編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、DQ7リイマジンド(Reimagined)のエンドコンテンツである「DLC魔王」たちの理不尽な強さに心を折られかけているか、あるいは既に倒しているものの「もっと美しく、もっと速く倒したい」という高みを目指しているプレイヤーのことでしょう。特に大魔王ゾーマ、破壊神シドー、竜王といったレジェンドボスたちは、生半可な対策では長期戦を強いられ、ジリ貧になりがちです。
この記事を読み終える頃には、ゲーム内屈指の難易度を誇る彼らを、相手のターンすら許さず一方的に蹂躙する「11手攻略」の快感をマスターしているはずです。
- マダンテ連発を可能にする「吟遊詩人×神さま」システムの全貌
- 必須となるモンスターの心と職業シナジーの完全解析
- 竜王・シドー・ゾーマを完封する行動チャートとダメージ理論
- 再現性を高めるための準備・育成・心集めの徹底ガイド
それでは解説していきます。
ゾーマを11手で沈める「マダンテ連発システム」の構築理論
DQ7リイマジンドにおいて、最強の攻撃手段として君臨するのが「マダンテ」です。 従来シリーズにおけるマダンテは「全MPを消費して、その数値に応じた特大ダメージを与える」という、まさに最後の切り札でした。一度放てば魔法使いはただの案山子と化す、ハイリスク・ハイリターンの代名詞です。
しかし、本作「リイマジンド」においては、特定の職業特性と「モンスターの心」を組み合わせることで、このマダンテのリスク(MP全消費)を完全に踏み倒し、毎ターン最大火力で放ち続けるという禁断の戦術が可能になります。
今回の攻略の核となるのは、「吟遊詩人のMP消費ゼロ化スキル」と「モンスターの心によるパッシブ効果」の掛け算です。これを理解することが、ゾーマ11手討伐への第一歩となります。
なぜ「マダンテ」なのか?ダメージ効率とタイムアタックの相性
通常の呪文や特技(アルテマソードやギガデインなど)と比較して、マダンテがタイムアタックにおいて優れている点は以下の3点に集約されます。
- 防御無視の固定ダメージ
- DLC魔王たちは極めて高い守備力と耐性を持っていますが、マダンテはMP量を参照する固定ダメージに近い性質を持つため、安定して3000〜5000(条件次第でそれ以上)のダメージを叩き出せます。
- 全体攻撃であること
- 取り巻きを呼ぶボスや、本体以外にターゲットがある場合でも、まとめて薙ぎ払うことができます。
- 演出の短さと確定要素
- 会心の一撃待ちや、乱数によるダメージのブレが少なく、計算通りのターン数で沈めることが可能です。
| 攻撃手段 | ダメージ目安 | 準備・条件 | リスク・デメリット |
|---|---|---|---|
| アルテマソード | 500〜700 | 特になし | 単体攻撃・ダメージ上限あり |
| ギガデイン | 300〜400 | 雷耐性により軽減されやすい | MP消費・威力不足 |
| 剣の舞 | 150×4 | 攻撃力依存、バイキルト必須 | 守備力の影響大・準備に時間がかかる |
| マダンテ | 3000〜5000 | 全MP消費 | MP0になる(通常時) |
この表を見れば分かる通り、マダンテの火力は他の追随を許しません。最大の問題である「MPが0になる」というデメリットを、マリベルを起点としたシステムで無効化します。
最短討伐を実現するパーティ編成と装備・心の最適解
ここからは、実際にゾーマを11手、シドーを8手、竜王を10手で倒すための具体的なパーティ構成を紹介します。 この構成は「誰か一人が欠けても成立しない」精密機械のようなバランスで成り立っています。装備品は基本的に何でも良いですが、「モンスターの心」と「職業」の組み合わせは絶対厳守です。
主人公:リスクを背負い火力を求めた「狂戦士」
主人公は耐久力(最大HP)を犠牲にしつつ、与えるダメージを極限までブーストさせる構成にします。
- 職業: 賢者 / 勇者(マスター済み推奨)
- 基本ステータスの高さと、MP補正の高さが重要です。
- 必須の心 (1): シャドウサタンの心
