編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2026年2月5日に発売が迫る『ドラゴンクエストVII Reimagined(リイマジンド)』の購入を検討しつつも、どのエディションを買うべきか、特に「デジタルデラックス版」にするべきか迷っているのだと思います。
「たかが2日間のアーリーアクセスでしょ?」 「DLCって本当に必要なの?」
そんな疑問を持つあなたのために、全ナンバリングをやり込んできた私が、今回のデジタルデラックス版の価値を徹底的に解剖しました。
この記事を読み終える頃には、あなたが選ぶべきエディションが明確になり、発売日に向けた最高のスタートダッシュの準備が整っているはずです。
- デジタルデラックス版最大の魅力は「48時間の時間的優位性」にある
- 追加DLCは過去作ファンと効率重視プレイヤー双方にメリットがある
- 無料体験版のデータ引き継ぎと特典のコンボで序盤が有利になる
- Switch 2やPCなどプラットフォームごとの特性を理解して選ぶべき
それでは解説していきます。
デジタルデラックス版を選ぶ最大のメリットは「時間」
『ドラゴンクエストVII Reimagined』の発売において、最も注目すべき販売形態が「デジタルデラックス版」です。通常版との価格差は2,200円。この差額をどう捉えるかが、購入の分かれ目となります。
結論から申し上げます。「ドラクエ7」という作品の特性を理解している人ほど、このデジタルデラックス版を選ぶメリットは計り知れません。
ここでは、その理由を細かく紐解いていきます。
発売48時間前から遊べる「アーリーアクセス権」の衝撃
デジタルデラックス版に付与される最大の特典、それが「48時間のアーリーアクセス権」です。
具体的には、通常版の発売日が2026年2月5日(木)であるのに対し、デジタルデラックス版購入者は2026年2月3日(火)の0時からプレイが可能になります(Steam版は時間が異なりますが、同様に先行プレイ可能です)。
「たった2日で何が変わるのか」と思われるかもしれません。しかし、以下の3つの観点から、この2日間は「黄金の48時間」と言えます。
1. ネタバレ回避のための「先行逃げ切り」が可能
現代のゲームプレイにおいて、SNS(特にXやYouTube)でのネタバレは避けて通れない問題です。特にドラクエシリーズはストーリー重視のRPGであり、本作『DQ7』は「エデンの戦士たち」というサブタイトルが示す通り、重厚かつ衝撃的な展開が待ち受けています。
リイマジンド版として「再構築」された本作では、オリジナル版を知っているプレイヤーでさえ予想できない新たな演出や、変更された展開が含まれている可能性が非常に高いです。
発売日である2月5日(木)の時点で、SNS上には感想やスクリーンショットが溢れかえります。もしあなたが通常版を購入した場合、木曜、金曜と平日を過ごし、週末にようやくプレイを開始する頃には、ネット上で重要なシーンのサムネイルを目撃してしまうリスクが高まります。
しかし、2月3日(火)からプレイを開始できれば、世間が盛り上がり始める前に、物語の序盤〜中盤の重要な展開をご自身の目で確かめることができます。この「情報の初体験」を守れる権利こそが、アーリーアクセスの真価です。
2. 『DQ7』という「超長編RPG」における2日間の重み
歴代ドラゴンクエストシリーズの中で、最もクリアまでのプレイ時間が長いと言われているのが、この『ドラゴンクエストVII』です。
オリジナル版(PS)ではクリアまで100時間越えが当たり前。3DSのリメイク版でも相当なボリュームがありました。今回のリイマジンド版でも、そのボリューム感は健在、あるいは強化されていることが予想されます。
社会人プレイヤーにとって、平日の夜や週末の時間を捻出して100時間のRPGをクリアするのは至難の業です。ここで「48時間」のアドバンテージが効いてきます。
単純計算ですが、火曜日と水曜日の夜にそれぞれ3時間ずつプレイしたとしましょう。合計6時間。これだけで、最初の島「ウッドパルナ」を抜け、次の石版の世界へ進み、ダーマ神殿での転職が見えてくるあたりまで進める可能性があります。
通常版プレイヤーが「さあ、冒険の始まりだ」とキャラメイクをしている頃、あなたは既に「上級職」を目指して熟練度稼ぎをしているかもしれないのです。この差は、長編RPGであればあるほど、精神的な余裕に繋がります。
