11月16日 | 日曜 | 12:00 ~ 18:00 |
| 第6回 | 11月18日 | 火曜 | 18:00 ~ 24:00 |
注意点として、上記時間外は『カービィのエアライダー おためしライド』をダウンロードしていてもプレイすることはできません。 平日の夜や週末の日中など、幅広い層が参加しやすいように配慮されたスケジュールだと感じます。 特に第3回や第6回の平日夜の部は、学校や仕事帰りでも参加しやすいのが嬉しいポイントです。
参加に必要なもの
「おためしライド」に参加するために必要なものは以下の通りです。
- Nintendo Switch本体: Nintendo Switch、Nintendo Switch(有機ELモデル)、Nintendo Switch Liteのいずれかが必要です。
- インターネット接続環境: 体験会用ソフトのダウンロードや、オンラインプレイ(シティトライアル)の参加に必須です。 快適にプレイするためにも、安定したWi-Fi環境(または有線LAN接続)を推奨します。
- 体験会用ソフト『カービィのエアライダー おためしライド』: 後述する方法で、ニンテンドーeショップから無料でダウンロードする必要があります。
- Nintendo Switch Onlineへの加入(推奨): 詳細は後述しますが、オンラインモードをプレイする場合には必須となります。
体験会用ソフト『カービィのエアライダー おためしライド』のダウンロード方法
体験会用ソフトは、ニンテンドーeショップまたはマイニンテンドーストアから無料でダウンロードできます。 開催期間が始まってから慌てないよう、事前にダウンロードを済ませておくことを強く推奨します。
ニンテンドーeショップ(Switch本体)からのダウンロード手順
- Nintendo SwitchのHOMEメニューから「ニンテンドーeショップ」(オレンジ色の買い物バッグアイコン)を選択します。
- 「おためしライド」を利用するニンテンドーアカウントでログインします。
- eショップ左側のメニューにある「さがす」を選択します。
- 検索ウィンドウに「カービィ」「エアライダー」などのキーワードを入力して検索します。
- 検索結果から『カービィのエアライダー おためしライド』を選択します。
- 「無料ダウンロード」ボタンを押し、画面の指示に従ってダウンロードを開始します。
マイニンテンドーストア(PC・スマホ)からのダウンロード手順
- PCやスマートフォンのブラウザで「マイニンテンドーストア」にアクセスします。
- 「おためしライド」を利用するニンテンドーアカウントでログインします。
- ストア内の検索バーで『カービィのエアライダー おためしライド』を検索します。
- 「無料ダウンロード」または「ダウンロード番号の引き換え」といった形で表示されるページに進みます。
- 画面の指示に従うと、連携しているNintendo Switch本体に自動的にダウンロードが開始されます(本体がスリープ状態でも、インターネットに接続されていればダウンロードされます)。
ダウンロードに必要な空き容量
体験会用ソフトとはいえ、ある程度のデータ容量が必要です。 (※執筆時点での仮定の数値です。例:約 3.5 GB) 本体の空き容量が不足している場合は、不要なソフトのデータを整理するか、microSDカードに必要な容量が残っているかを確認しておきましょう。
参加条件まとめ | Nintendo Switch Onlineは必要?
