編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、いよいよリリースされた「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち リイマジンド」の先行プレイ版を遊び尽くしたいと考えているはずです。
特に、ドラクエ7といえばシリーズ屈指の「取り返しのつかない要素」が多い作品として知られており、リメイク版でそのあたりがどう調整されているのか、あるいは新たな罠が仕掛けられているのかは、全プレイヤーが最も懸念しているポイントでしょう。
本レビューでは、先行プレイ版の実体験をもとに、後悔しないための攻略チャートと製品版への引き継ぎ準備を徹底的に解説します。
この記事を読み終える頃には、ドラクエ7リメイクにおける「完璧なスタートダッシュ」の仕方が完全に理解できているはずです。
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期間限定アイテムの小魚の佃煮と古びたメガネは絶対に手放さない
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キーファーへの「力の種」投与は後悔の元になるため主人公に使用する
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木の人形イベントは必ずパトリックに渡してトゥルー分岐を選択する
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体験版上限のレベル15までにモンスターの心を全種類回収しておく
それでは解説していきます。
DQ7リメイク(リイマジンド)の概要と先行プレイの進化点
今回の「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち リイマジンド」は、単なるグラフィックの向上に留まらない、まさに「再構築(リイマジンド)」と呼ぶにふさわしい内容となっています。
まず目を引くのは、アイテムアイコンの視認性向上です。
かつてのドット絵や初期の3Dモデルでは、何を持っているのか想像に頼る部分もありましたが、今作では「アンチョビサンド」ひとつとっても、非常に美味しそうなビジュアルで描かれています。
こうした細かな作り込みが、探索の楽しさを倍増させています。
リイマジンド版におけるストーリー分岐と自由度の向上
今作の最大の特徴は、プレイヤーの選択によって物語の結末や村のその後の様子が変化する「シナリオ分岐」の強化です。
これまでのドラクエシリーズは、基本的に一本道のストーリーを楽しむ形式が主流でしたが、リイマジンド版では「取り返しのつかない選択」がより重みを増しています。
特に最初のシナリオであるウッドパルナ編では、アイテムを「手元に残すか」「誰かに託すか」という、一見するとコレクター要素に思える行動が、村の未来を左右するフラグになっています。
先行プレイ版で確認できたシステム制限と仕様
今回の体験版には、製品版への引き継ぎを前提としたいくつかの制限が設けられています。
これらを把握しておくことで、効率的な育成と準備が可能になります。
| 制限項目 | 上限・仕様 |
| キャラクターレベル | 最大15まで |
| 職業レベル | 最大4まで |
| 所持金 | 最大10,000ゴールドまで |
| 到着可能範囲 | 現代のウッドパルナまで |
レベルが15で止まってしまうため、むやみに戦闘を繰り返すと、熟練度稼ぎの際に「レベルが上がりすぎて熟練度が入らない」というドラクエ7特有の罠にかかる可能性があります。
そのため、先行プレイ版では「レベルを上げること」よりも「アイテムを回収すること」に重きを置くのが正解です。
取り返しのつかない要素:アイテム・イベント編
ここからは、先行プレイ版の中で特に注意すべき「取り返しのつかない要素」を時系列順に解説します。
ドラクエ7の経験者ほど、「以前はこうだったから」という思い込みで失敗しやすいポイントがいくつか存在します。
フィッシュベル〜エスタード城での初期回収アイテム
物語の始まりであるフィッシュベルでは、まず自宅とマリベルの家を徹底的に探索しましょう。
以下のアイテムは、物語が進むと入手機会が限られるか、あるいは別の用途で失われる可能性があります。
アンチョビサンドの強制イベント
冒頭、父親に届けるよう頼まれる「アンチョビサンド」ですが、原作では袋の中に隠し持っておくことが可能でした。
しかし、リイマジンド版ではシナリオの進行上、強制的に回収される仕様に変更されています。
これを「手元に残せないのは不具合だ」と考える必要はありません。
システム側で管理されているため、素直にイベントを進行させましょう。
マリベルの家での装備品回収
マリベルが加入する前後で、彼女の家の2階にある「皮の帽子」と「ヘアバンド」を必ず回収してください。
これらは初期装備としては非常に優秀で、序盤のゴールド不足を補う役割も果たします。
小魚の佃煮は「絶対に渡さない」のがコレクターの鉄則
マリベルが仲間になった後、グランエスタードに行く前に一度マリベルの自宅に戻りましょう。
お母さんから「小魚の佃煮」をもらうことができます。
これは、物語の進行には直接関係ありませんが、非常に貴重な「限定アイテム」です。
グランエスタードの城下町にいるコックに話しかけると、これを渡す代わりに30ゴールドの「お駄賃」をもらうことができます。
