編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、 バイオハザードレクイエムのエンディング分岐や、 選択の発生タイミングが気になっていると思います。
エンディングの種類や効率的な回収方法など、 迷いやすいポイントを網羅しました。
この記事を読み終える頃には、 ルート分岐の疑問が解決しているはずです。
- エンディングは全二種類
- 選択肢で結末が変化
- 直前セーブで両方回収
- 特定条件で実績を解除
それでは解説していきます。
エンディング分岐の基本情報 : 結末と種類を徹底解説
エンディングは全部で2種類存在
本作のストーリーを締めくくる結末は、 プレイヤーの最後の決断によって大きく二つの道に分かれます。
バイオハザードレクイエムにおいて用意されているエンディングは、 「エルピスを破壊」するルートと、 「エルピスを解放」するルートの合計2種類です。
これまでの道中での細かな行動や、 特定のアイテムの取得状況などは、 分岐条件には一切影響しません。
物語の最終局面で提示される、 たった一つの選択肢を選ぶだけでルートが確定する、 シンプルな仕様となっています。
複雑なフラグ管理を気にする必要がないため、 純粋にストーリーに集中してゲームを進めることが可能です。
それぞれのルートで待ち受ける展開は全く異なるため、 プレイヤー自身がどのような結末を望むかによって、 プレイ体験が大きく変わってきます。
バッドエンド「エルピスを破壊」の特徴
選択肢の中で「エルピスを破壊」を選んだ場合、 物語はいわゆるバッドエンドのルートへと進みます。
このルートの最大の特徴は、 選択をした直後にイベントムービーが進行し、 そのままラスボス戦に突入することなく、 ストーリーがクリア扱いになる点です。
戦闘を回避して即座にエンディングを迎えられるため、 ゲームのクリア時間を大幅に短縮することができます。
クリア後の要素を解放するための周回プレイにおいて、 ゲーム内通貨であるCPを効率よく稼ぎたい場合には、 この破壊ルートを選ぶのが圧倒的におすすめです。
ただし、ストーリー上の結末としては、 非常に後味の悪い展開となり、 残された謎や登場人物たちの運命に暗い影を落とすことになります。
戦闘の負担を減らしたい方や、 まずは手早く1周目を終わらせたい方に適したルートと言えるでしょう。
グッドエンド「エルピスを解放」の特徴
もう一つの選択肢である「エルピスを解放」を選ぶと、 物語は真の結末へと向かうグッドエンドルートに突入します。
こちらのルートでは選択後に緊迫したイベントシーンが展開され、 そのまま本作の最終関門であるラスボス戦へと移行します。
バッドエンドルートとは異なり、 プレイヤー自身の腕で強大な敵を打ち倒さなければ、 エンディングを迎えることはできません。
弾薬や回復アイテムといったリソースの管理、 そして的確なエイムと回避行動が求められるため、 難易度は跳ね上がります。
しかし、その苦難を乗り越えた先にあるエンディングは、 これまでの過酷なサバイバルを報いてくれるような充実した内容となっています。
さらに、ゲーム内の特定のチャレンジ項目を達成するためには、 こちらのルートでクリアすることが、 必須条件となっているケースが多いです。
エンディング分岐による各種数値の比較
プレイヤーの選択がもたらす影響をより分かりやすく把握するために、 二つのルートの違いを表にまとめました。
ご自身のプレイスタイルや、 現在の周回目的と照らし合わせてルート選びの参考にしてください。
| 項目 | エルピスを破壊 (バッドエンド) | エルピスを解放 (グッドエンド) |
|---|---|---|
| ラスボス戦の有無 | 発生しない | 発生する |
| クリアタイムへの影響 | 大幅に短縮される | 戦闘時間分だけ延長される |
