編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方はバイオハザードレクイエムのスイッチ2版の購入を検討しており、 特に全クリして分かった悪かった点などのリアルな評価が気になっていると思います。
この記事を読み終える頃には、スイッチ2版レクイエムを買うべきかどうかの疑問が解決しているはずです。
- スイッチ2版の携帯モードは暗所の視認性に難あり
- ストーリー上の敵の印象が薄く過去作への依存度がやや高い
- レオンとグレースの対比によるゲームプレイのメリハリが秀逸
- スイッチ2の性能を限界まで引き出したロードの速さと美麗グラフィック
それでは解説していきます。
バイオハザードレクイエムのスイッチ2版を全クリして分かった悪かった点
バイオハザードレクイエムの購入を検討している方が最も気になるのは、 「実際のところ何が悪かったのか」という点でしょう。
私は本作のスイッチ2版を発売日からプレイし、約13時間をかけて全クリしました。
全体的な完成度は非常に高く、個人的なスコアをつけるなら10点満点中9点を叩き出す傑作です。 しかし、実際にやり込んでいく中で、いくつか明確な不満点や人を選ぶであろう要素も浮き彫りになってきました。
ここでは、忖度なしに全クリして分かった悪かった点を徹底的に解説していきます。
ストーリーを彩る敵キャラクターの印象が薄くあっさり退場する
本作をプレイして最も気になったのは、ストーリー上で立ち塞がる主要な敵キャラクターの印象が薄いという点です。
バイオハザードシリーズといえば、プレイヤーに強烈なトラウマを植え付ける魅力的な敵の存在が不可欠です。 近年の作品で言えば、バイオハザード7のジャック・ベイカーや、バイオハザードヴィレッジのドミトレスク夫人などは、ゲーム史に残るほどのインパクトを残しました。
もう少し掘り下げてほしかった敵キャラクターたち
本作にも当然ボスキャラクターや特徴的なクリーチャーは登場しますが、 過去作の顔役たちと比較すると、どうしても小粒に感じてしまいます。
ストーリーの進行上、「こいつの背景をもう少し知りたい」「もっと因縁を深めたい」と思うような敵キャラクターに限って、案外あっさりと退場してしまう場面が目立ちました。 これにより、物語の節目節目でのカタルシスや盛り上がりが、いまいち欠ける印象を受けました。
プレイヤーを恐怖のどん底に陥れる絶対的な存在感を持つ敵が不在だったのは、 ホラーゲームとしては少し寂しい部分です。
過去作への依存が強く完全新作としての新鮮味に欠ける
バイオハザードレクイエムは、システム的にも世界観的にも過去作、 特にRE:2やRE:4のエッセンスを色濃く受け継いでいます。
それは良さでもあるのですが、逆に言えば完全新作としての新鮮味や驚きには欠けるという側面を持っています。
プレイしている最中、「実は過去に高く評価されていた未プレイのバイオハザードのリメイク作品だった」と嘘をつかれたら、 そのまま信じてしまいそうなほどの既視感がありました。
ラクーンシティ再訪がもたらすプレイヤー間の温度差
本作の舞台の一つとして、シリーズファンにはお馴染みのラクーンシティが再登場します。
もちろん当時のままではなく様々な変化が加えられていますが、 過去作をプレイしているファンからすれば「あの場所だ」という感動がある反面、新鮮な驚きは薄れます。
一方で、本作からバイオハザードを始める新規プレイヤーにとっては、 レオンがその場所を訪れて感じるエモーショナルな感情の機微を完全に共有することは難しいでしょう。
シリーズの過去にすがりついているという見方もでき、 ヴィレッジで全く新しい舞台や敵勢力を提示した時のような、未知への恐怖やワクワク感は抑えめになっています。
スイッチ2版の携帯モードは暗所の視認性が著しく低下する
スイッチ2版特有の悪かった点として、携帯モードでプレイした際の視認性の悪さが挙げられます。
