ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月30日発売予定のHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』、特に『ドラクエ2』の新要素が気になっていると思います。 最大の注目点は、38年の時を経て追加される新キャラクター「サマルトリアの王女」です。 「サマルトリアに王女?」と驚いた方も多いでしょう。
この新ヒロインが「とにかく可愛い」と発売前から話題沸騰なのです。 彼女はいったい何者なのか、どんな生い立ちなのか。 そして公式発表されていないプロフィール、特に身長・体重・スリーサイズはどうなっているのか。
この記事を読み終える頃には、HD-2D版『ドラクエ2』の最大の注目株「サマルトリアの王女」に関するあなたの疑問が解決しているはずです。 私なりの徹底的な考察にお付き合いください。
- HD-2D版『ドラクエ2』の衝撃的な新要素「サマルトリアの王女」の登場
- 謎に包まれた「サマルトリアの王女」の生い立ちとプロフィール詳細
- 公式イラストとゲーム内比率から導き出す身長・体重・スリーサイズの徹底考察
- ムーンブルクの王女との魅力比較とHD-2D版での役割予測
それでは解説していきます。
衝撃の新事実!HD-2D版『ドラクエ2』に「サマルトリアの王女」が新登場
ユーザーの誤解ではなかった?「サマルトリアの王女」の存在
まず、この話題の前提を整理しましょう。 1987年に発売されたファミリーコンピュータ版『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』。 そして、その後リメイクされたスーパーファミコン版、ゲームボーイ版、スマートフォン版に至るまで、このゲームのパーティ構成は一貫していました。 主人公である「ローレシアの王子」。 攻撃呪文と回復呪文を操るが、どこか頼りなく、よく道に迷う「サマルトリアの王子」。 そして、呪いで犬の姿に変えられていた悲劇のヒロインであり、強力な呪文の使い手「ムーンブルクの王女」。 この3人パーティこそが『ドラクエ2』の絶対的な常識でした。
ところが、2025年発売予定のHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』の発表以降、SNSやゲームフォーラムを中心に「サマルトリアの王女が可愛い」という謎のワードが飛び交い始めたのです。 当初、私も含めた多くの古参ファンは、「ああ、それはムーンブルクの王女のことだろう」「サマルトリアの“王子”の見た目が中性的だから、王女と見間違えた新規ファンかな?」と高をくくっていました。 ユーザーが示してくれた、この伝統的な「ムーンブルクの王女」のイラストも、まさしくそのイメージ通りです。
しかし、2025年3月や9月に公開された最新情報や試遊プレイレポートによって、我々の常識は覆されました。 HD-2D版『ドラクエ2』には、なんと**サマルトリアの王子の「妹」**として、「サマルトリアの王女」が新キャラクターとして登場し、仲間になることが確定したのです。 これは誤認でも都市伝説でもなく、公式が仕掛けた38年越しのサプライズでした。 この事実に、世界中の『ドラクエ』ファンが震撼したのは言うまでもありません。
4人目の仲間「サマルトリアの王女」とは?
