編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、いよいよ体験版が公開された『ドラゴンクエストVII リイマジンド』において、後から変更できない「取り返しのつかない要素」が何なのか、非常に気になっていると思います。
名作のリメイクだけに、最初の設定ミスで数十時間のプレイを後悔したくないですよね。
この記事を読み終える頃には、体験版から製品版へ引き継ぐ際の注意点や、序盤で絶対に押さえておくべき攻略知識の疑問がすべて解決しているはずです。
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製品版へ引き継がれる主人公の名前設定
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獲得経験値やゴールドに直結するシステム設定の罠
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過去の世界でしか入手できない限定アイテムやモンスターの心
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取り逃しを防ぐためのセーブデータ分割推奨タイミング
それでは解説していきます。
ドラクエ7リメイクの取り返しのつかない要素
主人公の名前設定
ゲームを起動して一番最初に行う「名前の設定」は、最も基本的ながら最大の取り返しのつかない要素です。
今作『ドラゴンクエストVII リイマジンド』の体験版では、作成したセーブデータをそのまま製品版に引き継ぐことができます。
つまり、ここで決めた名前が今後何百時間と続く冒険の代名詞になるわけです。
シリーズ伝統として、物語の途中で名前を変更できる「改名屋」のような施設が登場する可能性はゼロではありませんが、現時点では不明です。
特にドラクエ7は、石版を巡る壮大なシナリオが特徴で、NPCから名前を呼ばれる機会も非常に多い作品です。
ふざけた名前にして後悔しないよう、愛着の持てる名前をしっかり考えて入力しましょう。
難易度とシステム設定の初期選択
今作には「楽々プレイ」「ばっちり冒険」「イバルの道だぜ」「自由に設定」という4つのプリセットが用意されています。
これらは単なる難易度選択ではなく、獲得できる経験値量、熟練度ポイント、獲得ゴールド、さらには敵の強さにまで干渉します。
「自由に設定」を選べば、自分のプレイスタイルに合わせて細かく倍率を変更できるのが最大の特徴です。
前作の『ドラゴンクエストXII』にはなかった要素として、公式側で経験値ブーストなどの「時短機能」が組み込まれているのは画期的と言えるでしょう。
ただし、あまりに倍率を上げすぎるとゲームバランスが崩壊し、ドラクエ特有の「苦労してレベルを上げる楽しさ」が損なわれるリスクがあります。
逆に、社会人の方で「育成に時間を割けないがストーリーは楽しみたい」という方は、最初から「経験値たくさん」に設定しておくことで、ハぐれメタル狩りなどの作業を大幅に短縮できます。
この設定は後から変更可能ですが、初期の「手応え」をどう感じるかは、その後のゲーム体験を大きく左右します。
過去のウッドパルナでのアイテム回収
体験版のメイン舞台となる「過去のウッドパルナ」ですが、ここでの探索は非常に重要です。
ストーリーを進めてボスを倒し、「不思議な森」にある旅の扉に入って現代に戻ってしまうと、体験版の範囲内では二度と過去のウッドパルナに戻ることができません。
特に注意すべきは、東の塔やカラーストーン採掘場にある宝箱やツボの中身です。
「小さなメダル」などの貴重なアイテムが配置されている場合、取り逃すと製品版で再度訪れるまで入手が遅れることになります。
マップ上に表示されない行き止まりにツボが置かれているケースも多いため、徹底した探索が求められます。
期間限定のモンスターの心入手
今作の目玉要素の一つである「オーラをまとったモンスター」は、フィールド上に1体しか存在しない強敵です。
これらの中には、一度倒すと復活しない個体が存在します。
例えば、序盤の難敵である「大き槌」を倒すことで手に入る「大き槌の心」は、装備するだけで会心率が10%もアップする超強力なアイテムです。
マチルダが一時的に仲間に加わっている期間は、戦闘が非常に楽になるため、この「最強の助っ人」がいる間にオーラモンスターを狩り尽くしておくのが効率的です。