3. 攻略情報の「発信側」に回れる優越感
もしあなたが、友人グループ内でゲームの話題をリードする存在であったり、あるいは自身のSNSでゲームの感想を発信しているのであれば、アーリーアクセスは必須です。
誰も知らない世界の景色、新しくなったボスの挙動、ドールルックで描かれる美しい街並み。これらを誰よりも早く体験し、「ここが凄かった!」「システムがこう変わっている!」と発信できるのは、先行プレイヤーだけの特権です。
追加DLC3点セットが含まれるコストパフォーマンス
デジタルデラックス版には、アーリーアクセス権だけでなく、以下の3つの有料DLCが含まれています。
- 闘技場「伝説への道」(単品価格:880円)
- DQXI勇者一行なりきり衣装セット(単品価格:770円)
- 冒険お役立ちもりもり福袋(単品価格:550円)
- ガボの見た目装備「白オオカミのきぐるみ」(デラックス版限定)
これら3つのDLCを単品で購入すると、合計で2,200円になります。
ここで価格を比較してみましょう。
- 通常版:8,778円
- デジタルデラックス版:10,978円
- 差額:2,200円
お気づきでしょうか。デジタルデラックス版の価格差は、ちょうどDLC3つ分の価格と同じなのです。つまり、実質的に**「アーリーアクセス権」と「ガボの限定衣装」が無料**で付いてくる計算になります。
もしあなたが、「クリア後に裏ボスと戦いたいから闘技場DLCは買うつもりだ」とか、「過去作の衣装でキャラを着飾らせたい」と考えているなら、バラバラに買うよりも最初からデジタルデラックス版を選んだ方が、圧倒的にメリットが大きいのです。
本編とセットで入手できる限定特典の魅力
デジタルデラックス版のみに付属する特典として、ガボの見た目装備「白オオカミのきぐるみ」があります。
ガボは物語の序盤からパーティに参加する重要な仲間キャラクターです。彼の見た目を、元々の姿である「白いオオカミ」を模した着ぐるみに変更できるこのアイテムは、イベントシーンの雰囲気をガラッと変えてくれます。
シリアスなシーンで、可愛らしいオオカミの着ぐるみを着たガボが映り込むシュールさや、逆に野性味あふれる戦闘シーンなど、プレイの視覚的な楽しさを増幅させてくれるでしょう。こういった「見た目装備」は、長時間のプレイにおけるモチベーション維持に意外と役立ちます。
「リイマジンド」で何が変わったのか?システム徹底解説
「リメイク」ではなく「リイマジンド(再構築)」と銘打たれた本作。単にグラフィックが綺麗になっただけではありません。ここでは、公開されている情報を元に、ゲームプレイに直結するシステム面の進化を解説します。
「ドールルック」がもたらす没入感と温かみ
本作の最大の特徴は、ビジュアルスタイルが一新された点です。「ドールルック」と呼ばれる、まるで人形劇のような温かみのある3DCGが採用されています。
ジオラマのようなフィールド探索
公開された映像を見る限り、フィールドやダンジョンはジオラマのように作り込まれています。PS版の無機質な3Dとも、3DS版のデフォルメとも異なる、質感を感じさせるグラフィックです。
これにより、プレイヤーは「ゲーム画面を見ている」というより、「箱庭の世界を覗き込んでいる」ような感覚に陥るでしょう。エスタード島の平和な風景や、石版の向こうにある荒廃した世界が、より情緒豊かに描かれています。
鳥山明デザインの完全再現
キャラクターたちが「人形」のような質感を持つことで、鳥山明先生のキャラクターデザインの特徴である「デフォルメされた可愛らしさ」と「生き生きとした表情」が完璧に融合しています。特に、装備変更による「見た目」の変化が、このドールルックと相まって、着せ替えの楽しさを倍増させています。
戦略性が激増した「新・職業システム」
『DQ7』の代名詞とも言える「転職システム」にも、リイマジンドならではの大きな改修が入っています。
「職業とくせい」と「バーストチャージ」
各職業には固有の「職業とくせい」が設定されました。そして、バトル中に特定の条件を満たして「バーストチャージ」状態になることで、この特性を発動できるという新システムが導入されています。
例えば、戦士であれば「物理ダメージを一定時間無効化する」、魔法使いであれば「呪文の消費MPが0になり連発できる」といった強力な効果が予想されます。これにより、単に「強い技を連発する」だけの戦闘から、「いつバーストチャージを発動させて畳み掛けるか」という戦術的な駆け引きが生まれます。