- 効果: 最大HPが半分になる代わりに、敵に与えるダメージが常時20%増加する。
- 解説: 通常プレイでは自殺行為に近いデメリットですが、短期決戦では「やられる前にやる」が鉄則。この20%の底上げが、確定数を減らす鍵となります。
- 必須の心 (2): ゾーマの心(闇の心)
- 効果: 受けるすべてのダメージを300軽減する。
- 解説: シャドウサタンの心で減ったHPを補うための鉄壁の守りです。魔王の激しい攻撃も、300軽減すれば「かすり傷」になります。HPが低くても実質的な耐久力は確保されています。
- 役割: メイン火力(マダンテ)
ガボ:呪文威力を最大化する「特攻砲台」
ガボは元々の素早さを活かしつつ、呪文ダメージを徹底的に強化します。また、シドーの心による「不死性」を利用したタンク役も兼ねます。
- 職業: 賢者 / 勇者
- 必須の心 (1): 大魔道の心
- 効果: 呪文の威力が50%増加する。
- 解説: 本作においてマダンテは呪文扱いであるため、この補正が乗ります。MP量に依存するマダンテのダメージを、MP上限を超えて1.5倍にする破格の性能です。
- 必須の心 (2): シドーの心
- 効果: HPが25%以下の時、ターン終了時や行動時に自動でベホマ(全回復)が発動する。
- 解説: シドー戦などでHPを強制的に1にされた際、即座に全回復して復帰します。これにより、ヒーラーが回復行動を取る1手を攻撃に回すことができます。
- 役割: サブ火力(超火力マダンテ)&デコイ
メルビン:パーティを支える「鉄壁の守護者」
メルビンはパーティの安定感を支えるタンク役を兼ねますが、攻撃の手は緩めません。彼が倒れると総火力が落ちるため、生存能力を最優先にします。
- 職業: 賢者 / 勇者
- 必須の心 (1): ドラゴンの心
- 効果: 最大HPと力のステータスが大幅に上昇する。ブレス耐性付与。
- 必須の心 (2): ゴーレムの心
- 効果: 身の守りが上昇し、物理攻撃に対する耐性を得る。
- 役割: 安定したマダンテ砲台&生存枠
- 解説: 他のメンバーに比べて特殊なギミックはありませんが、確実に生き残り、毎ターン確実に数千ダメージを積み重ねることが彼の仕事です。
マリベル:戦術の核となる「時を支配する歌姫」
この戦術のキーパーソンです。彼女の行動順と装備が全てを決めます。彼女が動かなければ、パーティは1ターン目にMPが尽きて全滅します。
- 職業: 賢者 / 吟遊詩人
- 重要: 吟遊詩人の職歴、あるいは現在の職業として設定することで使用可能になる特技(または職業特性)が必須です。
- 必須の心 (1): 神さまの心
- 効果: 戦闘開始時に「バーストチャージ」状態になる。
- 解説: 開幕からテンションやステータスが強化された状態、あるいは特殊なバフがかかった状態でスタートします。これにより初速から最大火力を出せます。
- 必須の心 (2): ヘルジュラシックの心
- 効果: 必ず最初に行動できる(確定先制)。
- 解説: 素早さの数値に関係なく、敵よりも先に動けます。これがこの戦術の生命線です。
- 役割: MPコスト踏み倒し(MP消費0化)&開幕マダンテ
【戦術のメカニズム】
- ヘルジュラシックの心の効果で、マリベルが敵味方含めて最速で行動権を得る。
- マリベルが吟遊詩人のスキル(または特性発動)により、**「味方全員の呪文消費MPを0にする」あるいは「自身の次の行動の消費MPを0にする歌」**を使用・適用する。
- この効果が適用された状態で「マダンテ」を選択する。
- 通常なら全MPを消費するところ、消費MP0でマダンテが発動する。
- 結果、MPが満タンのまま次ターンを迎えられ、連発が可能になる。
実践攻略:竜王・シドー・ゾーマ戦の立ち回り詳細
準備が整ったら、いよいよ実戦です。DLCの魔王戦は難易度変更ができないため、常に全力の戦いとなります。 ここでは、実際に動画等で確認された「最短手数」の再現手順を解説します。
VS 竜王:変身する暇すら与えぬ火力(目標10手)
竜王は第一形態(人型)から第二形態(竜)へと変身しますが、この超火力パーティの前では形態変化の演出すら短く感じられるでしょう。
【敵の行動傾向】
