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【HD2D DQ1リメイク】ローラ姫を抱えたまま宿屋へ行くとどうなるか|ドラゴン戦後を解説

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ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、2024年11月14日に発売が迫ったHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』、特に『ドラゴンクエストI』において、ローラ姫を助けた後に抱えたまま宿屋へ泊まると、あの伝説のセリフ「ゆうべはおたのしみでしたね」が聞けるのか、非常に気になっていると思います。

国民的RPGの原点である『ドラクエ1』のリメイクということで、私自身も発表時から注目しており、もちろん予約済みで、発売後は徹底的にやり込む予定です。 ファミコン版で育った世代としては、懐かしさと新しさの融合がどう表現されるのか楽しみでなりません。

そして、ドラクエ1と言えば外せないのが、この「ローラ姫と宿屋」のイベントです。 今回は、事前に公開されている情報や、オリジナル版、他のリメイク版での仕様を踏まえつつ、HD-2D版でのこのイベントがどうなるのかを徹底的に解説・考察していきます。

この記事を読み終える頃には、HD-2Dリメイク版でのローラ姫と宿屋の秘密についての疑問が解決しているはずです。

  • HD-2D版『ドラゴンクエストI』の概要と進化
  • ローラ姫救出までの具体的な道のりとリメイク版の変更点
  • 宿屋イベント「ゆうべはおたのしみでしたね」のHD-2D版での再現
  • リメイク版ならではの追加要素とやり込みの可能性

 

それでは解説していきます。

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ローラ姫救出イベントを徹底ガイド!リメイク版での変更点は?

さて、いよいよ本題であるローラ姫の救出イベントについて、詳しく見ていきましょう。 オリジナル版では、沼地の洞窟の奥でドラゴンに守られているローラ姫を助け出し、「お姫様だっこ」でラダトーム城まで連れ帰るのが一連の流れでした。 HD-2D版では、このプロセスにどのような変化があるのでしょうか。

ローラ姫はどこに?「沼地の洞窟」への道のり

ローラ姫の居場所は、オリジナル版と同様、「沼地の洞窟」です。 ラダトームの城から南東に進んだ先にある、毒の沼に囲まれた洞窟ですね。 オリジナル版では、この毒の沼が地味にHPを削ってきて、序盤のプレイヤーを苦しめました。

HD-2D版でも、この毒沼の地形は健在でしょう。 美しいグラフィックで描かれる沼地は、かえってその不気味さを増しているかもしれません。 洞窟にたどり着くまでに、スライム、ドラキー、ゴーストといったおなじみのモンスターが行く手を阻みます。 しっかりと装備を整え、「ホイミ」の呪文を覚えてから挑むのが定石です。

洞窟の構造とリメイク版での変化

情報ソース①によれば、リメイク版の沼地の洞窟は、オリジナル版と比べて地形がだいぶ変わっており、「地下2階」が存在するようです。 オリジナル版は地下1階層のみで、比較的シンプルな構造でしたが、リメイク版では探索の歯ごたえが増していると考えられます。

地下2階が追加されたことで、単に道のりが長くなっただけでなく、新たな謎解きや、前述の「紋章」の素材などが隠されている可能性もあります。 例えば、情報ソース①では「月光の雫」というアイテムがこの洞窟で入手できたとされています。 これは「月の紋章」の素材である可能性が高く、ローラ姫救出と並行して、こうしたサブクエスト的な探索も楽しめるようになっているのでしょう。

追加要素「紋章」と素材集め

リメイク版の大きな追加要素である「紋章」。 情報ソース①では「命の紋章」と「水の紋章」を入手した状態で洞窟探索が始まっています。 「命の紋章」の効果は「HPが50%以下の時に、竜王斬りになる」という非常に強力なものです。 これは、ピンチの際に一発逆転を狙える、まさに勇者にふさわしい力と言えます。