マチルダが離脱した後に挑むと、レベル不足で全滅するリスクが高まるため、実質的な「期間限定の稼ぎ時」と言えるでしょう。
セーブデータの管理と分割
取り返しのつかない状況を回避するための物理的な対策が、セーブデータの分割です。
体験版では、過去のウッドパルナをクリアして現代の「グランエスタード」に戻り、石版をはめるシーンで記録を促されます。
ここで一つのデータに上書きしてしまうと、過去の世界に戻ってやり残したことを消化する手段がなくなります。
最低でも「過去のウッドパルナ攻略中」と「現代帰還後」の2つのセーブデータを作成しておくことを強くおすすめします。
これにより、後から「あのアイテムを取り忘れた!」「熟練度をもっと上げておけばよかった」と気づいた際のリカバーが可能になります。
キャラクターのステータス傾向の把握
今作では、従来の「運の良さ」というステータスが廃止され、代わりに「攻撃魔力」「回復魔力」「器用さ」「魅力」といった詳細なパラメータが導入されています。
これらのステータスが何に影響するかを理解せずに装備を選んでしまうと、キャラクターのポテンシャルを最大限に引き出せません。
例えば、素早さが「行動順」だけでなく「見かわし率」に影響し、器用さが「逃げやすさ」や「先制攻撃率」に影響するといった仕様は、過去作の知識だけでは勘違いしやすいポイントです。
ステータスの伸び方はレベルアップごとに固定、あるいは一定の範囲で決まっているため、どのキャラにどの役割を持たせるかという方針決めも、広義の「取り返しのつかない要素」に含まれます。
ドラクエ7リメイクのシステムとパラメータ解説
新ステータスの役割と影響
今作のステータス画面は非常に詳細になっており、戦略的なキャラクター育成が可能です。
特に「攻撃魔力」と「回復魔力」の分離は、物理アタッカーと呪文使いの役割を明確に分けています。
| パラメータ名 | 主な影響 | 特筆すべき点 |
| 攻撃魔力 | 攻撃呪文の威力、弱体化呪文の成功率 | デバフキャラも意識して上げるべき数値 |
| 回復魔力 | 回復呪文の回復量、蘇生呪文の成功率 | ザオラル等の成功率に直結する |
| 素早さ | 行動順の速さ、敵の攻撃の見かわし率 | 守備力以上に生存率に関わる場合がある |
| 器用さ | 先制攻撃の確率、逃走成功率 | 素早さではなく器用さが逃げに関係する |
| 魅力 | 敵が見惚れる確率 | 1ターン無効化できる強力な状態異常 |
特に「器用さ」が逃走率に関わっている点は重要です。
「素早さを上げれば逃げやすくなる」という思い込みで装備を整えると、メタル系モンスターから逃げられずに苦戦することになります。
また、「魅力」によって敵が動けなくなる現象は非常に強力で、ボス戦でも運次第で戦局を大きく変えるポテンシャルを秘めています。
職業と熟練度の仕組み
ドラクエ7の醍醐味といえば転職システムですが、今作でも「熟練度」の概念が中心となります。
戦闘に勝利することで熟練度ポイントを獲得し、一定値に達すると職業ランク(星の数)が上がります。
ランクが上がるごとに新しい特技や呪文を習得しますが、マスター(星8)にすることでさらに上位の職業が解放されます。
ここで注意したいのは、職業によってランクアップに必要な熟練度ポイントが異なる点です。
体験版の範囲内でも、効率よく複数の職業をマスターしておくことで、製品版開始時に大きなアドバンテージを得られます。
「どの職業から育てるか」という順番も、序盤の攻略スピードを左右する重要な選択です。
装備品の隠れた特殊能力
ショップ画面で武器や防具を購入する際、単に「攻撃力」や「守備力」の数値だけを見て判断するのは禁物です。
Yボタンを押して詳細を確認すると、数値には現れない「特殊能力」が記載されていることがあります。
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ブロンズナイフ:見かわし率5%アップ
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竹の槍:盾ガード率3%アップ
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お鍋の蓋:守備力は上がるが魅力が-20
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皮の盾:ガード率アップかつ魅力低下なし
