編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方はバイオハザードレクイエムを買う価値があるのか、そしてどのハードでプレイすべきかが気になっていると思います。
シリーズ最新作ということもあり、過去作との違いや進化したポイント、実際のプレイフィールについて多くの疑問が寄せられています。
この記事を読み終える頃にはレクイエムに対する疑問が解決しているはずです。
- 圧倒的なグラフィックと物理演算による没入感
- レオンとグレースの二人による対照的なゲーム体験
- 全クリして分かった遊びの幅とやり込み要素
- プレイ環境に合わせた最適なハードの選び方
それでは解説していきます。
バイオハザードレクイエムの良かった点 : アクションとホラーの絶妙な融合
レオン編の魅力 : RE4を正統進化させた爽快アクション
本作のレオン編は、名作と名高いバイオハザード4のリメイク版(RE:4)の戦闘システムをベースに、さらにアグレッシブな進化を遂げています。
かつては年齢を重ねて落ち着きを見せるかと思われていたレオンですが、本作ではむしろ過去最高の身体能力を誇る「完全な戦闘兵器」として描かれています。
ハンドガンからショットガン、さらには敵から奪った強力な武器まで、多種多様な火器を駆使して敵をなぎ倒す爽快感はシリーズ随一です。
特に注目すべきは近接戦闘の拡張であり、敵の体勢を崩した後に繰り出せるフィニッシュムーブは非常に多彩でゴア表現も強化されています。
単なる回し蹴りだけでなく、手斧などの近接武器を使用した凄惨かつスタイリッシュなテイクダウンが用意されており、プレイヤーは圧倒的なパワーファンタジーを体験できます。
敵の攻撃をギリギリで弾き返すパリィシステムも健在であり、成功時のリターンが大きいため、リスクを取って敵陣に飛び込むプレイが非常に楽しい仕上がりになっています。
アクションゲームとしての完成度は極めて高く、銃弾の管理を行いながらも、常に攻めの姿勢を崩さないアグレッシブな立ち回りが求められます。
攻略ライターの視点から言えば、レオン編はいかに効率よく敵をスタンさせ、弾丸を節約しながら近接攻撃で処理していくかという、シリーズお馴染みのリソース管理の究極形と言えます。
グレース編の魅力 : RE7を彷彿とさせる純粋なサバイバルホラー
圧倒的な力で敵をねじ伏せるレオン編とは対照的に、新キャラクターであるグレース編は純粋なサバイバルホラーとして設計されています。
彼女はレオンのような超人的な戦闘能力を持っておらず、限られた装備とアイテムだけで生き残らなければなりません。
この非力な主人公による探索は、バイオハザード7のようなじりじりとした恐怖と緊張感をもたらします。
グレース編では弾薬が極端に少なく設定されており、敵と遭遇した際は「戦うか、逃げるか」の瞬時の判断がプレイヤーの生死を分けます。
また、ステルス要素が重要視されており、物陰に身を隠しながら敵をやり過ごしたり、背後から音を立てずに忍び寄って致命傷を与えたりするプレイが求められます。
一人称視点と三人称視点を切り替えられるシステムも搭載されており、グレース編を一人称視点でプレイすることで、迫りくる敵の恐怖をよりダイレクトに味わうことができます。
巨大なクリーチャーに執拗に追跡されるシチュエーションも用意されており、息を潜めて敵が通り過ぎるのを待つ際の心拍数の上昇は、まさにホラーゲームの醍醐味です。
アクションのレオン、ホラーのグレースという二つの異なる体験が一本のゲームに収まっている点は、本作の最大の評価ポイントと言えるでしょう。
共有システム : 二人の主人公が交差するマップとアイテム管理
本作の非常にユニークなシステムとして、レオンとグレースが同じゲーム世界(マップ)を共有しているという点が挙げられます。
これは単に同じロケーションを別々の時間軸で歩くという意味ではなく、一方のキャラクターが残したアイテムや、解除したギミックが、もう一方のキャラクターのプレイに直接影響を与えるという画期的なシステムです。
例えば、グレースで探索している最中に見つけた強力な弾薬をあえて拾わずに温存しておき、後から同じ場所にやってくるレオンに回収させて強敵との戦闘に備えさせるといった戦術が可能です。