本作はサバイバルホラーというジャンルの性質上、暗闇の中を探索させる場面が非常に多く用意されています。
テレビモードでモニターに出力し、部屋を暗くしてプレイする分には最高の没入感が得られますが、 携帯モードで外に持ち出した途端に状況は一変します。
屋外や電車内でのプレイは困難を極める
スイッチ2の画面の明るさを最大に設定したとしても、 屋外の自然光の下や、明るい電車内などでプレイすると、暗所のディテールがほとんど見えなくなってしまいます。
どこから敵が襲ってくるか分からない恐怖を楽しむゲームにおいて、 物理的な画面の反射や周囲の明るさが原因で画面が見えないのは致命的なストレスになります。
ゲーム内設定で明るさを調整することも可能ですが、 そうすると今度はホラーゲームとしての雰囲気が台無しになってしまいます。
そのため、本作はスイッチ2であっても、 基本的には自宅の暗い環境で腰を据えてプレイするプレイスタイルが推奨されます。
謎解きと探索の比重が高くテンポが削がれる場面が存在する
本作は、新主人公であるグレースと、シリーズお馴染みのレオンの2人を操作して物語を進めていきます。
特に中盤までのプレイ時間の大部分を占めるグレースパートでは、 RE:2のような探索と謎解きの比重が非常に高くなっています。
閉鎖された療養所を舞台に、「あの部屋に入るにはどの鍵が必要か」「このギミックを解くためのアイテムはどこにあるか」といった、 メトロイドヴァニアやゼルダの伝説のダンジョンのような構造を延々と探索させられます。
お使い感によるプレイヤーの疲弊
この探索要素は謎解き好きにはたまらない仕様ですが、 一方で「ドアを一つ開けるためだけに、1時間近く遠回りさせられる」といった、悪く言えばお使い的な側面も持ち合わせています。
常にリソース不足に怯えながら、何度も同じエリアを行き来するのは精神的な疲労を伴います。
純粋なガンシューティングや、RE:4のようなテンポの良いアクション展開を期待しているプレイヤーにとっては、 このグレースパートの長さと進行の遅さがストレスに感じる可能性があります。
スイッチ2版における一部のフレームレート低下とグラフィックの妥協
スイッチ2の性能は目覚ましい進歩を遂げていますが、 それでもPS5やハイエンドPCと比較するとハードウェアの限界は存在します。
プレイ中に致命的な処理落ちが発生することはほとんどありませんでしたが、 敵が大量に出現した際や、激しい爆発エフェクトが重なった場面などでは、わずかなフレームレートの低下を感じる箇所がいくつかありました。
グラフィックの細部における違い
また、グラフィックの細部、例えば光源の複雑なライティング処理や、キャラクターの髪の毛のディテールなどにおいては、 他機種版と比べると妥協されている部分があるのは否めません。
グラフィックの美しさに極限までこだわるプレイヤーであれば、これらの些細な粗が気になってしまうかもしれません。
とはいえ、スイッチ2の画面単体で見ている分には十分すぎるほど美麗であり、 他のバージョンと横に並べて直接比較でもしない限り、劣化を感じることはほぼないというのも事実です。
悪かった点を補って余りあるレクイエムの良かった点と魅力
ここまでは購入前に知っておくべき悪かった点を中心に解説してきましたが、 それらを補って余りあるほどの魅力が本作には詰まっています。
私が13時間というプレイ時間をほぼ2回のセッションで一気にクリアしてしまったほど、 本作にはプレイヤーを惹きつけて離さない圧倒的な中毒性があります。
ここからは、バイオハザードレクイエムがなぜ名作と呼べるのか、その良かった点について深く掘り下げていきます。
RE:2とRE:4のゲームデザインを見事に融合させた傑作
本作の最大の功績は、シリーズの中でも屈指の評価を誇る、 「バイオハザード RE:2」と「バイオハザード RE:4」のゲームデザインを、高次元で融合させた点にあります。