こうした紋章を作るための素材(月光の雫など)を集める要素が加わったことで、単にレベルを上げて先に進むだけではない、アイテム収集の楽しみも増えています。 紋章の種類がどれくらいあるのか、それぞれどのような効果を持つのか、製品版での発見が今から楽しみです。

ローラ姫との遭遇と幻の演出

洞窟の最深部、地下2階にローラ姫は囚われています。 しかし、情報ソース①によると、リメイク版ではすぐにローラ姫本人とは会えないようです。

幻惑の罠

最初にローラ姫らしき人物に話しかけると、「どうして私がここに囚われていると分かったのです?」「あなたを導いたものがいるのでしょう」と、何かを探るような不審な言動を見せます。 ここで「はい」と答えるとループしてしまい、「いいえ」を選ぶ必要があります。 すると、その姿は偽物であり、魔物が見せている幻であることが判明します。 「ち、近づかないで。どうせあなたも幻のふりをして予言を聞き出すつもりなのでしょう」 このセリフから察するに、竜王側も勇者の到来を予期し、ローラ姫から重要な「予言」を聞き出そうと、こうした罠を仕掛けていたのではないでしょうか。

精霊ルビスの導き

さらに「いいえ」を選び、「何も聞かない」という態度を示すと、ローラ姫(本物?)は「騙されないわ。精霊ルビスよ。真実を示した前」と祈ります。 この「精霊ルビス」という名前が出てくるのが非常に重要です。 ルビスは、『ドラクエIII』においてアレフガルドを創造し、勇者ロト(つまり『III』の主人公)を導いた存在です。 『I』の時代にもその影響力が残っており、ローラ姫がルビスに祈りを捧げるという描写は、『III』との繋がりを強く意識させます。 オリジナル版では唐突に登場した感のあるルビスですが、リメイク版では物語の根幹により深く関わってくるのかもしれません。

決戦!恐るべきドラゴンとの戦い方

ローラ姫が本物であると確信した(あるいは幻を打ち破った)直後、姫を守るドラゴンとの戦闘に突入します。 「戦うつもりなのですか? いけません。人が叶う相手では」 ローラ姫の悲痛な制止を振り切り、勇者は剣を抜きます。

ドラゴンの強さと攻略法

オリジナル版のドラゴンは、序盤の山場として非常に手ごわい相手でした。 高い攻撃力と、「ほのお」による全体攻撃(オリジナル版では単体でしたが)が脅威です。 情報ソース①によれば、リメイク版のドラゴンもかなりの強敵のようです。

攻略の鍵は、装備と呪文です。 情報ソース①のプレイヤーは、レベル17程度で以下の装備と戦略で挑んでいます。

  • 武器: ドラゴン切り(ドラゴン系に特効)
  • 盾: 氷の盾(ブレス系ダメージ軽減)
  • 鎧: ガイアの鎧(ブレス系ダメージ軽減)
  • 兜: 不思議な帽子

注目すべきは、戦闘開始直後に「妖精の剣」をアイテムとして使用し、自身の守備力を上げている点です。 「妖精の剣」は、オリジナル版では「ラリホー」の効果でしたが、リメイク版では「スカラ」の効果(守備力2段階上昇?)に変更されているようです。 これにより、ドラゴンの痛恨の一撃(37ダメージ)にも耐えられるようになっています。

さらに、「氷の盾」と「ガイアの鎧」の効果は絶大で、ドラゴンの「燃え盛る火炎」によるダメージをほぼ無効化(「全然効かない」レベル)しています。 これらの装備は、購入するのではなく、道中の宝箱などから「拾える」ものだというのも、親切な調整と言えるでしょう。

逆転の一撃「竜王斬り」

戦闘中、HPが50%以下になると、前述の「命の紋章」の効果が発動します。 Yボタン長押しで「竜王斬り」を放つことができ、情報ソース①では「力ため」と合わせて400を超える凄まじいダメージを叩き出していました。 まさに必殺技と呼ぶにふさわしい演出と威力です。

