編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方はバイオハザードレクイエムのスイッチ2版における携帯モードでのプレイ感や良い点と悪い点が気になっていると思います。
この記事を読み終える頃には本作を購入して遊ぶべきかどうかの疑問が解決しているはずです。
- スイッチ2版携帯モードの快適性と注意点
- 過去作の長所を融合したゲームシステム
- ダブル主人公によるプレイ体験の緩急
- 攻略の鍵となる新リソース管理システム
それでは解説していきます。
基礎情報 : スイッチ2版の動作とパフォーマンス
スイッチ2版 : 携帯モードのバッテリーとロード時間
本作をスイッチ2版の携帯モードでプレイする上で最も気になるのはハードウェアのパフォーマンスです。 最新のゲームエンジンを採用している本作ですがスイッチ2での動作は非常に安定しています。
フレームレートの低下を感じる場面はごくわずかでありゲームプレイに支障をきたすことはありません。 ロード時間に関しても非常に優秀です。
シューター系のゲームが苦手なプレイヤーにとってゲームオーバーからのリトライ速度はモチベーションに直結します。 本作では死んでからのやり直しが非常に早くストレスを感じさせない設計となっています。
バッテリーの持続時間についてはフル充電の状態から約3時間弱の連続プレイが可能です。 携帯モードで遊ぶ最新の大型タイトルとしては標準的かつ十分納得できる数値と言えます。
比較 : プレイ環境に関する数値のまとめ
プレイ環境に関する具体的な数値を以下の表にまとめました。
| 項目 | 詳細な数値・状態 |
|---|---|
| プレイしたハード | スイッチ2 |
| メインのプレイスタイル | 携帯モード |
| クリアまでの所要時間 | 約13時間 |
| バッテリー持続時間 | 約3時間弱 |
| 視点オプション | 3人称視点(1人称視点も選択可能) |
| 個人的な評価スコア | 9/10点 |
グラフィック : スイッチ2における最高峰のビジュアル表現
スイッチ2版のグラフィック表現はこれまでにリリースされた同ハードのタイトルの中でも群を抜いて美しい仕上がりです。 事前のイベントなどでもスイッチ2版のクオリティの高さは話題になっていましたが製品版でもその評価は揺るぎません。
光と影の表現やキャラクターのモデリングそして背景の緻密なディテールに至るまで妥協のない作り込みがなされています。 同じく美しいグラフィックで知られる他作品と比較しても本作のビジュアルはそれを凌駕するレベルに達しています。
他プラットフォーム版と比較しても見劣りするような劣化版をプレイしているという感覚は一切ありません。 新作の大型タイトルを発売日に携帯機で遊べるという体験は非常に価値が高いものです。
視点操作 : 3人称視点と1人称視点の切り替え
本作は基本的に3人称視点(ビハインドビュー)で進行しますがオプションで1人称視点に切り替えることも可能です。 プレイヤーの好みやプレイスタイルに合わせて視点を変更できるのは大きなメリットです。
1人称視点にすることでより没入感の高い恐怖体験を味わうことができます。 一方で周囲の状況を把握しやすい3人称視点はアクション性の高い場面で有利に働きます。
どちらの視点でプレイしてもグラフィックの粗が目立つようなことはなく丁寧に調整されています。 個人的にはキャラクターのモーションや周囲の環境を俯瞰して楽しめる3人称視点でのプレイを推奨します。
ボリューム : クリア時間から見る満足度
初回クリアまでのプレイ時間は約13時間でした。 サバイバルホラーゲームとしては非常に満足のいくボリューム感となっています。
私はこの13時間をほぼ2回のセッションで一気に駆け抜けました。 それほどまでに本作はプレイヤーを引き込みやめ時を失わせる強い中毒性を持っています。
探索の密度やアクションの充実度を考慮すると13時間という数字以上に濃密な時間を過ごした感覚があります。 プレイスキルや探索の徹底度合いによっては15時間から20時間程度遊べるプレイヤーも多いはずです。
過去作 : ナンバリングタイトルとしての立ち位置
本作はバイオハザードシリーズの最新作として過去作の良い部分を巧みに取り入れています。 特に評価の高い「RE:2」と「RE:4」のゲームデザインを融合させているのが最大の特徴です。
モダンなバイオハザードファンにとってこれ以上ないほど理想的なシステムが構築されています。 もし本作が過去に存在した名作のリメイクだと言われたら信じてしまうほど伝統的かつ洗練された作りです。
長年のシリーズファンはもちろん最近の作品からシリーズに入ったプレイヤーにも強く推奨できる内容となっています。