| 求められる戦闘難易度 | なし (即クリア) | 非常に高い (最終決戦) |
| リソース消費量 | 全く消費しない | 武器・弾薬・回復薬を激しく消費 |
| 主なルート選択目的 | CP稼ぎ・時短周回 | 真エンディング到達・実績解除 |
1周目で両方のエンディングを見る手順
本作の親切な設計として、 1周目のプレイデータを活用するだけで、 2種類すべてのエンディングを回収することが可能です。
そのための手順としては、 まず選択肢の場面で「エルピスを破壊」を選択し、 バッドエンドを迎えてストーリーをクリアします。
エンディングスタッフロールとクリアリザルト画面を確認した後、 システムデータにクリア状況が保存されます。
その後、タイトル画面からゲームを再開する際、 コード入力直前のゲームプレイ状態、 つまり選択肢が表示される直前のタイミングに戻ることができます。
この機能を利用して再開したデータで、 今度は「エルピスを解放」を選択し、 ラスボスとの戦闘に挑んで勝利を収めます。
これでグッドエンドもクリア扱いとなり、 1回の通しプレイで両方のルートの結末を見届けることができるというわけです。
選択の発生タイミング : セーブすべき最重要ポイント
グレースとレオンの合流地点が運命の分かれ道
物語を左右する運命の選択は、 ゲーム終盤の施設「ARK」の深部において発生します。
これまで別々のルートを進みながら謎を解き明かしてきたグレースとレオンの二人が、 ついに合流を果たす場面がその舞台です。
プレイヤーの操作キャラクターがレオンからグレースへと視点変更された直後、 この重要な決断を下すことになります。
周囲の環境音やBGMもこれまでの探索とは打って変わり、 物語がクライマックスに到達したことを、 プレイヤーに強く印象付ける演出が施されています。
この合流ポイントに到達するまでには、 多数の強力なクリーチャーとの連戦を潜り抜けてくる必要があるため、 プレイヤーの疲労もピークに達している頃合いです。
だからこそ、この場面での操作ミスやセーブのし忘れには、 細心の注意を払わなければなりません。
B.O.W.ストレージ-11でのリッカー戦後の注意点
選択肢が発生する直前のエリアには、 本作でも屈指の難所が存在します。
それがレオンを操作して進むことになる、 「B.O.W.ストレージ-11」という広大な保管庫エリアです。
このエリアでは、視覚を持たない代わりに、 鋭い聴覚と高い攻撃力を誇るクリーチャー「リッカー」が大量に出現します。
物音を立てずに慎重に進むか、 豊富な火力を注ぎ込んで殲滅するかの判断が求められる、 非常にプレッシャーのかかる場面です。
多くのプレイヤーはこのリッカーの群れをなんとか退けた後、 安堵のあまりそのまま先へと急いで進んでしまいがちです。
しかし、ストレージの奥にあるエレベーターに不用意に乗り込んでしまうと、 後戻りのできないイベントへと一直線に進んでしまいます。
エレベーターに乗る前に必ずスタッフルームへ
エンディング直前の確実なセーブデータを残しておくためには、 プレイヤー自身で意識的に立ち止まる必要があります。
「B.O.W.ストレージ-11」での死闘を終え、 目標地点であるエレベーターの前に到着したら、一度立ち止まってください。
エレベーターの起動スイッチを押す前に、 来た道を少し戻ってマップ上にある「スタッフルーム」へと向かいましょう。
このスタッフルームの中には、 ゲームの進行状況を記録できるタイプライターと、 アイテムを整理できるアイテムボックスが設置されています。
ここで必ず手動でセーブデータを複数作成し、 万が一の事態に備えておくことが、 攻略ライターとして最も強く推奨するポイントです。
このセーブデータさえ確保しておけば、 後からエンディングを回収し直したり、 ラスボス戦の装備構成をやり直したりすることが容易になります。
グレース視点への切り替わりと一方通行の罠
