編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方はバイオハザードレクイエムのメタスコア高評価の理由や評価されたポイントが気になっていると思います。
この記事を読み終える頃にはバイオハザードレクイエムが世界中で絶賛されている理由についての疑問が解決しているはずです。
- 圧倒的なレビュースコア獲得
- 原点回帰と最新技術の融合
- 異なる二つの恐怖体験
- 究極のサバイバルホラー完成
それでは解説していきます。
バイオハザードレクイエムのメタスコア高評価の理由と全体像
メタスコア88点を獲得したバイオハザードレクイエムの衝撃
世界中のゲームファンが固唾を飲んで見守る中、ついにバイオハザードレクイエムの海外レビューが解禁されました。
数多くの有力メディアのレビューを集積して算出される権威あるメタスコアにおいて、本作は平均88点という驚異的な高得点を叩き出しました。
現代のゲーム業界において、メタスコア85点以上を獲得することは「傑作」の証であり、開発陣の並々ならぬ努力と情熱が結実した結果と言えます。
この88点というスコアは、単にグラフィックが美しいことや、システムが新しいことだけでは決して到達できない領域の数字です。 プレイヤーの感情を深く揺さぶり、ゲームプレイの根源的な楽しさを提供し、なおかつ目立った欠点が見当たらないという、極めて高い総合力が求められます。
アクションゲームやRPGなど、数多くの名作をプレイしてきた私から見ても、ホラーゲームという好みが分かれやすいジャンルでこの高得点を獲得したことは、特筆すべき快挙だと断言できます。
世界中の厳しいレビュアーたちがこぞって高評価を下した背景には、本作がホラーゲームの枠を超えた普遍的なエンターテインメント性を備えていることが挙げられます。 ゲーム業界全体の水準が上がり、目の肥えたプレイヤーが増加し続ける現状において、これほどの圧倒的な支持を集める新作が登場したことは、いちゲームファンとしても喜ばしい限りです。
今後のゲーム史に名を残すであろう本作の真の価値は、このメタスコアという客観的な数字によって、発売前からすでに保証されたと言っても過言ではありません。
誰もが恐怖し、誰もが熱狂する、そんな奇跡的なバランス感覚の上に成り立っているのがバイオハザードレクイエムという作品なのです。
オリジナルナンバリングとしてバイオ4以来の歴史的快挙
今回のメタスコア88点という記録を語る上で絶対に外せないのが、本作が「完全新作のオリジナルナンバリングタイトル」であるという事実です。
近年リリースされたリメイク作品が高評価を得てきたことは記憶に新しいですが、ゼロから生み出されたナンバリング最新作がここまでの評価を受けるのは、実に2005年発売の『バイオハザード4』以来の出来事となります。
ゲーム業界のパラダイムシフトを起こした金字塔である『4』に匹敵する評価を、最新作である『9』にあたる本作が獲得したことの意味は計り知れません。
長い歴史を持つ人気シリーズにおいて、過去の名作の影を追いかけるのではなく、全く新しい恐怖と驚きを提供してファンを納得させることは至難の業です。 開発陣は、シリーズが築き上げてきた伝統的な要素を深くリスペクトしつつも、現代のプレイヤーの要求に応えるための大胆な革新を恐れませんでした。
長年にわたってシリーズを追いかけ、すべてのナンバリングタイトルをやり込んできた私自身、新作が発表されるたびに期待と不安が入り交じる複雑な心境を抱いてきました。 しかし、今回のレクイエムは、そんなオールドファンの不安を完全に払拭し、むしろシリーズの新たな黄金期の幕開けを予感させるほどの完成度を誇っています。
過去の遺産に頼るのではなく、自らの手で新たな伝説を創り上げようとするカプコンの強烈なクリエイター魂が、このスコアにははっきりと表れています。
オリジナル作品として歴史的な評価を受けた本作は、今後のサバイバルホラーというジャンルそのものの基準を大きく引き上げる、マイルストーンとなるでしょう。
私たちは今、ゲームの歴史が大きく動く瞬間を、まさにこのレクイエムを通じて目撃しようとしているのです。
各プラットフォームにおけるレビュースコアの詳細比較
本作は複数のプラットフォームで同時展開されていますが、それぞれのハードウェアにおける評価スコアも非常に興味深い結果となっています。
