編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、最新作『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち リイマジンド』の転職システム、特に物語の基盤となる「初級職」の性能がどう変化したのか気になっていると思います。 先行公開された情報を徹底的に分析し、各職業の強みや運用方法をまとめました。
この記事を読み終える頃には、リイマジンド版における初級職の立ち位置と、効率的な育成ルートの疑問が解決しているはずです。
- 職業の掛け持ちシステムによる戦略性の拡大
- 魔法使いや僧侶の習得呪文が大幅強化
- バーストチャージ後の職業特性が勝敗を分ける鍵
- ステータス補正と特技のシナジーを重視したランク付け
それでは解説していきます。
ドラクエ7リイマジンドの転職システム概要
『ドラゴンクエストVII リイマジンド』において、最も注目すべき変更点は「転職システム」の進化です。 過去作(PS1版、3DS版)の良さを継承しつつ、現代的なゲームバランスへと再構築されています。
職業の掛け持ちシステムの導入
今作最大の目玉は、複数の職業を同時にセットできる「掛け持ちシステム」です。 これにより、「戦士の耐久力を持ちながら、魔法使いの呪文を放つ」といったカスタマイズが可能になりました。
初級職の選択が、単なる上級職への通過点ではなく、最終的なキャラクターの個性を決定づける重要な要素となっています。 このシステムにより、序盤にどの初級職を極めるかが、中盤以降の難易度に直結します。
熟練度と特技習得の変化
熟練度の上がり方や、特技を習得するタイミングも見直されています。 特に、強力な呪文や特技が従来よりも早い段階で習得可能になっており、戦闘のテンポが非常に速くなっています。
また、新ステータス「攻撃魔力」の導入により、魔法使い系の職業がレベルアップと共に目に見えて強化される仕組みが整いました。 これにより、物理一辺倒だった攻略スタイルに一石を投じる内容となっています。
バーストシステムと職業特性
戦闘中に蓄積される「バーストゲージ」を消費して発動する職業特性も、本作の核となる要素です。 初級職ごとに異なる特性が設定されており、低ランクの職業であっても特定の条件下では上級職を凌駕する働きを見せることがあります。
ドラクエ7リイマジンド|初級職性能徹底解説:アタッカー職
まずはパーティの火力を支えるアタッカー系の初級職から詳しく見ていきましょう。 先行プレイ映像で判明した数値や挙動をベースに分析します。
戦士(ランク:A)
戦士は、圧倒的なHPと力を誇る物理アタッカーの基本職です。 今作では、守備的な側面も強化されており、非常にバランスの良い仕上がりになっています。
習得特技の特徴
戦士の魅力は、単体・範囲・デバフの全てが揃っている点です。
| 熟練度 | 特技・呪文 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1 | くちぶえ | 敵を呼び寄せる(稼ぎ用) |
| 3 | 刃砕き | 相手の攻撃力を下げる(ボス戦で重宝) |
| 5 | みだれ斬り | 範囲攻撃(対集団戦に強い) |
| 8 | 天下無双 | 単体への多段高火力攻撃 |
特に「刃砕き」を熟練度3という早い段階で覚える点が優秀です。 リイマジンド版のボスは攻撃力が非常に高く設定されているため、初手で火力を削げる戦士の存在は安定攻略に欠かせません。 最終盤に習得する「天下無双」は、バイキルト等との相性が良く、メイン火力として十分通用します。
職業特性:かばうの極意
バーストチャージ後に発動する特性「かばうの極意」は、最もHPが低い味方を守りつつカウンターを繰り出すものです。 物理前衛がメインの主人公やアイラ、高ステータスによる壁が期待できるメルビンなど多くのキャラが重宝します。 地味ではありますが、パーティ崩壊を防ぐという意味では堅実な性能です。
武闘家(ランク:B)
素早さと会心率に特化した職業です。 今作では「構いたち」が削除されるなどの変更がありますが、依然として単体火力としての魅力は健在です。
習得特技の特徴
