ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月2日に発売された待望の新作オープンワールド時代劇アクションアドベンチャー『Ghost of Yōtei (ゴースト・オブ・ヨウテイ)』の、特に戦闘システムについて「難しい」「どうすれば上手くなれるのか」といった悩みを抱えているのではないでしょうか。 美しい世界観とは裏腹に、敵との戦闘は非常に歯応えがあり、序盤は何度も倒されてしまうかもしれません。

この記事を読み終える頃には、『Ghost of Yōtei』の戦闘における基本的な立ち回りの疑問が解決し、敵の攻撃を華麗に捌き、反撃する楽しさを実感できるようになっているはずです。
- 守りの三原則「防御・回避・溜めの一撃」の徹底解説
- 攻守の要「受け流し」を成功させるための具体的なコツ
- 敵の防御を崩しダメージを与える多彩な攻撃手法
- 戦闘をさらに有利にする「型」とおすすめスキル紹介
それでは解説していきます。

Ghost of Yōteiの戦闘における心構え
『Ghost of Yōtei』の戦闘は、単なるボタン連打では決して勝利できません。 敵の動きをよく観察し、適切なタイミングで適切な行動を選択する、まさに「侍」の真剣勝負を体験できるのが最大の魅力です。 本作の戦闘の根幹をなすのは、「攻撃」と「防御」の駆け引きにあります。

初心者のうちは、どうしても攻撃することに意識が向きがちですが、まずは敵の攻撃をいかにして凌ぐか、という「守り」の技術を習得することが上達への一番の近道です。 守りが安定すれば、敵の動きを冷静に観察する余裕が生まれ、自然と攻撃のチャンスも見えてきます。 このレビューでは、その「守り」から「攻め」への流れを、段階的に詳しく解説していきます。
なぜ基本操作が重要なのか
本作では、物語を進めることで強力な技や奥義を習得できますが、それらも全ては基本的な戦闘技術の土台があってこそ輝きます。 防御、回避、受け流しといった基本操作は、ゲームのエンディングまで、あらゆる敵との戦闘で使い続ける最も重要なアクションです。 序盤でこれらの操作を体に染み込ませておくことで、強敵との戦いはもちろん、集団戦においても冷静に対処できるようになります。 焦らず、一つ一つの操作の意味と使い方を理解し、練習を重ねていきましょう。
Ghost of Yōtei 戦闘の基本となる「守り」の技術
まずは、あらゆる戦闘の基礎となる「守り」の技術から解説します。 敵の攻撃を防ぐ手段は主に「防御」「回避」「溜めの一撃」の3つです。 これらを敵の攻撃の種類に応じて使い分けることが、生存率を劇的に向上させます。 慣れないうちは、戦闘が始まったら常に防御を意識することから始めましょう。

L1を押し続けるだけ!最も基本的な「防御」
操作は非常にシンプルで、L1ボタンを押し続けるだけです。 これを入力している間、主人公は刀を構え、防御態勢をとります。
防御の有効性と限界
この防御は、敵の通常攻撃(武器が光らない攻撃)に対して絶大な効果を発揮します。 通常攻撃であれば、どれだけ連続で攻撃を受けても、体勢を崩されることなく、ダメージを完全に無効化できます。 特に複数の敵に囲まれた際、どの敵が次に攻撃してくるか分からない状況では、まずL1を押しっぱなしにして防御を固めるのが非常に有効な戦術です。 しかし、防御は万能ではありません。 敵の攻撃の中には、防御することができない「防御不可攻撃」が存在します。 この防御不可攻撃は、攻撃の直前に敵の武器が「赤色」または「青色」に光ることで見分けられます。 これらの攻撃を防御しようとすると、ガードを崩されて大きな隙を晒し、大ダメージを受けてしまうため、絶対に防御しないようにしましょう。 これらの光る攻撃への対処法は、後述する「回避」や「受け流し」になります。