プラットフォームごとのスコアの違いは、最適化の度合いや各ハード独自の機能がゲーム体験にどう影響を与えたかを分析する上で重要な指標となります。 以下に、現時点での各プラットフォームにおけるメタスコアの詳細をまとめました。
| プラットフォーム | レビュースコア | レビュー件数 |
|---|---|---|
| Xbox版 | 92点 | 10件 |
| PC版 | 91点 | 17件 |
| Nintendo Switch 2版 | 90点 | 12件 |
| PS5版 | 88点 | 115件 |
この表から読み取れるのは、すべてのプラットフォームにおいて90点前後の非常に高いアベレージを記録しているという驚異的な事実です。
レビュー件数が圧倒的に多いPS5版が88点と全体の基準となっており、数多くの視点から徹底的に検証された上でのこの点数は、極めて信頼性の高い評価と言えます。
一方で、レビュー件数はまだ少ないものの、Xbox版やPC版がさらに高い90点台をマークしている点も見逃せません。 最高峰のゲーミングPC環境でプレイした際の、息を呑むような超高画質グラフィックや滑らかなフレームレートが、没入感をさらに高め、評価を押し上げていると推測できます。
さらに注目すべきは、最新ハードであるNintendo Switch 2版も90点という高評価を獲得している点です。 携帯機としての特性を持ちながら、据え置き機に劣らない圧倒的な恐怖体験を場所を選ばず楽しめるという部分が、レビュアーから高く評価された結果でしょう。
どのハードを選んでも最高峰のサバイバルホラーを体験できるという、開発チームの卓越した技術力と凄まじい執念が、このスコア一覧からひしひしと伝わってきます。
プレイヤーは自分のライフスタイルや所有する環境に合わせて、最も適したプラットフォームで安心して本作を楽しむことができます。
18メディアが100点満点を付けた圧倒的な完成度の高さ
今回のメタスコア発表において最も私の目を引いたのは、なんと18もの海外メディアが本作に対して「100点満点」という最高評価を下しているという事実です。
ゲームの評価において満点を付けるということは、レビュアーにとって「これ以上改善の余地がない、歴史に残る完璧な作品である」と宣言することと同義です。 数え切れないほどのゲームをプレイし、常に批判的な視点を持つプロの批評家たちに、ここまで言わせるゲームというのは数年に一度しか現れません。
ゲーム攻略ライターとして様々なタイトルのレビューを読み込んできましたが、これほど多くのメディアが手放しで満点を付ける光景は本当に珍しいものです。 グラフィックの美しさ、サウンドの恐怖演出、ストーリーの深み、そして戦闘や探索のゲームバランス、そのすべてが高い次元で完璧に噛み合っている証拠です。
少しでもバグがあったり、テンポが悪かったり、理不尽な難易度調整があれば、容赦なく減点されるのが現在のレビューの世界です。 それらの厳しいチェック項目をすべてクリアし、減点方式でも加点方式でも隙を見せなかった本作の品質管理体制は、驚異的としか言いようがありません。
プレイヤーが画面の前に座り、コントローラーを握ってからエンディングを迎えるまでの間、一瞬たりとも没入感を削ぐようなストレス要素が存在しないのだと推測できます。
これら18メディアの満点レビューは、開発陣が一切の妥協を許さず、細部に至るまで徹底的に磨き上げた「ポリッシュ」の成果を最大限に讃えるものです。
この満点の多さを見ただけでも、本作が単なる話題作の枠を超え、ビデオゲームというメディアにおける一つの芸術作品の域に達していることが理解できるはずです。
IGNが絶賛するシリーズのレジェンド復活と新主人公の魅力
世界最大級のゲームメディアであるIGNは、本作に90点という非常に高いスコアを与え、そのレビュー内容で本作のストーリーテリングの妙を高く評価しています。
特に彼らが絶賛しているのが、「シリーズのレジェンドの復活」と「好感のある新主人公」という、相反する要素を見事に融合させたゲームプレイの構成です。
シリーズのレジェンドとは、言うまでもなく数々の死地を潜り抜けてきた絶大な人気を誇るキャラクター、レオン・S・ケネディの登場を指しています。 彼の登場は長年のファンにとって最高のご褒美であり、熟練のエージェントとしてどのような活躍を見せてくれるのか、期待は高まるばかりです。