夢の「職業かけもち」システム
さらに驚くべきは、物語を進めると職業の「かけもち」が可能になるという点です。これは、同時に2つの職業の能力を得られるという、シリーズでも類を見ないシステムです。
- バトルマスター × パラディン:最強の攻撃力と鉄壁の守備を両立
- 賢者 × スーパースター:回復・攻撃呪文を使いこなしつつ、ハッスルダンスで全体回復
このように、組み合わせは無限大です。呪文や特技だけでなく、「職業とくせい」も2つ分発動できるため、プレイヤーごとのカスタマイズ性が極限まで高まっています。従来の「ゴッドハンド一強」のようなバランスから脱却し、多様なパーティ編成が楽しめるでしょう。
現代向けに最適化されたゲームテンポ
オリジナル版『DQ7』で多くのプレイヤーを挫折させた要因の一つに、「最初の戦闘までの長さ」や「石版探しの難易度」がありました。
リイマジンド版では、「シナリオ、バトル、寄り道要素、システム面、すべていちから再構築」と明言されています。
- 石版探知の快適化:石版の在り処がより直感的に分かるようナビゲーションが強化されているはずです。
- シンボルエンカウントの採用:3DS版以降主流となっているシンボルエンカウントにより、無駄な戦闘を避け、探索に集中できます。
- バトルの倍速機能:近年のドラクエ作品では標準搭載されている「バトルスピード変更」も実装されている可能性が高く、レベル上げ(熟練度稼ぎ)のストレスが大幅に軽減されるでしょう。
コンテンツ別詳細レビュー:DLCは買うべきか?
デジタルデラックス版に含まれるDLCについて、その中身をさらに詳しく分析し、本当にあなたにとって必要かどうかをジャッジします。
闘技場「伝説への道」:やり込み派には必須
このDLCは、歴代「ロト三部作(DQ1, 2, 3)」に登場する伝説の魔王たちと戦える闘技場コンテンツです。
報酬「ロトのつるぎ」の価値
討伐報酬として「ロトのつるぎ」などの超豪華報酬が手に入るとあります。ドラクエファンにとって「ロトの装備」は特別な意味を持ちます。性能面でも、本編クリア後の裏ダンジョン攻略に役立つ最高クラスの武器であることは間違いありません。
登場モンスターのラインナップ
- はじまりの魔竜:おそらく『DQ1』の竜王(変身後)を指していると思われます。
- 破壊の邪神:『DQ2』のシドーでしょう。
- 闇の大魔王:『DQ3』のゾーマである可能性が高いです。
これらの魔王たちが、DQ7のリイマジンドされたバトルシステムでどのように立ち回ってくるのか。職業システムを駆使して歴代魔王を倒すというのは、シリーズファンにとって最高のファンサービスです。バトルコンテンツを楽しみたいなら、このDLCは外せません。
DQXI勇者一行なりきり衣装セット:見た目重視派へ
前作『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』のキャラクターたちの衣装に着替えられるセットです。
- 主人公 ← 追われる勇者の服(DQ11主人公)
- キーファ ← 頼れる相棒の服(カミュ)
- マリベル ← 双賢の赤い服(ベロニカ) / 緑の服(セーニャ)
- ガボ ← 夢見る旅芸人の服(シルビア)
- アイラ ← 気高き戦姫の服(マルティナ)
- メルビン ← 老賢王の変装服(ロウ)
配役が絶妙です。特にマリベルにベロニカの服を着せるのは、性格的にも(?)完璧なマッチングと言えます。ガボがシルビアの服を着るというのも意外性があって面白いです。
イベントシーンでも反映されるため、シリアスなシーンでも「DQ11のパーティが冒険している」ような錯覚を楽しめます。写真撮影(スクリーンショット)を楽しみたいプレイヤーには必須アイテムです。
冒険お役立ちもりもり福袋:時間がない社会人へ
こちらは、ゲーム内アイテムの詰め合わせです。
- ステータスアップの種(ちからのたね、まもりのたね、命のきのみ)
- 経験値・ゴールドアップの装備(メタルスライムの心、ゴールドマンの心)
- 回復アイテム
特筆すべきは「メタルスライムの心」と「ゴールドマンの心」です。これらは装備することで獲得経験値やゴールドが増える効果があると思われます。
プレイ時間が限られている社会人にとって、「稼ぎ作業」の時間を短縮できるアイテムは、まさに「時間を金で買う」ようなもの。ストーリーをサクサク進めたい方にとって、550円(セットなら実質無料枠)でこの快適さが手に入るのは大きいです。