しかし、たった30ゴールドのために、二度と手に入らない可能性のある佃煮を失うのは、アイテムコンプリートを目指すなら避けるべきです。
アイテム説明欄のテキストを楽しむためにも、佃煮は持ったままにしましょう。
古びたメガネとじいさんのイベント
エスタード城の地下にある食堂付近で「古びたメガネ」を入手できます。
近くにいるおじいさんがメガネを探しており、話しかけると渡して感謝されますが、これもアイテムとしては消滅します。
「困っている人を助ける」というロールプレイを優先するか、「世界に一つしかないアイテム」を手元に残すか。
リイマジンド版ではこうした小さな選択が、後の図鑑完成度に影響するよう設計されているため、注意が必要です。
種(能力値上昇アイテム)の賢い使い方
ドラクエシリーズ恒例の能力値上昇アイテム「種」ですが、今作でもその使い道は非常に重要です。
力の種をキーファーに与えてはいけない理由
ドラクエ7を語る上で欠かせないのが「キーファーの離脱」問題です。
リイマジンド版でも、この物語の根幹に関わる展開は踏襲される可能性が非常に高いです。
先行プレイ版で手に入る「力の種」は、迷わず主人公に使用することをおすすめします。
キーファーは序盤、非常に高い攻撃力を誇るため、つい強化したくなりますが、彼が将来的にパーティを離れることを考えると、種を投入するのはリソースの無駄遣いになりかねません。
主人公の攻撃力を底上げしておくことで、中盤以降の戦闘難易度が劇的に下がります。
素早さの種と守りの種の優先順位
謎の神殿に向かう道中で「素早さの種」を回収できます。
これは、回復役となる可能性が高い主人公か、素早さが伸びにくいキャラに使うのが定石です。
また、ウッドパルナ編の特定の選択肢でもらえる「守りの種」も、生存率を上げるために主人公に優先的に使いましょう。
ウッドパルナ編:運命を分ける「木の人形」の選択
ウッドパルナ編は、リイマジンド版で最も注力されているシナリオの一つです。
ここで発生する「木の人形」の扱いは、本作最大の取り返しのつかない分岐ポイントとなります。
パトリックに「木の人形」を渡すべきか
カラーストーン採掘場でマチルダから託される「木の人形」。
これをパトリックに渡すかどうかが、物語の結末を大きく左右します。
原作を知っているプレイヤーほど、「木の人形は貴重な限定アイテムだから渡したくない」と考えてしまいがちですが、ここがリイマジンド版の大きな落とし穴です。
渡さない場合の展開(ビターエンド)
木の人形を渡さずに物語を進めると、パトリックが勇気を取り戻すきっかけを失い、村人たちの協力が得られないままボス戦に突入することになります。
結果として、マチルダを討伐する以外の道がなくなり、現代のウッドパルナもどこか悲しみを湛えた「ビターエンド」の雰囲気を引き継ぐことになります。
この場合、木の人形は手元に残りますが、村の救済という観点では失敗と言えます。
渡す場合の展開(トゥルーエンド)
逆に、パトリックに木の人形を渡すと、彼はその人形に込められた想いを受け取り、村人たちを説得して戦いに参戦させるようになります。
このルートでは、マチルダとの戦いに「逃走可能」という特殊な選択肢が生まれます。
さらに驚くべきことに、このルートを完遂することで、最終的には「木の人形」がパトリックから返却されるという展開が待っています。
つまり、「アイテムを手放したくないから渡さない」という選択をするよりも、「想いを託すために渡す」という選択をした方が、結果的にアイテムも手元に戻り、物語も最良の結末を迎えることができるのです。
これがリイマジンド版における「再構築された感動」の正体です。
現代のウッドパルナにおける変化
トゥルーエンドルートを辿ると、現代のウッドパルナに建設される塔の名前が変化します。
通常は「ハンクの塔」となりますが、このルートでは「マチルダの塔」という名称になります。
これは単なる名前の違いではなく、その世界で誰が英雄として語り継がれているかを示す重要な歴史の改変です。
一度クリアしてしまうと、製品版でもこの歴史を書き換えることはできないため、非常に慎重な判断が求められます。
モンスターの心と新システムの有効活用
リイマジンド版では「モンスターの心」の入手タイミングと効果が調整されています。
これらを早期に入手しておくことは、製品版への大きなアドバンテージとなります。
先行プレイ版で入手可能なモンスターの心一覧
現在、以下の3種類の心を入手できることが確認されています。
| モンスターの心 | 入手場所 | 主な追加効果・恩恵 |
| おおきづちの心 | おおきづち強を撃破 | 会心の一撃率が上昇 |
| スライムの心 | カラーストーン採掘場 B5F | 回避率の上昇 |
| ゴーレムの心 | 東の塔 6F | 瀕死時に一度だけ踏みとどまる |
おおきづち強の討伐タイミング
マチルダが仲間になっている期間に、少しレベル上げをして「おおきづち強」に挑みましょう。
推奨レベルは4前後です。
ここで「おおきづちの心」を手に入れておくことで、物理アタッカーの火力を底上げできます。
特にキーファーに持たせると、彼の固有技「バースト」と相まって、凄まじい頻度で会心の一撃を叩き出すようになります。
スライムの心の活用法
スライムの心は防御的な性能が高いため、HPの低いマリベルに持たせるのがおすすめです。
序盤の被ダメージを抑えることで、回復呪文の消費MPを節約し、長時間の探索が可能になります。
製品版への引き継ぎに向けた最強準備ガイド