一方で、本作のもう一人の主人公である新キャラクターのグレースは、まだ右も左も分からない状況で極限の恐怖に立ち向かうことになります。 IGNはこの二人の主人公が繰り広げる全く異なるホラー体験が、ゲームの最後の瞬間までプレイヤーを完全に夢中にさせてくれたと述べています。
圧倒的な戦闘力と経験を持つレオンと、知恵と勇気だけで生き延びようとするグレース、この対照的な二つの視点が交差することで、物語は重層的な深みを増していきます。
感情移入しやすい新主人公で純粋な恐怖を味わい、お馴染みの英雄で爽快なカタルシスを得るという構成は、プレイヤーを飽きさせない最高のスパイスです。
新しいキャラクターをファンに受け入れさせるのは非常に難しい課題ですが、IGNのレビューを読む限り、グレースはシリーズに新たな風を吹き込む魅力的な人物として見事に描かれているようです。
この二人の主人公による一貫したエンターテインメントの提供こそが、本作が名作と呼ばれる大きな要因の一つとなっています。
Game Informerが評価するサバイバルホラーとアクションの融合
老舗ゲーム情報誌のGame Informerは、本作に対して98点という事実上の満点に近い驚異的なスコアを付け、「本作はバイオハザードの最高傑作だ」と最大級の賛辞を贈っています。
彼らが最も高く評価したのは、シリーズが長年抱えてきたテーマである「恐ろしいサバイバルホラーとアクションの完璧な融合」を見事に実現した点です。
ホラーゲームにおいて、プレイヤーのアクション性が高まり自由度が増すと、恐怖感が薄れてしまうというのは、ゲームデザインにおける永遠のジレンマでした。 逆に恐怖を煽るためにプレイヤーの行動を制限しすぎると、ゲームとしての爽快感や操作の楽しさが損なわれてしまうという問題もあります。
Game Informerのレビューは、本作がこの難しい課題に対する究極の最適解を導き出したことを力強く宣言しています。
弾薬や回復アイテムが常に不足するギリギリの緊張感の中で、迫り来る脅威をアクションの腕前で打開していく快感は、サバイバルホラーの醍醐味そのものです。 本作はシリーズ30周年という大きな節目にふさわしい、これまでの集大成でありながら、同時に新たな基準を打ち立てる作品であると絶賛されています。
二人の主人公による異なるゲームプレイが、この「ホラー」と「アクション」のバランスを絶妙にコントロールする役割を果たしているのは間違いありません。 無力な状態からの逃走と隠れんぼ、そして限られた武装での決死の反撃、これらの緩急がプレイヤーの心拍数を常に高く保ち続けるのです。
過去のあらゆるホラーゲームを遊び尽くしてきたライターの視点からも、この「融合」がどれほどの高次元で達成されているのか、実際にプレイして確かめるのが今から楽しみでなりません。
Eurogamerが称賛する息が詰まる演出とノスタルジックな表現
独自の鋭い批評眼で知られるEurogamerは、本作に迷うことなく100点満点を付け、カプコンの演出力と表現力を手放しで絶賛しています。
彼らのレビューで特筆すべきは、「息が詰まるほどの見事な演出」と「ノスタルジックな表現」という言葉を用いて本作を評価している点です。
サバイバルホラーの恐怖は、単にグロテスクな敵を出せば良いというものではなく、音、光、間の取り方といった総合的な空間演出によって生み出されます。 プレイヤーが部屋の角を曲がる一瞬の躊躇、暗闇から聞こえる正体不明の足音、それらの演出が極限まで研ぎ澄まされ、文字通り息をするのも忘れるほどの恐怖体験が構築されているのでしょう。
さらに「ノスタルジックな表現」という評価は、本作が1998年のラクーンシティを舞台にしていることと深く結びついています。
古き良きブラウン管テレビのノイズや、ダイヤル式の電話機、当時の空気感を見事に再現した美術設定が、単なる懐かしさだけでなく、よりリアルな恐怖を増幅させているのです。 Eurogamerは、本作が美しく細部までこだわって作られ、磨き上げられた超大作であるとコメントを締めくくっています。
最新の技術を使って、あえて過去の時代設定を描くことで生み出される特有の不気味さと美しさは、現代のプレイヤーに新鮮な衝撃を与えるはずです。
シリーズのファンであれば思わずニヤリとしてしまうような小ネタやオマージュも、世界観を壊さない絶妙なバランスで散りばめられていることが予想されます。
この圧倒的な演出力によって描かれる1998年の地獄絵図は、プレイヤーの脳裏に一生消えない強烈なトラウマと感動を刻み込むことでしょう。