なぜスタッフルームでのセーブがこれほどまでに重要なのかというと、 ゲームの仕様上、不可逆な進行ポイントが存在するからです。
エレベーターに乗って先へ進み、「中央精製システム」に到着すると、 強制的にカットシーンのムービーが再生されます。
このムービーの終了と同時に、 操作キャラクターがレオンからグレースへと完全に切り替わり、 レオンの元へと駆けつける展開になります。
ここで注意すべき最大の罠は、 グレース視点になった時点で後方への扉がロックされ、 先ほどのセーブ地点に戻ることができなくなるという点です。
つまり、完全な一方通行のエリアに閉じ込められてしまうため、 もしセーブを忘れていれば、 再び最初から、あるいはずっと前のデータからやり直す羽目になります。
このような悲劇を防ぐためにも、 視点が切り替わる前のレオン操作の段階で、 必ず記録を残しておく癖をつけておきましょう。
ストレージ-11の突破に向けたアイテム管理
スタッフルームに戻った際は、単にセーブをするだけでなく、 アイテムボックスの中身をしっかりと整理しておくことも重要です。
これから待ち受けるかもしれないラスボス戦(解放ルートを選ぶ場合)に備えて、 強力な武器や弾薬をインベントリに引き出しておきましょう。
道中で集めたガンパウダーや薬液は、 このタイミングで惜しみなく最高位の弾薬や回復薬にクラフトしてしまうのが定石です。
逆に、謎解きに使用しただけの不要なキーアイテムなどはすべてボックスに預け、 インベントリの空き枠を最大限に確保しておきます。
準備を万端に整えてからエレベーターに乗り込むことで、 その後の選択や戦闘に心置きなく集中できるはずです。
ルート別の攻略メリット : チャレンジとCP稼ぎの効率化
タイムアタックにおけるルート選択の重要性
ゲームをやり込むプレイヤーにとって、 クリアタイムを競うタイムアタック(スピードラン)は大きな目標の一つです。
本作においてもクリアタイムによるランク評価が存在し、 最高評価を獲得するためには無駄な行動を極限まで削ぎ落とす必要があります。
ルート分岐は、このタイムアタックにおいて非常に重大な意味を持っています。
なぜなら、バッドエンドルートを選択すれば、 数分から十数分を要するラスボス戦を丸ごとスキップできるからです。
ただ純粋にタイムの短さだけを追求するのであれば、 「エルピスを破壊」するルートを選ぶのが最も理にかなった戦略となります。
しかし、ゲーム内で設定されている特別なチャレンジ項目の中には、 そう単純にいかないものも存在します。
4時間以内クリアを達成するための条件
プレイヤーの前に立ちはだかる高い壁として、 「4時間以内にストーリーをクリアする」という高難易度のチャレンジが用意されています。
このチャレンジの達成を目指すにあたって、 絶対に間違えてはならない罠が仕掛けられています。
それは、このチャレンジの達成条件として、 「エルピスを解放」のルートを通ることが明確に指定されているという事実です。
つまり、タイムを短縮したいからといってバッドエンドの破壊ルートを選んでしまうと、 たとえ3時間台でクリアしたとしてもチャレンジは達成扱いになりません。
4時間という厳しい制限時間の中で、道中の探索を最適化し、 さらにラスボス戦をも迅速に終わらせるプレイスキルが求められるのです。
事前にマップ構造や謎解きの答えを完全に頭に入れ、 無駄のない動きを構築することが攻略の鍵となります。
CPを効率よく稼ぐためのバッドエンド活用法
ゲーム内の様々な報酬と交換できるCP(クリアポイント)を稼ぐ作業は、 多くのプレイヤーが通る道です。
無限弾薬が使える武器や、特別なコスチュームなどをアンロックするためには、 膨大な量のCPが必要になります。
このCPを時間効率よく稼ぎ出すためのテクニックとして、 バッドエンドルートの活用が挙げられます。
やり方は非常にシンプルで、 難易度を一番低く設定した上でゲームを開始し、最短ルートでクリアを目指します。