防御の応用
防御はただ攻撃を防ぐだけでなく、敵の攻撃パターンを安全に観察するための時間を作る手段でもあります。 初めて戦う敵と遭遇した際は、無理に攻めず、まずは距離を取って防御を固め、どのような攻撃を仕掛けてくるのかを見極めることが重要です。 敵の攻撃の予備動作や連続攻撃の回数などを覚えてしまえば、後の戦闘が格段に楽になります。
防御不可攻撃への対処法「回避」
敵の武器が赤や青に光ったら、それは防御できない攻撃の合図です。 この時に使用するのが「回避」です。 左スティックで行きたい方向を入力しながら、丸ボタンを押すことで、その方向へ素早くステップします。
回避の種類と使い分け
回避には、丸ボタンを短く押すことで発動する「ステップ」と、丸ボタンを2回連続で押すことで発動する「ローリング」の2種類があります。
- ステップ: 小さく素早く移動します。敵の単発攻撃を避けつつ、すぐに反撃に移りたい場合に有効です。移動距離が短いため、敵の攻撃範囲が広い場合は避けきれないこともあります。
- ローリング: 大きく転がって移動します。敵から大きく距離を取りたい時や、範囲の広い攻撃から確実に逃れたい場合に有効です。移動後の隙がステップよりも大きいため、反撃には繋げにくい側面があります。
基本的にはステップを主軸に使い、敵の薙ぎ払いや衝撃波など、広範囲に及ぶ攻撃に対してローリングで対処するのがおすすめです。
回避すべき攻撃の見極め方
前述の通り、回避が必須となるのは敵の武器が光る攻撃です。
- 赤く光る攻撃: この攻撃は、受け流すことすらできない、最も危険な攻撃です。突きや強力な振り下ろしなど、強力なものが多く、食らうと大ダメージは避けられません。敵の武器が赤く光るのを確認したら、迷わず回避に専念しましょう。
- 青く光る攻撃: この攻撃は、後述する「受け流し」で対処することも可能ですが、タイミングがシビアなため、慣れないうちは回避で対処するのが安全です。特に連続で突きを繰り出してくる槍兵などの攻撃は、無理に受け流しを狙うよりも、ステップで横に避けた方が確実に対処できます。
- 遠距離攻撃: 弓兵などが放つ矢も、もちろん防御できません。矢を放つ際には、敵が「狙いをつけたぞ!」といった掛け声を発します。この声が聞こえた直後に回避を入力すれば、簡単にかわすことができます。戦闘中は近接の敵だけでなく、遠方の敵の声にも耳を澄ませておきましょう。
黄色く光る攻撃へのカウンター「溜めの一撃」
敵の武器が「黄色」に光る攻撃も、防御不可攻撃の一種です。 この攻撃は、食らうと武器を弾き飛ばされてしまい、一時的に無防備な状態になってしまいます。 回避で対処することも可能ですが、実はもっと効果的な対処法があります。 それが「溜めの一撃」です。
溜めの一撃の操作と効果
操作は、三角ボタンを長押しして離すだけです。 「長押し」といっても、それほど長く押す必要はなく、「トン…」と少し溜めてから離すイメージで十分です。 敵が黄色く光る攻撃の予備動作に入ったのを確認してから、この溜めの一撃を当てることで、相手の攻撃を中断させつつ、大ダメージと大きなよろめきを与えることができます。 よろめきについては後ほど詳しく解説しますが、敵の体勢を崩す上で非常に重要な要素です。
スキル「獲物落とし返し」の絶大な効果
物語を進め、スキルポイントを割り振ることで習得できる「獲物落とし返し」というスキルを覚えていると、この溜めの一撃の効果がさらに向上します。 このスキルを習得した状態で、黄色く光る攻撃に合わせて溜めの一撃を当てると、敵の武器を弾き飛ばすことができるのです。 武器を失った敵は完全に無防備となり、絶好の攻撃チャンスが生まれます。 つまり、敵の黄色い攻撃は、プレイヤーにとっては「ピンチ」ではなく、「カウンターで大ダメージを与えるチャンス」なのです。 このスキルは優先的に習得することをおすすめします。