そうです、HD-2D版『ドラクエ2』は、シリーズの伝統であった3人パーティから、なんと4人目の仲間を加えた4人パーティ制へと進化を遂げるのです。 (厳密には『ドラクエIII』以降は4人パーティが基本ですが、『ドラクエ2』としては初)
この新しく仲間になる4人目こそが、「サマルトリアの王女」その人です。 ファミコン版『ドラクエ2』と言えば、その高すぎる難易度、特にロンダルキアへの洞窟以降の過酷な道のりで知られています。 3人というギリギリの人数で、ローレシアの王子がひたすら殴り、サマルトリアの王子が中途半端な補助と回復、ムーンブルクの王女が呪文を撃ち尽くす……そんなシビアなバランスで成り立っていました。
そこへ4人目の仲間、しかも「王女」が加わる。 これはゲームバランスの根本的な見直しを意味します。 単純に戦力が一人増えるだけでも難易度は劇的に変わるでしょう。 しかし、それ以上に、物語の深みが変わります。 堀井雄二氏のインタビューによれば、彼女の存在は「仲間たちの会話をより楽しくしてくれる存在として、物語を彩るイメージ」であり、「『DQIV』の第一章でライアンがホイミンといっしょに旅しますが、あのイメージですね」と語られています。 つまり、単なる戦闘要員としてだけでなく、パーティチャットのようなシステムが導入され、3人の王子・王女たちの人間関係や心情を深掘する役割を担うことが期待されます。 オリジナル版では寡黙だったローレシアの王子が、彼女の存在によってどのような一面を見せるのか、今から楽しみでなりません。
デフォルトネームは「マカロン」? 遊び人気質な性格か
では、この新ヒロイン「サマルトリアの王女」とは、具体的にどんなキャラクターなのでしょうか。 先行プレイレポートによれば、HD-2D版では仲間たちにデフォルトネームが設定されているようです。
- ローレシアの王子:ロラン
- サマルトリアの王子:クッキー
- ムーンブルクの王女:プリン
- サマルトリアの王女:マカロン
驚くべきことに、サマルトリア兄妹とムーンブルクの王女の名前が「クッキー」「プリン」「マカロン」と、見事なまでにお菓子系で統一されています。 兄が「クッキー」で妹が「マカロン」。 このネミングセンスからして、彼女のキャラクター性が見えてきます。 「マカロン」という名前の響きが持つ、オシャレで、少し気まぐれで、甘いイメージ。 それは、他のレポートで明かされた彼女の人物像とも一致します。
あるレポートでは、彼女は「“遊び人”気質」と評されています。 また、別の記事では「サマ子(サマルトリアの王女)が食べ専な感じがイメージ通り」という声が上がっており、どうやら食いしん坊な一面もあるようです。 兄であるクッキー(サマルトリア王子)が、ややおっとりとしたマイペースな性格であったことを考えると、妹のマカロン(サマルトリア王女)は、より活発で、好奇心旺盛、そしてパーティのムードメーカー的な存在になるのではないでしょうか。 「遊び人」というキーワードは、『ドラクエIII』の同名の職業を彷彿とさせます。 戦闘では思わぬ行動(遊び)でパーティを混乱させるかもしれませんが、それがHD-2D版の新たなスパイスとなることは間違いないでしょう。
「サマルトリアの王女」の生い立ちとプロフィールを徹底解剖
彼女の生い立ち:サマルトリア王家の「妹姫」
彼女のプロフィールで最も重要な点は、彼女が「サマルトリアの王子の妹」であるということです。 これまで、サマルトリア王家には跡継ぎである王子(カイン、あるいはクッキー)しかいないと思われていました。 しかし、HD-2D版では彼に妹がいた、という設定が追加されたのです。
オリジナル版の物語を思い出してください。 ローレシアの王子が旅立つ目的の一つは、ハーゴン討伐の協力を仰ぐため、サマルトリアの王子を探し出すことでした。 リリザの町でようやく出会えたと思ったら、彼は「いやー さがしましたよ」と、こちらを探していたと言い出す。 このマイペースな兄を持つ妹姫。 彼女は、兄が冒険に旅立った後、何を思って城に残っていたのでしょうか。