| 熟練度 | 特技・呪文 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1 | 飛びひざ蹴り | 通常より高い物理ダメージ |
| 6 | 回し蹴り | 敵グループへの打撃(習得がやや遅い) |
| 8 | 正拳突き | 必殺の単体高威力攻撃 |
「正拳突き」は必中ではないものの、当たった時のダメージは初級職の中でトップクラスです。 戦士と掛け合わせることで、圧倒的な物理マシーンへと変貌します。 ただし、全体攻撃手段に乏しいため、道中の雑魚戦ではやや効率が落ちるのが懸念点です。
職業特性:会心必中の構え
バーストチャージ後の「会心必中の構え」は、次の一撃が必ず会心の一撃になるというもの。 メタル狩りでの安定感はもちろん、守備力の高いボスに対しても確実にダメージを通せる強みがあります。 育成面での恩恵も大きく、中盤のレベル上げにおいて武闘家経由のキャラは重宝されるでしょう。
魔法使い(ランク:S)
今作で最も化けた職業の一つが、この魔法使いです。 リイマジンド版のシステムと最も相性が良く、アタッカーとして最高評価のSランクを付けました。
習得特技の特徴
最大の特徴は、熟練度8で「メラゾーマ」を習得する点です。 基本職でありながら、終盤まで通用する単体極大呪文を覚えるのは破格の性能と言えます。
| 熟練度 | 特技・呪文 | 特徴 |
|---|---|---|
| 3 | メラミ | 早期習得で中盤の主役 |
| 5 | イオラ | 安定した全体火力 |
| 7 | 魔力覚醒 | 呪文の威力を大幅に強化 |
| 8 | メラゾーマ | 初級職最強クラスの単体火力 |
「魔力覚醒」からの「メラゾーマ」連打は、物理アタッカーがバイキルトを待つ間に敵のHPを削りきれるほどのポテンシャルがあります。 また、道中の回復スポット増加や、どこでも転職できるシステムにより、MP枯渇を気にせずイオラを連発できるのも追い風です。
職業特性:魔力暴走
バーストチャージ時に呪文が暴走しやすくなり、期待値以上の火力を叩き出します。 新ステータス「攻撃魔力」の恩恵をフルに受けるため、マリベルなどの呪文適性が高いキャラに就かせると、ボス戦の難易度が劇的に下がります。 耐久力の低さは「掛け持ち」で船乗りなどの補正を合わせることで克服可能です。
ドラクエ7リイマジンド|初級職性能徹底解説:サポート職
パーティの生存を左右するヒーラー・サポーター陣の性能を解説します。
僧侶(ランク:S)
魔法使いと並び、攻略において絶対に欠かせないのが僧侶です。 リイマジンドでは攻撃手段も増えており、より万能な職業へと進化しました。
習得特技の特徴
今作の僧侶は「ベホマラー」を基本職で習得します。 全体回復の有無はボス戦の勝率を左右するため、これだけでもSランクの価値があります。
| 熟練度 | 特技・呪文 | 特徴 |
|---|---|---|
| 2 | ヒャダルコ | 攻撃面でも貢献可能に |
| 5 | ベホマラー | パーティ全員を大幅回復 |
| 7 | ザオラル | 蘇生の要 |
| 8 | 天使の守り | 自動蘇生状態を付与 |
バギ系に加え、新たにヒャド系やザキ系を習得したことで、戦闘への貢献度が大きく向上しました。 特に「天使の守り」は、不意の事故死を防げるため、高難易度ボスにおいて必須級の特技となります。
職業特性:聖母の奇跡
味方全体を蘇生しつつ状態異常を解除するという、窮地を脱するための最強クラスの特性を持っています。 パーティに一人は必須であると言える回復・蘇生能力に加え、掛け持ちシステムによる攻撃職との組み合わせで弱点補完も可能。 魔法使いと組み合わせることで「賢者」に近い立ち回りが可能になります。
踊り子(ランク:B)
味方へ影響を与えやすい、テクニカルなサポート職です。
習得特技の特徴
「戦いの舞」の存在が、物理特化パーティにおいて革命を起こします。
| 熟練度 | 特技・呪文 | 特徴 |
|---|---|---|
| 2 | メダパニダンス | 混乱体制の低い雑魚に有効 |
| 4 | 戦いの舞 | 味方全体の攻撃1段階アップ |
| 6 | ポアゾンキス | 敵を毒状態にする |