Ghost of Yōtei 攻めの起点を作る「受け流し」を極める
守りの基本である「防御」「回避」「溜めの一撃」をマスターしたら、次はいよいよ攻守の要となる「受け流し」に挑戦しましょう。 受け流しは、敵の攻撃が当たる瞬間にL1ボタンを押すことで発動する、いわゆる「パリィ」と呼ばれるテクニックです。

受け流しのメリットと重要性
受け流しを成功させると、以下のような多くのメリットがあります。
- 敵の攻撃を中断させ、体勢を崩す: 成功すると、敵の連続攻撃を止め、大きな隙を生み出すことができます。
- 絶好の反撃チャンス: 体勢を崩した敵は無防備になるため、安全に攻撃を叩き込むことができます。
- 気力の増加: 受け流しを成功させると、回復や奥義の使用に必要な「気力ゲージ」が通常よりも多く溜まります。
これらのメリットから、受け流しは防御的なアクションでありながら、最も効果的な攻撃の起点となる非常に重要なテクニックと言えます。 『Ghost of Yōtei』の戦闘を真に楽しむためには、受け流しの習得が不可欠です。
受け流しが可能な攻撃
受け流しが可能な攻撃は、敵の通常攻撃(光らない攻撃)と、青く光る攻撃の2種類です。 赤く光る攻撃と黄色く光る攻撃は受け流しができないため、それぞれ「回避」と「溜めの一撃」で対処する必要があることを改めて覚えておきましょう。
通常攻撃の受け流し
敵の通常攻撃に合わせて受け流しを成功させると、甲高い金属音と共に火花が散り、敵がのけぞります。 この瞬間が絶好の反撃チャンスです。 すぐに四角ボタンの速打で攻撃を開始しましょう。
青く光る攻撃の受け流し
青く光る攻撃は少し厄介で、一度受け流しても怯まずに連続攻撃を仕掛けてくる敵がいます。 特に槍兵の連続突きなどがこれに該当します。 その場合は、慌てずに敵の攻撃リズムに合わせて、全ての攻撃を連続で受け流す必要があります。 全ての攻撃を受け流しきることで、ようやく敵が大きく体勢を崩し、反撃のチャンスが生まれます。
受け流しを成功させるコツ
受け流しを成功させるには、敵の攻撃モーションをよく観察し、タイミングを覚えることが何よりも重要です。
敵の動きを観察する
まずは敵の攻撃をL1長押しの防御で防ぎながら、どのタイミングで刀が振り下ろされるのかをじっくりと観察しましょう。 敵が腕を振りかぶる予備動作から、実際に攻撃が当たるまでの「タメ」を意識することが重要です。 攻撃が当たる「直前」にL1を押すことを心がけましょう。
初心者向けの裏技「L1連打」
どうしてもタイミングが掴めない、という初心者の方におすすめの裏技があります。 それは、敵の攻撃が当たりそうになった瞬間に、L1ボタンを「タン、タン!」と2回、3回と連打する方法です。 この方法を使えば、完璧なタイミングではなくても、受け流しが成功しやすくなります。 もちろん、最終的には完璧なタイミングで一度だけ押す「ジャストパリィ」を目指すべきですが、まずはこの連打法で受け流しの感覚を掴み、「受け流しから反撃する」という成功体験を積むことが大切です。 この方法で慣れてきたら、徐々に連打の回数を減らし、最終的に一回で成功させられるように練習していきましょう。
Ghost of Yōtei 敵の隙を突く「攻撃」の極意
守りと受け流しをマスターし、敵の隙を作り出せるようになったら、次はいよいよ攻撃です。 このゲームでは、敵の防御をいかにして崩し、ダメージを与えるかが重要になります。

攻撃を当てるべきタイミング
やみくもに攻撃しても、敵にガードされてしまい、有効なダメージは与えられません。 それどころか、攻撃後の隙に反撃を受けてしまう危険性もあります。 攻撃は、必ず敵が隙を晒した瞬間を狙って行いましょう。 代表的な攻撃チャンスは以下の通りです。