バイオハザードレクイエムの評価されたポイントとゲームシステムの深掘り
1998年のラクーンシティを舞台にした原点回帰の恐怖体験
本作の最大の魅力の一つであり、多くのレビュアーが高く評価したのが、物語の舞台が1998年の「ラクーンシティ」に設定されているという点です。
バイオハザードシリーズのファンにとって、ラクーンシティという名前は特別な響きを持っており、すべての惨劇の始まりとなった象徴的な場所です。 この崩壊していく街を再び、しかも現代の最高峰の技術で探索できるというだけで、多くのファンの期待値は最高潮に達しました。
スマートフォンも高性能なGPSも存在しない1998年という時代設定は、情報が遮断された孤立無援の恐怖を描く上で最高のスパイスとなります。 プレイヤーは限られた情報とアナログな地図だけを頼りに、ゾンビやクリーチャーが徘徊する地獄と化した市街地を手探りで進んでいかなければなりません。
薄暗い路地裏、荒らされた店舗、そして血まみれの警察署など、かつてピクセルで描かれていた光景が、生々しい現実感を持って目の前に広がります。
これは単なる過去作のリメイクではなく、新しい主人公の視点から描かれる全く新しいラクーンシティの物語であり、真の意味での原点回帰と言えます。 初期のシリーズ作品が持っていた、どこから敵が出てくるか分からない「見えない恐怖」と、閉鎖空間での「圧迫感」が見事に現代に蘇っているのです。
最新作でありながら、最も恐ろしかったあの頃のバイオハザードの空気感を色濃く纏っていることが、メタスコア高評価の根幹を支えています。
この絶望に満ちた街からの脱出劇は、ホラーゲーム史に残る凄惨で美しい体験となることは間違いありません。
新主人公グレースがもたらす息詰まる純粋なサバイバルホラー
本作において「純粋な恐怖」を担当するのが、新たに登場した主人公のグレースです。
特殊部隊の隊員でもなく、戦闘訓練を受けたエージェントでもない彼女は、ごく普通の一般人としてラクーンシティの惨劇に巻き込まれます。 圧倒的な力を持つクリーチャーを前にしたとき、彼女にできるのは身を隠し、息を潜め、一目散に逃げ出すことだけです。
この「戦う術を持たない無力感」こそが、グレース編における恐怖の核心であり、プレイヤーに息詰まるような緊張感を強いる最大の要因となっています。
少しの物音を立てただけで命取りになるステルス要素や、敵の視界を掻い潜ってアイテムを回収する極限のスリルは、アクションゲームとは全く異なる脳の部位を刺激します。 足音を忍ばせながら暗い部屋を進む際、コントローラーから伝わる微かな鼓動や、彼女の荒い息遣いが、プレイヤー自身の恐怖と完全にシンクロしていくのです。
強力な武器で敵をなぎ倒す爽快感がない分、知恵と観察力を駆使して死地を切り抜けた時の安堵感は、言葉では言い表せないほど大きなものになります。
ゲーム攻略ライターとして様々なステルスホラーをプレイしてきましたが、一般市民の視点に徹底的に寄り添ったこのゲームデザインは、非常に挑戦的でありながら見事に成功していると感じます。
パニック状態の中で冷静な判断を求められるグレース編のプレッシャーは、ホラーゲーム上級者であっても思わず悲鳴を上げてしまうほどのクオリティに仕上がっています。
彼女のサバイバルを通じて、プレイヤーは「生き延びる」ということの真の恐ろしさと喜びを実感することになるでしょう。
レオン編で体験できるシリーズ伝統の手ごたえあるアクション
逃げ隠れする恐怖が中心のグレース編とは打って変わり、レオンのパートではシリーズ伝統の「手ごたえあるアクション」を存分に堪能することができます。
幾多のバイオテロを生き抜き、卓越した戦闘スキルを身につけたレオンを操作するパートは、プレイヤーに圧倒的なカタルシスを提供してくれます。 迫り来る多数の敵に対して、ハンドガン、ショットガン、そして近接格闘術を駆使して立ち向かう様は、まさにアクション映画の主人公そのものです。
過去の作品、特にRE:4で高く評価されたパリィや体術といったシステムはさらに洗練され、より直感的でスタイリッシュな戦闘が可能になっていると推測されます。
しかし、決して無双できるわけではなく、敵の配置や攻撃パターンは非常にいやらしく、一瞬の油断が死に直結するシビアな難易度調整が施されています。 レオンの能力が高いからこそ、立ちはだかる敵もより凶悪で絶望的な存在として描かれており、アクションゲームとしての奥深さはシリーズ最高峰と言っても過言ではありません。