読者の方から最も多く寄せられる質問が「Nintendo Switch Onlineへの加入は必須ですか?」というものです。 結論から言うと、「おためしライド」のすべての要素を遊び尽くすには加入が必要ですが、一部のモードは加入していなくても遊べます。
オンラインプレイ(シティトライアル)には加入必須
「おためしライド」の最大の目玉である「シティトライアル(オンライン)」、およびフレンドと合流できる「パドック」でのオンライン機能を利用する場合、「Nintendo Switch Online」への加入が必須となります。 (※「Nintendo Switch Online + 追加パック」である必要はありません。通常のプランで大丈夫です)
GC版で友達と集まって熱狂したあの「シティトライアル」を、今度は世界中のプレイヤーや離れた場所にいるフレンドとオンラインで楽しめる。 これを体験するためには、加入が必須条件となります。
オフラインプレイ(教習所・エアライド)は加入不要
一方で、以下の2つのモードは、「Nintendo Switch Online」に加入していなくてもプレイ可能です。
- 教習所(オフライン): 基本操作を学べるチュートリアルモードです。
- エアライド(オフライン): CPUを相手に、指定された3つのコースでレースを楽しめます。
「とりあえず新作の操作感を確かめたい」「オンライン対戦は製品版を買ってからでいい」という方は、未加入でも「おためしライド」の一部を楽しむことができます。
Nintendo Switch Onlineの加入方法と料金プラン
まだ加入していない方のために、Nintendo Switch Onlineの概要にも軽く触れておきます。 これは、オンラインプレイやセーブデータお預かり、ファミコンやスーパーファミコンのゲームが遊び放題になるなどの特典が受けられる、Nintendo Switch向けの有料サービスです。
<主な料金プラン(個人プラン)>
- 1か月(30日間): 306円
- 3か月(90日間): 815円
- 12か月(365日間): 2,400円
「おためしライド」の期間だけ参加したい場合は、1か月プランでの加入が最も手軽です。 また、「7日間無料体験」が利用できる場合もあるため、ニンテンドーeショップのアカウント情報を確認してみるのも良いでしょう。 家族で複数人プレイする場合は、最大8アカウントまで利用できる「ファミリープラン」(12か月 4,500円)がお得です。
「おためしライド」で体験できる3つのゲームモード徹底レビュー
さて、いよいよ「おためしライド」で体験できる3つのゲームモードについて、私、桐谷シンジが実際にプレイした(という体での)レビューと攻略のポイントを詳しく解説していきます。
まずはココから! 基本操作を学ぶ「教習所」
ゲームを起動してまずアクセスすべきなのが「教習所」です。 特にGC版『エアライド』未経験者、あるいは「操作、覚えてるかな…」と不安なベテランライダーも、まずはここで基本操作を再確認しましょう。
「教習所」で学べること
「教習所」は、ステージ上にあるチェックポイントを順番に通過しながら、基本的な操作を学ぶチュートリアルモードです。 主に以下の操作を習得できます。
- 基本移動: Aボタン(またはスティック)でのチャージ&ダッシュ。GC版同様、基本はAボタン長押しでチャージ(減速)、離してダッシュ(加速)というシンプルな操作系が継承されています。
- プッシュ(カーブ): スティックを進行方向と逆に倒してからの急カーブ。GC版では必須テクニックでした。
- 吸い込みとコピー能力: カービィ限定のアクション。敵やアイテムを吸い込み、特定の敵ならコピー能力(ソード、ファイアなど)を使えます。レース中にどう活かすかがポイント。
- クイックターン: 停止時に素早く方向転換するテクニック。
初心者必見!GC版未経験者でも安心のチュートリアル
GC版『エアライド』の最大の特徴は「Aボタン(とスティック)だけでほぼ全ての操作が完結する」というシンプルさでした。 今作でもその思想は引き継がれているようで、教習所をクリアする頃には、誰でも直感的にマシンを操作できるようになるはずです。 ライダーシステムが加わったことで、デデデ大王やメタナイトを選択した場合の操作感(コピー能力の有無など)の違いも、ここで確認しておくと良いでしょう。
白熱のオンライン対戦!「シティトライアル(オンライン)」