- 受け流しを成功させた直後: 最も基本的で安全な攻撃チャンスです。敵が体勢を崩している間に、速打を叩き込みましょう。
- 赤く光る攻撃を回避した直後: 赤い攻撃は、大振りで攻撃後の隙が大きいものがほとんどです。特に連続攻撃の最後の一撃を回避した後は、大きなチャンスとなります。敵の背後に回り込むように回避できると、さらに安全に反撃できます。
- 黄色く光る攻撃に「溜めの一撃」を当てた直後: 前述の通り、敵の攻撃を中断させ、大きなよろめきを与えられます。「獲物落とし返し」のスキルがあれば、さらに大きなチャンスとなります。
- 敵の攻撃の空振り後: プレイヤーとの距離を見誤って敵が攻撃を空振りした際も、良い攻撃チャンスです。常に敵との間合いを意識し、誘い出すような動きも有効です。
攻撃の種類と使い分け「速打」と「強打」
プレイヤーが繰り出せる基本的な近接攻撃には、四角ボタンで出す「速打」と、三角ボタンで出す「強打」の2種類があります。 これらを状況に応じて使い分けることが、戦闘を有利に進める鍵となります。
攻撃の種類 | ボタン | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
速打 | 四角 | 素早い連続攻撃 | 発生が速く隙が少ない、コンボの起点になる | 威力が低い、ガードされやすい |
強打 | 三角 | 大振りで強力な一撃 | よろめきダメージが大きい、ガード崩しに有効 | 発生が遅く隙が大きい |
速打(四角ボタン)
発生が速く、連続で繰り出すことができるため、受け流し後などの短い隙にダメージを与えるのに適しています。 しかし、威力は低めで、防御を固めている敵に対しては簡単に防がれてしまいます。 あくまで隙を晒した敵への追撃や、よろめき状態の敵にダメージを稼ぐための手段と割り切りましょう。
強打(三角ボタン)と「よろめきダメージ」
強打は、動作が遅く隙が大きい反面、防御している敵に対して「よろめきダメージ」を与えることができるのが最大の特徴です。 敵の体力ゲージの上(または一騎討ちでは画面上部)に表示されている、白い「体勢ゲージ」を削ることができます。 この体勢ゲージを全て削りきることで、敵の防御が完全に崩れ、数秒間無防備な状態になります。 この状態の敵には、こちらの攻撃が全てヒットするため、一気に大ダメージを与えるチャンスが生まれます。 つまり、防御を固めている敵に対しては、まず強打を当てて体勢ゲージを削り、防御を崩してから速打でダメージを与える、という流れが基本戦術になります。
強打を使う際の注意点
強打は非常に強力ですが、攻撃モーションが大きいため、敵に攻撃のチャンスを与えてしまうリスクも伴います。 特に集団戦で強打を使おうとすると、他の敵から横槍を入れられてしまうことが多々あります。 そのため、強打は敵が一人の時や、集団戦でも他の敵を一時的に無力化(てつはう等で怯ませる)した時など、安全な状況で使うようにしましょう。
Ghost of Yōtei さらに上達するための応用テクニックと知識
ここまでの基本をマスターすれば、ゲームの大部分の敵と渡り合えるようになっているはずです。 最後に、戦闘をさらに奥深く、そして有利に進めるための応用テクニックと重要なシステムについて解説します。
戦闘の鍵を握る「型」の切り替え
本作には、「石の型」「水の型」「風の型」「月の型」という4つの異なる戦闘の「型」が存在します。 これらの型は、それぞれ特定の種類の敵に対して有利に戦える特性を持っており、戦闘中にR2ボタンと各ボタン(十字キーまたは右スティック)で瞬時に切り替えることができます。
各「型」の特徴と有利な敵
有利な型で攻撃、特に強打を当てることで、敵の体勢ゲージを通常よりも遥かに早く削ることができます。 敵の種類を見極め、適切な型に切り替えることが、強敵との戦いや集団戦を制する上で極めて重要です。