HD-2D版では、この序盤の展開が大きく変更されます。 堀井雄二氏が「今回はサマルトリアの王女がついてきてくれて、旅路がより楽しくなります」と語っている通り、どうやらローレシアの王子が一人で旅立つのではなく、かなり早い段階(勇者の泉の洞窟など)で、この「サマルトリアの王女」がサポートメンバーとして一時的に同行するようです。 兄を探す旅に、その妹がついてくる。 これほど自然で、かつ物語をドラマチックにする追加設定があるでしょうか。 オリジナル版の序盤の孤独な探索行を知っているプレイヤーほど、この変更は嬉しく、そして新鮮に映るはずです。
物語での役割:兄の呪いを解くための旅
オリジナル版の『ドラクエ2』において、中盤の大きなイベントとして「サマルトリアの王子の呪い」があります。 ベラヌールの宿屋に泊まると、王子がハーゴンの呪いにかかってしまい、パーティから離脱。 プレイヤーは彼を治すために、世界樹の葉を取りに行かなければなりませんでした。
HD-2D版でも、この「サマルトリアの王子の呪いイベント」は健在のようです。 そして、このイベントこそが、妹である王女が正式にパーティに加わるターニングポイントとなります。 情報によれば、ベラヌールで兄が呪いにかかると、王女は兄を救うため、主人公(ローレシアの王子)と共に「世界樹の森」(HD-2D版での新ダンジョンかもしれません)へ向かうことになります。 そして、世界樹の葉(あるいはそれに代わる何か)を手に入れ、兄の呪いを解いた時点で、サマルトリアの王子がパーティに復帰。 それと同時に、これまでサポートメンバーだった「サマルトリアの王女」も、兄を、そして世界を守る決意を固め、正式に4人目の仲間としてパーティに加入する、という流れが確認されています。
オリジナル版では、ただ「仲間が減って不便だ」という印象が強かった呪いイベントが、HD-2D版では「妹が兄を救うために奮闘し、成長する」という、王女の加入を盛り上げるための重要なドラマとして再構築されているのです。 これは、リメイクとして100点満点の改変だと私は評価します。
戦闘での実力は? 習得呪文・特技を分析
では、晴れて仲間になる「サマルトリアの王女(マカロン)」は、戦闘においてどのような活躍を見せてくれるのでしょうか。 現在判明している彼女の習得呪文・特技を見てみましょう。
【判明している呪文】
- メラ(初期)
- メラミ(初期)
- ヒャド(初期)
- ヒャダルコ(初期)
- ホイミ(初期)
- インパス(初期)
【判明している特技】
- ねむりアタック(初期)
- まわしげり(初期)
- しびれアタック(初期)
これは非常に興味深いラインナップです。 まず呪文。 攻撃呪文として、単体攻撃のメラ系とヒャド系の上位(メラミ、ヒャダルコ)まで習得しています。 これは、兄のサマルトリア王子(クッキー)がギラ系(グループ攻撃)を主力とし、ムーンブルクの王女(プリン)がバギ系(グループ攻撃)やイオ系(全体攻撃)を習得するのと、うまく差別化されています。 ボス戦などの単体火力として期待が持てそうです。 また、回復呪文の「ホイミ」も習得。 探索に便利な「インパス」も持っており、魔法使い系のキャラクターとしてバランスが良い構成です。
次に特技。 「ねむりアタック」「しびれアタック」という、攻撃と同時に状態異常を狙える特技を持っています。 これが彼女の「遊び人気質」と評される所以でしょう。 『ドラクエ2』は状態異常(特にラリホーやマホトーン)が非常に強力なゲームでしたが、それを物理攻撃と同時に行えるのは大きな強みです。 「まわしげり」はグループ攻撃であり、呪文とは別の攻撃手段を持っている点も評価できます。
総じて、サマルトリアの王女は、**「中火力の単体呪文と、状態異常を得意とするトリックスター」**としての役割を担うことになりそうです。 兄(クッキー)が補助・回復・中火力呪文、王女(プリン)が回復・蘇生・高火力呪文、そして妹(マカロン)が状態異常・中火力呪文、と、3人の魔法系キャラクターが見事に役割分担されており、4人パーティの戦略性を大きく高めてくれることでしょう。
【本題】サマルトリア王女の身長・体重・スリーサイズを徹底考察
さて、お待たせしました。 本レビューの核心、彼女のプロフィール、すなわち「身長・体重・スリーサイズ」の考察に移ります。