先行プレイ版のデータを製品版に引き継ぐにあたって、やっておくべきことをリストアップしました。
これらを全て完了させておくことで、本編が始まった瞬間に他プレイヤーと圧倒的な差をつけることができます。
小さなメダル全4枚の完全回収
体験版の範囲内でも、すでに4枚の「ちいさなメダル」が隠されています。
1枚でも取り逃すと、後半の強力な装備入手が遅れるため、以下の場所を必ずチェックしてください。
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グランエスタード城:王の部屋(右側の宝箱付近)
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東の塔:6Fの宝箱
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現代のウッドパルナ:教会裏にある壺の中
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現代のグランエスタード城:イベント進行中に入手可能
メダル王に会えるのはまだ先ですが、序盤からストックしておくことが重要です。
所持金10,000ゴールドのカンスト
引き継ぎ制限の上限である10,000ゴールドまで貯めておくことを推奨します。
過去のウッドパルナ周辺でレベル上げを兼ねて戦闘を繰り返せば、それほど時間はかかりません。
お金があれば、製品版で新しい街に到着した際、即座に最強装備を揃えることができます。
モンスター図鑑の登録埋め
過去の世界から戻ると、一部のモンスターとは二度と戦えなくなる可能性があります。
ウッドパルナ周辺やカラーストーン採掘場に出現するモンスターは、必ず一度は倒して図鑑に登録しておきましょう。
図鑑コンプリート報酬があるドラクエにおいて、序盤の登録漏れは致命的です。
職業熟練度レベル4までの底上げ
職業システムが解放された後、上限であるレベル4まで上げておきましょう。
レベル15というキャップがあるため、あまり効率は良くありませんが、特定のスキル(「くちぶえ」など)を早期に習得しておくことで、製品版でのレベル上げ効率が飛躍的に向上します。
リイマジンド版における今後の展望と期待
先行プレイ版を遊び終えた感想として、今作は単なるノスタルジーに浸るための作品ではないことを強く感じました。
特に、過去の選択が現代に及ぼす影響がより視覚化・具体化されており、「自分が歴史を作っている」という実感が得やすくなっています。
カットされたシナリオと新エピソードの予感
公式の情報で「プロビナ編のシナリオカット」が示唆されていますが、これは単なる削除ではなく、他のシナリオへの統合や、より現代的な解釈への変更であると予想されます。
また、シリーズ屈指の鬱展開として名高い「レプレサック編」において、神父を救うことができる新しいルートが存在するのではないか、という期待も膨らみます。
木の人形イベントで「救いの道」が用意されていたことを考えると、今作のテーマは「絶望的な状況下での希望ある選択」なのかもしれません。
独自の育成理論:主人公最強説
これまでの解説の通り、リソース(種や心)を主人公に集中させる「主人公ワンオペ育成」が、今作では非常に有効です。
キーファーの離脱やマリベルの一時離脱を考慮すると、常にパーティの中心にいる主人公を徹底的に鍛えることが、最も効率的な攻略法となります。
先行プレイ版のうちに、主人公の能力値を底上げし、万全の状態で本編に臨みましょう。
まとめ
今回の「DQ7リメイク(リイマジンド)」先行プレイ版は、短時間ながらも非常に濃密な体験を提供してくれました。
特に「取り返しのつかない要素」の扱いは、プレイヤーの倫理観やコレクション精神を試すような絶妙な調整がなされています。
アイテムひとつを渡すかどうかの決断が、その世界の名前すら変えてしまう。
この重みこそがドラクエ7の醍醐味であり、リイマジンド版が目指す新しいRPGの姿なのでしょう。
最後に、引き継ぎ準備の最終チェックリストを確認してください。
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佃煮、メガネ、木の人形は手元にありますか?
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力の種は主人公に使いましたか?
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小さなメダルは4枚集めましたか?
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お金は10,000ゴールド貯まっていますか?
これらが全てYESであれば、あなたの準備は完璧です。
製品版で、広大なエデンの世界を再び冒険できる日を楽しみに待ちましょう。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ
フリーランスのゲーム攻略ライター。
慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。
幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。
最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。






