型の種類 | 有利な敵 | 特徴 |
---|---|---|
石の型 | 剣兵 | 基本的な型。突き攻撃が主体で、剣士相手の防御を崩しやすい。 |
水の型 | 盾兵 | 流れるような連撃が特徴。強打の連撃で盾兵のガードをこじ開ける。 |
風の型 | 槍兵 | 足払いなど、相手の体勢を崩す技が多い。槍のリーチの外から攻撃できる。 |
月の型 | 強兵(大型の敵) | 回転斬りなど、重く強力な攻撃が主体。大型の敵を怯ませやすい。 |
「型」の習得と強化
新しい型は、敵の拠点で隊長を倒したり、隊長の戦いぶりを「観察」したりすることで習得・強化していきます。 積極的に敵の隊長を探し、戦いを挑むことが、プレイヤー自身の成長に直結します。 戦闘が始まったら、まず敵の構成を見渡し、どの敵にどの型が有効かを判断し、素早く切り替えられるように練習しましょう。
上級テクニック「極意」に挑戦
スキルツリーで特定のスキルを解放すると、「受け流しの極意」と「この線の極意」という、2つの強力な上級テクニックが使用可能になります。 これらは成功が難しい分、見返りが非常に大きい技です。 戦闘に慣れてきたら、ぜひ挑戦してみてください。
受け流しの極意(ジャストパリィ)
敵の攻撃が当たる、まさにそのフレーム(瞬間)に完璧なタイミングでL1を押すことで発動します。 成功すると、時間の流れがスローモーションになり、敵が完全に無防備な状態になります。 この状態では、通常よりも遥かに強力なカウンター攻撃を繰り出すことができ、一撃で敵を葬り去ることも可能です。 さらに、気力も大幅に回復し、特定の護符(父の悟りなど)を装備していると体力まで回復するという、まさに至れり尽くせりの技です。 タイミングは非常にシビアですが、成功した時の爽快感は格別です。 敵の攻撃モーションを完璧に覚え、刀が体に触れるギリギリのタイミングを狙う練習を繰り返しましょう。
この線の極意(ジャスト回避)
敵の攻撃が当たる寸前に回避を入力することで発動します。 こちらも成功すると時間の流れがスローになり、強力な反撃を叩き込むことができます。 回避以外の対処法がない「赤く光る攻撃」に合わせて狙うのが特に効果的です。 ただし、赤攻撃は威力が非常に高いため、失敗した時のリスクも大きい諸刃の剣です。 最初は無理に狙わず、「偶然発動したらラッキー」くらいの感覚でいると良いでしょう。 しかし、意図的に発動させられるようになれば、どんな強敵とも対等以上に渡り合える実力が身についている証拠です。
初心者におすすめのスキル
序盤にどのスキルを取得すれば良いか迷う方も多いでしょう。 ここでは、戦闘を有利に進めるためにおすすめのスキルをいくつか紹介します。
- ** deflection (受け流し)系スキル:**
- 完璧な受け流し: 受け流しで得られる気力の量が増加します。回復や奥義を使いやすくなるため、生存率が上がります。
- 威嚇の受け流し: 受け流しを成功させると、周囲の敵が怯むことがあります。集団戦で非常に役立ちます。
- evasion (回避)系スキル:
- 回避連撃: 回避直後に四角ボタンで、素早い反撃を繰り出せるようになります。攻撃のチャンスが増えます。
- 疾風: ローリング中に敵の矢を弾けるようになります。弓兵が多い場面で重宝します。
- evolving tactics (奥義)系スキル:
- 獲物落とし返し: 前述の通り、黄色攻撃へのカウンターを大幅に強化します。最優先で取得したいスキルの一つです。
- 鎧通し: 敵のガードを貫通して、わずかにダメージを与えられるようになります。地味ですが、確実にダメージを蓄積できます。
Ghost of Yōtei 初心者が抱える疑問 Q&A
最後に、初心者の皆さんからよく寄せられる質問とその解決策をまとめました。
Q1: すぐに敵に囲まれてしまいます。どうすればいいですか?