「戦いの舞」はパーティ全体に効果があるため、アタッカーを複数並べる編成では「バイキルト」を一人ずつかけるより効率的です。 また、毒を付与する「ポアゾンキス」は、後述する盗賊の特技とのコンボパーツとして非常に優秀です。
職業特性:ペアダンス
自分にかかっている良い効果を隣の味方に付与する特性です。 自己強化を得意とする職業(戦士のバフ等)を分け与えることができますが、範囲が狭いため、運用には工夫が必要です。 他の職業とのシナジー次第では化ける可能性があります。
ドラクエ7リイマジンド|初級職性能徹底解説:特殊アタッカー・探索職
トリッキーな技を持ち、特定の状況下で爆発的な力を発揮する職業です。
盗賊(ランク:B / 特定条件でS)
探索役から一変、リイマジンド版では「状態異常特効アタッカー」としてのアイデンティティを確立しています。
習得特技の特徴
「タナトスハント」と「ヒュプノスハント」が驚異的なダメージソースとなります。
| 熟練度 | 特技・呪文 | 特徴 |
|---|---|---|
| 3 | 盗賊の鼻 | 探索を快適にする |
| 5 | ポイズンダガー | 攻撃しつつ毒を狙う |
| 8 | タナトスハント | 毒・麻痺状態の敵に超ダメージ |
踊り子の「ポアゾンキス」で毒にし、盗賊が「タナトスハント」を叩き込むコンボは、初級職の域を超えた火力を出します。 状態異常が入りやすいボスであれば、Sランク級の活躍が期待できます。
職業特性:わるぢえ
相手を状態異常にすると、もう一度行動できるという強力な特性です。 「ポイズンダガー」で毒を入れ、そのターンのうちにもう一度行動して「タナトスハント」を放つ、という自己完結型の連続攻撃が可能です。 これが決まった時の爆発力は、物理アタッカー随一と言えるでしょう。
船乗り(ランク:S)
ステータス補正、特技の汎用性、燃費の良さ。全てがハイレベルにまとまった優良職業です。
習得特技の特徴
MPを消費しない範囲攻撃が最大の特徴です。
| 熟練度 | 特技・呪文 | 特徴 |
|---|---|---|
| 2 | キアリク | 麻痺と眠りを解除(汎用性が高い) |
| 5 | かぶと割り | ダメージ+守備力ダウン |
| 8 | いなずま | MP無消費の全体高威力ダメージ |
「いなずま」はドラクエ7攻略において伝統的に強力な特技ですが、今作でもその地位は揺るぎません。 中盤までであれば、船乗りが複数人いるだけで雑魚戦は完封できます。 また、HPや身の守りへの上昇補正が優秀で、耐久の低い魔法使い系キャラのベース職としても最適です。
職業特性:追い風
味方全体の攻撃力と素早さを大きく上げる特性です。 一気に攻めの起点を作ることができるため、腐ることがありません。 汎用性の高さから、真っ先に極めるべき職業の一つと言えます。
ドラクエ7リイマジンド|初級職性能徹底解説:テクニカル・ネタ職
運用には愛と工夫が必要ですが、独自性が光る職業です。
吟遊詩人(ランク:A)
呪文キャラをサポートすることに特化した、職人好みの性能です。
習得特技の特徴
「覚醒のアリア」が魔法使いとのコンボで真価を発揮します。
| 熟練度 | 特技・呪文 | 特徴 |
|---|---|---|
| 2 | 安らぎの歌 | 低コストの全体回復 |
| 5 | 覚醒のアリア | 味方全体の呪文威力を上昇 |
| 7 | 戦慄 | 属性耐性を付与する |
今作の魔法使いが覚える「メラゾーマ」を「覚醒のアリア」で強化すれば、ボスの体力を一気に消し飛ばすことができます。 また「戦慄」によるブレスダメージ軽減も、中盤以降の強力なブレスを多用するボス戦で非常に役立ちます。
職業特性:バーンラプソディ
味方全員の消費MPがゼロになるという、バースト技です。 豪華な呪文を惜しみなく連打できるようになるため、ボス戦のトドメの一押しとして非常に優秀です。 パーティ構成次第で化けるため、Aランク評価としました。
羊飼い(ランク:B)
過去作で猛威を振るった伝説の特技を継承しています。
習得特技の特徴
| 熟練度 | 特技・呪文 | 特徴 |
|---|---|---|
| 2 | リホイミ | 行動ごとにHPが回復 |
| 4 | ひつじ数え歌 | 敵全体を深い眠りに誘う |
| 8 | どとうの羊 | リメイク版の調整が注目される多段攻撃 |
