編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられている、あの「衝撃の再会」に関する質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、最新作『ドラゴンクエスト7 リイマジンド』の先行トレーラーで公開された「大人キーファ」の姿を見て、彼が正式に仲間になるのかどうかが気になっていると思います。 かつて多くのプレイヤーの心に深い傷(と種の損失)を残した彼が、今作でどのような役割を果たすのか、徹底的に考察しました。
この記事を読み終える頃には、大人キーファに関する最新情報から、オリジナル版との決定的な違い、実益を兼ねたクリア後の可能性についての疑問がすべて解決しているはずです。
- 大人キーファのパーティ加入は一時的な共闘である可能性が高い
- 加入タイミングはメルビン合流前のユバール関連シナリオ
- クリア後の隠し要素として正式加入するリメイク特有の可能性
- 悪名高い種泥棒問題に対するリイマジンド版のシステム的救済措置
それでは解説していきます。
大人キーファの加入条件と再会シーンの考察
キーファ加入は「正式」か「ゲスト」か
先行トレーラーにて、凛々しい髭を蓄え、戦士としての風格を増した「大人キーファ」が映し出された瞬間、ネット上には激震が走りました。 ファンが最も知りたいのは、「彼は最後まで一緒に旅をしてくれるのか」という点に尽きます。 現状の情報を整理すると、物語の途中で共闘する場面は確実にあるものの、ストーリー本編において「永続的な正式メンバー」になる可能性は、残念ながら現時点では低いと考えられます。
その最大の根拠は、トレーラー内の戦闘画面におけるユーザーインターフェース(UI)の差異にあります。 主人公やガボ、マリベルにはHP/MPのステータスバーが常に表示されていますが、大人キーファが登場しているカットでは、彼専用の個別コマンド選択画面や、詳細なステータス表示が一部伏せられている、あるいは「NPC(ゲストキャラクター)」特有の挙動を見せているシーンが確認できるからです。 また、フィールド移動時にキーファを含めた5人で歩いているシーンがありますが、シリーズの伝統として「4人パーティ+1人の同行者」という枠組みが維持されている可能性が高いでしょう。
再会のタイミングはいつ訪れるのか
大人キーファと再会するタイミングについても、攻略ライターの視点から詳しく予測してみます。 公式映像では、パーティメンバーが「主人公・ガボ・マリベル」の3人構成であるときに大人キーファが合流している様子が確認できました。 ここから導き出される結論は、再会の時期は「メルビンが仲間に加わる前」であるということです。
オリジナル版の『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』では、ユバール族の休息地でキーファが離脱した後、しばらくは3人旅が続き、その後世界一高い塔でメルビンが、さらにはアイラが加わるという流れでした。 『リイマジンド』というタイトルが示す通り、今作は物語の再構築が行われています。 おそらく、過去のユバール族の地、あるいはそれに関連する新しいエピソードの中で、成長したキーファと一時的に肩を並べて戦う「胸熱」な展開が用意されているはずです。
クリア後のご褒美としての正式加入説
ストーリー本編では離脱という運命が待っているとしても、クリア後の追加要素としてキーファが正式加入する可能性は十分にあります。 これには過去の『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』のリメイク版における「ピサロ」の加入という前例があるからです。 当時も「ラスボスが仲間になる」という展開はファンを驚かせましたが、今回のキーファも「本来なら結ばれない運命を、クリア後の世界線で変える」という演出は、リメイク作品としては最高のファンサービスになります。
特に今作『リイマジンド』は、オリジナル版で物議を醸した「キーファ離脱後のアイテム返却問題」や「ストーリーの救い」に対して、何らかの回答を用意していると見て間違いありません。 「最強の戦士」となったキーファをパーティに入れ、神や裏ボスに挑める日が来ることを、多くのプレイヤーが待ち望いています。
オリジナル版『ドラクエ7』キーファ離脱の真相と衝撃
なぜキーファは国と友を捨てたのか
改めて、オリジナル版でのキーファの行動を振り返ってみましょう。 エスタード王国の王子という将来を約束された立場にありながら、彼はなぜ過去の世界に残る決断をしたのでしょうか。 その理由は、ユバール族の踊り子「ライラ」への恋心だけではありませんでした。