A1: 集団戦は本作で最も難しいシチュエーションの一つです。 以下の点を意識してみてください。
- 位置取りを意識する: 常に動き回り、敵が自分の正面に一列に並ぶような位置取りを心がけましょう。背後を取られないことが最も重要です。
- 一人ずつ確実に倒す: ターゲットを一人に絞り、その敵を倒すまでは他の敵に手を出さないようにしましょう。数を減らすことが最優先です。
- 飛び道具を活用する: 「くない」や「ねばり玉」といった飛び道具は、集団戦で非常に有効です。敵を怯ませたり、動きを止めたりして、各個撃破のチャンスを作り出しましょう。
- 逃げることも戦術: どうしても状況が不利な場合は、一度ローリングやダッシュで敵集団から離れ、体勢を立て直すことも重要です。
Q2: 弓兵や遠距離の敵が厄介です。どう対処すればいいですか?
A2: 弓兵は放置すると非常に危険な存在です。 戦闘が始まったら、まず弓兵の位置を確認し、最優先で倒しにいきましょう。 弓兵は近接戦闘能力が低いため、近づいてしまえば簡単に倒せます。 近づく際は、他の敵を盾にしたり、ジグザグに走ったりして矢を避けながら接近しましょう。 また、スキル「矢返し」を習得すれば、敵の矢を防御で弾き返し、カウンターで倒すことも可能になります。
Q3: 回復するタイミングが分かりません。
A3: 本作の回復は、気力ゲージを消費して行います(十字キー下)。 回復中は少しの間無防備になるため、敵の攻撃中に使用するのは危険です。 回復する際は、以下のタイミングを狙いましょう。
- 敵を一人倒した直後: 敵の数が減り、少し余裕ができた時。
- 敵を怯ませた時: ねばり玉やてつはうで敵を怯ませ、距離を取ってから回復する。
- 大きく距離を取った時: ローリングやダッシュで敵から大きく離れ、安全を確保してから回復する。
気力ゲージは強力な奥義の使用にも必要なので、回復に使いすぎるのも考えものです。 ダメージを受けない立ち回り、つまり「守り」の技術を磨くことが、結果的に気力の節約に繋がります。
まとめ
今回は、『Ghost of Yōtei』の初心者向けに、戦闘の基本を徹底的に解説しました。
- 守りの基本: まずは「防御」「回避」「溜めの一撃」を敵の攻撃に応じて使い分けることをマスターする。
- 攻めの起点: 「受け流し」を練習し、敵の隙を作り出す感覚を養う。
- 確実な攻撃: 敵の隙を見極め、「速打」と「強打」を使い分けてダメージを与える。
- 戦術の幅: 敵に合わせて「型」を切り替え、有利な状況を作り出す。
最初は難しく感じるかもしれませんが、このレビューで紹介した基本を一つずつ着実に練習すれば、必ず上達できます。 そして、敵の攻撃を紙一重で見切り、反撃の一太刀を浴びせる、あの緊張感と爽快感の虜になるはずです。 美しい羊蹄(ようてい)の世界を、侍として生き抜いてください。 このレビューが、あなたの武士としての第一歩を助けるものとなれば幸いです。