RE:2のじっとりとした恐怖、限られたリソースでのやりくり、そして入り組んだマップを解き明かしていく探索の面白さ。 それに加えて、RE:4の多彩なシチュエーション、爽快なガンアクション、そしてテンポ良く展開するエンターテインメント性。
これら相反する要素が見事に一つのゲーム内で共存しています。
互いを引き立て合う絶妙なゲームバランス
この二つの要素は単に足し算されただけでなく、お互いを引き立て合う役割を担っています。
探索メインのパートで精神的に疲弊してきた絶妙なタイミングで、アクションメインの爽快なパートが挿入されるため、 プレイヤーは常に新鮮な気持ちでゲームに向き合うことができます。
それぞれのシステムの良さを再認識させてくれる、まさにモダンバイオハザードの集大成とも言えるゲームデザインが完成しています。
新主人公グレースとレオンの対比がもたらす極上のコントラスト
物語を牽引する二人の主人公、グレースとレオンの存在は、本作のゲームプレイに深いメリハリを生み出しています。
グレースは戦闘能力が低く、常に死の恐怖に怯えながら、なんとか生き残るために必死に探索を続けます。 彼女を操作している間、プレイヤーもまた強い抑圧とストレスを感じることになります。
弱者と強者の視点の切り替え
一方で、百戦錬磨のレオンを操作するパートに入ると、状況は一変します。
レオンは敵に対して皮肉たっぷりの軽口を叩きながら、余裕の態度でクリーチャーたちを次々と薙ぎ倒していきます。 グレースパートで蓄積されたストレスが、レオンパートで一気に解放されるこのカタルシスは筆舌に尽くしがたいものがあります。
同じプレイヤーが操作しているにも関わらず、キャラクターが切り替わるだけで、 「今は弱い」「今は強い」という気分の変化をはっきりと感じさせる見事な演出です。
バリエーション豊かなシチュエーションと飽きさせない展開
本作は、プレイヤーを飽きさせないためのシチュエーションの切り替えが非常に秀逸です。
静かな療養所でじっくりと謎解きをしていたかと思えば、突然巨大な生物に追いかけられるパニックアクションに突入したりします。 後半のレオンパートでは、足元のガラスを割って下の階にいるゾンビを落下させるというような、環境を利用した新しい遊びも用意されています。
予測不能なアトラクション体験
遠距離からの狙撃ミッションがあったり、ステルスを要求される場面があったりと、やるべきことが目まぐるしく変化していきます。
「次はどんな仕掛けが待っているのか」という期待感が常に持続するため、コントローラーを置くタイミングを見失ってしまいます。 ボリュームに対する遊びの密度の濃さは、RE:4すらも凌駕していると言っても過言ではありません。
ゾンビの個性とアンプルを用いた新しいリソース管理の妙
本作の前半の舞台である療養所では、ゾンビ一体一体に明確な個性が与えられています。
生前の記憶を引きずり包丁を振り回す元調理師の巨大ゾンビや、ひたすら明かりを消そうとするゾンビ、歌声でプレイヤーを怯ませる歌姫ゾンビなど、単なる雑魚敵以上の厄介さを持っています。
これに加えて、本作には「アンプル」と呼ばれる非常に重要な消費アイテムが登場します。
誰を永久に葬るかという究極の選択
本作のゾンビは倒してもしばらくすると復活してしまう厄介な仕様ですが、 この貴重なアンプルを使用すれば、ゾンビを完全に葬り去ることができます。
しかしアンプルの数は限られており、すべてのゾンビに使うことはできません。
何度もエリアを行き来する中で、「こいつは狭い通路に陣取っていて本当に邪魔だから、アンプルを使って完全に始末しよう」といった戦略的な判断が求められます。 どの敵を完全に排除し、どの敵はスルーするのかという、これまでにない新しい次元のリソース管理の面白さが体験できます。