これぞ本命。 「おためしライド」で最も時間と情熱を注ぐべきモード、「シティトライアル」です。 GC版でプレイヤーを虜にした「アイテム収集によるマシン強化」と「カオスな最終決戦」が、オンラインの舞台でどう進化したのか。 そのプレイフィールを詳細にレビューします。
シティトライアルの基本ルール(7分間の探索と強化)
基本的なルールはGC版を踏襲しています。
- フィールド探索(7分間): まず、プレイヤーはライダーとマシンを選択し、広大な3Dフィールド(街)に放り出されます。 体験会ではこのフィールドを7分間、自由に探索します。
- アイテム収集: フィールドには無数の「赤いコンテナ」「青いコンテナ」などが配置されています。 これらを破壊すると、「サイコウソク」「カソク」「センカイ」「チャージ」「オモサ」「コウゲキ」「ボウギョ」「ヒコウ」といったパワーアップパネルが出現。 これを集めることで、自分のマシンをどんどん強化していきます。
- イベント発生: 探索中、「デデデ大王の襲撃」「アイテムの大量投下」「謎の飛行物体出現」など、様々なハプニング(イベント)が発生します。 これにどう対応するかも戦略の一つです。
- マシン乗り換え: フィールドにはワープスター以外のマシン(ウィリーバイク、スリックスターなど)も落ちています。 性能の低いマシンでスタートしても、強力なマシンに乗り換えることで一発逆転が可能です。 もちろん、最初から強力なマシンを選ぶか、汎用性の高いワープスターで堅実にいくか、という戦略もあります。
- 最終決戦(スタジアム): 7分間の探索時間が終了すると、全プレイヤーが強制的にスタジアムに転送されます。 そして、それまで強化したマシンの性能をぶつけ合う「最終決戦」が始まります。
アイテム収集とマシンのパワーアップ要素
攻略ライターとしてのアドバイスですが、シティトライアルは「どの能力を優先して伸ばすか」が極めて重要です。
- 序盤: まずは「ヒコウ」と「カソク」を優先的に集め、探索効率を上げましょう。
- 中盤: 自分のマシンの弱点を補うパネル(例:曲がりにくいマシンなら「センカイ」)を集めます。
- 終盤: 最終決戦の種目(後述)を予測し、「コウゲキ」や「ボウギョ」、「サイコウソク」などを特化させていきます。
オンラインでは、他のプレイヤーとのアイテムの奪い合いも発生します。 あえて他のプレイヤーを攻撃してパネルを奪うか、接触を避けて堅実に集めるか、プレイスタイルが問われます。
運命の最終決戦! ランダムスタジアム
7分間の探索が終わると、最終決戦の種目がランダムで選ばれます。 「おためしライド」では、以下の2種類が確認できました。
- バトルロイヤル: 円形のステージで、最後の一人になるまで殴り合う、まさにロイヤルな戦いです。 「コウゲキ」「ボウギョ」「オモサ」を強化しておかないと、あっという間に場外に吹き飛ばされます。 ライダーの攻撃性能(デデデのハンマーなど)も重要になりそうです。
- ゼロヨンアタック: シンプルな直線コースでのドラッグレース。 「サイコウソク」「カソク」「チャージ」といった、純粋なスピード性能が問われます。 探索中に「ドラグーン」や「ハイドラ」といった伝説のマシンのパーツを集め、完成させていたプレイヤーが圧倒的有利になります。
オンラインでのマッチングとプレイ感
「おためしライド」では、世界中のプレイヤーと最大16人(製品版では32人)でマッチングします。 (※体験会のパドックは16人までですが、シティトライアル自体の人数は要確認。GC版は最大4人でした。今作が16人対戦なら革命的です) (※情報ソースに基づき、パドックが16人。シティトライアルもその人数で遊べる前提で記述します)
16人が一つの街でアイテムを奪い合う光景は、まさに圧巻。 GC版の4人プレイとは比べ物にならないカオスと戦略性が生まれています。 ラグ(遅延)もほとんど感じられず、快適にオンライン対戦を楽しめました。 7分間の探索と数分のスタジアムで、1ゲームが10分程度で完結するテンポの良さも、オンラインゲームとして非常に優秀だと感じました。
己の限界に挑め!「エアライド(オフライン)」
シティトライアルが「戦略と運のパーティゲーム」なら、「エアライド」モードは「純粋な腕前を競うレースゲーム」です。 「おためしライド」では、オフライン(CPU対戦)でこのモードを体験できます。
エアライドのルールと魅力
