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オラドラがリリース直後に緊急メンテナンスへ|今後に不安の声【ジョジョの奇妙な冒険】

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ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、期待の新作「ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ」(以下、オラドラ)がリリース直後から長期メンテナンスに入ってしまい、「このゲーム、一体どうなるんだ?」と不安に感じているのではないでしょうか。

楽しみにしていたのにプレイできない状況、そして運営会社に対する過去のイメージから、「このままサービス終了するのでは?」といった心配の声が聞こえてくるのも無理はありません。

この記事を読み終える頃には、オラドラが抱える問題の本質、開発会社の体質、そしてゲームシステムから導き出される「未来」についての疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  • リリース当日に発生した長期メンテナンスの経緯
  • 開発会社Gumiが抱える過去のトラブルと実績
  • ゲームの根幹が「FFBE幻影戦争」であるという事実
  • 骨格から予測するオラドラの将来性と懸念点

 

それでは解説していきます。

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オラドラに一体何が?リリース当日のトラブルとユーザーの反応

多くの「ジョジョ」ファンとSRPGファンが待ち望んだオラドラ。 しかし、その船出はあまりにも波乱に満ちたものとなりました。 まずは、リリース当日に何が起こったのか、そしてそれに対してユーザーがどのように反応したのかを時系列で整理していきましょう。

2025年9月25日、波乱に満ちたリリース日

2025年9月25日、オラドラは満を持してサービスを開始しました。 事前登録者数は60万人を突破し、URディオの配布が確定するなど、ファンの期待は最高潮に達していました。 私も早速ダウンロードし、美麗な3Dグラフィックで再現されたジョジョの世界に胸を躍らせた一人です。

しかし、その興奮は長くは続きませんでした。 リリース直後から「サーバーに接続できない」「ログインできない」「強制終了する」といった報告がSNS上に殺到。 多くのプレイヤーが、まともにゲームをプレイすることすらできない状態に陥ったのです。 そして、リリースからわずか数時間後、運営は緊急メンテナンスの実施を発表。 当初は短時間で復旧するかに思われましたが、メンテナンスは何度も延長され、事実上の「プレイ不可能な状態」が続くことになりました。

公式からのアナウンスと度重なるメンテナンス延長

運営チームは公式X(旧Twitter)アカウントを通じて、アクセス集中によるサーバー負荷が原因であると説明し、謝罪しました。 しかし、メンテナンス終了時刻は二転三転し、ユーザーの不信感を増幅させる結果となります。

「〇〇時に終了予定」という告知が出ても、その時刻になると「再度延長します」という投稿が繰り返される。 この対応は、期待に胸を膨らませて待っていたユーザーの心を折るには十分でした。 補填としてスター(ガチャ石)の配布などが告知されましたが、それ以上に「そもそもいつになったら遊べるのか」という根本的な問題が、大きな不安の影を落としています。

「またGumiか」SNSで渦巻く不安と諦めの声

この一連のトラブルを受け、SNS上では厳しい意見が飛び交いました。 特に目立ったのが、開発会社である株式会社Gumiに対する批判です。

  • 「Gumiの新作と聞いて嫌な予感はしてた」
  • 「サ終RTA(サービス終了リアルタイムアタック)でも始める気か?」
  • 「幻影戦争の初期も酷かったけど、何も学んでいないのか」
  • 「ジョジョという最高の素材を無駄にしないでくれ」

このように、今回のトラブルを「Gumiだから仕方ない」と、ある種の諦めと共に受け止めているユーザーが少なくありませんでした。 なぜ、Gumiという会社はこれほどまでにユーザーから厳しい目を向けられているのでしょうか。 その理由を探るには、彼らがこれまで歩んできた道のりを振り返る必要があります。

なぜこれほど不安視されるのか?開発会社「Gumi」の実績と課題

「Gumi」という社名は、多くのスマホゲームプレイヤーにとって、期待と同時に一抹の不安を覚えさせる名前かもしれません。 オラドラの今後を占う上で、この開発会社の実態を正確に理解することは不可欠です。 ここでは、Gumiがどのような会社で、過去にどのような実績と課題を抱えてきたのかを深掘りします。

株式会社Gumiとは?モバイルゲームとブロックチェーンの二本柱

株式会社Gumiは、2007年に設立された日本の企業です。 東証プライム市場に上場しており、企業規模としては決して小さくありません。 現在の主な事業は、私たちがよく知る「モバイルオンラインゲーム事業」と、近年力を入れている「ブロックチェーン等事業」の二本柱です。