キーファは、物語の当初から「自分が何者であるか」「王宮という鳥かごの中で一生を終えることへの疑問」を抱えていました。 彼は自分だけの「役割」を探していたのです。 ユバールの守り手として、伝説の守護者の血を引く自らの運命を感じ取ったとき、彼は王子の座を捨てて一人の戦士として生きる道を選びました。 この「自分探しの旅の終着点」としての離脱は、テーマ的には非常に美しいものでしたが、ゲームシステム的にはプレイヤーに多大な負荷をかけることとなりました。
当時のプレイヤーが受けた「キーファ・ショック」
2000年に発売されたプレイステーション版において、キーファの離脱は多くの子供たちのトラウマとなりました。 何百回もの戦闘をこなし、レベルを上げ、最強の装備を買い与えていた主力メンバーが、ある日突然「俺、ここに残るわ」と言い残して去ってしまう。 しかも、その決断は覆すことができず、彼に持たせていた貴重な装備品やアイテム(さらに重要な「種」)は、そのまま持ち去られてしまうという仕様だったのです。
この衝撃は凄まじく、当時のゲーム掲示板や口コミでは「キーファに最強の武器を買ってあげたのに……」「種を全部キーファに使った自分がバカだった」といった悲鳴が溢れました。 これが、後述する「種泥棒」という不名誉なニックネームの由来となっています。 しかし、その身勝手さも含めて「人間臭いキャラクター」として、今なお語り継がれる伝説の人物となっているのも事実です。
離脱後に残されたメッセージと石碑
キーファが去った後、現在(現代)の世界に戻った主人公たちは、ある場所でキーファが遺したメッセージを目にすることになります。 そこには、彼が過去の世界で懸命に生き、愛する人を守り抜いた証が刻まれていました。 「たとえ離れていても、俺たちは親友だ」という彼の魂の叫びは、当時のプレイヤーたちの怒りを少しだけ和らげ、感動へと変えてくれました。
『リイマジンド』では、この感動の再会シーンが、フルボイスと美麗なグラフィックでどのように描かれるのか。 宮野真守さんの熱演によって、キーファの決意がより深く心に響くことは間違いありません。
ネットで話題「種泥棒」問題とリメイク版の対策
なぜ「種泥棒」と呼ばれてしまうのか
「キーファ=種泥棒」という言葉は、ドラクエファンの間ではもはや共通言語となっています。 これは、ドラクエシリーズにおけるステータスアップアイテム「ちからのたね」「いのちのきのみ」などを、序盤の最強キャラであるキーファに全投入した結果、彼がそれらを持ったままパーティを永久離脱してしまうという悲劇から生まれた言葉です。
特に『ドラクエ7』はクリアまでに100時間以上かかる長編であり、序盤の貴重なリソースが無に帰すことは、その後の攻略難易度に直結しました。 キーファはHPと力が非常に高く、誰もが「彼をエースとして育てよう」と考えてしまう設計になっていたことが、この悲劇をより大きなものにしたと言えます。
種泥棒被害を防ぐための比較データ
もしオリジナル版と同じ仕様だった場合、どれだけの損失が出るのかを表にまとめました。
| 項目 | キーファに投資した場合の結末 | 回避策(推奨される行動) |
|---|---|---|
| ちからのたね | 攻撃力が大幅アップするが離脱で消滅 | 主人公またはガボに使用する |
| いのちのきのみ | 壁役として安定するが離脱で消滅 | マリベルなど低HPキャラに使用する |
| 最強装備品 | 数千ゴールドの損失 | 離脱直前に袋へ戻す(初見では不可能) |
| 熟練度 | ※PS版ではダーマ神殿前に離脱するため無関係 | 3DS版以降では熟練度稼ぎに注意 |
このように、システムを知っているかどうかで、その後の冒険の快適さが全く変わってしまいます。 特に序盤の「ちからのたね」は、後半のボス戦の難易度を左右するほど貴重なため、キーファに使うのは「慈善活動」に近い行為とまで言われていました。
リイマジンド版における救済措置の予想
今回の『ドラゴンクエスト7 リイマジンド』では、開発チームもこの「種泥棒問題」を熟知しているはずです。 3DS版のリメイクでは、キーファが離脱する際に、彼が装備していたアイテムや持ち物が自動的に「ふくろ」に送られるという親切設計に変更されました。 しかし、それでも「使用してしまった種によるステータス上昇分」までは返ってきませんでした。
『リイマジンド』では、さらなる踏み込んだ対策が期待されています。 例えば、
- キーファが離脱する際、彼が食べた種の効果を「アイテムとして還元」してくれる
- あるいは、大人キーファとして再合流した際に、以前投資したステータスがそのまま引き継がれている(あるいは上乗せされている)
- 過去の種の効果が、彼の子孫であるアイラに引き継がれる といった、ストーリーと整合性を取った上での「払い戻し」システムが導入されるのではないかと予測されます。
キーファ=オルゴ・デミーラ説は本当か?