- 強力なブレス攻撃や、痛恨の一撃がメイン。
- 変身後はHPが増大するが、基本戦術は変わらない。
【行動チャート】
1ターン目
- マリベル(先制): 吟遊詩人のスキルでMP消費を無効化しつつ、マダンテ発射。
- 主人公: シャドウサタン補正(+20%)の乗ったマダンテ。
- ガボ: 大魔道補正(+50%)の乗った特大マダンテ。
- メルビン: 安定のマダンテ。
- 竜王の行動: ブレス等が飛んでくるが、主人公はゾーマの心で軽減、他はHPで受ける。
2ターン目
- MPが減っていないため、全員で再度「マダンテ」を選択。
- 竜王のHPゲージが赤色(瀕死)に変化。
- ここで竜王が倒れるか、変身を挟むか際どいラインですが、構わず撃ち続けます。
3ターン目
- 残ったHPを削り切る。
- 合計手数: 4人×2ターン + α = 10手前後で終了。
【ポイント】 回復は一切しません。「肉を切らせて骨を断つ」どころか、骨ごと粉砕する勢いで攻め続けます。
VS シドー:破壊神を破壊する(目標8手)
シドーは破壊神の名に恥じぬ攻撃力を持っていますが、こちらの耐久ギミック(シドーの心・ゾーマの心)が完全にメタとして機能します。
【敵の行動傾向】
- HP1攻撃: こちらのHPを強制的に1にする技を多用。
- 激しい炎・吹雪: 全体大ダメージ。
【攻略のポイント】 シドー戦で最も警戒すべきは「HPを1にされた後の追撃」ですが、これを以下のギミックで無視します。
- ガボ: HP1にされた瞬間、シドーの心の効果で**「HP25%以下→自動ベホマ」**が発動。ノータイムで全快します。
- 主人公: ゾーマの心で**「被ダメージ-300」**があるため、HP1の状態からでも、300以下のダメージなら無効化(0ダメージ)して耐えきります。
【行動チャート】
1ターン目
- マリベル: 先制マダンテ(MP消費0)。
- 全員: マダンテ斉射。
- シドーの行動: HP1攻撃などが来るが、上記の通り自動回復と軽減で無効化。
2ターン目
- 回復行動は一切しない。(ここが重要)
- 「こちらが先に動いて倒しきれる」と判断し、再度マダンテ4連発。
- シドーの耐久力なら、この2ターン目の集中砲火で沈みます。
結果: 4人×2ターン=8手。回復行動を挟まないことで、理論上の最短手数を実現します。
VS ゾーマ:闇の衣の上から殴り倒す(目標11手)
本記事のメインテーマである大魔王ゾーマ。彼は「闇の衣」をまとっており、通常であれば「光の玉」を使って衣を剥がさなければダメージが通りにくい仕様です。しかし、我々のマダンテはそんな常識を無視します。
【ゾーマ戦の特記事項】
- 闇の衣: 全属性耐性アップ、防御力アップ。
- いてつくはどう: バフ消去。
- マヒャド・吹雪: 氷属性の強力な全体攻撃。
【攻略のポイント】 「光の玉」を使う1手(1ターン)すら惜しいため、衣の上から殴り倒します。マダンテの固定ダメージ特性と、心による威力ブーストがあれば、衣による軽減の上からでも数千ダメージを通せます。
【行動チャート】
1ターン目(総攻撃)
- マリベル: 先制マダンテ。神さまの心による「バーストチャージ」が乗っているため、衣の上からでも大ダメージ。
- 全員: マダンテ斉射。
- ゾーマの行動: 「いてつくはどう」が来る可能性がありますが、神さまの心のバースト状態は消されない、もしくは「消される前に撃っている」ので問題ありません。攻撃呪文が来ても、ゾーマの心(主人公)などで耐えます。
2ターン目(追撃)
- MPが枯渇していないため、再度マダンテ連打。
- もしMPが多少減らされていたとしても、残存MPで撃てる最大威力のマダンテを放つのが正解です。MP回復アイテムを使う時間的ロスは許されません。
3ターン目(フィニッシュ)
- 3ターン目の1〜3人目の攻撃でゾーマが沈黙。
- 合計: 4+4+3 = 11手前後。
結果: ゾーマの「なにゆえ もがき いきるのか」という問いかけに対し、「お前を倒すためだ」と即答するような速攻劇となります。
この構成を実現するための「心」入手・育成ガイド