ロケーションの探索しがいと駆け足感のない濃厚なボリューム
過去作のバイオハザードヴィレッジでは、魅力的なロケーションが多数登場したものの、 進行のテンポを重視するあまり「もっとこの場所を探索したかったのに、もう次のエリアに行ってしまうのか」という駆け足感を感じるプレイヤーも少なくありませんでした。
しかし、本作レクイエムではその懸念は見事に払拭されています。
各エリアをしゃぶり尽くす満足感
本作は各ロケーションの作り込みが非常に深く、隅々まで探索しがいのある構造になっています。
一つのエリアに滞在する時間も長く設定されており、隠されたアイテムや謎解きのヒントを探して、 エリア全体を文字通りしゃぶり尽くすようなプレイが可能です。
終盤からエンディングにかけても性急な展開になることはなく、濃厚で満足度の高いホラー体験を最後までじっくりと味わうことができます。
バイオハザードレクイエムSwitch2版のパフォーマンス詳細比較
スイッチ2という新しいハードで、最新のAAAタイトルがどこまで快適に動くのかは、多くのゲーマーにとって関心の高いトピックです。
ここからは、スイッチ2版のパフォーマンスについて、いくつかの指標を用いて詳細な比較と検証を行っていきます。
Switch2版のパフォーマンスに関する数字比較表
以下の表は、スイッチ2版における各種パフォーマンスの体感数値をまとめたものです。
| 比較項目 | スイッチ2版の検証結果・体感 | 備考 |
|---|---|---|
| ターゲットフレームレート | ほぼ安定して動作(一部乱戦時のみ低下) | プレイに支障をきたすレベルの処理落ちはなし |
| ロード時間(ゲーム起動時) | 非常に高速 | 待たされている感覚はほぼない |
| リトライロード(死亡時) | 瞬時に復帰可能 | トライ&エラーのストレスを大幅に軽減 |
| バッテリー持続時間 | 約3時間弱(高負荷設定時) | 携帯モードで連続プレイする際の一つの目安 |
| グラフィックの美しさ | スイッチ2史上最高クラス | 他機種と直接比較しなければ劣化は感じない |
ロード時間とリトライの快適さにおけるSwitch2版の優位性
スイッチ2版をプレイして最も驚いたのは、そのロードの速さです。 ゲームの起動時はもちろんのこと、エリア間の移動シームレスさも特筆すべき点です。
さらに素晴らしいのが、プレイヤーがゲームオーバーになった際のリトライの早さです。
トライ&エラーを促す爆速ロード
高難易度設定や初見殺しのギミックで死亡してしまった場合でも、一瞬で直前のセーブポイントやチェックポイントから復帰することができます。
ホラーゲームにおいて、死のペナルティとしてのロード時間の長さはプレイヤーのモチベーションを大きく削ぐ要因になりますが、本作ではそのストレスが皆無です。
「死んで覚える」というプレイスタイルを推奨するかのような快適なシステムは、ゲームへの没入感を途切れさせない重要な要素となっています。
バッテリー持続時間と携帯機としての実用性の検証
スイッチ2を携帯モードでプレイした場合のバッテリー持続時間は、私の検証環境において約3時間弱という結果になりました。 これは最新の重いグラフィック処理を伴うゲームとしては標準的な数値と言えます。
悪かった点でも触れた通り、本作は暗所の視認性に難があるため屋外でのプレイには不向きですが、 自宅のベッドに寝転がりながらプレイするといった用途であれば、3時間は十分な長さと言えるでしょう。
プレイスタイル(1人称/3人称)による体験の違い
本作は、初期設定である3人称視点(TPS)に加えて、オプションから1人称視点(FPS)に切り替えてプレイすることが可能です。
1人称視点に変更すると、自分の背後が見えなくなるため恐怖感が倍増し、より没入感の高いホラー体験が可能になります。