無料体験版「旅のはじまり先行プレイ版」の活用法
2026年1月7日から配信される無料体験版。これをプレイするかしないかで、製品版のスタートダッシュが大きく変わります。
どこまで遊べる?「ウッドパルナ」クリアまで
体験版では、物語の冒頭から、最初の異世界である「ウッドパルナ」をクリアするまでがプレイ可能です。
ウッドパルナは、DQ7の物語の構造(石版を集めて過去へ飛び、問題を解決して現代に島を復活させる)を理解するためのチュートリアル的な章です。しかし、その内容は非常に濃密で、ドラマチックです。
ここで本作の操作感、ドールルックの雰囲気、バトルのテンポなどをじっくり確認できます。
引き継ぎ特典「おやすみワンピース」を確保せよ
体験版のセーブデータは製品版に引き継ぐことが可能です。そして、引き継ぎ特典として**マリベルの見た目装備「おやすみワンピース」**が入手できます。
これは体験版をプレイしないと手に入らない(あるいは後からの入手が困難な)可能性があります。製品版から始めるつもりでも、今のうちに体験版をダウンロードし、セーブデータだけでも作っておくことを強く推奨します。
スタートダッシュを決めるための準備
アーリーアクセス開始日の2月3日0時に、いきなり続きから始められるよう、体験版の範囲内でできることはやっておきましょう。
- レベル上げ:体験版の上限レベルまで上げておく。
- ゴールド稼ぎ:初期装備を整えるための資金を貯めておく。
- 探索:エスタード島の隠しアイテムなどを回収し尽くしておく。
これにより、製品版が解禁された瞬間、スムーズに次の石版の世界へと旅立つことができます。
プラットフォーム別の選び方と推奨環境
本作はマルチプラットフォームで発売されます。ご自身の環境に合わせて最適なハードを選びましょう。
Nintendo Switch 2 / Nintendo Switch
- メリット:携帯モードでどこでも遊べる。ゴロ寝プレイに最適。Switch 2であれば、ロード時間の短縮や高解像度でのプレイが期待できる。
- デメリット:旧型Switchの場合、PCやPS5に比べてロード時間やフレームレートで劣る可能性がある。
- おすすめ:手軽に長時間遊びたい人、外出先でもレベル上げをしたい人。
PlayStation 5
- メリット:安定した高画質とフレームレート。トロフィー機能によるやり込みの可視化。
- デメリット:据え置き機なので、プレイする場所が限定される(リモートプレイを除く)。
- おすすめ:大画面の4Kテレビで、ドールルックの細部まで美しく堪能したい人。
Steam / PC
- メリット:ハイスペックPCであれば最高の画質とフレームレートが出せる。Modなどの拡張性(非公式だが)。Steam Deckがあれば携帯も可能。
- デメリット:PCスペックに依存する。アーリーアクセス開始時間がCS機とズレる場合がある(今回は2時間遅れ)。
- おすすめ:配信者、最高環境で遊びたいコアゲーマー。
Xbox Series X|S
- メリット:クイックレジューム機能により、中断・再開が爆速。
- おすすめ:Xboxエコシステムのユーザー。
まとめ
今回の『ドラゴンクエストVII Reimagined』、特にデジタルデラックス版は、単なる「豪華版」以上の価値を持っています。
- 48時間のアーリーアクセスは、ネタバレ回避とスタートダッシュのための最強の武器である。
- 実質無料のDLCセットは、見た目・やり込み・効率の全てをカバーしている。
- リイマジンドされたシステムは、過去作の不満点を解消し、新たな戦略性を生んでいる。
- 体験版の引き継ぎを行うことで、発売日から最高の状態で冒険を始められる。
もしあなたが、「少しでも早く遊びたい」「全ての要素を味わい尽くしたい」と考えているなら、迷わずデジタルデラックス版を予約するべきです。2,200円の投資で得られる体験の密度は、価格以上のものになるでしょう。
2026年、再びエデンの戦士たちと共に、石版の世界へ旅立ちましょう。私も2月3日の0時から、最速で冒険を始める予定です。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。『ドラクエ7』はPS版で「神さま」を100回以上倒した経験あり。






