弾薬を節約するために敵の足を撃って体術に繋げるか、囲まれた状況を打破するために惜しみなく手榴弾を使うか、瞬時の状況判断が求められます。
この戦略的でリズミカルな戦闘システムは、プレイすればするほど上達を実感でき、何度でも繰り返し遊びたくなる中毒性を秘めています。
純粋な恐怖の後に訪れる、この「自分の力で道を切り開く」アクションの快感のコントラストが、本作全体の満足度を極限まで高めているのです。 レオンというキャラクターの魅力を最大限に引き出す、最高にクールで残酷なアクション体験がここには用意されています。
弾薬一発の重みが試される極限のリソース管理と戦術性
サバイバルホラーというジャンルにおいて、恐怖を演出するための最も重要なシステムが「リソース管理」であり、本作はこれを芸術的なレベルまで昇華させています。
「“弾一発”を撃つか撃たないか」という判断ひとつで明暗が分かれるというプレイレポートが示す通り、本作の物資の少なさは歴代でもトップクラスの厳しさです。
インベントリの空き容量は常に不足し、回復薬を持てば弾薬が持てず、強力な武器を持ち歩けば重要なキーアイテムを拾えなくなるというジレンマが常にプレイヤーを苦しめます。 目の前の敵を倒して安全を確保するべきか、それともダメージ覚悟で強行突破して弾薬を温存するべきか、一歩進むごとに重い決断を迫られるのです。
この極限の枯渇状態がもたらすプレッシャーは凄まじく、アイテムボックスを見つけた時の喜びや、弾薬をギリギリでやり繰りしてボスを倒した時の達成感は他のゲームでは絶対に味わえません。
無駄撃ちをすれば後で必ず詰むという恐怖があるからこそ、プレイヤーは一発一発の射撃に魂を込め、エイムに極限の集中力を発揮することになります。
さらに、リアルタイムでのアイテムの組み合わせ要素が導入されており、状況に応じて必要な物資をその場でクラフトする臨機応変な対応力が求められます。
この厳格なリソース管理システムがあるからこそ、本作は単なるお化け屋敷ではなく、知力と精神力を総動員して挑む本格的な「サバイバル」として成立しているのです。
プレイヤーの性格やプレイスタイルがインベントリの中身に色濃く反映される、このゲームバランスの妙こそが、多くのレビュアーを唸らせたポイントの一つです。
最新グラフィック技術が描き出す恐ろしくも美しい世界観
バイオハザードレクイエムの評価を決定づけるもう一つの大きな要因が、最新のグラフィック技術によって描き出される圧倒的なビジュアル表現です。
カプコンが誇る内製エンジンはさらなる進化を遂げ、実写と見紛うほどのフォトリアルなグラフィックで、腐臭さえ漂ってきそうなラクーンシティを見事に構築しています。
キャラクターの肌の質感、衣服の汚れ、さらには恐怖に歪む表情の微細な変化に至るまで、信じられないほどの解像度で描写されており、プレイヤーの没入感を究極まで高めます。
特に秀逸なのがライティングの技術であり、懐中電灯の頼りない光が闇を切り裂く表現や、炎の揺らめきが作り出す不気味な影の動きは、それだけで十分な恐怖演出となっています。
血だまりの反射や、雨に濡れたアスファルトの質感など、細部への異常なまでの執着が、狂気に満ちた世界に奇妙なほどの「美しさ」を与えているのです。
ホラーゲームにおいてグラフィックの進化は、グロテスクさを増すだけでなく、その空間が「本当にそこに存在している」という説得力を持たせるために不可欠な要素です。 壁のシミ一つ、転がっている空き缶一つにまで意味を持たせる緻密な背景デザインは、探索の楽しさを倍増させ、世界観の奥深さをプレイヤーに伝えてくれます。
PC版の最高設定やPS5の性能をフルに引き出した映像美は、まさに次世代のサバイバルホラーと呼ぶにふさわしい圧倒的なクオリティを誇っています。
美しいからこそ恐ろしい、リアルだからこそ目を背けたくなる、そんな究極の映像体験がプレイヤーを待ち受けているのです。
過去のナンバリングタイトルにおけるメタスコアとの比較分析
本作の88点というメタスコアがいかに優れた記録であるかを理解するために、シリーズの過去の代表的なタイトルのスコアと比較してみましょう。
バイオハザードシリーズは長い歴史の中で、常にゲーム業界の最前線を走り続けており、その評価の変遷はサバイバルホラーの歴史そのものと言えます。