なぜ公式プロフィールが存在しないのか
まず皆様にご理解いただきたいのは、大前提として『ドラゴンクエスト』シリーズの主人公や仲間キャラクターには、身長、体重、年齢、スリーサイズといった詳細な公式プロフィールは、基本的に設定されていないということです。 これは、生みの親である堀井雄二氏の「プレイヤーが自分を主人公に投影したり、キャラクターのイメージを自由に膨らませたりする『想像の余地』を残す」という、シリーズ一貫した哲学に基づいています。 (一部の派生作品や、NPC(ノンプレイヤーキャラクター)はこの限りではありませんが)
したがって、HD-2D版で新登場する「サマルトリアの王女」にも、公式から「身長〇〇cmです」といった発表がなされる可能性は極めて低いでしょう。 しかし、我々ゲームファン、そして評論家は、それで引き下がるわけにはいきません。 公式設定がないからこそ、公開された情報やビジュアルから、その人物像を推測し、考察することに無上の喜びを見出すのです。 ここからは、私、桐谷シンジが、ゲーム評論家としての知見と情熱のすべてを注ぎ込み、彼女の「カワイイ」を形成するであろうプロポーションを徹底的に考察します。
考察①:公式イラスト・ビジュアルから推定する「身長」
キャラクターの身長を考察する上で最も重要な資料は、他のキャラクターと並んだ時の対比です。 HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』のキービジュアル(パーティメンバーが描かれたイラストもその一部でしょう)や、公式トレーラーに登場するドット絵が手がかりとなります。
まず、比較対象となる既存パーティメンバーの身長を仮定します。
- ローレシアの王子(ロラン): ロトの血を引く勇者であり、パーティのリーダー。 年齢は10代後半(17~18歳程度)と推測されます。 ドット絵やイラストでも最も長身に描かれており、たくましい体格をしています。 日本のRPG主人公の平均身長や、彼のがっしりした体格を考慮し、推定身長:175cm~180cm。 ここでは仮に178cmとしましょう。
- サマルトリアの王子(クッキー): ローレシアの王子のいとこ。 彼も年齢は近い(17~18歳程度)と思われますが、ビジュアルではローレシアの王子よりは小柄で、中性的な印象さえあります。 推定身長:168cm~172cm。 ここでは仮に170cmとします。
- ムーンブルクの王女(プリン): 悲劇のヒロイン。年齢は同じく10代後半(16~18歳程度)でしょう。 鳥山明氏によるお馴染みのイラストでは、活発そうでありながらも、女性らしい華奢さを持っています。 ローレシアの王子やサマルトリアの王子よりは明らかに小柄です。 推定身長:156cm~160cm。 ここでは仮に158cmとします。
さて、本題の「サマルトリアの王女(マカロン)」です。 彼女はサマルトリアの王子の「妹」です。 兄であるクッキー(170cmと仮定)より年下であることは確実でしょう。 年齢は15~17歳程度と推測されます。 公開されているビジュアル(ソース3.2では「金髪の女性らしき姿」と形容)や、ゲーム内のドット絵を見る限り、彼女は兄よりも背が低く、ムーンブルクの王女(158cmと仮定)と同じくらいか、あるいはやや小柄に見えます。
「妹」というキャラクター属性は、しばしば「小柄で守ってあげたくなる」あるいは「元気いっぱいで小動物的」なイメージと結びつきます。 ムーンブルクの王女がすでにヒロインとして存在することを考えると、彼女は「もう一人のヒロイン」として、ムーンブルク王女とは異なるタイプの魅力を打ち出してくるはずです。 その一つが「妹らしさ=小柄」である可能性は高い。
以上の考察から、私、桐谷シンジは、サマルトリアの王女(マカロン)の身長は 152cm~158cm の間であると推定します。 ムーンブルクの王女(158cm)よりわずかに低い、155cmあたりが、彼女の元気いっぱいな「妹」キャラクターとしての魅力を最も引き出す身長ではないでしょうか。
考察②:「食べ専」「遊び人」から推定する「体重」
次に体重です。 これは身長以上に推測が難しい要素ですが、彼女のキャラクター性を表す重要なヒントが隠されています。 キーワードは「食べ専」と「マカロン」です。