逆に、レオンの圧倒的な火力で事前にエリアの敵を殲滅しておき、非力なグレースが安全にパズルを解けるように道を切り開いておくといったプレイも成り立ちます。
この共有マップシステムにより、プレイヤーは単なるアクションやホラーの枠を超えた、メタ的な視点でのリソース管理と攻略ルートの構築を要求されます。
攻略ライターとして様々なゲームをプレイしてきましたが、この「キャラクター間でリソースを融通し合う」という感覚は非常に新鮮で、周回プレイ時の大きなモチベーションに繋がります。
どのタイミングでどちらのキャラクターを進めるかという非線形な攻略順序の選択もプレイヤーに委ねられており、プレイヤーごとの自由な攻略パターンを生み出しています。
映像美と物理演算 : RE ENGINEが描く次世代のグラフィック
カプコンが誇る独自エンジン「RE ENGINE」の恩恵により、本作のグラフィックと物理演算は過去作から劇的な進化を遂げています。
特に光源処理と影の表現が秀逸であり、懐中電灯の細い光だけを頼りに暗闇を進む際の空気感や、湿った地下室の壁の質感などは、そこに実在するかのような錯覚を覚えるほどです。
テクスチャの解像度も向上しており、キャラクターの表情の変化、流れる汗、そして衣服に付着する血の汚れに至るまで、極めてリアルに描写されています。
物理演算の面では、敵キャラクターであるゾンビの挙動が大幅に進化しました。
単にダメージを受けて倒れるだけでなく、被弾した部位によってリアルに体勢を崩し、階段から転げ落ちたり、他のゾンビにぶつかって将棋倒しになったりする様子が確認できます。
銃撃によって武器を弾き飛ばしたり、足を撃って移動速度を奪ったりといった部位破壊のシステムも、より精緻に判定されるようになりました。
グレース編で敵を突き飛ばした際も、単に一体がよろけるだけでなく、その後ろにいる敵も巻き込んで群れ全体を足止めできるなど、物理法則に基づいた戦略的な立ち回りが可能になっています。
最適化も非常に優秀であり、これだけの表現力を持ちながらも、ロード時間は極めて短く、シームレスなゲーム体験が損なわれることはありません。
敵キャラクター : 個性豊かなゾンビの多様性と手に汗握る死闘
本作に登場する敵キャラクターは、単なる動く的ではなく、それぞれが明確な個性と脅威度を持った存在として描かれています。
従来のシリーズでは似たような外見のゾンビが大量に配置される傾向がありましたが、本作ではゾンビ一体一体の外見や行動パターンにバリエーションが持たせられています。
例えば、生前が歌手であったゾンビは特異な声を発して周囲の敵を呼び寄せたり、料理人であったゾンビは刃物を振り回して突進してきたりと、生前のバックボーンを感じさせる描写が恐怖を引き立てます。
さらに、環境に適応した特殊な変異体も多数登場します。
光に極端に弱く、懐中電灯を向けるだけで怯むゾンビや、逆に視力を失っている代わりに聴覚が異常に発達しており、少しでも足音を立てると猛烈なスピードで襲い掛かってくるゾンビなどです。
これらの特徴を持つ敵に対しては、単に強力な武器で撃つだけではなく、光源を消して音を立てずに通り抜けたり、逆に環境音を利用して誘導したりといった、状況に応じた戦術の切り替えが必須となります。
特に高難易度においては、敵の配置と種類を正確に把握し、それぞれの弱点を突くことがクリアへの絶対条件となるため、攻略のし甲斐が非常にあります。
また、レオンの戦闘能力の高さを想定してか、ボスクラスの敵の攻撃は非常に激しく、一瞬の油断が命取りとなる緊張感溢れる死闘が各所で待ち受けています。
ストーリー体験 : 過去作のオマージュと新たな謎の提示
ネタバレを避けるため詳細な言及は控えますが、本作のストーリーはバイオハザードシリーズの長きにわたる歴史を総括するような、非常に重厚な内容となっています。
レオンというシリーズを代表するベテラン主人公と、グレースという未知の存在の対比が、物語に深い奥行きを与えています。
道中で見つかるファイルや手記には、過去作の事件に関する言及や、お馴染みの組織の暗躍を匂わせる記述が散りばめられており、シリーズファンであれば思わずニヤリとしてしまうことでしょう。