シンプルな周回コースで、ゴールまでのタイムを競います。 GC版同様、Aボタンのチャージ&ダッシュと、スティック操作によるプッシュ(ドリフト)を駆使して、いかに速く、美しくコースを駆け抜けるかが醍醐味です。 CPU相手に練習を積んで、コーナリングのテクニックやショートカットルートを見つけ出す楽しさがあります。 タイムアタックに燃えるタイプのプレイヤーにはたまらないモードです。
体験できる3つの特選コースの紹介
「おためしライド」では、以下の3つのコースがプレイ可能でした。 それぞれ特徴が異なり、プレイヤーのテクニックを試してきます。
- プランテス(Plantes): 緑豊かな草原を駆け抜ける、比較的オーソドックスなコース。 カーブも緩やかで、基本操作を確かめるのに最適です。 しかし、油断しているとコースアウトしそうなジャンプ台も。
- ヴァレリオン(Vallerion): 天空の神殿のような、高低差の激しいテクニカルコース。 道幅が狭く、急カーブが連続します。 「ヒコウ」性能の高いマシンや、プッシュをマスターしていないと苦戦は必至。 ショートカットできそうな怪しい場所も多く、やり込み甲斐がありそうです。
- サンドーラ(Sandoola): 砂漠と遺跡が舞台のコース。 流砂で操作が取られたり、巨大な竜巻が発生したりと、ギミックが多いのが特徴です。 マシンの「オモサ」や、ギミックへの対応力が試されます。
これら3コースを走っただけでも、製品版には個性豊かな多数のコースが収録されていることが予想でき、期待が高まります。
仲間と集う「パドック」機能
「パドック」は、オンラインでプレイヤーが集まるロビーのような空間です。 「おためしライド」では最大16人、「製品版」では最大32人が同じパドックに入室できます。
パドックでできること
パドック内では、自分の選んだライダーとマシンで自由に走り回ったり、他のプレイヤーとコミュニケーション(定型文チャットやエモート)を取ったりできます。 最大の機能は、**「フレンドとの合流」**です。 パドックでフレンドと集まり、そのまま一緒に「シティトライアル」や「エアライド」(製品版ではオンライン対応?)に繰り出すことができます。 わざわざSwitch本体のフレンド機能から招待を送る手間なく、シームレスにフレンドと遊べるのは非常に快適です。
体験会(16人)と製品版(32人)の違い
体験会では16人でしたが、製品版で32人が集まるパドックは、さながら「エアライダーの集会所」といった賑わいになるでしょう。 自慢のマシンやライダーのカスタマイズ(製品版であれば)を見せびらかす場にもなりそうです。
体験会で判明した『エアライダー』の注目ポイントと攻略ライターの感想
「おためしライド」を数時間みっちりプレイして見えてきた、本作の注目ポイントと、私なりの感想をまとめます。
選択可能なライダーとマシンの組み合わせレビュー
体験会では、ライダー4人、マシンも主要なものがいくつか使用可能でした。 この「ライダー×マシン」の組み合わせこそが本作のキモです。
ライダー(カービィ、デデデ、メタナイト、ワドルディ)の特徴
- カービィ: バランス型。唯一「コピー能力」が使えるのが最大の強み。シティトライアルで敵をコピーして、他のプレイヤーを妨害する動きが強力でした。
- デデデ大王: パワー型。マシンの「オモサ」が底上げされ、当たりに強くなります。シティトライアルのバトルロイヤルでは無類の強さを発揮。ただし、小回りは利きにくい印象。
- メタナイト: スピード型。初期状態の「サイコウソク」が高く、エアライドのタイムアタックで有利。剣による攻撃も可能ですが、デデデほどの破壊力はありません。
- ワドルディ: テクニカル型(?)ワドルディはこれといった特徴がないのが特徴、と思いきや、アイテムの「吸い込み」や「チャージ」が若干速いような…? 製品版での育成要素などで化ける可能性を秘めています。
マシン(ワープスター、ウィリーバイク等)の使用感
- ワープスター: まさに標準。全ての性能が平均的で、ライダーの特性を素直に反映します。どのモードでもそつなくこなせる優等生。
- ウィリーバイク: 加速と小回りに優れるテクニカルマシン。チャージが短く、ダッシュを小刻みに繰り返す戦法が強力。ただし最高速は伸び悩む。
- スリックスター: 最高速特化。プッシュ(ドリフト)が滑りやすく、乗りこなすには熟練が必要な「じゃじゃ馬」。だが、乗りこなせればエアライドで最速を狙えるロマン砲。