「ひつじ数え歌」の体制貫通力は今作でも健在のようで、厄介な雑魚集団を無力化するのに非常に適しています。 「どとうの羊」の威力はバランス調整が入りそうですが、依然として物理削りとしては優秀な部類です。
職業特性:ひつじの群れ
攻撃後に追撃が発生する特性です。 物理特技全般に乗るのであれば、手数を増やしたいアタッカーにとって非常に魅力的な選択肢となります。
笑わせ師(ランク:C)
いわゆる「遊び人」ポジションで、ステータス補正は全職業で最下位クラスです。
習得特技の特徴
| 熟練度 | 特技・呪文 | 特徴 |
|---|---|---|
| 3 | ぱふぱふ | 敵の動きを封じる |
| 8 | へんてこ斬り | 混乱付与の範囲攻撃 |
性能面では厳しいものがありますが、上級職「スーパースター」や、その先の「天地雷鳴士」への必須職となる可能性が高いです。 「掛け持ち」システムを利用して、メインの職業でステータスを補いながら熟練度を稼ぐのが賢い運用方法でしょう。
職業特性:お笑い魂
敵の攻撃をすっとぼけて回避しやすくなるという、ギャンブル性の高い特性です。 運が良ければボスの痛恨の一撃を避けることもありますが、攻略の安定性を欠くためランクは低めです。
ドラクエ7リイマジンド|リイマジンド版におけるおすすめ育成ルート
先行情報から推測される、最も効率的な育成チャートを提案します。
ステップ1:船乗りと戦士で盤石な基礎を作る
まずは全員「船乗り」を通るのがおすすめです。 「いなずま」を習得すれば、序盤〜中盤の雑魚戦の難易度が激変します。 同時に「戦士」の「刃砕き」を誰か一人に持たせておけば、ボスの攻撃を耐え抜くことができます。
ステップ2:魔法使いと吟遊詩人のシナジーを構築
パーティの主力を魔法職にする場合、一人は「魔法使い」のメラゾーマを、もう一人は「吟遊詩人」の「覚醒のアリア」を急いで習得させましょう。 この2人が揃った瞬間、ボス戦のターン数は劇的に短縮されます。
ステップ3:掛け持ちシステムの最適解
- 物理アタッカーの場合
- ベース:船乗り(HP・身の守り補正)
- サブ:戦士(刃砕き、天下無双)
- 魔法アタッカーの場合
- ベース:僧侶(MP・素早さ補正)
- サブ:魔法使い(メラゾーマ、魔力覚醒)
攻略を助ける:初級職ステータス補正比較
各職業がステータスに与える影響(予測値)をまとめました。
| 職業 | HP | MP | ちから | 素早さ | 攻撃魔力 |
|---|---|---|---|---|---|
| 戦士 | ◎ | × | ◎ | △ | × |
| 武闘家 | ○ | × | ○ | ◎ | × |
| 魔法使い | × | ◎ | × | ○ | ◎ |
| 僧侶 | △ | ○ | △ | ○ | ○ |
| 船乗り | ◎ | △ | ○ | ○ | △ |
| 盗賊 | △ | △ | ○ | ◎ | × |
| 踊り子 | × | △ | △ | ◎ | ○ |
| 羊飼い | ○ | △ | △ | △ | △ |
| 笑わせ師 | × | × | × | × | × |
| 吟遊詩人 | △ | ○ | × | ○ | ○ |
※◎:大幅増、○:増、△:微減、×:減
この補正値を「掛け持ち」でどう組み合わせるかが、リイマジンド版の醍醐味です。 例えば、魔力の高いマリベルに「船乗り」を掛け合わせてHPを底上げし、「死なない魔法使い」を作る戦略は非常に強力です。
まとめ
『ドラゴンクエストVII リイマジンド』の初級職は、これまでのリメイク版以上に個性が際立っており、特に「掛け持ち」と「バースト特性」の導入によって戦略の幅が大きく広がっています。
特に魔法使い・僧侶・船乗りの3職は、初級職とは思えないほどの完成度を誇ります。 まずはこれらの職業を優先的に育成しつつ、自分のプレイスタイルに合った「コンボ」を見つけてみてください。
この記事の内容が、皆さんのエデンを巡る旅の助けになれば幸いです。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。 本作『ドラクエ7リイマジンド』も発売日から不眠不休でやり込み中。





