そして最後の選択肢で「エルピスを破壊」を選び、 ラスボス戦を省略してすぐにエンディングとリザルト画面に到達します。
これを何度も繰り返すことで、1周あたりのプレイ時間を極限まで圧縮し、 時給換算でのCP獲得量を最大化させることができるのです。
獲得CPと交換アイテムの目安比較
CPを集めることでどのような恩恵が得られるのか、 主要な交換アイテムとそのコスト感を表にまとめました。
目標とするアイテムに合わせて、 何周のバッドエンド周回が必要になるかを計算してみてください。
| 交換アイテムの種類 | 必要なCPの目安 | 解放による攻略への影響度 |
|---|---|---|
| 無限ハンドガン | 10,000 CP | 中 (序盤の弾薬節約に貢献) |
| 無限アサルトライフル | 30,000 CP | 高 (中盤以降の制圧力アップ) |
| 無限ロケットランチャー | 80,000 CP | 特大 (あらゆる敵を瞬殺可能) |
| キャラクターフィギュア | 各 500 CP | なし (観賞用のコレクション要素) |
| コンセプトアート集 | 各 200 CP | なし (世界観を深掘りする資料) |
ラスボス戦へ向けた準備と弾薬管理
真の結末を見届けるため、 あるいは4時間以内クリアのチャレンジを達成するために「エルピスを解放」ルートを選ぶ場合、 入念な準備が必要です。
ラスボスは非常に高い耐久力と、 広範囲に及ぶ強力な攻撃パターンを持っています。
道中の戦闘でマグナムの弾やグレネードランチャーの炸裂弾といった高火力なリソースを使い果たしてしまうと、 ここで完全に詰んでしまう恐れがあります。
そのため、ゲームの中盤以降は常に、 「これはラスボスのために温存すべきか?」という判断を迫られることになります。
雑魚敵はハンドガンで足を撃って怯ませてから通り抜けたり、 ナイフでのカウンター攻撃を活用したりして、強力な弾薬の節約に努めましょう。
アイテムボックス内にどれだけの火力を残しておけるかが、 グッドエンドルートを突破するための最大の試金石となります。
道中の中央精製システム到達までの難所解説
大量のリッカーが湧くストレージ-11の突破法
分岐選択の直前に控える「B.O.W.ストレージ-11」は、 多くのプレイヤーが初見で絶望を味わうポイントです。
薄暗い倉庫内に多数のコンテナが迷路のように配置されており、 視界が極端に制限されています。
そこへ、天井や壁を這い回るリッカーが複数体同時に出現するため、 パニックに陥りやすい環境が整っています。
特定のコンテナの隙間を通ったり、特定のキーアイテムを取得したりすることがトリガーとなって、 新たなリッカーがスポーンする仕組みです。
まずは焦らずに周囲の環境音に耳を澄まし、 リッカーの独特な鳴き声や、爪で金属を引っ掻く音の方向から、 敵の位置を特定することが重要になります。
闇雲に走り回るとすべてのリッカーの注意を引きつけてしまい、 一斉攻撃を受けてあっという間にゲームオーバーになってしまいます。
音を立てずに進むか殲滅するかの判断基準
リッカーの特性として、 視力を持たない代わりに聴覚が異常に発達しているという点が挙げられます。
プレイヤーが走る足音や、銃の発砲音には即座に反応し、 恐ろしい速度で距離を詰めて飛びかかってきます。
この特性を利用し、しゃがみ歩きや、 武器を構えた状態でのゆっくりとした移動を徹底することで、 敵に気づかれずに背後を通り抜けるステルスプレイも可能です。
弾薬に余裕がない場合や、とにかく被ダメージを抑えたい場合は、 この隠密行動が最適解となります。
一方で、インベントリに高火力の武器が十分にあり、 安全に探索を済ませたい場合は、 一体ずつ確実におびき寄せて殲滅していく戦術も有効です。
自身の現在のリソース状況と、プレイヤーの操作スキルを天秤にかけて、 どちらのアプローチを取るべきかを冷静に判断してください。