根強く囁かれる都市伝説の全貌
ドラクエ史上、最も有名かつ物議を醸した考察の一つに「キーファ=オルゴ・デミーラ(ラスボス)説」があります。 この説の主な根拠は以下の通りです。
- キーファが過去に残った理由が「ユバール族(神を復活させる一族)を守るため」であり、その反動で神を憎む存在になったのではないかという推測
- オルゴ・デミーラ(特に人間体)のデザインが、どこかキーファの面影を感じさせる
- 「エドワス」というキーファの偽名(あるいは子孫の名)が、魔王の名前とアナグラム的な関わりがあるという強引な解釈
- オリジナル版の没データに、キーファが魔王化するようなシナリオの片鱗があったという噂
これらの要素が組み合わさり、「信じていた親友が、数千年の時を経てラスボスとして立ちはだかる」という、ダークで劇的な展開を期待するファンが続出しました。
公式による完全否定と「リイマジンド」での扱い
しかし、この説については、かつて堀井雄二氏をはじめとする開発陣がインタビューなどで明確に否定しています。 「キーファはあくまでキーファであり、魔王ではありません」という回答が出ているため、正史において二人が同一人物であることはありません。
ただ、今作のタイトルは『リイマジンド(再想像)』です。 あえてこの「有名な都市伝説」を逆手に取った演出が含まれる可能性はゼロではありません。 例えば、オルゴ・デミーラが主人公を精神的に追い詰めるために「お前の親友はこうなったのだぞ」という幻影を見せたり、あるいは「キーファの血筋」が魔王の誕生に何らかの形で関わってしまったという、より深みのあるストーリー改変が行われるかもしれません。 大人キーファが登場するということは、彼がその後の歴史にどう関わったかを掘り下げるチャンスでもあります。
魔王説を否定するアイラの存在
キーファ=魔王説を否定する最大の材料は、現代で仲間になる「アイラ」の存在です。 アイラはユバール族の末裔であり、その剣技や容姿、さらに「エスタード王家に伝わる指輪」を持っていることから、明らかにキーファの血を引いています。 もしキーファが魔王になっていたとしたら、アイラという存在は成立しなくなります。
『リイマジンド』では、アイラと大人キーファが時空を超えて対峙、あるいは共闘するシーンがあるのか。 もし実現すれば、それはシリーズ屈現の名シーンとなるでしょう。 血の繋がり、そして「王子としての義務」と「自由への渇望」の物語が、今作で完結することを願わずにはいられません。
ドラゴンクエスト7リイマジンドの新要素と変更点
グラフィックと演出の劇的進化
『リイマジンド』の最大の魅力は、なんといってもその映像美です。 これまでのドット絵やデフォルメされた3Dモデルとは一線を画し、キャラクターの等身が上がり、表情の変化や装備の質感がリアルに表現されています。 大人キーファの髭の質感や、年季の入った鎧の傷一つ一つが、彼が過去の世界でいかに過酷な戦いを生き抜いてきたかを物語っています。
また、本作ではカメラワークが自由自在になり、広大なフィールドを隅々まで探索できるようになりました。 エスタード島の美しい海岸線から、不気味な魔物の巣窟まで、圧倒的な没入感で楽しむことができます。 この進化により、キーファとの別れのシーンは、映画のようなドラマチックな演出へと昇華されていることでしょう。
バトルの戦略性とスキルツリー
戦闘システムも大幅に刷新されています。 従来の「職業システム」をベースにしつつ、キャラクターごとに固有の「スキルツリー」が導入されるという噂があります。 これにより、同じ「戦士」であっても、主人公とキーファでは全く異なる戦い方が可能になります。
| キャラクター | 得意な戦い方・特徴 | スキルツリーの傾向 |