一方で、本作からプレイを始める新規プレイヤーにも配慮されており、複雑な専門用語や過去の因縁についてはゲーム内で適切に補足説明が行われます。
物語のトーンは全体的にシリアスであり、バイオハザード5や6で見られたような過剰にハリウッド映画的な展開は影を潜め、初期作品のような「得体の知れない生物災害に巻き込まれた絶望感」に焦点が当てられています。
ゾンビたちをただの怪物としてではなく、かつては人間であったという悲哀を感じさせる描写も随所にあり、プレイヤーの感情を揺さぶります。
全クリした感想としては、謎の多くは解明されるものの、次回作への期待を膨らませる巧妙な伏線も残されており、考察好きのプレイヤーにとってはたまらないシナリオ構成となっています。
バイオハザードレクイエムの評価 : ハード別徹底比較と懸念点
結論 : 過去作ファンなら間違いなく買いの最高傑作
全クリまでプレイした上での結論を申し上げますと、本作はバイオハザードシリーズのファンであれば間違いなく「買い」の一本です。
アクションの爽快感、ホラーの緊張感、リソース管理の戦略性、そしてグラフィックの美しさ、どれをとっても現在のゲーム業界の最高峰に位置するクオリティに仕上がっています。
特に、バイオハザード4のアクション性と、バイオハザード7のホラー性を両方とも楽しみたいという欲張りなプレイヤーにとっては、これ以上ないご褒美のような作品と言えます。
ボリューム面に関しても、二人の主人公のシナリオをそれぞれ攻略し、共有マップのギミックを解き明かしていく過程は非常に濃密であり、クリアまでのプレイ時間は過去作と比較しても十分な長さが確保されています。
もちろん、全く欠点がないわけではありませんが、それらの些細な不満点を補って余りあるほどの圧倒的なゲーム体験が待っています。
昨今のゲーム市場には多くのゾンビゲームやサバイバルホラーが溢れていますが、やはり本家本元のバイオハザードが放つオーラと完成度は別格であると再認識させられました。
では、この傑作をどのハードウェアでプレイすべきか、それぞれの長所と短所を踏まえて解説していきます。
ハード比較 : PS5版の特徴とメリット・デメリット
PS5版の最大の特徴は、最適化された安定したパフォーマンスと、DualSenseワイヤレスコントローラーによる没入感の向上です。
4K解像度と60fpsを両立するパフォーマンスモードが用意されており、レオンの激しいアクションシーンでも処理落ちすることなく、滑らかな映像でプレイを楽しむことができます。
また、アダプティブトリガーにより、ハンドガンの軽い引き金とショットガンの重い引き金の感触の違いが指先に明確に伝わってきます。
ハプティックフィードバックは、雨粒がキャラクターに当たる感触や、巨大なクリーチャーの足音が近づいてくる振動をリアルに再現しており、ホラーゲームとしての臨場感を極限まで高めています。
ロード時間に関しても、PS5の超高速SSDの恩恵により、ゲームオーバーからの再開やエリア間の移動がほぼ一瞬で行われるため、ストレスを感じることはありません。
デメリットとしては、PC版のようにユーザー作成のMODを導入することができない点が挙げられます。
純粋に開発者が意図した通りの最高品質の体験を手軽に味わいたい、複雑な設定なしに大画面テレビで快適に遊びたいという方に最もおすすめの環境です。
ハード比較 : PC版の特徴とMODによる無限の可能性
PC版(Steam等)の圧倒的な強みは、自身のハードウェアスペックに応じた限界突破のグラフィック設定と、MOD文化による拡張性の高さにあります。
最新のグラフィックボードを搭載したハイエンドPCであれば、ネイティブ4K解像度、レイトレーシング機能フル稼働、そして120fps以上の超高フレームレートという、コンソール機を凌駕する映像体験が可能です。
特にPC版では、外部ツールである「XMOD」のようなランチャーを使用することで、様々なユーザー作成MODを導入し、ゲーム性を自由にカスタマイズできる点が非常に魅力的です。
例えば、レオンの見た目を過去作の衣装に変更したり、敵の配置を凶悪なものに置き換えて難易度を底上げしたりすることが簡単にできます。