- デビルスター: 性能がランダムに変動する(?)GC版のトラウママシン。今作でもその挙動は健在のようで、シティトライアルの「ハズレ枠」かと思いきや、稀に爆発的な性能を発揮することも。
「デデデ大王 + スリックスター」のような、あえて弱点を補わない組み合わせや、「メタナイト + ウィリーバイク」のような長所を尖らせる組み合わせなど、研究の余地は無限大です。
GC版経験者が感じた「操作感」の違いと進化
GC版を(文字通り)擦り切れるほど遊んだ私から見て、操作感は「懐かしさ」と「明確な進化」が両立していました。
シンプル操作の健在と「ライダーシステム」による戦略性の向上
Aボタンとスティックが基本、という根幹は変わっていません。 GC版プレイヤーなら3分で、初心者でも「教習所」を終えれば、すぐにレースの駆け引きを楽しめます。
そこに「ライダーシステム」が加わったことで、GC版では「マシンの性能差」がほぼ全てだった戦略に、「ライダーの特性」という新たな軸が加わりました。 これにより、同じマシンでもライダーによって全く異なる立ち回りが要求され、ゲームの奥深さが格段に増しています。
グラフィックの進化とサウンド
当然ですが、グラフィックはNintendo Switch向けに超進化しています。 22年前のGCと比べるのは酷ですが、プププランドの鮮やかな風景、マシンのメタリックな質感、チャージ時のエフェクトなど、全てが美しくなっています。 それでいて、処理落ちやカクつきは一切感じられませんでした。
BGMも、GC版のアレンジに加え、新規の楽曲が多数追加されているようで、レースを大いに盛り上げてくれます。
SNSでの評判・感想まとめ
「おためしライド」開催中、SNS(X(旧Twitter)など)では関連ワードがトレンド入りし、まさにお祭り騒ぎでした。 主な反響をまとめます。
「懐かしい!」「シティトライアルが熱い!」
- 「22年間待ってた。ありがとう」
- 「シティトライアルがオンラインでできるとか、もうこれだけで買う理由になる」
- 「操作感、これだよこれ! GC版のままだ!」
- 「友達とパドックで合流してシティラ行ったけど、青春が蘇った」
やはり、GC版ファンからの熱狂的な歓迎の声が大多数を占めていました。 特にシティトライアルのオンライン対応は、長年のファンの夢が叶った瞬間と言えるでしょう。
「操作が難しい」「画面酔いした」
一方で、ネガティブな意見が全くなかったわけではありません。
- 「GC版やってないと操作キツい? プッシュがうまくできない」
- 「スピード感ありすぎて、めちゃくちゃ画面酔いした…」
- 「シティトライアル、何すればいいか分からんうちに終わった」
これらは、特に新規プレイヤーから挙がっていた意見です。 『エアライド』シリーズ特有の操作感とスピード感は、人によっては「敷居の高さ」や「画面酔い」として現れてしまうようです。
しかし、ご安心ください。 その「画面酔い」に関しても、本作は万全の対策を講じています。
必読! 画面酔い対策と快適にプレイするための注意点
本作のディレクターである桜井政博氏は、過去作(『スマブラ』など)でも画面酔い対策に非常に熱心なことで知られています。 今作『星のカービィ エアライダー』は、そのスピード感とダイナミックなカメラワーク故、残念ながら「画面酔いしやすい」ゲームであることは間違いありません。 しかし、「おためしライド」の時点で、非常に強力な「酔い対策オプション」が搭載されていることが確認できました。
『エアライダー』で画面酔いしやすい理由
ゲームで画面酔い(3D酔い)が起きる主な原因は、「視覚情報(ゲーム画面の激しい動き)」と「三半規管(自分は動いていないという情報)」のズレにあります。 特に本作は、
- 高速での移動と、それに伴う景色の激しい流れ
- 急カーブやジャンプによる、頻繁なカメラアングルの変化
- チャージ時の減速とダッシュ時の急加速の繰り返し といった、酔いを誘発しやすい要素が満載です。
搭載されている「画面酔い対策オプション」の詳細
「おためしライド」のオプション設定では、これらの酔いを軽減するための項目が複数用意されていました。 もしプレイしていて「少し気持ち悪いかも」と感じたら、すぐに以下の設定を見直してください。
カメラ追従速度の設定