ただし、ドラゴンも終盤になると「ビーストモード」のような強化状態(攻撃が苛烈になる?)に移行するようです。 油断せず、ホイミでの回復を怠らないように戦う必要があります。

救出成功!そして伝統の「お姫様だっこ」

激闘の末、ドラゴンを倒すと、ローラ姫から感謝の言葉が述べられます。 「なんて強いお方。もしかしてあなたが……」 この戦闘直後の短い会話も、オリジナル版にはなかった細やかな演出ですね。

そして、落としてしまったという母の形見の「首飾り」(おそらく「王女の愛」のことでしょう)を取り戻し、いよいよローラ姫が「予言」を語り始めます。

「私は精霊ルビス様から世界を救うための予言を託されています」 「聖なる卵は闇に染まってしまいました」 「勇者よ、大地に再び加護をもたらすのです」 「その術を知るものは南の地であなたの助けを待っています」

「聖なる卵」とは何を指すのか、「南の地で待つもの」とは誰なのか(メルキドのゴーレムのことか、それとも?)。 謎めいた予言が、冒険の次なる目的を示唆します。

予言を終えたローラ姫は、「気が抜けて足に力が入らないのです」と、勇者に連れて帰ってくれるようお願いします。 ここで「いいえ」を選ぶと「そんなひどい」とおなじみの反応が返ってきますが、もちろん「はい」を選択。

「あなたは ローラ姫を 抱き上げた」

HD-2Dの美麗なグラフィックで、勇者がローラ姫を「お姫様だっこ」するシーンが描かれます。 これはシリーズの伝統であり、ファンにとっては感涙ものの瞬間です。 この状態で、ラダトーム城を目指すことになります。

【本題】ローラ姫を抱えたまま宿屋へ行くとどうなるか?

さあ、ここからが今回のレビューの核心です。 ローラ姫を抱きかかえたまま、ラダトーム城へ直行せず、寄り道をして宿屋に泊まるとどうなるのか。 ファミコン版で多くの少年たちの想像力をかき立てた、あの伝説のイベントは、HD-2D版でも再現されているのでしょうか。

検証!ラダトームの宿屋へ直行せよ

ローラ姫を救出した後、情報ソース①のプレイヤーは「リレミト」ではなく(今作では洞窟内で使える模様)、徒歩かルーラでラダトームの町に戻ってきます。 この時、画面上にはローラ姫を抱えた勇者の姿がしっかりと表示されています。 そして、ローラ姫の目的地であるラダトーム城には入らず、手前にある宿屋へと直行します。

城に入らない限り、ローラ姫を王様のもとへ引き渡したことにはなりません。 この「お姫様だっこ」状態が維持されるわけです。 宿屋の主人に話しかけ、一泊することを選択します。

宿屋の主人の反応と、あの伝説のセリフ

夜が明け、おなじみの「おきのどくですが ぼうけんのしょは きえてしまいました」……ではなく、いつもの宿屋の朝のBGMが流れます。 勇者がベッドから起き上がると、傍らにはローラ姫の姿が。

そして、宿屋の主人に話しかけます。 すると、主人は勇者に向かってこう言い放つのです。

「ゆうべは おたのしみでしたね」

ついに確認されました。 HD-2Dリメイク版『ドラゴンクエストI』においても、この伝説のセリフは健在です。 情報ソース①によれば、セリフの前に一瞬カーソルが表示されるなど、微妙な「間」の演出も加えられているようです。

いやあ、これは本当に嬉しいニュースです。 開発陣の「わかっている」感、オリジナル版への最大限のリスペクトを感じずにはいられません。

なぜこのセリフは伝説となったのか?