アクションが苦手なプレイヤー向けにオートパリィ機能を付与するMODや、弾薬無限MODなどを導入することで、純粋にストーリーだけを追いたいというニーズにも対応できます。
ただし、これらのMODの導入はあくまで自己責任であり、ゲームのバランスを崩す可能性がある点には注意が必要です。
PCのスペックに自信があり、ゲームの改造や設定の微調整を楽しめるコアゲーマーにとっては、PC版が最も長く遊べるプラットフォームとなるでしょう。
ハード比較 : スイッチ2版のポテンシャルと携帯性
現状、次世代の任天堂ハード(通称:スイッチ2)の正式なスペックは公表されていませんが、業界内の噂や過去の移植事例を考慮すると、本作もスイッチ2向けに展開される可能性は極めて高いと考えられます。
スイッチ2版の最大のメリットは、何と言っても「場所を選ばずに最先端のバイオハザードがプレイできる」という究極の携帯性に尽きます。
ベッドに寝転がりながら、あるいは通勤の電車内で、レオンの激しいガンアクションやグレースの緊迫したステルスアクションを楽しめるのは、他のプラットフォームにはない絶対的な強みです。
懸念されるグラフィック性能についても、最新のアップスケーリング技術(DLSSなど)がハードウェアレベルでサポートされていれば、携帯モードであっても実用に耐えうる美麗な映像と安定したフレームレートが期待できます。
現行のSwitchでクラウドバージョンとして提供されたバイオハザードシリーズとは異なり、ネイティブで動作することが予想されるため、入力遅延の心配も少なくなるでしょう。
大画面での圧倒的な迫力よりも、プレイスタイルの自由度と手軽さを重視するプレイヤーにとっては、スイッチ2版の発売を待つ価値は十分にあります。
| プラットフォーム | グラフィック | フレームレート | MOD対応 | 携帯性 | コントローラー機能 |
|---|---|---|---|---|---|
| PS5 | 非常に良い (4K対応) | 安定 (60fps) | 不可 | 不可 | 優秀 (DualSense) |
| PC | 最高 (PC環境依存) | 無制限 | 可能 (極めて高い) | 不可 | 任意 (各種対応) |
| Switch 2(予測) | 良好 (携帯機最高峰) | 安定 (30〜60fps) | 不可 | 優秀 | 普通 |
懸念点 : クラフトシステムの複雑さとテンポ感
本作には、拾い集めた素材を組み合わせて弾薬や回復アイテムを作成するクラフトシステムが存在しますが、これがプレイのテンポを若干阻害しているという懸念点があります。
特にグレース編では、敵から特殊な血液を採取し、それを分析器にかけてからでないと強力なアイテムを作れないといった、少し煩雑な手順が要求される場面があります。
サバイバル感や現地調達のリアリティを演出するためのシステムであることは理解できるのですが、緊迫した探索の最中に何度もメニュー画面を開き、細々とした素材の組み合わせを考えるのは、アクションの勢いを削ぐ要因となっています。
ワンボタンで即座に必要なアイテムを作成できるようなショートカット機能や、素材の自動調合機能などがあれば、よりシームレスにゲームの世界に没入できたのではないかと感じます。
アイテムインベントリのマス目をパズルのように整理する「アタッシェケース」のシステム自体は面白いのですが、素材アイテムのバリエーションが多すぎるため、すぐにインベントリが圧迫されてしまうのも悩みどころです。
効率的なクラフトレシピの暗記と、不要な素材を捨てる決断力がプレイヤーに求められます。
懸念点 : パズル要素の単調さと過剰なナビゲーション
バイオハザードシリーズの伝統である謎解き・パズル要素についてですが、本作のパズルは過去作と比較するとやや単調で、おつかい感が強い印象を受けました。
「Aの場所で鍵を見つけて、Bの場所の扉を開け、中にあるアイテムをCに持っていく」といった単純な往復作業を要求される場面が多く、頭を悩ませるような奥深いギミックは少なめです。
また、近年のゲームデザインのトレンドとはいえ、次に進むべきルートや調べるべきオブジェクトに「黄色のペイント」で過剰なマーキングがされている点は、探索の楽しみを奪っているという批判も免れません。