閃光手榴弾とショットガンの効果的な使い方
もし殲滅戦を選ぶ場合や、 誤って音を立ててしまいリッカーに見つかってしまった場合に頼りになるのが、 特定の武器の組み合わせです。
リッカーに対して最も有効なサブウェポンは、 強烈な光と音を発する「閃光手榴弾」です。
これをリッカーの近くで炸裂させることで、 一時的に聴覚と感覚を完全に奪い、長時間無防備な状態にすることができます。
敵がもがき苦しんでいる隙に接近し、 近距離で威力を発揮する「ショットガン」の散弾を頭部などの弱点に全弾叩き込みましょう。
この戦法であれば、比較的安全かつ少ない弾薬消費で、 リッカーを素早く処理することが可能です。
閃光手榴弾は非常に強力なアイテムなので、道中の探索で見つけた場合は必ず拾い集め、 このストレージ-11での決戦のために温存しておくことをおすすめします。
各種武器の対リッカー性能比較
リッカーとの戦闘において、どの武器を使うべきか迷った際の参考に、 武器ごとの性能と有効度を表にまとめました。
状況に応じて適切な武器を持ち替えることが、 生存率を高めるための基本技術です。
| 武器種 | リッカーへの有効度 | 戦闘時の使用感と注意点 |
|---|---|---|
| ハンドガン | 低 | ダメージが低く足止めにも不向き。使用は推奨しない。 |
| サブマシンガン | 中 | 連射で怯ませることは可能だが、弾薬の消費が激しい。 |
| ショットガン | 高 | 至近距離での頭部狙いが強力。ダウンを奪いやすい。 |
| マグナム | 特大 | 1〜2発で確殺できる最強の切り札。弾薬の枯渇に注意。 |
| 閃光手榴弾 | 必須級 | 敵の動きを完全に封じ込める。攻防一体のキーアイテム。 |
被ダメージを抑えるための立ち回りとガード
狭い通路でリッカーと鉢合わせてしまった場合、 回避が困難な状況に陥ることがあります。
そのような緊急事態には、 本作のシステムである「ガード」アクションを迷わず使用してください。
タイミングよくボタンを入力することで敵の攻撃をガードし、 受けるダメージを大幅に軽減することができます。
リッカーの飛びかかり攻撃や、鋭い舌による薙ぎ払いは威力が非常に高いため、 直撃を受けると一気に体力を削られてしまいます。
攻撃を避けるのが難しいと判断したら、無理に反撃しようとせずにガードを固め、 敵の攻撃モーションが終わった直後の隙を突いて反撃に転じるのが安全な立ち回りです。
体力ゲージの色を常に緑色(ファイン状態)に保つことを意識し、 少しでもダメージを受けたら早めに回復アイテムを使用する決断力も、 サバイバルには欠かせません。
過去作との比較から見るレクイエムの分岐システム
バイオハザードシリーズにおける伝統的な分岐
バイオハザードというゲームシリーズの歴史を振り返ると、 物語の分岐要素は古くから採用されてきた伝統的なシステムです。
初代バイオハザードにおける仲間の救出状況によるエンディングの変化や、 バイオハザード3でのライブセレクションによるリアルタイムな行動分岐など、 プレイヤーの選択が結末を左右する仕掛けはファンの間で常に議論の的となってきました。
近年ではバイオハザード7において、 中盤でどちらの人物に血清を打つかという究極の選択が用意され、 プレイヤーの倫理観や感情を大きく揺さぶりました。
本作レクイエムの分岐システムも、そうした過去作のDNAを色濃く受け継ぎながら、 現代のプレイスタイルに合わせてより洗練された形で実装されています。
エンディング直前のワンチャンスの選択肢という形式は、 途中のフラグ管理の煩わしさを排除し、 誰もが物語のクライマックスに集中できるという点で非常に優れています。
レクイエムならではの視点切り替えギミック
過去作の分岐システムと本作レクイエムが明確に異なるのは、 選択を下す場面に「視点切り替え」というザッピングのギミックが絡んでいる点です。