また、アイテムの探索や細部のグラフィックを観察する際にも、1人称視点の方が粗探しがしやすいはずですが、 スイッチ2版であってもテクスチャの粗さが目立つようなことはありませんでした。
気分に合わせて視点を切り替えることで、同じロケーションでも違った感覚で楽しむことができます。
バイオハザードレクイエムはどんなゲーマーにおすすめか
ここまで解説してきた特徴を踏まえ、バイオハザードレクイエムのスイッチ2版がどのようなプレイヤーに強くおすすめできるのか、 逆に購入を慎重に検討すべきなのはどんな人かを紹介します。
シリーズ過去作(特にRE:2・RE:4)をプレイ済みのファン
最もおすすめできるのは、過去のバイオハザードシリーズ、とりわけRE:2やRE:4を深く楽しんだファンです。 本作はこれら名作のエッセンスを抽出し、さらにブラッシュアップして組み合わせています。
ラクーンシティの再訪やレオンの心情の変化など、シリーズの文脈を理解しているからこそ感動できる要素が多数散りばめられています。 過去作の思い出を補完する意味でも、シリーズファンにとっては必携の一本と言えるでしょう。
探索や謎解き要素のあるサバイバルホラーをじっくり楽しみたい人
本作の前半部分は、じっくりとマップを探索し、アイテムを集めて道を切り開いていく古典的なサバイバルホラーの文法に忠実です。
ゼルダの伝説のダンジョン攻略やメトロイドヴァニア系の探索アクションが好きな人であれば、 グレースを操作して徐々に探索範囲を広げていく過程にたまらない喜びを感じるはずです。
知恵を絞って危機を脱する達成感を求めるプレイヤーに最適なゲームデザインとなっています。
最新のハイエンドゲームを携帯機で手軽に体験したい人
プレステ5やハイスペックPCを所有しておらず、スイッチ2のみでゲーム環境を構築しているユーザーにとっても本作は間違いなく買いです。
他プラットフォームと同時に発売される最高峰のAAAタイトルが、携帯可能なハードで遜色なく遊べるというのは技術的な感動すら覚えます。
スイッチ2のスペックの限界を体感できるベンチマーク的なソフトとしても、所有しておく価値は十分にあります。
逆に本作の購入を少し慎重に検討すべき人の特徴
一方で、ひたすら銃を撃ちまくる爽快なガンシューティングのみを求めている人や、複雑なマップを行き来する謎解きが面倒だと感じる人は注意が必要です。 特にゲーム前半は抑圧された探索パートが続くため、そこで投げ出してしまう可能性があります。
また、常に明るい画面でプレイしたい人や、通勤通学中の電車内メインでプレイしようと考えている人は、 携帯モード時の暗所視認性の悪さがネックになるため、購入前によく検討することをおすすめします。
レクイエムを最大限に楽しむための攻略ライターからのアドバイス
最後に、これから本作をプレイする方へ向けて、 ゲーム攻略ライターの視点からレクイエムを120%楽しむためのアドバイスをいくつかお伝えします。
音響環境を整えて没入感を高めるプレイ環境の構築
バイオハザードにおける恐怖の半分は、音によって作られています。 ゾンビのうめき声、軋む床の音、遠くで響く何かを叩く音。
スイッチ2本体のスピーカーでもある程度楽しめますが、可能な限り質の良いヘッドホンやイヤホンを装着してプレイすることを強く推奨します。
音の定位がしっかりしている環境であれば、敵がどの方向から近づいてきているかを察知しやすくなり、生存確率が大きく向上すると同時に、 心臓が縮み上がるような極上の恐怖体験を味わうことができます。
アンプルの使い道とリソース管理の基本的な考え方
本作独自のシステムである「アンプル」は、クリアまでの難易度を大きく左右する鍵となります。
入手したらすぐに使うのではなく、まずはそのエリアを何度か行き来し、敵の配置と自分の移動ルートを把握しましょう。 「この狭い通路はどうしても何度も通る必要があるが、そこにいる敵が厄介だ」というターゲットを明確に見定めてから使用するのが鉄則です。