代表作には『ファントム オブ キル』や、スクウェア・エニックスとの共同開発である『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争』(以下、FFBE幻影戦争)などがあります。 特に『FFBE幻影戦争』は、セールスランキングで1位を獲得するなど大きな成功を収め、Gumiの技術力と運営能力を示す代表例となりました。 一方で、ブロックチェーン事業ではNFTなどを活用した「ゲームで稼ぐ(Play to Earn)」領域に注力しており、会社の未来を賭けた投資を行っている状況です。

ユーザーの脳裏に焼き付く、過去の大型タイトル失敗事例

輝かしい実績がある一方で、Gumiにはユーザーの期待を裏切る形となったタイトルも存在します。 その中でも特に象徴的なのが、2023年にリリースされ、約1年でサービスを終了した『アスタータタリクス』です。

社運を賭けた『アスタータタリクス』の壮大な失敗

『アスタータタリクス』は、Gumiが多大な開発費とプロモーション費用を投じた、まさに社運を賭けたと言える大型SRPGでした。 ゲームのクオリティは高く、ストーリーも重厚。 さらに起爆剤として、国民的IPである『鬼滅の刃』とのコラボも実施しました。 しかし、結果としてプレイヤー数の増加には繋がらず、収益は伸び悩み、最終的にサービス終了という苦渋の決断に至ります。

この一件は、「Gumiは良質なゲームを作れる技術力はあるが、マネタイズやユーザーを惹きつけ続ける運営に課題があるのではないか」という印象を市場に与えました。 オラドラに不安を感じるユーザーの脳裏には、この『アスタータタリクス』の記憶が色濃く残っているのです。

FFBE幻影戦争でさえも抱えていた初期のトラブル

現在ではGumiの成功作として知られる『FFBE幻影戦争』も、その道のりは順風満帆ではありませんでした。 サービス開始初期には、数多くのバグや予期せぬ挙動、UIの不便さなどが指摘され、プレイヤーからは厳しい批判が寄せられました。

特に、課金圧の強さに関しては、共同開発であるスクウェア・エニックスの方針も影響しているとされますが、「重課金者でなければ楽しめない」というイメージが定着し、多くのプレイヤーが離れていった時期もあります。 しかし、重要なのは、Gumiがその後、ユーザーの声に耳を傾け、数々のアップデートを通じてゲームを改善し続け、5年半以上もサービスを継続させてきたという事実です。 この「失敗から学び、改善する力」は、Gumiを評価する上で見逃してはならないポイントと言えるでしょう。

経営の現状とモバイルゲーム事業の位置づけ

現在のGumiは、前述の通りブロックチェーン事業に経営資源を大きくシフトしています。 SBIホールディングスやスクウェア・エニックスからの大型の資金調達も、主にこのブロックチェーン事業への期待から来ています。

この状況から、「モバイルオンラインゲーム事業は軽視されているのではないか?」と考えるユーザーもいるかもしれません。 確かに、『アスタータタリクス』の失敗以降、モバイル事業への風当たりは強くなっていると推測されます。 しかし、見方を変えれば、**「過去の成功体験(特にFFBE幻影戦争)を効率的に活用し、安定した収益源としてIPタイトルを展開していく」**という戦略が見えてきます。 使い回しと揶揄されることもありますが、実績のあるシステムをベースにすることで、開発コストを抑えつつ、安定した品質のゲームを供給できるという強みにもなります。 そして、この戦略こそが、オラドラの未来を占う上で最も重要な鍵となるのです。

オラドラの未来は明るい?「幻影戦争」という骨格から見る徹底考察

リリース直後のトラブルや開発会社の過去から、オラドラの先行きに不安を感じるのは当然です。 しかし、このゲームの「中身」を詳しく見ていくと、むしろ長期運営への期待が持てる、確かな根拠が見えてきます。 結論から言えば、**オラドラは「ジョジョの奇妙な冒険の皮を被ったFFBE幻影戦争」**であり、それこそが最大の安心材料なのです。

驚くほどの一致!オラドラと幻影戦争のシステム比較

オラドラのゲーム画面やシステム説明を見たとき、多くの『FFBE幻影戦争』プレイヤーは既視感を覚えたはずです。 それもそのはず、UI(ユーザーインターフェース)からバトルシステム、育成要素に至るまで、両者は驚くほど酷似しています。 これは単なる偶然やインスパイアのレベルではなく、明らかに『FFBE幻影戦争』のシステムをベースに開発されていることを示しています。