例えば、序盤のキーファに「攻撃力が高いから」とお鍋の蓋を装備させると、魅力が大幅に下がり、敵を見惚れさせるチャンスを失うことになります。
逆に、守備力が低くても回避率が上がる装備の方が、結果的に被ダメージを抑えられる場面も多いです。
プラスボタンでの「おすすめ装備」は便利ですが、こうした隠れた特性までは考慮されないため、手動での調整がプロの遊び方と言えるでしょう。
フィールド探索の新要素「キラキラ」
フィールド上には、黄色と青色の「キラキラ」したドロップポイントが存在します。
これらには以下の違いがあると思われます。
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青色のキラキラ:一定時間やルーラの使用で復活する素材ポイント
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黄色のキラキラ:1度取ると復活しない貴重なアイテムやイベント用アイテム
黄色のキラキラを見つけた場合は、それがその場所での唯一無二の報酬である可能性が高いため、必ず回収しておきましょう。
また、カメラを回転させることで、建物の裏や影に隠されたキラキラを発見できることもあります。
3Dリメイクならではの視点移動を駆使した探索が、アイテムコンプリートへの近道です。
効率的なレベル上げと熟練度稼ぎ
体験版で効率よくキャラクターを強化したいなら、ルーラを活用した「モンスターリセット術」が有効です。
一度フィールドのモンスターを倒すと、自然にリポップするまでには時間がかかります。
しかし、ルーラで同じ場所(例えばカラーストーン採掘場など)に再度飛ぶことで、即座にシンボルエンカウントを復活させることが可能です。
特に過去のウッドパルナは、現代よりもモンスターの出現密度が高く、マチルダという強力なNPCが共闘してくれるため、ここを離れる前に納得いくまでレベルを上げておくのがベストです。
オーラモンスターと「心」の装備
特定のモンスターを倒すと手に入る「モンスターの心」は、装備品としてキャラクターの能力を底上げします。
これは従来のアクセサリー枠に近いものですが、上昇幅が非常に大きく設定されています。
序盤で入手できる「大き槌の心」は物理アタッカーのキーファに最適ですし、他にも魔法使い向けの心が隠されているかもしれません。
オーラモンスターは周辺の雑魚敵よりも数段強いため、HP/MPが全快の状態で挑むようにしましょう。
戦闘に負けてもペナルティは少ないですが、一度きりのチャンスを逃さない緊張感も今作の楽しさです。
戦闘設定のカスタマイズ
メニュー画面の「作戦」から変更できる戦闘設定も、快適なプレイには欠かせません。
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バトルスピード:常に「超早い」に設定することで、レベル上げのテンポが劇的に改善します。
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カーソル位置:前回の行動を「記憶する」にしておけば、Aボタン連打での周回が楽になります。
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ダッシュ操作:長押しではなく「切り替え」にすることで、親指の疲労を軽減できます。
これらの設定はいつでも変更可能ですが、初期設定のままプレイし続けると、知らず知らずのうちにプレイ時間が肥大化してしまいます。
自分にとって最も心地よいテンポを見つけることが、長丁場のドラクエ7を完走する秘訣です。
まとめ
『ドラゴンクエストVII リイマジンド』は、オリジナル版の重厚なストーリーをそのままに、現代的な快適さと奥深い育成要素を追加した最高のリメイク作品です。
取り返しのつかない要素として最も警戒すべきは「主人公の名前」と「過去の世界での探索不足」、そして「セーブデータの不用意な上書き」です。
特に体験版から製品版へ移行する際は、過去の世界に未練を残さないよう、マチルダと一緒に徹底的に遊び尽くすことをおすすめします。
今回のレビューが、皆様の素晴らしい冒険の助けになれば幸いです。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。






