| タイトル名 | 発売年 | メタスコア | 備考 |
|---|---|---|---|
| バイオハザード4 | 2005年 | 96点 | TPS視点の導入、アクション性の革命 |
| CODE:Veronica | 2000年 | 94点 | フルポリゴン化による演出の強化 |
| バイオハザード RE:4 | 2023年 | 93点 | 傑作の完璧な現代的再構築 |
| バイオハザード レクイエム | 2026年 | 88点 | オリジナルナンバリング最新作 |
この比較表を見ると、シリーズ最高傑作と名高い『バイオハザード4』の96点がいかに異常な数字であるかが分かります。
しかし、過去の名作やそのリメイクが高いスコアを獲得しやすい傾向にある中で、完全新作である本作が88点を獲得したことの価値は非常に重いものです。 既存のシステムをブラッシュアップするだけでなく、二人の主人公による全く新しいゲームプレイを提示し、それが世界中で受け入れられた結果がこの数字です。
過去のレガシーに敬意を払いつつも、それに縛られることなく新しい恐怖を追求した開発陣の挑戦が、メタスコアという客観的な形で高く評価されました。
このスコアは、バイオハザードというブランドが今なお進化を続けており、決して過去の栄光にすがるだけのIPではないことを世界に向けて力強く証明しています。
今後リリースされるであろう新作にとっても、このレクイエムの評価が一つの巨大なハードルとなり、シリーズ全体のクオリティの底上げに繋がっていくことでしょう。
歴代ファンと新規プレイヤー双方を魅了する緻密なレベルデザイン
メタスコア高評価の裏側には、ゲームの面白さを根底から支える、緻密に計算されたレベルデザイン(マップ構成や敵の配置)の存在があります。
本作のレベルデザインは、探索の楽しさと恐怖のバランスが絶妙に調整されており、歴代シリーズのファンも、本作から初めてプレイする新規プレイヤーも、等しく夢中になれるよう設計されています。
迷路のように入り組んだラクーンシティの街並みや施設は、一見すると複雑で迷いやすそうに見えますが、プレイヤーを自然と正解のルートへと誘導する見事な導線が引かれています。 施錠された扉を迂回し、苦労してアイテムを手に入れてショートカットを開通させた瞬間のカタルシスは、メトロイドヴァニア的な探索の喜びそのものです。
また、敵の配置も単なる嫌がらせではなく、プレイヤーの心理の裏をかくような巧妙な場所に潜んでおり、常に緊張感を保ったままマップを隅々まで探索したくなるよう作られています。
初心者には分かりやすいヒントや救済措置が用意されている一方で、熟練プレイヤー向けには隠しアイテムや高難易度のやり込み要素が豊富に用意されており、懐の深いゲームデザインとなっています。
どこへ行けばいいのか分からないというストレスを感じさせることなく、未知の領域へ踏み込む恐怖だけを純粋に提供する、熟練の職人技とも言えるマップ構成です。
この完璧にコントロールされたプレイフィールこそが、18メディアに100点満点を付けさせた、ゲームとしての基礎体力の高さを証明しています。
ただマップを歩き回るだけで面白い、そう思わせるほどの緻密な世界構築が、本作を歴史的な名作へと押し上げているのです。
まとめ
今回は『バイオハザード レクイエム』がメタスコア88点という高評価を獲得した理由と、世界中のメディアから絶賛されている評価ポイントについて詳細に解説してきました。
2005年の『4』以来となるオリジナルナンバリング最高評価の裏には、原点回帰の恐怖と最新のアクションが見事に融合した、圧倒的な完成度の高さがありました。 グレースとレオンという二人の主人公が織りなす全く異なるサバイバルホラー体験は、プレイヤーにこれまでにない衝撃と感動を与えてくれるはずです。
18メディアが満点を付けたという事実は、本作がすべてのゲームファンにとってプレイ必須のマスターピースであることを証明しています。
極限のリソース管理、緻密なレベルデザイン、そして息を呑むグラフィック、そのどれをとっても最高峰のクオリティです。 ラクーンシティでの新たな惨劇を、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。 慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。