バトルシステム:マス目、高低差、コマンド、全てが同じ

オラドラのバトルは、マス目で区切られたフィールドでユニットを動かす、いわゆるタクティクス系のSRPGです。 これは『FFBE幻影戦争』と全く同じ形式です。

システム要素 ジョジョ オラオラオーバードライブ FFBE幻影戦争
フィールド マス目形式、高低差(ハイト)の概念あり マス目形式、高低差(ハイト)の概念あり
行動順 画面左に行動順を示すタイムライン表示 画面左に行動順を示すタイムライン表示
コマンド 通常攻撃、アビリティ、サポーター、待機 通常攻撃、アビリティ、召喚獣、待機
UI オートボタン、倍速ボタンの配置が酷似 オートボタン、倍速ボタンの配置が酷似
属性・相性 属性相関の概念あり 属性相関の概念あり

このように、バトルに関わる根幹システムは、ほぼ完全に一致していると言っても過言ではありません。 キャラクターの3Dモデルやエフェクトはジョジョ仕様に作り込まれていますが、その下で動いているプログラムの骨格は幻影戦争そのものだと考えられます。

育成・編成システム:アシストカードはビジョンカードそのもの

キャラクターの育成やパーティ編成のシステムも同様です。 『FFBE幻影戦争』には、「ビジョンカード」という装備品があり、キャラクターに装備させることでステータスを強化したり、特殊なアビリティを付与したりできます。 一方、オラドラには「アシストカード」というものがありますが、これは名称が違うだけで、役割やシステムはビジョンカードと全く同じです。

  • レアリティの概念(UR, SSRなど)
  • コストの概念(パーティ編成に上限コストがある)
  • キャラクター5体+サポーター+アシストカードで編成する形式
  • 限界突破(凸)の仕様(後述)

これらの共通点から、オラドラはゼロから開発された新作ではなく、『FFBE幻影戦争』という成功したゲームエンジンを流用し、グラフィックやキャラクター、ストーリーを「ジョジョ」に差し替えた作品であると結論付けられます。

なぜ「幻影戦争ベース」が最大の安心材料なのか?

「なんだ、使い回しか」とネガティブに捉える方もいるかもしれません。 しかし、ゲーム評論家の視点から見れば、これはむしろ長期運営を期待させるポジティブな要素です。 その理由は大きく3つあります。

1. 5年半以上続く「運営実績」という名の信頼

前述の通り、『FFBE幻影戦争』は数々の問題を抱えながらも、5年半以上サービスが継続している長寿タイトルのひとつです。 これは、ゲームの根幹部分が面白く、多くのユーザーを惹きつけ続けている何よりの証拠です。 バグやインフレ、課金圧への不満がありながらもプレイヤーが残り続けているのは、「それでもこのゲームが面白いから」に他なりません。 オラドラは、その成功が証明されたゲームシステムを、いわば「完成品」として受け継いでいるのです。 これは、ゲーム性が未知数の完全新作に比べて、圧倒的なアドバンテージです。

2. SRPGとして洗練された「賢いオートAI」

『FFBE幻影戦争』が他のスマホSRPGと一線を画す点として、「非常に賢いオートバトルAI」が挙げられます。 サービス開始当初こそ挙動がお粗末な部分もありましたが、長年のアップデートにより、

  • アビリティのON/OFF機能
  • ヒーラーが不必要に前進しない、回復を優先するAI
  • バフやデバフを効果的なタイミングで使用する思考 といった、プレイヤーの意図を汲んだ動きができるように進化してきました。

これにより、「最適な編成とアビリティ設定を考え、オートで理想的な動きをさせる」という、まるでプログラミングのような深い戦略性が生まれています。 このGumiが長年かけて蓄積してきたSRPGのノウハウが詰まったAIを、オラドラは最初から搭載している可能性が極めて高いのです。 これは、ただキャラクターを動かすだけではない、奥深いSRPG体験を約束してくれる要素と言えます。

3. 「改善できる運営」であることの証明

幻影戦争は、サービス初期の不評を乗り越え、現在では当時より遊びやすく、サービスの質も向上しています。 これは、Gumiの運営チームがユーザーの声に耳を傾け、ゲームをより良くしようと努力を続けてきた結果です。 今回のオラドラの初動トラブルは擁護できませんが、少なくとも彼らが「問題を放置する運営」ではなく、「時間をかけてでも改善してきた実績のある運営」であることは事実です。 この点も、長期的な視点で見れば安心材料の一つとなり得ます。