|---|---|---|
| 主人公 | 万能型。攻撃も回復もこなす | 勇者ルート、剣技、補助魔法 |
| キーファ | 圧倒的物理アタッカー。重装備が可能 | 剛腕、守護、火炎斬り特化 |
| マリベル | 高速魔法使い。MPが豊富 | 攻撃呪文、状態異常、ツッコミ |
| ガボ | スピード型。手数が多く野生の勘が鋭い | 咆哮、多段ヒット攻撃、素早さ |
大人キーファが参戦する際、どのような強力な固有特技を披露してくれるのか。 「かえん斬り」がさらに進化した「煉獄斬り」や、ユバールの守り手としての守備的な奥義など、新要素に期待が高まります。
大人キーファの性能予想とおすすめの育成方法
大人キーファは「重戦士」の完成形か
大人キーファがもし正式に加入、あるいは長期間のスポット参戦をする場合、その性能はパーティ内で最強の物理アタッカーになることが予想されます。 オリジナル版の序盤でも、彼は圧倒的なHPと力を誇っていましたが、成長した姿ではさらに「耐久力」と「特殊な剣技」に磨きがかかっているはずです。
予想されるステータス傾向としては、全キャラクター中No.1の「ちから」と「みのまもり」。 一方で「すばやさ」や「かしこさ」は控えめという、典型的な重戦士タイプでしょう。 しかし、ただの戦士ではありません。 ユバール族の剣技を継承しているため、舞うようなステップから繰り出される多段攻撃や、炎を纏った一撃など、視覚的にも派手なアクションが期待できます。
キーファ加入時に優先すべき装備と戦略
もし彼を操作できる機会があるなら、真っ先に最新の重装備を買い与えるべきです。 『リイマジンド』では装備の外見が反映されるシステムがあるため、王子の華やかな服から、歴戦の勇士にふわさしい武骨な鎧へと着せ替える楽しみもあります。
戦略としては、敵のヘイト(敵意)を集めて味方を守る「タンク(壁)」役として運用するのが最も効果的でしょう。 マリベルのような打たれ弱い魔法使いを、キーファがその大きな体で守りながら、隙を見て強烈な一撃を叩き込む。 この「守り手」としての立ち回りこそが、彼の物語上の役割とも完璧に合致するのです。
もし「種」を使えるチャンスが来たら?
ここで再び「種」の話に戻ります。 大人キーファに種を使うべきかどうか。 もし彼が「クリア後限定」の加入であれば、迷わず全投入して最強の戦士に仕立て上げるべきでしょう。 しかし、物語の途中で再会し、再び別れる予感がするなら……。 そこは攻略ライターとしてのアドバイスですが、「一つだけ残して、あとは主人公に使う」のが最も安全な選択です。 彼への愛を種で示すか、実利を取るか。 『リイマジンド』はプレイヤーの「心」を試すゲームでもあるのです。
まとめ
『ドラゴンクエスト7 リイマジンド』における大人キーファの登場は、オリジナル版を知るファンにとって、これ以上ない「救済」であり「挑戦」でもあります。 彼が正式に仲間になるかどうかは、まだ公式の続報を待つ必要がありますが、彼との再会が物語の核心に触れる重要なイベントであることは間違いありません。
離脱の悲しみを乗り越え、逞しく成長した親友の姿を目にするとき、私たちは再び「エデンの戦士たち」の一員として、あの切なくも壮大な物語に身を投じることになるでしょう。 種泥棒という汚名を返上し、彼が真のヒーローとして私たちの前に立ってくれることを期待して、発売日を待ちましょう。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。 慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。






