仮に彼女の身長を155cmと仮定した場合、現代日本の基準でいう標準体重(BMI=22)は約52.9kg、美容体重(BMI=20)は約48.0kg、シンデレラ体重(BMI=18)は約43.3kgとなります。 彼女は「王女」であり、冒険に出るまでは城の中で何不自由なく暮らしていたはずです。 過度な肉体労働とは無縁だったでしょう。 そこへ来て「食べ専」であり、デフォルトネームが「マカロン」であることから、甘いものが大好きである可能性が極めて高い。
しかし、鳥山明氏のデザイン(HD-2D版のビジュアルもその流れを汲んでいるはず)において、メインの女性キャラクターが極端に太っていることは考えにくいです。 彼女はこれから兄や仲間たちと共に、あの過酷なロンダルキアを越えてハーゴンやシドーと戦うのです。 それなりの運動能力(=標準的な体型)は維持しているはずです。
ここでポイントとなるのが「遊び人気質」です。 食べるのは好き。でも、遊ぶのも(動き回るのも)大好き。 そんなアクティブな一面が、彼女のプロポーションを維持しているのではないでしょうか。 「食べ専」という言葉も、単に「食べるのが好き」という意味だけでなく、「戦闘中につまみ食いをする(=ホイミ的な効果?)」といった特技に結びつく可能性もあります。
結論として、彼女の体重は「標準よりは軽く、しかし華奢すぎない」ラインにあると考察します。 身長155cmに対し、体重は45kg~49kgの範囲。 47.5kgあたりを推定値とします。 これは美容体重(48.0kg)に近く、健康的でありながらも王女としての可憐さ、そして冒険者としての機敏さを両立できる、絶妙なバランスだと考えます。
考察③:ドット絵と衣装デザインから推定する「スリーサイズ」
いよいよ最後の難関、スリーサイズ(バスト・ウエスト・ヒップ)です。 これはもはや「考察」という名の「願望」あるいは「妄想」に近い領域かもしれませんが、ゲーム評論家としてのプライドをかけて推定します。
ここでも比較対象となるのは、パーティのもう一人のヒロイン、「ムーンブルクの王女(プリン)」です。 彼女の伝統的なイラストを見てみましょう。 彼女は緑のケープを羽織っていますが、その下の黄色い服はノースリーブで、体にフィットしています。 キュッと締まったウエストと、ケープの上からでもわかる胸のふくらみ。そしてタイツに包まれた脚線美。 彼女(プリン)は、活発な印象とは裏腹に、非常に女性らしい、いわゆる「ナイスバディ」の持ち主であることがわかります。 推定するなら、B85, W58, H86 といった、王道ヒロインのプロポーションでしょう。
では、我らが「サマルトリアの王女(マカロン)」はどうでしょうか。 彼女のビジュアルは「金髪」であること以外、まだ詳細な衣装は明らかになっていません。 (※2025年11月2日現在の情報) しかし、兄のクッキーが緑を基調とした服を着ていることから、彼女もサマルトリア王家の色である緑、あるいは金髪に映える暖色系(オレンジや黄色)の、動きやすい衣装をまとっていると予想されます。
ここで、彼女の属性「妹」「食べ専」「マカロン」を思い出します。 ムーンブルクの王女が「完成されたヒロイン体型」だとすれば、マカロンは**「発育途上」あるいは「ややぽっちゃりした愛らしさ」**を持つ体型として差別化されているのではないでしょうか。
- バスト(B): 「妹」キャラクターとして、ムーンブルクの王女(B85と推定)よりは控えめなサイズである可能性が高いです。 しかし、「食べ専」「マカロン」という属性が、豊かな栄養(?)を供給している可能性も捨てきれません。 ここは二つの説が考えられますが、私は「見た目は華奢だが、実は隠れ巨乳」というギャップ萌えよりも、「全体的に小柄で可愛らしい」というキャラクターの一貫性を支持します。 よって、ムーンブルクの王女よりは控えめな、推定 B80~83cm。
- ウエスト(W): ここが最大のポイントです。 「食べ専」「マカロン」の名を持つ彼女が、ムーンブルクの王女(W58と推定)のような、非現実的な細いウエストを維持しているとは考えにくい。 むしろ、少しだけ丸みを帯びた、健康的なウエストラインこそが彼女の「可愛さ」の本質ではないでしょうか。 身長155cmのバランスも考慮し、推定 W60~63cm。