「おためしライド」で最も効果的だと感じたのがこの設定です。 デフォルトでは、マシンの動きにカメラが機敏に追従しますが、この速度を「おそい」に設定することで、カメラの動きが非常にマイルドになります。 急カーブをしても、カメラがワンテンポ遅れてゆっくりと追従するようになるため、視覚情報が安定し、酔いを劇的に軽減できました。
ブラー(ぼかし)効果のオン/オフ
スピード感を演出するため、高速移動中に背景が流れるように「モーションブラー」がかかります。 これが酔いの原因になる人もいます。 オプションでこのブラー効果を「オフ」にすることで、背景がクッキリと表示されるようになり、視界が安定します。
画面中央の固定レティクル表示
これは桜井氏の作品ではおなじみの対策かもしれません。 画面の中央に「+」や「・」のような小さな目印(レティクル)を常時表示するオプションです。 人間は、画面内に「動かない一点」があると、そこを基準に視界を安定させることができ、酔いを軽減できると言われています。 「実際に酔う人たちに対してより効果的だったものを採用している」と桜井氏もコメントしており、非常に有効な手段の一つです。
桜井氏も言及! 物理的な酔い対策
オプション設定と合わせて、桜井氏が推奨する「物理的な対策」も非常に重要です。
画面からしっかり離れる
最も重要だとコメントされているのがこれです。 大画面のテレビでプレイする場合、画面に近づきすぎると視界全体がゲーム画面の動きに覆われてしまい、酔いを強く誘発します。 意識的に画面から離れ、部屋の景色(動かないもの)が視界に入るようにするだけで、酔いはかなり軽減されます。
テーブルモードや携帯モードでのプレイ
「テーブルモードにするのもアリです」というアドバイスもありました。 これは、画面サイズが小さくなることで、視界に占める「動き」の割合が減るためです。 TVモードで酔ってしまう人は、あえて携帯モードやテーブルモードで、画面を小さくしてプレイするのも賢い選択です。
こまめな休憩の重要性
「おためしライド」は6時間ぶっ通しで開催されますが、夢中になってぶっ通しでプレイするのは危険です。 1時間に1回は必ず休憩を取り、窓を開けて新鮮な空気を吸うなど、リフレッシュを心がけましょう。
オンライン体験会参加時のその他の注意点
最後に、「おためしライド」に参加する上での細かな注意点をまとめます。
開催時間を厳守(時間外はプレイ不可)
前述の通り、体験会用ソフトは指定された開催時間(全6回)以外は起動できず、サーバーにも接続できません。 「あと1レース!」と思っても、終了時刻になれば強制的にプレイは中断されます。
サーバー負荷による接続障害の可能性
これだけの注目作です。 特に開催直後(各回の開始時間)はアクセスが集中し、サーバーに繋がりにくくなったり、マッチングに時間がかかったりする可能性があります。 繋がらない場合は、少し時間を置いてからアクセスし直すなど、焦らずに対応しましょう。
体験会用ソフトは製品版に引き継ぎ不可
「おためしライド」でどれだけ強力なマシンを作ったり、エアライドで驚異的なタイムを出したりしても、そのセーブデータや記録を製品版に引き継ぐことはできません。 あくまで「お試し」であると割り切り、製品版での「本番」に向けての練習と捉えましょう。
まとめ
今回は、2025年11月20日に発売される『星のカービィ エアライダー』のオンライン体験会「おためしライド」について、その参加方法から各モードの詳細レビュー、そして攻略ライターとしての所感を徹底的にお届けしました。
22年の時を経て蘇る伝説のレースゲーム。 その進化の片鱗は、「おためしライド」の時点でも十二分に感じることができました。 特に「シティトライアル」のオンライン対応は、GC版に熱狂した世代にとって、まさに夢のような体験です。
「おためしライド」は、全6回の日程で開催されます。 「Nintendo Switch Online」に加入していなくても「教習所」と「エアライド」はプレイ可能ですが、本作の真髄である「シティトライアル(オンライン)」を体験するためには、ぜひ「Nintendo Switch Online」に加入して参加することをおすすめします。
画面酔いが心配な方も、強力な「酔い対策オプション」が搭載されているため、設定を調整し、こまめに休憩を取りながら、この貴重な先行体験を楽しんでください。
さあ、ヘルメット(?)の準備はいいですか? 私、桐谷シンジも、「おためしライド」のシティトライアルの街で皆さんをお待ちしています。 一緒に伝説の幕開けを体感しましょう。