この戦術のハードルは、非常にレアな「モンスターの心」を集めることにあります。ここでは入手難易度の高い心について、効率的な収集方法を解説します。
神さまの心(最重要・最高難易度)
- 入手方法:
- クリア後の隠しダンジョン最深部にいる「神さま」を規定ターン以内(例:19ターン以内など)で撃破した際の報酬。
- 高レベルの自作石版(プラチナキングやエビルエスターク等のボス)のクリア報酬。
- 解説: これがないと開幕の爆発力が生まれません。まずは通常の攻略パーティで神さまを倒し、この心を入手することがスタートラインです。
ヘルジュラシックの心(戦術の要)
- 入手方法:
- 現代の特定のダンジョンに出現するヘルジュラシックからのドロップ。
- モンスターパークでヘルジュラシックを懐かせ、石版のボスとして設定し、周回して報酬で狙う。
- 解説: 「確定先制」はタイムアタックにおいて最強のスキルです。メタル系狩りにも使えるため、複数個確保しても損はありません。
ゾーマの心・シドーの心(DLC限定級)
- 入手方法:
- これらは通常、ダウンロードコンテンツ(DLC)の石版ボスとしての報酬や、やりこみダンジョンの超レア報酬として設定されています。
- あるいは、「ビッグバン」等の特殊な石版での報酬。
- 解説: 入手難易度は極めて高いですが、その分効果は絶大です。持っていない場合は、「プラチナキングの心(耐久アップ)」などで代用可能か試行錯誤が必要ですが、被ダメ-300の効果は唯一無二です。
大魔道の心・シャドウサタンの心(火力底上げ)
- 入手方法:
- 大魔道: カジノのラッキーパネル、または特定の高レベル石版。
- シャドウサタン: ストーリー終盤のダンジョンでドロップ、または心ドロップ率アップの職業(盗賊・海賊等)を含めたパーティで乱獲。
- 解説: 比較的入手しやすい部類です。ストーリー攻略中に意識して集めておきましょう。
戦術が失敗するパターンと対策
完璧に見えるこの戦術でも、事故要素は存在します。
- マリベルが麻痺・眠り状態になる
- 敵の初手でマリベルが状態異常にかかると、MP消費0の歌が歌えず、マダンテ連発が途切れます。
- 対策: マリベルに「スーパーリング」や「女神の指輪」など、状態異常耐性を100%にする装備をさせること。これは必須級の準備です。
- 先制攻撃の乱数
- ヘルジュラシックの心があっても、敵も「確定先制」の特性を持っている場合(一部の裏ボスなど)、素早さ勝負になることがあります。
- 対策: マリベルには「星降る腕輪」を装備させ、素早さもカンスト(999)近くまで上げておくのが安心です。
- MP枯渇
- 操作ミスで吟遊詩人の特技を使い忘れた場合。
- 対策: 2ターン目に「エルフの飲み薬」を即座に使う判断力が必要です。
まとめ:常識を覆す構成が最強への鍵
今回は、DQ7リイマジンドにおける「ゾーマ11手討伐」のメソッドを解説しました。
通常のRPG攻略では「バランスの良いパーティ」「回復役の確保」「バフ・デバフの積み重ね」がセオリーですが、極限のタイムアタックにおいては**「やられる前にやる」「回復する暇があったら殴る」「MPは踏み倒すもの」**が正義となります。
最後に、今回の記事の要点を振り返ります。
- マリベルを起点にする: ヘルジュラシックの心(先制)+神さまの心で戦場の主導権を握り、吟遊詩人でコストを破壊する。
- マダンテこそが最強の物理(魔法): 大魔道の心などで威力を底上げし、防御無視の暴力を押し付ける。
- 防御は「心」に任せる: ゾーマの心(軽減)やシドーの心(自動回復)で、プレイヤー操作による防御・回復行動を排除する。
- 心集めがエンドコンテンツ: この構成を完成させる過程こそが、真の冒険であり、リイマジンドの醍醐味である。
この構成が完成すれば、かつて苦戦した魔王たちはもはや恐怖の対象ではなく、ただのサンドバッグと化します。ぜひ、あなたも最強のパーティを作り上げ、伝説の魔王たちを瞬殺する快感を味わってください。 質問や、他に検証してほしいボスがいれば、コメント欄で教えてください。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。




