また、弾薬や回復アイテムは常に不足しがちになります。 すべての敵を倒す必要はないので、足を撃って怯ませた隙に通り抜けるなど、無駄な戦闘を避ける立ち回りを身につけることが重要です。
グレースパートでの探索のコツとメンタルコントロール
グレースパートでは、心が折れそうになるほどの孤独と恐怖に襲われます。 探索に行き詰まった時は、マップを頻繁に確認する癖をつけましょう。
本作のマップ機能は非常に優秀で、まだ探索していない部屋や、手に入れた鍵で開けられるようになったドアなどが視覚的に分かりやすく表示されます。
どうしても進めなくなった場合は、一度安全なセーブルームに戻り、アイテムボックスの整理をして深呼吸をしましょう。 焦りは禁物です。
レオンパートでの爽快なアクションの立ち回り
抑圧から解放されるレオンパートでは、逆に手持ちの弾薬と武器を惜しみなく使って暴れ回りましょう。
レオンは強力な体術を駆使できるため、敵の弱点を撃って体勢を崩させ、接近してメレー(近接攻撃)を叩き込むというRE:4でお馴染みの戦法が極めて有効です。
周囲の環境(ドラム缶やガラスの床など)を利用して複数の敵を一網打尽にするポイントも用意されているため、 常に視野を広く持ち、スタイリッシュに敵を殲滅する爽快感を楽しんでください。
シリーズにおけるバイオハザードレクイエムの立ち位置と今後の展望
モダンバイオハザードの集大成としての本作の意義
バイオハザードレクイエムは、7から始まった「恐怖への回帰」というテーマと、REシリーズで培われた「洗練されたアクションと探索」が見事に結実した作品です。
これまでのモダンバイオハザードの集大成と呼ぶにふさわしいクオリティを誇り、今後のサバイバルホラーゲームの新たなベンチマークとなることは間違いありません。
新しい要素を取り入れつつも、シリーズの根幹である「恐怖と爽快感のサイクル」を極限まで磨き上げた開発陣の手腕には脱帽するしかありません。
ラクーンシティ再訪がもたらすシリーズのストーリーラインへの影響
本作で再び描かれたラクーンシティやアンブレラ崩壊後の残党たちの暗躍は、バイオハザードの壮大なストーリーラインに新たなピースをはめ込みました。
レオンという象徴的なキャラクターが自身の過去と向き合い、さらなる陰謀に巻き込まれていく展開は、 今後のナンバリングタイトルやスピンオフ作品への重要な布石となっています。
ここで提示された謎やキャラクターたちの思惑が、次作でどのように回収されていくのか、ファンとしては期待が膨らむばかりです。
今後のバイオハザードシリーズに期待される進化の方向性
本作は完成度が高い反面、システム面での革新性という点では保守的なアプローチをとっているのも事実です。 今後のシリーズには、本作で完成された基盤の上に、さらに全く新しいゲーム体験をもたらすイノベーションが期待されます。
例えば、完全なオープンワールド環境でのサバイバルホラーの構築や、AI技術を活用した予測不可能な敵の行動パターンの実装など、 プレイヤーをさらに驚かせる進化をバイオハザードシリーズは必ず見せてくれるはずです。
まとめ
バイオハザードレクイエムのスイッチ2版は、携帯モードでの暗所の視認性の悪さや、一部の敵キャラクターの描写不足といった欠点はあるものの、 それを遥かに凌駕する圧倒的なゲーム体験を提供してくれます。
RE:2とRE:4の長所を融合させたゲームデザイン、主人公二人の鮮やかなコントラスト、そしてスイッチ2の性能を限界まで引き出したグラフィックとロード速度。 これらが組み合わさることで、やめ時を見失うほどの深い中毒性を生み出しています。
購入を迷っている方は、この極上のサバイバルホラーをぜひその手で体験してみてください。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。