- ヒップ(H): バストやウエストとのバランスです。 「遊び人」として動き回る活発さを考えると、ヒップは健康的に引き締まっているはずです。 年齢相応の女性らしい丸みは持ちつつも、過度にグラマラスではないライン。 推定 H84~87cm。
【桐谷シンジによる最終推定プロポーション】
- 身長:155cm
- 体重:47.5kg
- スリーサイズ:B82, W61, H85
いかがでしょうか。 ムーンブルクの王女(プリン)が「B85, W58, H86」というメリハリのある「モデル体型」だとすれば、サマルトリアの王女(マカロン)は「B82, W61, H85」という、少しだけ幼さを残した「愛嬌のある妹系体型」。 この絶妙な対比こそが、HD-2D版『ドラクエ2』のWヒロインの魅力を最大限に引き出す設定だと、私は結論付けます。
徹底比較!「サマルトリアの王女」 vs 「ムーンブルクの王女」
HD-2D版『ドラクエ2』は、この二人の王女の「Wヒロイン体制」になることがほぼ確実です。 では、この二人はどのように差別化され、プレイヤーはどちらに感情移入することになるのでしょうか。
デザインとビジュアル:金髪の「マカロン」とオレンジ髪の「プリン」
まずビジュアルです。 ユーザーが示してくれたイラストは、オレンジ色(あるいは赤毛)の髪に、緑のケープ、黄色いワンピース、そして黒いタイツという、伝統的な「ムーンブルクの王女(プリン)」の姿です。 HD-2D版でも、このデザインは(多少のディテールアップはあれど)基本的に踏襲されるでしょう。 活発で、少しおてんばな印象を与えるデザインです。
一方、新キャラクター「サマルトリアの王女(マカロン)」は、「金髪の女性らしき姿」と報じられています。 兄(クッキー)も金髪(あるいは茶髪)であるため、血筋としては自然です。 金髪のヒロインというのは、王道中の王道。 オレンジ髪のプリンが「活発な少女」のイメージなら、金髪のマカロンは「無邪気な王女」あるいは「気まぐれな遊び人」といったイメージを強調するデザインになるかもしれません。 この二人がパーティに並んだ時の色彩的なバランスも、HD-2Dの美しいグラフィックの中でどのように表現されるのか、非常に楽しみです。
戦闘スタイルの違い:安定の「プリン」とトリッキーな「マカロン」
戦闘における役割の違いは、先ほども触れましたが、さらに重要です。
ムーンブルクの王女(プリン)
- オリジナル版から、パーティの生命線。
- 強力な回復呪文「ベホマ」、蘇生呪文「ザオラル」、そして最強の攻撃呪文「イオナズン」や「バギ」を習得します。
- HD-2D版では、さらに「あなほり」「いぬのはな」「とおぼえ」といった特技が追加されるとの情報が(ソース1.3)。
- これは、彼女がオリジナル版で犬にされていた設定を拾ったもので、探索系の特技や、敵を妨害するサポート系の役割も担うことになるかもしれません。
- 総じて、「高火力魔法&蘇生・回復のエキスパート」としての地位は揺らがないでしょう。
サマルトリアの王女(マカロン)
- HD-2D版の新戦力。
- 呪文は「メラミ」「ヒャダルコ」といった中火力の単体攻撃と、「ホイミ」による回復(ソース1.1)。
- 真価は特技にあり、「ねむりアタック」「しびれアタック」といった状態異常攻撃(ソース1.1)。
- 総じて、「中火力魔法&状態異常サポートのトリックスター」としての活躍が期待されます。
このように、戦闘スタイルは明確に差別化されています。 ボス戦ではプリンの「イオナズン」とマカロンの「メラミ」で攻撃しつつ、マカロンが状態異常を狙い、プリンとクッキーが回復・補助に回る、といった高度な連携が可能になります。 3人ではギリギリだった戦いが、4人になることでどれだけ快適に、そして戦略的になるのか、HD-2D版の戦闘バランスに注目です。
どっちが可愛い? ヒロイン論争と4人パーティの可能性