良い点 : プレイして感じた本作の魅力とシステム
ダブル主人公 : レオンとグレースが織りなす極上のコントラスト
本作の最大の魅力はレオンと新キャラクターであるグレースの2人を操作するダブル主人公システムです。 この2人のキャラクターは単にストーリー上の役割が違うだけでなくゲームプレイの手触りが全く異なります。
グレースのパートは生き残るための必死なサバイバルと探索が中心となります。 一方のレオンのパートは豊富な武装で敵を圧倒する爽快なアクションがメインです。
この2つの異なるプレイスタイルが交互に展開されることでゲーム全体に極上の緩急が生まれています。 プレイヤーは恐怖と緊張感を味わった後にそれを解放するカタルシスを得ることができるのです。
比較 : 2人の主人公のプレイスタイルの違い
レオンとグレースのプレイスタイルの違いを以下の表に整理しました。
| 特徴 | グレースパート | レオンパート |
|---|---|---|
| ゲーム性の軸 | 謎解き・探索・ステルス寄り | 戦闘・アクション・無双感 |
| プレイヤーの心理状態 | 緊張感・抑圧・ストレス | 爽快感・解放・余裕 |
| 過去作のテイスト | RE:2のようなメトロイドバニア風 | RE:4のようなスピーディーな展開 |
| キャラクターの性質 | 恐怖に怯える一般人に近い視点 | 数々の死線を潜り抜けたベテラン |
グレースパート : 緻密な探索とメトロイドバニア的な構造
物語の中盤まではグレースを操作するパートが全体の7割から8割を占めています。 療養所などの閉鎖された空間を舞台に鍵を探し仕掛けを解き明かしていく過程は非常にやりごたえがあります。
この探索の構造は3Dのゼルダシリーズのダンジョンや伝統的なメトロイドバニア作品に通じる面白さを持っています。 開かなかった扉が新たなアイテムを入手することで開通した時の達成感はサバイバルホラーの醍醐味です。
時には目的の扉を開けるためだけに長時間遠回りを強いられることもあります。 しかしその過程で予期せぬ敵との遭遇や新たな発見があるため単なるお使い作業にはなっていません。
レオンパート : 抑圧からの解放と圧倒的な爽快感
グレースパートでの探索に疲労やストレスを感じ始めた絶妙なタイミングでレオンのパートへと切り替わります。 レオンは歴戦のサバイバーでありその戦闘能力はグレースとは比較になりません。
プレイヤーはレオンを操作することでこれまで自分を苦しめてきた敵に対して圧倒的な力で反撃することができます。 レオン特umed有の皮肉たっぷりの余裕あるセリフ回しも相まってプレイヤーの気分は一気に高揚します。
シューター要素が苦手なプレイヤーでもレオンパートでは純粋にアクションの楽しさを味わうことができます。 このレオンパートが長すぎず短すぎない絶妙な分量で挿入されるためゲームのペース配分が完璧に保たれています。
パツアンプル : 戦略性を生み出す新たなリソース管理
本作に登場するゾンビは倒してもしばらく時間が経過すると復活するという厄介な性質を持っています。 この仕様に対する対抗手段として用意されているのが「パツアンプル」という消費アイテムです。
このアイテムを使用することで対象のゾンビを完全に息の根を止めることができます。 パツアンプルは非常に貴重なアイテムであるためどの敵に対して使用するかがプレイヤーに委ねられます。
狭い通路を塞いでいる敵や強力な攻撃を仕掛けてくる特殊な個体に対して優先的に使うといった戦略が求められます。 単なる弾薬の節約とは次元の異なる新しいリソース管理の楽しさを提供してくれます。
敵キャラクター : 生前の記憶を引きずった不気味なゾンビたち
本作の序盤の舞台となる療養所などでは生前の職業や習慣を引きずった個性的なゾンビが登場します。 包丁を振り回して突進してくる調理師のゾンビや暗闇を好んで照明を消して回るゾンビなど様々です。
中には歌を歌い続けてプレイヤーの行動を阻害する不気味な個体も存在します。 これらの個性的な敵の存在が前述したパツアンプルの使用タイミングをより深く悩ませる要素となっています。
単なる的ではなくそれぞれに背景を感じさせる敵のデザインはホラー体験の質を大きく向上させています。
シチュエーション : プレイヤーを飽きさせない多彩な展開
ゲームプレイのバリエーションの豊かさは特筆すべき点です。 薄暗い部屋で慎重に探索を進めていたかと思えば次の瞬間には巨大な生物との激しいボス戦に突入します。
またガラス張りの天井の上を歩く場面では下からゾンビが群がってくるという恐ろしい状況が用意されています。 ここでプレイヤーは自分の足元のガラスを撃ち抜いてゾンビを落下させるといった環境を利用した戦い方も可能です。