これまでずっとレオンの背中を追いかけ、彼と共に死線を潜り抜けてきたプレイヤーが、 最終決戦を目前にして突然グレースの視点へと移されます。
この演出により、プレイヤーはレオンの視点からでは見えなかった状況や、 グレース自身が抱える葛藤を肌で感じることになります。
それぞれ異なる目的と背景を持った二人の主人公が交差する瞬間において、 どちらの選択が正しいのかという重い問いかけが投げかけられるのです。
ゲームシステムとしての単なる分岐ではなく、 物語の厚みを増すためのストーリーテリングの手法として、 この視点切り替えは見事に機能しています。
ストーリーの没入感を高める演出の妙
選択肢が表示される画面においても、 プレイヤーの没入感を高めるための細やかな演出が光ります。
「エルピスを破壊」と「エルピスを解放」という二つのテキストが表示されている間、 コントローラーは微かに心音のようなリズムで振動を続けます。
背景のBGMは環境音に溶け込むような不穏なメロディを奏で、 周囲の風景もわずかに歪んで見えるような視覚効果が加えられています。
これらの演出が組み合わさることで、 プレイヤーはゲームのキャラクターと一体化したかのような、 極度の緊張感を体験することになります。
攻略情報として「どちらを選べばどうなるか」を知っていたとしても、 いざその場面に直面すると、思わずコントローラーを握る手に力が入ってしまうはずです。
このような感情を揺さぶる演出の妙こそが、 サバイバルホラーというジャンルを牽引し続ける本シリーズの真骨頂と言えるでしょう。
プレイヤーの選択がもたらす結末の重み
エンディングの分岐は、 単にゲームのクリア条件や実績解除のためだけのシステムではありません。
プレイヤー自身がその世界に干渉し、 物語の結末を自分自身の手で選び取るという、 ゲームというメディアならではの体験の核心です。
バッドエンドを選んで後悔の念を抱くことも、 グッドエンドを選んで強大な敵との死闘に歓喜することも、 すべてはプレイヤー自身の決断の結果です。
1周目でどちらのルートを選んだか、 そして2周目で別の結末を見た時に何を感じたか。
そういったプレイヤー一人ひとりの心の動きこそが、 本作が提供しようとしている最大のエンターテインメントなのだと、 攻略ライターの立場からも強く感じます。
ぜひ、事前情報を頭に入れた上でも、 あなた自身が最も納得できる結末をその手で掴み取ってください。
まとめ
バイオハザードレクイエムのエンディング分岐について、 その種類から選択の発生タイミング、 そしてルートごとの攻略メリットに至るまで詳しく解説してきました。
ストーリーの結末を左右する重要な選択は、 「エルピスを破壊」と「エルピスを解放」の2種類であり、 ゲーム終盤の「ARK」内部、グレースとレオンが合流するタイミングで発生します。
取り返しのつかない事態を避けるためには、 選択が発生する直前、 レオンが「B.O.W.ストレージ-11」を突破してエレベーターに乗る前に、 必ず「スタッフルーム」に戻ってセーブデータを残しておくことが最重要です。
CP稼ぎやタイム短縮を狙うならバッドエンドの「破壊」ルートを、 チャレンジ達成や真の結末を見届けたいならグッドエンドの「解放」ルートを選択しましょう。
直前のセーブデータを活用することで1周のプレイで両方のエンディングを容易に回収できるため、 ご自身の目的に合わせて計画的にゲームを進めてください。
この解説が、 皆さんのサバイバルと完全クリアへの道標となることを願っています。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。 慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。