今でこそ笑い話ですが、1986年当時、このセリフがゲーム内で表示された時の衝撃は計り知れません。 当時のゲームは、良くも悪くも「子供向け」という側面が強く、恋愛や性的なニュアンスを匂わせる表現は極めて稀でした。

そんな中、勇者(プレイヤー)が、助けたばかりのお姫様と一夜を共にした(かもしれない)と示唆するこのセリフは、あまりにも直接的で、刺激的でした。 もちろん、ゲームの生みの親である堀井雄二氏一流の、ちょっとブラックなユーモアであることは間違いありません。 実際には、勇者が姫をベッドに寝かせ、自分は床で休んだだけかもしれませんし、夜通し予言の話を聞いていたのかもしれません。

しかし、「おたのしみでしたね」という言葉の絶妙な曖昧さが、プレイヤーの想像力を無限に刺激しました。 「勇者も男だった」「ローラ姫もまんざらではなかったのでは?」 様々な憶測が飛び交い、このセリフは『ドラクエ1』を象徴する、ある種の「都市伝説」として語り継がれることになったのです。

リメイク版で「おたのしみ」イベントを再現した意義

後のシリーズ(特に『ドラクエV』の結婚イベントなど)では、恋愛や家族といったテーマが真正面から描かれるようになります。 しかし、その原点には、間違いなくこの『ドラクエ1』のささやかな(?)イベントがありました。

HD-2Dという最新技術で美麗に蘇ったアレフガルドで、あえてこの「昭和のノリ」とも言える遊び心を忠実に再現したこと。 これは、単なるファンサービス以上の意味を持つと私は考えます。

それは、「ドラゴンクエストらしさ」とは何か、という問いへの一つの答えです。 シリアスな冒険の中にも、クスッと笑えるユーモアや、ちょっとドキッとするような人間臭さを忘れない。 そうした温かみこそが、『ドラゴンクエスト』が長きにわたって愛され続ける理由の一つなのです。

今回のリメイクが、オリジナル版の表面的なグラフィックだけをなぞるのではなく、その「魂」とも言える遊び心までもしっかりと受け継いでいることの証明。 それが、この「ゆうべはおたのしみでしたね」のセリフの再録に込められた意義ではないでしょうか。

HD-2D版『ドラゴンクエストI』とは? その魅力に迫る

まずは、今回検証の舞台となるHD-2D版『ドラゴンクエストI』が、どのような作品なのかをおさらいしておきましょう。 オリジナル版の発売は1986年。 まさに日本のRPGの歴史が始まった瞬間でした。 その伝説的な作品が、現代の技術でどう生まれ変わるのでしょうか。

伝説の原点が美麗なHD-2Dグラフィックで蘇る

本作最大の特徴は、なんといっても「HD-2D」というグラフィック表現です。 これは、スクウェア・エニックスが得意とする、昔ながらのドット絵のキャラクターと、3DCGによる美麗な背景やエフェクトを融合させた技術です。 『オクトパストラベラー』や『ライブアライブ』のリメイクで高い評価を受けたこの技術が、ついに『ドラゴンクエスト』シリーズの原点であるロト伝説三部作(『III』『I』『II』)に採用されました。

ファミコン時代のドット絵の温かみを残しつつ、光の表現、水の揺らめき、奥行きのあるマップなどが加わり、アレフガルドの世界が圧倒的な臨場感をもって描かれます。 ラダトームの城下町、沼地の洞窟、そして竜王の城。 私たちがかつて想像力を膨らませて冒険した場所が、息をのむような美しさで再構築されているのです。

特に『ドラゴンクエストI&II』は、先に発表された『III』のグラフィックをベースに、さらにブラッシュアップされている印象を受けます。 『III』の壮大な世界観を経て、その後の時代である『I』と『II』がどう描かれるのか、非常に楽しみです。

初心者にも遊びやすい現代的な調整の数々

オリジナル版の『ドラクエ1』は、「復活の呪文」の書き写しミスで絶望したり、敵から逃げるのに失敗して袋叩きにあったりと、今考えるとかなりハードルの高いゲームでした。 もちろん、そのシビアさが冒険の緊張感を生んでいた側面もあります。