オラドラならではの強みと、さらに期待できる点

幻影戦争という強固な土台の上に、オラドラは「ジョジョの奇妙な冒険」という唯一無二の魅力を乗せています。

  • 超強力な原作IPの力: ファントムブラッドからストーンオーシャン、そして将来的にはそれ以降の物語まで、原作には魅力的なキャラクターとストーリーが無限に存在します。これはコンテンツ供給の面で圧倒的な強みです。
  • ストーリーの安心感: 幻影戦争のオリジナルストーリーは賛否両論ありましたが、オラドラは原作ストーリーを追体験する形のため、物語のクオリティは保証されています。フルボイスで展開される名シーンの数々は、ファンにとってたまらない体験となるでしょう。
  • グラフィックと演出のクオリティ: 事前番組などで公開されている3Dモデルの出来栄えや、必殺技の演出は非常に高品質です。原作の独特なポージングや擬音の表現も見事に再現されており、キャラクターゲームとしての満足度は非常に高いものになるでしょう。

もちろん懸念点も…ユーザーが覚悟すべきこと

手放しで楽観視できるわけではありません。 幻影戦争ベースであるということは、その長所だけでなく、短所も引き継いでいる可能性が高いからです。

1. 課金圧の強さ

幻影戦争は、特にPVP(対人戦)コンテンツにおいて、トップ層を目指すには相当な課金が必要となるゲームです。 オラドラも同様のビジネスモデルを採用する場合、キャラクターやアシストカードを最高レアリティで揃え、限界突破を最大まで行うには、多額の投資が必要になる可能性があります。

2. 厳しい「限界突破(凸)」の仕様

幻影戦争では、ガチャでキャラクターを1体手に入れただけでは、その真価を発揮できません。 「キャラクターのかけら」というアイテムを集めて限界突破を重ねることで、レベル上限が解放され、強力なアビリティを習得していきます。 この「かけら」集めが非常に大変で、無課金・微課金プレイヤーにとっては大きな壁となります。 オラドラのキャラクターアイコンにも凸数を示すような表示があることから、同様のシステムが採用されていると見て間違いないでしょう。

3. 対人コンテンツがエンドコンテンツになる可能性

幻影戦争のプレイヤーの多くは、ギルドバトルやデュエルといった対人コンテンツに熱中しています。 ゲームのアップデートも、対人環境を意識したものが中心になりがちです。 そのため、ストーリーをクリアした後の主な遊び場が対人戦になる可能性が高く、自分のペースでコツコツ遊びたいソロプレイヤーにとっては、モチベーションを維持しにくい環境になるかもしれません。

まとめ

今回のレビューを総括します。

2025年9月25日にリリースされた『ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ』は、サービス開始直後から長期メンテナンスに突入するという最悪のスタートを切りました。 開発会社であるGumiの過去の事例もあり、多くのユーザーが「このままサービス終了するのではないか」と深刻な不安を抱いています。

しかし、その不安は杞憂に終わる可能性が高いと私は分析します。 なぜなら、オラドラのゲームシステムは、Gumiが5年半以上にわたって運営し、成功を収めているSRPG『FFBE幻影戦争』のものをほぼそのまま流用しているからです。

これは、単なる「使い回し」ではなく、**「面白さが保証された完成品の骨格」**を持っていることを意味します。 洗練されたバトルAI、奥深い戦略性、そして数々の問題を乗り越えて改善を続けてきた運営ノウハウ。 これらが、オラドラの土台にはすでに存在しているのです。

もちろん、幻影戦争が抱える「課金圧の強さ」や「厳しい育成仕様」といった課題も引き継いでいる可能性は否定できません。 誰もが快適に楽しめるゲームとは言えないかもしれません。

それでも、「ジョジョの奇妙な冒険」という最高の素材と、「FFBE幻影戦争」という実績のあるゲームシステムが融合した本作は、SRPGとして、そしてキャラクターゲームとして、非常に高いポテンシャルを秘めていることは間違いありません。

リリース直後のトラブルは、運営にとって大きな失態であり、信頼を回復するには時間がかかるでしょう。 しかし、このゲームの真価は、サーバーが安定し、私たちが実際にその世界に没入できるようになった時にこそ、問われるはずです。 今は運営の対応を冷静に見守り、サービスが再開された暁には、ぜひ一度その手でプレイしてみてほしい。 きっとそこには、不安を払拭するだけの「面白さ」が待っているはずですから。

フォローよろしくお願いします。

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