スナイパーライフルを使った遠距離からの狙撃ミッションなど状況に応じた様々な遊びがシームレスに展開されます。 常に新しい刺激が用意されているためプレイヤーの集中力が途切れることがありません。
ロケーション : ラクーンシティの再訪とファンサービス
物語の後半ではシリーズファンにとって特別な意味を持つラクーンシティを再訪することになります。 当時の面影を残しつつも大きく変貌を遂げた街の姿は過去作をプレイした者にとって感慨深いものがあります。
レオンがこの地を再び訪れて何を感じどのような行動をとるのかは本作の大きな見どころの一つです。 もちろん初めてシリーズに触れるプレイヤーにとっても魅力的な舞台として機能しています。
しかしシリーズの歴史を知っているプレイヤーの方がより深い感動とノスタルジーを味わえることは間違いありません。
悪い点 : プレイして気になった注意すべきポイント
携帯モード : 暗闇シーンでの視認性低下による遊びにくさ
スイッチ2版を携帯モードでプレイする上で最大のネックとなるのが画面の暗さです。 本作は恐怖を演出するために意図的に暗闇を多く配置したゲームデザインになっています。
自宅の暗い部屋でプレイする分には問題ありませんが外出先の明るい場所では画面が非常に見えづらくなります。 特に電車の中や太陽光の入る場所では画面の反射も相まって探索が困難になる場面が多々ありました。
設定で明るさを調整することは可能ですがホラーゲーム本来の雰囲気を損なってしまう恐れがあります。 携帯機としての利便性とホラーゲームとしての視認性の悪さが衝突している点は注意が必要です。
敵の深掘り不足 : あっさりとした退場による盛り上がりへの影響
ストーリーの進行上魅力的な設定を持った敵キャラクターが複数登場します。 しかし一部の敵キャラクターについてはその背景や目的が十分に語られないままあっさりと退場してしまいます。
「こいつの正体をもっと知りたい」とプレイヤーが興味を持った矢先に戦闘が終了してしまう感覚です。 ビレッジに登場したドミトレスク夫人のような強烈なインパクトを残す敵キャラクターが少ないのは少し残念です。
ゲームプレイのテンポを優先した結果かもしれませんがストーリー的な盛り上がりに欠ける部分があることは否めません。
過去作依存 : 初見プレイヤーへの配慮と騎士感の問題
ラクーンシティの再訪やレオンの登場は過去作ファンにとっては最高のファンサービスです。 しかし裏を返せばシリーズ未経験のプレイヤーにはその感動が100%伝わりきらないという側面もあります。
グレースというシリーズ初心者の視点を持つキャラクターが用意されているものの根本的な解決にはなっていません。 またゲームデザインがRE:2とRE:4の延長線上にあるためシリーズファンにとってはどこかで見覚えのある騎士感も存在します。
全く新しい革新的なバイオハザードを求めているプレイヤーにとっては新鮮味に欠けると評価される可能性があります。
お使い感 : 探索パートの長さがもたらす弊害
グレースパートにおける探索は非常に魅力的ですが一部のプレイヤーにとっては冗長に感じる可能性があります。 特定の扉を開けるために広大なマップを行ったり来たりする展開が続くため悪く言えばお使い作業のようになります。
特に謎解きに詰まってしまった場合同じ場所を何度も往復することになりストレスが蓄積しやすいです。 アクションの爽快感を求めてプレイしている人にとってはグレースパートの長さがテンポを阻害していると感じるかもしれません。
プレイスタイルの好みが大きく分かれる部分であり評価が二分するポイントと言えます。
まとめ
本作はバイオハザードシリーズの伝統と革新が見事に融合した傑作サバイバルホラーです。 レオンとグレースという2人の主人公が織りなす対照的なゲームプレイは最後までプレイヤーを飽きさせません。
パツアンプルという新アイテムによるリソース管理の奥深さも本作ならではの魅力です。 スイッチ2版の携帯モードはグラフィックとロード時間の面で非常に高いパフォーマンスを発揮しています。
外出先での画面の暗さや過去作への依存度といったいくつかの注意点は存在します。 しかしそれらの欠点を補って余りあるほどの濃密なホラー体験とアクションの爽快感が用意されています。
シリーズファンはもちろん高品質なホラーゲームを探している全てのゲーマーに自信を持っておすすめできる一本です。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。 慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。