しかし、今回のHD-2D版では、そうしたストレスを感じさせない現代的な調整が多数施されています。 例えば、オートセーブ機能の搭載。 いつゲームを中断しても安心です。 また、UI(ユーザーインターフェース)も洗練され、アイテムの管理や魔法の使用が格段にしやすくなっています。

戦闘バランスについても、オリジナル版の良さを残しつつ、テンポよく進められるように調整されていることでしょう。 「HD-2D版『III』」では、戦闘スピードの変更機能なども搭載されていましたから、本作でも同様の快適機能が期待できます。 これにより、オリジナル版を知らない若い世代のプレイヤーや、RPG初心者の方でも、安心してロトの血を引く勇者の冒険に旅立つことができるのです。

物語の核心はそのままに新たな解釈と追加要素

『ドラクエ1』の物語は非常にシンプルです。 「竜王に奪われた『光の玉』を取り戻し、さらわれたローラ姫を救い出し、アレフガルドに平和をもたらす」。 この王道中の王道であるストーリーラインは、もちろん本作でも変わりません。

しかし、公開されている情報を見ると、オリジナル版にはなかった新たな要素が追加されていることがわかります。 例えば、情報ソース①でも触れられていた「紋章」の存在です。 「命の紋章」や「水の紋章」といったアイテムが登場し、それらを作成するための素材集めも必要になるようです。 これらの紋章は、戦闘中に特定の条件下で強力な技(例えば「竜王斬り」)が発動するなど、勇者の能力をカスタマイズする要素となる可能性が高いです。

また、ローラ姫との遭遇シーンでも、オリジナル版にはなかった「幻」の演出や、精霊ルビスの介入を示唆する会話が追加されています。 これは、単なる救出劇に留まらず、物語の背景にある『ドラクエIII』との繋がりや、アレフガルド創生の神話性をより深く掘り下げる試みと言えるでしょう。

このように、HD-2D版『ドラクエ1』は、古き良き原体験を尊重しつつ、現代の技術と解釈で新たな息吹を吹き込んだ、まさに「決定版」と呼ぶにふさわしいリメイクとなりそうです。

HD-2D版ドラクエ1の更なる魅力とやり込み考察

さて、「おたのしみ」イベントが無事に(?)確認できたところで、HD-2D版『ドラクエ1』の更なる魅力や、やり込み要素についても考察を深めていきましょう。

ローラ姫を抱えたまま竜王を倒すとどうなる?

情報ソース①の最後で、非常に興味深いやり込みプレイについて言及されていました。 それは、「ローラ姫を担いだ状態で竜王を倒す」というものです。

オリジナル版(ファミコン版)では、ローラ姫を王様に預けずに竜王を倒しに行くと、エンディングのセリフが変化するという隠し要素がありました。 通常、エンディングで王様は勇者に「この国を治めてほしい」と頼みますが、勇者が「いいえ」と断ると、王様は「自分の国を探して旅立つがよい」と送り出します。

しかし、ローラ姫を抱えたままこのシーンを迎えると、王様のセリフが 「なんと 〇〇(主人公名)は ローラひめを つれだそうと している! ゆるさん!」 といったものに変わり、バッドエンド(?)のようなループに陥ってしまうのです。

果たして、HD-2Dリメイク版では、このやり込み要素まで再現されているのでしょうか。 ローラ姫を抱えたまま竜王と戦えるのか、もし倒せたとして、エンディングはどう変化するのか。 これは、私自身、製品版で真っ先に試してみたい検証の一つです。 もし再現されていれば、開発陣の『ドラクエ1』愛は本物中の本物と言えるでしょう。

『ドラゴンクエストII』へのシームレスな繋がり

本作は『ドラゴンクエストI&II』として、2作品がセットで収録されています。 『ドラクエI』のエンディングは、勇者がローラ姫と共に新天地を目指して船出するというものです。 そして『ドラクエII』は、その子孫たちの物語。