プレイヤーの知性を信頼し、周囲の環境やマップの構造から直感的に正解を導き出せるような、環境デザインによる自然な誘導がもっと欲しかったところです。
「どこに行けばいいか分からない」というストレスを軽減するための配慮であることは分かりますが、ホラーゲームにおいては「迷う恐怖」も重要な要素の一つです。
オプション設定でナビゲーションの強弱、あるいは黄色いペイントのオン・オフを切り替えられる機能があれば、プレイスタイルの好みに合わせて調整できたはずです。
やり込み要素 : 全クリ後に解放される武器と最高難易度
全クリした後のやり込み要素については、攻略ライターとしても太鼓判を押せる充実ぶりです。
一度ゲームをクリアすると、恒例の隠し武器や特殊なコスチュームをアンロックするためのポイントシステムが解放されます。
条件を満たすことで、弾数無限のロケットランチャーや、敵を一撃で粉砕する特殊なマグナムといった、バランスブレイカーとも言える強力な武器を入手することが可能です。
これらの隠し武器を持ち込んで二周目をプレイし、一周目では苦戦したボスキャラクターを瞬殺する爽快感は、バイオハザードシリーズの伝統的な楽しみ方です。
また、最高難易度である「プロフェッショナルモード(仮称)」も用意されており、こちらでは敵の体力や攻撃力が跳ね上がるだけでなく、セーブ回数に制限が設けられるなど、真のサバイバルを要求されます。
パリィの判定もシビアになり、敵の配置もより悪意のあるものに変更されるため、アクションゲームの腕前に自信のあるプレイヤーにとっては最高の挑戦状となるでしょう。
さらに、制限時間内にどれだけ多くの敵を倒せるかを競う、お馴染みのエクストラゲーム「マーセナリーズ」の追加アップデートも予想されており、全クリ後も長く遊び続けられる設計になっています。
今後の期待 : シリーズの集大成としての完成度と次回作への展望
全体を通して見れば、バイオハザードレクイエムはアクションとホラーのバランス、グラフィックの進化、そして特異な二人主人公システムを見事にまとめ上げた、シリーズの集大成とも呼べる傑作です。
レオンという絶対的な安心感を持つヒーローの戦いと、グレースという脆弱な存在の生存競争を対比させることで、ゲームプレイに深い抑揚を生み出すことに成功しています。
前作にあたる「ヴィレッジ」からさらに一歩踏み込み、新しいことへ挑戦し続けるカプコンの開発チームの姿勢には素直に賞賛を送りたいと思います。
本作をプレイすることで、シリーズがこれまで築き上げてきた歴史の重みを感じると同時に、これから先のバイオハザードがどのような進化を遂げていくのかという未来への期待も大きく膨らみました。
次回作があるとすれば、本作の反省点を活かし、より洗練されたクラフトシステムや、プレイヤーの思考を試すような独創的なパズルの登場に期待したいところです。
また、レオンのその後の物語や、彼が抱える過去のトラウマにさらに深く切り込んだ、心理的な恐怖を描くストーリー展開も見てみたいと感じました。
まとめ
バイオハザードレクイエムは、アクションの爽快感とサバイバルホラーの緊張感を見事に融合させた、シリーズ屈指の完成度を誇る傑作です。
レオンとグレースの共有マップシステムは新しいゲーム体験を提供し、進化したグラフィックと物理演算はプレイヤーを圧倒的な恐怖と興奮の世界へ引き込みます。
一部にクラフトの煩雑さやパズルの単調さといった懸念点はあるものの、それらを覆い隠すほどの圧倒的な面白さが本作には詰まっています。
プレイ環境については、最高の没入感と手軽さを求めるならPS5版、MODによる自由なカスタマイズと究極の映像美を追求するならPC版がおすすめです。
また、将来的な携帯性を重視するのであれば、スイッチ2版の動向を待つという選択も十分にあり得ます。
バイオハザードシリーズのファンはもちろん、高品質なアクションホラーゲームを探しているすべての方に、自信を持っておすすめできるタイトルです。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。