これまで約38年間、『ドラクえ2』のヒロインはムーンブルクの王女(プリン)一択でした。 彼女は、国を滅ぼされ、自身は犬の姿に変えられるという過酷な運命を背負いながらも、気丈に戦う「王道の苦労人ヒロイン」です。 その健気さと強さに、多くのプレイヤーが心を打たれてきました。
そこへ現れたのが、「サマルトリアの王女(マカロン)」です。 「食べ専」「遊び人」という属性を持ち、兄(クッキー)の呪いを解くために奮闘する「天真爛漫な妹系キャラクター」。 プリンが背負う「悲劇性」とは対極にある「日常」や「明るさ」を象徴する存在と言えるかもしれません。
シリアスな展開の中で、明るさを振りまくマカロンに癒やされるプレイヤーもいれば、過酷な運命に立ち向かうプリンの姿に改めて惚れ直すプレイヤーもいるでしょう。 HD-2D版『ドラクエ2』は、この二人のWヒロインの登場によって、プレイヤーの間で「プリン派 vs マカロン派」という、幸せなヒロイン論争を巻き起こすことになりそうです。 もちろん、寡黙な主人公ロランや、マイペースな兄クッキーを含めた4人が、旅を通じてどのような掛け合い(パーティチャット)を見せてくれるのか。 4人のロトの子孫たちが織りなす、新しい人間ドラマこそが、HD-2D版の最大の魅力となるに違いありません。
ぱふぱふ改の行方:サマルトリア王女のお色気は?
最後に、非常に重要な情報について触れておきます。 情報ソース①によれば、HD-2D版には「ギャルの巻物」というアイテムが存在し、これをクリア後に入手できるようです。 この巻物で習得できるのが「ぱふぱふ改」。 ソース①では、この「ぱふぱふ改」を「ムーン王女(ムーンブルク王女)」が使うと、「敵全体をたまに1ターン行動不能にする」効果があると記載されています。 あの健気なプリンが「ぱふぱふ改」を……。 これもまた、オリジナル版からは想像もできなかった衝撃的な新要素です。
では、新ヒロインである「サマルトリアの王女(マカロン)」は、この「ぱふぱふ改」を習得できるのでしょうか? 彼女の「遊び人気質」という設定を考えると、むしろ彼女こそ「ぱふぱふ」の適任者ではないか、という気もします。 あるいは、マカロンには「ぱふぱふ改」とは別の、彼女専用の「おいろけ特技」が用意されている可能性もあります。 例えば、遊び人らしく「なげキッス(敵を魅了する)」や、「おねだり(アイテムを盗む)」、「つまみ食い(自分のHPを回復する)」といった、彼女のキャラクター性に沿った特技です。 このあたりは、製品版をプレイしてのお楽しみ、ということになりそうです。
まとめ
今回のレビューでは、HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』の最大の目玉である新キャラクター、「サマルトリアの王女」について徹底的に考察してきました。
- 彼女は「サマルトリアの王子の妹」であり、**4人目の仲間(デフォルトネーム:マカロン)**としてパーティに加わります。
- 性格は「遊び人気質」「食べ専」と評され、パーティのムードメーカー的存在になることが期待されます。
- 戦闘では、状態異常特技と中級呪文を操るトリックスター的な役割を担い、3人パーティだったオリジナル版とはまったく異なる戦略をもたらします。
- 注目の身長・体重・スリーサイズは公式設定がないものの、私、桐谷シンジの徹底考察では、**「身長155cm」「体重47.5kg」「スリーサイズ B82, W61, H85」**と推定しました。
- これは、もう一人のヒロイン「ムーンブルクの王女(プリン)」(推定:身長158cm、B85, W58, H86)との対比で、**「愛嬌のある妹系キャラクター」**としての魅力を最大限に引き出すプロポーションであると結論付けます。
HD-2D版『ドラゴンクエストII』は、この「サマルトリアの王女」という最高のスパイスが加わったことで、単なるリメイクを超えた「新作」と言っても過言ではないほどの変貌を遂げている可能性が高いです。 Wヒロインが織りなす新しい物語と、4人パーティによる新しい戦闘。 ロト三部作の伝説が、HD-2Dという最新の技術と、38年越しの新解釈によってどのように蘇るのか。 ゲーム評論家として、これほど発売日が待ち遠しい作品もありません。