オリジナル版では、ここで一度ゲームが終わり、『II』のパスワード(復活の呪文)を入力して、新たな冒険が始まりました。 しかし、HD-2Dリメイク版では、この『I』から『II』への繋がりが、よりシームレスに、よりドラマチックに描かれるのではないかと期待しています。

『I』のエンディングで旅立った勇者とローラ姫が、ローレシアの国を建国するまでの短いエピローグが追加されたり、『II』のオープニングで、ムーンブルク城が襲われるシーンが、ハーゴンの恐ろしさをより際立たせる演出で描かれたりするかもしれません。 HD-2Dで描かれる『II』の広大な世界、そして「ロンダルキアへの洞窟」の絶望感も、今から楽しみでなりません。

HD-2D版『ドラゴンクエストIII』との関係性

忘れてはならないのが、本作に先駆けて発売される(あるいは同時期にプレイされるであろう)HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の存在です。 時系列で言えば、『III』(ロトの伝説の始まり)→『I』(子孫の活躍)→『II』(さらにその子孫)となります。

『III』でアレフガルドを救った勇者ロトの物語を体験した直後に、その数百年後を描く『I』をプレイする。 これは、オリジナル版当時にはできなかった、あるいは意図されていなかった、非常に贅沢な体験です。

『III』のエンディングで残された謎や、アレフガルドの各地に残るロトの痕跡。 それらが、『I』の物語の中でどのように関わってくるのか。 前述の「精霊ルビス」の関与の増加や、ローラ姫の「予言」の内容なども、『III』の物語を踏まえた上で、より深い意味を持ってくるはずです。 『III』と『I&II』を連続でプレイすることで、ロト伝説三部作という壮大なサーガの全貌を、新たな感動と共に味わい尽くすことができるでしょう。

現代における『ドラクエI』の意義とRPGの原点

最後に、ゲーム評論家として、今この時代に『ドラクエI』がリメイクされる意義について少し述べさせてください。

『ドラクエI』は、コマンド選択式の戦闘、レベルアップによる成長、町での情報収集、広大なフィールドの探索といった、「RPGの基本」をたった一人で作り上げた作品です。 そのシステムは、現代の複雑化したRPGに比べれば、非常にシンプルです。

しかし、シンプルだからこそ、そこには「冒険」の本質的な面白さが詰まっています。 初めてラダトームの城を出た時の不安と高揚感。 洞窟で「たいまつ」が切れた時の絶望感。 そして、苦難の末に竜王を倒した時の達成感。

これらの「手触り感」のある冒険は、HD-2Dという最新のガワをまとっても、色あせることはありません。 むしろ、美麗なグラフィックと快適な操作性によって、その魅力はさらに増幅されるはずです。 HD-2D版『ドラゴンクエストI』は、ベテランのゲームファンには「あの頃の懐かしさと新たな発見」を、新しい世代のプレイヤーには「RPGという遊びの原点にある楽しさ」を、改めて教えてくれる作品になる。 私はそう確信しています。

まとめ

今回は、HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』に関して、特に「ローラ姫を抱えたまま宿屋に泊まるとどうなるか?」という、多くのファンが気になるであろう疑問について徹底解説してきました。

結論として、HD-2Dリメイク版でも、あの伝説のセリフ「ゆうべはおたのしみでしたね」は健在であることが濃厚となりました。

これは、本作が単なるグラフィックのリメイクに留まらず、オリジナル版の持つ「遊び心」や「魂」までをも忠実に受け継いだ、真の「決定版」であることを示しています。 ローラ姫救出イベントに追加された「幻」の演出や「紋章」といった新要素も、物語に深みを与え、『III』や『II』への繋がりをより強固にする素晴らしいアレンジと言えるでしょう。

伝説の原点『ドラクエI』と、仲間と共に冒険する『ドラクエII』。 ロト伝説の核心に迫るこの二作品が、HD-2Dという最高の形で蘇る日を、心の底から楽しみに待ちたいと思います。 もちろん、「おたのしみ」イベントの検証も、製品版で必ずや実行するつもりです。

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